2024年06月25日

約40年ぶりの再会

県議会が21日に開会し、現在は議案調査日にあたりますが、本日は調査と政策課題の意見聴取のために上京しました。

まず、横浜の「横浜はしけ運送事業協同組合」を訪問。

実は現在、当該組合の常務理事をされている小川嘉章氏は私がかつて三井倉庫に勤務していた時の同僚(先輩)であることから、来月に予定されている岩手県議会港湾振興議員連盟の県外視察先を要請したところ快諾を頂いていた経緯から、内容の確認と挨拶を兼ねて訪問したところです。当該組合は従来のはしけ事業から脱却してコンテナ専用はしけ”グリーンシップ”を考案、脱炭素を目指した東京湾内の循環輸送を実践するなどの先進的な取り組みをされているのが注目される点です。

また、専務理事である網代勝夫氏もUASCの船会社のスーパーカーゴとして以前に私も大変にお世話になった方であり、今回は約40年ぶりに再会を果たしました。残念ながら網代氏は私の存在の記憶が薄く、いささかがっかりしましたが、お話を伺っているとこの40年間に貨物船のオペレーションだけでなくターミナル整備や国交省との厳しい折衝など、濃密な時間を過ごされたと拝察し、私如きの若輩者の記憶は飛んでしまっても当然と後刻感じたところです。併せて40年間に及ぶ港湾環境の劇的な変化についても意見交換を通じて痛感しました。

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【UASCの在来船 IBN TUFAIL号】


夕刻には、「国際経済政策調査会」を訪問。小野寺出氏らとILCの現状と課題について忌憚のない意見交換をしました。霞が関事務方では文科省と内閣府との連絡会議が常設されるなどの新しい動きがある一方、まだまだ乗り越えていかねばならない課題について認識を共有し、有意義な時間を過ごすことができました。

これからも定期的に情報交換をする必要性を互いに強く認識したところです。

さすがに東京の梅雨時は岩手の3倍も蒸し暑さを感じる天気でしたが、久々に充実感を得た一日になりました。
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2024年06月24日

WIN-WINの関係を目指して

本日は午後から盛岡市内にて岩手県建設産業団体連合会の通常総会に議長代理で出席し、祝辞を述べました。

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その後、地元一関市に戻りRIP(両磐インダストリアルプラザ 金澤英治会長)の総会に会員の身分として参加。
この4月から一関高専の校長に就任された小林淳哉氏から「企業と高専がWin-Winとなるために」をテーマに講演がありました。

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これが中々興味をそそる話の中身で、目的を達成するために何をすべきかを実体験に基づいての内容でした。何かが足りないから止めるではなくてどうしたら前に進めるのかを追求する手立てに関して貴重な示唆を頂きました。

金澤会長からは外国人の実習制度に関して国の制度改正があり、今後市と県が連携した補助金のあり方について提言がありました。しっかり前に進めるよう私も尽力します。

このRIPには金澤社長のお父様からお誘いを受けて入会したのがきっかけで、これまでILCに関してもRIPでは吉岡先生を講師に招聘するなど何度も勉強会を実施してきました。今日も会員間の意見交換会ではILC実現の期待がしぼんでいるとの率直な感想がありましたが、少しでもチャンスがある限り私は粘り強く活動を継続発展させていくことをお話させて頂きました。

本日参加された会員(主に製造業に携わる会社の経営者)は中核が50代になっており、時代の変遷を感じました。
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2024年06月23日

梅雨の戦没者慰霊祭に参加して

本日は連日のむせ返るような高温から一転、朝から霧雨のち雨降りへと一気に梅雨に突入。

午前中は社員の家族の火葬に参列後、地元摺沢地区戦没者慰霊祭に参列。午後は地元の那須議員と市政課題について情報共有後に「おきた林業祭」に参上、夜は来月14日に行われるファイナル同級会の最終打ち合わせ会へ。

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【摺沢地区慰霊祭で追悼の言葉を述べる那須勇市議会議員】


毎年5月の連休中に行われる慰霊祭が今年はこの時期に行われました。摺沢公園の忠魂碑前にて開催される予定が急遽摺沢市民センターに場所が変更され、大ホールのステージ上で役員のみの参加の形となりました。

戦没者慰霊祭で思い出すのは初当選後に初めて公的行事に案内をもらったのがこの慰霊祭。今から四半世紀前のことで、まさに当時の開催も忠魂碑前で遺族会と戦争に赴いた戦友会の方々との合同開催で50人強の関係者が集まっていました。私は臨時議会も始まる前で議員バッジもまだもらっていない段階で、いきなり司会から追悼のことばをお願いしますと言われてかなりの量の嫌な脂汗をかいた記憶は今でも鮮明です。

大概のイベントの祝辞ならばなんとかこなせるにしても、追悼のことばだけはごまかしがききません。

当時は町会議員の那須勇氏の父上であった那須甫議員が私より順番が前に言葉を述べられたので、少しづつ甫議員の言葉をなぞって急場をしのいだのでした。以後、戦没者追悼式には必ず原稿を用意して臨むようにしています。

この教訓から戦争に対する経験値のなさや認識の底浅さを自覚し、また、小原伸元町長の見識や示唆に触れることによって戦後史について勉強するようになりました。

今日の慰霊祭をみても参加者の高齢化と規模の急速な縮小は著しいものがあり、これから祖国を守るために散華された英霊を誰が慰霊し、平和の大切さを誰が伝えていくのか、つきつけられた課題は深刻なものがあります。

おそらく形を変えて戦没者慰霊祭の存続を模索していくことにはなるでしょうが、平和教育については政治思想を完全に切り離すことがは困難であると私は考えることからよほどの注意が求められることとなります。
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2024年06月21日

6月定例議会が開会

令和6年度最初の定例議会が開会しました。
ひな壇には新しい部長さん方が着席。少し緊張した面持ちです。答弁は無難に済ますのではなく問題意識を明確にした未来戦略型でぜひお願いしたいと思います。

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本日提案された令和6年度岩手県一般会計補正予案(第2号)の総額は20億3649万円。

その主なものは

・(新規)経営者保証非提供促進資金貸付金
経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速させ、国の新たな制度と連動した経営者保証を不要とする融資に係る貸付原資の一部を金融機関に預託しよとするもの

融資枠    1、000、000千円
貸付限度額     80、000千円
貸付期間及び利率  3年以内 年1.9%以内、3年超10年以内 年2.1%以内

・港湾災害復旧事業費 
令和6年2月に発生した強風・波浪により被災した港湾施設の災害復旧に要する経費について、補正しようとするもの

補正額      320、890千円

・(新規)被災者農業者緊急支援事業費補助
令和6年2月に発生した大雪により農業用施設等に被害を受けた農業者の農業経営の安定化を図るため、農産物の生産に必要な施設の再建等に要する経費について、補助しようとするもの

補正額       77、000千円
補助先 市町村
補助率 2分の1、10分の10

です。

私の所属する文教委員会には予算案がなく、今回は請願審査と執行部説明に対する質疑意見交換となります。

私も今回は準備を進めて委員会に臨みます。
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2024年06月19日

ウィリーメイズ氏が逝去

最近、同年代の知人のご逝去が相次いてとても心悲しいです。
本日も大東町で地域活動に熱心に活動された方が急死され、弔問に行ってきました。

花巻市議の大原健氏は地域政党いわてを旗揚げした時に参画してくれて、以来ずっとお付き合いをさせて頂いた唯一の市議メンバーでした。入院されていたことも知らずに訃報を聞き、とても残念です。22日(土)には心をこめて感謝の意を伝えたいと思います。


海の向こうの大リーグでも名選手が他界されました。

ウィリー・メイズさんが死去 大リーグ最高の万能選手
【日本経済新聞電子版 2024年6月19日 12:05】

【ロサンゼルス=共同】米大リーグで通算660本塁打、3293安打を放つなど「史上最高の万能選手」と呼ばれたウィリー・メイズさんが6月18日、死去した。93歳だった。米大リーグ機構が発表した。

走攻守の三拍子そろった外野手。黒人リーグを経て20歳の1951年にジャイアンツでメジャーデビューし、20本塁打、新人王。52年途中から兵役に就き、復帰した54年に3割4分5厘で首位打者になるなどし、最優秀選手に選ばれた。

同年のインディアンス(現ガーディアンズ)とのワールドシリーズ第1戦、背走しながら中堅後方への飛球を好捕した。シリーズ制覇の流れをつくったプレーは「ザ・キャッチ」として語り継がれ、メジャーの歴史で最高の守備の一つになった。

本塁打王と盗塁王は4度ずつで、54年から20年連続でオールスターに選出された。史上唯一の「3千安打、300本塁打、打率3割、300盗塁」を達成した。通算3005試合出場、1909打点、打率3割1厘、339盗塁。73年限りで引退し、79年に米国野球殿堂に入った。王貞治さんらの世界少年野球大会にも携わった。


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もちろんメイズ氏のプレーをライブで観たことはないですが、過去のVTRからみても抜群の運動能力を持った選手だったことは十分に窺える身のこなしでした。所属していたジャイアンツがニューヨークからサンフランシスコに本拠地を移転したのに伴い、メイズ氏も西海岸を中心にプレーしましたが、晩年の二年間はニューヨークに戻りニューヨーク・メッツでプレーして1973年にはワールドシリーズにも出場しました。ワールドシリーズのビデオで西海岸の日光があまりに厳しくてレフトフライを落球したシーンを記憶しています。

古の名選手が集うイベントにはよく出席されお元気な姿を拝見していましたが、とうとう帰らぬ人となってしまいました。

「ザ・キャッチ」と呼ばれる背面ポケットキャッチは今でもメイズキャッチとも呼ばれ、メイズ氏の名前はこれからも呼ばれていくことでしょう。

メイズ氏が大リーグに入る前は黒人リーグに所属していたのを知りました。大リーグ機構も最近になって黒人リーグの存在を公式に認めるようになり、明後日にはアラバマ州バーミングハムでアメリカ最古の球場でジャイアンツが試合をする予定となっています。メイズ氏にはこの試合を観戦してぜひ一言感想を残して欲しかったです。心からご冥福を祈ります。

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2024年06月18日

どうもやるせない

ILCに関する情報発信が盛んになっています。

関係者各位が各々の立場で努力され、講演会等が開催されているようです。それだけ期限が迫っている危機感の表れともいえるでしょう。

しかし、東京発の情報と岩手発の情報のニュアンスが違うということに私は気づき、どうも気になってしょうがありません。

本県にはILC推進局という部署まであるのにそうしたニュアンスの違いをどれだけ理解し、対応しているのかも不明です。

何より以前の私の一般質問の際にILCの実現に関して達増知事は必ずやり遂げなければならないと決意を示したにもかかわらず情報発信も行動も起こしていない。まったくもって不可解な状態です。

巷間では研究者の連帯がまず第一の要件と言われていますが、果たして前進しているのでしょうか。

国会議連の動きも停滞中。

どうもやるせない。
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2024年06月14日

IGRが黒字

IGRいわて銀河鉄道、5期ぶり黒字を確保 2023年度決算
【岩手日報電子版 2024.6.14】

 IGRいわて銀河鉄道(鈴木敦社長)は13日、盛岡市内で取締役会を開き、当期利益2億1239万円を盛り込んだ2023年度決算を承認した。新型コロナウイルス5類移行に伴う人流回復、大雨災害の補助金収入により5期ぶりの黒字を確保した。

 輸送人員は453万5562人(前年度比1・9%増)で定期外の利用が伸び、旅客運輸収入は10億4836万円(前年度比7・8%増)。線路使用料収入などを含めた営業収入は40億5060万円(同2・8%増)だった。


鈴木社長は過去に滅茶苦茶な経営をしてIGRを赤字に路線に導いた元K社長の下で働いていた方。その苦労を経験しているので着実な経営方針で経営なさっていると推察します。

あの当時の無計画で思いつき経営体制を1年でも短縮できていたならIGRの財務基盤ももっとましだったはず。

私は当時総務員会や第三セクターを調査する特別委員会でも厳しくK社長の経営能力について指摘をして人事の交代を求めたきましたが、県は全く耳を貸しませんでした。K氏の能力については次の就職先でも同じことを繰り返して竈をひっくり返しているの事実があるので経営手腕に関しては確定的です。

K氏は前社長の任期が残っているのに押し込んで社長になった経緯があり、(あれあれ!後に同じことをやっている方もいるのでは?)私はその人事の決定過程も当時問題提起をしました。無理を通せば結果がおかしくなる典型的な例ですね。

鈴木社長には今後も黒字が安定的に継続できるよう努力をして頂くことを切にお願い申し上げます。

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2024年06月12日

総会シーズン

今日は議長代理で「岩手県空港利用促進協議会総会」に出席。
県議会議長は当協議会の副会長が充て職となっているのも初めて知った次第。

隣の席は県商工会連合会の会長の代理で出席した宗形氏。高校の同級生です。

花巻空港の利用実績はコロナ前の年に復活したことが報告され、空港開設60周年を機にさらなる利用拡大を図ることが当面の目標とされました。

札幌便と名古屋便は未だに一便減便されており、早期の復活が望まれます。国際線は上海便の復活のため先に知事が中国に赴いた際に航空会社に要請してきたとか。功を奏すればいいですが。

来週、再来週も議長代理の総会出席が続きます。

午後は議会の副議長室で、医療局、企業局から決算の状況、県土整備部とILC推進局から事業の進捗説明等をもらいました。6月議会は21日に開会。補正予算の審議を中心に行われます。

物価高騰や人件費増の中でも経済の歯車は動き出しており、将来の岩手の在り様をしっかりと県当局は示す必要があります。議会も大局な見地で議論することが望まれます。
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2024年06月11日

出前授業にオブザーバー参加

体調は100%回復致しました。

読者の皆様にはご心配をおかけしました。体重は3kg減。33年前に結婚した時より体重が少ないという状態(そういやもう少しで結婚記念日)。なんと議員生活25年で最軽量です。出来うれば筋力は増強して体重はこのまま維持したいと目論んでいますが、うまいこといくように頑張ってみます。

昨日、今年度から県議会の広報委員会が企画した小学校へ出向いての「県議会出前授業」にオブザーバー参加してきました。

訪問先の学校は奥州市立江刺ひがし小学校。

江刺ひがし小学校は二年前に統合したばかりの学校です。人首、木細工、梁川、広瀬、玉里の江刺東部の小学校が統合しました。

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【こうした細かい心遣いが嬉しいです😃】


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【校庭前には旧玉里小時代の二宮尊徳像が鎮座。紀元2600年を記念して寄付されたもののようです。本人もっと笑顔がほしい。】


県議会では主権者教育の実践で小学生を対象に親子県議会を夏・冬休みに行ってきましたが、今年から一歩踏み込んで小学校を訪問してまるまる一限を活用させて頂き、広報委員の議員が県議会の役割を中心に説明し、質疑・意見交換を交わすといった運営内容になっています。

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江刺ひがし小の六年生はとても熱心に対応してくれました。

質問コーナーでは
「議員の給料はいくらか?」「なぜ起立で採決するのか」「休みはあるの?」「会議中いねむりしている議員はいるの?」とか子ども率直な感性でガリっとした質問があり、議員団もタジタジでした。

こうした触れ合いが政治に対して少しでも興味を持って政治参加してもらえれば幸いです。

参加された児童のみなさん、校長先生はじめ先生方ありがとうございました。
議員の方こそ子どもたちから大いに触発された日になりました。
posted by 飯沢ただし at 23:09| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月04日

気持ちも新たに

まだ体調は60%程度の回復。もう少し時間がかかりそうです。

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とはいえ体を慣らしていくには少し辛くともという思いで月一度のルーティン活動を決行!

倫理法人会のモーニングセミナー(今日はかつての県議同僚の米内紘正氏がゲストスピーカー)⇒朝街宣@一関東大橋⇒会社ミーティング

そして午後は橋田満元JRA調教師に面談のため遠野馬の里へ(後日詳しく報告します)

帰宅して夕食には家族の配慮により消火のいいとろろ芋を食す。なんだか元気が出てきました!

そしてご報告。月が替わり、事務所のメンバーがポスターの張替えをしてくれました。

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気分も一新して明日から頑張ります。
posted by 飯沢ただし at 22:41| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする