来年開業100周年を迎える大船渡線なのですが、上りと下りが一本づつ減少し、なおかつ一ノ関駅発の最終列車が21時15分発から20時35分に繰り上げ!これは飲み会が一次会の最後まで全うできない可能性があり、大事件です。これでは利用者は増えません。

私も利用した通学列車、摺沢駅を起点にした一ノ関行きの上り列車は始発が5時52分発、次が6時44分発になり、6時30分発よりも14分遅くなっています。この14分の差は大きいですね。私が高校生の頃は6時36分発でした。
さて、手持ちの時刻表で今昔比較をしてみると、

昭和39年版では上り列車が急行を含めても13本あります。(今年はわずか9本)
そして赤囲みの千厩駅発の上りの通勤通学列車があることに驚き!摺沢駅6時55分です。これは格段に嬉しい時間帯です。千厩駅発は現在は始発便になっています。
そして今からさかのぼること85年前の昭和15年の大船渡線ダイヤ。


摺沢駅を7時03分発で一ノ関駅着が7時58分着。なんと学生にとって効率的なダイヤ編成です。
お気づきのように柴宿駅、猊鼻渓駅、岩の下駅はまだありません。
一日の本数は下り8本に上りが9本。本数からすると結局昔に戻ったということなんでしょうが、貨物列車もかなり運行してたはずです。当時はもちろん蒸気機関車だったので今よりは運行コストが高かったかもしれません。
人口が減るということはいろいろなところに影響が出てきますね。