2008年11月11日
農林水産委員会県外視察@
大分県の日田市の(株)フォレストエナジー日田を視察。
三菱商事70%、日田資源開発15%が持株比率。
日田杉で有名な林業振興地域で廃棄物として堆積してた杉樹皮(バーク)を何とか有効活用出来ないかと地元の方が三菱商事をパートナーに呼び込んで作ったペレット生産工場は年間最大24000tの生産能力。
この工場の技術の特徴は乾燥工程。また大量かつ一定に引き受けてくれる山口県化学工場があること。
岩手県はバイオマスの先進県と思ってましたが、世の中はさらにダイナミックに進行中。
あんな「森のトレー」なんて補助金の無駄遣いをするより、こんな風な世界の潮流を察知すべきでした。
2008年09月18日
エゾイシカゲガイ
9月17日(水)に県議会の議員連盟「岩手県議会水産議員議員連盟」で陸前高田市の広田湾漁協のエソイシカゲガイの養殖現場を視察してきました。
市場では「石垣貝」として流通しており、おもに寿司ネタとして利用されており、活貝での入荷は広田湾産のみ ということです。
発砲スチロールの丸いタライの砂を三段重ねにして海に入れて養殖するのですが、労働時間もホタテ養殖に比べ短くて労働効率が高い上にに、販売単価が高いとのこと。(おおよそ一個100円)
課題としては、生産量を増やし、知名度を向上させる取り組みが必要という現場の声でした。
実際に食味もしましたが大変美味でありました。

広田湾は気仙川が主に注ぎ込む湾で、エゾイシカゲガイを順調に生育させてくれる大きな要因はまぎれもなく気仙川の水質が養分を含んだ芳醇であるからこそであります。
特に住田町が町をあげて森林整備に長年とりくんでいることが海の恵みを与えてることの大きな要因となっていることは間違いありません。
ここでも水の森と山と海の循環関連が明らかになりました。
市場では「石垣貝」として流通しており、おもに寿司ネタとして利用されており、活貝での入荷は広田湾産のみ ということです。
発砲スチロールの丸いタライの砂を三段重ねにして海に入れて養殖するのですが、労働時間もホタテ養殖に比べ短くて労働効率が高い上にに、販売単価が高いとのこと。(おおよそ一個100円)
課題としては、生産量を増やし、知名度を向上させる取り組みが必要という現場の声でした。
実際に食味もしましたが大変美味でありました。
広田湾は気仙川が主に注ぎ込む湾で、エゾイシカゲガイを順調に生育させてくれる大きな要因はまぎれもなく気仙川の水質が養分を含んだ芳醇であるからこそであります。
特に住田町が町をあげて森林整備に長年とりくんでいることが海の恵みを与えてることの大きな要因となっていることは間違いありません。
ここでも水の森と山と海の循環関連が明らかになりました。
2008年08月26日
迫り来る海洋国の危機
去る8月25日(月)に県議会の超党派で構成される「岩手県港湾振興議員連盟」で宮古市内の港湾視察と「国立宮古海上技術短期大学校」に行って来ました。

【航海シュミレーションマシン】
この学校は歴史が古く昭和14年に海員養成所として官制交付されています。
山根校長先生から強調されたのは、内航船に関わる船員の年齢構成が50歳後半が平均年齢であり、あと数年で日本人の船乗りの乗り手が完全に不足するということでありました。これは、内航船のみならず外国貿易船舶にも同様のことが言えます。
私が横浜港で仕事をしていた20年前からこの問題はすでに認知をされていましたが、何ら事態は好転していないどころか、団塊の世代の本格的な現役引退を目前にして、かなり深刻な問題となっています。
確かに船上の仕事は規律が重んじられる上に、時間的な拘束、危険が伴うことが多く、いわゆる3Kの現場職は敬遠されがちなのは否定できない事実です。
しかし、船員がいなくなって船が動かない、というわが国の物流の確保のみならず、民間国防の観点からも船員の確保は重要な問題です。
かつて日本船籍の船で、私が荷役監督をした時に、仕官が日本人で船員が外国人という船がありましたが、仕官の目の配りが大変だったのを思い出しました。
ただ単に外国人を補充すればよいとの容易な問題ではないのです。
「お互いの仲間の信頼関係なくして、船は動かない。」
最終的には山根校長先生のこの言葉にいきつくのだと思います。
世の中が成熟化すると、就職する若者も親も危険な職場へは行きませんし、行かせません。世の中を動かす現場の職業への就職問題は、わが国の重要課題として、学校教育や社会教育では100%現実的に解決できないとしても、問題提起して皆で話し合うことはしていかねばなりません。
【航海シュミレーションマシン】
この学校は歴史が古く昭和14年に海員養成所として官制交付されています。
山根校長先生から強調されたのは、内航船に関わる船員の年齢構成が50歳後半が平均年齢であり、あと数年で日本人の船乗りの乗り手が完全に不足するということでありました。これは、内航船のみならず外国貿易船舶にも同様のことが言えます。
私が横浜港で仕事をしていた20年前からこの問題はすでに認知をされていましたが、何ら事態は好転していないどころか、団塊の世代の本格的な現役引退を目前にして、かなり深刻な問題となっています。
確かに船上の仕事は規律が重んじられる上に、時間的な拘束、危険が伴うことが多く、いわゆる3Kの現場職は敬遠されがちなのは否定できない事実です。
しかし、船員がいなくなって船が動かない、というわが国の物流の確保のみならず、民間国防の観点からも船員の確保は重要な問題です。
かつて日本船籍の船で、私が荷役監督をした時に、仕官が日本人で船員が外国人という船がありましたが、仕官の目の配りが大変だったのを思い出しました。
ただ単に外国人を補充すればよいとの容易な問題ではないのです。
「お互いの仲間の信頼関係なくして、船は動かない。」
最終的には山根校長先生のこの言葉にいきつくのだと思います。
世の中が成熟化すると、就職する若者も親も危険な職場へは行きませんし、行かせません。世の中を動かす現場の職業への就職問題は、わが国の重要課題として、学校教育や社会教育では100%現実的に解決できないとしても、問題提起して皆で話し合うことはしていかねばなりません。
2008年08月21日
議会が出前?!
去る8月19日(火)から20日(水)にかけて長野県議会まで足を延ばして視察に行ってきました。
なぜ、長野県議会かというのは、議会が県民との直接対話集会(ふれあいミーティング)を企画して2003年から既に実行に移しているということを知ったからでした。
長野県の他に三重県でも行っていますが、他県の先進事例は少なく、実施に至るまでの背景や実施状況を是非知りたいと考えたのが今回の視察の目的です。
岩手県議会では現在議会の基本的姿勢を明らかにするために「議会基本条例」を検討中であり、その中にも県政の主要課題ついては県民とのタウンミィーティング方式を想定した「県民との対話」を盛り込む予定としているところです。

【議会事務局の総務課長さんから説明を受ける】
1・田中康夫知事が誕生したときに、議会の外に向けた活性化の気運が盛り上がり、「議会も何かをしなければならないのではないか」という危機感から実施へと動いた。
2・ふれあいミィーティングは各広域毎にテーマを設けて、その広域主体でシンポジウム形式を中心に県民との意見交換を図っている。
題材例:長野県北地域「雪国の女性とまちおこし」
:木曽地域 「これからの木曽地域について」
参加者数は40名〜200名位
3・ふれあいミィーティングを進化させた「政策タウンテーブル」が今年から開催され、市町村長や議会議長を一同に会して、県政の主要課題について意見交換する。
4・これらの準備検討は議会運営委員会ではなく、各会派からの世話人会で調整されるとのこと。
私の感じたことは、
先進的な取り組みは「開かれた議会」のアピールする意味において有効なものと認識する。
但し、議会が県民との対話集会を実施する場合は目的を明確にしなければならないこと。議会側の仕掛けパフォーマンスで終わらないように留意しなければならないこと。
長野県を見習って本県での導入においては4広域振興圏などの振興策を各々の地区で論じるのも意義があるかもしれない。
今後、本県の「議会基本条例」の住民説明会が9月から実施されますが、これらを踏まえて条例に書き込む方向で議論を展開していきたいと思います。
長野県はかつて田中康夫知事という有名な知事が誕生したのですが、現在は当時と比べ、かなり平穏になったようです。

かつて一階にあったガラス張りの知事室も現在は観光部の戦略室へと変わっておりました。ヤッシー君も見つけられませんでした。
なぜ、長野県議会かというのは、議会が県民との直接対話集会(ふれあいミーティング)を企画して2003年から既に実行に移しているということを知ったからでした。
長野県の他に三重県でも行っていますが、他県の先進事例は少なく、実施に至るまでの背景や実施状況を是非知りたいと考えたのが今回の視察の目的です。
岩手県議会では現在議会の基本的姿勢を明らかにするために「議会基本条例」を検討中であり、その中にも県政の主要課題ついては県民とのタウンミィーティング方式を想定した「県民との対話」を盛り込む予定としているところです。
【議会事務局の総務課長さんから説明を受ける】
1・田中康夫知事が誕生したときに、議会の外に向けた活性化の気運が盛り上がり、「議会も何かをしなければならないのではないか」という危機感から実施へと動いた。
2・ふれあいミィーティングは各広域毎にテーマを設けて、その広域主体でシンポジウム形式を中心に県民との意見交換を図っている。
題材例:長野県北地域「雪国の女性とまちおこし」
:木曽地域 「これからの木曽地域について」
参加者数は40名〜200名位
3・ふれあいミィーティングを進化させた「政策タウンテーブル」が今年から開催され、市町村長や議会議長を一同に会して、県政の主要課題について意見交換する。
4・これらの準備検討は議会運営委員会ではなく、各会派からの世話人会で調整されるとのこと。
私の感じたことは、



今後、本県の「議会基本条例」の住民説明会が9月から実施されますが、これらを踏まえて条例に書き込む方向で議論を展開していきたいと思います。
長野県はかつて田中康夫知事という有名な知事が誕生したのですが、現在は当時と比べ、かなり平穏になったようです。
かつて一階にあったガラス張りの知事室も現在は観光部の戦略室へと変わっておりました。ヤッシー君も見つけられませんでした。
2008年08月01日
地域の特産農産物を生かせ!
超党派の議員で構成されて、研究目的の議員連盟のうちの一つ
「葉たばこ・地域特産物振興対策議員研究会」の現地調査で西和賀町に来ました。
「西わらび」の特産化に向けた取り組みを「つきざわワラビ園」代表の高橋明さんから説明を頂きました。
・北上市から西の地域の特産物ということから名付けられた「西わらび」は粘り成分が豊富で親しまれてきたが、平成13年から旧湯田町で山菜栽培による農業振興と転作田の有効活用の動きがあり、これに呼応したのがはじまり。
・最初から収穫販売は水田作業の重なることから回避して、観光ワラビ園を目指した。
・収穫まで3年を要する。ワラビは多肥を好み、一反あたり40kgの窒素が必要。一年目は草取りが大変な管理作業…
・10反で収量は300kg。kg約500円位。

県では「西和賀わらび生産販売ネットワーク」の構築を助力していて、持続的な生産販売体制の確立を図っています。
こうした地域の優位性を活かして産業化するのには安定した生産基盤が必要不可欠で、県の出番、役割はこんなところにあると改めて確信しました。
「葉たばこ・地域特産物振興対策議員研究会」の現地調査で西和賀町に来ました。
「西わらび」の特産化に向けた取り組みを「つきざわワラビ園」代表の高橋明さんから説明を頂きました。
・北上市から西の地域の特産物ということから名付けられた「西わらび」は粘り成分が豊富で親しまれてきたが、平成13年から旧湯田町で山菜栽培による農業振興と転作田の有効活用の動きがあり、これに呼応したのがはじまり。
・最初から収穫販売は水田作業の重なることから回避して、観光ワラビ園を目指した。
・収穫まで3年を要する。ワラビは多肥を好み、一反あたり40kgの窒素が必要。一年目は草取りが大変な管理作業…
・10反で収量は300kg。kg約500円位。
県では「西和賀わらび生産販売ネットワーク」の構築を助力していて、持続的な生産販売体制の確立を図っています。
こうした地域の優位性を活かして産業化するのには安定した生産基盤が必要不可欠で、県の出番、役割はこんなところにあると改めて確信しました。
2008年07月24日
農林水産委員会「県北地域視察」
昨日は一戸町の国営農地開発事業に関係した大志田ダムに付帯施設として整備された「小水力発電」を午前中に視察。
一戸町長から奥中山高原の畑作実績とともに、小水力と言えど発電所を設置した経過について説明を頂いた。
高原の畑地に水を供給するにはポンプアップが必然的に必要で、電力料金をはじいたところ、一億円にも達することが判明し、ダムの建設中途段階で国との協議を経て発電所の併設も設計に追加してもらったとのこと。
年間3300万の売電実績があり、コストの低減に役立っているとのこと。
感銘を受けたのは事業全体のコストをいち早く把握して(本来は当然のこと)、削減の手立て策を打ったこと。
こうした大規模の国がらみの社会資本投資は、作るまでに労力を費やしてしまい、出来てしまったらコスト管理などぞんざいになるケースや、作って頂いたという自治体側の辟易した気持ちが国との建設的な協議の場を設定出来ないという現実がで散見される中、受益者の立場に立って国と対等に渡り合った点は、誠にすばらしいと感じた。
午後は久慈市の菌床しいたけの産地化の取り組みを視察。

同じ菌床しいたけ栽培でも低コストで行える栽培法に触れて来ました。
その晩、震源地に近い久慈市内のホテル六階で「震度6弱」の地震を体感。生きた心地がしませんでした。
一戸町長から奥中山高原の畑作実績とともに、小水力と言えど発電所を設置した経過について説明を頂いた。
高原の畑地に水を供給するにはポンプアップが必然的に必要で、電力料金をはじいたところ、一億円にも達することが判明し、ダムの建設中途段階で国との協議を経て発電所の併設も設計に追加してもらったとのこと。
年間3300万の売電実績があり、コストの低減に役立っているとのこと。
感銘を受けたのは事業全体のコストをいち早く把握して(本来は当然のこと)、削減の手立て策を打ったこと。
こうした大規模の国がらみの社会資本投資は、作るまでに労力を費やしてしまい、出来てしまったらコスト管理などぞんざいになるケースや、作って頂いたという自治体側の辟易した気持ちが国との建設的な協議の場を設定出来ないという現実がで散見される中、受益者の立場に立って国と対等に渡り合った点は、誠にすばらしいと感じた。
午後は久慈市の菌床しいたけの産地化の取り組みを視察。
同じ菌床しいたけ栽培でも低コストで行える栽培法に触れて来ました。
その晩、震源地に近い久慈市内のホテル六階で「震度6弱」の地震を体感。生きた心地がしませんでした。
2008年07月22日
間近で見る爪痕
22日(火)に政和・社民クラブと及川あつし議員とで、岩手宮城内陸地震の被災状況を視察してきました。
今回は、18日(金)に土砂で国道342号が埋まっている矢櫃ダム付近を迂回する暫定路が完成しましたので、今まで踏破出来なかった地区を直に視察するのが主な目的でした。
暫定路も昼夜をわかたず3交代で24時間で距離700mを約1ヶ月の短期間で完成させたとのことで頭の下がる思いです。
市野々原地区の土砂ダムで埋まっていた地点も仮排水路が国土交通省直轄で整備をしており、水路幅を12mから20mにまで拡幅する工事を継続中でありました。
そして落橋した「まつるべ大橋」ですが、その破壊のすさまじさに目を疑うほどでありました。

11m北東方向に橋が押されて、桁が外れてしまったとのことで、北東方向に橋が立地していなければ橋が落ちることはなかったとのことです。現に旧橋は無事でありました。一定の方向にかなりの力がかかった地震であることが伺えます。
国道342号は地元に住む方々にとっては重要な生活路線であり、栗駒、須川の観光ルートでもあります。いち早い橋の付け替えと、道路の復旧を後押していきます。
今回は、18日(金)に土砂で国道342号が埋まっている矢櫃ダム付近を迂回する暫定路が完成しましたので、今まで踏破出来なかった地区を直に視察するのが主な目的でした。
暫定路も昼夜をわかたず3交代で24時間で距離700mを約1ヶ月の短期間で完成させたとのことで頭の下がる思いです。
市野々原地区の土砂ダムで埋まっていた地点も仮排水路が国土交通省直轄で整備をしており、水路幅を12mから20mにまで拡幅する工事を継続中でありました。
そして落橋した「まつるべ大橋」ですが、その破壊のすさまじさに目を疑うほどでありました。
11m北東方向に橋が押されて、桁が外れてしまったとのことで、北東方向に橋が立地していなければ橋が落ちることはなかったとのことです。現に旧橋は無事でありました。一定の方向にかなりの力がかかった地震であることが伺えます。
国道342号は地元に住む方々にとっては重要な生活路線であり、栗駒、須川の観光ルートでもあります。いち早い橋の付け替えと、道路の復旧を後押していきます。
2008年06月25日
岩手・宮城内陸地震 県議会視察
この度の地震災害に関して県議会から公式な視察団が結成され、議会派遣として災害箇所を視察してまいりました。
午前中は岩手県の防災ヘリ「ひめかみ」に搭乗して上空からの視察をする機会を得ましたのでその様子を報告します。

【機内からの様子】

【土砂が崩落して磐井川を堰き止め、自然ダムが出来ている】

【矢櫃(やびつ)ダム付近の土砂崩落】
約9000m3あった土砂のうち約半分が一週間のうちに撤去されたと説明がありました。
上の方の黄色いエクスカベーターはリモコンで操作で作業されている(計2台)。

【矢櫃(やびつ)ダムの少し上流にも大きな土砂の崩落】

【磐井川右岸、大規模な土砂崩落 河道閉塞】

【祭畤(まつるべ)大橋 落橋】

【宮城県側 荒砥沢ダム付近】
岩手の崩落箇所と土の色が明らかに違う。
そして部分的ではなく山全体が崩落している箇所が多い。
岩手の比ではない。
上空から見ると全体が見渡せるので、報道されている大規模な被害箇所以外でも、あちこちで小規模な土砂の崩落が見て取れました。
あらためて今回の地震の爪痕を見せつけられました。
午後はバスに乗り換えて奥州市衣川区を視察。

【栗駒衣川線 餅転橋 地面が橋を押し出しアスファルトがせり出す】

【衣川水沢線 路面陥没】
これからの復旧にはかなりの時間(2〜3年)が必要と見込まれ、生活環境の復旧を優先しなければなりません。
復旧のための財源の確保は大きな課題ですが、国との折衝の中で、より効率的、より迅速な対処が出来るようにするためには県の役目は重大です。
午前中は岩手県の防災ヘリ「ひめかみ」に搭乗して上空からの視察をする機会を得ましたのでその様子を報告します。
【機内からの様子】
【土砂が崩落して磐井川を堰き止め、自然ダムが出来ている】
【矢櫃(やびつ)ダム付近の土砂崩落】
約9000m3あった土砂のうち約半分が一週間のうちに撤去されたと説明がありました。
上の方の黄色いエクスカベーターはリモコンで操作で作業されている(計2台)。
【矢櫃(やびつ)ダムの少し上流にも大きな土砂の崩落】
【磐井川右岸、大規模な土砂崩落 河道閉塞】
【祭畤(まつるべ)大橋 落橋】
【宮城県側 荒砥沢ダム付近】
岩手の崩落箇所と土の色が明らかに違う。
そして部分的ではなく山全体が崩落している箇所が多い。
岩手の比ではない。
上空から見ると全体が見渡せるので、報道されている大規模な被害箇所以外でも、あちこちで小規模な土砂の崩落が見て取れました。
あらためて今回の地震の爪痕を見せつけられました。
午後はバスに乗り換えて奥州市衣川区を視察。
【栗駒衣川線 餅転橋 地面が橋を押し出しアスファルトがせり出す】
【衣川水沢線 路面陥没】
これからの復旧にはかなりの時間(2〜3年)が必要と見込まれ、生活環境の復旧を優先しなければなりません。
復旧のための財源の確保は大きな課題ですが、国との折衝の中で、より効率的、より迅速な対処が出来るようにするためには県の役目は重大です。
2008年06月06日
特別委員会視察

行財政改革等調査特別委員会で市町村合併した宮古市の行政運営について調査に行きました。
自分が興味あったのは、自治協議会の運営の仕方。
旧市町村に自治協議会を設置して市の建設計画等に関して諮問された事項以外に、当該地域課題について議会より先に諮られること。
また、旧町村に設置された地域自治会の長は「部長待遇」の役所の職員で、地域協議会の事務長も兼務していること。
さらに3つの地域協議会が合同に会して年に一度会議を開くこと。
合併して行政のあり方が問われるなか、宮古市は合併特例法の範囲で最大限の周辺地域に配慮したやり方を施行しているようです。
田老支所では、旧田老町民から「地域協議会の姿がなかなか見えない。」との不満もあることのようですが、組織は試行しながら十二分に思考して施行すればいいことで、大事なことは行政が「これに従え」ではなく柔軟に時代に対処とすることと周辺地域に配慮することだと思います。
2008年05月29日
会派視察〜八幡平市
政和・社民クラブで八幡平市に視察へ行ってきました。

アスピーテラインを登って行くと、頂上付近にはまだ残雪があります。
天気が良ければ新緑と残雪のコントラストで絶景のハズが、あいにくガスが立ちこめ天気も小雨模様。
視察先は3ヶ所。
八幡平蓬莱荘の現況調査
地熱開発促進調査
雪冷房リンドウ培養育苗生産施設調査
その中で、雪氷エネルギーを活用して、リンドウの培養室を冷房する施設はなかなかのものでした。
旧安代町からリンドウ栽培で有名な八幡平市ですが、栽培農家への安定した種苗供給が課題となっておりました。
そこで、北海道大学の協力を得て本施設を考案し、実現にこぎつけたということです。
この施設は化石燃料に頼らず、1年間で約7000ℓの灯油と二酸化炭素80トンの削減に貢献しているとのこと。

【800トンの雪氷を保存できる貯蔵庫】

【培養室 すでに培養期に入っているため一般の人は立入禁止】
地元にあるものを活用して、地元特産のものを安定的に出荷できる体制を整え、無駄なエネルギーを使わない。
これこそ3拍子そろった取り組みです。
「産学官連携のあり方はこのような観点から取り組むべし。」
その見本のような施設でした。
アスピーテラインを登って行くと、頂上付近にはまだ残雪があります。
天気が良ければ新緑と残雪のコントラストで絶景のハズが、あいにくガスが立ちこめ天気も小雨模様。
視察先は3ヶ所。



その中で、雪氷エネルギーを活用して、リンドウの培養室を冷房する施設はなかなかのものでした。
旧安代町からリンドウ栽培で有名な八幡平市ですが、栽培農家への安定した種苗供給が課題となっておりました。
そこで、北海道大学の協力を得て本施設を考案し、実現にこぎつけたということです。
この施設は化石燃料に頼らず、1年間で約7000ℓの灯油と二酸化炭素80トンの削減に貢献しているとのこと。
【800トンの雪氷を保存できる貯蔵庫】
【培養室 すでに培養期に入っているため一般の人は立入禁止】
地元にあるものを活用して、地元特産のものを安定的に出荷できる体制を整え、無駄なエネルギーを使わない。
これこそ3拍子そろった取り組みです。
「産学官連携のあり方はこのような観点から取り組むべし。」
その見本のような施設でした。
2008年05月16日
「ウッドストックデリバリー」

山形県最上町の「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」の様子を視察しました。
NEDOの100%補助で2機の木質焚きボイラーを導入して主に福祉施設への熱供給を行っています。
特筆すべきは、標題に書いてある「伐採からエネルギーの供給まで」を目標に、町の豊かな森林資源を活かすこと、林業と製材業を育成することを基本にすえて地域バイオマスの供給を綿密な計画性を持って行っていること。
熱の供給先は現時点では公共施設を中心にならざるをえないが、将来的には集落への供給も目指したいとのこと。
山間地の町で将来のビジョンを持ち、なおかつ地域の特性を生かした取り組みに対して思わず拍手です。
2008年05月15日
「山形97号」

今日は山形県の農業総合研究センターで山形米の新品種「山形97号」について説明を受けました。
山形県は現在「はえぬき」という品種を作面積の67%で作っていて、全国の米の食味ランキングでも14年連続「特A」評価とすばらしい成果を上げています。
しかし、入札価格が品質と呼応せず、19年度産で60kg当たり14200円。
そこで新品種「山形97号」で高価格帯のマーケットに参入を試みたいとのことです。
現状に満足することなく、新しい仕掛けを迷うことなく全県的に挑戦する気構えに感服です。
本県の「ひとめぼれ」も安くてマイッタと言う前に、次なる展開を図る必要があるのではないでしょうか。
2008年05月13日
平泉世界文化遺産推進調査特別委員会

何しろ大人数ですから、移動だけでも大騒ぎ。
久しぶりに毛越寺に来て、説明を聞きながらの視察は新鮮でした。
明日は中尊寺です。
2008年01月23日
葉たばこ納入

葉たばこは東磐井地域の伝統ある換金作物。かなりの栽培技術のノウハウが蓄積されています。
かつては納入も千厩地区でも行われていましたが、最近は合理化の流れで、盛岡市内のリーフセンター一ヶ所に岩手県と青森県が集中することになったのです。
たばこ耕作者は年々減少の傾向で、将来が危ぶむ声もありますが、中山間地での優等生作物がこれからも生き残れるよう振興策を講じていかねばと強く感じました。
2007年12月21日
これも格差?

それにしても今回視察した群馬県と栃木県の両県の議会棟の施設の立派さには目を見張るばかり。
「要は器でなく議論の中身だっ!」と自ら言い聞かせつつも
やはり羨ましい。
餃子の町

今日は栃木県議会に行き、特に議会開会中における議案調査日(休会中)の費用弁償の支給に関して調査。
栃木県では議会登庁日は議員個人が自己申告で登録するというユニークなシステムを採用していて、本県のように登庁毎に管理するやり方と異なります。
本県でも参考にしながら費用弁償支給の改革議論を前に進めたいと思います。
宇都宮市は餃子で有名な町。写真のようなマスコットを作って、餃子が健康食であることと餃子の町を内外にアピールしています。
盛岡もワンコそばの「ワンコちゃん」とかじゃじ麺の「じゃじゃ朗」とか共通のマスコット作ったらいいのに……と感じました。
まあでも、安っぽい宣伝をしない奥ゆかしさが岩手の良さでもありますがね。
2007年12月20日
富岡製糸場

午前中に群馬県議会に往って議会運営の調査を行い、次の視察地な向かう途中に富岡製糸場に立ち寄りました。
明治時代の富国強兵政策における外貨獲得戦略の象徴的な工場。
元富岡市長の今井さんから直々に紙芝居で富岡に製糸工場が立地された経緯を説明を頂き、現在は富岡市で保存している実際の工場を見学。
工場建設から操業初期の話はとても興味深いものでした。フランス人技術者のブリューナーという人の日本人の技術力を取り込んだ機会の開発の話や、また東北地方から女工さんを政府が半ば強制的に集め、技術をつけさせた後に各地元で技術の普及に努めたという話は特に印象深いものでした。
かつて東磐井も養蚕産業で栄え、千厩町に片倉製糸工場がありました。富岡工場も戦前に片倉工業が工場を買い取りしたして工場閉鎖になるまで操業していたことから、千厩工場の資料もすべて富岡にあるそうです。
2007年11月23日
県議会基本条例
またまた視察記事で恐縮ですが、
11月の20〜21日の1泊で三重県議会を訪ね、県議会基本条例制定の先発地で意見交換をしてまいりました。
私の所属する「政和・社民クラブ」の政策立案の基になっている。
「岩手政和会マニフェスト」にも
県議会に議会基本条例の制定を目指すと書きましたが、他の会派も同様趣旨の条例制定をマニフェストに載せたことから、
県議会の総意として県議会基本条例を制定することとなり、改選後に「議会のあり方委員会」が設置され今制定に向けて協議が重ねているところです。
先発地である三重県議会での制定後の活動等を伺い、
岩手県が従来議会活動として行ってきたことが決して遅れをとっていたものではないこと。また、自分自身としてもパフォーマンスに留まらない確実な議会改革の必要性を強く感じてきました。

【執行部との対面式の質問席、資料等を画面に出すことも可能】
11月の20〜21日の1泊で三重県議会を訪ね、県議会基本条例制定の先発地で意見交換をしてまいりました。
私の所属する「政和・社民クラブ」の政策立案の基になっている。
「岩手政和会マニフェスト」にも
県議会に議会基本条例の制定を目指すと書きましたが、他の会派も同様趣旨の条例制定をマニフェストに載せたことから、
県議会の総意として県議会基本条例を制定することとなり、改選後に「議会のあり方委員会」が設置され今制定に向けて協議が重ねているところです。
先発地である三重県議会での制定後の活動等を伺い、
岩手県が従来議会活動として行ってきたことが決して遅れをとっていたものではないこと。また、自分自身としてもパフォーマンスに留まらない確実な議会改革の必要性を強く感じてきました。
【執行部との対面式の質問席、資料等を画面に出すことも可能】
2007年11月15日
農林水産委員会視察(2)

国内の住宅着工率は落ちているが、地の利を活かして今後は中国等輸出も視野に入れているとのこと。
距離は東京より上海の方が近い!!
製材もトレーサビリティが導入され、誰が引き、誰が運んだかがラベルで一目瞭然。
先進的に取り組む会社の姿勢に感じ入りました。
同じ林野庁から補助金をもらって設備投資するのに、本県の「森のトレー」とはマインドに大きな隔たりが…
木質バイオマス利用にも積極的で、広島の本社には発電所まで整備しているのには驚きました。
上の写真は長崎市にある平和祈念像。五年前に訪れて見た時より青色が強くなっていると思ったら塗り直ししたとのこと。
【自前の木質バイオマスを使い、蒸気エネルギーで木材の乾燥する】
2007年11月13日
農林水産委員会視察(1)

唐津市で活イカの輸送を産学官で行っている状況を伺いました。
イカは長時間に狭い空間に閉じ込めていると、ストレスで共食いするそうな。
首都圏まで21時間。いかにストレスを与えずに輸送出来るかが鍵のようです。
写真は地元の祭「唐津くんち」で使われる曳船。
初めて間近に見ましたが、いろいろな部位が可動式になっているのには驚きました。
2007年11月12日
短角牛の故郷

今日は議会の畜産議員クラブで、久慈市山形町の飼育状況を視察に行きました。
短角牛は霜降りの黒毛和種と比較して、赤身肉なので、健康志向にマッチしていて消費者からも最近再評価されています。
歯応えのある肉は何度も食べたこてがありましたが、今日は現地の加工所で初めて生レバーを食し、その美味しさに驚きました。
この短角牛は闘牛の牛の種類のルーツだそうで、これもまた今回の視察で初めて認識した次第。
年々生産頭数が減っていますが、特色ある種の生産維持と販路の拡大は行政サイドもお手伝いが必要と感じました。
【短角牛と会話する私】〔及川敦氏提供〕
2007年09月24日
男女共同参画
9月20日と21日に県議会の超党派で構成する議員連盟「岩手県男女共同参画を目指す議員協議会」による視察が行われ、今年は大阪府にある「ドーンセンター」と島屋に行ってきました。
県議会で企業訪問する機会はあまりないので、昨年の東芝鰍ノ続き大企業の総務人事に関連するものに触れる機会は大変ありがたいです。
島屋は東北地方では店舗がないので、あまり馴染みがないですが、実際に行ってお話を聞いたり、所有する美術品を拝見すると、時代の先を行くグローバルな営業展開を明治時代からやっていたのを知り、大変勉強になりました。

【女性の人事部長さんのご挨拶】
島屋は雇用均等法施行以前から男女社員の給料は一元化されていたとのことで、女性比率が高い職場環境でこのような考えを実現されたということは、なかなか先見の明のある企業トップが存在していたことを証明しています。

【社内エレベーターも味があり、〔上り〕〔下り〕の赤い点滅ランプがある】
しかし、フルキャスト(正規雇用)以外の嘱託や臨時雇用者者の比率は約50%であり、上手(謎)に人事配置をしているな と感心しました。
県議会で企業訪問する機会はあまりないので、昨年の東芝鰍ノ続き大企業の総務人事に関連するものに触れる機会は大変ありがたいです。
島屋は東北地方では店舗がないので、あまり馴染みがないですが、実際に行ってお話を聞いたり、所有する美術品を拝見すると、時代の先を行くグローバルな営業展開を明治時代からやっていたのを知り、大変勉強になりました。
【女性の人事部長さんのご挨拶】
島屋は雇用均等法施行以前から男女社員の給料は一元化されていたとのことで、女性比率が高い職場環境でこのような考えを実現されたということは、なかなか先見の明のある企業トップが存在していたことを証明しています。
【社内エレベーターも味があり、〔上り〕〔下り〕の赤い点滅ランプがある】
しかし、フルキャスト(正規雇用)以外の嘱託や臨時雇用者者の比率は約50%であり、上手(謎)に人事配置をしているな と感心しました。
2007年09月11日
特別委員会視察
自分が所属する「行財政構造改革等調査特別委員会」の県南視察が本日ありました。
調査事項はIGR(いわて銀河鉄道)の経営状況と住宅供給公社の現状について

【紫波町のアヴェニール紫波の住宅供給公社の建売物件】

【環境を配慮したヒートポンプがこの建売住宅の目玉】

【昨年開通したIGRの青山駅で現地の説明を受ける】

【ちょうど下り電車が青山駅に停車】
今朝の新聞報道にタイムリーにJRの貨物運行がIGRの負担になっているとの記事がありましたが、やはり今日の調査で線路を最も痛めつけているJR貨物が初期の負担だけで使用料金を済ませていることに対しては理不尽さを強く感じました。これは総合的な物流政策の観点からも見直しを国とJRに対して迫らなければなりません。
調査事項はIGR(いわて銀河鉄道)の経営状況と住宅供給公社の現状について
【紫波町のアヴェニール紫波の住宅供給公社の建売物件】
【環境を配慮したヒートポンプがこの建売住宅の目玉】
【昨年開通したIGRの青山駅で現地の説明を受ける】
【ちょうど下り電車が青山駅に停車】
今朝の新聞報道にタイムリーにJRの貨物運行がIGRの負担になっているとの記事がありましたが、やはり今日の調査で線路を最も痛めつけているJR貨物が初期の負担だけで使用料金を済ませていることに対しては理不尽さを強く感じました。これは総合的な物流政策の観点からも見直しを国とJRに対して迫らなければなりません。
2006年11月21日
県立伊保内病院
本日は環境福祉常任委員会の任意視察で「県立伊保内病院」に行ってきました。
9月定例会に出された「県立伊保内病院の充実を求める請願」が継続審査となり、委員会としても現地調査が必要との判断で行ったものです。
この請願の願意は来年の4月から県立伊保内病院は診療所化される計画に対し、現状維持の体制を求めるものです。
所要時間一時間半の大半を佐藤院長との懇談で費やしました。
現実問題として現在では伊保内病院の常勤医師は1名だけで、あとは周辺病院の診療応援で何とか対応しているとのこと。
勤務医不足の厳しさを再認識させられた懇談でした。
9月定例会に出された「県立伊保内病院の充実を求める請願」が継続審査となり、委員会としても現地調査が必要との判断で行ったものです。
この請願の願意は来年の4月から県立伊保内病院は診療所化される計画に対し、現状維持の体制を求めるものです。
所要時間一時間半の大半を佐藤院長との懇談で費やしました。
現実問題として現在では伊保内病院の常勤医師は1名だけで、あとは周辺病院の診療応援で何とか対応しているとのこと。
勤務医不足の厳しさを再認識させられた懇談でした。
2006年11月17日
子育て支援・少子化対策特別委員会
去る11月13日〜15日に特別委員会視察で、静岡市、磐田市、名古屋市に行ってきました。
特に興味を持ったのは静岡県で企画した「しずおか子育て優待カード」
石川県で既に事業化しているものを少しアレンジして行っているとのことで、子供をもっている親が買い物をする場合に店がディスカウントするシステム。
そもそも値引きが目的ではなく商店街を中心に
地域全体で子育ての気運の醸成を図ることが目的
これであれば事業自体の初期投資はさほどかからないし、母さんがカードを提示して、買い物してお店の方と気軽にお話できることで地域のコミニュケーションもずいぶんと図れると思います。
とかく行政の事業は 補助 だとか 助成 だとか お金をつけてすますものが多くて、さほど効果の上がらないものが多いですが、このように小額で大きな効果を狙える事業は珍しい。
そして疲弊している商店街にも足をはこんでもらう効果もあるから、一石二鳥です。
頭をひねれば山ほどあるんやなということを実感致しました。
これからの行政はアイデアと実行の勝負ですね。
特に興味を持ったのは静岡県で企画した「しずおか子育て優待カード」
石川県で既に事業化しているものを少しアレンジして行っているとのことで、子供をもっている親が買い物をする場合に店がディスカウントするシステム。
そもそも値引きが目的ではなく商店街を中心に
地域全体で子育ての気運の醸成を図ることが目的
これであれば事業自体の初期投資はさほどかからないし、母さんがカードを提示して、買い物してお店の方と気軽にお話できることで地域のコミニュケーションもずいぶんと図れると思います。
とかく行政の事業は 補助 だとか 助成 だとか お金をつけてすますものが多くて、さほど効果の上がらないものが多いですが、このように小額で大きな効果を狙える事業は珍しい。
そして疲弊している商店街にも足をはこんでもらう効果もあるから、一石二鳥です。
頭をひねれば山ほどあるんやなということを実感致しました。
これからの行政はアイデアと実行の勝負ですね。
2006年09月14日
「みつぎ公立総合病院」視察
向井院長から説明を受ける
病院のリハスタッフのミーティング風景
リハビリ施設内にある卓球台をデスクにして行っていました。
環境福祉常任委員会県外視察
9月12日〜14日まで常任委員会視察がありました。
今回の視察の目玉(個人的に)は
地域包括ケアシステムの先駆けとなった尾道市(旧 御調町)の
「公立みつぎ総合病院」
保健と医療と福祉を連携統合し「寝たきりゼロ」を目指して
病院と保健福祉センター(行政部門)を核として地域包括ケアシステムを
構築した。
中山間地の高齢化が著しい地域には、まさに夢のようなシステムが
どのような過程をたどって、どのように運営されているのか
私は興味津々でした。
とかく医療と保健福祉の壁は法制度の運用などから、とても厚くて
連携なんてできるのかいな というのが普通の感覚。
ところが驚いたのは 医師の方から保健福祉の連携を探っていったということでした。そこから行政を巻き込んで、このシステムの形をつくっていったということなのです。
行政の方からのアプローチでは100%無理でしょう。なにせお医者さんが
そんなの無理ですわ と言ってしまえばそれで終わり、まったく前には進みませんから。
山口医師の地域医療にかける情熱がこのシステムの構築を可能にし、たくさんの人たちを動かしていることを感動とともに理解を深めた次第です。
実は私の最初の選挙(平成11年)のとき、同級生のO君が「みつぎ公立病院」のことを調べてくれて、この地域包括ケアシステムをこのときに初めて知り、福祉と医療の連携について政策として掲げただけに、この視察が実現して大変うれしかったです。
今回の視察の目玉(個人的に)は
地域包括ケアシステムの先駆けとなった尾道市(旧 御調町)の
「公立みつぎ総合病院」
保健と医療と福祉を連携統合し「寝たきりゼロ」を目指して
病院と保健福祉センター(行政部門)を核として地域包括ケアシステムを
構築した。
中山間地の高齢化が著しい地域には、まさに夢のようなシステムが
どのような過程をたどって、どのように運営されているのか
私は興味津々でした。
とかく医療と保健福祉の壁は法制度の運用などから、とても厚くて
連携なんてできるのかいな というのが普通の感覚。
ところが驚いたのは 医師の方から保健福祉の連携を探っていったということでした。そこから行政を巻き込んで、このシステムの形をつくっていったということなのです。
行政の方からのアプローチでは100%無理でしょう。なにせお医者さんが
そんなの無理ですわ と言ってしまえばそれで終わり、まったく前には進みませんから。
山口医師の地域医療にかける情熱がこのシステムの構築を可能にし、たくさんの人たちを動かしていることを感動とともに理解を深めた次第です。
実は私の最初の選挙(平成11年)のとき、同級生のO君が「みつぎ公立病院」のことを調べてくれて、この地域包括ケアシステムをこのときに初めて知り、福祉と医療の連携について政策として掲げただけに、この視察が実現して大変うれしかったです。
2006年09月09日
男女共同参画
9月7日と8日に県議会の超党派で構成する議員連盟「岩手県男女共同参画を目指す議員協議会」による視察が行われ、横浜市と川崎市の鞄月ナに行ってきました。
鞄月ナは言わずと知れた大企業。視察前は「大企業のやることだから・・・比較対象にならんでしょ」なんで不届きな心構えでありましたが、担当の「きらめきライフ&キャリア推進室」の方の説明を聞いて、参考になることばかり。男女共同参画の推進のためには
@経営者のトップダウン方式で強力に「何が何でもやるのだ」という意思を示さないと社内に風土が根付かない。
Aワーク/ライフ・バランス(仕事と家庭や自分の生きがいのバランス)を実現することは結果として会社にとって豊富な人材の育成につながる。
特にこのふたつは胸に響きました。
男女共同参画に限らず、時代に沿った「社内風土を変えていく」こと
大事なことです。
鞄月ナは言わずと知れた大企業。視察前は「大企業のやることだから・・・比較対象にならんでしょ」なんで不届きな心構えでありましたが、担当の「きらめきライフ&キャリア推進室」の方の説明を聞いて、参考になることばかり。男女共同参画の推進のためには
@経営者のトップダウン方式で強力に「何が何でもやるのだ」という意思を示さないと社内に風土が根付かない。
Aワーク/ライフ・バランス(仕事と家庭や自分の生きがいのバランス)を実現することは結果として会社にとって豊富な人材の育成につながる。
特にこのふたつは胸に響きました。
男女共同参画に限らず、時代に沿った「社内風土を変えていく」こと
大事なことです。