2020年03月22日

中小企業対策は急務

固定資産税、中小向け減税拡大 4月の緊急経済対策
【2020/3/17 18:00日本経済新聞 電子版】

政府・与党は4月の緊急経済対策に盛り込む減税措置の調整に入った。まず新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受ける中小企業を主な対象にした施策から検討する。固定資産の減税措置の対象を広げて恩恵を受けやすくするほか、税金の納付期限の延長を認めて資金繰りを支援する。

中小企業が生産性向上に必要な機械や検査工具、空調設備などに投資すると、固定資産税が3年間ゼロになる制度がある。この対象範囲を拡大し、建物にかかる固定資産税も減税対象にする案が有力だ。固定資産税は赤字企業であっても納めるため、減免できれば負担軽減効果が大きいと見込む。

固定資産税は地方税で、地方自治体の重要な財源になっている。減税によって減る地方の税収を穴埋めする方策も練る。

中小企業の資金繰り支援の一環で、税金を納付する期限を延長する案も検討している。

現在も新型コロナウイルスの感染拡大で大きな損失が発生した企業や医療費がかかる感染者が税金の支払いを猶予できるようにしている。猶予では、納めていない日数に応じてかかる利息に相当する延滞税が発生するケースもある。納付期限そのものを当面延長することで負担がかからないようにする。延長期間などの詳細は今後詰める。


中小企業は日々の生産活動が滞ると即経営存続に響く会社がほとんどだ。リーマンショクを超えるとも予想される世界大不況の嵐が吹き荒れるとも言われている。政府は中小企業支援策には前々と策を打ち出して欲しい。

航空業界がかなりのダメージを受けている。
過去のGMショックは2020年ではボーイングではないかとも目されているらしい。大手航空会社もLCCも危機的状況に陥る会社が出るのではないか。
posted by 飯沢ただし at 23:21| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月18日

議会のミッションとは!

予算特別委員会は付帯意見を付して全員賛成で提案された議案は可決されました。最終日の本会議でも同様可決の見込みです。

先の私が委員長に要求した知事の出席を求める件は、世話人会で協議の結果出席を求めないとの結論に至りました。

議案を審査する上で疑義を生じたものは議会が与えられた使命により最大の努力をすべきであると私は確信して議会活動をしていますが、どうやらこの結果は、知事に忖度することを重く見るように思えて誠に残念でなりません。二元代表制の一翼である議会が自らの刀の刃を折るようなものだと思います。議論は広く県民に分かりやすい形を追求するのも議会の役目のはずです。それは議会が自ら制定した議会基本条の精神にも合致しません。世話人会の結果は受け入れましたが、敢えて議会基本条例の件は委員会の場で発言を致しました。

採決に際して付帯意見を付すかどうかについても世話人会では第一会派が「意見を付す必要はない」との主張をしたそうですが、新型コロナウィルス感染症の影響が拡大している中で意見を付さないという主張はまったく理解に苦しむものです。議会は知事以下執行部の付属機関ではありません。結局は他の3会派が意見を付すことを主張し結果的には付帯意見を付すことになったのですが、こうした過程の議論は県民の目には触れることがありませんので事実をここに記しておきます。


委員会後半戦では農林水産部と県土整備部で質問しました。

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💡 新コロナウィルス感染症による酪農家への影響について(学校給食と飲用から加工に仕向け先が変わる影響など)
💡 国が5000億規模で補正予算を組んだ肉牛・乳牛の増頭対策とクラスター事業の展開と市町村行政への支援について

✋ 土地改良事業と併せた県道整備の連携について
✋ 黄海川の治水対策について
✋ 国道343号新笹の田トンネルの実現について

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すべて一発回答は困難としても、確実な方向性をつけていくことが委員会審議で必要なことです。多くの住民が切望している公共的意義を有するものは弛まずつなげていきます。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月15日

サプライチェーンの拠点見直しを迫られる

グローバル網の深化不可欠 米欧断絶、広がる波紋

【新型コロナ 経済 2020/3/15 0:30日本経済新聞 電子版】

新型コロナウイルスの大流行が貿易の拡大をエンジンとして成長してきた世界経済の試練となっている。

世界銀行などによると国内総生産(GDP)に対する貿易の比率は、世界全体として1990年ごろに30%台だったのが2010年代には60%前後に高まった。足元は米中の貿易戦争で頭打ちの動きがみられるが、今回の感染拡大に伴うサプライチェーン(供給網)の寸断は貿易の比率を大きく下振れさせかねない。

企業活動の凍結は広範囲に目立ってきた。日産自動車は13日、欧州での感染拡大の影響でスペイン・バルセロナの工場の操業を停止した。工作機械大手DMG森精機グループも3月に入ってドイツの拠点の一時閉鎖に追い込まれた。

感染のピークを過ぎたとされる中国では二次的な供給網の目詰まりの恐れが出ている。米フォード・モーターは2月中旬、重慶工場を地元政府の協力も得て再稼働した。だが部品不足で「数日稼働すると数日休業する」(従業員)との不安定な日々が続く。稼働率はなお3割未満に低迷する。

中国の生産動向を映す発電大手6社の石炭消費量は3月上旬も例年の4分の3ほど。重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した02〜03年と比べても戻りのペースは遅い。国際通貨基金(IMF)元副専務理事の朱民氏は「当時との違いは中国が世界の供給網に組みこまれたことだ」と指摘し、中国としても国内だけで経済活動は完結できないとの認識に変わっている。一方で、世界の企業の経営者には拠点の見直しが課題になりそうだ。

新型コロナの感染拡大は、グローバル化の進んだ世界経済のもろさを露呈した。しかし世界が経済成長を続けていくには、グローバル規模の自由で効率的な経済環境が欠かせない。後戻りはできず、深化したネットワークをどう再構築していくかが重要課題となる。

各国の指導者にもグローバルサプライチェーンを壊さないような理性的な対応が求められる。週明けに予定する緊急のテレビ会議での主要7カ国(G7)首脳らの話し合いも混乱の早期収拾に向けた機会になる。


新コロナウィルス感染症はわが国にも製造業、観光業などですでに深刻な影響が出ているが、世界全体に蔓延したことで経済にも大きな影響が出始めてきた。欧州において感染者が増えているのは中華人民共和国の一帯一路政策とも無縁ではないだろう。

記事で指摘しているように、現代は経済格差を利用した原料調達から端を発した経済が全世界に網の目を張り巡らせたグローバル化社会。ここから我々は後戻りすることはできない。中共が世界の工場と言われて久しいが、大企業を中心として拠点の見直しを迫られるのは間違いない。今も拠点転化が進んでいるベトナムやカンボジア、ミャンマーなどへの進出が盛んになるのではないか。

いずれ世界経済にとって大きな分岐点に差し掛かっている。
posted by 飯沢ただし at 22:36| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月14日

緊張感が足りない・・・(嘆息)

令和2年予算の部局別審査も日程的には半分を超えました。

今回の予算審議に当たり「いわて県民クラブ」では事前に会派として意思統一をして臨んでいます。

・昨年の県への政策要望に沿った項目を中心に目的意識を明確にした質問を行うこと。
・イッシューによっては複数の議員が絡んで集中的に掘り下げること。


特にこれまで全面的に会派で取り組んできている人口減少問題に付随した女性・若者の就労対策と子ども子育て支援に関してはテーマを討議した上で臨んでいます。

先週、私はILC推進局、保健福祉部、商工労働観光部に質問と提言を行いました。

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保健福祉部では先の決算特別委員会で提案した周産期医療センターの高度化と集中化に関して、商工労働観光部では新型コロナウィルスの影響による中小企業支援策、被災地の新たな起業と産業支援、女性の就労支援について行いました。

達増知事が産経新聞のインタビューにおいて被災地の産業構造を変えるとまで大見得を切った発言があったので、その趣旨にかなった事業は何かと質問するとまったく新機軸と認められるような答弁はなく、知事を呼んで真意を確認したいとの要請も行ったところです。

県のトップリーダーの発言は何の媒体にしろ重いものがあり、単にメディアに対するリップサービスではすまされません。

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予算の審議を与っている議会の立場としてはしっかり追及する責任があると私は考えています。知事の出席については委員会の世話人会で協議されることになっています。


商工労働観光部の審議を通じて感じたことは、事前に通告があったにも関わらず準備不足が露呈され、あまつさえ部長答弁が「議員の指摘を重く受け止め事業推進に努めてまいります」で締めくくったものが多く散見されて部内の中長期的な事業毎の系統化や進捗管理に疑義を生ずる結果となったことはとても残念です。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月11日

9度目の3.11

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2週目に入った県主催の追悼式は釜石市で開催されました。

自宅から三沿道を利用して釜石市内にある沿岸広域振興局まで75分。中心市内まで85分。高速道路の威力をまざまざと感じます。

車窓から眼下に垣間見える各地被災地の街並みは一見大きく変化はしているけれど、はたして中身はどうだろうか。地域をつなぐ人材、地域の経済、育ってきているだろうか、回復し新たな発展の芽が出ているだろうか。

そして、はたして僕らはどれだけの力を与えることができただろうか。ハンドルを握りながら考え、自問自答を繰り返しました。

式典では遺族代表の澤田さんの言葉が心に沁みました。

この津波を経験した人がこの世に一人でも命がある間は、ずっとこの日が忘れられることはないでしょう。しかし時は容赦なく流れていくことをしっかりと意識しながら、将来生まれて来る人たちのために私たちが今、なさねばならないことを確実に行動に起こしていくことだと決意をあらたにした日でした。

posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月08日

受動喫煙対策考【2】

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【3月6日 岩手日報朝刊 日報論壇】

議会の喫煙室の件でさっそく反応がありました。
(写真はどうやっても回転しないので横のまま貼り付けます。)

とても「吸う権利」についてとても分かりやすく解説がされています。

憲法12条において「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなかればならない。また、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う

権利が公共の福祉を侵害してはいけない。

税金を使って喫煙環境を整える方策は明らかに間違い。


そして、最後にガツンと心に響くのは

県が作成した「いわて こどものけんりノート」には、こうあります。

あなたは、いつでもどこでも、かけがえのない一人として、愛され、まもられ、けんこうでしあわせにくらすけんりがあります。


小西先生、とても参考になりました。ありがとうございます。


私がこどもの頃、ほとんどの大人が煙草をたしなみ、それを社会が容認してきましたが、今や喫煙者のみならず受動喫煙が健康の害になることが科学的に立証され、法律が施行された以上、それに従うよりもむしろ木村幸弘議員が発言したとおり選挙で選ばれた県民の代表たる議会は範を示していくのは当然でありましょう。

何度も言いますがこの件と葉タバコ生産と結びつけるのは全く筋違いの話です。

posted by 飯沢ただし at 00:33| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月07日

受動喫煙対策考【1】

岩手県議会、喫煙室存続を決定 愛煙家議員共闘「分煙は十分」
【2020/2/28 河北新報電子版】

 岩手県議会は27日、議会運営委員会で議会棟の喫煙室存続を決めた。受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の施行を踏まえて廃止を求める声もあったが、最後は与野党の愛煙家議員が共闘。「分煙は十分できている」との意見が多数を占めた。

 議運では各会派が見解を表明。国民民主党系の第1会派「希望いわて」が「受動喫煙の防止対策が取られている」と現状維持を提案し、第2会派の自民党も同調した。無所属系の「いわて県民クラブ」は廃止を主張した。
 郷右近浩議運委員長が「意見が一致しないため、議論はいったん終了する」と引き取り、喫煙室の当面存続が決まった。
 議論の成り行きを見守っていた肺がんを患う木村幸弘議員(社民)は「かつては愛煙家だった」と断りつつ「再考を願いたい。公共空間の禁煙について県議会は範を示すべきだ」と述べた。
喫煙室存廃を巡っては、県たばこ耕作組合が存続を要望。議運の決定に滝沢正一組合長は「歓迎したい。マナーを守りながら喫煙できれば良いのではないか」と話した。
 県議会の喫煙室は、日本たばこ産業が2014年11月に寄付した排煙ダクトを設置。室外への煙の流出は県が定期的に計測しており、健康増進法の基準はクリアしているという。
 東北の県議会では、青森、秋田が屋内外とも完全禁煙、山形、福島は屋外に喫煙所がある。宮城は議会棟4階に喫煙室があり、開会中の2月定例会で存廃を協議している。

議会の自治統治の力が試されるのに議会棟の喫煙室の取り扱いは象徴的な問題であったが、意見が一致しないで当面存続との結論の導き方は県民にとって実に判然としないやり方に移ると思う。これが岩手県議会の識見と断ぜられても反論はできない。

記事には記載されていなかったが、第三会派の「いわて新政会」は意見がまとまらないとう結論だったらしい。議会棟といっても喫煙室は独立した場所に設置されたはなく、県庁棟との渡り廊下に接した場所にあり、県職員からは通過する度に目に入る場所にある。

私たち「いわて県民クラブ」で4月から改正健康増進法の施行によって公共施設の敷地内は全面禁煙になったことを受けて議会棟も例外措置はありえないとの結論で一致して、議会運営委員会でも委員である千葉じゅんこ議員が孤軍奮闘で論陣を張ってきた。

論拠は明確である。

1)改正法によってのぞまない受動喫煙対策はより強化されたので県議会も例外ではない。
2)「岩手県がん対策推進条例(平成 26 年3月 28 日岩手県条例第 84 号)」を議員発議で制定した趣旨とは反する。


この間、たばこ産地でもある本県の耕作者の思いを汲むべきだとの意見もあったが、この件は議会の自治の問題であって喫煙室の存廃議論とは筋の違う話である。現に議会事務局には複数の耕作者と名乗る方から決められない議会のふがいなさを指摘をするメールもあった。


要は、議員だけが特権として認められていいのかが私たち「いわて県民クラブ」の最終判断の大きな要素である。

青森県議会、秋田県議会と同じたばこ産地の議会が喫煙室を撤去する決断をした中で、県民からどういう目で見られているか議会は考える必要がある。

議会運営委員会での木村幸弘議員の発言はとてもとても重いと私は感じるが・・・
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月02日

今日は常任委員会

本日は国からの補助金清算等が終了したことに伴う補正予算を審議する常任委員会が開かれました。

朝の街頭宣伝活動を一発済ませてから新幹線で議事堂へ。
最近は新幹線移動の時はほとんどバスを利用しています。盛岡駅だとバスセンター行きのバスはバンバン来てくれますし、タクシー移動と大差なく議事堂に着くことができます。もう少し暖かくなったら健康のため徒歩ですね。


私が所属する総務常任委員会の議案審査は予想より早く終わったので、総務委員会が所管する部局の諸課題について3点質問と要望を行いました。

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💡 ILCの最近の動向について

日本学術会議のマスタープラン2020の発表とICFA会議おけるステートメントを基に状況整理をさせて頂きました。というのはニュースソースを断片的にとらえたメディアの発信が目につき、正確な状況把握と共通認識を図る必要を感じたからです。

大型研究計画、重点大型研究計画、ロードマップ、どれも政府が判断する材料として経過措置として必要なものですが、以前このブログでも紹介した通り、大型研究計画に記載されヒアリング対象となったことが重要で、重点大型研究計画に記載されることは絶対必要条件ではありません。今後はヒアリング対象からしっかりロードマップに載る作業が次なるターゲットになります。

ICFAのステートメントはとても具体的で初めて期限を示したものであり、現在開かれている国会の答弁からも政府が前向きになっていることは間違いありません。今後はKEKの動きから目が離せなくなります。

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【答弁するILC推進局佐々木淳局長】


💡 公共交通政策について

一つ目は、政府は独占禁止法の一部を改正してバスの運賃プール化を認める動きについて。このことは路線が重複している路線のスリム化と不採算路線を維持するのに有効な手段と目論んでいるいるものです。本県ではなかなか直に該当するケースは少ないかもしれませんが、今後自治体が行うデマンドタクシーにも関わる可能性があるので、県としてもしっかりウオッチして欲しいとの思いを伝えました。

二つ目は、岩手医大が矢巾町に移転したことによる医大行きのバスを誰にも分かりやすくするように県の指導をお願いするものです。盛岡市内から難病等を抱える患者、特に高齢者がバス利用にかなり不都合を感じているとの声があったものを伝えました。

💡 度重なる県職員の不祥事について

釜石市内において県職員が酒気帯びで人身事故を起こす事案が発生し、また今年度は飲酒運転に起因する事案が9件にも上っていることを鑑み、総務部長に今後の対応策を質問しました。

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その原因が代行を頼んだが、なかなか来ないのでついつい運転してしまったなどの自分勝手な理由が多く、改めて具体的な改善策を求めました。事故が起こる度に県民からの信用は落ちていくことを肝に銘じて欲しいものです。
posted by 飯沢ただし at 22:52| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月28日

佐々木努議員が登壇

新型コロナウィルスの脅威は収まらず、北海道ではとうとう非常事態宣言が発令されました。

また、昨日は安倍首相が突然の公立学校への休校要請があり、その対応で県教委はてんてこ舞い状態だったようです。中には家に帰れなかった職員もいたと聞きました。一日も早く通常の生活に戻って欲しいものです。

本日はいわて県民クラブでは佐々木努政調会長が改選後初登壇の日でありました。昨日の首相の要請を受けての急遽新型コロナウィルス感染症への対応について質問を追加しました。

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教育長、保健福祉部長も具体的な部分までは至りませんでしたが、方向性は答弁で示してくれたと思います。

佐々木努議員は質問前の事前打ち合わせを大事にする議員で、質問すること自体よりもこうした事前の政策意見交換が後々実に結ぶという考え方です。今回も会派室で入念な打ち合わせを毎日していました。

私は事前打ち合わせをすると質問本番の臨場感が薄れるので、最近はほとんど打ち合わせに時間を割きません。執行部が説明に来ると言っても断る場合もありました。特に知事との直接的な議論をすることに重きを置いているのでそういう経過になります。しかし、今回は努さんのやり方を参考にしてしっかり答弁を頂くところは詰めていきたいと思います。

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さて、努議員の質問はライフワークである項目が中心でした。打ち合わせの甲斐あって部局長からは前向きな答弁が多かったと思いますが、相変わらず知事は・・・という感じで、今日は特に工藤勝子議員の質問にも質問者の意図を故意に外すような答弁もあり、未来に希望の持てる内容はほとんどなかったと感じました。まぁいつものことですが。

今日で一般質問は終了しましたが、部長答弁で「一定の成果」という表現が随所に耳に入り、一定というのはどういう評価なのか?評価を曖昧にした意図的な自画自賛のカムフラージュ?とも受け取れます。三陸防災復興プロジェクトの項目で努議員が指摘をした通り、客観的な評価をしないと事業執行の質の改善にはまったく役に立たないと私も思います。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月21日

本日の本会議は代表質問

県議会は今日から一般質問が始まりました。2月議会の初日は交渉会派のみ会派を代表しての代表質問が行われます。

いわて県民クラブからは幹事長の八幡平選挙区選出の工藤勝博議員が4人目で登壇。

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わが会派は代表質問で2018年の佐々木努議員が一問一答方式を初めて採用して以来、連続して一問一答方式を採用しています。

2018年 2月議会 佐々木努議員
2019年 2月議会 飯澤 匡
2019年 9月議会 飯澤 匡
2020年 2月議会 工藤勝博議員 

代表質問はテレビ中継があるのですが、視聴者の県民の皆さんには一問一答方式の方が絶対に分かりやすいと私は確信しています。

さて、肝心の中身ですが、勝博議員は前段に本県の農業生産基盤を確立した千田 正知事を引き合いに出して、現状の農業施策の問題点を指摘し、提案を交えて質問を展開しましたが、知事はあえて問題の核心に触れようともしませんでした。いつものように事務方の書いた答弁書を読むだけパターン(-.-)。

代表質問の一問一答は時間が制約されるので(質問と答弁併せて50分しかない)勝博議員はあまり深追いしませんでしたが、このようなトップの姿勢では千田正知事の足元にも及びません。残念なトップマネージメントの現状です。こんな調子で激しい地域間競争に勝てるのでしょうか?多くの県民がこの事実を知らないということも残念でなりません。

来週の一般質問では佐々木努政調会長が登壇します。80分の時間を有効に使って見ごたえのある議論をしてくれると思います。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月18日

的確な対応をしていきましょう

新型肺炎、重症者対策が焦点に 8割は軽症
【2/17 20:27 日本経済新聞 電子版】

新型コロナウイルスによる肺炎の人的被害を抑えるには、重症化するリスクの高い人に焦点を当てた対策が焦点となる。国内で感染が広がる一方、大半は軽症で治まっている。リスクの高い高齢者などの感染予防を徹底するとともに、発症した患者を早期に発見して優先的に治療する態勢が求められる。

厚生労働省によると、新型ウイルスによる感染症では発熱や喉の痛みのほか、せきが1週間前後続き、強い倦怠(けんたい)感を訴える人が多く、重症化すると肺炎になる。高齢者、糖尿病や呼吸器疾患などの基礎疾患がある人は重症化リスクが高い。

1人の感染者からうつる人数を世界保健機関(WHO)は1.4〜2.5と見積もるが、フロリダ大や北京微生物流行病研究所などのチームは3.8程度としている。03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は2〜4、09年の新型インフルエンザは1.4〜1.6とされる。

WHOによると、感染者の8割は比較的軽い症状で済み、致死率は世界全体で約2%とされる。現状で感染者を全て把握できているわけでないため実際はもっと低いとみられ、北海道大学の西浦博教授は「0.3〜0.6%」との見方を示す。

高リスクの患者を早く発見する狙いもあり、厚労省はウイルス検査を拡充する。中国とのつながりなどにとらわれず「医師が総合的に判断し、感染を疑う」場合も検査対象とするようにした。

現時点で新型肺炎専用の薬はなく、治療は肺炎などの対症療法となる。エイズ治療薬などを転用して効果が出たとの報告もあり、厚労省は転用薬の投与を臨床試験(治験)と位置づけ、患者の自己負担が生じないよう研究費を支援している。

感染症に詳しい東京医科大の浜田篤郎教授は「厚労省は『風邪の一種』と明言しており、大半の感染者は軽症にとどまる」と強調。重症者の対応に注力するためにも「国は軽症者の行動指針をより明確に示し、国民の不安に答えるべきだ」としている


新型コロナウィルスに怯える日々が続いておりますが、大半の感染者は軽症者にとどまる が救いの情報。感染力は高くとも重篤な患者が少ないのが特徴のようです。こうした科学的な見地に立った対応をもっと明確にする必要があります。


それにしても、昨日の衆議院予算委員会は新型コロナウィルス対策を主眼にした集中審議なの立憲民主党を主にした会派は、無為に審議を止めたり、同じ質問を何回も繰り返したり・・・野党の立場も分からないでもないですが、国会は最高の立法機関であることから、新型コロナウィルス対策に対して議員の立法措置等必要な手段を与野党関係なく動くことが現在求められると思いますが・・・テレビに向かって私こんなに頑張ってますよ〜が目的の議員にしか見えなのは私だけでしょうか。県議会の方がもっとまともな議論をしています。こんなことではいつまでたっても今の野党では政権は取れないのは明白です。
posted by 飯沢ただし at 17:25| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日

いわて幸福白書(-.-)

昨日14日に県議会2月定例議会が開会しました。

第2期ふるさと県ふるさと振興総合戦略から新型コロナウィルス対策等の直近の課題まで議論する課題は山積です。

2月定例会の開会日には恒例の新年度に向けて知事の所信演述が行われました。いわて県民クラブ代表としての私のコメントは本日の岩手日報朝刊に掲載されました。以下その内容です。

「2020年代の最大の課題は人口減少対策であり、労働生産性の向上、人材育成は急務だ。知事が「東京一極集中の逆転は不可能ではない」と豪語する割には達成できる期待感は聞き取れなかった。岩手が変わっていけるか疑問だ。」

現在進めている人口減対策は対処的部分的で成果が上がっていないにもかかわらず、知事の演述では危機感も感じられず、政策的にも大きく前進するようなものは見られませんでした。逆転可能な施策はどこにある?場所で表現を使い分けているようですが、ことば遊びをしている暇など県行政はありません。

「いわて幸福白書」なるものを発行すると述べておられました。幸福度指標の達成度を確認するためのとされていますが、はたしてどれほどの県民がこの白書を見て幸福を考える材料とすると想定しているのでしょう。こうした県の施策展開がますます内向きで自己満足に走っているような気がします。県の優秀な人材をこうしたところに投入するのは全くもってもったいないとしか言いようがありません。


議案説明書を見ればわかるような、事業の紹介は知事でなくてもできます。知事が演述するという意味は県政課題に対してご本人のアプローチの仕方を披歴するものだと私は思います。正念場を迎えているILC実現に関してもご自身の動き方も示さなかったのはリーダーとしての自覚が問われます。

他の会派、政党も知事の演述に対して厳しい評価が年々増しています。達増知事は4期目を県民に任された責任をどれほど感じているのでしょうか。


私は2月定例議会での公式な発言機会は予算特別委員会でしかありませんが、少しでも長期的・中期的・短期的に県政が前進するような政策提案をしてまいります。

posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月14日

岩手競馬振興議連で競馬組合へ提言

昨日の記事に引き続き、もう一件議員連盟の活動報告です。

去る2月6日に私が会長を務めている「岩手競馬振興議員連盟」で競馬組合へ意見提言を行いました。

これは昨月行われた調教師・厩務員・騎手との懇談会を経て、当会が短期・中期・長期にわたる競馬組合への意見提言を通年行っているものです。私が会長職になって数回すでにこの時期に行っています。

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提言内容は大きく4つ

1)禁止薬物陽性馬の発生に関わる適切な対応
2)競馬関係者の労働環境の改善、人材の確保等
3)競馬場施設その他の施設の整備
4)円滑な競馬組合の運営

今回、特に強調したのは現場を与っている関係者と組合との意思疎通が細くなり、信頼が薄くなっている現状のことでした。先日亡くなった野村克也氏が「信」なくして物事は成せないといった言葉を組合にはぜひ送りたいものです。年度が変わりましたら6月か9月議会の時期に提言を踏まえた組合の対応について方向を受けたいと要請も致しました。

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今年はメディアにもオープンにしましたのでテレビクルーも2社取材に来てくれましたし、新聞各社も取材して記事に取り上げてもらいました。NHKでは複数回にわたって放映されたおかげで水かけ祭では何人からテレビ見たよと声をかけてもらいました。寝癖の髪もばっちり映っていたようです😵

当議連ではこれからも様々な角度から研究を重ね、競馬組合の運営が健全にされるよう積極的に提言してまいります。
posted by 飯沢ただし at 01:46| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月01日

ILC@新春講演会

昨日の記事で触れたおりました「ILC 最近の動向と今後の課題」について一関商工会議所大東地域運営協議会の新春講演会で講演する機会を与えて頂きました。

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この日程は1ケ月以上前から決まっていたのですが、一日前に日本学術会議のマスタープラン公表があったばかりで、まさにタイムリーなタイミングとなりました。

当初、昨年の3月7日の政府見解やLCWS2019の「仙台宣言」等の解説から始める予定でしたが、マスタープラン記載の解説中心になりました。特に「大型研究計画」と「重点大型研究計画」についてには入念に説明を入れました。

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私からの申し述べた要点は2点。

・ILCは国際研究プロジェクトなので我が国だけの判断では完結しない。国際協議に基づいた政府の判断が最終局面。
・決定までのプロセスは牛歩の歩みだが着実に進展している。今年5月に策定される「次期欧州素粒子物理戦略」にILCが記載されるかが次のマイルストーン。政府の最終判断は5月以降か。

第二部では大東ILC委員会委員長の小原玉義君(私の小中高同級生)から「ILC安全対策の勉強結果について」の報告がありました。

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玉義君の発表は県が行っている「ILC解説セミナー」の内容をも凌駕する一般の人にも分かり易い内容で、ぜひKEK研究者の方々のレビューを頂いて放射線に不安を感じている市民に講演して欲しい充実ぶりでした。


さて、謎の画像の件ですが、

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あの画像は映画「王様と私」のシャム王演じるユル・ブリンナーです。

映画「王様と私」のストーリーの底流には王の既存から脱する改革の断行の意志が色強く出ています。その中でシャム王は「科学的に思考」する重要性を説きます。映画の中では現状と理想の矛盾と戦う王の苦悩が表現されています。

要はILCの安全性が議論されていますが、あくまで科学的に判断して問題点の共有を図っていくことが重要と私は常に申し上げているところです。そういう建設的な議論の展開がされることをこれから期待するものです。
posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月28日

京都市が財政全国ワースト2位?

私が応援している村山祥栄候補が訴えている政策の大きな柱は「財政再建」です。

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「ようこそジャパン」の政府の観光政策によってインバウンド客がダントツに恩恵を受けている京都市なのに、財政再建なんてそんなバカなと思われるでしょうが、何と標題の通り夕張市に次いで財政状況が悪いのは京都市だというのです。その要因は現職市政になって歳入よりも歳出が多い状況が継続されているからです。要は税金の無駄使い、固定費歳出に全く切り込んでいないということになります。

この状況は岩手県政とある意味体質的に似ているかもしれません。

財政に関してはトップが意識がなければ、何も変わりません。財政調整基金を取り崩して単年度会計の黒字を達成しても意味を成さないのです。

村山氏は自ら覚悟を示し、全庁挙げて事業の見直しを行うことを自らのマニフェストで約束しています。その具体策として市長給与を50%カットを示しています。

2020年代は大きく社会構造が変革する10年。過去の成功体験はほとんど通用しない時代がやってきます。特に行政のリーダーは社会変革に柔軟に対応し、戦略的に人材育成などの政策を動かしていかねばなりません。

今回の選挙応援📣を通じてさらにその認識を強くしました。村山祥栄氏には絶対に当選して頂き、京都市から地域主権改革の旗頭になってほしいと切に願っております。

@村山選挙事務所より
posted by 飯沢ただし at 14:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月27日

京都市長選挙の応援へ

今、京都行きの新幹線の中です。
今日の夕刻から29日(水)の午前中まで京都市長選挙に立候補している村山祥栄氏の応援📣に京都市に参上します。

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このブログでも何度も登場している村山氏。及川敦氏とのご縁がきっかけで今でも交流している同志です。

村山氏は実は12年前にも京都市長選挙に立候補しており、その選挙は現職の門川市長初陣の選挙でもありました。京都市では固い支持層を持つ共産党候補と実質三つ巴の選挙となり84750票を獲得するも3番手の評価でした。以来村山氏は市議会で地域政党京都党を母体に京都市の財政再建等の課題解決に奔走してきましたが、門川市政の硬直ぶりに納得せず、自ら再び旗を上げることを決意しました。

現職市長の非共産党の政治的体制を優先で市政を進めていることに決して良しとせず、しがらみを断ち切って本当の京都市民のために政策を柱に市政を進めたいという村山氏の考え方に私は大いに賛同致します。

これから地方自治は自立を求められ、しっかりとした地域経営をしていかなければ市民のためにはなりません。地方の首町選挙に国会議員が多数応援に駆けつけ、安倍政治がどうの与党とのパイプがどうのを声高に有権者に訴えるのは明かに座敷違いです。

私は一地方議員の立場から、これから地方自治に地域経営の感覚と自立がいかに必要かを村山氏支援のために伝えたいと思っています。
posted by 飯沢ただし at 16:26| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

黄海川治水対策勉強会

標題の会が一関市藤沢町黄海地区住民自治協議会の主催で開催され、ご招待を頂戴しまして私も参加をしてまりました。

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黄海川は上流ダムが整備されて水量調整がされてはいるのですが、本流以外の河川からの流入量が多く中流から下流地域は常時水害に悩まされています。平成14年7月の台風6号災害が過去最大の降雨量(183mm)ですが、最近は温暖化によるゲリラ降雨が頻発しており、いつ何時洪水被害に遭遇するか分からない状況にあります。

平成24年11月には国において「北上川水系河川整備計画」が出され北上川流域地区においては輪中整備等による整備が図られました。ところが北上川からのバックウォーターによる被害が過去に頻発している川口地区等においては黄海川最下流部に水門設置を要望していたところでしたが、国の計画には盛り込まれませんでした。

その後、平成29年3月に黄海地区住民自治協議会では治水対策部を設置し、1500名の署名を携えて要望活動を展開したところ、平成30年には国が危険個所の調査を実施、令和元年には堀切橋下流部の3haの樹木を国が伐採、一応の対応はされているとの報告がありました。

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伐採後の土地利用については地元の畜産家と調整して草地として活用する方向であるとの報告もありました。

私は次の予定があったので肝心の国交省岩手河川事務所からの今後の整備の方向性については直接聞くことができませんでしたが、後刻、参加された方からの情報によると、国が水門設置には消極的であるとのことで危険排除に関しては今後も継続して行うとの説明のようでした。


今回は北上川水系を中心にした治水対策勉強会でしたが、県管理である黄海川の築堤増強による用地確保やこれから予定されている基盤整備事業との兼ね合いや並びに県道補修等の複合的な問題があり、私にとっては今後とも密に情報を繋いだり、県への提言などやらなければならない仕事は山積していると改めて再認識致しました。

posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月24日

質問なしの怪挙

本日は年に一度開催される「北海道・東北六県議会研究交流大会」に参加するため福島市まで行ってまいりました。過去ブログをチェックすると、この研修会に参加するのは2017年以来の3年ぶりのようです。

基調講演は、株式会社ライフブリッジ代表取締役の櫻井亮太郎氏による「広域連携によるインバウンド観光の促進」について。
櫻井氏は観光DMOと直接関わっている方ですので生のデータによる東北インバウンドの可能性と方向性について的確な示唆を与えてくれました。

私が参加した分科会では「地域資源を活かした地方創生」について各道県から事例発表がありました。

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各県とも人口減少社会を見据えて戦略的な取り組みをされていました。

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【秋田県の中山間地支援の具体策】


特に質問が集中した青森県は、何を軸にこれから進もうとしているかプレゼン資料を見ただけでも伝わってきます。

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県とヤマト運輸が構築した青森県独自の新たな流通サービス「A!Premium」は目を引きました。
これは県が財政負担をしてまで物販のリードタイムを短縮させて競争力をつけるというもの。翌日午前中に到着するサービスエリアを西日本まで拡大可能にしたサービスです。青森県の物流距離の弱点を企画で補うといった試みはすばらしい着眼と行動力と感心しました。さすが物販を生命線とした青森県の覚悟がビンビン伝わります。


さて、肝心の本県の発表内容ですが、「ラグビーワールドカップ2019岩手・釜石開催について」でありましたが、将来の課題認識が他県と比べて明らかに薄い内容でプレゼン資料も貧弱。誰に見せよう(魅せよう)としているのかといった内容でした。3年前のブログにも同様の指摘をしましたが、何の改善もされていません。その証拠に本県への質問はゼロ・・・

かつては東北の中でも新しい試みをしてきた本県の姿はどこにいってしまったのでしょうか。

基本的な資料作成の基本、主体と客体から正していかないと・・・このままでは地域間競争にどんどん取り残されていってしまいます。岩手県にそういった危機感は残念ながら感じられません。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月23日

最後は人が動かす

私は小さい頃から気管支が弱く、風邪を引くと一発で気管支にきます。最近乾燥している日が続いているせいか、気管支の調子がよろしくありません。そんな理由でブログ投稿も滞っていますことをお許し下さい。

「岩手牛」の売りこむイベントがあり、先日上京してまいりました。そこでちょっと気づいたこと。

故郷に向かう東京駅発の新幹線は今は発車5分前にならないとホームに到着せず、世の中の進歩を感じる象徴的な事象です。車中では隣のお客さんとお話しすることもなくビジネスマンはメールのチェックや、スマホで情報の収集もできます。何と便利になったことでしょう。

その反面、対人とのコミニケーション能力が減退していることも最近とみに気にかかります。
便利の裏側にある落とし穴といったところでしょうか。

私が子どもの頃、祖母によく連れられて電車、汽車で遠出する機会がありました。当時の旧国鉄時代の車内ではグリース油の匂いや、長距離列車ではお酒とスルメの混合した何とも言えない匂いが充満していました。長い汽車旅ではボックス席に座った他のお客さんと冷凍みかんとかを差し出していろいろな話をする光景も目に焼き付いています。

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換気の悪い駅の待合室はタバコの煙でモヤっていました。今から思いと本当に隔世の感があります。

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話が逸れてしまいましたが、話をする機会が多いということは相手の見定める洞察力が磨かれるということ、このことを言いたかったのです。

情報が瞬時に飛び交う世の中にあっても、最後に意思決定をするのは人間であること。このことを忘れてはいけません。昔の人は面談してとことん話し合いをして問題解決していました。便利な世の中だからこそ、そうした機会を敢えてつくらないと危機が迫った時に突破できません。


人口減社会に入り、労働生産性の向上がよく話題にでます。情報処理能力だけでは人間力を高めることにはならない。県庁のような大きな組織ほどこうした点に括目して人材教育をすべきとつくづく感じます。

posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月22日

改善のために現場の声を聴く

私が会長を務めている「岩手競馬振興議員連盟」では毎年、水沢競馬場と盛岡競馬場所属各々の調騎会から調教師代表、騎手部会代表、厩務員会代表の方々から現場の意見や課題の意見聴取と意見交換を行っています。


健全な競馬運営には現場の声を拾うことなくしてありえないというのは私のポリシーでもあります。ただただ売り上げだけを伸ばせばいいだけでは健全な運営は成立しません。

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【水沢競馬場スタンド会議室にて】


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【盛岡競馬場スタンド会議室にて】


今回は両会場とも活発な意見交換ができました。

・禁止薬物問題について
・盛岡競馬場の芝走路改善について
・全国でも最低レベルの騎手騎乗手当について
・恒常的な厩務員不足について
・薄暮競馬における厩務員の手当について
・水沢競馬場の施設老朽化対策について

などなどでした。昨年は悪評高かった水沢競馬場の砂の入れ替えについては一応の解決がなされたようです。


来月初めにも当会で内容をまとめて、岩手県競馬組合に「要望書」として提出する予定となっています。

今回もっとも強く印象に残ったのは現場と組合の意思の疎通が十分取れていないこと。に尽きます。このことに関しては私も組合内部組織体制に問題点があると感じているところでもあり、抜本的な改善が必要となるのですが・・・管理者自身が身を切る改革をしないと前には進みません。


平成19年3月の存廃問題で揺れた議会を知る議員も少なくなってきており、ある時期におさらいをする機会を当会で持たなければとも考えているところです。
posted by 飯沢ただし at 23:24| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月09日

Gone in the BOX.

ゴーン元会長会見、逃亡方法「話すつもりない」

【日本経済新聞電子版 2020/1/8 21:26 (2020/1/9 0:30更新)】

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)は日本時間の8日夜、逃亡先のレバノンで記者会見した。元会長の記者会見は2018年11月に逮捕されて以来初めて。敵意をあらわにしている日産や日本の司法制度を批判したが、逃亡の経緯などについては言及を避けた。会見での発言のポイントをまとめた。

■国外逃亡「問題かも」

保釈中に国外に逃亡したことについては「日本で法律違反をしたことは問題かもしれないが、検察もリークしてはいけないという日本の法を破っている」と批判した。

■「レバノンに長期滞在の用意」

ゴーン元会長は記者会見の質疑でフランスに渡航するかを問われ、「私はレバノンにいて囚われの身とは感じない。レバノンに長期間滞在する用意がある」と述べた。レバノン政府から自らの身柄が日本に引き渡されないと保証を受けているとの見方については「誰からも保証はされていない」と否定した。

■「アライアンス機能せず」

元会長は自らの実績について「2017年、ルノーと日産のアライアンスはナンバー1の自動車グループだった。ビジョンも大胆な戦略もあった」と強調した。「現在はどうか。アライアンスは機能していない」と述べた。

■逃亡方法「話すつもりない」

日本からの逃亡については「今日どのように日本を抜け出したかを語るつもりはない。代わりに、私がなぜ抜け出したかを話す」と語った。

■日本政府関係者の関与「名前明かさず」

事件への日本政府関係者の関与については「レバノン政府に迷惑をかけたくない」として名前を明かさないと述べた。日本政府の「トップレベルが関与したとは思わない。安倍(晋三首相)さんが関わったとは思わない」と指摘した。

■「日本の人質だった」

日本の刑事裁判での有罪率は99%だと指摘し「私が公平に扱われる兆しはなく、今後4、5年にわたり普通の生活を送れる兆しもなかった」と述べた。自らを「国の人質」だったと語った。

■「シャワーは週2回のみ」

拘置所での生活について「週2回しかシャワーを浴びることができなかった」「英語もフランス語も話す人はいない」と述べた。

■逮捕には西川前CEOが関与

2018年の自らの逮捕に関して、日産自動車の西川広人・前社長兼最高経営責任者(CEO)が「明らかに企てていた」と述べた。検察と日産が事前に準備していたとも主張した。

■「根拠のない攻撃」

「日本の検察や日産の経営陣によって組織化された恥知らずで根拠のないメディアの攻撃」と批判した。

■「初めて私自身を弁護できる」

ゴーン元会長は会見の冒頭で「私はこの悪夢が始まってから初めて私自身を弁護することができる」と述べた。「2018年11月からひとときも自由がなかった。過去数カ月にわたり弁護士なしで最大1日8時間尋問された」と日本での拘束を振り返った。


昨晩22時からの記者会見をテレビやネットで途中まで見ていたが、あまりに保身色ばかりが強く、興味を引く内容がないので止めた。

それにしても、周到な計画で日本の出入管の欠点をついた脱出劇が成功してしまったことはわが国の恥以外の何ものでもない。このゴーン氏の行動で透けて見えるのは、未だに日本は欧州から見てFAR EASTに位置する下のランクの国ということだ。世界に冠たる高品質の工業製品を製造する国もゴーン氏にしてみれば単なる利用するにしか過ぎない存在だった。

わが国の司法制度の問題点はこの場ではさておき、こんな小馬鹿にされた状況をつくられたことに対する日本政府の毅然とした態度が求められる。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月03日

58歳になりました

今朝起きたら母に「誕生日おめでとう!」とお祝いのことばを頂き、「生んでくれてありがとう。」と答えました。

ここまで大きな病気もなく過ごすことができました。本当に家族、友人、社員、地域の皆様のおかげです。感謝のことばしかありません。58歳となると還暦までいよいよカウントダウン。とうとうそんな年齢になったのかという思いが強いですが、還暦祝いは同級生の皆さんと共に健康で盛大に行えらばと思います。

今日は誕生日ということもあり一日公務はオフ。


昨年は正月競馬は例の件によりお休みだったため、恒例の水沢競馬場での初夢腕試し大会は中止でしたが、今年は佳人と共に出かけてきました。

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奥州愛馬の会会長杯 初夢賞をラブミーチャンの子であるラブミーボーイ号と山本聡哉JKの名手綱によって私を窮地のどん底から救ってくれました。今年も苦あれば楽ありの一年を象徴するようです。

これから家族一緒に夕食で誕生日を祝ってもらいます。ありがたいことです。

とにかく健康は最高の宝。留意してこの一年を過ごしたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 19:08| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月01日

恭賀新年2020

新年明けましておめでとうございます。

恒例のわが家の雑煮の紹介から

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去年とほとんど変わり映えしません(料理人が変わってないので当たりまえ・・・)。
わが家の雑煮の特徴は必ずヒジキが入ることです。

元朝参りが午後1時と遅めに地元の八幡神社へ。引いたおみくじは久しぶりの「大吉」でありました!

今年は子年。
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ぎっちりと福を貯め込む年にしたいですね。


さて、今年の前半のハイライトは何と言っても「ILC」の動向が2月中には決定される予定ということ。期待は大きいですが決定してもそこからの課題も次々に出てきます。地元選出議員としてしっかりと対応してまいります。

2020年代の始まりの年。皆様にとってすばらしいスタートの年となりますことを心からお祈り申し上げます。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月31日

さようなら2019年

今年もいろいろありました。特にラグビーワールドカップ、県知事選に県議選と大イベントがありました。

今年はブログにもフェイスブックにもアップされなかった携帯電話にデッドストックされたものに日を当てる企画で一年を振り返りたいと思います。

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1月。大相撲初場所 錦木関は何と前頭2枚目の番付で横綱白鵬との取組もありました。令和2年初場所は十両からの再出発。奮起を期待します。

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2月。大東町図書館主催、冬の恒例行事「大東図書まつり」今年も多くの子どもたちが読書感想文や感想画を出品しました。末永く継続してほしいイベントです。

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3月。イチローが公式戦で日本凱旋試合。そして突然の引退宣言。メジャーリーグに打つ・投げる・走るの野球本来の楽しさを巻き起こした稀有な選手の引退は残念でしたが、その功績とご自身の努力に賛辞を送ります。

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4月。京都党の応援に京都へ。地域政党時代から交流のある京都党の皆さんは地方自治のあるべき姿をとことん追求しています。他地区の選挙応援は自分への振り返りでもありモチベーションを高めてくれます。

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5月。千厩の伊藤さんのご案内でとても素敵なコンサートに行ってきました。こちらの楽器は演奏者手作りのもの。とても雰囲気のある音色でした。機会があればまた行きたいコンサートです。

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6月。大学のボート部後輩が宮城県の長沼に遠征。先輩は後輩の面倒を見なければなりません。期待に応えて「河北レガッタ」舵手付フォアで優勝!写真は前回遠征した後輩たちが牛タンのお店で残していった色紙です。

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7月。新笹の田トンネル実現期成同盟会総会。祝辞を述べている松川誠氏と小原伸元氏の横顔。新トンネル実現に情熱を傾けた伸元氏の突然のご逝去は残念でなりません。その遺志を実現するまで私は頑張ります。

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8月。いよいよ選挙戦。事務所を手伝ってもらった藤原祐太君。たくさんのスタッフにお世話になりました。感謝感謝です。

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9月。ラグビーワールドカップ釜石大会。台風の影響で1試合だけの開催。写真は高校のラグビー部同級生の亀岡澄君、えらいことにボランティアとして活躍していました。亀岡君はいまだにラグビー現役で頑張っています。

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10月。わが家に新しい家族が仲間入り。フレンチブルの「都」ちゃん。現在はお父さんの「大黒」さんにちなんで「小豆(あずき)」さんと命名されました。久々の子犬ペースに慣れるまで熟年世代は時間がかかりました。

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11月。一関体協の講演会で陣内貴美子さんと。芯の強さが印象付けられる方でした。やはり極めた方のメンタルは違います。

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12月。藤田菜七子騎手が女性騎手で初めてのJRA重賞制覇!藤田騎手はもはや女性という枠を超えた立派な騎手に成長しました。これからの活躍に期待します。


来年まであと30分を切りました。哀しいこと、嬉しいこと、たくさんの出会いが詰まった一年でした。来年からは2020年代に突入です。厳しい世の中になるのは承知していますが、自分の与えられた分で一生懸命力を尽くしてまいります。

一年間の読者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


posted by 飯沢ただし at 23:35| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月30日

高齢化社会の現実

最近感じた高齢化社会の実体験。

・昨日参列した葬儀、一般会葬者は30名位だったが一番若いのは自分(57歳)😞

・車運転中に横の路地から車が出そうになったが、こちらが優先道路。止まるだろうと思っていたら自分の目前で飛び出して前進左折。いくらかカモ運転の心がけをしていたから何とか衝突は回避なったが、漫然と自分が前進していたら間違いなく衝突したでしょう。その車の後部には枯葉マーク👀


そして大東町の興田地区では11月末現在で今年誕生した子どもはわずか4人。おそらく他地区でも同じような傾向でしょう。


こうした現実をしっかり受け止めて前に進んでいかねばなりません。厳しいですが、頑張らねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 18:41| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月29日

恒例の県への政策要望

御用納めの27日(金)に「いわて県民クラブ」から県に対して「台風第19号災害に関する要望書」と「令和二年度予算に関連する政策要望」を行いました。

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わが会派の政策要望の根幹と特徴は、人口減少状態をいかに食い止めるかという短期的・中期的・長期的な視点に立脚したものです。故に佐々木努政調会長がまとめたこの提案書は少子化対策や教育政策にかなり厚くなっています。

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達増知事からは「皆さんがまとめたこの提案書を参考にさせて頂き、来年度の予算編成にあたる。」というコメント。(ほとんど例年と一字一句変わらず・・・)

しかし、我々は県民のために弛まず粘り強く、政策実現のために来年度も努力を継続して参ります。
posted by 飯沢ただし at 23:14| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月26日

やはりIRは日本には向かない

秋元議員を逮捕、IR参入巡る収賄容疑 東京地検

【日本経済新聞電子版 2019/12/25 21:24更新】

カジノを含む統合型リゾート(IR)への参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から賄賂を受領したとして、東京地検特捜部は25日、IR担当の内閣府副大臣などを務めた衆院議員(東京15区)の秋元司容疑者(48)を収賄容疑で逮捕した。同社側は、当時政府内で検討中だったIR実施法案の情報などを求めていた疑いがある。



このような事件は起こるべくして起きた。人間の欲は果てしない。


意外に思われるかもしれないが、私はIRには反対。

日本人は勤勉な国民であり、文化と経済力が同時に発揚される国づくりをしていかなければならない。これからの若い有能な人材を刹那主義につながる一攫千金的要素が強い職場に送り込みたくない。人類の発展のために貢献すべき日本人の役割はまだまだあるはずである。

特に中国企業がつけこんでくるのはわが国にとって絶対によろしくない。
posted by 飯沢ただし at 10:26| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月24日

物流環境改善に関する意見書を国へ送付

物流業における安全確保のために高速道路の利用負担軽減と環境整備を求める意見書

私は(公)岩手県トラック協会の顧問を仰せつかっている身分でありますので、喫緊の課題を意見書としてまとめて12月議会で「いわて県民クラブ」から提出し、全会一致の賛同を得て国の関係機関へ送付されました。


労働集約産業の典型的なトラック業は国の働き方改革にいかに対応していくか、極めて難しい対応を迫られています。AIによる自動化運転やダブルトラックなどハード面での整備が喧伝されていますが、それが現実になるのはまだまだ遠い先の話です。時短のため高速道路の利用を推奨するといいながら肝心のドライバーが休息するパーキンエリアやサービスエリアは満杯で使えない箇所が多い。これでは話になりません。

三陸自動車道路に至ってはほとんど休息場所が整備されていない状況。こうした状況を少しでも改善するための意見書です。

物流は国民生活を支える動脈。しかし、それを維持するために大変な環境で勤務する状況を国民の皆様にも理解してほしいと思います。かっこつけの働き方改革ではまったく意味をなさないのです。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月21日

危機感が足りない・・・

宮蘭フェリー、来年3月休止 貨物伸びず低迷続く
【12/21(土) 14:00配信 河北新報】

 岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶ「宮蘭フェリー」を運航する川崎近海汽船(東京)は20日、宮古への寄港を2020年3月末で当面休止すると発表した。東日本大震災からの復興を後押しすると期待されたが、業績不振が続いていた。4月以降は八戸−室蘭間で運航を継続する。

 宮蘭フェリーは岩手県初の定期カーフェリーとして昨年6月22日に就航した。同社は20年度が見込まれる三陸沿岸道の全線開通を先取りし、貨物集荷の需要掘り起こしを進めてきた。

 しかし、現時点では一部に未開通区間があることから多くのドライバーに敬遠されたとみられる。収益の柱となる貨物取扱量が伸びず、2年足らずで姿を消すことになった。 県の輸送実績(速報値)によると、今年10月までの宮古発着便のトラック輸送は累計5321台で、1便当たり約7台だった。昨年10月には室蘭発宮古行きの八戸寄港、発着時間の変更などてこ入れを図ったが、業績の好転に結び付かなかった。

 同社の岡田悦明フェリー部長は「三陸道仙台−宮古間はほぼつながったが、利用実績は上向く兆しが見えない。宮古盛岡横断道を含む道路開通後の交通量の変化を注視し、再開に向けた検討をしたい」との考えを示している。

 達増拓也知事は「復興道路の整備で宮古港の利便性が高まっている認識に変わりはない。宮古市と相談しながら対応したい」と述べた。


最初から苦戦するのは目に見えていた。採算に合わねば民間企業は撤退するのは常識。

私も経過を見ながら特別委員会で警鐘を鳴らしてきたが、果たしてどれくらいの努力を県はしたのだろうか。県はフェリー就航に合わせて宮古港の岸壁に多額の費用を投入してターミナル施設も準備した。これからの戦略を聞きたいものだ。

飯澤匡議員 宮蘭フェリーに対するこれまでの質疑

平成30年2月定例議会予算特別委員会
◆商工労働観光部における審査
〇飯澤匡委員 質問に入る前に、きのう釜石市を経由して宮古市まで追悼式に行きましたが、やはり物流としての幹線が非常に整備されているなということを実感しました。これからいろいろな物流環境を整備する上に立って、宮古港はフェリー航路が開設されるということですが、これはしっかりと心に刻んでほしいのですが、航路だけではだめなのですね。しっかりと集荷業務をして、それの二次展開を図ることが必要です。コンテナ港はそれなりの波及効果がもうすぐ出てきますが、フェリーとなると、やはり港湾課だけではなくて、商工労働観光部がそのところの集荷、コンソリデーション(混載)でありますとか、そこから、どのように宮古-盛岡というルート、これも考えなければならないと思いますので、その点しっかりとやっていただきたいと思います。

◆県土整備部における審査
〇飯澤匡委員 港湾についてもう一つですが、宮古-室蘭定期フェリー開設は非常に喜ばしい事柄でありますが、先ほどの質問にもありましたが、その答弁として、観光を軸にという嵯峨企画課長のお話でした。
ところが、私も物流業界の中で生活をしていまして、フェリー観光というのはほとんどといいますか、余り期待できるものではない。要は、商業者がほとんどでして、その中で往復便でどれだけペイできるかということがフェリー業界の一つの常識です。フェリーのメリットとすれば、トレーラーで運んできて、北海道の業者がそのままトレーラーに載せて宮古まで持ってきて、引っ張るトラクターは県内の業者で持っていくということで、労働時間の短縮にもなるし、フェリーでの移動時間は休息時間と今は認められるようになりましたから、それはそれでまた別な話ですが、いずれ、地元の物流業界にとってメリットがあるとすれば、まずそれが一つ。
ただ、これもあくまで通過型でありまして、やはり岩手県の荷物をどうやって集荷して宮古港から出していくかということも考えていかなければならない。
質問項目には入れていませんでしたけれども、さっき城内委員からあったフェリーターミナルについて、トラック協会からもオフィスのスペースをつくってくれという要請があったはずですが、その状況はどうなっているか、まずそれをお伺いします。

平成30年9月定例議会 決算特別委員会
◆県土整備部における審査
〇飯澤匡委員 大きく2点についてお伺いします。
最初に、宮古─室蘭フェリーのダイヤ改編に関して伺います。
私は、1期目の2回目の一般質問だったと思いますが、港湾の重点化ということで提言をさせていただいて、その後、港湾議員連盟ができたり、港湾ビジョンも策定していただいて港湾の重要性も認識され、その役割分担とともに大きく前進が図られてきたという思いを持っております。今回は、せっかくこういう航路が設置されましたので、これをもっと発展的に捉えて継続していくべきだという観点に立って質問します。
随分と早いダイヤ改編がありました。帰便で八戸港に寄港するというダイヤが発表され、それに伴う船のメンテナンスのために減便にもなったということです。
質問の順序を変えますけれども、まず、減便されたことに対する県の所感、もう一つは、さきの予算特別委員会で、私は、県内の貨物集荷の取り組みを強化すべきだと指摘しましたが、この間の県の取り組み、その効果、そして、この間の総括質疑において、1便当たりの平均利用数は、宮古発ではトラック3台、室蘭発ではトラック6台との答弁があり、大変厳しい状況に至っているわけですが、この間の課題認識をお伺いします。

〇飯澤匡委員 肯定的といいますか、ポジティブに捉えればそういうことだと思うのですが、利用者側、物流業者側の目から見ると、八戸港は今のところやはり潜在力があるわけです。将来的に三陸復興道路が全線開通すれば、間違いなく競争力があります。ですから、この間、どうやってつなぎとめる方策を考えるかと。やはり物流をしっかりとどめるような努力をしていかなければならない。これは大変な努力が必要かと思います。
せっかくできた航路ですから、これは生かしていかなければならないし、八戸港というのは八戸─苫小牧という非常に太い動脈航路があって、その中で、やむを得ず八戸港に行くものを少しでもいただこう、そして積載率を高めようというのがフェリー運航会社の考え方だと思うので、言うなれば、積載率をどうやって高めるかというのが課題となっているわけです。
私が心配しているのは、いかんせんこのダイヤ改編が早かったと。これはやはり重大な事実として受けとめて、危機感を持って対応しなければならないと思います。
確かに、この間の北海道の地震等で利用されたことで宮古─室蘭間のフェリーについては注目はされましたけれども、これを安定的に継続していくことが大事なので、その点をもう少し危機感を持ってほしいと思います。
そこで、10月1日の記者会見で知事は、八戸寄港にダイヤを改編したことに対して、サービス向上と、業者の目から見たような形の発言をしました。記者が二の矢で、存続の危機なのではないかというダイレクトな質問をしたのに対して、ビジネスというのは常に危機とともにあるという、非常にはぐらかしたような状況で問題をすりかえている。私は、これこそ大変な情報発信の損失だと思うわけです。フェリー会社は非常に足が速いわけです、やはり採算を求めていきますから。何とか復興道路が開通するまでしっかりと支えていかなければならない。それには安定した乗客、定期的なお客さんをしっかりつかまえる努力を─単発ではだめなのです。常に北海道に行く、そして帰るという便を確保しなければならない。これは相当な努力が必要です。八戸からの荷物を取ってこなければならない、そういうことも考えなければならないのです。
私は、知事のこの意識というのは非常に誤っていると思いますが、部長も同じような考えですか。

〇八重樫県土整備部長 まず、サービス向上と捉えているという知事の記者会見での発言ですが、これは、船社である川崎近海汽船からのメーンの理由として承ったという趣旨での発言ということで、そこは私も同様の認識であります。
ただし、県として危機感を持っていないということは全くありません。これは、やはり宮古─室蘭の航路が定着するということが非常に重要なことですので、八戸港に一時寄港するというのが利用者の一時的な利便になるのは間違いありません。ことしは台風も多くて、宮古─室蘭の欠航も実は相当数あったことで就航率が伸びなかったということもあります。その分、例えば八戸港に寄港した場合でも、航路は往復確保されたという状況にもなりますので、船社では、就航率もそんなに落ちてないというような対外的なPRの必要性も認識して、こういった決断に踏み切ったのではないかと考えております。
そういったことも含めて、まずサービス向上という言葉は、それはそれで間違っていないのではないかと考えておりますが、これは当面の措置であると知事も申しています。いずれ、復興道路が完成した折には、宮古─室蘭でダイレクト航路に復帰していただくということが非常に重要でございますし、その後もしっかり定着していただくということが重要でありますので、委員御指摘のとおり、これからはできる限り貨物自動車の掘り起こしを行うため、船社と連携しながらいろいろな荷主会社に、必要な対策を早急に打ってまいりたいと考えております。

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2019年12月20日

藤原崇代議士 政務官就任祝賀会

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一関市の商工団体、農業団体、森林組合の3団体の長が発起人となって行われた祝賀会。私も出席して祝辞を述べさせてもらいました。

藤原代議士にとって政務官は地位はあくまで通過点。日本という國、私たちの地域発展のためにこれからも頑張って頂きたいと思います。

それには次回の戦いにおいて小選挙区で勝利をすることです!これが大命題。

東日本大震災発災後から地域主権という流れは本当に隘路になっているのが現実。我々はその現実に沿って課題解決に向かっていかねばならないのも現実対応として必要なこと。理想だけでは飯は食えません。

次なる戦いに備えて、これが第一歩となるようにしなくてはなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

東関親方がご逝去

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【2年前の東関部屋歓迎会にて 親方は左端】



東山町に縁のある東関部屋の親方、東関親方(現役名 潮丸関)が病気のため亡くなられました。享年41歳。

親方となって11年目。部屋も新築移転してこれからという時に若くして逝去されました。一昨年は歓迎会でご一緒させて頂きましたが、それが最後になってしまいました。トークも歌も上手な明るい方という印象です。とても残念でなりません。


力士は無理をして体を大きくするので、その弊害が病気に影響するのでしょうか・・・


東関部屋はこの先どうなるのかも不透明です。とにかく弟子の力士は親方がいなくなっても稽古に精進して頑張ってほしいです。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月12日

令和元年12月定例会が閉会

台風19号からの三陸鉄道の復旧予算等の議案を含んだ議案が可決され、12月定例議会は閉会しました。

賛否が大きく分かれたのは

議案第4号 岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例

「いわて県民クラブ」では私も先日のブログで記した内容を元に、会派内で議論を尽くした結果、一致して反対ということに決して私が会派を代表して反対討論を行いました。

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いわて県民クラブの飯澤匡でございます。

只今上程されております議案第4号「岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例」に反対する立場で会派を代表して討論を致します。
この条例案の内容は
(1) 秘書広報室及び政策地域部を再編し、政策企画部及びふるさと振興部を設置すること。
(2) 政策企画部及びふるさと振興部の分掌事務について定めること。
となっております。

私たち「いわて県民クラブ」は岩手県議会基本条例に定められた第9条の二項、議会は知事等と異なる立場及び権能を生かし、活動しなければならない。第10条、知事等の事務の執行が、適正かつ公平に、及び県民の意向を的確に把握しつつ能率的に行われているかどうかを監視するとともに、これが所期の効果及び成果をあげるかどうかを評価し、知事等に対し必要な是正措置または対応を促すものとする。この条例の趣旨を汲んで以下反対する理由を申し上げるものであります。

討論に入る前に、私たち「いわて県民クラブ」は9月定例会後に33すべての県内市町村に出向き、県への予算要望と県政課題について意見交換をしてまいりました。どの自治体も必死になって諸施策を駆使し将来に向けて奮闘している姿を拝見して参りました。意見交換の中で共通して広域振興局の機能についての話題がでました。「今や核心的な問題は本庁に行かねば解決できない。したがって振興局に足を向ける機会も激減した。」など2年前に比べてその中身は深刻になっていると認識致したところです。

さて、時計の針を10年前に戻します。10年前も達増県政であります。
10年前「いわて県民計画の着実な推進」及び「広域振興局支援機能の充実」を前提とし、総合政策部、地域振興部及び総務部のあり方について見直しの部局等設置が提案され
1) 直接補助部門の純化を図るため秘書広報室を設置
2) 政策立案機能の一元化・強化のために総合政策部と地域振興部を統合して政策地域部を設置

今回提案されている政策企画部は10年前の総合政策部とほぼ同様の機能を持たせるものになっています。いわば10年前の組織再編は何だったのかということになります。
10年前も私は総務委員会に所属し、質問致しました。再編の理由について当時の菅野総務部長、並びに高前田総合政策部長の答弁内容はこのようになっています。

菅野部長:
「県民計画の推進において、政策決定過程として二つの部が関わっている。広域振興局に移行したことに伴っての地域の政策については、より地域でいろいろ考えていただき、それを県に反映するところからすると、やはり県全体での政策機能と地域政策を担う機能が集中化した方がいいだろうということで政策地域部に集約化させた。」
高前田総合政策部長:
「まず一つは広域振興局体制をしっかり支えていくことからすると、今の総合政策部それから地域振興部が一体となって政策の企画立案、それから広域振興局をしっかりバックアップしていく体制が必要である。」
また、秘書広報室に政策的な機能を持たせることについて、いわゆる今回の政策企画部に相当するものですが、そのことについても答弁で触れています。
高橋人事総括課長の答弁です。
「知事直轄的な知事公室等を設けるという議論もあったが、ただ一方、直轄組織としての庁内の政策的なリードをするような機能を設けますと、今度は政策地域部との役割分担、それから調整等が多く出てくる。」ここで機能的ではないと判断しています。

この度の提案は10年前の根拠とはまったく違う判断をしていることがこの議事録でよくわかります。時代の要請は刻々と変化していきますから県が時代の変化に対応した組織改編を行うことはやぶさかではありませんが、ならば10年前の改編がどのように県施策の推進に活かされたのか活かされなかったのか、検証作業を通じて問題点を明確にして議会に提案するのは当然の責務であるから示すことを求めましたが、その点については全く言及がなく、ただただ期待されるメリットを強調され、反省に立つこともなく現状における必要な具体的な改善の手立ても示されませんでした。

冒頭申し上げましたように、期待された広域振興局の機能は自治体の期待に応えられていません。知事は市町村要望については広域振興局長から市町村の要望を受け取るシステムは機能していると答弁されていますが、今回の案では市町村から広域振興局、広域振興局からふるさと振興部、ふるさと振興部から政策企画部とさらに屋上屋を重ねることになります。県は新しい総合計画においても市町村との連携強化を叫んでいますが、これで市町村は納得するでしょうか。さらに10年前に庁内で検討された役割分担、調整等が多く出てくることを克服する具体案も示されていません。

また、私はこの10年間、秘書広報室の機能について監視に努めてきましたが、先の総務委員会でILC実現の国への要望相手も把握していない秘書広報室長の答弁には驚かされました。各部局長との十分な調整を行うことを担うとされた局長が岩手の将来を左右する大プロジェクトに関してこの程度の認識度では純化とは名ばかりで、糸偏ではなく金偏になっているのではないでしょうか。このままの組織を温存し政策立案機能を付する危険性を私は強く感じます。

まずは組織改編以前に広域振興局のあり方、特に市長村との関係強化をどのように具体的にすべきか足元を見つめることが必要ではないでしょうか。県庁内の人材育成についても全く触れていないのは組織論としては片手落ちです。組織のフラット化、職員のモチベーションを高める組織の在り方、民間では基本的なトレンドになっているものが全く見当たりません。看板をすげ替えても魂が入ってなければ意味がないのです。私は先日の総務委員会における質疑を通じて、関係部局内でどれほど深く議論されたのか疑義を持ちました。なぜなら答弁内容は一面的で、納得できるものは残念ながらほとんどありませんでした。少なくとも10年前はさまざまな角度で議論をしたプロセスがあったことを議事録で改めて認識しました。もう一度庁内で熟議を尽くすべきです。見切り発車はいけません。

議会の議決権の行使は議会に与えられた最高の権能であり、それを行使するには責任ある対応をするのが議員としての務めです。我々が指摘した点を当局が明らかにせず、これから議員の指摘を十分に汲んで施策に反映させて頂きます程度では県民に対して議員の責任が果たせません。

以上の理由を述べて反対討論と致します。



議案の採決は賛成多数で議決されましたが、4割の議員が反対したということを重く見て体制づくりをしなければならないことを意味しています。もちろん我々「いわて県民クラブ」はこれからも監視体制を強化していきます。
posted by 飯沢ただし at 16:34| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月09日

魂が入っているかどうかが問題なのだ!

総務委員会における審議内容を記します。

議案第4号 岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例

に関しては多くの時間が割かれて審議が行われました。質疑・答弁・討論・採決まで約3時間を要したと思います。私も質問と討論を行いました。

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今回の議案は地域政策部から政策立案機能部分を抜き出して秘書広報室と一体化させ、新たに政策企画部を設置し、政策地域部は名称をふるさと振興部に改編する内容です。

秘書広報室の強化が一番の目的で、言うなれば他県でも例がある「知事公室」をつくるということです。

組織の改編は時の変化に応じて行うことは、必要と思います。しかし、そこに明確な目的と問題意識の共有がなければ魂の抜けた偶像を新たに造るにしか他なりません。


時計の針を10年前に戻します。10年前(当時も達増県政)にも部局再編案が提出されました。その内容は総合政策部を解体し、秘書部門と広報部門だけを抜き出して秘書広報室を設置し、政策立案と地域政策推進を一体化させ充実するために企画振興部を充実させて政策地域部を設置するという内容でした。

当時も私は総務委員でしたので秘書広報室の設置目的にはかなりの違和感を持っていたので質問をしていました。議事録を確認すると

1)知事の行動を支えるために純化した組織を設置する、それが秘書広報室(秘書、広聴広報)
2)広域地方振興局体制の充実を図るためにも政策立案と政策推進の一体化を図ることが必要、それが政策地域部
3)部局の建制順は1.秘書広報室、2、政策地域部、3、総務部に変更(総務部は増田県政時に最下位にランクを下げられた経緯がある)

議事録を読むと当時の菅野総務部長、高前田総合政策部長はよく庁内でも議論された様子をうかがい知ることができます。なぜなら何故秘書広報室に政策立案や政策評価を入れないかという質問に対して、政策推進のスパンが長くなる可能性を指摘していましたし、答弁の内容が議論したプロセスを十分に織り込んでいます。

私は秘書広報室の役目が単層的で部に昇格するのが相応しいのか、知事権力におもね過ぎて健全な司令塔を果たせるのか等の疑義をぶつけましたが、最終的には広域振興局の機能強化に政策地域部は寄与するであろうと判断し、議案には是認をした経過があります。

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さて、今回の再編は、そうなると10年前の判断とは真逆の案を提案していることになります。

政策推進スパンが長くなるという問題点はどのように克服されるのか、広域振興局体制の検証はされているのかの質問に当局は全く的確に答弁できませんでした。

わが会派では33市町村を訪問し意見交換をしてきましたが、振興局に対する不満は年々高まっていることが確認されました。私も一関市の県要望会の折りに、「この件につきましては本庁と確認しました結果・・・」と返答する姿を見て地域と寄り添うことを忘れた県の出先機関の姿を見て劣化の現実を垣間見ました。第一に市町村要望に知事は出席せず、今度は知事まで市町村の声を届けるには 広域振興局→ふるさと振興部→政策企画部とまた屋上屋を重ねることになり、どれだけ地域の課題が掬い上げられるのか不透明要素が増すだけです。


秘書広報室については前日の記事の通りで、知事日程をこなすことと県民と知事との県政懇談会も開催することのみが目的化して内容が固定陳腐化するなど見ている方向がズレているのが実態。私が10年前に懸念した通りの現状です。秘書広報室の勢力を温存しながら政策立案機能を付することはどういうことになるのか容易に想像できます。


一番の問題点は、今回の再編に当たって当該担当部局内での議論が尽くされていないということ。質問すればそれくらいは分かります。10年前とは雲泥の差です。

議案として議会に提出されている以上、我々も論拠を持って事に当たらなくては選挙民の負託に応えられなくなるはずですが・・・
posted by 飯沢ただし at 00:54| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月08日

トップマネージメントを支えるとは?

先週に行われた総務委員会審査。

大詰めを迎えているILC実現に向けた達増知事の国への働きかけについて質問しました。

9月定例会の代表質問でも直接達増知事に質問した経過があります。
「選挙直後上京した際に野党党首に選挙の御礼には「いの一番」で訪問しながらILC関連先には要請に行かない。県政の最重要課題と自分自身の政治課題のどちらを優先するのか?県民利益を本当に考えているのか?」という内容でした。

その時の答弁も言い訳モードでしたが、上京の機会を捉えてという話でした。そこで11月7日に知事は政府要望の際にILC関係も要望したと聞きましたので、

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「では面談応対した方はどういう方でしたか?」

という質問に答えたのはILC推進局の職員。

「いやいやトップマネージメントを支える主管局長が真っ先に答えるべきでしょう。」と秘書広報室長を名指しを私がしたら

「飯沢議員から事前に質問通告がないので即答できません」との珍答弁が返ってきました。

そもそも常任委員会に質問通告制度はありません。


私のILCへの思いが強すぎるせいなのかと後刻冷静になって振り返ってみましたが、やはりどう考えてもおかしい。
東北に1000年に一度とも言える世界的大プロジェクトが実現できるかどうかの最中に、面談対応された相手方を把握してないとは驚きです。何をどうやってトップマネージメントを支える役目を果たしているのでしょうか?

普通民間の会社では「事」の実現を図るには、今回はこの方だったがさらにもっと実現に近づけるためにお願いするには次はこの方に会わなければならないと、ステップアップを踏むことを念頭に戦略的に考えるのが普通。知事のトップマネージメントを支える一番近くにいる局長たる者、対応された方など空でスラスラと言い、次回は然るべきタイミングでこの方をターゲットに考えているくらいは答弁してもらわなければなりません。なぜなら言うまでもなくは岩手の将来の命運をかけた課題だからです。

それを「答えられない」とはいかなる問題意識をもって県政課題に当たっているのか。知事日程を確保し消化するのが秘書広報室長の役目なのか、私はこの現状にまったくもって呆れ果ててしまいました。
posted by 飯沢ただし at 17:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月27日

最後は3つのお願いの高橋昌造町長

いわて県民クラブ市町村聞き取り調査、私の最後の訪問先は25日(月)に矢巾町を訪問。

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高橋昌造町長はかつて「いわて県民クラブ」で2年間一緒に県議会で活動したお仲間です。
赤鉛筆を武器に、質問もコーヒーも3点セットで会派内では有名な議員でした。

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岩手医大が矢巾町に移転したことによって大きく町のデザインを変容しようと意気込む野心が満々と感じる要望会と意見交換会でした。

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国道4号を迂回する道路整備、住宅地確保のため市街化調整区域の適用、町の中央を流れる河川整備等インフラ整備にかかる課題は急を要する課題と認識致しました。

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担当課長さんからもご丁寧な説明を頂戴し恐縮でした。


いわて県民クラブの県内33市町の聞き取り調査をすべて終了し、首長さん方との貴重な県政への思いや意見提言を整理して来月12月中には知事へ予算要望と共に政策提言を行う予定です。

今回の聞き取り調査は大変いい勉強になりました。やはり現場に足を向けて調査することは重要であることを再認識しました。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月25日

管理者が責任を全うせよ!

岩手競馬の信頼回復に全力 達増知事、薬物検出で陳謝

 岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)の定例議会が19日、盛岡市であり、10日開催のレースで所属する競走馬から禁止薬物が検出された問題を議論した。禁止薬物の検出は2018年8月から通算6頭目。達増知事は陳謝し「ファンや関係者、県民の信頼回復に全力を挙げて取り組む」と述べた。
 議員からは「早く犯人を見つけるよう県警に強く要請すべきだ」「原因を解明できないまま何度も禁止薬物が発生しては、競馬の衰退につながる」と組合の対応に批判が相次いだ。
 岩手競馬では昨年8〜12月、競走馬から禁止薬物の筋肉増強剤ボルデノンが次々検出された。
 議員の一人は「1年間発生しなかったので対策が緩くなったのではないか」と指摘。「レース中止が長引けば死活問題」と競馬事業存続の条件になっている「単年度の収支均衡」達成を懸念する声もあった。
 県競馬組合によると、今回の不祥事を踏まえた4日間計45レースの中止による損失額は1億2600万円。本年度の馬券発売額は4日までに307億3100万円で、単年度黒字は確保できる見込み。
 達増知事は「禁止薬物の検出は何者かの故意による可能性が高く、怒りを禁じ得ない。妨害行為に屈することなく、組合で連携を強めていく」と応じた。
 定例会では18年度決算を承認した。主催レースが14日間中止になったものの、収入は前年度比17億8700万円増の331億6200万円で、純利益は7900万円だった。
【河北新報 電子版】


達増知事が陳謝となっているが、もはや陳謝で済まさせる問題ではない。

競馬組合議会に出席した議員から当日の競馬組合議会の様子を聞いたが、管理者である知事から危機感はまったく感じ取ることができなかったということである。昨年度の問題発生から管理者は問題を自分に降りかからない態度を示しているようではいつまでたっても問題は解決しない。


さらなる防止策を提案するでもなく、抽象的な連携を強めていくだけでは競馬組合の解決への本気度が問われる。

第三者による内部調査機関の設置等やれることはまだまだあるはずだ。
posted by 飯沢ただし at 01:40| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月24日

11月は嫌いじゃ

政治の恩師、小原伸元氏の葬儀の朝、今度は中学の同級生の訃報が入ってきた。

第一報は交通事故だったが、後に脳疾患か心臓疾患が原因と聞かされた。あんなに明るくておしゃべりな奴が亡くなるととても悲しい。

中学校では同じクラスになったことはなかったが、誰にでも気軽に話をかけてきてちょっと目立っていた。三年生の夏に奥玉の飛ヶ森でキャンプがあって(どういうわけか突然決まったキャンプだったと思う)たまたま一緒の班になって夜が更けるまで話し込んだことを鮮明に記憶している。

とても家族思いで熱い心を持った奴だった。7年位前に議員会館で偶然に会ったとき、あいさつより前に間髪入れずに言われたのは「後で相談に乗ってけろ」だった。後で話を聞いたらやはり家族の心配事だった。

地元は離れたけど、縁があったのか彼の仕事中に会う機会が2,3度あって、お互いに体には気をつけて頑張ろうなと励まし合っていた。そんな矢先の急逝。議会日程の都合で葬儀には参列出来なかったが、火葬に参列して最後のお別れをしてきた。火葬にも葬儀にも多くの同級生が参列したと聞いた。

選挙中にわざわざ励ましのメールをもらった。選挙後にもお祝いのことばももらった。

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「返事はいいよ」なんて彼らしい気配り。選挙後にちゃんと心を込めて返信しなかったことがとても悔やまれてならない。

太君よ、本当にありがとう。君と会えてとてもよかったよ。どうか、御仏の世界から愛する家族を温かく見守ってほしい。


大事な人を相次いで失くして11月がますます嫌いになった。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月23日

どこまで続く・・・

日韓GSOMIA失効回避 韓国、破棄通告を停止

【2019/11/22 17:32 (2019/11/22 22:28更新) 日本経済新聞電子版】

韓国政府は22日、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に関し、23日午前0時の失効を停止する方針を日本側に伝えた。日本が厳格化した輸出管理措置については、世界貿易機関(WTO)への提訴手続きをとめる。日韓間で輸出管理措置の政府間協議を開く。

日本は韓国の輸出管理体制に懸念があることなどを理由に、半導体関連材料3品目の管理を厳格化し、その後、戦略物資の輸出手続きを簡素化する優遇対象国から除外した。韓国側は元徴用工問題などに対する経済的な報復だと反発した。優遇対象国から日本を除外し、日本の措置がWTO協定に違反しているとして提訴した。
今回、韓国側はWTOへの提訴手続きを中断すると決めた。今後は日韓の関係当局間で輸出管理のあり方を協議する。茂木敏充外相は22日夜、名古屋市内で記者団に「今後、関係当局間で対話がなされる」との見通しを示した。一方で「GSOMIAと輸出管理の問題は全く別の問題だ」と強調した。

GSOMIAが失効すれば、日韓が協定に基づいて融通し合ってきた北朝鮮の弾道ミサイルに関する情報は、両国が同盟関係にある米国を経由して入手することになる。情報収集や共有に時間の遅れが生じ、事後の分析にも支障が出かねない。

日米韓の安保協力のきしみに乗じ、北朝鮮だけでなく中国やロシアも東アジアでの軍事活動を活発化する懸念が指摘される。米国は韓国に協定の継続を働きかけてきた。

米国務省は22日、失効を回避した韓国の決定を「歓迎する」との声明を出した。


振り上げた拳を下すタイミングを失した韓国。結局は米国の働きかけにより問題を先送りした格好となり、WTO提訴手続きは止めるという結論を日本に伝えなければならなくなった。

北朝鮮並のギリギリ外交手法は今回は日本には全く通じなかったという結果になった。今回の政府の対韓外交は実に毅然としてして、評価に値する対応だったと思う。

内政にあっては日本に屈することなど決して言えない文政権。米国は一連の韓国の対応についてかなりの不信感を抱いたとの報道がされている。今後も韓国は対日外交に関しては国民に成果の口実を並べる苦難の連続であろう。

一方、韓国の市民にも未来志向で動きべきだとする声が表に出てくるようになってきた。ようやく現実を直視し、熟慮する階層が国内に出て生きたことはとてもいいことだと思う。アジア全体を俯瞰した視点を重視した両国の健全な相互発展を私は期待したい。
posted by 飯沢ただし at 01:28| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月22日

要望聴取続く@紫波町@花巻市@一関市

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19日(火)は紫波町を訪問し、かつて県議会で一緒に活動していた熊谷泉町長はじめ町幹部と意見交換しました。

盛岡近郊地域は人口増とのイメージがあるますが人口は微減状態とのことでした。東部農村部の人口減が著しいと聞きました。要望項目に

・親元就農する農業後継者への支援について

という特徴的な項目ありました。正に私の地元でもある同様の課題でもあります。すなわち農業次世代人材投資資金制度を活用するにあたり要件クリアする困難さがあり、担い手子弟の就農を促進するための新たな親元就農制度の創設を訴えるものです。

紫波町は都市化に対応するだけでなく、地域の将来を見据えた産業育成に力を入れていることが察知されました。


20日(水)は花巻市を訪問。上田市長とゆっくり話をするのは初めてかもしれません。初戦の選挙に私が入ったことを覚えておりますかな?

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面談した一時間の内50分は市長自ら内容を説明するという身に余る貴重な時間を過ごさせて頂きました。社会インフラの整備、子育て支援に力を入れている花巻市の市政を象徴する医療体制整備のお話がメインでした。どちらも上田市長の自らの人脈の活用と国の制度設計を把握された上での確実な施策運営手腕を感じ取れました。

県立中部病院の産婦人科から東北大学医局が来年から3名撤退するという厳しい現実に落胆することなく、的確に次の手を提案されているようでした。県の中学生までの医療費免除は大した財政支出にならないとの解説には私の勉強不足を認識することとなりました。


21日(木)は地元一関市。

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地元課題は認識していますので、今後の課題解決に向けての意見交換を濃密に行いました。ILCの今後の動き、宮城県北地区も含んだ医療圏構想、新笹ノ田トンネル実現への具体的な手立て等について二人のみでお話をしました。


首長さんは孤独とはよく言われますが、政策実現のために時にはリスクを抱えても前に進まなければならないという覚悟を周到な下準備を懇談をすると如実に感じ取ることができます。県知事が部下の報告だけで済ますシステムを良しとする理由が私には理解できません。


私の担当自治体は来週の25日(月)の矢巾町で終了です。

posted by 飯沢ただし at 12:05| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月17日

市町村聞き取り活動は続く

15日(金)は遠野市と北上市を訪問しました。

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本田市長と会うのは久しぶりで、県行政に対する思いや最近の市長会の様子なども興味深くお聞きしました。

遠野市からの重要項目は5点

1)生活交通の確保対策について
・生活交通の維持するための財政的支援策の拡充について
・地域拠点間をつなぐ広域バス路線の整備について
・乗務員の確保対策について
2)再生可能エネルギー事業への対策について
・太陽光パネル等の撤去費用の確保等の施策
3)子育て支援の充実について
・副食費無償化に向けた財政支援について
4)利用自粛牧草の早期処理について
・利用自粛牧草の処理方針の検討について
5)高校教育の岩手モデルの実現について
・高校小人数学級導入と教員定数確保について
・新たな判断基準に基づく小規模高等学校の存続について

遠野市ではわかりやすい資料を整えて頂き大変理解しやすかったです。こうした工夫は感動しますね。

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遠野市は私の住んでいる東磐井地区との共通課題が多く、特に高校再編問題と地域医療の確保については喫緊の課題と理解しました。


北上市では及川副市長に対抗して頂きました。

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東日本トヨタ関連やキオクシア(旧東芝メモリー)の積極的な展開により、県内で一番勢いのある自治体です。

よって要望項目も産業関連が7つのうち4つを占めているのが特徴的です。

1)北上市内の一般国道4号線の4車線拡幅について
2)(仮称)新国見橋の整備について
3)北上コンピュータ・アカデミーの今後の運営について
4)北上市産業支援センターとの連携強化について
5)北上済生会病院新病院建設に対する支援について
6)周産期医療体制の充実について
7)有害鳥獣の捕獲及び駆除の強化について

周産期医療体制に関しては先日決算特別委員会で私が発言した今後の産科医の動向についてを交えて意見交換をしました。


やはり現場に答えありで、実際に会って話をすると問題の深刻さや背景が伝わってきます。知事は広域振興局長から間接的に要望を聞くシステムが確立しているので首長との要望会には立ち会う必要はないと豪語していますが、まったくその認識は間違っていると私は断じます。

posted by 飯沢ただし at 02:17| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

市町村要望聴取活動がスタート

県の来年度の予算編成に向けて、いわて県民クラブでは今年も県内33市町村を訪問して予算要望聴取と政策意見交換会を実施します。
今回の私の割り当ては、地元の一関市、平泉町のほか遠野市、北上市、花巻市、紫波町、矢巾町となりました。

前々期のいわて県民クラブからこの活動は継続して行っていますが、普段じっくりとお話できない首長さんと懇談できるのは政策の反映にとても参考になります。北上氏以外は直接首長とお会いできる予定なので楽しみにしております。

最初に一昨日の13日(水)に平泉町の青木町長を訪問しました。

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要望項目としては

1)平泉バイパス南口交差点から一関大槻交差点までの安全安心な交通確保を図る整備について
2)主要地方道一関北上線及び一般県道相川平泉線道路改良事業について
3)「束稲山麓地域の世界農業遺産」への取り組みに向けた支援について
4)平泉世界遺産登録10周年に向けた支援について

の4点をピックアップして承りました。


私からはILC実現による平泉町の潜在力の大きさを大いに発揮すべきとの観点で意見交換させてもらいました。有意義な時間を過ごさせて頂きました。


明日は遠野市と北上市を訪問致します。
posted by 飯沢ただし at 00:50| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月14日

ドラゴンは蛇に等級下げ?

大船渡線の一部区間の鉄道を廃止

【2019/11/12 18:30 日本経済新聞電子版】

JR東日本は12日、宮城県と岩手県で運行する気仙沼線と大船渡線の一部区間の鉄道事業を廃止すると発表した。両路線は2011年の東日本大震災の津波で線路が損壊。一部区間では線路の上などに専用道路を敷き、BRT(バス高速輸送システム)の運行に切り替えている。BRTの運行を続けることで地元自治体と合意しており、当該区間の鉄道は廃止する。

対象となる区間は気仙沼線が柳津―気仙沼間(約55キロメートル)、大船渡線が気仙沼―盛間(約44キロメートル)。12日に国土交通省に鉄道事業の廃止を届け出た。国の審査などを経て、正式に廃止される見通しだ。

同区間は11年の東日本大震災で路線が損壊したことなどで鉄道での運行を休止。気仙沼線は12年、大船渡線は13年からBRTで運行を再開した。鉄道からBRTに切り替えたことで運行本数が増えたほか、停留所の数が増えたなどの利点もあるという。JR東は「鉄道事業の廃止による運行・サービス水準の変更はない」としている。


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ある程度予想と覚悟はしていたが、これで盛駅までの鉄路復旧の道は完全に断たれた。

自分は終点の盛駅までは練習試合で大船渡一中に遠征したときに一回だけ行ったはずだが、駅周辺の記憶が全くない。

JR東日本はBRTの運行が継続するとは言っているが、鉄道というハードを失くしてしまったことは今後の状況次第では撤退も?という不安が付きまとう。撤退の理由など何とでも作れるからだ。

考えたくもないが最悪のシナリオを想定するとJRがBRTを撤退すれば、結局は地元の自治体が負担さざるを得ない可能性が高いのではないか。大震災以降、人口減が激しい被災地自治体に新たな負担を強いることは絶対に避けなければならない。

ドラゴンレールの愛称が定着した大船渡線。尻尾(頭?)をもがれて、どうなるのだろうか?

ILC実現の運びには鉄路は必ず脚光を浴びると私は自信を持って予測するのだが・・・
posted by 飯沢ただし at 00:48| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

無謬性の打破

日本の成長を主導した中央官庁は、バブル経済崩壊前後から内外環境の変化に対応しきれない実態が明らかになった。組織内の論理が組織外での非常識となる中、従来の手法や既得権益にこだわり、政策上のミスや不手際が相次ぐ。

刑事事件に詳しい弁護士は「これまで組織を揺るがす大問題にならなかったのは、検察が刑事司法という閉じられた世界にいたからだ」と指摘する。他省庁と違い、業界や市民などとのかかわりが薄かったことで、検察組織は守られた。捜査の中立を図るため与えられた強い独立性は、外からの監視を受けないことと裏表の関係だった。

閉鎖性に風穴を開けたのは一連の司法改革だったといっていい。検察は起訴権限を独占し、犯罪事実があったとしても起訴するかしないかを決める裁量まで持っていたが、市民から選ばれる検察審査会に09年、強制起訴権限が付与された。それ以降、同審査会を意識した起訴や、実際に議決を受けた強制起訴も出始め、検察の独占は崩れた。

そして同年スタートの裁判員裁判で「市民の目」が取り調べ段階での調書より法廷でのやり取りを重視する公判への移行を迫る。それまで同じ司法のプロ仲間として、検察の起訴を100%近い有罪率で追認してきた裁判所も対応を変え始めた。
【2010年11月 日本経済新聞電子版】



無謬性(むびゅうせい)という単語を調べていたら過去のこの記事にヒットした。

この記事は裁判員制度の導入による司法制度改革について書かれた記事であるが、アンダーラインを引いたところは県行政にも十分に当てはまる。無謬性とは決して自分たちは間違っていないという所から始まり、結果が伴わなくても決して間違っていないという、いわば役所の不文律みなたいなものである。

過去に私たちが追及した「大雪りばあねっと事案」「DIOジャパン事案」などは絶対に県は自らの非を認めなかった。その結果、現在の市町村との信頼関係がギクシャクしていることにもつながっている大きな要因になっている。

この記事で指摘している外からの監視とは、県行政における県議会が大きな役目を担っているわけで、無謬性の打破には我々の努力が不可欠だということを改めて認識した。もちろん県組織の部署、職員の中には前を向いて問題意識を持って仕事している職員も存在しているのは承知しているが、立場が変わると組織(知事?)を守るために豹変する方がいるのも事実。私はそんな自己保守に軸足を置いているものにはこれからも監視の手を決して緩めない。

posted by 飯沢ただし at 11:54| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月12日

小原伸元氏がご逝去

私の政治の師である元大東町長 小原伸元氏が急逝されました。
体調を崩されて入院されてわずか一か月とご家族から聞きました。この数日心に大きな穴が開き、いまだに事実を受け入れられないでいます。

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本格的なお付合いが始まったのは平成8年の大東町長選挙の時でした。私の父が入院中で、私は当時34歳。若輩の身ながら小原陣営の個人演説会の応援弁士として駆り出されたのでした。当時は新進党ブームが冷めやらぬ時期で世の中の政治の局面が変わる時期でもありました。

その後,3年後には県議選に小原伸元氏と松川誠氏が後見人となってもらい、私が県議選に立候補することになりました。

増田県政、小原町政、そして私の立ち位置の距離感が良好で、その成果の例が増田県政が国に先駆けて行った「人と事業との一括事務事業委託」で行った丑石橋改築、曽慶川改修、大原バイパス整備でありましょう。

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【4年前の決起大会で応援の弁を頂きました】


私が地域政党を立ち上げるときに、いの一番に相談をしたのも伸元さんでした。「大丈夫だから心配しなさんな」の言葉に何度励まされたことか。見識は豊かで視野が広く、誰のために政治を行うのか確固たる覚悟を持っていた方でした。親子ほどの年齢が離れていても私は顎で使われ命令されたことは一度もありません。常に人としての立場を尊重されていました。

過去を振り返ることよりも将来を憂い、政治家引退後も先々を見通して行動された尊敬する政治家でした。思い出は尽きず、ここで一気には書ききれません。これから教えを頂いだ私はの役目は、伸元氏が貫いたビジョン、信念を私も微力ながら引き継いで地域発展のために頑張ることだと覚悟しております。

posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月31日

議論が深まらない

決算特別委員会、部局別審査2日目。

物事の一面だけを見て、質問する議員が多すぎる。批判を承知で私はこのことを問題提起したい。問題にはだいたいA面とB面が必ずあって、両面をよく把握した上で問題提起すべきだ。議員の悪い特性で自分だけが知っている面をあからさまに出すとさらに味が悪い。じゃあ自分はどうなんだと問われるともちろん100点満点ではないという自覚はある。しかし、なるべく議論が深まるように工夫する努力はしているつもりだ。大事なことは問題の質を深め、課題解決のために議論をもって前進させることにある。

かつて先輩議員の質問で、聞いていて納得できる方、参考になる議員は多くではないが、少なからずいた。果たして今はどうだろう。

さらに私は行政が先例至上主義で、自分たちがやっていることは常に正しいという姿勢、改良を施す努力をしていない部署に対して徹底的に追及する。それが議員に課せられた行政の監視に他ならない。

将来に向けて問題意識を持ち解決の努力をしている部署はきちんと評価することも大事だ。ただ、達増県政のトレンドは「やってます」答弁が蔓延り、どんどん劣化しているように思える。それを指摘できないのは議員の責任放棄だとさえ思う。

もう少し議論が深まるよう私なりに方策を考えたい。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月30日

中学校の部活動のあり方について

県教委は生徒数の減少や学校外で芸術文化活動に取り組むなど、活動が多様化している現状を鑑み

望ましい部活動の在り方を検討する必要があると捉え、中学生のスポーツ・文化活動についての研究を進めることとしプロジェクトチームを立ち上げて今後本県中学生から意見聴取や有権者からの意見を参考にし、生徒本位の有意義な活動の方向性について検討することとした。

と先の本会議で教育長が答弁しました。


このことは現状に教育委員会がしっかり向き合い、より良くしようとする教育委員会の姿勢を示したもので私は評価するものです。立ち止まって何も変革をしないというのは組織として体を成さないに等しいと考えます。

私は時間を見つけて小中学生のスポーツ大会を観戦しに行きますが、近年学校規模の格差が大きくなっていることの影響が気にはなっていました。さらに言えば果たして学校現場の中で特に運動部の部活動が完結できるかという問題が顕著になっていると感じておりました。このことは中体連の運営でこれからも未来永劫クラブ活動が可能なのかという大きな問題もはらんでいます。地域との連携を強めて地域クラブを主体にしたスポーツの在り方は理想ではありますが、簡単に移行出来るものでもありません。地域の体協に子どもたちの遠征費や強化費の基金をつくり、全国大会遠征の都度に父母会が寄付を募るエネルギーを抑える工夫をしたらどうかと提案したことがありましたが、結局前には進みませんでした。


今回県教委がステップを一つ踏み出したことを契機に教育現場だけでなく地域でもいろいろと話し合う機会をつくって行きたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 19:52| 岩手 ☀| Comment(1) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月28日

投票率が下げ止まらない

昨日開票された宮城県議会選挙。

昨月行われた本県の知事選、県議選の低い投票率が問題となったが、宮城県はさらに深刻な事態に。仙台市内の宮城野選挙区に至っては27.23%であった。おおよそ4分の3の有権者が投票しなかったということは民主主義の危機である。予想するに仙台市は政令指定都市であり、ほとんどの自治事務が自己完結されるから県議会議員と言っても生活に身近に感じることは薄いという有権者の思いは想像はできないわけでもない。

しかし、低いにも想像の域を超えた数字である。27%の有権者にしか評価されていない議員の存在意義はどうなんだろう。住民に認知もされない議員の存在はどうなんだろうと素朴に疑問を感じる。

都市部の選挙区は新住民の割合が多く、政治への関心は薄くなる要素はあるが、これほど低いと自治そのものの根幹が揺らぐことになる。

選挙区の定員は有権者数で決まるが、これだけ投票率が低いと定数の根拠が無くなってしまう。いっそ過去3回分の投票率を掛けて定数を決めた方が民主的とも思える。豪州では3回棄権すると税金が上がるシステムを採用している自治体もあると聞くが、わが国も何か新しい手を考えないと選挙の信用自体が問われ、選ぶ方も選ばれる方も責任が無くなってしまうのではないか。

真剣に法改正を考える時期に来ているのではないだろうか。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月26日

議論の過程こそ大事!

今日はラグビーWCの準決勝。優勝最有力候補のニュージーランドがイングランドに敗北。もともと大きな差はないと思っていましたがイングランドの完璧な試合運びでした。エディにやられましたね。しかし、試合の流れをいつでも作れるニュージーがあれほど慌てた攻撃をするのを見たのは初めてかもしれません。ラグビーは奥が深いです。



さて、昨日の県議会は決算特別委員会が始まる前の補正予算や発議案、請願を議決する本会議が開かれました。

いわて県民クラブの政策担当者は佐々木努議員が今期も担っていて、発議案を作成するだけでなく他の交渉会派との意見調整の役もお願いしています。いわて県民クラブでは政策副担当のハクセル美穂子議員や千葉じゅんこ議員も積極的に作成に関わっています。

今回この発議案の件をなぜ取りあげたかというと・・・佐々木努議員が作成した

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この請願に対して第一会派から賛成できないとの意思が示され、結局は共同提案にはならずに提出をされない結果となりました。私もかつて発議案調整会議には過去に何度も出席したことがありますから、大体の雰囲気は感じ取れるのですが、単独で提出して本会議の採決に持ち込むことももちろん可能だったのです。しかし今回は会派内で相談して佐々木議員に取り扱いを一任しました。

そこで問題なのが、なぜに反対となったのか第一会派は明確な理由を示すこともなかったこと。

こうした無言の圧力で理由なく処理されることは、議会の活性化や進化を遅らせている要因にもなっていると思います。第一会派こそ議会基本条例のお手本となるような行動をすべきものと思うのですが、現実はなかなかそうはいきません。


法制化によって県庁内敷地はすべて禁煙となっているのに議会のみが事実上特権化している議員の喫煙室が存続している実態をどうするかという議論も遅々として進まない状態。こうしたことが積もり重なると有権者との意識のかい離がますます進んでいくことになるのです。

posted by 飯沢ただし at 23:00| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月25日

台風19号に係る「災害対策連絡本部」が設置

岩手県議会における大規模災害等業務継続計画

台風19号の被害状況に鑑みて平成30年に岩手県議会基本条例の中に追記された上記の策定計画が初めて発動されて、連絡本部が設置されました。昨日は初めての本部員会議が開かれ、政府関係省庁に緊急的に「災害対策連絡本部」から復旧に向けた意見書を提出することに決定しました。

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東日本大震災時の時の対応と同様に代表者会議のメンバーは全員執行部席に着席することになり、珍しい構図の写真が↑です。


政府への意見書提出も議会活動として重要ですが、より実効性が上がるように側面から働きかけるのも大事な議会や議員の仕事です。いわて県民クラブも29日(火)に宮古市と山田町の被害状況を調査にいく予定を組んでおります。
posted by 飯沢ただし at 01:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月24日

総務常任委員会@ILCなど

県議会は昨日各常任委員会が開かれ、私は総務常任委員会6年連続(通算8年目)の所属となりました。総務委員会(岩渕誠委員長)の元、付託案件について審査しました。


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私が総務常任委員会を希望して所属しているのはILC実現に向けての進捗管理が大きなテーマであり、目的である訳ですが、この度8月から部局に格上げされて初めての審査となりました。
質疑と政策要望の内容は

👀 先に行われた住民とのILC安全管理に関する説明会、いわゆるリスクコミニケーションについては継続的に、内容の練度を上げて行うべし。
👀 ILCの発展性に関心のある住民も多くいることから、説明会の持ち方について民間組織と連携して積極的に行うべし。


の大きく2点です。時間の都合でILC地域振興ビジョンについて発言できませんでしたが、その内容についてはしっかり執行部に後日伝えておくことにします。

また、三陸防災復興プロジェクトの検証作業、台風19号による三陸鉄道の復旧問題、シンポジウムを多用して県事業を遂行したとする政策達成過程の認識と二次展開の必要性について私の意見を交えて申し上げました。


何しろ、達増県政になってからは「達成しています。首尾よくいってます。」のオンパレードで課題認識と是正に向けた手だてが質疑のやり取りで感じられなくなったのは私はまったくもって不満です。知事自身が「うまくいってます。」を強調するので庁内にもその気風が蔓延っているのは組織として質が向上しているとは言えない状態にあることは間違いありません。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月22日

代表質問から@二元代表制

 
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選挙中に体験したことですけれども、議会で私に非常に厳しい質問をする現職の方で、報道などでは達増派ではないというように位置付けにされている方の事務所の近くで街頭演説をしたときに、その事務所で働いている方々が外に出て私の話を聞いていて、ああ、聞いているなと思いつつ、街頭演説が終わった後、選挙カーでその事務所前を通ったら、「キャー、達増さん」みたいな感じで押し寄せてこられてですね、つまり政治スタンスとして達増派ではない、報道上は達増派ではないと分類されている県議さんに、その人を当選させるために投票したうちのかなりが知事は達増、達増支持という方々である、そうでないと40万票対15万票とはなりませんので。ですから、県議の皆さんにも自分に投票した県民の皆さんの民意を尊重しながら、何が何でも達増反対というようなスタンスはとらないでいただきたいなと思っています。私が、私に投票してくださった県民の民意を尊重し、県議の皆さんがそれぞれ自分に投票した県民の民意というものを尊重しながらお互いに県議会でのやりとりや県政への対応を行っていけば、まさに民意が反映される形で県政も悪いようにはならないと思います。
【定例記者会見録(9月9日)から知事発言を抜粋】

9月9日の定例記者会見で以上の内容を発言した達増知事。「何が何でも達増反対というようなスタンスはとらないでいただきたい。」この発言は看過できないとして二元代表制の考え方について質しました。しかし、それに対しての答弁は「民意に沿った行動をすること」と煙幕を張り、あまつさえ「何が何でも反対・・・」というような発言はしていないとまで答弁してしまいました。


参議院選挙の開票後に当選者に自ら持参した金メダルを授与した件にも私は触れて、県の最高統治者としての振る舞いについても疑義を投げかけましたが、まったく意に介せず自分の行動を正当化しました。


ラグビーワールドカップが我が国で開催され、敵味方が真剣勝負で戦い終えた後はノーサイドの精神でお互いの健闘を讃えあう姿が多くの国民の心を揺さぶっているのとは真逆なこのような言動と行動。これらはすべて電波や県のHPから内外に情報発信されています。このような敵味方を区別し「選挙で大勝した。吾は大勝したニュータイプの知事である。」とあえて言って、いったい岩手県の何の利益につながるのかという私の問題意識です。


二元代表制は日本の地方自治制度にあって互いに独立した機関です。独立しているが故に別々の選挙で選ばれる。私たち議会人は議会という公の議論する場で執行側を監視し、自らの調査や研究に基づいて政策提案をしていく立場にあります。それを選挙結果を都合のいいいように数字から勝手に解釈して「批判はやめろ」みたいな高圧的な発言は見逃すわけにはいきません。

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【岩手日報 10月17日朝刊より M記者の筆と推察される👀】

翌日の新聞記事にも取り上げてももらいましたが、私は特に有権者から「しっかり監視してくれ!」という民意を受けて議席を頂きましたので、これからも監視の目を光らせてまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:04| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月15日

明日代表質問に登壇します

諸般の事情により久々の投稿です。

9月定例県議会の一般質問が明日から始まり、改選直後の定例会は知事のみが答弁する代表質問があります。

明日は時間差放映でテレビ中継(テレビ岩手)もあります。私の放映は17時頃となります。代表質問は2月定例会でも行いましたが、前回は同僚議員から、飯沢らしくない優し過ぎたと評価されましたので今回は激辛論調に心がけます。

質問項目は

1)台風19号被害を受けた国土強靱化地域計画について

2) 二元代表制に係る知事の考えたについて

3) いわて県民計画の取り組について
*少子高齢化と人口減少問題の施策展開について
*財政運営に係る課題について
*歳入の確保について
*2020年代の本県の目指す産業構造について

4) 地域医療の確保について

5) 県南・県境地域における振興策について
*ILCの実現と地域振興ビジョンについて
*県南振興策と新笹の田トンネルの実現について

を予定しています。前回に引き続き一問一答方式で行いますのでぜひテレビ中継をご覧下さい。
posted by 飯沢ただし at 19:39| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月22日

椎名悦三郎氏没後40年資料調査シンポ

標題の会に昨日参加してきました。かつての椎名派の方々が多数されておりました。

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場所は椎名家縁の後藤伯記念公民館の大ホールにて。

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椎名素夫氏の御令嬢夫妻も参加をされ、ご挨拶がありました。


以前このブログで城山三郎著「賢人たちの世」を紹介したことがありましたが、椎名悦三郎氏の政治姿勢や人物像が新たに椎名家から供出された貴重な資料から4氏による解説と報告がありました。

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伏見岳人東北大大学院教授(日本政治外交史)成蹊大(私の母校)の井上正也教授、岩手大の麻田雅文准教授、奥州市教委の高橋和孝学芸員の4氏。


私利私欲に捉われず常に社会の発展のために力を尽くす。ひょうひょうとした口調の中にユーモアと皮肉が調和されつつも常に本質をついている。

この姿勢は私がご厚誼頂いた素夫氏にも共通したものがあります。

悦三郎氏の先見性やバランスを取る大局観に改めて触れ、政治家のあるべき姿を痛感させられました。


翻って政治家の端くれとしてわが身はどうなのか。大いに考えさせられるシンポでありました。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

6期目に向けて

FaceBookではすでにお知らせしておりましたが、この度の県議選は10240人の有権者のご支持を得て、当選の栄に浴すことができました。誠にありがとうございました。

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「岩手政和会」「地域政党いわて」「いわて県民クラブ」と所属する政治団体の看板は変わりつつも、国政政党の傘に入らず一貫して無所属で活動を継続してきました。全県の過去の県議選において無所属での6期連続当選は私の知る限り久慈選挙区の岩城惣一郎氏(7期連続)しかなくとても名誉なことと思っております。

今期にかかる県政課題は山積しており、ILCの実現と地域振興、地域医療の戦略的確保、岩手の未来を担う人材育成、一次産業の再構築など公約に掲げた項目について議会内外でしっかり活動してまいります。


いわて県民クラブの仲間、現職5人全員が当選を果たしました。
無投票当選した工藤勝博議員は知事選挙のサポートにハクセル美穂子議員は「いわて県民クラブ」の確団車で仲間の応援に県内を奔走しました。

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これからも仲間の結束を強固にして、10年先、20年先の岩手県が次世代に人たちに評価されるような政策提言活動と県政の監視徹底をより強化してまいります。読者の皆様のご理解とこれからも叱咤激励をよろしくお願い致します。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

黄川田元代議士が及川あつし候補の支援を呼びかけ!

8年ぶりの知事選挙が告示されました。

いわて県民クラブが推薦する 及川あつし 候補の出陣式と第一声に参加しました。

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私も応援弁士として激励の言葉を述べましたが、今日の弁士のハイライトは何と言っても黄川田元代議士が及川氏応援のマイクを握ったことに尽きます。

黄川田氏は現在、立憲民主党の顧問である立場からすると反対陣営に行くのは政治陣営的には当然なのですが・・・

及川氏の応援についたのは何故なのか、その心は応援の弁にしっかりと盛り込まれていました。

現職 達増知事ではこれからの被災地復興はできない!

黄川田氏は明確に述べられました。

代議士在職中に被災地復興に奔走し、その立場から国との直接的な折衝のやりとりなど達増知事の仕事ぶりを見ての評価なのだと思います。

ご案内のとおり、黄川田氏はご家族も犠牲になり自らも被災者の身ですから、その言葉の重みは相当なものがあります。国と県同様、県と市町村も水平関係になったのにそれを意識しない現職知事の行動にも疑問を投げかけておりました。

私は黄川田氏の言葉が今の県政の危機的状況のすべてを物語っていると思います。

復興に政治対立など無用。すべての人的資源を動員して次期復興を成し遂げていかねばならない。当然の理です。しかし達増知事はあえてその環境を自らの政治的行動で隘路にし、県民利益を損なっている。私は断じます。


この流れを変えていかねばなりません。


この黄川田氏の凛とした政治家としての矜持を本日直接見ることができて、私は痛く感動しました。


復興に与党も野党もありません。今回の知事選挙も与野党対決でもありません。岩手の未来を誰が勇気をもって開けるのか、今回はそういう選挙だと思います。

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2019年08月09日

「新しい知事を誕生させる会」が本格始動!

7月28日に発足した政治団体「新しい知事を誕生させる会」の街頭宣伝用の車両が完成し、本日は一関管内にやってきました。

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写真は先に事務所開きをした私の後援会事務所前での第一声。

実はこの事務所前は24年前初めて及川敦氏と出会った最初の場所でした。

平成7年3月末、当時新進党公認で出馬することになった父忠雄の応援に、山田宏衆議院議員が弁士として駆けつけてくれて、山田代議士の秘書として一緒に来たのが20代の及川敦氏でありました。

応援弁士として駆けつけてくれたのは大変ありがたいお話でしたが、あらかた予定していた箱物の演説会は終了していて、急遽摺沢地区のご婦人方を中心に召集をかけて現在も同じように存在している車庫を改造した集会所で演説会を開催したのでした。

私も当時運転手の仕事を多くやっていて当日は非番でしたので家から会場まで駆けつけたのでよく覚えています。その時に今度盛岡市議会選挙に挑戦することになったと及川氏が紹介されたのでした。いや若いのにすごいねと皆驚いていました。

後に敦氏もその会場がとても記憶に鮮明らしく「サーカス小屋」みたいな場所とよく言われたものです。

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その初対面から4年後には互いに県議会議員選挙に初挑戦して当選し、増田知事を支える「政和会」に所属し机を隣に並べて活動することになろうとは夢にも思いませんでした。

「サーカス小屋」も徐々に進化し、今では立派に造作されていますが、その場所で知事候補者として支援に回り応援の弁を取ることになるとは運命の数奇を感じざるをえません。


今日は大東町摺沢を皮切りに東山町〜川崎町〜花泉町〜藤沢町〜千厩町〜大東町大原と室根町以外は東磐井主要地区を一回りしました。街頭演説も各所で行いましたが、予想以上に関心を持つ方が多く手ごたえを感じたところです。

知名度では現職にはまだまだ及びませんが、これからも私自身もあらゆる機会をとらえて新知事誕生に向けた活動を加速していきたいと思います。本日出会って激励をしてくれた皆様ありがとうございました。
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2019年07月31日

学力の向上が・・・

今年も全国学力テストの結果が発表されました。

中学生は数学・英語とも全国平均より4ポイント下回る結果で、ここ数年来同程度の結果となっています。
ハクセル美穂子議員と千葉じゅんこ議員が加わる前には、英語力の強化について私もかなり教育委員会で議論をした経緯がありますが、なかなか成果が数字になって反映されていません。もちろん先生方も頑張ってはいるのでしょうが、常時低位から抜け出せないのは原因があるはずです。

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原因を探りこれからも教育現場で努力をしてもらうことが最優先です。教育委員会、特に佐藤教育長の指導力に期待をしたいと思います。


話は変わりますが、全国テストを止めろという発言する議員が存在することに県民はどれほどご存知でしょうか。その反対する主な理由は教職員の負担増につながるとのことです。さらに、他県との比較は過度な学力競争を煽ることになり教職員の実力の差別化が現れるのが問題とも指摘をされています。

私などが生徒の頃は特に組合運動に情熱を燃やした先生方からビシバシと学力向上にご指導を受けて、今では鉄は熱いうちに打たれてとても恩師には感謝していますが、時の移ろいとともに価値観も変容しているのでしょうか。


私は社会人となってから我が国が自由主義国家として存立している中で競争社会の厳しさを体現し、また社会の理不尽さも認識し、その上で努力が必要なことをよく知るようになりました。我が国は社会主義国家ではありませんから必ず競争はついて回ります。競争から避けては通れないのです。たくましい人材をどうしたら育成できるか、この観点をしっかり押さえておかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☁| Comment(1) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月29日

及川あつし知事候補をサポートする会が発足

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【7月29日 岩手日日 朝刊】


昨日は事務所開きが終わった後に少し休憩して盛岡へ。

その目的は知事選に立候補を予定している及川あつし氏を支援する政治団体設立総会に出席のためでした。

私と岩崎友一氏が発起人となり「新しい知事をつくる会」と命名が決まり、ロゴマークも発表されました。

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ロゴマークの下に記してある
「身近で、明るく、親しみのある県政をつくる」のスローガンはこれから及川氏が目指す県政をよく表現していると思います。

現在の参加員数は45名。現職、OB、新人と超党派で構成されており、今の県政に対する評価がこの数をみても良く現れているのではないでしょうか。

会長には元県議、元雫石町長の中屋敷 十(たてお)氏が就任し、不肖私が副会長を仰せつかりました。これから勝利を目指して前進あるのみです。
posted by 飯沢ただし at 22:37| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月28日

後援会事務所開き

本日、後援会事務所開きが行われました。

多くの後援会の会員の皆様、支持議員団の皆様、推薦企業の皆様に参加を頂き賑々しく開催できましたことは感謝にたえません。

勝部 修一関市長、沼倉憲二一関市議会副議長、佐藤晄僖一関商工会議所会頭様には身に余るご祝辞を頂戴しました。

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今回の戦いは初心にもどって有権者の方々とお話しする機会を増やしていきたいと思います。前回の苦戦を強いられた反省を生かしてしっかりと歩を進めたいと思っております。

県政ならびに地域の課題は山積しています。当選の暁には政策課題解決のために、これまでの連続して務めてきた経験を土台にしてさらに精進を重ねていくことをお約束致します。

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会の最後は同級生の佐藤博幸君の元気のいいガンバローコールで締めました。ひろちゃん、ありがとう。

告示まであと約一か月、正々堂々と政策を訴えてまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:21| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月26日

令和元年度 一関市県要望

今年度の一関市から県への要望会がありました。
今年の会場は大東町中川 「京津畑自治会館山がっこ」です。

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京津畑地区は11月に行われる「食の祭典」開催地で有名で、地域ぐるみで旧京津畑小学校を自治運営組織が運営するなど中山間地のモデルとなっている地区です。県や国からも表彰を受けています。

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さて、肝心の要望会ですが、今年の一関市は資料編も充実させて作成するなど工夫を加えていました。
新笹の田トンネルの実現に関しては市長も力を入れて要望しておりましたが、県からの回答は従来の枠を超えない内容で、そしてわざわざ本庁からの確認を取った上でのものと丁寧な注釈付きでした。

ここ数年同じやり取りが続いており発展の匂いも感じません。

最後にアドバイスをと振られたので私から意見を申し上げましたが、明日にもILCに手が届きそうなこの時期に財源や効果を言い訳にしているようでは本当に情けない限りです。宮城県では先見力を発揮して宮城県北地域に築館付近から登米の間に広域規格道路を着々と整備しているのとは本県との雲泥の差を感じます。

まったく戦略性に欠いているのです。

私から県には強く視点の変更を求めました。


今日の要望会を通じて痛感したことは増田県政の時には知事が自ら毎回出席して、時には現場視察まで取り入れて要望会の内容を充実させるように年々バージョンアップさせていましたが、私の記憶では達増知事の出席はこれまで2回のみ。振興局の現場力を強くするという理由で出席を見合わせているようですが、市町村側からしてみれば暖簾に腕押しの感が高まってきており私自身も要望会の形骸化を感じ取れます。

これが現県政の実態であることを読者の皆さんはぜひわかって欲しいと思います。
posted by 飯沢ただし at 01:00| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月25日

選挙の奥深さ

私の初代後援会長を務めて頂いた 故 芦克也氏から私の初選挙戦のさなかにこんなことを言われた。

「あの人の名を書きたくないと思っている人に、いかに書いてもらうか、それが選挙。」

今さらであるが噛めば噛むほど味が出る含蓄のある言葉だと思う。

あれから15年の月日が流れるが、選挙の極意とも思われる芦克也さんの言葉をそっくりそのまま当てはまる今次の参院選挙と言えよう。

私は盟友である及川あつし氏の決断に沿って、「岩手から政治の流れを変える」このことに力を尽くすのみである。
posted by 飯沢ただし at 16:49| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月24日

久々の盛岡街宣

いわて県民クラブの街頭宣伝活動@盛岡を今朝行いました。

FBの記事と一部重複しますが、こちらにも書きとめておきたいと思います。

以前は盛岡管内では及川氏が自前の宣伝車「トーク号」を所有していて(現在はお役御免となりすでに廃車となりました)、私の2号車は盛岡での出番はありませんでした。今朝は急遽及川氏からの要請があり2号車を私が運転して盛岡まで駆けつけた次第です。

今朝の弁士は及川あつし氏、盛岡選挙区選出の千葉じゅんこ議員、滝沢選挙区選手のハクセル美穂子議員。
私は裏方に回り進行役を務めました。

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及川氏の主張は極めて明快で分かりやすい内容でした。

@知事選の二期連続無競争は県政発展のために絶対に好ましいことではないこと
A権力の長期保持は腐敗に必ずつながること。洋の東西を問わず例外なし
B県内市町村の首長とは常に連絡を取り合える関係でありたいこと
C明朗で快活な県政を目指したいこと
D子どもたちの子育て環境を整えることの重要さと5年先を見据えた施策展開をする必要があること

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これらの主張は県庁の職員の皆さんにもきっと届いたと思います。


県民利益を優先する、私たちはそんな知事を心から待望しています。
posted by 飯沢ただし at 19:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月18日

伊東恭二氏がご逝去

旧大東町の町議会議員(昭和59年2月〜平成16年1月)を5期20年務められた伊東恭二氏が逝去され(享年91歳)本日葬儀並びに告別式が執り行われ私も参列致しました。

恭二氏は「中野のきょんつぁん」と呼ばれ、地域の人に親しまれ尊敬された方でした。

大東町鳥海に大本家(中田)を置く伊東家はかつて奥州に名を轟かす歴史ある名家です。その一派の実務的なとりまとめをしていたのが恭二氏であったと私は認識しています。

名家の血筋を受け継いでいるにもかかわらず、決して目線が高くすることなく、逆に進んで人の世話をする方でした。林業の振興にも多大な尽力をされました。和の心で人をまとめる心優しいリーダーでした。


飯澤家も伊東家との関わりがあり、祖父から父そして私へとご厚誼を頂いております。そういう理由で私の県議選初出馬から3期間、興田支部の支部長として大変なお世話を頂戴しました。誠に感謝にたえません。

増田寛也大東後援会の立ち上げをしたときに「政治家は人の世話をしてこそ価値が定まる」と言ってもらい大変喜んでもらいました。また、恭二氏が当時会長を務めていた岩手県緑友会総会で私が農林水産員会副委員長の立場で祝辞を述べたときにも「飯澤君に祝辞を言ってもらって本当に良かった」と話してくれたのもいい思い出です。

肺の病気を抱えながらも晩年も地域の振興に尽力された恭二さん。生前のご功績を偲び心から哀悼の誠を捧げたいと思います。ありがとうございました。


令和と元号が変わり、この短期間に興田地区をけん引したかつてのリーダーが相次いで鬼籍に入られました。及川健氏、高橋政司氏、そして伊東恭二氏。時の移り変わりを感じます。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月13日

各地で期待の声が高まる

及川敦氏が知事選への立候補声明をして以来、各方面から勇気ある決断に対して好意的な評価を頂いています。

表明後に開かれている地域行事に参加していますと(今晩はせんまや夜市)各地で「無競争は良くない。よくぞ出馬を決めてくれた」等々です。それも私的には意外な方からも声をかけてもらってます。

このことが意味するところは、よほど今の県政に対して県民が閉塞感を感じているということではないでしょうか。

2月議会の長期計画の審査の際、私をはじめ、いわて県民クラブのメンバーが入れ替わり立ち替わり次の10年の厳しい時代認識を知事に問いました。しかし返って来る達増知事の答弁は楽観的なものばかり。計画の目標自体が幸福を守り育てるという抽象的な観念を柱に据えていますから厳しい現実には目を背け、政策評価基準を甘くしているようなものでした。私達は反対はしませんでしたが付帯意見でしっかりとガード措置を施しました。

今こんなことが思い出されます。

首長の使命は時代を的確に読んだ先見性を持った政策形成と実行にあるはずです。理想や観念だけでは暮らしていけません。

県民への選択肢を示したことだけでなく、選挙戦を通じて善政競争ができる素地を今から私も蓄えていきたいと思います。


蛇足ながら、今日の地元紙4面の知事の定例記者会見。及川氏のことをパッと思い出せないとはよくぞ言ってくれたものです。
posted by 飯沢ただし at 21:56| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

及川敦氏が知事選に出馬表明!

わが盟友 及川敦氏が9月に行われる岩手県知事選挙に立候補することを表明しました。

私と及川氏は平成11年に県議会議員に同期で当選以来、苦楽を共にした仲間です。政和会、地域政党いわて、いわて県民クラブと3期の間、一緒の会派で過ごしました。

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県議時代の及川氏の政治課題へのアプローチの仕方はとても鋭く私もかなり勉強させてもらいました。

出馬会見では私も同席をさせてもらいましたが、堂々としたすばらしい会見でした。

会見で配布された資料によると

出馬の動機として

💡知事選挙が二回連続の無競争になることを防ぎ、県民に選択肢を示すこと
💡県民利益を損なう現知事の行動に対して、県民の判断を仰ぐこと
💡二期で知事職を辞するとした公約違反についての是非を問うこと

としています。

政策面では、個人として重点的に取り組みたい事項として

@復興事業の検証と新たな課題への対応
A子ども子育て支援策
BILC誘致
C農林水産業の振興
D第4次産業革命の進展への対応

参議院選挙後に公約として発表し、公約づくりには、支援政党団体の政策も取り入れることとするとしています。


また、達増県政が人口減社会への対応を真正面から取り組む施策を展開してないことにも厳しく言及していました。


いずれにしても私は及川氏の決断に心から賛意を送り、個人的にも、いわて県民クラブとしても全力で及川氏を支援します。

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posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☀| Comment(1) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月06日

今任期の議会日程がすべて終了

去る7月3日に6月定例会最終本会議があり、今任期の定例会はすべて終了しました。

9月10日の任期まで突発的な臨時議会でも開かれない限り、今任期の議会日程はほぼ終了したことになります。過ぎてみればあっという間の4年間でした。実はこの5期目の4年間は会派移動がなく、それは1期目の政和会以来のことでした。(2期目は政和会から政和・社民クラブ、3期目は政和・社民クラブから地域政党いわて、4期目は地域政党いわてからいわて県民クラブ)いわて県民クラブの同僚とともに県政に対して二元代表制の一翼を担う活動が出来たと自負をしております。同僚議員には心から感謝を捧げたいと思います。


7月1日に開かれた総務常任委員会では今期4年間で取り上げてきた課題について総括をこめて質問と提言を行いました。この日は議案審査を含めて私一人で約一時間発言を行わせてもらいました。まるで某議員のようです(苦笑)。

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1)ILC推進室からILC推進局に格上げされる県のILC実現に向けた取り組みと(仮称)ILCによる地域振興ビジョンについて

2)IGRいわて銀河鉄道の経営について

3)県庁内のモラル&パワーハラスメントについて


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この件は先に書いた匿名のお手紙を元に質問しました。人物を特定した上での事実の裏付けが不完全でしたので一般論でおさめましたが、県庁内に鬱積するこの問題はとても重い問題であり、絶対に軽視することはできません。選挙は挟みますが引き続き監視をしていきます。


この間ILCに関しては国会議連の川村会長はじめ幹部の方々が渡欧され、フランスとドイツで中身のある意見交換をされた様子がFBで発信されておりました。今後も確実にILCの実現が図られるよう私も努力をしてまいります。

posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月29日

県民に知って欲しい議会運営委員会の議論

議会には議会運営委員会が地方自治法によって法定機関として定められていて(法制化以前は単なる任意の意見調整機関であった)そこでは議事運営や議会の自治に関することが議論され決定される。

議会運営委員会(議運)のメンバーは岩手県議会では10名と決まっており、交渉会派(最適5名以上の構成するグループ)から会派の構成議員数の割合によって会派ごとの員数が割り当てられる。

現在は 第一会派:改革岩手・・・・・5名
    第二会派:自由民主クラブ・・3名
    第三会派:いわて県民クラブ・1名
 同じく第三会派:創成いわて・・・・1名 となっている。


さて、議運で継続して議論してきた案件が2つあったが、改選期ギリギリの状況になっても結論が出ない、正確に言うと出せないという議会自治のお粗末ぶりを露呈するに至ってしまった。報道機関もなかなか触れないのであえて問題提起の意味も含めてここに記しておく。

まず一つ目は議会運営委員会の会議録の情報公開について

先に記してあるように法定機関としてしっかり明記されているのであるから、情報公開を拒否できる論拠はほとんど存在しない。わたしたち「いわて県民クラブ」は当初から公開すべきとの意見を2年前から意見開陳してきた。ところが第一会派は意見が集約できていないとし、明確な論拠も示さないまま事実上先送りしてきた。第一会派たる存在は議会をリードする立場にあると私は思料するがその責任を果たしていないと断ずる。


そして二つ目は議会棟の喫煙室の存続について

この案件については岩手日日朝刊で報道された。国の健康増進法の一部改正によって7月1日から県立施設の敷地内が禁煙となることを受けて、わたしたち「いわて県民クラブ」は法施行を機に議員のみが対象となっている喫煙室はもはや存続する意義を失っていると主張してきたが、これも結局、議運での結論を導くことはできなかった。「意見集約も至っていない」という会派はどうなんだろうかと思う。


この件は愛煙家から誤解を受けている部分もあるので説明を付すが、私たち「いわて県民クラブ」は喫煙者をすべからく排除するということではなく、県立の敷地内で全面禁煙と決定になったのなら議会棟も同じく扱われるのは当然という考え方であることを明確にしておきたい。議員のみ特別待遇はないのだということである。たばこ耕作者を窮地に陥れるような会派などと議論を飛躍する論者がいるようだが決して私たちはそういう主張はしていない。


この二つの案件に対する議論過程は成熟とは程遠いものがある。だからこそこうした議論を県民の前に明らかにすべきなのである。ブラックボックスに入れては議会基本条例の精神が泣くというものだ。

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2019年06月28日

菅原喜重郎氏が逝去

元衆議院議員、元東山町長の菅原喜重郎氏が逝去されました。

喜重郎さんとは亡き父との交友が深く、父は喜重郎さんが民社党に籍を置いていたころは本当に一生懸命応援していました。そのご縁で私の結婚式では主賓として祝辞を頂きました。ただ内容をほとんど記憶してなくて父にかなり怒られた記憶がありますが(苦)

私が政治家の道に入ってからは同じの政治路線を歩むことはありませんでしたが、それはお互いの立場があったから仕方のないことで、喜重郎さんからはいろいろとご示唆を頂いておりました。

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【一昨年のご自身の叙勲祝賀パーティーで御礼の言葉を述べる喜重郎氏】


特に印象に残っているのはシティマネージャー制度について。これはわが国では職の内容としては副市長が類似しているのですが、厳密にいうと違っていて、議会が行政のプロとして議決選出し、その行政手腕の責任を明確にする制度です。行政のプロですから客観的にその自治体のメリットを引き出すといった結果が求められることになります。私も大いに触発されて渡米してタコマ市近郊のフェデラルウェイ市やカナダのトロント市へ行って視察してきました。責任ある自治ということを突き詰めて考えると、ややもすれば役所の世界は〇〇派閥が幅を利かせることの弊害もこれありで、そういう意味でシティマネージャー制度は有効な側面もあると思います。

また喜重郎さんは政治倫理から宗教まで思想哲学に関してはかなり奥が深く、話が始まるとなかなか解放されない時もしばしばでした。政策的には農業の再生、海外との経済交流など地道なものから枠を超えたものまで幅広い知見を持った方でした。


最後に元気な姿をみんなに見せたご自身の祝賀パーティーでも自由主義陣営の保持、共産主義の排除についていつものように熱く語っておりました。


大正生まれの喜重郎さん。昭和、平成とご自身の道を駆け抜けました。情熱に溢れた政治家の誕生は時代の要請だったのでしょうか。これまでのご指導に心から感謝申し上げご冥福をお祈り致します。

合掌
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2019年06月27日

3年ぶりの長沼遠征

大学の後輩たちが河北レガッタに出走するため宮城県の長沼漕艇場に遠征してきました。先輩としては嬉しい限りです。

長沼への遠征は3年前の全日本新人選手権以来になります。前回の遠征は8月でかなり暑かった記憶がありますが、29日(土)と30日(日)に開かれる大会の天候は雨模様の予報で温度も低めとのこと。体調管理には気をつけないと。

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【大学で1年先輩の斉藤監督から立派な額付の絵をプレゼントされました!】



長沼漕艇場は一時東京オリンピック候補地となり有名になったおかげで、宿泊のできるボートハウスが整備されていました。ちょっとだけ中を見ましたがとても機能的な印象です。

今日は先発組と一緒に夕食を食べて、大会の奮闘を祈願しました。9月上旬に開かれるインカレを目指して実のある遠征になって欲しいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月26日

挑戦してこそ開く道もあれ

昨日と今日と議会中につき葬儀に参列できないので議会後に弔問をしてきました。

会社OBと中学校の同級生のお母様が亡くなられました(どちらも二人づつ(悲))最近は同級生の親御さんのご不幸が多くなってきました。私らの同級生も50台後半ですから無理もありません。親は80代後半から90台になっている方がほとんどですからご両親が健在な方は本当に数えるくらいです。時の流れを肌身で感じるこの頃です。


さて、6月定例会一般質問も二日目を終わりました。残された一般質問の日程はあと二日あるのですが、質問者の顔ぶれをを見るとどうやら一問一答方式を採用する議員はあとはいない模様・・・この定例会で一問一答方式を採用したのは、わが「いわて県民クラブ」の千葉じゅんこ議員のみとなりそうです。

実は議会内に設置されている広報広報会議から傍聴された方からの通年アンケートがまとまって、その結果が配布されたのですがその結果からは一問一答がとても分かりやすいとの記述された評価が複数ありました。


どう考えても質問書と答弁書の読み合いでは緊張感など生まれる訳はなく、議会と執行部が予定調和で終始したのでは二元代表制の権能が発揮できないと私は考えています。傍聴者からもいい評価を得ているのですから多くの議員が挑戦して欲しいと思うのですが、なかなか広がっていかないのは残念なことです。一方、執行部席に目を転ずると某所を起点として答弁指示ペーパーが逐次出され、部長答弁の独自性がどこまで担保されているのかと感じます。雛壇席の閉塞感が手に取るようにわかります。議会は知事に直接政策の方向性を聞き出せる機会を十分に生かすべきです。



こうした本会議場の閉塞感を打破するには議会の挑戦が不可欠です。しかしながら議会運営委員会の会議録の公開など前向きな議論が進んでいないのはどういうことなのか。まだまだ意識改革が浸透してない状況を県民は何と見るでしょうか。議会は不断の改革マインドを失ってはいけません。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

かかりつけ医制度へ本格的な誘導始まる?

かかりつけ医を定額制に 過剰な診療抑制 厚労省検討

【 2019/6/25 日本経済新聞 電子版】

厚生労働省は患者が自分のかかりつけ医を任意で登録する制度の検討を始めた。診察料を月単位の定額として過剰な医療の提供を抑えたり、かかりつけ医以外を受診する場合は負担を上乗せして大病院の利用を減らしたりする案を検討する。身近なかかりつけ医が効率的な治療や病気の早期発見にあたる仕組みを普及させ、医療費の伸びの抑制を狙う。

経済協力開発機構(OECD)によると1人が医療機関を受診する回数は英国の年5回(2009年)、ドイツの年10回(15年)に対し、日本は年12.8回(15年)にのぼる。受診回数の多さは医療費の伸びにつながるため対策が課題となっている。

厚労省は公的医療保険の関連法の改正に向けた検討を始めた。早ければ21年度の改正も視野に入れる。日本医師会ではかかりつけ医の登録制に反対意見が強く、慎重に調整を進める。

まず患者がかかりつけ医として登録できる医療機関の要件を定める。大病院との連携や診療時間外の対応も可能かなど一定の水準を求める方向だ。登録可能な医療機関は一覧を公表する。

患者が登録したかかりつけ医を受診すると、診察料を月ごとに定額にする。かかりつけ医にとっては、料金が定額だと診察回数が多くなっても受け取る報酬が増えないケースも想定される。検査や投薬が過剰にならないような診療を促し、全体で医療費の伸びを抑制する効果が見込める。

患者にとっては病院に行くたびに料金がかかる現状より割安になればメリットが出る。定期的に診察してもらうことで病気の予防や早期発見も期待できる。登録を希望しない患者は従来の医療費で受診できる。

かかりつけ医がいる医療機関以外を受診する場合は、患者の自己負担を上乗せする。軽症でも設備や専門医が充実した大病院を受診する患者もおり、過剰な検査などを招きやすいため、大病院はかかりつけ医が紹介する流れを強める。

定額制は糖尿病や認知症など複数の慢性疾患を持つ患者向けでは導入済みで、月の医療費は約1万5000円で患者の負担は1〜3割だ。厚労省は対象を広げた場合の定額制の水準と、かかりつけ医以外を受診する際の負担の上乗せの水準について検討を進める。



厚労省は医療費の抑制が大きな課題となっており、この案もそれに沿ったものなのだろう。
本県でも医療局において診療時間の確保やドクターの過重労働を解決するためにかかりつけ医への移行措置を進めているが、なかなか大病院志向は大きく変わらない。それは県立病院が県民とって信頼のおける証なのであろうが、やはり待ち時間が長いのは患者にとっても負担が大きい。

私は患者が病院のかかり方については合理的なシステムを構築すべきであると思うし、かかりつけ医への誘導には賛成である。日本医師会も総合的な見地で検討してもらいたいと思う。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月15日

雨の土曜日。。。

昨日は大谷選手の日本人初のサイクルヒット達成で盛り上がり、今日は親戚筋の婚礼があり、天気は雨模様でしたがとてもハッピーな😃気分でおりました。

しかし、帰宅するとまたしても匿名のお手紙が着いておりました。

これは宛名が特定されていないので私だけに送られてきたのではないかもしれません。かつて私がIGR(いわて銀河鉄道)の乱脈経営問題を追及していた時も経営陣に対する(ほとんどが当時の社長に関するもの)内情を綴った内容の多くの文書が送られてきましたが、今回のものもほぼ同意の内容です。


その内容は、県庁内のパワーハラスメント、モラルハラスメントと生産性のない仕事の繰り返しを余儀なくされている実態でありました。


文章を読んでいると、指摘されている当事者はいったいぜんたいどこを向いて仕事をしているのかという疑念がますます深まってきました。私自身薄々感ずいてはいましたが、これほどまでとは思いませんでした。風通しのいい組織とは程遠く、庁内の悲痛な叫びを庁内組織でどれだけ掬っているのでしょうか。


私はこのような重要なことが掬われていないのが大きな問題だと思います。議員にまで手紙を出すのはよほどのことだろうと推察します。


組織を束ねる困難さは私も会社を経営している身でありますので一応は理解しているつもりです。労務管理ほど人との軋轢を避けることはできないので管理者は大変なストレスを日々感じています。経営者としてはそこに一番注意を払わなければならないと思っています。しかし、私自身が管理者に対して100%応えているかというとはっきりいって自信はありません。その点は努力が足りないと自分の身を恥じるのみです。

ただ、私は管理者とのミーティングで常に心がけて欲しいこととして、悪い情報ほど早く上げることをよく言います。問題の先送りほどためにならないことはないからです。問題を共有しより良くするためにミーティングはあるべきと考えています。


今回の手紙を読んで自分自身のことも重ねながら考えてみました。今回の件はやり方を間違えると予期しない方向にまで波及しそうなので今後どのように解決したらよいか目下思案中です。


もしこの文章を読んで、現状を何とか打破したいと考える方は私自身実態をよく把握したいので、ご連絡を頂ければ幸いです。もちろん匿名でも結構です。情報管理には徹底を期します。

posted by 飯沢ただし at 21:51| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月10日

天安門事件から30年

天安門事件から30年が経過したのを機に報道機関が努力して証言者を得ている。

今日放送されたNHKスペシャルも天安門事件に深く切り込んでおり、興味深く視聴した。

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戒厳令を引かれて軍がデモに参加した学生らに発砲するに至った経緯は実に恐ろしい内容であった。上層部からの圧力に屈して発砲に至ったことに今でも悔恨の思いを引きずっている元軍人の話は平和日本に安住している自分らには想像すらできない。

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共産党一党支配の恐ろしさは、この事件を契機として当時の政府関係者からの「民衆は権力に服従するしかなくなりました」の証言で十二分に理解することができる。またNHKの独自取材で当時の中国共産党の権力闘争がこの事件の主たる背景だったとは驚いた。


しかし、さらに恐ろしいのは当時の西側諸国が中華人民共和国の民主化運動への軍事力による弾圧に抗議はしたものの、中国マーケットの魅力に取りつかれて中国政府に対してアメリカも日本も西側諸国も糾弾の手を下ろしてしまったことの事実だ。国のリーダーはいかに自国の利益を優先に考えなければならないとはいえ、この矛盾はいったい何なのかと思う。


今のアメリカ合衆国に象徴されるように自国の利益追求と世界の平和秩序維持は振り子のように常に振れていく。結局、我々はこの矛盾の中に生きているのだということなのだ。

posted by 飯沢ただし at 00:12| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

県立博物館の怪

月替わりです。

問題視していた「サンプロ」こと三陸防災復興プロジェクトが開幕しました。いわて県民クラブが指摘してきた予想通りの幕開けとなったようで、その内容については6月定例議会の常任委員会でガッツリとやらせてもらいます。何しろ県民の血税約5億円がかかっていますから議員として半端な対応はできません。

今日は全国ニュースにもなってしまった岩手県立博物館の怪事件について。
珍しく全国紙がスクープし、現在も全国紙が継続してこの問題を大きく取り上げています。文部科学大臣までコメントが出す事態となっており、岩手県が文化財調査に対しての基本姿勢が問われている訳で困惑どころか一県民として恥ずかしいことになっています。


問題その1:なぜ切り取ることになったのか。(動機の有無)

問題その2:切り取ることを誰がどのように指示を出したのか。(組織内の命令指示系統)

問題その3:内部告発により以前に問題が発覚していたのになぜ今まで情報公開されなかったのか。(公的機関としての責任)


この3点がいまだに曖昧模糊としており、早急なる調査が必要になります。


それにしてもこのような県に関わる不祥事が絶えないのはなぜなのか。私は職員憲章を順守させるだけの問題ではなくなっていると思います。


「あいつにはメロンの味なんかわかりゃしない。食っちゃえ。食っちゃえ。隠しちゃえ。隠しちゃえ。」寅さんのワンシーンがふと頭を過ぎりました。

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まさに「訳を聞こうじゃねぇか。」です。


posted by 飯沢ただし at 23:48| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

繰上充用は続く・・・

岩手県競馬組合議会が昨日開催され、今年度収支状況報告と昨年度決算見込みがついたことから補正予算が上程され全員賛成で可決しました。

競馬組合は来年度予算を組みにあたり手持ちの運転資金が不足しているために20年以上も繰上充用を行っています。繰上充用は行政が単年度予算で組まれることから法律上認めれれていることとは言え、決して健全な状態とは言えません。その原資が県と奥州市、盛岡市から貸し付けられた、いわゆる330億円(一度だけ返済しているので実際の額はこれより少ない)でキャシュフローを賄っている状況なのです。単年度で1億円以上の利益が場合にのみ構成団体である3自治体に返還するルールになっています。

一方、現実は競馬運営に係る維持経費が嵩んできております(財政状況が厳しい時に繰り延べになっていた)。ある時払いの不定期な維持修繕策ではなく中長期的な計画をつくって施行すべきと私も常に提案しておりました。

盛岡競馬場の芝走路の路盤改良や水沢競馬場の砂の入れ替えなど、委員からも早急に必要なところに着手せよとの意見も複数あったところですが、組合は質問の答弁でもされていましたが伝聞や一方の意見だけでなく総合的かつ科学的見地で的確に判断すべきと私も思います。

その他薬物問題の解決を見ないまま競馬事業が続いていますが、県警との連絡を密に取って早期の解決を図るべきとの意見もありました。


以前から私は公営による競馬事業の限界について、また、カジノ法案の成立による運営元が弾力化されたことにより大きく以前とは環境が変化していることの認識を関係者にも促してきました。競馬事業の健全な発展には運営主体の弾力化は将来必要だと思料しますが、問題は構成団体が融資した金額があまりに大きいために岩手競馬は足枷がかなり厳しいものになっていることが問題解決の障害になっています。いずれにしても少しでも健全な形になるように現在関係している人間が努力を重ねていくしかありません。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

厚労省の改革は進むか?

診療所の都市偏在を是正、在宅医療の拠点化も 厚労省

【 2019/5/24 1:31日本経済新聞 電子版】


厚生労働省は診療所の新設が都市部に集中する状況を是正する。過去5年間で増えた診療所のうち6割強は東京などの5大都市部に集中し、医療を受けられる機会に偏りがある。厚労省は医師が多い地域での開業には在宅医療や休日・夜間の診療などを担うことを求める。条件を厳しくして地方での開業を促すとともに、都市部では高齢化に対応できる医療の拡充をめざす。

厚労省によると全国の診療所は2017年時点で10万1471カ所ある。過去5年間の増加数は1319カ所で、その前の5年間の約2倍に増えた。増加が目立つのは人口が多く、多くの患者が見込める都市部だ。

東京23区と大阪市、名古屋市の5年間の増加数は計683カ所だった。札幌市と福岡市も合わせると計850カ所で、増加分の6割強を占めた。

厚労省は全国を335の医療圏に分け、人口構成や患者の移動などを考慮した人口10万人あたりの外来医師の数を集計した。その結果、全国平均の105人に対し、東京の都心部は192人、大阪市は129人、福岡市とその周辺は144人にのぼった。一方、福島県や香川県などでは50人を切る地域もある。

診療所や医師が偏ると、過疎地などで患者が必要なとき必要な医療を受けられなくなる恐れがある。都市部も集中して過剰になると、患者の奪い合いで経営が非効率になる。入院用のベッドがある病院の場合は過剰な地域では増床できない。一方、ベッドがない診療所はこうした規制がない。

厚労省は偏在の是正に乗り出す。まず全国の335の医療圏について、医師が多い上位3分の1の医療圏を「多数区域」とする。この地域で診療所を新設する医師には、(1)在宅医療(2)休日・夜間診療といった初期救急(3)学校医など公衆衛生――のうち、都道府県が必要とする機能を担うよう求める。20年度から実施する。

厚労省はこうした機能を担えない診療所が郊外や地方などで開業を選べば、医師の偏在の是正につながるとみる。


厚労省は医療費の増高を抑えることは最優先の課題で、実はこの改革もその一環と推察するが、はたして都道府県が必要とする機能を担うよう求めるだけで都市の新設が抑制されてその分が地方に回っていくだろうか?

医療圏ごとの医師の数を先に公表したのは意義があったが、問題はそのデータをどのように活用するかだ。医師の診療科標榜や医院の開業はわが国ではフリーなので効率のいいところ(人口密度の高いところ)に医師は集中する。ドイツでは医師会が率先して飽和している地域には開業できないルールをつくっていると聞いたことがある。そこまで徹底してやらないと医師の地域偏在は解決しないのではないか?それを進めようとすれば医師会の反発は必至だろうから劇的には進まないのは目に見えている。

けれど社会全体で医師の地域偏在を考えていかないと産業構造にも影響がでてくるし、ひいては国力の成長にも響いてくる。医師の偏在是正は重要な問題だ。


posted by 飯沢ただし at 23:35| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

懸念していることが現実に

「厳美渓の危機を考える善良な市民のひとり」さんから匿名での投書を頂戴した。

その内容は太陽光発電開発により山林伐採が原因と推定される泥水と伐採木材屑が文化財厳美渓の清流に流入している件であり、県への対応を求める内容である。

以前から厳美地区の方から建設予定であるメガソーラーの件について問い合わせがあり、私も議会の中で県行政に注意を喚起してきた経緯がある。

平成30年岩手県議会、決算特別委員会 環境生活部審査

〇飯澤匡委員  次の質問に入りますが、太陽光発電の導入については、御案内のとおり固定価格買取制度が追い風となって、県内でも急激に伸びている。まさしく今、御紹介のあったとおりであります。でありますけれども、森林の伐採による自然破壊や自然災害などの問題も生じております。さきの台風被害などでもそういう問題が惹起されました。県内ではこのような事例は把握しているのか。
また、国では環境省の太陽光アセスメント導入への動きが随分加速しておりますけれども、その動きに呼応した、ただいま紹介した自然災害などの問題等を含んだ─他の県では取り組んでおられますが─独自の条例についての考え方、制定するつもりなのかどうかまとめてお伺いします。

〇小島参事兼環境保全課総括課長 太陽光発電施設を条例アセスメントの対象にすることについてでございますけれども、県では、国が太陽光発電施設を法アセスメントの対象としておりませんことから、法に準じる形で条例アセスメントの対象とはしてこなかったところでございます。また、これまで県内の太陽光発電施設が環境に大きな影響を与えたという事例も把握してございませんことから、条例アセスメントの対象とは想定してこなかったところでございます。
一方、国では、委員御指摘のとおり、本年8月に太陽光発電施設等に係る環境影響評価の基本的考え方に関する検討会を立ち上げまして、大規模太陽光発電施設を環境影響評価法の対象事業に追加すべきか、来年3月までに検討するとしております。
また、県外では太陽光発電施設が環境に影響を与える事例も発生している状況にありますことから、太陽光発電施設を条例アセスメントの対象とすることにつきましては、国の検討状況も踏まえつつ、また、太陽光発電施設を独自に条例アセスメントの対象としている他県等の例も参考にしながら本県のあり方について検討してまいります。


心配していた降雨による影響が出てしまったことが事実とならば、誠に遺憾である。県知事が開発許可を与えたのであるから、県行政が確実に環境の保全対策等を行う責任がある。
posted by 飯沢ただし at 00:05| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

朝鮮半島の歴史

今日は社用目的で盛岡に行きましたが、県庁に寄ってILCと農業振興施策について情報交換等もしていました。議会会期中でない平日に話をするとお互いにリラックスしているので内容が深まりますし、いいお話も聞くことができます。

さて、話はがらりと変わって政治的に近年最悪の状況となっている日韓関係。徴用工問題など日本人の常識では測れない行動がなぜ韓国国内では支持されるのか、日本人からの視点では解決できないと考え、改めて朝鮮半島の歴史について学ぼうと思いました。


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この本の著者ついてはU-Tubeで解説する動画を偶然見て、とても分かりやすかったので著書を買って2時間で一気に読み終えてしまいました。


朝鮮半島の歴史については高校で学んだ世界史や自分で調べてみたものが主でしたが、あらためて民族学的、地政学的に系統的に書かれているこの本から初めて知るものが多かったです。

明治時代に、陸奥宗光が、朝鮮は中国の属国でありながら、属国としての被害者意識がなく、中国や中国文化を崇めることを道徳的使命として感じているとして、「中国と朝鮮は奇妙な宗属関係にある」と指摘しています。朝鮮が他の民族に比べ、中華に一番近い存在であると自負しる。これを「小中華思想」と呼び、ゆえに日本が優越的な立場で自分たちを威圧することに誇りを傷つけられる。

言うなれば反日思想の歴史的な繰り返しはここに起因すると書いてあります。これは私にとって明快な解説でした。

また、朴正熙大統領も「親日」ではなく実は「用日」であったなど著者の観点からの考察もありました。

この本だけでは不十分なのでもう少し別の文献も探して理解を深めたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:06| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

オジサンいい加減にしてくれ

米中、瀬戸際の応酬 トランプ氏「中国が約束破った」
中国も対抗措置示唆


【日本経済新聞電子版 2019/5/9 10:20 (2019/5/9 12:45)】

トランプ米大統領は8日、2千億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する制裁関税を10日に現在の10%から25%に引き上げる方針を巡り「中国が約束を破ったからだ」と批判した。米通商代表部(USTR)は同日に関税上げを正式に通知し、中国も対抗措置を取る方針を表明した。実際に関税の応酬に突入するかどうかは9日から始まる閣僚級協議が焦点になる。

トランプ氏は「中国は取引ができないので(関税を)払うだろう。もし合意できなければ、年1千億ドル超の関税を手に入れることは悪くない」と語った。関税を主に払うのは米国の企業や消費者だが、トランプ氏は中国が負担していると有権者に説明する。習近平(シー・ジンピン)国家主席を「友人の一人」と呼びつつも、知的財産侵害など中国の不公正な貿易慣行も改めて糾弾した。

トランプ氏は5日、第3弾の関税引き上げを表明するとともに、残りの輸入品すべてにも25%の関税を「速やか」に発動すると言及した。USTRは「第4弾」に関しても官報で近く通知する方針だ。産業界から意見を募る必要があるため実際の発動まで2カ月以上かかるのが通例だが、公告を出せば中国への強力な圧力になる。



大国同士のチキンレースにはウンザリする。アメリカ共和党の精神は自由貿易ではなかったのか?

イランにも過剰な政治的圧力をかけて世界経済を混乱させている。シェールオイルの価格高騰が狙いなのか?

大国が自分の国の利益ばかりを優先していると政治に対する不信感も増大する。大国の寛容の精神はどこへ行ってしまったのか?
posted by 飯沢ただし at 19:23| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月06日

中共の海洋進出と日米同盟

在沖縄海兵隊、グアム移転「24〜28年」 米軍司令官証言

【2017/4/27 13:15 日本経済新聞 電子版】


【ワシントン=共同】ハリス米太平洋軍司令官は26日、沖縄に駐留する海兵隊約1万9千人のうち、約4千人をグアムに移転する計画について「大半の海兵隊員の移動は2024〜28年になるとみている」と述べた。下院軍事委員会の公聴会で証言した。

日米両政府は13年、在沖縄海兵隊のグアム移転を20年代前半に開始することで合意した。日本政府も資金を提供する形で、グアムの米軍基地内に射撃訓練場の整備などを進めている。

ハリス氏は昨年、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設が「25年になる」との見通しを示し、移設完了後に在沖縄海兵隊がグアムに移転するとの認識を表明していた。

26日の公聴会でハリス氏は在沖縄海兵隊について「いずれは1万人か1万1千人にしたい」と述べ、地元の負担軽減につなげる意欲を示した。

両政府は12年に在沖縄海兵隊のグアム移転と普天間基地の移設を切り離して進めることで合意したが、2つの計画は現実的には連動している。ハリス氏もグアム移転は「普天間閉鎖と関係する」と明言した。


2020年代前半と言われていた沖縄に駐留する米国海兵隊のグアム移転が具体的に示された。当初の予定よりは幅を持たせていることが分かる。この発言で辺野古移設が急がれている理由が明確に認識できる。要は我が国にとっても移設が遅れてしまうと経費としてすでに支出している負担が増えることになる。なるべく米国の移設計画に合わせて進める必要が生じているのだ。

一方、大変危険な状況にあるのが中華人民共和国の積極的な海洋進出がある。

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グアム移設は米国の軍事費節減など諸々の理由があるにせよ、これが契機となり第2列島線までシーレーンを下げられるとどうなるのか。沖縄を含む南西諸島群域は完全に中共の影響下に入ってしまう。アメリカと中共がテーブルの下で手を結ぶ可能性もゼロとは否定できないのだ。現実的に我が国の主権が大きく侵される事態となりつつあることが多くの国民は理解しているだろうか。


日米同盟の堅持の重要性はリアルにもっと深く理解しなければならないと思う。


この連休中はルーズベルトの戦争責任や朝鮮半島の歴史などの書物をかじってみた。さらに関東軍が満州進出という暴挙をしなかったら歴史がどうなっていたかなどと妄想にまで及んでしまった。歴史はどうやっても変えられないが、かつての日本が資源を求めて戦線を拡大したように現在の中共の経済発展を背景にした軍事費の増強、海洋進出には絶対に警戒を怠ってはならない。
posted by 飯沢ただし at 22:19| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月01日

令和元年5月1日

本日、年号が「令和」と改元になり新天皇陛下が即位されました。

明治時代より継続されてきた『一世一元の制』に則らない形となりました。

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現天皇は私と年も近く、とても親近感があります。浩宮にあやかって私の同級生前後には「浩」の字の名前が実にたくさんいます。大学時代は学習院大学と定期戦を組んでいたせいで学生同士の交流も盛んで学習院の2級先輩で「私はご学友」と自慢されている方もおりました😃

ご本人がおっしゃられていたように上皇様の取り組まれた平和希求への積極的な取り組みを継続され、なおかつ時代に適応した新しい皇室の姿を主体的に追求して欲しいと思います。


平和希求への活動は昭和天皇の全国ご巡幸に端を発しており、ご巡幸の目的は敗戦によるショック、虚脱状態にあった国民を慰め、励まされるための旅でしたが陛下が最も訪問を希望していた沖縄だけは達成できておらず、平成の御世になり現上皇がその意志を引き継いだのでした。上皇様は戦争による慰問活動は国内にとどまらず海外にも積極的に足をお運びになりました。

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災害の多かった平成時代でしたが天皇皇后両陛下は我が国の父母の如く、被災した国民を励まされました。とても慈愛に満ちたすばらしいご功績であったと思います。心から敬意と感謝の念を捧げます。


「令和」の世が平和で希望に満ちた時代になることを心から祈念します。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月29日

訃音が続く・・・

今日は地元で大変お世話になった元一関市議会副議長 牧野茂太郎氏の葬儀並びに告別式がありました。享年68歳。

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突然のご逝去に心の中にぽっかりと穴が空いたような寂しい気持ちです。あまりに早すぎる旅立ちに世の不条理さを禁じえません。何も時代の変わり目だからといって急がなくてもよかったのにと思ってしまいます。

議員を勇退されてからも地域の方々に信頼され、地元摺沢地区振興会の副会長にも昨年就任されていました。次期リーダーとして期待される有望な方でした。

私は平成10年に来春の選挙戦に向けた運動中に初めてお話をしたと記憶しています。私の県議初当選が平成11年4月。茂太郎さんの町議初当選が平成12年1月。ほぼ時同じくしてステージは違うものの地方議会に参画して、互いに励まし合って地域発展のために頑張ってきました。私は11歳年上の兄貴分としてよく相談していていた貴重な存在でした。

もう茂太郎さんの温容に接することはできなくなりとても残念でなりませんが、私たちが遺徳を偲び地域発展に貢献する以外にないと思います。茂太郎さんこれまでどうもありがとうございました。安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

お世話になった人

今日は親子3代お世話になった私にとって大事な人の葬儀。

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これまで頂いた御恩への感謝の言葉を捧げ、しっかりと葬儀委員長の務めを果たそうと思う。
posted by 飯沢ただし at 06:29| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

医療費の削減を効率で片づけるのか?!

公立病院、統合・再編へ 厚労省、医療費抑制狙い

【4/24(水) 20:12 共同通信】

 国や自治体の公立病院、日赤などの公的病院について、厚生労働省は24日、手術件数などを分析し治療実績が乏しい場合は統合や再編を促すことを決めた。夏にも具体的な病院名を公表し、地域での議論を求める。

 分散している医療機能を集約し、病院ベッド数を減らして医療費を抑制する狙い。効率的な体制にして医師の働き方改革につなげる目的もある。ただ、対象病院は縮小や廃止となる可能性があるため、反発も招きそうだ。


今日の岩手日報朝刊1面にも共同通信社の配信につき同じ記事が出ていたが、効率だけで乱暴なやり方を国が推し進めると問題が大きい。

記事をよく見てみると、「治療実績が乏しかったり、近くに実績が豊富な病院があったりして「他の医療機関で代替可能性がある」と判断した場合は期限を区切って統合や再編に向けた議論を要請する、としている。

本県の県立病院では二次医療圏内で他の医療機関で代替可能性がありそうなのは中央病院くらいで、代替可能どころか基幹病院でもメディカルもコメディカルも手が足りないのが実情である。せっかく医療局の長期医療計画において県立病院も地域包括ケアシステムを機能すべく一歩踏み込もうとしている中で、水を差すような国の動きである。

しっかり監視していかねばならない。
posted by 飯沢ただし at 23:18| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

責任ある立場の人間は逃げるな!

桜田五輪相が辞任、首相が事実上更迭 後任に鈴木俊一氏

【 2019/4/11 2:00日本経済新聞 電子版】

安倍晋三首相は10日夜、自民党衆院議員のパーティーで東日本大震災の被災地での復興を軽視する発言をした桜田義孝五輪相を事実上更迭した。桜田氏はこれまでも失言を重ねてきた。21日投開票の衆院補欠選挙や夏の参院選を控え、失言から約2時間で事態を幕引きした。新元号や新紙幣公表後の歓迎ムードが冷えるのを避け、政権内の引き締めも狙った。

政権としては政治とカネといった内閣の体質に関わる問題ではなく、あくまでも桜田氏個人の問題として処理した。政権への打撃を最小限に食い止める狙いがあった。

後任には麻生派の鈴木俊一前五輪相を起用した。鈴木氏は麻生太郎副総理・財務相と縁戚に当たる。関係者によると、麻生氏が鈴木氏を推して首相が受け入れた。福岡県知事選で推した候補が負け、影響力の低下がささやかれる麻生氏に首相が配慮したようだ。

首相は桜田氏の辞表受理後、首相官邸で記者団に「首相としておわびする。全閣僚が復興相であるとの認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾ける」と述べた。



このパーティの主催者は本県選出の国会議員(比例区選出)でございます。

私は発言する方も発言する方であるが、パーティーに呼んで祝辞を述べさせる方のセンスを疑います。今まで何度も失言をしてきた大臣なのです。現に新聞報道によると発言した元大臣の地元から「何でしゃべらせたんだ!」と怒りの電話が主催者の事務所にもあったとか・・・そして主催者側からは一切コメントはなしで、マスコミの応対も逃げ回っているとか。これは無責任な話だと思います。

更迭された大臣もさることながらこうした無責任な対応をする国会議員も代議士たる資格が疑われます。


結果として鈴木俊一代議士が五輪大臣再登板となったわけですが、以前にも増して責任が重くなるのは間違いないでしょう。
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

京都遠征

「地域政党いわて」時代のご縁でいまだに交流をしている「地域政党京都党」の選挙応援に行ってきました。

「いわて」は地域政党として若干の先輩格でしたが、諸事情により解散となりました。今でも誕生から解散までの道のりを思い出すといろいろな思いが交錯します。形はなくなったものの結党時の思い、すなわち議会が二元代表制の権能を発揮すること、政策をもって行政と善政競争を行うことの矜持は変わらず持って活動しているつもりです。

京都党は旗揚げから10年。村山祥栄氏を中心によくぞ継続して頑張っている地域政党です。

今回の結果は現職4人が当選し、新人も1人見事に当選を果たしました。5人当選で交渉会派の復活です。京都市は国政政党の勢いが強く、特に共産党が20人近く在籍して第2会派を獲る異色の議会構成です。そうした中で第三局を維持していくのは並大抵なことではありません。前回は維新が今回は立憲民主党が国会議員を軸に新人擁立を図るなど厳しい状況でしたが、見事に跳ね返したと言える選挙だったと思います。


京都党は30代中心の若い議員が多く、選挙戦もエネルギッシュで私も大きな刺激を受けて帰ってきました。4年前の私の選挙の時は村山代表と森かれん議員が応援に駆け付けてもらいました。

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【神社の社務所で行われた個人演説会 京都市内ならではです。】


私は主に個人演説会の弁士を務めましたが、岩手の訛言葉が京都の有権者に伝わったかどうか・・・
村山代表の弁舌は実に流れが良く内容も的確で、村山代表の後の弁士は真打ちの後に二つ目が出るようなものでした・・・


京都党が掲げたマニフェストも政策ビラもとても参考になりました。
交渉会派となることが実現してこれからの京都党の大きな飛躍を期待したと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:44| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

県政報告会&意見交換会

標題の会を無事終了することができました。

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参加して頂いた皆さんありがとうございました。そして準備に携わった皆さんにも心から感謝申し上げます。
今回は女性の方々に多く参加を呼びかけましたが、多くの皆様に参加を頂きました。

私の県政報告だけでなく「いわて県民クラブ」の仲間たちにも日頃取り組んでいる各自の政策課題や会派としての取り組みも話してもらいました。来て頂いた皆さんにも好評でした。やはり議員は仲間作りが大事であることをあらためて実感した次第です。

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これからも飯沢ただしは精進を重ねます。
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2019年03月30日

小野寺五典代議士

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本日、藤原崇(たかし)衆議院議員の一関後援会の設立総会があり、ご招待を頂きましたので参加しました。(行ってから気づいたのですが一関後援会は旧一関市が対象の後援会らしく旧東磐井地区にも各地で設立されているようです。)

時局講演会も開催されて、気仙沼市出身の小野寺五典代議士から「日本の外交と安全保障」と題して講演がありました。

五典氏は年が近いということもあり、たびたびお会いする機会があり、直近でお会いしたのは社員の子息の結婚式だったと思います。そして何より私が三井倉庫横浜支店で働いていた時の直属の上司である熊谷眞憲さんの直系の甥さんに五典氏があたり、以前は選挙になると熊谷さんから五典を頼むとよく電話がきたものでした。そんなきっかけから気仙沼の選挙事務所にも数回訪ねていったこともあり、おかげで気仙沼市議の方々とも知り合いになることができました。

そんなご縁で五典さんとは岩手の衆議院議員よりも長くお付き合いをさせてもらっています。


今日のお話は防衛大臣時の中期防の策定と見直しに関わる内幕のお話がメインでしたが、とても興味をそそる内容でありました。ロシアが格段と現代戦に対応した装備を備えていることは薄々とは知っていましたが、そこまで対応しているとは驚きでした。韓国の政治状況分析や米国の今後の通商戦略対応にも触れてとても示唆に富む内容でした。やはりご本人のお人柄が話の中にも滲み出ていて、話の節々に必ず藤原代議士を登場させて会の趣旨をよくご理解されて気配りがされていました。(蛇足ながら、それとは真逆な対応を某国会議員(藤原代議士ではありません)が懇親会の席上でやりました。まさに後ろ足で砂をかけるとはこのこと。今回も含め都合二回私はやられました。大した人物です。)


国会は最高の立法機関。ご本人の資質や調査能力などの努力はもちろんですが、共に問題を共感できる仲間がいなければ立法化にはこぎつけません。自分はこれだけ優秀だ!といっても政策が実現しなければどうにもならないのです。五典氏の講演を聞いて講演の中身もさることながら謙虚で前向きな姿勢にあらためて心から感銘を受けた次第です。

五典氏からは退席の際にわざわざ皆さんの御前で私に選挙戦いで必要ならぜひ呼んでくれという言葉を頂きましたので後日お願いにまいります。感謝感謝です。


明日は千厩で私の県政報告会があります。今日学習したことを踏まえて心を込めて報告したいと思います。
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2019年03月26日

平成最後の県議会定例会が閉会

昨日長い長い2月定例議会が閉会しました。

平成31年度予算も次期総合計画も全会一致で可決で幕がおりました。

私的には来年度予算中の「三陸防災復興プロジェクト」の内容や明確な政策ターゲットを失っている次期総合計画には承服できないところがあり、予算組み替え動議を出してせめてもの抵抗を見せようと画策まではしたものの「木を見て森を見ず」との感もあり、最終的には同意をすることにしました。しかし、内心忸怩たる思いは今でもあります。

これには知事とは政治的に対立構図となっている主要会派がファイティングポーズも見せないところにも原因があります。他の会派のことはつべこべ言う資格はありませんが、県政全体の底上げを図る上でこのような状況はとても残念なことだと思っています。


この上は認めた予算の中身のある執行と長期計画のアクションプランの確実なる実行を監視し、実情に即した形で進めるように議会側から提言活動に切り替えていきます。


昨日は県政三者(議会・行政・メディア)との懇談会が盛岡市内で開催されました。行政職は副部長クラス以上の方々が出席コードとなっているようですが、以前と比して出席者が随分と少なくなったような気がしました(気のせいでしょうか)。今年度末で退職される方、思いもかけない部署に転任される方(?)を中心に懇談をしました。私の方にわざわざ寄ってこられた職員、メディア、議員の方は大変ありがたく思っております。(年々毒気が強くなって敬遠される方が増えて来てるように自己分析しております(謎))

職員の転任の話に戻りますが、大東マフィアの会(旧大東町出身の職員)は来年度は教育長になる佐藤博総務部長をはじめ、副部長職に2人昇進と順調に勢力を伸ばしており、実に頼もしい限りです。活躍に大いに期待したいと思います。


平成から次の元号の発表まで一週間を切りました。気分も新たに皆さん健康で次の年度も頑張っていきましょう!今任期の定例会はあと一回残っております。
posted by 飯沢ただし at 03:50| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

出会いと別れが交錯する日

今日は元一関市長の浅井東兵衛氏の火葬の日でした。

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東兵衛さんと亡き父とは佳き信頼関係で結ばれ、今も当社と東兵衛さんが興した会社とは取引をさせて頂いています。そのご縁で葬儀委員長を仰せつかりました。直接的な接点はそんなに長い時間ではなかったけれど節目節目で人生訓を示唆して頂きました。特に父が亡くなってから私が政治の道に入ってからは心配してもらいました。心から感謝しています。

火葬場に行く道すがらいろいろな思いでが甦ってきました。東兵衛さんにとって政治家としての大勝負は間違いなく最初の市長選挙だったでしょう。よくぞ決断し戦い抜き勝利の栄冠を勝ち取りました。その勇気と行動力には今でも心服しています。

今から心静かに葬儀委員長としての挨拶を書きたいと思います。


夕方は10数年来お世話になっている大原地区のある会の皆さんと意見交換会。いつもは口数の少ない高校の大先輩から大きな激励を頂きました。ミニ県政報告会もしましたが、ILCに関してはもう難しいと思っている方が結構いて、やはり新聞の見出しに影響されるものなんだと実感。大東地区出身の県職員がまたまた出世している話で盛り上がりました。こうして信頼を寄せて応援してくれる方には本当に励まされます。ありがたいことです。年を重ねるごとにこうした皆さんの温情に素直に感激する度合いが高まってきています。


きょう正式に県議選の告示日と投票日が決定しました。任期の務めをしっかり果たし次の戦いに備えます。
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2019年03月19日

2月定例会最後の常任委員会

今日の総務常任委員会は平成31年度予算関連以外の条例案件と請願陳情2件の審査がありました。

陸前高田市に設置される「震災伝承館」の管理運営条例が上程されました。入館者見込みについて質問したところ、隣接する道の駅への来訪数も把握していない驚くべき事実が判明しました。かねてから入館料「無料」の根拠も不明確で、多くの議員が指摘をしてきたところでしたが、他の類似施設を参考にしただけで詳細に数を全く詰めていないことが明らかになりました。民間の施設ならば予め目標値を設定した上でトータルコストを測るのが普通でしょうが、そういう思考にはなっていません。年間の管理費1.3億は県費で賄うのです。ここに税金で賄うから腹は痛みませんという論理がまかりとおっています。今回は県の管理運営にかかる責任範囲を決める条例でしたから反対まではしませんでしたが、これまで陸前高田市ともどこまで協議をしてきたのか、そのプロセスに関しても疑いを禁じ得ない答弁内容でした。開館後もしっかりと監視していきます。


議案以外の質問で

1.先に行われたILC解説セミナーに関して質問と提言を行いました。

今後もリスクコミニケーションに関しては会を継続して行うことを確認しましたが、会の持ち方等については改良を加えて行うとの答弁でした。

江刺地区の会を取材した胆江日日新聞社もさすがに看過できず「マナー」ついて記事にしておりました。それだけ騒々しい会の雰囲気だったということです。

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2.いわて銀河鉄道(IGR)の決算見込みについて質問しました。

12月末の時点で6500万円の黒字とのことでしたが、経常損益が1億4500万円であり、土地の特別売却額を当て込まなければ完全に赤字で財務体質が急激に悪化していることが判明しました。これは前社長の放漫経営が原因であることは明らかです。長期経営計画の見直しが迫られると思います。

3.グループ補助金の償還期を迎え、厳しい経営環境に陥っている被災地企業の支援策について質問しました。

復興局としてできうる対策は限られているが、商工労働観光部と連絡を密にして販路開拓などの相談機能を充実させていくとの答弁でした。金策で苦労することは経営者は夢にまで見る大変なことで、十分に気持ちを汲んだ対応することを要望しました。


今任期はあと5か月。総務委員として審査に臨むのはあと6月定例会のみとなりましたが、しっかり監視と提言をしていきたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 23:20| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月10日

8度目の3.11を明日に迎える

復興の主役、官から民へ 人口減が地域経済の重荷に

【2019/3/10 5:59 日本経済新聞 電子版】

東日本大震災の発生から11日で8年を迎える。原発事故の影響はなお色濃く残るが、巨額の政府予算の投入で被災地のインフラ整備や住宅再建は一定のメドが付いた。ただ、沿岸部では定住人口の減少が止まらず、「官製復興」には限界がみえる。成長のエンジンを民主導に切り替えるには地域の底力が試される。

震災から8年がたち、津波で甚大な被害を受けた沿岸部とそれ以外の内陸部の経済格差が目立ってきた。自動車や半導体の大型投資で勢いを増す岩手、宮城の内陸の一部とは対照的に、沿岸部の再生への足取りは鈍り始めている。


「補助金を使ったことを後悔している」。冷凍食品製造のヤマトミ(宮城県石巻市)の千葉雅俊社長はこう話す。15年に15億円で新工場と加工ラインを導入。投資額の8分の7を賄ったのが、国の復興関連の補助金だった。だが足元の売上高は震災前から半減。自己負担で借りた2億円の債務返済が重くのしかかる。

宮城の水産加工会社は補助金申請をためらっていたが、自治体から「今しか予算がとれない」と背中を押されたという。復興を当て込み設備投資に踏み切った企業は多い誤算だったのは回復しない売上高だ。
東北経済産業局によると、被災企業で震災前の水準まで売り上げが戻ったのは46%。損壊した工場設備の復旧に時間がかかり、その間に多くの取引先を失った。「営業再開まで数年も待ってはくれなかった」(石巻市の布施商店)

岩手、宮城、福島の県内総生産は復興特需がかさ上げし、震災前の水準に戻した。だが公共投資のピークは過ぎ、16年度は3県がそろってマイナスとなった。


再生の歩みが鈍る背景には想定外の早さで進む人口減もある。震災前の10年と15年を比べた減少率は福島で5.7%、岩手は3.8%。全国平均の0.8%を大きく上回る。土地の区画整理に時間を要するうち多くの住民が地元を離れた。

宮城の沿岸部では有効求人倍率が2倍近くで高止まりし、求人を出しても人が集まらない。頼りは海外からの技能実習生。水産加工の大膳(宮城県塩釜市)は従業員の4人に1人が外国人だ。後藤昭文常務は「実習生が集まらなければ復興はままならない」と話す。

再生のエンジンを再び回すカギは民間の開発力にある地域に新たな産業や事業モデルをいかに芽吹かせられるかが問われる。


23年度には物質の構造を原子レベルで分析できる次世代放射光施設が仙台市にできる。東北の産学連携の先端研究拠点として宮城県などが誘致した。自らの技術やアイデアを磨く地域のスタートアップ企業や中小は着実に増えている。

国は福島を除き21年を復興の区切りとする。次のステージに向け「大胆な規制緩和や市場開放で企業のイノベーションを後押しすべきだ」と東北大学の増田聡教授は指摘する。世界に東北発の復興モデルを示すため、国や自治体がすべきことはまだ多く残っている。



私は早い時期から被災地の産業振興についてエネルギーの地産地消など具体的に提言してきたが、部分的には進んだが総合的には進まなかった。被災地自治体の産業復興にはグループ補助金が即効性があり、一番の近道と誰もが思っていたが、実際には地域のマーケットは人口減少とともに縮小し、域外のマーケットもすでに激しい競争にさらされていて見通しが甘かったことは否定できない。

反省することは実に多い。

瞬間風速で人口が戻ったとか、うまくいっているとかという県庁トップのいい話ばかりが喧伝されて問題の本質を解決していないことがこの記事を見てその認識を新たにした。

三沿道と東北自動車道は昨日つながった。

これを沿岸地域の発展に結び付けていかねばならない。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月09日

大関 衛 秋田県議のこと

私と平成11年4月の統一地方選挙で同時期に県会議員となった秋田県議の大関衛(まもる)氏が急逝された。

享年50歳。


ご本人は4月の選挙に向けて6期目を目指していた最中だという。何とも痛ましく残念なことだ。

大関議員とは同僚の及川敦議員が当時主宰していた東北若手議員の会(わらし塾)の会合で盛岡市で会ったのが初めてだと記憶している。当時大関氏は30歳をちょっと超えたくらいだと思うが、自民党議員特有の風格をすでに醸し出していた。

それから、わらし塾の会だったり、全国議長会の勉強会や北海道・東北の議員研修会でも何度か会ってお互いに励まし合う仲であった。

ある会で「先輩、自分に足りないのは民間で働いた経験がなかったことですよ。」と秋田訛で本音をぶつけてきたことがあった。大学を出て国会議員秘書から県議になって、ある時本人がふとそんなことを気付いたのだったのかもしれない。同世代だったから話してくれたのだと思う。


学生時代から交流のあった私の盟友、及川敦氏も最近会ったばかりだと言って、大関氏の逝去を心から悔やんでいた。

まだまだやり遂げたいことはあったろうに。本人が一番悔やんでも悔やみきれないでいると思う。


心からご冥福をお祈り致します。合掌。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

10年後の姿は歴史が証明する

本日、次期総合計画特別委員会の最終審議があり、最終的に付帯意見付で全会一致で可決されました。

私もこの間、幸福を主題にしたこの計画については私自身の問題意識に基づき、当委員会をはじめ常任委員会や先の代表質問でも問題提起と提案を繰り返してきました。結局、「県行政に関する基本的な計画の議決に関する条例」には議決をするうえでこの条例の最大の弱点である執行権の範囲にまで入り込めない点もあり、付帯意見を付すという手段にしか議会の意思を反映できないということで了承の道しかなかったという極めて不完全燃焼な結末になってしましました。

はっきり申し上げて、2020年代の厳しい時代を乗り越える政策体系に至っていない。この計画をまとめた県職員にはご労苦の限りで、知事の「幸福」という哲学理念が先行して政策化するに苦渋の跡が見える中身でした。私は今でも人口減少問題や厳しい時代を乗り越えるための産業振興や人材育成に真正面から向かい合う政策が今でも最優先と思っています。これは達増知事との立位置が全く異なるのでどうにもなりません。

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本日の質疑でもまとめの意味で、この計画の胆となる県民の参加やプロジェクトの予算枠等に関して、計画の弾力的な運用に関して質疑と意見を述べましたが、この10年の達増県政の県政運営のやり方から見ても、答弁内容はは十分に納得し信頼に足りうるものはありませんでした。さりとて修正案で対抗する術も執行権の前には通じず、やむなく付帯意見という条件をつけて賛成となった次第です。


この上はこれからも単年度ごとに計画の実行性に関して議会として付帯意見に基づいて監視し、県政がより良くなるように粘り強く提案していく以外にありません。私たち「いわて県民クラブ」から提案した@人口減少問題に対して各種施策を積極的に推進することA財政運営管理と行財政運営を的確に行うという内容を理解し了承てくれた他の会派には感謝を致します。
posted by 飯沢ただし at 22:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月27日

喝だ!

今日は主に30年度の補正予算を審議する総務委員会が開かれました。

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「損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて」の議案がありました。この種の議案は自動車事故による損害賠償事案が多いのですが、今回の議案は全く信じられないお粗末な事案でした。


その内容は県職員が不正軽油の抜き取り調査を行った際に、燃料タンクではなく大型自動車から誤って尿素タンクから液体尿素を採取し、さらに採取した予め用意していた軽油を尿素タンクに戻したというもの。

それによって尿素タンクに軽油が混入し、大型自動車を保有する会社に損害を与えたものです。


ここで解説を加えますと、現在の大型トラックは新長期の排ガス規制をクリアするためには尿素を触媒とする技術なくして基準を保持することはできなくなっています。ということで燃料タンクのほかに尿素タンクも車のシャシに取り付けられているのです。

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【大体にして尿素タンクにはこのように燃料タンクではないと注意書きがあります】


まぁしかし、タンクから液体を抜き取った時点で燃料であるかどうかは臭いを嗅げばわかるわけで、その時点で事故は当然防げた訳です。こともあろうかその液体を確認もせずに、予め用意していた抜き取った分の同量の軽油を尿素タンクに戻したというのは、単に流れ作業で意識づけなく抜き取り検査をしていたことになります。

税を徴収する県職員が軽油が何かも理解せずに抜き取り検査をやっていたに等しく、徴税権者として失格と言わざるをえません。

こんなお粗末な事案は県に対する信用も失うことにつながります。

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私は以上のことを厳しく意見致しました。

今議会では農業大学校においてもタンクの洗浄水を流さないまま生乳を貯蔵し、そのまま出荷してコールドセンターにある大きなタンクに混入する事案も発生するなど信じられないお粗末事案もありました。


代表質問でも知事に言いましたが、何かが緩んでいるのはないでしょうか。こういう小さな事案を見逃すと後で大変なことになるのです。

posted by 飯沢ただし at 22:35| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一般質問最終日

昨日の議会日程は一般質問最終日でした。

2月議会は私が議員になったときから一般質問の日程は5日間確保されていて(代表質問を含む)合計で15人以上は登壇することになります。ということは2月議会で議員の3分の1が登壇することになります。

昨日の最終日は印象深い日でしたので、ここに記します。

最初の登壇者は菅野ひろのり議員(奥州選挙区)。
菅野議員は一番最初に聞いた彼の質問がなかなか鋭い視点で印象が強く、彼の質問は気にしてました。前回の質問は当局に対して迎合するような素振りが垣間見えたので、私が率直に感想を述べて喝を入れた経過がありました。今回は以前から彼自身が以前から問題として提起していた種子法の廃止を受けた県の取り組みについて一問一答で執拗に迫りました。予定していた他の質問項目を飛ばしてまで当局に迫った内容も迫力も良かったです。二元代表制の一翼を担う議会は与党野党関係なくこうではなくてはなりません。これからも頑張って欲しいと思います。

2番目は木村幸弘議員(花巻選挙区)
木村議員とは私が3期目の時に同じ会派で活動したこともある気心知れた仲です。木村議員の質問は精緻に飛んで無駄がなく、いつも的確に問題を把握し指摘をする質問です。冒頭の第3期アクションプランの問題点の指摘と拠点病院の医師の集中化による諸問題に関しての考察は木村議員ならではのものでした。この質問に対して達増知事の答弁はメリットばかりを強調し、自身の地域医療に対する問題意識を感じるものはなく、極めて内容の薄いものでした。八重樫保健福祉部長の二次医療圏の中でも小さなエリアをも目くばせをして地域の事情に合った医師の配置を含めた地域医療政策を進めていきたいとの答弁は真に賛同しました。木村議員は闘病中での質問にもかかわらず変わらぬ闘志に私は心打たれました。

トリを飾ったのは小野寺好議員(盛岡選挙区)
好議員は私より一期先輩の現在六期目。私とは議席が隣で二人でいろいろと話をすることも多々あります。好議員はいつも生活者視点でよくそこまで気がつくなという気配りを感じる質問ですが、時としてバッサリと大ナタを振り当局に猛省促すこともあります。今回初めて私に原稿を渡して下さり「飛ばしたらチェックしてくれ(そんなことはないのに)」と頼まれ私は本当に痛み入り感激しました。というのも好議員は今期で勇退されることをすでに発表しており、今回の一般質問が最後であったからです。議会はまだ続きますが一般質問の機会は年に一度。好先生も心に期したものがあったはずです。


三氏がすばらしい質問をしたにもかかわらず、知事の答弁はいつもどおりの平坦内容で、特にも好先生には敬意を払う場面があってもよかろうにと私は思うのですが全くそれもなしでした。残念というより悲しさが・・・です。
posted by 飯沢ただし at 00:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月25日

お互いに幸福を守り育てる

ビデオに録画していた先の代表質問の様子を振り返ってみました。

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私の「長期にわたる県民計画は、もっとシンプルで県民に分かり易いアプローチが良かったのではないか」の問いに

達増知事は「あえてどこがシンプルというと、県民がお互いに幸福を守り育てるという部分」との答弁。

何回巻き戻して観てもどこがシンプルかわかりません・・・

おそらくこの類の問答で満足な答えは永久に期待できないでしょう。

テレビ岩手の藤原解説者が「飯沢議員は切り込みましたが、まったく噛み合いませんでした。」の感想でした。

実はこの10年間いつもそうなのですが、それは私が緊張感ある質疑のやり取りを優先するので、知事と直接やり合う時は質問項目の摺合せは当局とは一切しないことにも起因しています。だって県民は読み原稿のやり取りをテレビで見ても県政には興味は持たないでしょう。

そして私は質問前にも当局には「私は知事に直接聞くのだから答弁の心配するな(余計な準備をするな)」とあえて言っています。


幸福論争にピリオドを打ちたいとは思いますが、知事答弁するたびに迷走する幸福の捉え方。何を基軸に未来を論じればいいのか、そもそも達増知事が思いつきで答弁する場面をみるにつけ、土台が緩んで建て付けゴージャスな家屋の印象が日増しに強くなってきています。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月23日

代表質問が終わりました。

会派を代表しての代表質問が終わりました。

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当日は地元からも70名もの傍聴応援団が駆けつけてくれて大変に心強かったです。

予定した質問項目は時間内に終えることができましたが、項目をもう少し整理して「いわて県民計画(最終案)」について知事とはもう少しやりとりの時間を確保すれば良かったかもしれません。

会派の仲間からも「飯沢さんは(知事に)優しい・・・」「セーブしましたね・・・」との感想でしたので反省しております。

テレビ中継は予想以上の方が見ていてくれて「見たよ」「一問一答は分かりすい」との意見も頂きました。昨年の佐々木努議員から私も代表質問の一問一答方式を繋ぎましたので、改選後も引き継いでくれるものと思います。

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私が主に取り上げた次の10年間をリードする「いわて県民計画(最終案)」については達増知事の「幸福を追求し、幸福を守り育てる」が胆となっていて、今までの計画の策定プロセスのアプローチも全く異なるものになっています。

幸福を満たす12の政策領域をまず決めてその下に10の政策を分野毎(?)に設定したもので、この10の政策をやっていれば県民すべてが幸福になるというロジックです。

幸福感とは個人で異なるもの、政策達成のゴールとして本当に相応しいのか?これからの10年は人口減少という厳しい時代が予想されるのにリアルに対応する政策を据えなくて本当にいいの?というのが私の一貫した主張です。

知事は県民の幸福に関して「多様性」も網羅しているのだと先の特別委員会で答弁していますが、実は多様性とはより多くの個性を尊重してその良さを一定目的に集中させていくのが多様性(ダイバーシティ)の一般的な活用方法なのですが、県のまとめ方は言わばこの考えた方とは逆行していて、10の政策の中に多様性を押し込んでいる、すなわち官制の幸福ではないのかというのが私の指摘でした。

この入口の理論は何度も行っていますが、今回もまったく噛み合いませんでした。


私の後に二日間一般質問で取り上げた議員も複数いて、知事も一生懸命に答弁していましたが、聞けば聞くほど理解不能となってきています。担当している県職員もさぞかし嫌な汗をかいていると推測します。再来週の月曜日には委員会で採決がありますが、はてさてどのように料理したらよいものやら・・・

posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月19日

明日代表質問に登壇します。

今任期最後の本会議での質問に臨みます。

昨年の我が会派、いわて県民クラブの佐々木努議員に引き続き代表質問を一問一答で行います。

原稿の読み合いではない質疑の様子をぜひお見せしたいと思います。

代表質問はテレビ中継@テレビ岩手がありますので是非ご覧下さい。私の実際の登壇は15時頃ですがテレビ放映は16時頃になります。


主に岩手県民計画(最終案)について質問しますが計画に関してILCや人材育成、一次産業の振興、地域医療、新笹の田トンネル整備についても聞きます。

ただ今独りで二の矢の質問の味付けを思案中。
posted by 飯沢ただし at 22:31| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月17日

なんたる不覚

年始からすこぶる健康体でしたが、本日体を冷やしたのか、お腹をこわしてしまいました。

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午後はトイレとお友達生活。
ようやく落ち着いてきましたが、まだお腹がチクチクします。

水曜日には代表質問があるので、この2日で体調を整えることに専念します。

気が緩んだわけでもないのに‥
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする