2023年01月15日

ウクライナに一日も早い平和を

英、ウクライナへ主力戦車「チャレンジャー」の供与表明
【CNN電子版 2023.01.15 Sun posted at 14:23 JST】

英首相官邸は14日、ロシアの侵略に抗戦するウクライナへの軍事支援を強化する努力の一環として英国の主力戦車「チャレンジャー2」12両を供与する意向を表明した。

スナク英首相が同日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、同戦車や追加の砲撃システムの提供を伝えたとした。

これを受けゼレンスキー大統領は14日、SNS上でスナク首相の決定への謝意を示し、「戦場での我々の力を強化するだけでなく、他のパートナー国へ正しいシグナルを送ることになる」と評価した。

ゼレンスキー大統領は侵攻が始まって以降、戦車を含む大型兵器の供与を一貫して要求してきたが、西側諸国は戦闘拡大などを危惧してこれを拒んできた。ただ、ここに来てフランスが軽戦車の引き渡しに動くなどウクライナへの軍事支援の内容にも変化が出始めていた。

欧米製の戦車がウクライナへ実際に供与されれば、ロシアの侵攻後では初の事例となる。

戦車の譲渡ではポーランドも最近、ドイツ製の主力戦車「レオパルト2」を送る計画を発表。フィンランドも同様の措置を検討している。


西側諸国はこれまでウクライナの要求に対して軽戦車程度の武器供与にとどめてきたが、ついに主力戦車の投入に踏み切った。地上戦は新たな局面を生むことになる。英国のチャレンジャー戦車投入が口火となってドイツのレオパルト戦車やひょとしてアメリカのM1戦車も今後投入される可能性がある。

近年ミサイル兵器が高度化して、まさか戦車を主力にした地上戦がこんなにも長い期間に展開されるとは私は考えが及ばなかった。

戦争は何もよいことが生まれない。悲しみや憎しみを増長させるだけである。ロシアの蛮行は自らの国力を低下させ、若い命を粗末にさせるだけであり、一日も早く撤退をして欲しい。

チャレンジャー投入で戦線にどのような影響が出るのか私は想像もできないが、一刻も早い終息を願うばかりである。
posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月14日

刻々と変わりゆく社会のなかで

今日は発信続ければ見てくれている人がいるということに気づいた嬉しい日。一方、以前から定期的にお手紙で叱咤激励を頂く方も複数いらっしゃいます。これからも記事を書くだけでなく行動もしっかりしてまいります。引き続きよろしくお願い致します。

さて、今週は県議会閉会中の委員会があり、調査活動が主でしたが、課題認識を新たにする内容でした。

この間盛岡滞在中に気になったことが一つ。

コロナ対策のため特に飲食店が衛生対策に心を砕いておられます。というより3年にもコロナの影響が及べばいやが上でも対応しなければ商売が成立しない訳です。最近ではタブレットによるオーダーから支払いまで機械を通じて行えるお店(特に広域チェーン店)が増えてきました。初期の設備投資も全国チェーンともなれば大変な額になると想像しながら箸を進めました。

ふと思ったのが、いつかは終わるこのパンデミック、いわゆるポストコロナ時期に移行しても店と客との接触機会を保つ方式が継続されるのは確実ということ。なぜなら大手の飲食店がシステムを構築してしまえば後退はすることはあり得ないからです。

ニューヨークタイムズの記事で世界の都市の中で訪問したい街に盛岡市が第二位となったことが本日多くの方がSNSで発信していましたが、盛岡市の特徴は情に厚い市民であるところも大いにアピールしたいところです。

お店の人との交流も旅の思い出の大きな要素。それが居心地のいい空間となり、また訪問したいということになるのではないでしょうか。

飲食店に限らず人との会話の機会が少なくなっていく現代社会の流れに一抹の寂しさを感じます。何より次世代の人たちが人と生きていく楽しみや豊かさを感じとる機会が失われていくのは残念なことだとアナログ時代の良さを知る私は思います。

世界のマーケットと相手にしてビジネスをしていかねばならない時代。だからこそコミニケーションのスキルは一層上げていかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月05日

運転免許取得から40年

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昨日運転免許の更新に行ってきました。
一時停止違反が2年前にあり、今回もゴールドはもらえませんでした⤵💦

FBにも書きましたが大型免許の保有者は深視力検査が義務付けられていて、更新のたびに毎回難儀をするのですが、今回は一回でパス❗
今年の幸先良しです✨

免許を取得したのが昭和58年(1983年)の1月10日、大学3年生でした。ちょうど今から40年前になります。

年月の経過はご覧の通り。だいぶ大人になりました(・_・;)

昨日は1時間の安全講習を受けて安全運転の重要さを身に沁みて再認識したところです。

これからも安全運転に心がけてまいります。
posted by 飯沢ただし at 09:41| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月03日

61歳になりました

今日は私の61歳の誕生日。

このブログをスタートさせたのが2006年の8月。誕生日を迎えた2007年の1月時点で私はまだ45歳でした。それを考えるとすごい年月が経ったと感じます。逆によくぞここまで続けてブログ書き続けてきたとも思います。

61という数字は私の中ではロジャーマリスがベーブルースの年間本塁打60本を越えた数字が強烈に印象に残っています。

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上の写真の背番号は61となっていますが、記念写真用にあつらえたもので実際のマリスの背番号は9です。

当時の様子を調べるとベーブルースは神格化されていてコミッショナーを含めてルースの記録を破ることにとんでもない圧力がかっていたそうです。ミッキーマントルとのコンビでMM砲とまで呼ばれたマリスでしたが、彼はヤンキース生え抜き(トレードで途中加入)の選手でもなかったせいもあり(実はルースも生え抜きではないが)そうした現象になったのでしょう。

そんな状況下でもマリスは堂々と61本目を打ってのけたのです。昨年同じヤンキースのジャッジ選手が62本を打ってアメリカンリーグの記録を更新したのは記憶に新しいところです。

マリスが記録を更新したが1961年。61という数字にかなり囚われています。

私は1962年生まれですが1月の早生まれなので1961年世代。因縁を感じます(かなり強引ですが)

マリスがプレッシャーをはねのけて記録を達成したことに思いを馳せ、私にとって今年は決戦の年。待ち受ける苦難に打ち勝って目的を達成したいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:17| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月31日

2022年の大晦日を迎えて

2022年もあと一時間を切りました。

まだ終わりの見えないコロナの影響。ロシアのウクライナ侵攻。
世界的な大きな事象が続く中でこの一年が終わろうとしています。
燃料高が先行しインフレ進行、急激な物価高。生活の基本が脅かされた一年でした。

県は政府補正予算への迅速な対応が優先され(仕方のないことですが)未来にわたる課題について腰を据えて取り組む余裕がなくなっているのが現状です。こんな時だからこそ議会は中長期的な課題への足掛かりの議論を止めてはならないと思います。

夏の参議院選挙に4月から私は選対委員に招聘され、岩手の政治の流れを変えるの一点で選挙に参画しました。結果は上首尾に終わり、来秋の知事選に向けて流れを作ることができました。

いわて県民クラブのメンバーであった千葉じゅんこさんが知事選に挑戦することを決意しました。来年こその思いで私もこれまでの政治経験を生かして全力で応援します。私も7期目の挑戦を表明させて頂きました。地域課題の解決はもちろんのこと岩手の政治改革に向けて一生懸命頑張る所存です。

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今月上旬に上京した折に買った必勝サイダーを飲み干して片目を入れました。大願成就を目指して全力投球です。

このブログを読んで頂いている読者の皆様には心からの感謝を捧げ、どうか来年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

明日からはもう一段ギアアップしてブログ投稿を致します。
posted by 飯沢ただし at 23:24| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月30日

悲しきお別れ

今年もとてもお世話になった人がこの世を去られました。

自分も齢60歳となれば日常のご不幸に接する機が増えては避けられないこととは自覚しつつも、本当に身近な人が亡くなると心が痛みます。82歳で亡くなった祖父が晩年にまた○○も亡くなったと日々嘆いていた姿を思い出し、そんな心もちがこれから年々深くなるのを想像すると心が重くなります。

今年はちょっと思い出してみても忠夫ちゃん、貫ちゃん、そして今日は武ちゃん。

大先輩だけれどちゃんづけで呼べれる人はそれだけ近い存在だっという証。

御三方いつもいつも会うたびに励ましてもらいました。考えてみればずっと祖父の代からお付き合いをさせてきたお家。人との信頼なんて一代だけではなかなか深くはつながりません。本当にありがたいことだと思います。

あらためて生前中にお世話になったことに対して深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り申し上げます。

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【写真の赤丸の頭は私です】


成蹊学園の学園報が届き、先月行われた安倍晋三氏のお別れの会について詳しく載っていました。

ご本人が不本意な形で亡くなられたのに最近でも記事になることは負のイメージに関することばかりをマスコミは容赦なく書き続けます。この国はこんなにも薄情で興味本位で進んでいいのかと思います。

何にしても今生きている自分の使命を自覚して、先輩方のご恩に報いるために一生懸命に生きていかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 16:16| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月29日

地方へ若年過程の移動をより促進

東京から移住で子1人に100万円 政府、23年度から増額

【日本経済新聞電子版 2022年12月28日 18:00 】

政府は東京から地方へ移住する世帯に給付する支援金を2023年度に増額する。18歳未満の子どもの数に応じて加算する金額を現行の1人30万円から100万円へ引き上げる。少子高齢化が進む地域へ子育て世帯の移住を後押しする。

19年度に始めた「地方創生移住支援事業」を手厚くする。対象は東京23区に過去10年のうち直近1年を含む5年以上住んだことがある世帯。同様の期間に親が東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のいずれかから東京23区に通勤する世帯も含む。

@移住して地域の中小企業へ就業Aテレワークで移住前の仕事を継続B移住先の地域で起業――のどれかに該当すれば1世帯あたり原則100万円の支給を受けられる。世帯内の子どもの人数によって支給額を上乗せする仕組みがあり、現在は1人あたり30万円。

100万円に増額すれば子どもが2人いる4人家族の受給額は最大300万円になる。支援を受ける際の所得制限はない。

政府は地方移住をデジタル化で地方創生を促す「デジタル田園都市国家構想」の一環と位置付ける。23日に閣議決定した総合戦略は23年度からの5カ年計画をまとめ、27年度に東京圏から地方への移住者を年間1万人とする目標を定めた。


19年度に始めたと記事には書いてありますが、恥ずかしながらこの制度については勉強不足でした。
「デジタル田園都市国家構想」の一環と位置付けるならば、地方行政は単純な移住誘導をするだけでなく、独自の就業環境や生活環境の整備を併せて考慮に入れることが求められることになる。

地方行政の知恵比べにさらに火が付いた感がする。

この機に策を講じて積極的に動く県とぼさっとしている県ではどんどん差がついてくるということだ。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月28日

自動車エンジニアの養成

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本日、岩手県自動車販売店協会の要職の方々に訪問を頂き、自動車エンジニアの養成と確保に関連したことについて相談がありました。

岩手県内に3校(千厩・宮古・二戸)県立高度技術専門校(旧職業訓練校)は、国家二級自動車整備士資格を取得するための養成機関として多大な貢献をされてこられて、これまで県内のカーディーラー等からの信頼も厚く修了者は引く手もあまたの状態ですが、近年の入校者の減少を憂慮されておるとのことでした。

このまま減少傾向が続くと3校の独立存続も心配されておりました。

確かに毎年私も千厩校の修了式(議会中のためほとんど参列できず)と入校式(できる限り参加している)の折に同校を訪れていますが、施設等も古くなってきており、入校者の減少は新たな施設整備を名目にした整備統合もありうるかもしれません。

自動車を中心とした移動手段はこれからもずっと継続していきますし、整備士の数的な確保はカーディラーにとっては必要不可欠な問題です。

岩手県高度技術専門校は年額12万程度の安価な授業料で経費が賄えますし、資格も取得できるとなればとても有効な専門校と言えます。

意見交換をしながら今後の運動展開について確認をしたところです。教育機関への周知、県当局への働きかけを今後していくことになります。私も自動車関連産業に身をおいており、自社でも整備士を抱えておりますので積極的に関わっていきたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月26日

いわて県民クラブで政策要望

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例年行っている「いわて県民クラブ」の政策要望会。令和5年の予算に反映できるようにこの時期に行っています。

私たちの政策の基本理念となっているのは「わたしたち、そして未来の子どもたちのために」。今必要な短期的なものから人材育成のために必要な中長期的なものまで網羅されています。

人口減少・少子化対策について具体的に提案した結婚支援センターの創設は「iーサポ」という形で実現したものもあります。決して県政批判だけをしている会派ではありませんのでご認識を頂きたいです。

少子化対策について大胆な提案として

💡企業による子育て支援の取り組みの促進について
ー次世代育成支援対策推進法では、常時雇用労働者101人以上の企業に対し一般事業主行動計画の策定が義務付けられていますが、100人以下の企業においても策定を義務付ける条例を制定し、企業による子育て支援を進めること。

💡少子化対策県民税の創設について
ー各種子育て支援策充実のための財源確保と、県民に対する少子化対策の重要性を啓発するために「少子化対策県民税」の導入を図ること。

が注目すべきものです。


本日は達増知事が公務復帰初日ということで手交時も用心されてマスクをつけたままで、私も同調させて頂きました。我が会派に所属していた千葉じゅんこさんが知事選への立候補表明をした直後でしたので応対が気になるところでしたが、いつもより真摯な応対でした。テレビメディアも珍しく数社取材に入りましたが、達増知事の表情を狙っていたのではと推察します。

任期最後の年。少しでも我々の考えを取り入れて頂き予算に反映させて頂きたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 22:21| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月24日

交渉会派存続なるか

千葉絢子議員が県知事選に立候補するために議員辞職をしたことに伴い、われらが「いわて県民クラブ」の所属は5名から4名となり、交渉会派の要件を割ることになり、その取扱いについて昨日代表者会議が開かれ協議が行われました。

過去にも会派間の協議で4名でも交渉会派と認められたケースがあり、他会派の懐の深い理解を期待しましたが、残念ながら自由民主党を除いては原則通りのみを主張して容認されませんでした。

第一会派においてはわが会派から候補者が出たことによってある程度予想はついていましたが、第三会派の優柔不断な態度にはあらためて失望しました。意見開陳の中で議会全体の発展的活動を促進する等についてまったく言及がなかったのは残念でなりません。

最終的には27日に行われる議会運営委員会で決定することになりますが、交渉会派の継続はかなり厳しい状況です。

交渉会派の要件を満たさないと代表者会議への出席や議会運営委員会への正委員としての出席がかなわない、政策担当者として意見書とりまとめの会議にも参加できないなど制約がでてきます。

しかしながら、知事候補者として大きな目標に向かってわが会派から千葉絢子さんを送り出したことは、それ以上の存在感を示したことになっており、うささかも恥じるものは一つもありません。議運で認められない場合は、冷静に結果を受け止め頭を切りかえてやれることをやるしかありません。

私自身も昨日の会議でさらに闘志に火が付きました。

非交渉会派となっても予算議会はあらゆる手段を講じて県民利益に資する議論を展開することをお約束いたします。

手負いの虎は何をしでかすかこうご期待。

posted by 飯沢ただし at 10:30| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月22日

7選に向けて挑戦

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本日、来秋施行される県議会選挙において7選を目指して挑戦することを表明し、後援会役員会でご承認いただきました。

併せて知事選の件についても私から経過説明をし、県議選ともども知事選も闘っていくことをご理解いただきました。

有権者数の激減により、厳しい選挙戦になることが予想されます。

これまで会派全体で取り組んできた人口減少問題、地域課題の解決、一次産業の新しい展開、ILCへの実現に向けて取り組むことを申し述べました。それ以外でも地域医療体制の確立(県立病院)についてもさらに力を入れて活動していく所存です。

岩手の政治体制に変化の兆しが見える中、知事選についても23年間の議員経験を生かして全力投球で目的達成のために力を注いでまいります。

ブログ読者の皆様にもどうぞご理解とご支援をよろしくお願い致します。

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【翌日報道された岩手日日紙の一面】
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月20日

ポストコロナへのカウントダウン

コロナ交付金の事業効果、全自治体に公表要請 政府方針

【日本経済新聞電子版 2022年12月20日 14:00 】

政府は新型コロナウイルス対策で国が地方自治体に配る「地方創生臨時交付金」を巡り、2023年度末までに全自治体に事業内容と効果を公表するよう求める方針だ。過大な予算計上や不適切な使途を問題視する声が上がっており、事業の透明性を高める。使い道を検証できるようにして予算の効率的な執行につなげる。

地方創生臨時交付金はコロナ禍で影響を受けた地域経済や住民生活を支援するため、政府が20年4月に創設した。22年度までに計約17兆円を計上。うち約5兆円が「地方単独事業分」で、コロナ対応であれば、使途は原則自由となっている。内閣府が自治体の計画をチェックし、総務省が交付している。

内閣府によると、交付金で事業を実施する全国1788の自治体のうち、22年5月時点で内容を公表したのは952と約半数にとどまる。効果については693とさらに少ない。内閣府は制度の創設当初から実施状況や効果の公表を求めてきたが、進捗は鈍い。

会計検査院は22年10月の交付金に関する報告で、資金が使われないまま放置されたケースを含む不適切な活用が、抽出調査した事業で計約7億3000万円あったと指摘した。公的施設の水道料金減免や、発行済みの商品券が使用期限を過ぎても業務委託先に滞留している事例があった。

予算の適正支出の観点で、「23年度末まで」と期限を明示して全自治体による公表を目標として打ち出すことにした。各自治体による事業の効果分析や制度自体の検証も進める。

政府の要請に従わなくても罰則はない。地方財政に詳しい大阪大の赤井伸郎教授は交付金に関して「使途にほぼルールがないからこそ、自治体には説明責任がある」と話す。「透明性を持って事業展開している自治体ほど効果的に使っており、実施状況の公表は賢い予算執行の第一歩だ」と評価する。


地方創生臨時交付金の不適切な活用については、発行済みの商品券の滞留などが本県の場合、可能性としてはあろうか?

交付金の活用に関して適正、不適正が問われることが最優先で問われるものだが、その施策のタイミングや実効性によって自治体の実力が露見するものと思料する。事業内容と効果の公表についてはお手盛りの評価ではなく、第三者機関での調査を希望したいものだ。議会も決算審議においてしっかりと調査する必要がある。この作業をしっかり行うことは行政にとってとても意味のあることだと思う。
posted by 飯沢ただし at 23:22| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月19日

千葉絢子さんが知事選立候補表明、私たちの覚悟

いわて県民クラブの仲間である(15日に議員辞職)千葉絢子さんが来秋行われる岩手県知事選挙に無所属で立候補することを16日(金)に発表しました。

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自民党県連といわて県民クラブは昨夏の参議院選挙終了後から断続的に協議を重ね、最終的に千葉絢子さんに出馬要請をしたものです。要請を受けて昨日の出馬表明となりました。

達増県政は4期目という長期政権を要因とする政策、人事の固定化。政治的行動の偏り。何より達増知事自身の行動力、発信力の乏しさが県勢発展の今や大きな障害となっていると私たちは判断しています。今こそ新しいリーダー誕生によって局面を一新しなくてはなりません。私自身は達増県政1期目の後半からこのような評価であったことから知事選も積極的にコミットして挑戦を続けてきました。しかしながら3回とも大きな壁に跳ね返されてきました。

しかしながら挑戦は続けていかねば岩手は決して良くなりません。

今回は以前の苦い経験を教訓に早い段階から準備を進めてきましたし、前哨戦ととらえた全県選挙の参院選も上首尾で結果を出せたという足場を築くことができました。今回の知事選は自民党県連も公認候補並みの応援、もちろん少数ながらいわて県民クラブも全力でこの闘いに臨みます。

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今回の知事選ではしっかりとしたマニフェストを作成し、県民に政策を訴えていきます。

まだ現職の5選出馬表明はありませんが、するものとしてその違いを県民に浸透させていかねばなりません。こちらは挑戦者の立場です。

これから具体的な政策もこのブログで紹介していきますのでぜひご覧を頂きたいと存じます。
posted by 飯沢ただし at 21:52| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月07日

にわか仕事は身につかず、もはや後の祭り・・・

一般質問でにわかに達増知事は来年の市町村からの県要望の席に知事が同席する方向で検討すると答弁したのを受けて、我が会派のハクセル美穂子議員が「なぜに今頃?選挙対策のパフォーマンス?」と迫りましたが要領を得ない答弁で逃げまくったので、

総務常任委員会で私がさらに方針転換した真意を追及しました。

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私「いままで私たち県民クラブでは知事は県要望の席に同席して首長の真意を探る努力をすべきだと要望してきたが、広域振興局長が県知事の名代として受領し、それを知事に報告するシステムが最高のシステムと答弁し、一向に改善しようとはしなかった。この方針変更の意図、これまでのシステムの総括はどうなっているのか。」

ふるさと振興部長「アクションプラン二期目に人口減少問題を柱に据え、市町村の首長と意見交換することが有益と考え、知事同席を検討しているところ」


私「方針変更することはやぶさかではないが、聞きたいのはなぜに今頃変更したということだ。自慢していたシステムの総括はどうなっている」

ふるさと振興部長「くりかえしになりますが・・・」

なんとしてもこれまでの要望システムは間違っていました、足りなかったとは言いません。

私「一般質問で知事は広域振興局長が要望書を受け取るのは変わらないと答弁していたが、同席して局長が受け取るということもあるまい。知事が目の前にいてそうした方式はどうみてもおかしい。知事は一体何のために同席するのか。」

ふるさと振興部長「直に意見交換することによって・・・」

まったく生半可な検討状況であることが明白で、首長との一対一での意見交換の場が極端に少ないというアキレス健を埋めるためだけの付け焼刃的措置と私は判断しました。結局、現職の立場を利用した選挙運動という意図だったということです。

最近こうした意見交換をしてますアリバイ的行動が目につく達増知事。今頃出てきても「何をいまさら」と思うベテランの首長がほとんどではないでしょうか。


委員会では先の自治体ヒアリングを受けて、急激に人口減少モードに入っている自治体への支援策等、第二期アクションプランへの対応を含めた質問と提言をしました。


posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月30日

増田県政前夜

今日で11月が終わり、明日から師走です。
今年の11月は例年になく天気に恵まれ、私の嫌いな11月特有のしけ寒さが日に日に強まる天候ではなくて小春日和の日が多かった特異な現象でした。明日から12月議会の一般質問が始まります。いわて県民クラブからは滝沢選挙区のハクセル美穂子議員が登壇です。来週の5日(月)の日程となっています。ぜひ注目して下さい。


さて、父親の本棚から平成5年の県職員録を発見👀時は工藤巌知事時代です。

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当時の財政課に後の県政屋台骨を支える人材が集結✨。副知事になられた方も複数おられます。(東磐井地区出身者が3名もいるのに私的には注目!)

増田県政時に財政課を中心にした県庁組織が解体、予算調製課と名称も変更され機能も変えました。施策と予算の実効性を重視し、その責任を部局に強く求めました。どちらがいいかと問われればどちらも一長一短があるとしか言えません。たしかに東日本大震災に対応するには中央集権型の財政課に戻すのはやむを得ない処置だとは考えますが、しかしながらその後は工夫なく現在の状態になっているとも言えます。

そこで私が問題提起した副知事の天下り問題。前職が副知事という実績で天下り先にも身分相当の報酬を設定するのは県庁内ルールであって、民間ではありえない。それを黙認しているのは達増知事の問題意識の低さであると私は指摘しました。後々いろいろ考えてみても、こうしたやり方はまさにお手盛り。県民に問うてみれば理解を得られることは難しいでしょう。

写真の上方でぼやけている当時の上席の方々はこのような実体をどのように考えているのか、ぜひ聞きたいものです。

県職員にとって人気がなかった増田県政。しかしながらこうしたお手盛りがまかり通ることは絶対にさせなかったと私は思います。

このことが物語っているのは、いかに達増知事が重要な人事案件に無頓着であるかということです。
posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月29日

科学的思考と実行

中国ゼロコロナ機能不全を露呈 経済犠牲でも感染者最高
【日本経済新聞電子版 2022年11月27日 22:37 】

新型コロナウイルスを徹底的に封じ込めるゼロコロナ政策による経済面での打撃は甚大だ。野村国際の陸挺・中国首席エコノミストらは24日のリポートで国内総生産(GDP)の増加率の予想を2022年は従来の2.9%から2.8%に、23年は4.3%から4.0%に下方修正した。

米欧や東南アジアなど新型コロナ関連の規制を緩めた国や地域の多くは経済が回復局面だが、中国は低迷したままだ。

共産党メディア・環球時報の元編集長、胡錫進氏は25日、SNS(交流サイト)で「新疆ウイグル自治区のウルムチ市は長期間、封鎖された。これは不合理で、人間が耐えられる限度を超えていた。住民らは防疫に対して怒りを示した」と言及した。抗議行動に一定の理解を示した形だ。

東北部の大連市にあるホテルは、封鎖措置などを受けて毎年1000万元(約2億円)規模の損失を出した。男性幹部は「とにかくゼロコロナ政策を早く緩和してほしい」と、日本経済新聞の取材に漏らした。

中国政府は抗議行動を巡る報道を禁止し、国内のSNSでは投稿や動画を相次ぎ削除している。


中国の国内主要都市では一部政権批判も含めた集団抗議活動が起こっており、当局は取り締まりを強化しているとも報道されている。

ゼロに封じ込めるというのは一見聞こえがいいが、もはや物理的に不可能であることは明白だ。

重症化リスクが減っているというオミクロン株の性質を分析すればウィズコロナで進めることは合理的であり、これは米国はじめ西欧諸国でもすでに実行していることなのだが、そうは簡単に引き下がれないのがお国の事情なのなのだろう。中途半端に緩和すれば党の面子は丸つぶれ、このままゼロコロナを進めれば国民の不満は募る一方という図式である。

やはり物事は人間の都合ではなく科学的に思考することが重要という典型例である。
posted by 飯沢ただし at 22:32| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月27日

安倍晋三さんお別れの会

本日、成蹊学園主催による「安倍晋三さんお別れの会」に出席してきました。

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会場は成蹊学園本館大講堂です。

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案内は関東近辺在住の成蹊会の会員を中心ということだったのですが、地方の成蹊会からも希望があれば参加可能ということを聞き、私も応募したものです。成蹊学園のご配慮によって岩手成蹊会代表という形で参加をさせて頂きました。

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お別れのことばは成蹊学園関係者の3名からでしたが、どなたも格式にとらわれず清廉な言葉で思い出を語り、安倍さんがまいた種を後輩たちが育て花咲かせるとの決意が述べられました。

成蹊学園の校歌は成蹊大学混声合唱団が歌い上げ、美しいハーモニーが大講堂に響きました。

遺族を代表して令夫人の昭恵さんが述べられ、「国葬、県葬を執り行って頂いたが、本日は最も心のこもったお別れの会でした」と冒頭に感謝の意を述べられ、「主人は常にチャレンジを旨として活動してきた、どうか皆さんも果敢に挑戦し続けてほしい」との言葉でしめくくられました。

内閣総理大臣時の数々の思い出の映像の中に安倍さんの人懐こい表情が各場面に見られ、あらためて涙を流さずにいられませんでした。

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16年前の2006年11月23日に全日空ホテルにおいて成蹊学園と成蹊会主催で安倍首相誕生を祝う会に私も出席したのがついこの前のようで、本当に今回のご逝去は未だに信じられない気持ちです。

国葬の是非をめぐって開催日まで反対派が行動を起こしておりましたが、本日は成蹊学園の関係者のみで小春日和の中、整然と心を一つにして会が進行したのはとても心洗われました。「桃李不言 下自成蹊」を最後まで誇りにして政治家としての務め果たされてきた安倍晋三さんの原点にあらためて本日触れて私も微力ながらご縁があった一人としてこれから精進していく気持ちを新たにしました。
posted by 飯沢ただし at 22:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月05日

2022文化の日

文化の日、今年も一関市勢功労者表彰式がありました。

元一関市市長の勝部修氏、元一関市議会議長の槻山隆氏、元農業委員会会長の伊藤公夫氏、元一関市教育長の藤堂隆則氏、そして音楽グループのNSPさんが受章されました。

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NSPの御三方のうち天野滋さん、中村貴之さんは亡くなられて、平賀和人さんのみがご存命です。表彰式には平賀さんと天野令夫人、中村令夫人も参列されました。

県議団のうち今回は私が祝辞を述べる機会を与えて頂きました。

受章者全員に関わったことを申したいところですが(皆さんそれぞれ関わった思い出があるので)時間の都合上、勝部氏とNSPさんにだけ触れさせてもらいました。

勝部氏は合併後二代目の市長に就任、市内の融和に積極的に行動され(祭、イベント、移動市長室など)庁内人事も適材適所の実力主義を貫くなど大いに市の活性化と一体化に貢献されたこと、県際交流にもひとかたならぬ努力を傾注された実績に対して感謝を述べました。ILCの実現に向けた取り組みも他の自治体(県も含み)より抜きんでた活動をされたことは特筆すべきことで、この課題は私たちがしっかり引き継ぐことを私も誓ったところです。

NSPさんは言わずと知れた一関市に所縁のあるフォークグループ。私の世代がNSPコアファンの最終世代かと思います。中学校の文化祭で2年先輩がNSPの曲を弾き歌って女学生のハートをガチッと射止め、そこから一気に男女ともNSPに走ったという現象が起ったのでした。

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しかしながら、自分はすでに洋楽に興味があり、熱狂までは至らず、NSPの楽曲は今でも数曲しか知りません(すみません。)

その中でも私は「あせ」という曲だけは詩もテンポも気に入っており、祝辞では三番のフレーズを紹介しつつ、しっかり生きていくことが大事なんだということに共感、今を生きる若い世代もこの曲のとおりしっかり生きていいことを感じてほしいとの言葉で締めました。

実は前日まで原稿にすべきかどうか迷ったのでしたが、当日御三方の表情を見ながら話をしたことは結果としてよかったと思います。天野令夫人がそっと涙を拭いていたのを見て私自身はそれだけでとても満足しています。

勝部市長の時にJRの発車メロディーに「夕暮れ時はさびしそう」が決定、中村さんが存命中に平賀さんと磐井川堤防に記念のベンチ等を設置したこと、同時に受章の席に並んだことはとても良かったと思います。

四氏とNSPさんのご尽力と偉業を讃えつつ、我々も後世につながる仕事をしっかりしていかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:28| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月31日

9月定例議会が閉会

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本日は最終本会議があり、「岩手の旅応援プロジェクト」に資する補正予算15億円が追加提案され全会一致で可決成立し、決算特別委員会に付託された令和3年度一般会計利益処分案と認定議案もともに認定されました。

いつになく長く感じた議会だったのは、会期中に地元でのご不幸があったなど不測の事態が数多く発生したことも要因でしたが、何といっても私の総括質疑における達増知事の答弁内容が希薄かつ無責任の域を越えていたことがずっと頭に残っていたからだと思います。

「ILC実現に対して周囲から言われたこと以外はやらない。」

この答弁がスラっと出てくることも驚きです。誰かがやってくれる?自分の責任ではない?ということなんでしょうか。

こんな認識を平気でいられる県のトップリーダーをこのまま放置していくわけにはいきません。



posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月30日

あきれ果てる・・・

立民・打越さく良氏、国会審議で山際担当相の信仰をただす 参院予算委で質問
【産経新聞 電子版 2022/10/19 15:28】

立憲民主党の打越さく良氏(参院新潟選挙区)が19日の参院予算委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と発覚している山際大志郎経済再生担当相に対し、旧統一教会の信者かどうかをただす場面があった。「信教の自由」は憲法で保障されており、国会審議の中で個人の信仰に関する質問が出るのは極めてまれだ。

打越氏の質問に対し、山際氏は「(信仰を)公の場で、公人といえ、聞くべきかどうか…」と言いよどみながらも「私は信者ではない」と否定した。


一週間前のニュース記事になっていますが、あえて打越議員の質問について意見させてもらいます。

最終的に山際大臣は大臣を辞職することになりましたが、その結果はいずれにせよ「あなたは信者ですか?」という質問を立法府の最高機関である国会で行う議員と立憲民主党の資質を問いたいです。もし信者だったとしたら国会から排除するつもりだったのでしょうか。そんなことは何人もできません。

記事にある通り言うまでもなく「信教の自由」は憲法で保障されています。こんな基本的なことを知ってか知らずか(打越議員は弁護士の資格を持っているとのことなので知らない訳がない)こんな質問を堂々と行うことが私には信じられません。野党第一党たるもの、もっとしっかりしてもらわないと政治の質が良くなりません。

立憲民主党の政調会長は憲法違反にも当たる質問ではないかと記者に問われるとコメントを避け、公党としての責任を放棄しました。日本共産党は自分たちはこういう質問はしないと突き放しました。支持率が上がらないの要因はここにあるのではないでしょうか。


それにしてもこの一件を報道したのは読売新聞と産経新聞のみ。与党叩きなら多少のことは目をつぶるということなんでしょうか。

岩手県議会にも某新聞社から統一教会との関係に関するアンケートが配布されたようですが、それは全議員ではなく一部議員のみという不可解さ。以前某全国紙新聞社からアンケートが私にも来ましたが本社直接で岩手支局は関係なし。おまけに設問1が抜けているというお粗末さ。

もっと仕事は誠実かつ丁寧に行ってほしいものです。
posted by 飯沢ただし at 00:31| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月29日

決算特別員会が閉会

決算特別委員会が付帯意見を付して27日(木)に閉会しました。

第一会派の「希望いわて」会派は恒例になった付帯意見なしで認定を主張しましたが、他会派は同意せず付帯意見付で認定案件はすべて全会一致で認定されました。付帯意見は「いわて県民クラブ」が主張した案がほぼ受け入れられた形になりました。後日、行財政研究会のワードが入ったことは執行部間で話題になったようです。

認定されたといえども、県政課題に大きく前進が図られためを画期的な事業は少なく、可もなく不可もなくという大きな失策がなかったことで認定されたようなものです。いわば消極的認定と言ったほうが正しいでしょう。こうした大きな失点を出さないのが達増県政の大きな特徴ですが、自殺対策など一年ぽっきりで効果が薄れた対策が散見されるなど、腰が入った対策を講じていないために効果が出るのは短期間のみとなるのです。これでは真の解決には至りません。

最終日、県道整備部で私は最後の質問に臨みました。

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【同僚のハクセル美穂子議員も事業採択に祈りを捧げる】


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【私の質問に答弁する田中県土整備部長】


1.道路環境整備事業の不用額91憶円の詳細について
2.一関市藤沢町黄海で採択された「北方地区圃場整備」に関連した河川、道路環境整備事業について県の総合的な対応について
3.国道343号の渋民工区沿線、道の駅整備事業と新笹ノ田トンネルの事業採択について


1の質問以外は個別地域課題となりますが、当該部の業務範囲の性格上やむをえないものと思います。菅原道路環境課長からは丁寧な回答を頂きました。

2についてはこれからの事業着手になりますので、しっかり地元からの声を聞きながら対処していきます。今回は問題意識の理解まで。

3はいつもの定番質問ですが、9万筆にも及ぶ署名に関して田中部長も時折目を通しているとのこと。ハードルはまだまだ高いですが実現するまで訴え続けます。なぜなら多くの人たちの願いが込められているからです。
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月22日

決算委員会中盤戦

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決算総括質疑が終わってから議会ロビーで会う知己の職員から「ありがとうございました。」と声をかけられます。なんと返答していいやら戸惑いがありますが、感謝されるということは県大理事長の実態を取り上げたことは悪いことではなかったかと思いました。案内の通り県立大学理事長の威光はまだ冷めやらずの状況のようで、まだ気を使わざるを得ない職員(特に幹部)は結構いるやに聞いております。私は職員が溌剌と躍動して働く環境になることを心から願っております。院政以上の存在がうかがえます。

ふるさと振興部ではハクセル美穂子議員が県要望時に知事が出席することを首長が希望していることから、それに応えるべきと以前から問題意識を持って県に要望してきましたが、なぜ実現しないのか「ふるさと振興部」の審査で問いただしました。答弁は普段から広域振興局長が知事の名代として意思の疎通を図っており、それを知事に重要なものを選んで報告しているといつもの調子。重要なものの取捨選択はどのように行うのかの問には不明瞭な答弁。あまりに自治体に寄り添って行っているとの答弁を強調するものだから議員からは鬱積している不満が関連質問で爆発💣

私も関連質問に参戦して最近の一関市の県要望の様子を伝えながら、以前からずっと伝えている「本局に照会しましたら・・・」的の報告だけで終始する要望会にまったく広域振興局側から改良点が見えず、何のための部局再編(政策・地域部からふるさと振興部へ)と強く迫りました。達増知事が一向に同席する気持ちがないので当該部も板挟み状態とは思いつつも、答弁と実態の乖離には怒りに近いものを禁じえませんでした。どうやらこの部局再編は達増知事が首長とは直に会談はしないのを前提にしたもので結局市町村との関係は職員に丸投げされたようなものです。ハクセル議員も指摘をしていたように県と市町村は対等の関係なのに知事に対して伝言ゲームのごとき間接報告をしているようでは県政の全体像など理解できるはずがありません。河北新報社の首長アンケートでも不満が数多く書きこまれており、もはや今の知事では良化は困難なことは明白です。

医療局審査では行財政研究会が県立病院の在り方に一歩踏み込んで報告していることに医療局長の見解を求め、地域病院の役割分担の明確化を要求しました。行財政研究会の報告は財務ベースで書かれている表現が認められ、単純に地域病院がスクラップされる動きが出る前に釘を刺した趣旨でした。県立病院の経営にこの先人口減が重くのしかかることは承知していますが、このコロナ対応も県病の存在なしにはあり得ない状況でしたので自治体とよく意見交換を進めて時期県立病院経営計画の策定に入るように求めました。


知事が県要望会への出席がされていない、広域振興局の対応が工夫されていないことに質問が集中したことで、ある与党議員が私見とことわったうえで県議会議員は知事殿様の家老のような存在。殿様ばかりを責め立てるのは自分の仕事をしていないのと同じという発言がありました。
私たち議員は二元代表制の元で直接選挙で選ばれた県民の代弁者ですから、家老発言は全くのお門違い。第一、知事から俸禄をもらってなどいません。立場によっていろいろな考えがあるのでしょうが、自分には理解に及びません。
posted by 飯沢ただし at 14:27| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月19日

決算総括質疑 独り感想戦

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いわて県民クラブを代表しての決算総括質疑が終わりました。

結局時間が足らずで予定していた3つ目の県庁建て替えの質問には届きませんでしたが、2つの大きな項目を質疑するなかで私の問題意識は聞き手の方々には理解してもらえたかなとは思います。

説明を加えてわかり易い言葉で再現すると以下のようになります。

ILC実現のための知事の行動(活動)について

達増知事の活動量が低すぎる。なぜもっと本県の思いを政府をはじめ多方面にアピールしないのか?県の最高責任者ならやってもっと然るべきだろう?(県の責任者としての意識が低すぎ)河北新報社が行った県内首長へのアンケートでも50%以上の首長が知事の行動に不満を示しているぞ!自己満足では駄目でしょう!。

そこで達増知事の答弁。ILC実現は絶対に必要とは断言。あくまで自分は他団体との調和の中で動いている。他からも岩手だけ抜け出して行動せよとのリクエストはない。岸田総理や秋葉復興大臣など政府の要人が来県した時はILCについて要請している。私の行動によって文科省への来年度予算要求は倍増になった(委員会席から肯定できない意味の声があがる)。

達増知事はこんな自己満足な行動でILCを実現しようとしていることが明白となりました。大きく道を踏み違えていると思います。誰からも言われていないからやらないとは無責任の極みです。

私は最後にこう結びました。あなたが参院選の木戸口候補者の応援することに関して「タブーなし。なんでもやる。」と言い放った。この言葉はこういう時に使い実行すべきだろう!(それが知事の仕事の本文ではないのか!)

岩手県立大学理事長に係る諸問題と県庁内のマネージメントについて

現理事長が就任時から報酬は前理事長より37万を上乗せした99万円余に新たに設定。その額は鈴木厚人学長よりも一カ月の報酬額面が高い。明らかにバランスを欠いている。それも前職の任期途中にもかかわらず知事は新たに現理事長を任命しましたね。大きな増額は副知事という特別職の特権ですか?それが役所の通例ならば一般感覚からはかなりずれていますね。(せめて前職の残余任期中は報酬を据くのが普通の感覚)あらたに今年の4月からは民間会社の非常勤顧問にも就任しているが理事長職ってそんな片手間で余裕でやれる仕事?民間のフェアな競争に県が特定の会社にアドバンテージを与える印象を与えかねないですよ。知事は行政の仕事は中立公正と言っているが真逆のこと是認しているのでは?こうした勝手な振る舞いをする人を任命した責任は任命責任者の知事にある。


達増知事は思いっきり現理事長の仕事ぶりをべた褒め。担当部長である熊谷ふるさと振興部長も理事長の仕事ぶりを大きく評価。仕事ぶりに見合う報酬でございますという論陣で通しました。民間のフェアな競争を阻害するのではの問いには完全スルー。知事の手厚い擁護答弁に「会長」という思いもかけない単語が出てきました・・・

本日質問を聞いていた職員に感想を聞いたところ熊谷部長に同情を禁じ得ませんとの声が複数。実はここに大きな問題があるのです。

現理事長の実績アピール答弁は県庁外から差し込まれた?やけに詳細すぎやしないかとの議員からの感想もあり。


最期の決め台詞を言い損ねてしまいましたが、知事の活動不足、自分たちの城を守るために一般感覚からずれるはお構いなし。との言質はとれたかと思います。やはり時間が足りませんでした。

posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月17日

明日は総括質疑

いわて県民クラブを代表して知事をはじめ主要部局長が出席する決算特別委員会「総括質疑」に臨みます。

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【ちょうど2年前の決算特別委員会の総括質疑の様子】


2年前の総括質疑のテーマは「ポストコロナを見据えた県施策の方向性を探る」でしたが、ありきたりの紋切り型答弁で時間を費やされてしまった苦い思いだけが残りました。その反省を生かしてポイントを絞って明日は臨みます。

明日の総括質疑は以前から問題意識をもって総務常任委員会で取り上げてきた質問を達増知事にぶつけます。

💡1・ILC実現のための知事の活動について
💡2・岩手県立大学理事長に係る諸問題と庁内マネージメントについて
💡3・県庁建て替えに係る知事の認識と政策形成過程について


の三点です。

質疑の様子については県議会のネット中継をされます。県議会のホームページからお入り下さい。私の出番は午後3時以降となる予定です。

また、後日このブログでも報告致します。
posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月16日

達増県政振り返りC人事に関心なし

古い話になるが昭和40年代前半に総理大臣を務めた佐藤栄作氏は役所時代から「人事の佐藤」との異名を持ち、絶妙の行政のバランスを取ってきたことで有名だ。

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県庁の場合人事権に関しては知事が最高権者であり、それを有効に活用することにより本人が思いを持つ政策の推進が人事にも表れ、それが庁内へのメッセージともなる。

達増県政15年間、人事の鉈を振るう場面があるやなしや議会側から見てきたが、それらしき特筆されたものはない。達増知事は人事に無関心ではないかと思う。

その結果何が起きたかというのは、ついこの前までナンバー2が権勢を振るい、彼の思うがままの人事を行ってきたと言っても過言ではない。副知事人事案件等について最近は私はほとんど賛成してきたし、ここでは人事結果の是非を問うつもりはない。達増知事が関心がないために起きた弊害を問題にしたい。

知事自身のメッセージが伝わらない人事が続くと、庁内はどうしても人事発令の責任者に関心が及ぶことになる。そんな状態が続けば組織は閉塞的になり活気を失ってしまう。そもそも達増知事が人事権を有効に行使しないのは自分が持っている政策の実現について何もないということなのだとさえ思う。

先の一般質問の政策的な質問の答弁内容も総花的、理想的、抽象的で何一つ具体的で戦略的なものはなかった。

15年続けて変わらないものは何年やっても変わらない。
posted by 飯沢ただし at 23:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月15日

効果的な政府の対応が急がれる

電気代支援1月にも ガス代も軽減、与党合意
【日本経済新聞電子版 2022年10月14日 19:10 (2022年10月14日 21:51更新) 】

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、電気や都市ガスの価格上昇の負担軽減策を導入する方針を確認した。政府は電気料金の軽減策を2023年1月にも始める。エネルギー価格の高騰の影響は低所得者層ほど負担感が重い。一律の支援では財政支出が膨らむ懸念もあり、メリハリのある対策が重要になる。

10月中にまとめる総合経済対策に盛り込む。会談では電力小売事業者を通じて「毎月の請求書に直接反映するような形」で支援すると確認した。

首相は軽減の度合いについて「来年春に想定される電気料金の上昇による平均的な負担増に対応する額」と説明した。政府内には23年春以降さらに2〜3割値上がりするとの見方がある。首相は大幅な値上げが予想される来年春を待たず、1月以降、できるだけ早く導入する考えも示した。

世帯収入別でみると収入の低い世帯への影響が顕著だ。家計調査では世帯を年収別に5分類しており、低収入世帯(年収329万円以下)の消費支出に占めるエネルギー代の割合は8.1%で、前年同期から1.1ポイント上昇した。高収入世帯(同882万円以上)は0.5ポイント上昇の4.4%にとどまっている。

財務省はガソリン価格の抑制のため石油元売りに配る補助金事業で「販売価格に補助金の全額が反映されていない可能性がある」と予算執行調査で指摘した。抑制に使われた金額は支給総額を110億円下回っていたと推計されるという。

党首会談ではガソリン価格の抑制のために支給している補助金は、23年1月以降も補助の上限を調整しつつ延長することも合意した。円安の進行などによっては補助が拡大する可能性がある。

22年1月に始めたガソリン補助金は既に予算措置が3.2兆円に上り、財政支出が膨らんでいる。会談で「段階的に縮減する」ことで合意したが、時期は見えていない。今回の対策で電気、ガス、ガソリン、灯油などエネルギー全般にわたって負担を軽減することになる。全体の支援をどう終わらせるか、出口戦略も示す必要がある。


以前にも指摘したが、ガソリン価格の抑制のための補助金は元売り業者への支出であり、間接的支出は効果が薄い。そんなことは最初から分かっているはずなのにこういうまどろっこしいことをやってしまう。上記にあるように財務省の指摘はその通り。実際に数字も出ているのだから制度設計の変更は大胆にするべきだ。

電気やガス代への支援はもちろん必要だが、低所得層には厚くなるようにはならないものか。精度を要求するのは困難だが工夫をしてほしい。

燃料だけでなく円安の影響もあり、穀物飼料などの価格高騰も生産者に大きな打撃を与えている。こちらの対策も急務だ。
posted by 飯沢ただし at 23:03| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月13日

9月議会中間報告

一般質問も昨日で終了。

昨日は登壇者が2人にもかかわらず本会議の終了時間は17時越え。一般質問→県連質問→議案への質疑とほぼ三時間共産党タイム。知事が統一教会事案に異常な関心ありということで、県政与党を標榜する共産党はここぞとばかりに自民党攻撃を交えた質問。立憲民主党にも辻元参議院議員など接触あった方もいるのにと私は思ったのですが、そんなのは一切お構いなし。かつて勝共連合で叩かれた経緯が下地にあるとは理解はしていますが・・・

国政政党に所属をしていない私たちは県政の課題解決に集中します。

本日は、常任委員会が開催され、私の所属する総務委員会では補正予算の歳入の付託案件と県職員の定年延長に関する条例案件、請願陳情を審議しました。

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各議案と請願にもそれぞれ質疑と意見表明をしました。委員会では付託案件はすべて可決となりましたが、インボイス導入を廃止せよとの請願は賛成少数で不採択となりました。

消費税の増税と軽減税率が決定時にインボイスの導入は織り込まれていて、現在は周知期間となっています。消費税を導入している世界各国でインボイスは導入されております。我が国だけが最初の消費税導入時に免税業者(簡易課税)が設定されたことが私とすればそもそも出発点の間違いだと思っています。税の公平負担を考えればそこは明確にしなくてはいけません。消費税は右から左に移すだけなので税金を明確に明示した請求書のやり取りをすればいいだけの話です。

国家公務員と同様に地方公務員も順次定年延長となりますが、新採用枠や退職金とのバランスは今後数年間、人事課はじめや総務部では工夫が求められることになります。

来週の月曜日には本会議採決。火曜日からは決算特別委員会が設置されます。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月08日

歴史的快挙を達成!

昨日でメジャーリーグの通常日程が終了。10月のポストシーズンへと移ります。

エンゼルスの今シーズン最終戦、162試合目で大谷翔平選手がやってくれました。投打ともに規定回数をクリアした上に投手で16勝、防御率2.33、219奪三振。打者で。273、34本塁打、94打点、90得点。投打どちら片方でも一流の成績です。

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投打二刀流はベーブルースが引き合いに出されますが、規定投球回、規定打席をクリアしたのは大谷選手が1900年以降の近代野球では初めての快挙です。こうした型破りの歴史を作ったのが本県出身というは実に誇らしいです。

以前にも書きましたが、私は1976年からの大リーグファン。

日本人がこうした快挙を成し遂げるのは夢のような話で感慨に浸っております。

2年連続MVPの期待が高まりますが、果たしてどうなるか。

シーズン中に来期1年の契約(年棒3000万ドル)を取り、2023年シーズンはエンゼルスでスタートしますが、私はシーズン途中でトレードされる可能性が高いと見ています。エンゼルス球団が身売りを検討中でもあり、球団にとって大きな価値のある大谷選手の商品価値をフリーエージェントとなる前に予め設定したというのが今契約に至った球団側の目算でしょう。

大谷選手は選手として慣れた環境でプレイすることは一番でしょうが、ご本人の夢はポストシーズンに行ける機会のある球団を希望しいることから同じロサンゼルスに本拠地を持つドジャースが移籍先の最有力と私は見ています。来年の今頃どうなっているかお楽しみです。


ポストシーズンインという話で個人的に盛り上がっているのはシアトルマリナーズが21年ぶりに進出したこと。イチロー選手がルーキーシーズンの2001年以来となります。当時の腕利きGMパット・ギリックが去った後にビル・バベシ、ジャック・ゼレンシックと無能なGMためにチームはガタガタとなり、やっと2016年から現GMジェリー・ディポトが就任してチームが整備されました。今年のシーズン中の補強もほぼ的確でした。やはり将来を見据えることができない戦略性を欠く責任者は結果が出ないということです。スポーツの世界も行政の世界も一緒ですね。

マリナーズは菊池雄星選手が在籍するトロント・ブルージェイズと対戦。

明日から和牛の全国共進会で鹿児島に出張ですが、どちらも目が離せません。東海岸の試合なので朝には試合が終わるので助かります。
posted by 飯沢ただし at 01:06| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月07日

器の大きさ

本日の本会議は一般質問の初日。
いわて県民クラブからは政策審議会長の佐々木努議員が登壇しました。

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【手前のゴマ塩の頭は自分。ずいぶん頭が白くなりました💦議席が左端最上段のためテレビ番組「今日の県議会」で映る機会が少なくなりました💧】


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佐々木努議員は今任期最後の質問ということで自身のライフワークである少子化対策(結婚・出産・子育て)をはじめ地域医療問題、教育の充実、畜産振興について提案を交えながらひたむきに情熱をこめて質問しました。

県施策のうち具体的な少子化対策の柱を何に置いているのかと達増知事に質しましたが、かえって来る答えは朧気で的を得ないいつもの答弁でした。おそらく自分の中でも何も重点的なものとして置いていないのでしょう。県施策の推進役のリーダーがこれでは前には進みません。その場の答弁は繕えても実効性の薄い政策を広く並べているだけで事態は決して良化しません。もうこのような繰り返しはたくさんです。

それでもあきらめずに自身で先進地を調査し、他県でやっているのになぜできないのかと迫る佐々木努議員。その思いに沿う態度も示せない達増知事。どちらが県民のために情熱を傾けているのかは明らかです。

達増知事の答弁に活気がでるのは政治的な問題だけです。嗚呼!情けなや。

他の議員から先の参議院選挙の際に自身のツイッター発言について尋ねられ、その中で今の統一教会問題が出ていれば選挙結果は違っていただろうとの見解を示されました。

選挙結果にタラレバなどなし。

選挙に僥倖などはあり得ない。流した汗と、振り絞った知恵の結果だけが出る。
山の果てを望んでも援軍来たらず。自分でやるしかない。

田中角栄語録より


達増知事の発言は木戸口候補を一所懸命応援した人たちにも失礼だと私は思います。

自らの器の小ささを露呈させたようなものです。そういうこともわからないことが問題なのも自覚していないでのでしょう。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月05日

迫る北朝鮮の脅威

北朝鮮ミサイル、飛距離最長4600キロ 日本上空通過
政府、Jアラート発令


【日本経済新聞電子版 2022年10月4日 7:32 (2022年10月4日 10:40更新)】

政府は4日午前7時22分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射されたと発表した。最高高度は1000キロで過去最長の4600キロ飛行したとみられる。東北地方上空を通過して排他的経済水域(EEZ)外の太平洋に落下した。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過するのは2017年9月15日以来、5年ぶりとなる。

全国瞬時警報システム(Jアラート)は弾道ミサイルが日本上空を通過したとみられると公表した。

政府は午前8時45分から10分間程度、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開催した。岸田文雄首相、松野博一官房長官のほか浜田靖一防衛相、林芳正外相らがミサイルに関する情報の報告を受け、対応を協議した。

松野氏はNSC後の記者会見で、弾道ミサイル1発が青森県付近の上空を通過し、午前7時44分ごろに太平洋上の日本のEEZ外に落下したと述べた。飛距離は4600キロ、最高高度は1000キロと推定されると説明した。

「直ちに北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と明らかにした。

官房長官声明を発出し「国家安全保障戦略などの策定を通じていわゆる『反撃能力』を含めて検討する」と強調した。「国民は冷静に平常通りの生活を送ってほしい」と呼びかけた。

「中距離弾道ミサイル以上の射程を有するミサイル」との見方を示し、中距離弾道ミサイル「火星12」と同型の可能性があると指摘した。飛距離4600キロは過去最長と考えられると述べた。


目的は米グアムを想定する中距離ミサイルの精度をアピールと報道されているが、いつもなら北朝鮮は発射成功を喜び勇んで報じるのに今回は沈黙を守ったまま。不気味である。

いずれにしても日本列島上空を通過したという事実は我が国は安全上の脅威としてレベルを上げて対応すべきだ。『反撃能力』については確実に機能する対策をしっかり取らねばならない。それはあくまで国民の命と財産を守るためだ。

憲法9条が日本を守るという方々がこういう時には沈黙している。唯一私がネットで確認した共産党の志位委員長があらゆる外交的努力をとツイートしてるらしいが、本当にそう思っているならば自ら実践してみたらいかがかと思う。北朝鮮や中国と独自に日本共産党がアクセスする努力をした跡が確認できるならちょっとは評価してもいいが。


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2022年09月30日

9月定例県議会が開会す

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【提出議案の説明をする千葉幸也総務部長】


9月は今日1日しかないのに9月定例会。今議会は決算特別委員会が設置されるので10月31日まで1カ月まるまるかかるロングラン開催です。

コロナ対策、県有施設維持のための基金増設など喫緊の生活や将来負担に関する重要な議案が提出されています。先に発表された県財政の中期見通しも厳しい数字が発表されており、こうした状況下で急に達増知事がぶち上げた県庁建て直し事案はどのような着陸点にになるのか、おそらく一般質問等で議論になることは必至でありましょう。

県が第三者に委任して設置した研究会の「将来の岩手県の行財政改革に関する報告書」がリリースされました。
この提言を参考に県当局は策を練るそうです。最終までどういう過程を経て決定していくか注目していきます。


私は令和3年度の決算審議にあって会派を代表しての総括質疑を担当することになりました。達増県政15年の総括をするような質問にしたいと考えております。私を担当する県職員の書記さんには毎度毎度ご苦労をおかけしますが、知事に直接答弁を求めますので職員の方は知事答弁の準備をしなくても結構ですよ。15年もの蓄積があれば簡単に答えられる質問ですから。
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2022年09月29日

時代の動きが加速していく中で

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【エリザベス女王の父上 ジョージ6世国王のカナダ2ドル札】

(ジョージ6世も時代の荒波の中で大変な苦労をされた国王(在位1936年〜1957年)いつの時代も課題を抱えて動いている)

エリザベス2世女王70年即位の後死去。日中国交正常化50年。

最近起きた来事によって私自身いろいろなことを考えさせられている。

一時代の終焉。価値観の多様化。日本を取り巻く環境の大きな変化。

今この時代に生きている私たちが何をなすべきか。過去の成功体験に引きずられることなく新しい感覚による想像力が試される。

立ち止まってはいけない。これでいいだろうと安易に妥協してもいけない。

この2020年の10年は次の時代へ続く滑走路。貴重な時間を無駄にしてはいけない。

少しでも前に進もうとしている人たちを励まし、育てていくのが私たちの年代の役目ではないかと自覚を新たにしている今日この頃。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月28日

岩城 明 元県議が逝去

たった今パソコンのメールをチェックしていたら議会事務局から岩城明氏の訃報が入っていた。享年75歳。

ご子息である県議現職の元氏から折に触れて父上の体調を聞いていたが、こんなに急に亡くなられるとは・・早すぎる。残念でならない💧。

岩城さんとは平成11年の同期当選。田村誠氏と及川敦氏と私の新人4名は増田知事与党を標榜していた県議会会派「政和会」に入会し4年間一緒に活動させて頂いた。当選直後に最初に顔合わせしたグランドホテルアネックスでの緊張した雰囲気は今でも鮮明に記憶している。

岩城さんは父上の惣一郎氏も7期県議を務めた方であり、役所勤めの経験もあり、いわゆる勘所を最初からつかんでいて会派室で隣の席だった私は色々なことを教えて頂いた。議員会館に泊まった際は一期先輩である上澤さんに連れられてよく一緒に行ったものだった。カラオケの十八番は同じ明(あきら)三田明の「美しい十代」だった。

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【千葉浩氏の叙勲祝賀会で集合した政和会の面々 前列左が岩城明氏】


岩城さんとは熱い議論も交わした時もあった。私が二回目の一般質問で県内港湾機能の重点化を取り上げたところ(後にこれが県内港湾機能の役割分担の明確化、港湾振興プランの策定につながったと自負している)岩城さんには久慈港の軽減化と聞こえたらしく、とんでもない勢いで怒られた。「港で生活している人がいるんだぞ!」と。無論私にそんな意図はないのだったが、自分だけが正しいと思ってはいけないのだと考えさせられた。

一期目の3年目に新人4人で自分たちで企画して欧州視察をしたのは一番の思い出だ。昼食と夕食は現地で思うがままの選択の旅だったが、岩城さんは和食派で、今晩は何を食べますかとリクエストを聞いたところ三日目あたりからラーメンライスを連発して皆を困らせた。


一般質問では知事はオーケストラの指揮者と決まって例えられ、リーダーシップの必要性を強く説いた。頑固一徹と柔軟性が絶妙に同居しており、これぞ政治家と思わせてくれる場面を何度か見させてもらった。仕事のオンとオフがはっきりしていてお茶目なところが魅力的だった。

議会では一期4年の短いお付き合いだったが、その後も連絡を取り合い久慈に来たときは必ず寄れと言ってくれた。実にありがたい言葉だった。

3年前にご子息の元氏が県議に当選され、ご本人は喜びと安堵の気持ちだったと推察する。

岩城さん、本当に早く逝ってしまって残念で仕方ないけれど、天から我々のことを見守ってたまには夢枕に立って叱咤激励してください。

長いお付き合いありがとうございました。安らかにお眠り下さい。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月27日

安倍元首相の国葬開かれる

安倍元首相の国葬、菅前首相「あらゆる苦楽ともにした」
【日本経済新聞電子版 2022年9月27日 10:00 (2022年9月27日 15:38更新)】

政府は27日、安倍晋三元首相の国葬を日本武道館(東京都千代田区)で開いた。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂氏以来55年ぶりで、戦後2例目となる。国葬に先立ち同日午前9時半からは会場近くの九段坂公園で一般献花が始まった。

国葬は午後2時すぎから始まった。国会議員ら3600人、海外からは210を超える国・地域と国際機関の代表ら700人、あわせて4300人ほどが参列する見通しだ。

岸田文雄首相は追悼の辞で安倍氏の死を「まだまだ長く生きてもらわなければならない人だった。痛恨の極みだ」と悼んだ。安倍氏の外交戦略について「重層的な外交は世界のどの地域とも良好な関係を築いた」と評価した。「あなたが敷いた土台の上に持続的で全ての人が輝く包摂的な日本をつくっていくことを誓う」と述べた。

菅義偉前首相は友人代表として追悼の辞を読み「悲しみと怒りを交互に感じながらこの日を迎えた」と話した。菅氏は「安倍総理、あなたは日本にとって真のリーダーだった」と語りかけた。官房長官として安倍氏を支えた日々を振り返り「首相官邸でともに過ごし、あらゆる苦楽をともにした7年8カ月は本当に幸せだった」と振り返った。

天皇、皇后両陛下が送った使者による拝礼に続き、皇族が供花された。

1390人ほどの自衛隊員が参加し儀仗や弔意を示すための空砲「弔砲」を19発撃つ。音楽隊による「奏楽」を実施する。

政府は会場の設営費などでおよそ2億5千万円の国費の支出を閣議決定した。警備や外国要人の接遇にかかる費用などを含めると、国葬にかかる総額は16億6千万円程度と見込む。

国葬への賛否は割れた。日本経済新聞社の9月の世論調査では賛成が33%、反対が60%だった。

野党の対応は分かれた。立憲民主党は国葬の法的根拠が不明確などと批判し、執行役員は欠席する。共産党、れいわ新選組、社民党は党として参列しない。日本維新の会や国民民主党などは出席する方針だ。


今日は昼間に用務がありライブで国葬を見れなかったが、夜のテレビ番組で一部様子と菅元首相の弔辞はノーカットで見ることができた。二人で長い間国政を主導しててきた苦労と二人の信頼の絆を知り得ることができた。実に感動的な弔辞だった。

人それぞれに安倍元総理の評価は異なり、また国葬決定に至る経緯にも賛否がある中で開催されたが、いずれにせよ海外から多くの弔問者が参列する中で無事に終わったことは何よりだったと思う。

一般献花をされる人の中に多くの若い人たちを画面から確認することができた。親子連れで列に並んでいた方がインタビューを受けていたが、子どもがぜひに参列したいというので参加したという声が印象的であった。

一方反対を主張する団体行動も全国各地であったと報道された、いわゆる安保関連法成立を主導したことや、モリカケ桜事案に対する不信感が原因とされるのだろう。主張がそれぞれあるのは否定しないし、表現も自由であっていいと思うのだが国葬が厳粛に行われる中にシュプレヒコールは如何かと私は思う。

法的根拠になった内閣府設置法の解釈も割れている。あいまいな法整備を可決したのは国会の責任。今後の国会で論点となろうが建設的な議論にすべきだ。

成蹊学園でもお別れの会を企画していると聞く。参加が可能であれば私はぜひ参加してお別れをしたい。
posted by 飯沢ただし at 23:43| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月25日

達増県政振り返りB何が何でもやり遂げる柱がない政策

私は今、「幸福を守り育てるいわて」の長期計画を賛成したことを心底悔いている。アクションプランで年次修正毎にをかける機会があるからという悪魔の囁きに乗ってしまい議会審議の中でモノ申せばいいと妥協してしまった。すぐ手が届くような実現に近い指標を並べAかBかCかと判断する政策を数多く並べても意味が薄い(意味がないと言い切れないところも微妙)のである。


達増知事が自らマニフェストを書いて選挙に臨んだのは最初の選挙の1回のみ。その柱となるのは新地域主義戦略、岩手ソフトパワー戦略の2つ。これが県立大学の斎藤教授(当時)による検証委員会で具体的達成目標が設定されていないとしてケチョンケチョンに酷評されてからは自らの政策をマニフェストに書くことを止めた。


よってその後の選挙では東日本大震災復興計画、いわて県民計画をマニフェスト替わりに代用しているのである。本人が魂を込めた新機軸の政策などは見当たらない。(それをやらなくても選挙で勝つ見込みが立っているという要因が大きいのだが・・・)

県民も策定に巻きこみ議会も承認した計画という建付けなので批判もできないだろうという安全運転に徹している。

ゆえに冒頭の言葉に私はなってしまう仕儀となってしまうのである。実に情けない話であるが。

政策もそうだが、極端に失敗による批判を嫌う達増知事は、県立病院病床削減問題の土下座事件、DIOジャパン問題の前のめりによる大失敗の経験からリスクを背負って行動することをずっと避けている。このやり方は知事の責任の所在が見えにくいし批判も避けられるからより安全なのである。

執行部も議会からの提言は、マイナーチェンジで済みそうなものであれば採用するという手法を取るので直接的批判からは回避できる。いわゆるちょっとだけはやってみるという対応である。こうした対応は知事が岩手の課題の本質から避けていることに大いに起因している。職員は自分たちの与えられた立場で頑張っているので責められない。要は民間でいうところの社長である知事の覚悟がないから組織が弱くなるのである。

しかしながら、現実問題としてこうしたやり方は限界がある。将来不安に真っ向から切り込まないと間に合わない政策、例えば人口減少、人材育成、産業振興これらに関してはもちろん着手はしているが効果が期待できない状況にある。一歩進んで半歩下がる状態。これでは将来に大きく飛躍など期待できない。

達増知事と15年論戦を交わして知事が一体何をやりたいのかいまだに見えないのは、本当のところ何もないのでないかすらと思う。答弁からは明確な将来のビジョンではなく雲をつかむような抽象的な話ほとんどであり、中には空想に近いものもあった。過去にたとえ話で引用したレインボーマンやマッチ売りの少女はその典型とも言えるだろう。

そういう意味でも今一度、唯一最初の選挙で示された「希望王国マニフェスト」を検証する必要がある。

posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月23日

達増県政振り返りA政治姿勢(独善的な県民党)

達増知事は4回選挙を行っている。時の政治状況によって微妙に中身を変えているが本質は変わらない。1期目は議会の与党勢力が不足していたために慎重な姿勢であったが、2期目は国政が民主党政権だったこともあり余裕を見せ、無投票の3期目からは野党共闘路線に軸足を完全に移し、4期目においては野党共闘運動をさらに深め、選挙で大勝するや自らを容共容社のニュータイプの知事と称して得意満面であった。

ご本人が政治活動は自由と常に議会答弁され、自由な政治活動を政治家達増卓也が行うことにより、より民主的な政治が熟成されていくというのが理論の軸である。選挙で安定的な結果をこれまで得てきたこと(特に3期目の無投票は大いに自信を与えたものと推察)がこのような発言の背景にある。

政治活動は自由。それを妨げるものは何もない。問題は県民に対して知事の仕事を県民の付託に応えてやっているかどうかにかかっている。

「選挙での自由と行政との公平を両立させるのが民主主義。これは岩手県の取りえ。知事として関われたことに自信を持っている。」(河北新報記事)

一見して何を言っているのか正直理解できない。知事の発言力の影響は大きく、達増知事自身もその影響力を意識して先の国政選挙には積極的に関わり野党候補を応援したのではないか。その時点で行政の公平という立体に別の影を作っているのではないか。野党候補者の応援演説にも達増知事と紹介されるのを受けてきたこと自体、達増知事の語る公平という考え方すでに歪んでいると私は断ずる。

地方自治法の理念に沿えば知事は県民の福祉の向上を図り、県を統括し、県民の代表として事務の管理、執行するのが知事の役目。大きな権限を保有する知事はそれを第一とすべきであるが、現実は違っている。

選挙で多数を得たのを得て「県民党」と称するのは勝者の驕り。この発言は逆に県民の多様な価値観を十分に意識しないようにもとれる。期数を重ねるほど謙虚になるべきだ。


ところで、映画スターウオーズを引いて自分の弟子とまで言った衆議院候補者のその後の後始末はどうなったのだろうか。親方は最後まで弟子の面倒を見るべきと思うが如何に。

次回以降は政策の具体的内容について分析していく。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月15日

達増県政振り返り@対外的なプレゼンスについて

来年の改選期までちょうど一年という節ということで新聞メディア各紙で達増知事の実績検証を特集しているところですが、私もこれまでこのブログを通じて達増県政の評価(ほとんど辛口)を綴ってきましたが、あらためて項目を立てて検証してみたいと思います。現時点で何回シリーズになるかわかりませんが、出来る限りやってみます。

第一回は👣対外的なプレゼンスについて

知事は直接選挙で選ばれる公的な県のリーダー。そのリーダーの振る舞いや情報発信力が県のイメージを印象づけることは間違いないところです。記者会見や知事が参加した公的行事は地元テレビメディアで取り上げられる機会が多く、多くの県民の目が注がれる場面です。問題はその機会を通じてどれだけ本県の発展に寄与しているかという点です。

【あまりに対比コントラストが大きかった震災復興特集番組】

NHKでは東日本大震災発災日に年に一度被災地3県知事から復興の状況と課題についての番組を組んでいますが、福島県は原発事故という特異な問題があるので比較対象から除外するとして、宮城県知事との対比でコメントの質があまりに違いすぎることに私は毎年落胆をしています。村井宮城県知事は目標値に達していない課題の分析と対応策を明確に示し政府に対する要請を具体的に提案しているのに対して、達増知事は自画自賛に多くの時間を割き、日ごろは定例記者会見では政府批判を公然と行っているのにこの時ばかりは復興大臣に漠然とした「お願いします」の要請オンパレードの繰り返し。これでは要請される側の心は動かせません。

【トヨタ社からの厳しい評価】

もう10年以上前になりますが、増田前知事が野村総研の在籍していた頃に、増田氏からこんな話を聞きました。「実は村井知事から相談を受けた。トヨタ社から東北のトヨタ社幹事県を宮城県にお願いしたいとの旨」。(トヨタ系列の旧関東自動車が岩手へ東北に最初に進出した経緯もあり、岩手が幹事県となっている経緯がある。)この話は民間会社が達増知事の評価を決定づけた話として私はとらえています。それもそのはず、トヨタ社幹部と同席の会議で胸元から常にペーパーを出してお話するようでは信用を得られる訳はありません。その後宮城県はみやぎ発展税を創設し、その資金を原資にトヨタ本体の枢要な部門を宮城県誘致に成功しました。また、実際に達増知事になってからトヨタ社社長とどれだけの頻度でトップ会談しているのか不明であり、情報発信されている実態も私は記憶にありません。

【トップセールマンとしての実力は?】

青森県知事、山形県知事は県の農産物をはじめとした一次産品の売り込みに多くのエネルギーを注いでいます。両県は一次産業振興に力を入れるだけでなく県のトップが自ら積極的に行動することによって生産者を鼓舞しているのです。宮城県も県政150周年行事の事業として150周年ロゴを県産品に添付して大いにアピールしています。本県の150周年事業でこうした取り組みはなし。経済政策と知事の発信力がリンクしていないところが残念を通り越しています。情熱と工夫が東北で一番見劣りしているのではないでしょうか。
posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月12日

河北新報社による首長アンケートからA

国と県の連携の在り方、7割超が批判的
<岩手・達増知事任期残り1年 首長アンケート(下)>

【河北新報 9/10(土) 17:33配信】

 岩手県内の33市町村長を対象に、河北新報社が実施した達増拓也知事の県政運営に関するアンケートでは、政治姿勢を巡り賛否が交錯した。国と県の連携の在り方について、7割超が批判的な立場を示した。7月の参院選で野党共闘を主導するなど、政治的スタンスを鮮明にする姿勢に懸念をにじませている。県と市町村の関係は6割が肯定的な見方を示しつつ、達増氏の指導力に関しては評価と批判が拮抗(きっこう)した。

 国との連携では「評価しない」が10人(40・0%)、「あまり評価しない」が9人(36・0%)だった。「国政の与野党対立を県政に持ち込むべきではない」「政党のしがらみから脱却し、是々非々の議論を」といった意見が目立った。

 旗幟(きし)鮮明な姿勢を評価したのは6人(24・0%)。「信念を貫いている」「県民党として地域の声を吸い上げている」と支持した。

 県と市町村の連携に関しては「県政の軸足が市町村側に置かれている」などの理由で15人(60・0%)が評価。批判的なのは10人(40・0%)で「知事との対話が少ない」「地域課題や要望に耳を傾けてほしい」などコミュニケーションの強化を求めている。

 達増氏のリーダーシップを巡る評価は二分。12人(48・0%)が肯定的に捉え、13人(52・0%)が疑問視した。「政策目標への姿勢が誠実」との意見がある一方、「ビジョン実現の力がやや不足している」と指導力を望む声が強かった。

 北上山地が建設候補地の超大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)誘致への県の取り組みに関しては、14人(56・0%)が批判的だった。「東北ILC推進協議会でのリーダーシップ不足」など精力的な誘致活動を求めた。

 評価したのは11人(44・0%)。「政府の意思表示が示されない中でも誘致活動に取り組んでいる」「誘致の成否は県ではなく、国が挑戦するか否か」など国際的議論が進まない現状への理解もうかがえた。

 達増氏が4月、県庁舎建て替えの準備に入る意向を表明したことには15人(60・0%)が理解を示した。数百億円規模の大型事業となるだけに「必要最低限のスペックとするべきだ」との注文もあった。

 評価しなかったのは9人(36・0%)で「発言時期が(任期満了)など政治日程を見据えたものと受け止められかねない」などの指摘があった。

 調査の方法 対象は岩手県内33市町村の首長。達増拓也知事の県政運営に関する10項目計21問を設け、7月末〜8月中旬にメールやファクスで送付した。紙面掲載は匿名を条件とした。25人から回答があり、回収率は75・8%。


国と県との連携の在り方について7割が批判的という回答は衝撃的な結果である。ほとんど予算獲得等に知事の姿が見えないということ。現に政府与党との国会議員と連携して動く様子や話も聞いたことがなく、県勢発展よりも政治思考、活動の方が優先と言われても仕方のないところ。

県と市町村の関係で「知事との対話が少ない」との声はヒアリング活動でも度々首長から機会をつくることを要望され、議会でも知事に求めてきたが、ついぞ実現したとは聞いたことがない。市町村長との直接的対話を避ける達増知事は地域振興に何を求めているのか理解に苦しむところ。

国へのアピールという点でILCの実現に関する国への対話はまったく消極的で、議会でも再三指摘し、本県の振興ビジョンを戦略的に働きかけるべきと提案しても知事はまったく動かず。動かないところに情報も集まらないというのが今の現状。千年に一度の東北の好機と私が何度となく熱く語りかけても現状活動より幅を広げない。首長さん方もよく見ていらっしゃる。

達増県政15年。期数を重ねているのに今回のアンケート結果をみれば首長からは厳しい評価が増えていると言っていい。結果がすべてである。4期をかけてできないことが5期でできるということはほとんど期待できないと私は考える。
posted by 飯沢ただし at 21:11| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月11日

河北新報紙による首長アンケートから@

岩手・達増知事の手腕、6割超が評価
<任期残り1年・首長アンケート(上)>

【河北新報 9/9(金) 16:00配信】

 達増拓也岩手県知事は、4期目の任期満了まで10日で残り1年となる。河北新報社は県内の33市町村長を対象に、達増知事の県政運営についてアンケートを実施した。県政運営全般で6割超の首長が評価した。新型コロナウイルス感染症対策や東日本大震災からの復興などの手腕に合格点を与える一方、経済対策を巡っては評価が二分。人口減少対策や漁業振興では批判的な意見が目立った。

 県政運営全般については「評価する」が4人、「どちらかといえば評価する」が12人で、計16人(64・0%)が評価した。「あまり評価しない」は9人(36・0%)で「評価しない」はいなかった。

 評価した首長からは「震災や新型コロナ禍への対応などの課題に適切に対応した」「当初の目標をぶれずに遂行している」といった意見があった。評価しない首長は「躍動感に欠け、期待感が湧いてこない」「国とのパイプが少ないため岩手は遅れている」などと指摘した。

 個別政策への評価は8項目を尋ねた。新型コロナ対策は計21人(84・0%)が「評価する」「どちらかといえば評価する」と回答。ある首長は「県民に情報発信しながら一定の成果を挙げた」と理由を記した。

 コロナ禍の経済対策につて評価したのは計15人(60・0%)。評価しなかった計10人(40・0%)からは「事業者支援の分野で、市町村補助への上乗せメニューがあってよかった」などの意見が寄せられた。

 震災復興対応は計18人(72・0%)が評価。昨年12月に全線開通した三陸沿岸道を生かした振興策の必要性を強調している。


 人口減少対策に関しては「あまり評価しない」「評価しない」が計17人(68・0%)に上った。「県からの行動が見えない」「効果が県央部、県南部に集中している」などの批判が目立った。評価した首長の一人も「子育て、教育支援や移住定住に向けた施策をさらに強化すべきだ」と県のリーダーシップを求めた。

 沿岸部12市町村の首長には漁業振興についても尋ね、10人から回答を得た。このうち評価しない側の首長は計8人に上った。
 自由記述では「主要魚種不漁の中、施策が現状に対応したものとは言い難い」「エサ不足解消、藻場再生、秋サケの資源回復の支援にすぐに取り組んでほしい」などと指摘。多くが積極的な不漁対策を望んだ。


先週末から河北新報社が特集を組んで首長への達増知事へのアンケート調査を掲載している。これらの記事から自分なりの分析を上下2回にわたって付け加えてみようと思う。

まず印象的なのは、現職知事の実績に対するアンケートでこれだけ批判的なものがストレートに回答しているのは過去に例を見ないのではないかという点。県の対応も考慮に入れてなるべく波風立てないのが首長の振る舞いとしては普通なのだが・・・

人口減対策は三分の二が評価しないというのは無策に近いということ。漁業振興に関しては80%が評価しないはかなり厳しい。

評価が比較的高かった震災復興やコロナ対策については政府の手厚い復興対策や交付金があった背景もある。決して県独自の施策が評価の対象となっていないことは含んでおく必要がある。

しかし、「躍動感に欠け、期待感が湧いてこない」「国とのパイプが少ないため岩手は遅れている」の自由記述は私が常に早朝街頭宣伝にて発している内容と全く同じで、首長の表現としては私は今までこんなに厳しいのは目にしたことがない。

33市町村中25自治体が回答しているが、回答しなかった自治体には今秋の会派ヒアリングで吟味してお聞きをしたいところだ。この記事を担当した記者から聞いたところによると速攻回答した首長もあったそういで、県政に関しての思いが強まっていることを感じた次第である。

明日に続く。
posted by 飯沢ただし at 23:08| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月10日

偉大な英国女王が死去

英国のエリザベス女王が死去 96歳、在位最長の70年
【日本経済新聞電子版 2022年9月9日 2:37 (2022年9月9日 5:10更新)】

英国の女王エリザベス2世が8日、滞在先の英北部スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳だった。在位70年7カ月は歴代の同国君主で最長。第2次世界大戦後の英国史のほぼ全てを見守り、亡くなる直前まで精力的に公務をこなした。国民から絶大な支持と尊敬を集め、歴史的な難局では常に国民に寄り添ったメッセージを発し続けた。


女王エリザベス2世は英国のみならず全世界において存在感を示した君主だったと思う。王室改革をはじめ常に新しいことに挑戦し続けた偉大な経営者でもあったのではないか。ゴッドマザーの存在はあまりに大きく王位を受け継いだチャールズ新国王のご苦労は大変だろうと推察する。英国と英国連邦やコモンウエルスとの関係にも変化が訪れるに違いない。

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君主の交代により紙幣、硬貨、切手、そして憲法にまで改定の着手されることになる。

70年もの長い間君臨されたエリザベス女王の紙幣は幾度となく改定されてきた。写真の5ポンド紙幣はその一部であるが私は真ん中の紙幣に思い出があり一番馴染んでいる。

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英連邦でも女王の肖像は多く採用され多様である。私が保有している紙幣でも真ん中のフォークランド諸島の50ペンス紙幣はレア物ではないかと思う。


英国王室を維持させていくためのご苦労は絶えなかったと思う。長い間本当にお疲れ様でした。JRAのエリザベス女王杯の冠タイトルはこれからもずっと残して欲しいと熱望します。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月04日

党勢拡大が第一?

来夏の岩手県知事選、小沢氏が「出馬要請」 達増氏も5選へ意欲
【2022/09/04 06:00 河北新報】

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員(比例東北)は3日、盛岡市内であった党県連会合で、来年夏にも予定される岩手県知事選について「何としても(現職の)達増拓也知事に頑張ってもらいたい」と述べ、達増氏の5選立候補に期待感を示した。来賓として出席した達増氏は「来年の知事選、県議選に向け、草の根の政治を再構築することに全力を尽くしたい」と意欲をにじませた。

 達増知事は4期目の任期が10日で残り1年となる。達増氏が師と仰ぐ小沢氏がこのタイミングで「立候補要請」をしたことは、達増氏の決断を促すとともに、前哨戦の主導権を確保する狙いがあるとみられる。
 小沢氏は党県連の会合で「(達増氏は)まだ出馬表明していないようだが、私どもは達増知事を先頭にして、岩手の発展を図っていかなければいけない」と強調した。
 会合後、達増氏は報道陣に「(知事選への)出馬を表明すべきか、そうでないか。表明するとすれば、いつかというのは、さまざま相談しなければならない」と述べるにとどめた。
 7月の参院選岩手選挙区では、達増氏が支援した立民元議員が自民党新人に敗れた。小沢勢力にとっては、昨年秋の衆院選岩手3区で小沢氏が敗れたのに続く連敗で、県政界の力学変化を印象付けた。
 達増氏は、こうした世論の動向や国政を含めた政治状況を慎重に見極めつつ、後援会関係者らとの協議を加速させ、立候補の是非を判断するとみられる。
 小沢氏の発言について、立民県連の佐々木順一幹事長は「非常に重要な重みのある発言だと受け止めた」と知事選に向け態勢構築を急ぐ姿勢を強調した。達増氏後援会の森越康雄会長は「後援会としてはまだ何も相談していない。今後判断する」と話した。


草の根の政治の再構築も結構ですが、知事職の目指すところは県勢の発展、県民生活の向上が第一ではないですかね。本人から県民という重要な単語が「いの一番に出て来ない」というところが知事職に対する立憲民主党の考え方を示しています。

達増知事は直近の選挙でマニフェストなるものを提示しない(できない?やれない?やらない?)のもこうした発言からうなずけます。

 
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2022年08月31日

県庁舎の建て替えについて

本日閉会中の委員会があり、私の所属している総務員会では

1 継続調査(現地調査)
 「線状降水帯予報と防災対策について」
  盛岡地方気象台(会場:岩手県自治会館) 

2 この際報告 (午後)
 ・ 「(仮称)個人情報の保護等に関する条例」等の骨子案について(総務部)
 ・ 県庁舎について(総務部)

以上の調査と報告がありました。

県庁舎に関しては総務部が近年他県における新築及び改築の例が紹介され、今後のスケジュール等についても詳細な説明がありました。

総務部の職員の皆さんには達増知事が前触れもなく突然に発言した庁舎建て替え(知事は明確に建て替えと発言している!)のおかげで仕事量が増大し心からご同情申し上げるところでありますが、質疑の中で明らかになったように残り一年を残した達増知事の任期中に目途のつく内容でもなく、今後のDXによる働き方の変化も見据えながら十分に時間をかけ県民に対しても理解が深まるような検討を切に願いたいものです。

県庁界隈の内丸地区では盛岡市役所も今後の在り方検討を進めており、県も一緒になって情報共有を図っていくとの答弁でありましたが、本日の谷藤市長の記者会見によれば「県は改築で済ますんでしょ」との発言があったそうで、達増知事が当初発言していた建て替えとはまったく別の方向で水面下で話が進んでいるようです。これでは達増知事の面子も丸つぶれ。知事の本意とするところはすでにぶっ飛んでしまっいるようです。

県と盛岡市長がトップ会談をしたとの話もなく、一体全体この県庁舎の行く末はどうなるのか、まったくもって不透明です。

最近こうした実体の乏しい話が目につきますね。
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2022年08月29日

現場が物語る国力の低下

日本、港湾の競争力低下 コンテナ船の寄港20年で最低
【日本経済新聞電子版 2022年8月27日 22:00 】

新型コロナウイルス禍で日本の港湾競争力低下に拍車がかかっている。海上物流の混乱が長期化する中、海運会社は貨物量の少ない日本への寄港に後ろ向きで、国内主要港へのコンテナ船の寄港隻数は2021年に00年以降で最低を記録した。米国の主要港への直行便が減る中、荷主は韓国など国際ハブ港経由での輸送に切り替えざるを得なくなり、輸送日数の予想が難しくなるといった問題も浮上している。


国内で主要な東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港の外航コンテナ船の寄港隻数をみると、21年が前年比8%減、コロナ前の19年比では12%減少した。22年1〜4月では前年同期比7%減で、このペースだと通年で3年連続で最低を更新する見込みだ。

背景には世界的なコンテナ物流の混乱がある。コロナ下の旺盛な巣ごもり消費や労働力不足により、米国や中国では多いときに100隻を超える渋滞が港で発生。運航スケジュールが大幅に遅延し、海運会社は本来予定されていた寄港地を飛ばす「抜港」をせざるを得ない状況だった。中国や韓国などの世界的な主要港が存在感を維持する一方で、日本は抜港の候補になりやすい。

コンテナ輸送自体は依然として活発だ。特にアジア主要10カ国地域から米国向けの輸送量が伸びている。米調査会社デカルト・データマインによると、21年が2052万個(20フィートコンテナ換算、母船積み地ベース)とコロナ前の19年比25%増と大幅な伸びを記録した。22年1〜7月も前年同期比4%増と増勢が続いている。

一方、日本発は21年が19年比16%減と大きく減少し、全体の輸送量に占めるシェアは1%台まで低下。19年には7位だったランキングもわずか2年で9位まで下がり地位低下が鮮明だ。

日本の海運関係者は「直行便はコロナ後も戻ってこない可能性が高い」とみる。これまで生産拠点の海外移転といった産業構造の転換が日本の港湾の地位低下につながっていた。だがコロナ禍で海運会社の「日本離れ」が加速している。

直行便が減り、日本の荷主は他国でのトランシップ(積み替え)を余儀なくされている。顕著なのが韓国やシンガポールだ。デカルト・データマインの集計によると、22年1〜6月は日本発貨物に占める直行便比率が61%と前年同期(71%)から10ポイント低下。約4割が他国経由の輸送を余儀なくされている。

財務省はトランシップが増えることで「リードタイムが長期化し、製造業の競争力低下のリスクがある」と指摘する。特にコロナ禍は港湾での船の渋滞が深刻で、寄港地が増える分だけ輸送日数の見通しにくくなり、在庫管理の難しさが増す。コンテナの積み下ろしが増えると荷の中身が破損するリスクも増える。

国内の大手精密機器メーカーは「韓国の釜山港で積み替えると、余計に2〜3日かかる。競争相手である韓国や中国企業と物流上の対等な条件も保証されず、致命的だ」としている。これまで、日本の製造業の衰退とともに港湾競争力も低下してきた側面が大きかった。だが、新型コロナの新常態によってこれまで以上に日本離れが加速し、製造業の地位も一段と低下するという悪循環に陥りつつある。


今日のNHKニュースで自然科学分野での日本が発した論文がトップ10から初めて漏れたという事実が明らかになり、人材育成でも隣国に後れをとってきたこととこの記事を重ね合わせると「ものづくり日本」の地位は一気に急降下し始めていることがわかる。

そもそも日本の港湾は90年代に入ると重工業や家電製造業、プラント輸出産業がコストの安い他国へ地位が奪われるのと機を同じくして衰退の道に歩まざるを得なくなった。加えて神戸港が顕著な例だが天災のダメージによってハブ港の役割が一気に釜山港や基隆港などに奪われてしまった。

コロナ禍による影響による悪循環を断ち切る方策を今からでも用意しておかないと2030年代には大きく離されてしまう。
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2022年08月27日

安易なグローバル化からの代償

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【8月22日付けの日本農業新聞一面より】


藻谷先生がコメ中心の農業施策に一石を投じた解説です。

食料自給率は国内の農業生産を上げるための指標としてよく使われてきましたが、実際のところ海外から安価で調達できる仕組みが行き渡ってきたのでコメ生産より手間やコストがかかる小麦等については変化を促す大きな動機になり得ませんでした。

しかしながら、ウクライナ侵攻によって基礎食料の流通が滞ると一気に世界中にその影響が出てしまい、日々物価の高騰を招いています。

藻谷先生の指摘の通り、インセンティブを大きく効かしたコメから多品種への生産の転換を本気で考える時期に来ているのだと私も思います。お隣の秋田県ではコメ中心の生産体制から大規模野菜団地の転換をすでに目指して実行しています。一昨年の一般質問で私も取り上げました。

モノの流通のグローバル化によってイスラエル産の柑橘類など昔であれば想像できないような一次産品を調達することが可能になりましたが、こうした便利さを追求し経済活動優先にした先にあったのは、実は世界的パンデミックや戦争による社会不安によってその実態がいかに脆弱なものであったということも明らかになったのです。要は今までが便利過ぎたということなのかもしれません。

不自由でコストがかかるものだけれども、供給の安定、品質の安全を考えれば国内での小麦やトウモロコシなどの自給体制は強化する必要があるでしょう。しかしながら水田から畑作に転換するには土づくりからの大転換を生産者に求められ決して楽にできるものではありません。この件に関しては2月議会で水田活用交付金見直しの議論で認識は深まりました。

農産物のみならず、燃料に関してもこれから我が国の都合で調達できるとは限らず、政策の転換と国民の意識も変えていかなければならない時が来たようです。
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2022年08月21日

値上げラッシュはどの部門にも

電力最終保障、9月から値上げ 東京電力など9社

【日本経済新聞電子版 2022年8月10日 17:24】

東京電力ホールディングス(HD)など大手電力9社は9月から、電力小売りとの契約を持たない企業に必ず電気を届ける「最終保障供給」の料金を引き上げる。最終保障は割高な料金で一時的に電力を供給する仕組み。燃料高で通常の電気料金より割安になる逆転現象が起きており、経済産業省が是正に動いていた。

最終保障は大手電力傘下の送配電会社が、行き場を失った企業の電力供給を一時的に引き受けるセーフティーネットだ。契約は1年未満を想定しており、企業は料金を払えば電力供給を受けられる。

ただ、電力を調達する卸電力価格の高騰により、電力小売りが最終保障より高い価格しか顧客に提示できなくなっていた。新電力の撤退や事業縮小もあり、最終保障に流入する企業が増えた。東電HD管内では最終保障供給を受けている企業が7月15日時点で約8000社に上る。

大手電力各社は企業向けの通常料金の単価引き上げを検討している。東北電力では11月以降、料金を約16〜18%値上げする。最終保障の料金見直しを受け、今後は利用者が通常の契約に戻ることが想定される。ウクライナ危機による市場価格の高騰が続く限り、需要家への重い負担も継続する。


「最終保障供給」は一般国民には直接的に影響するものではないが、発電コストが激増になっているために電力会社はなりかまわず需要先に負担を求めていくことになっていく。これはある意味序章かもしれない。今後、食糧、エネルギーなどの価格高騰の広がりが大きくなることが予想され、特に年金だけで生活している人への経済的負担は厳しくなっていくだろう。

本日、本県のコロナ感染者は2000人越えを記録し、医療体制もひっ迫している中で有効なセーフティーネットが築けるのか、冬に向けて国も県も対策が急がれる。
posted by 飯沢ただし at 23:24| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月17日

突然のお別れ・・・

お盆の頃になるとなぜか亡くなる方が多いような気がする。お盆の季節を気にするかもしれないが・・・

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海外では歌手・俳優のオリビア・ニュートンジョンさんが亡くなった。30年もの間病気との闘いだったそうだ。いまだにネットでは海外の追悼番組が流れている。我が青春の頃の歌手が亡くなっていくのは時代の経過を意識させられるだけでなく思い出が欠けていくようでもの悲しい。透明感と力強さが同居する唯一無二の歌声でした。

地元でもお世話になった人が相ついで急逝されてとてもショックを受けている。

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小野寺忠夫さんはいつも私のことを励ましてくれた大事な存在の方。

写真は先月7月12日の一関市での街頭宣伝活動の折に病院に通う忠夫さんの写真。この場所での街宣時には必ず手を振ってくれていた。つい一か月前までは普通に暮らしていたのにこの度の急逝は本当に残念でならない。

風貌は近寄りがたいが心優しく、家族思いで面倒見のいい人だった。会議ではここ一番でバシッと決める発言をされてムードをつくってくれた。忠夫さんには感謝の言葉しかありません。

明日は高建寺でのお葬儀。心静かに今までのご厚誼とご支援に感謝を捧げて送ろうと思う。

posted by 飯沢ただし at 23:49| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月15日

お盆行事と終戦記念日

コロナ禍でのお盆も今年で3回目。
感染対策を施して復活したお盆期間中の地域の行事の開催に踏み切ったところもありました。
開催関係者には大変な心労であったと推察致します。

ところが13日から15日まで夕刻のクライマックス時になると必ず雨☔という不運が・・・

唯一の例外は藤沢の縄文祭り。藤沢地区だけ雨雲のエアポケットに入ったように雨が降りませんでした。

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佐川伸藤沢支局長もほっと一安心の様子でした。地域ごとのテント村はいつもの半分くらいの規模でしたが十分盛り上がっていました。

私の地元の摺沢水晶あんどん祭りの軒灯式時には雷⚡と雨がすさまじく一休小僧さんには過酷な献灯作業となったと思います。

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昨日の千厩夜市、本日の大原だるま祭り、奥玉ふるさと祭りも開会時に強雨にたたられましたが、何とか小雨模様の中で開催され地域の方々も3年ぶりの行事を楽しまれたようです。来年こそはコロナも去り、天気に恵まれたお祭りになることを祈るばかりです。


そして本日は77回目の終戦記念日。

時間が大きく経てから当時の辛い思い出を語る人たちが出てきて、ロシアのウクライナ侵攻の現実も相まって戦争の過酷さ無慈悲さを強く訴えるテレビ番組が多く組まれていました。世界大戦は起きなくても地域紛争は第二次世界大戦後も後を絶ちません。戦争を起こさないあらゆる努力をすることが今の私たちに与えられた使命です。しかし、人間のエゴと愚かさと世界平和を祈る気持ちが同居しているリアルな世界を意識していかねばなりません。そのために現実的に国民の命と安全をどのように保障していうのかと問題です。理想に突き進むために努力するのも政治が持つ目的ではあるけれど、外交努力だけで勝ち得る可能性は限られていることを直視しなければならないのも現実です。我が国が中共やロシアに占拠されて我が国が人権のない社会になどなってはならない。これは私の中で絶対に譲れない主義主張です。

posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月10日

一関市戦没者追悼式

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コロナの影響や日程が議会と重なったりして久々の追悼式の参加でした。あらためて異国の地で散華された御霊にご冥福をお祈り致しました。

戦没者追悼式といえば今から23年前私が議員になって間もなくの頃、大東町摺沢地区で行われた戦没者追悼式に初めて参加して突然に追悼のことばの指名を受けて体中からいやな汗をかいたことは昨日のように思い出されます。

23年前は遺族会と戦地に赴かれた方々の団体との共催でしたが、後者の団体は今や形もなくなってしまいました。

先の苛烈な大戦の終戦から77年が経過し、今日の参列者もほとんど私より年配の方々であり、追悼式自体が年々形式的なものになっていくことは避けられない現実です。いかに人間の命が尊いものか戦争の理不尽さや無益なことは映像の世界でしか実感ができなくなっていきます。

映像は確かに視覚的には訴えますが、より深く理解するには近代史をより深く知ることが必要ではないかと思います。私は学校の歴史の授業で敗戦に至るまで原因や経過について詳しく教わった記憶はありません。教職員組合運動が全盛時という背景もあり日本は戦争に負けてすべて日本が悪かったという風潮が強かった時代でもありました。中には極端に南京虐殺について誇張する先生も存在したのも事実です。

「戦争は人格を否定するものであり、二度と起こしてはいけない。」この言葉はシベリア抑留から帰還された元軍人の方から何度も聞かされました。この言葉は実に重いものがあります。

しかしながら、武器を持ては誰かが傷つき、命を落とすとわかっていてもロシアのウクライナ侵攻のような理不尽なことが起きてしまう。我が国周辺でも台湾をめぐる情勢も緊張度を増している。理想を追求するだけでなく現実的に対応していかなければ国民の安全な生活を守れないのも事実。仮に我が国がロシアや中華人民共和国、北朝鮮の傘下に入れば人権はありません。そんな状況になることは絶対にあってはならないのです。

まさに今理想と現実の間(はざま)で我々は選択を迫られているといっても過言ではありません。私は日米同盟を基軸とした現実的な道を選択します。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月04日

県庁建て直しの件

先日2日(火)に行われた閉会中の総務員委員会において当局から岩手県庁舎の現状について報告があった。

この報告は達増知事が4月の定例記者会見で知事最長4期目のカタチとして残さねばならないという趣旨の発言に関連して突然に方針を打ち出したものが発端だ。

県執行部の事務方は建て替えについては慎重の域を越えてなく、今回の報告も耐震検査のために必要な予算を9月議会に提出したいために議会に対する前振り説明だと言っていい。

定例記者会見より少し前に達増知事は実はこんな発言をしている。

県庁建て替え「準備着手」 知事、本年度内意向示す

 達増知事は4月16日、盛岡市内で開いた自身の後援会の会合で、同市内丸の県庁舎について「建て替えの準備に本年度中に着手しようと考えている」と述べた。具体的な計画に関しては「これから」と説明した。現庁舎は築50年以上が経過し老朽化が顕著な一方で、建て替えに必要な巨額の財源確保が課題となっている。

 達増知事は、県庁舎の建て替えについて「4期も知事をさせていただいている。そのくらいのことは任期中にしなくてはならないと覚悟している」と語った。会合後、岩手日報社の取材に対し「建て替えはしなくてはならないこと。準備の着手で、具体的にはこれからだ」と答えた。

【2022.04.17 岩手日報電子版】


6月議会の一般質問の答弁で建て替えをすると知事は断言することを避け、事務方に手続き論だけ言わせて質問をかわしていた。
この記事に明確に「建て替え」について明言しており、慎重な事務方とは方向性が異なる。

事務方は先の常任委員会の説明でも狭隘なスペースを解消するには17階建てが必要となると言ってみたり、仮に建て替えとなった場合の概算もいまだに示されないのは「建て替え」についてはかなり消極的ではないかと思料される。

「建て替え」と明言した以上、知事の発言の責任は重いものがある。後援会の会合は私的なものと言って、そうならなかった時には知事は最後はスタコラサッサと逃げることが十分に予想されるが、あっちとこっちで都合のいい話を言うならば信用がなくなるのは世の習い。県政トップの信用に関わる問題なのだ。


しかし、執行部もDXの取組について財政課の執務環境を劇的に変えて仕事の取組み方を4月から変えましたと説明した後に、現在の狭隘な執務環境を整えるは17階のビルが必要と説明したのはまったく筋が悪すぎる。同じ総務部でも情報交換していないのが明白になった。こうした状況を見ても知事の県庁建て替えの話に振り回されているとしか見えない。


総務部長は多角的に検討しますと締めくくったが、建て替えにしても内部改装にしても巨額な予算が必要となり、このような問題を長期計画にも記載しなかったのはまったくもって理解に苦しむ。
posted by 飯沢ただし at 23:05| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月31日

もっと頑張りましょう。

農業生産性、群馬3割改善 高付加価値品へ転作進む

【日本経済新聞電子版 2022年7月29日 21:00 (2022年7月30日 7:15更新)】

面積あたりの農業産出額が大きい「稼ぐ農地」への転換が群馬県や山梨県で進んできた。担い手が減り耕作放棄地も広がる農業を再活性化するには、収益性を高める努力が欠かせない。上位県はカット野菜向け生産を拡大するなど世の中の変化に柔軟に対応し、価格競争に負けない産品への切り替えも進める。

耕地1ヘクタールあたりの農業産出額を都道府県別に算出し2005年から20年にかけての増減率を比べた。最も向上したのは群馬県で全国集計を22.5ポイント上回り31.6%増となった。山梨県が29.0%増、長野県が26.7%増で続いた。


転作や品種切り替えで生産性が向上した割合(収益性増減率)
(耕作地1ヘクタールあたりの都道府県別農業産出額について、2005年から20年への増減率を算出したもの。農水省の作物統計調査、生産農業所得統計から作成したもの)

全国一位は群馬で31.6%

東北では 山形が4位で26.1%、青森が9位で23.9%、岩手は16位で12.9%

全県挙げて稲作から転作を進めている秋田県が意外な数字で23位で5.5%。

本県は他県と比較してかなり微妙で中途半端な印象。9月議会に向けて先進地の内容を精査します。

posted by 飯沢ただし at 21:34| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月30日

ローカル線生き残りか廃線か

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【2022年7月29日 岩手日報第一面】


いつかは発表すると思っていたローカル線の区間別収支をJR東日本がついに発表に踏み切った。

輸送密度2000人未満(一日1キロ当たりの利用者を示す平均通過人数)が発表の対象で、併せて収支と「営業係数」(100円の費用を得るために必要な費用)も示された。

本県では大船渡線、釜石線、北上線、八戸線、花輪線、山田線が対象となった。

大船渡線は郵送密度が754人、収支は▲15億7500万円、営業係数は912円。

発表された東北地方の他の路線と比較すると輸送密度は中程度、収支▲は中の下、営業係数は下位といったところ。

JR東日本は赤字路線だから即廃線ではないと言っているが、この発表を機にBRTなどの代替輸送に振り替え可能なところは誘導していくつもりだろう。地元自治体は大反対であろうが、急激な人口減がそれを許すかどうか、JR側が路線維持費の一部負担を求めることも十分に予想され、今後の議論の接点に関して困難を極めることは必至。

そもそも新幹線が開通する以前、国鉄時代から旅客部門は輸送部門に比べて採算性が低く、東北本線などでは貨物列車のダイヤを優先していたくらいだから保線区の費用は相当のものがあると想像できる。

タフな交渉が今後展開されるのは必然だが、県がどのように関わるか、まさか当該自治体に丸投げすることは許されないはずだが、過去に山田線(宮古〜釜石間)を三陸鉄道に譲渡されたときの県の超アッサリとした対応は記憶に新しいところでもあり、しっかりとした対策室でも設置して事前準備を今から進めていく必要がある。

ILCが実現の運びとなれば、大船渡線は必要不可欠な鉄道路線となるので、その青写真も県は描く必要があるはずなのだが。

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上の写真はJR摺沢駅の1番線ホーム。かつて通勤通学列車はホームの先端を追い越すほどの車両があり、多くの乗客が駅を賑わしたものだった。私のかつての自宅はこの付近にあり、私は小心者で果たせなかったが、弟は改札口を通過しないでこの階段から朝の列車に飛び乗った👀と本人が言っていた。
posted by 飯沢ただし at 22:05| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月28日

がっかり😞

県庁に家宅捜索 岩手競馬の広告巡る贈収賄容疑 組合職員ら3人逮捕
【2022年07月28日 18:54 IBC岩手放送 配信】

 関係先として岩手県庁にも家宅捜索が入りました。岩手競馬の広告宣伝をめぐり広告代理店から飲食の接待や商品券などの賄賂を受け取ったとして、県競馬組合の業務部長の男が逮捕されました。贈賄の疑いで広告代理店の社長と社員も逮捕されています。

「今、段ボールを持った捜査員が県庁に入ります」

 28日午後4時ごろ、県庁を県警の捜査員9人が訪れ、岩手競馬を担当する競馬改革推進室を家宅捜索しました。
 警察は28日午前、収賄の疑いで県競馬組合業務部長で盛岡市向中野の齋藤和博容疑者(60)を、また贈賄の疑いで仙台市の広告代理店東日本朝日広告社の社長、菅原勝朗容疑者(61)と営業担当社員で盛岡市本宮の中條智之容疑者(55)を逮捕しました。
 警察によりますと齋藤容疑者は2019年1月からことし4月上旬までの間、岩手競馬の広告宣伝などの業務委託で東日本朝日広告社に便宜をはかり、その見返りとして日本料理や焼肉などの飲食接待のほか商品券、洋酒、高級メロンなど合わせておよそ十数万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
 東日本朝日広告社はおよそ5年間(警察発表。東日本朝日広告社の説明では7年間)岩手競馬の広告宣伝の業務を請負っていて、齋藤容疑者は企画コンペの審査や委託先の決定に携わっていたということです。
 警察は3人の認否を明らかにしていません


平成19年の岩手競馬存廃問題の時に必死になって存続を求めてきた議員の一人として、恥ずかしい事件が発生してしまい慙愧に堪えません。

複数年にも及んで特定の業者に便宜をはかったことは競馬組合の管理監督責任はまぬがれません。管理者である達増知事はトカゲのしっぽ切りで終わらせることは許される訳もなく自らの責任も明らかにすべきと考えます。

当面は捜査の行方を見守ることになりますが、まずは競馬議会における管理者の説明責任、その後県議会でも明確な答弁が不可欠です。

posted by 飯沢ただし at 21:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月27日

令和4年度一関市の県への要望会

先週の平泉町に続き、本日一関市から県への要望会が例年通り行われました。県の受け手は県南広域振興局です。

佐藤市長になって初めての要望会。県南広域振興局も永井局長が四月に就任したのでこちらも初めて。

新しい何かが起こるのかとオブザーバーとして出席していた私は静かに見守っていましたが、

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その結果は何も変わらない。

県は本局の答弁とトーンはまったく同じで、要望に対してできない理由(言い訳)を述べるのみ。県の出先機関として市に寄り添った共に問題を解決しようとする姿勢も戦略性なども微塵にも感じない。

せっかく同席した会議を開くのであればもっと建設的な意見を交わしてもいいはずで、こんな形式的な内容の要望会ならばわざわざ会を開く必要もない。

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なぜ、要望会がこれほどまで劣化し形骸化してしまったのか。

私が初当選した頃は増田知事が直接参加して、要望を受け取り、年次ごとに改良を加えて知事もバスに乗り込み現地調査も一緒に行いました。知事が直接出向いてくるとなれば要望する側も工夫を凝らして何とか実現するようにアピールする。その間にはいい緊張感がありました。

達増知事は就任以来同席したのはたったの2回で、以来13回は広域振興局長以下が要望を受領し、後日、知事に報告する形式を採用しています。達増知事はこの方式が合理的かつ効果的と議会で答弁していますが、そこに納得できる理由は見いだせません。私たち「いわて県民クラブ」が毎年市町村ヒアリングをすれば、ほとんどの首長が知事の出席を希望しているにもかかわらず、達増知事は頑なにこの要望に応えることがないのです。

市町村と県はそもそも同じ地方自治体として同列なはずなのに、現在では上位にいるような振る舞いをしています。

企画と地域振興を担っていた「政策地域部」を解体して「ふるさと振興部」に編成替えして地域振興に注力するという触れ込みでしたが、広域振興局に明確な権限移譲もされていないなど機能しているかどうかも疑われます。

私はこの部局再編には反対して反対討論の中で、形をいくら変えてもスピリットが伴ってなければ意味がないと主張しました。

まさに地域振興に対する達増知事の不熱心さがこうした要望会の形骸化を招いていると結論付けて間違いないと思います。

本日出席された県南振興局の職員の皆さんには耳の痛い話をしましたが、彼らにはまったく非はありません。こうしたシステムをだらだらと続けることを許した達増知事の無関心さにすべての原因があります。
posted by 飯沢ただし at 21:47| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月22日

高齢化の波は都会にも

先日上京した折に時間があったので吉祥寺駅から井の頭線に乗って久我山駅で降りて18歳から20歳まで住んでいた杉並区宮前地区のアパートまで訪ねてみました。

久々に降り立った久我山駅は立体駅に変貌していました。国学院久我山の学生がホームにたむろしていたのは変わらずの風景です。

駅から降り立って周囲を見わたすと当時とはうって変わった生活感が感じられない雰囲気になっていました。
理容店も本屋も喫茶店も八百屋さんもクリーニング屋もなくなり、全国どこにでもある居酒屋チェーン店やコンビニ店に。昔からあったスーパーピーコックが同じ場所にあったのみ。

アパートに行く道すがらの住宅街もかつての雰囲気は薄く、生気も薄い。

ランドマークとしてあった久我山動物病院だけが40年前と変わらぬ看板で出迎えてくれました。

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目的地のアパートまで道路を一本間違えたりしてやっとたどり着きましたが、大家さん宅は当時のまま木造住宅で残っていましたが、アパートは跡形もなく取り壊されて更地になっていました。

学生用の四畳半のアパートも少子化の世となれば必要なくなるのも当然。考えてみれば現代は学生もバストイレ付のマンションにお住まいになるご時世です。

かつて初夏のキラキラした光線に見た都会の住宅街も老人世帯が住む街へとなっていました。敷地の広いお屋敷があったところは立派な二世帯住宅になっていたのはごく少数の部類です。

田舎に住んでいるとシャッター街の商店街と歯抜けになった街並みに人口減を日ごろ感じていますが、都会でも例外ではないことをまざまざと感じてきました。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月17日

山際大臣を批判する前に

達増知事は15日(金)の定例記者会見で山際経済再生担当大臣が八戸市における自民党候補者への応援演説で「野党の話は聞かない。」発言を盛んに強調し問題視しておりましたが、

令和2年の県議会9月定例議会一般質問で武田議員の質問に対して以下のような答弁をしています。公式な議事録に以下のように記されています。武田議員が指摘しているこの問題とはコロナ対策全般のことを指しています。

〇9番(武田哲君) 知事、私は応援者でありたいと。この問題解決を一緒にやりたいと。そのためには、やはりこの課題解決に向けてどう頑張るかというメッセージをもっと多く、記者会見なり何なり開いてもっと県民に広く知らせていただきたいし、思いを言っていくべきではないかと思います。国の事業の批判もいいのかもしれませんけれども、どうやってこの危機を一緒になって乗り越えていくか、そういった姿勢を示さなければならないと思っています。そのことをもう一度、最後にお伺いして終わります。

〇知事(達増拓也君) 去年、県知事選挙があって、さまざま政党によって、あるいは会派も関係ありましたでしょうか、議員個人や、あるいはグループによって、知事選では戦う格好にはなっているのですが、その知事選に向かう、前の期の県議会で申し上げましたけれども、自由民主党が達増知事を推すのであれば、それはもう相談に乗るということを、去年でしたかおととしでしたか、もうそのころから言っていました。

これって応援しなければ話は聞かないということです。県議会本会議で山際大臣と同じことを言っているのですよ。

都合のいいときだけ批判するという野党体質に達増知事も沁みついているようです。

実はこの時に自民会派の千葉伝議員が関連質問で知事答弁について真意を確かめたのでしたが、県連質問に適さないということで中平副議長に却下されました。すかさず私が議事進行をかけてどの部分が適さないのか明らかにせよと副議長に見解を質したところコロナ関連が主語ではないとの回答で、結局知事に答弁を求めないで終わってしまいました。(技術的には千葉伝議員が議事進行で対応すれば別の結果になったかもしれません。)


達増知事の選挙結果への受け止め敗れた木戸口候補も25%を獲得しているなど一方的な分析が主で敗北を謙虚に受け止める姿勢はなし。二人三脚で選挙運動したことに関しては、急に知事の立場に入れ替わって県民の声を聞く機会があって良かったとトボケるなど不誠実な態度。これでは木戸口候補者も可哀そうです。この日の会見ではやたら統一教会問題と自民党との関係を繰り返し述べていました。

私は3年前の参議院選挙後に達増知事が横沢候補者の当選報告会で手作りの金メダルを贈呈したことを一般質問で取り上げ「知事として敗者、並びに支援していた県民への配慮に欠ける行為」と質しましたが、知事は私の質問に対して直接的に答えることはできませんでした。


選挙中のツイッターでの発信も含め寛容さに欠けるリーダーにはほとほと呆れてしまいます。
片面しか見ることのできないリーダーに幸福を語る資格はあるのでしょうか。
posted by 飯沢ただし at 10:37| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月16日

安倍晋三元首相さようなら

母校の成蹊大学に献花台と記帳所が設けられたことを成蹊学園に勤務している同級生の熊崎君のFB記事で知り、早速14日に母校に赴き、亡き安倍晋三元首相に献花と記帳を行ってきました。(記事はFB投稿と一部重複)

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記帳には「東日本大震災復興に多大なご助力を頂き、本当にありがとうございました。」の言葉を添えました。

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本館の入り口に設置された献花台にはたくさんの花がすでに添えられており、台も左右に増設されたとのこと。卒業生のみならず地元の住民もたくさん訪れているようです。私はお昼前に到着しましたが人の列が途切れることはありませんでした。

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キャンパス内は学生はまばらでしたが、小中学生の快活な声が響く様や欅並木は40年前と変わりません。実は漕艇部60周年式典を学内で10日に行う予定でコロナの影響でやむなく延期になってしまったのでしたが、まさかこんな形で来ることになるとはと熊崎君と会話を交わしました。

もう少し思い出のキャンパスを回想して歩き回りたかったのですが天気があやしくなってきたので諦め徒歩で吉祥寺駅まで向かいました。

記帳所は他にも開設されていますが、ここで行うことが自分にとって心の区切りとなると思い、思い切って上京した次第です。これからは自分もしっかり前を向いて岩手のため日本のために精進を重ねます。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月14日

一心同体

達増知事は「タブーなし。なんでもやる。」と木戸口氏支援をはっきりと述べた。

この発言のとおり、選挙戦に入ると二人三脚で遊説に回ったと報道されている。(私は実際に現場を確認はしていない。)

前回の衆院選の時も現職の階猛氏に対抗する候補者をスターウォーズ話を引き出したりして擁立に深く関わった経緯があったが、今回の「タブーなし。なんでもやる。」は範を越えている。いわて県民クラブが広瀬支援に積極的になったのもこの発言が一因であったことは間違いない。

そして終盤戦に師である小沢一郎氏の問題となった安倍晋三元総理が凶弾に倒れ命を落とした後の応援演説に追随してツイッターでこのように発信していた。

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発信したのは個人のアカウントで、ご本人は政治活動は自由にやらせてもらうと常に発言しているが、受け取る方の大方は岩手県知事として認識するのではないか。そうでなくてもツイートしているのは同一人物である。このツイートには多様性の寛容も死者に対する慈悲深さも感じられない。これが世界中を駆け巡っていると思うとぞっとする。

国会で激しい論戦を戦わせた野党の党首が「今は選挙中です・・・安倍批判を行うことは・・・」などと発言した人は一人もいない。


岩手県ではSDGsを基に県民計画が作られ各種施策が展開されている。それには「幸福を守り育てるいわて」がテーマにある。

達増知事に幸福を語る資格はあるのか。県民に問いたい。

何より県勢発展のために頑張っている県職員が不憫でならない。
posted by 飯沢ただし at 05:33| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月13日

参院選を振り返って

広瀬めぐみさんが当選された。

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自民党公認30年ぶりの当選とのことだが、そのことよりこれからの時代にとって必要な候補者を当選させたという意味の方が私にとっては喜びだ。岩手を豊かにするため365日努力したいとのご本人の言葉は実に頼もしい。ご自身の視点で自信をもって取り組んでほしい。

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【投票日翌朝のNHK全国放送で放映される】


4月から私も選対メンバーに加わった。党員でもないのに私を指名したのは平野本部長と聞いた。今回の選挙で目を引いたのは今までの年功序列のこだわらない人選だったこと、チームの前向きな姿勢に驚いた。私の役目は何のことはない最後に「明るく頑張ろう!」と言ったくらい。

総決起大会の成功は陣営の大きな自信になった。そのまま緩まず活動を活発にしていったのが大きな勝因ではなかろうか。

何よりそれを可能にしたのが広瀬さんご本人の頑張りだ。皆な彼女のへこたれない明るいひたむきさに引っ張られた。

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【川村伸浩 県議会議員からのご提供の写真。深謝。】


当選報告会では私も祝辞を述べる機会を与えられた。広瀬さんの当選は次に女性にも自信と勇気を与えてくれるだろう。良識の府にふさわしい岩手が誇れる参議院議員の誕生だと祝意を述べさせて頂いた。

多くの人がこの選挙に関わり、岩手の未来を信じて敵味方関わらず一緒懸命活動したことは良かったことと思う。


選挙期間中いろいろなことが起きた。

今日急に思い出したのは昭和44年の日本シリーズ第4戦の話。土井選手のホーム上のクロスプレーの判定を巡って阪急の岡村捕手が主審に激高し、日本シリーズ初の退場処分となった試合。土井選手の回顧によると試合後のミーティングで川上監督が「お互いにペナントレースを勝ち抜いて日本一を目指しているのだが、ああいう退場者を出すチームに勝つ資格はない。このシリーズはもらった。」

何のことを指すかは想像にお任せするが、戦いの分岐点になったのは間違いない。
posted by 飯沢ただし at 21:10| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月09日

昔から何も変わらない

昨日の安倍晋三元首相が亡くなられたことに関して小沢一郎氏の発言が物議を呼んでいる。

一関市と奥州市において参院選の候補者への応援演説で「自民党に有利に働く」「安倍長期政権が生んだ腐敗構造がこのような蛮行を引き起こした要因のひとつ」などと発言しネットでも拡散している。その後、立憲民主党の泉代表からも注意を受けたとも報道されている。

人間の死生観をどのように持っているかは政治家にとって重要なポイントだと思うのだが、実は私にとって今回の小沢一郎氏の発言は、さほど驚くほどのものではない。小沢一郎氏の直接的接点は多くはないが、印象がとても強い出来事が過去にあった。

@平成7年の県議選で新進党公認で出馬した私の父、飯澤忠雄は当選直後に病を発症し闘病の末2年後に亡くなった。当時の小沢氏は党運営の中枢にいた存在。入院中の見舞いもなし。秘書からも何も連絡もなし。そうした経過もあり葬儀出席はこちらから丁重に遠慮してもらうように頼んだ。初盆の頃に町内の小沢支持者の方が我が家に配慮してご本人を自宅に連れてこられて仏壇に焼香を頂いたが、玄関から入って焼香、お茶を差し上げ帰るまで一切の会話なし。小沢氏の心の底を見た思いだった。

A及川幸郎先生の葬儀において、小沢氏は秋田に党務があるので葬儀開式前に焼香だけして去られた。会場には1000人強の葬列者がいたが弔いのことばもなし。及川幸郎先生は胆沢選挙区選出の小沢派の重鎮で、突然の逝去であったにもかかわらず、あっさりした対応にとても驚いた。

このたった二つの事実だけで人間の死に対する小沢氏の基本的な考え方を私の中で強烈な認識として刻まれたのだった。


それに比べて、椎名素夫先生は古くからの支持者であった藤沢町議の岩渕維雄氏が逝去された折には、葬儀で丁重に弔辞を上げて忌中払いの席にもご本人が出席され最後まで席に座られていた。

この差は天文学的である。

私が県議選に出馬を決めた時に、当時の自由党の誘いを断り無所属で立候補したのは、小沢氏の@の振る舞いも大きな要因。

結局、小沢氏にとって優先度が高いのは政局ということ。

弟子の達増知事も今朝のツイッター記事を見れば考え方は同じ。希望や幸福のワードがとても空しく響く。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月08日

安倍晋三元総理がご逝去

まさかと思うことが本日起きてしまった。

安倍晋三元総理が遊説中に凶弾に倒れ、銃創が致命的なものだった模様でその日のうちにご逝去された。

痛恨の極みである。悔しくて悔しくて残念でならない。首相の座は降りられたが、日本の外交、安全保障に必要な政治家だった。

直接ご指導を受けたことはなかったが、成蹊大同窓ということもあり、会うたびに声をかけて頂いた。
三年前には自民党岩手県連の配慮により直電話をもらったことは感激だった。

初めてお会いしたのは、今はなき一関ダイヤモンドパレスでの中村力氏の政治パーティー。まだあの頃は若かった。
その次はアメリカ大使館公邸で椎名素夫先生の米国国務長官特別賞受賞式で。この時は大学のことなどしばらく話をさせて頂いた。

その後は国政選挙の度に折に触れて何度かお会いるが、印象的なイベントとしては、母校成蹊大学同窓会が主催した総理大臣就任パーティー。
場所は全日空ホテルだと記憶しているが、とても誇らしかった。


椎名素夫先生が「安倍晋三はいいよ。」と若い時から評価されていたのも記憶している。後にその答えがちゃんと出てきた。

先日岩手成蹊会の有志で久しぶりに食事会をして、安倍先生と同級生の方が参議院選挙が終わって落ち着いたら、岩手に呼ぼうかなんて話していたところだった。

ゆっくりと安全保障の問題をお話したかった。残念でならない。

今はただご冥福をお祈りいたします。安らかにお休み下さい。
posted by 飯沢ただし at 23:44| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月03日

客観視する目

人の上に立つ人、権限を有する人は、自分を常に客観視して社会に対して責任のある行動をすべきだと私は考えます。

つきつめれば、それは「徳」ということに到達すると思うのです。

先週の総務常任委員会で、県執行部には触れられたくない、そして決して地元紙も絶対に書かない問題を取り上げました。

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以前にもこのブログで書いた県立大学の理事長が県内の民間会社の非常勤顧問に就任した件です。
質問する前から答えは予想がついていました。「法的には問題ない。」

私が問題視したのは民間会社には競争相手があるということ。法的に問題ないとされても、特定企業に所属しているという事実が(それも県立大学の最高運営権者という要職であり、元副知事という上級幹部職)他社に対して本県に対するイメージに誤解を生じさせないかという点。
すなわち岩手県というのは官と特定企業が手を組むのを容易に認める認識程度の県なのか。総合的な業界の発展には無関心で薄っぺらい行政なのか。

もう一つは、県立大学の理事長はそんなに暇なのかという点。県立大学の未来、将来にかかることに寝食惜しまず真剣に考え、組織を統率する責務があるはず。県大の関係者がこの事実を知るに及んで、本学の理事長は「いいご身分」と思われた瞬間に組織は弱体化しますし、学生の意識にもいい影響は与えないと私は思います。

非常勤顧問を要請した会社に対して私は責めません。この点は誤解なきようにお願いしたい。いい人材を求める(この方が適当かどうかは別問題として)のは民間会社として当然のこと。問題はご本人が自分が組織に入って組織に対して、社会に対してどのような影響が出るのかという想像力も出て来ないということ。

さらに問題が深刻なのは、県執行部は私が指摘するまでもなく重々認識しておきながら、また、苦々しく思っていても誰も「ちょっとおかしいのでは?やりすぎでは?」と言えない組織になってしまっていること。このことは組織論から言うと本当に恐ろしいことです。

私はこうした考えがまかり通る組織風土に至った責任は達増知事にあると思ってます。

なぜなら知事にしか人事を発する権限がないからです。おそらく周囲から悪い情報は知事には入ってないのでしょう。

一般質問で知事職と政治家としての発言について知事に質問が相次ぎました。ご本人は理屈上整理がついて明確かもしれませんが、まったく自身を客観視していないことにリーダーとしての資質が問われると県民は気づき始めています。
posted by 飯沢ただし at 22:27| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月30日

自衛隊にこの国を守れというならば

今議会にGDP比2%に反対、専守防衛に徹せよという請願が出ています。

わが会派では今日と明日、本格的議論に入ります。

私は現在の厳しい安全保障の環境、特に中華人民共和国(以下 中共と称します)の軍備増強と実行中の覇権主義にはしっかりとした対応が必要と考えます。日本の防衛費は三木内閣時にGDP比1%という閣議決定がされ、今もそれに準じた防衛費予算になっており、ここ30年もの間大体5兆円程度となっています。ところがお隣の中共は33兆円にもなっている現実があります。6倍以上の規模です。

国民の命や暮らしを守るために、何が必要となるのかという議論は避けて通れません。

まず第一に私は我が国の安全保障には、日米同盟の強化が基軸であることを横においては語れません。椎名素夫氏など日米同盟の発展に貢献されてきた先人が存在したことも忘れてはいけません。国際紛争の仲介に国連をとの議論がありますが、常任理事国のロシアが率先して不条理な軍事侵攻をしたことで現実の厳しさを痛感することとなりました。国を守るための本格的な議論は具体的に進めなければなりません。

中共の覇権主義の拡大にはNATO諸国も懸念を示しており、最近イギリスやフランスの空母が東シナ海にまで渡ってきたことがよくそれを示しています。

自由主義国との連携と防衛力バランスを保つことに対して私は一定の理解を示します。具体的な積み上げの計画や防衛大綱の見直しの議論なしにNATO並みの2%にすぐに必要かという点には即座に得心しかねる気持ちもあります。しかし、30年間横這いの予算では高度化を要求される防衛力に対応できなくなる可能性もあり、その点においてはしっかりと必要な装備を用意しなければならない時期に来ているのは間違いないと考えます。

自衛隊は違憲と語る某政党は急迫不正の時には自衛隊を活用するという考え方を示しました。当面は自衛隊を認め、国民的理解が進んだならば廃止をするという考えも示しています。こういうご都合主義な考え方では日本は守れません。私は絶対にこの考え方を容認できません。

会派の中で納得するまで議論をしたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 07:15| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月28日

Breaking News !!!

「参院選の中、望ましくない」 立憲民主党岩手県連 階猛氏への損害賠償請求訴訟を取り下げ

【6/27(月) 19:10配信 IBC岩手放送】

 立憲民主党岩手県連は27日、政治資金の移動をめぐる問題で同じ党の階猛衆院議員を相手に損害賠償を求めていた裁判を取り下げました。

(立憲民主党岩手県連 横沢高徳代表)
「現在参院議員選挙が行われている中で、これ以上訴訟を続けるのは望ましくない」

 立憲民主党県連の横沢高徳代表は27日盛岡地裁に裁判の取り下げを申し出て、これが受理されたことを会見で発表しました。
 この裁判は階氏がおととし旧国民民主党を離党する際、旧国民民主党県連から階氏の政治団体へ移動させた3000万円の返還を求めていたもので、7月7日に証人尋問が行われる予定でした。
 階氏は代理人を通じて「訴えの取り下げの場合には再び訴えを提起することが可能であり、紛争の最終解決に至らないおそれがあるため、取り下げに同意するかどうかについて慎重に検討いたします」とのコメントを出しました。


裁判の取り下げはするが、引き続き返還は求めるらしいです。

達増知事も過去に早く解決せよ!と強気なコメントを出していましたが。選挙のために一時休戦ということですかね。

他党のことなので、これ以上の発言は控えます。

私たち広瀬陣営は支持を広げるために前進あるのみ。
posted by 飯沢ただし at 00:49| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月27日

一般質問、謎の知事答弁

六月定例会の一般質問が本日から始まりました。

トップバッターは我らが「いわて県民クラブ」の千葉じゅんこ議員。

達増知事に鋭く切り込みました。

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達増知事が県庁舎建て替えについて記者会見で言及した点について質問。

知事は長い任期を務めているので何らかの形を残さねばならないとのニュアンスを交えて言明したと新聞報道にありました。

県民計画にも掲載されず、議会にもこれまで一度も言及されず突如として発表されたこの案件。どれだけの裏付けがあったとおもいきや。

知事の答弁は事務方の書いた事務的手続きに関するものばかり。記者会見で威勢よくアドバルーンを上げたものはどこへやら。立替えに関する概算も示されず、一体どういうことだったのかと???の印象が残るばかり。

答弁検討で通常なら知事の意志は何らかの形で入るものですが・・・忙し過ぎてそこまで手が回らなかった?

他の質問者にも異変が。関根議員の答弁には「きどね議員」と謎の呼称。おそらく与党議員を目の前にして毎日言い慣れている「木戸口と関根」を合体させてしまったのではとの声が・・・

過去に県民党を名乗っていた件と今時選挙の振る舞いについての整合性を質されて、途中まではいつもの理屈を貫いていましたが、途中で前振れもなく米国大統領と連邦議会の関係に言及し意味不明な答弁に・・・

ハイテンションなのかお疲れなのか。

結論。やはり知事職にある方は岩手県の未来のために全精力を傾けるべきです。
posted by 飯沢ただし at 23:25| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月26日

広瀬めぐみ候補者と東磐井一周

(FBと記事が一部重複しています)

本日は暑い日でした。

広瀬めぐみ候補者、藤原たかし代議士と共に東磐井地区を一周しました。

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🎤今選挙は政権交代の選挙ではありません。

🎤良識の府と呼ばれる参議院の選挙は本来、人物本位、政策本位で選ばれる選挙です。

🎤国難と言われる今、政権批判よりも国民や県民のために政策や法律でカタチをつくる側の人を選ぶべきです。

🎤国会議員の仕事は立法。参議院には解散がありません。法体系を現場ですでに理解している広瀬さんにはもってこいの活躍の場です。

🎤岩手から広瀬さんという女性を国会に送り込めるのは県民として誇らしいことです。

🎤みんなでもっともっと広瀬さんの支援の場を広げていきましょう。

応援の弁の大要は以上の通りです。

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大東地区では熱狂的に応援する横断幕が出ました!

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藤沢地区の個人演説会ではついつい本音トークに💨

まだまだ支援は広がります。皆で頑張りましょう!
posted by 飯沢ただし at 23:35| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月25日

参議院選挙と椎名素夫先生

県議になって23年。参議院選挙には何度か参画しました。

当選の喜びと落選の悔しさ、どちらも経験しました。私は国政政党の陣笠には入っていないので、良識の府たる参議院の選挙には人物本位、政策本位で自らの判断で応援しています。

この間一番に印象に残っている参議院選挙は、実は議員になる直前の平成10年の参議院選挙です。椎名素夫氏が政党推薦を受けずに無所属で戦ったご自身の最期の選挙でもありました。

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大東後援会の方々に誘われて、雨の県庁前の街頭演説会にも行きましたし、東磐井遊説のお手伝いもちょっとだけさせて頂きました。

平成7年の父親の県議選、知事選の時の雰囲気とはまるで真逆の雰囲気で、締め付けのない自由で民主的な選挙風景に驚きと感動をしました。後に椎名先生が「あの時の選挙は愉快だったね〜」と椎名先生らしい表現で語ったことを今でもよく憶えています。


議員になってからは椎名先生からはいろいろなご指導を頂きました。ILCは代表的な政策課題の一つです。
「飯沢君は若いからこの本を読んで勉強しておくといいよ。」が始まりでした。宇宙のビッグバンの本でした。
押しつけや決めつけなど絶対になく、常に自分で考え行動を促す貴重な助言ばかりでした。

「椎名は政治家ではなく、評論家だ」と小沢一郎氏を支援している地方議員が言っているのを耳にしたことがあります。

政界再編に力を入れた小沢氏と思慮深く豊かな人脈を通じて世界の安定に貢献された椎名氏は両極にあり、支持層も見事に二極化していました。お二人が後世に何を残したのかは歴史がしっかりと証明してくれると思います。

参議院外務委員会での椎名先生の質問風景を思い出しました。内容は明確ではありませんが、外務官僚が耳をそばだてて聞いていました。行政マンに示唆を与えるこんな議員を目指したいと今でも目標にしています。

椎名先生のイメージがあまりにも私の中では強烈ですが、こうした私の思いを繫げる政治家もしっかりとつくっていかねばなりません。

政治家は権力者に批判をすることも必要ですが、この国難とも言える時期には国会議員としての重要な務め、すなわち立法するという活動はとても重要です。今の野党には国民の期待は薄く(立憲民主党の支持率は5%前半)六年間解散のない参議院議員こそ立法活動に専念できる環境にあり、それに最も適した人材を国会に送ることが求められると思います。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月22日

参議院は良識の府

本日参議院選挙が公示されました。

私が代表を努めている「いわて県民クラブ」は所属メンバー5人全員の総意で「広瀬めぐみ」さんを応援することに決定しました。
本日の広瀬めぐみ第一声にも全員で参加し、私が「いわて県民クラブ」を代表して応援の弁を述べました。

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時間の都合で割愛した部分も含めて応援する理由をここに記したいと思います。

私が政治の道に入ることを決断するにあたり大きな影響を与えた故椎名素夫先生は「参議院は衆議院のカーボンコピーにはあらず」と参議院改革を進めてきた方でした。任期中に解散がない参議院は思慮深く日本の行く末を考え、法律を体系的に創ることが可能な立法府です。その二院制の特徴を活かすことは地方政治家の我々もしっかり意識して選挙に参画する必要があると考えます。

しかし、特に参議院のように全県選挙で勝ち抜くためには現行の政治基盤を活用しなければ勝ち抜くことが出来ないという現実があります。国政政党に所属しない我々「いわて県民クラブ」は国政選挙のたびに判断を求められてきました。積極的に関わらないという選択肢もありますが、良識の府である参議院にふさわしい人物、政策本位で考えれば広瀬さん以外に推す候補者はないという全員で話し合った結論に至りました。

応援する第一の理由は、広瀬さんは弁護士として弱い立場の方々の代弁者として活躍されてきた実績があります。また、格差社会が進む中、地方にはまだまだポテンシャル(可能性)があると考えます。弱者のために、地方格差是正のために法律体系を熟知している広瀬さんの立法府での活躍に期待は高まります。

第二に、今の野党勢力には日本を建設的に変えていく力が不足していると考えます。批判ばかりでは生産につながりません。

第三に、人口減少社会に入り、世の中の仕組みを変えていく必要があります。男女共同参画を着実に実行に移していく必要があります。社会を支える現行世代、将来世代に対して社会のシステム移行が求められています。女性の社会参画の促進のため、また将来の人材育成のため、法律家としての知見を活かした広瀬めぐみさんには「形」をつくって世の中を変えてほしいと思います。

以上、主な理由を記しました。あわせてこの選挙を通じて、ぜひとも岩手の政治の流れを変えていきたいと思い、私も行動します。

当分の間、選挙関係の記事が続くと思いますが、少しでも私の思いをお伝えしたいとの考えですのでご理解よろしくお願い致します。

posted by 飯沢ただし at 11:40| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月18日

広瀬めぐみ総決起大会@アイーナ

昨晩行われた総決起大会はいい雰囲気で行われました。
応援の掛け声がとまらず、司会進行の千葉じゅんこ議員が国技館のようなとの粋な例えがさらに会場を和ませました。

会場の皆さんはめぐみさんの旦那さん勝一さんのお話が印象に残ったと確信します。もちろんめぐみさんもよかった。

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当日になって平野選対本部長から私に指名があり、急遽壇上に上がることになり、さらに激励の挨拶もすることに。したがって弁士の垂れ幕はなし。それでもご指名を頂いたことは光栄なことと思い、力を込めて応援の弁を述べました。

昨晩お話をしたホットな経験値があるので、その流れに沿ったショートバージョンでやりました。

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閉会後に玉澤先生と安全保障問題について意見交換。まだまだ意気軒高な玉澤先生です。


選対スタッフの努力のおかげで1000人を超える人が集まってくれました。千人超の会合は本当に久しぶりで、千人の拍手の迫力に圧倒されました。

しかしながら、これがゴールではなくこれからが始まりです。前回の知事選の時に嫌というほど動員と集票は相関関係にないことを知らされています。

女性活躍の社会の実現、世界に通用する人材育成、そのための子どもたちへの様々な支援策など広瀬さんには国会議員の本文であるLAW MAKER としての活躍が期待できます。

投票日まで私、そして県民クラブの仲間たちと共に力の限り応援します。手抜きなしです。


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2022年06月15日

県議会選挙一人区を解消へ

一昨日に行われた県議会定数検討会議で来年の県議会選挙の選挙区割りの方向がやっと決定づけられた。

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【6月14日 岩手日報朝刊 第一面】


テレビや新聞メディアがどのように報道されているかすべてを把握していないが、この岩手日報の一面の報道はこれまでの定数検討会議の本質をよく理解している見出しである。高く評価したい。

すなわち、今回の定数検討会議では「一人区解消」が今回の検討会議の大きなテーマでだったからだ。

交渉会派4会派のうち新政会を除く3会派が「一人区解消」に向けて選挙リスクを承知の上で議論を前に進めてきた。一人区の解消は過去にも解決すべき課題として検討材料にはなっていたが、実現には至らなかった。今回、第二会派の自民党が陸前高田と大船渡の合区には最初は難色を示していたが、全体の議論を進めるために合区にゴーサインの英断をしたのが象徴的な例だ。

一昨日の会義ではパブリックコメントの取り扱いをめっぐて議論があったが、新生会は最後まで現状維持に拘り、一人区の解消を前に進める本質的な議論には参加してこなった。議論も終盤戦になっているのにも関わらす座長に対してパブリックコメントの内容を汲み取った案の斡旋を求めたり、議論がすでに終わっている激変緩和措置(次々回への先送り)を申し出たのにはまったく理解に苦しむ。

久慈選挙区は12年前から定数48の場合、削減の対象となっていた(2→1)。しかし、東日本大震災の影響も考慮して現状維持の2のままにしたきた経緯がある。これを再々度先延ばしにすることは到底不可能である。また、直近の国勢調査によって二戸選挙区も2→1、になることが判明したためこのままだと県北沿岸地区の選挙区は二戸(1)、九戸(1)、久慈(1)となり5→3と一気に2減となってしまう。一人区の解消という大きなテーマと合わせもって九戸選挙区を分割して二戸(2)、久慈(2)とし、1減で防げるのはベストではないが最善策というのが3会派が導いた結論だ。また、交渉会派以外のメンバーもすべて同意したのは、再編案の合理性を示したものだと思う。

確かに九戸選挙区の分割は当該選出議員にとっては辛かろう。

しかし、選挙区の再編は過去にもあったし、先人の議員もそれを乗り越えてきた。また、同じ九戸郡のくくりでも軽米町と旧種市町の地域の一体性は薄いと、軽米町の亡くなった義父からよく聞かれていたし、それに久慈選挙区には旧九戸選挙区にかつて存在した旧山形村もあるのだ。


パブリックコメントで指摘された論点も過去に議論の対象となっていて、新たな論点が発出したものではなかったとのS議員の指摘は正しい。

会議というのは一つ一つ議論を積み重ねた上で次進んでいくものだ。会議のルールを厳格に守らなけばならない議会がそれを無視することは決してあってはならない。
posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月06日

飼料価格の高騰が和子牛急落と諸問題

本日の日本農業新聞、一面はショッキングな記事でした。

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JA全農のまとめによると、主要家畜市場で取引された5月の和牛子牛市場の平均価格は1頭68万1095円。で前年比で8%安、前年同月では12%安となり一年半ぶりに70万円を割る事態となったことです。

その原因は飼料価格の高騰、円安、軟調な枝肉相場が重なったとのこと。特に全国有数の畜産地帯である宮崎県の都城市場も、前年比10%安となったとされ、飼料をはじめとするコスト高により、肥育農家の経営が厳しくなっていることが要因とされるとのことです。

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ロシアのウクライナ侵攻の終結が見通せない状況にあり、この負の連鎖が拡大する可能性があります。

餌代の高騰は本県も例外ではなく、短期的には経費節減、中長期的には国内で調達できる体制を強化するなどの対策が必要です。生産者の間では減頭も視野に入れた対策を望んでいます。

一方、本県の畜産の現場からは種山畜産研究室、水沢農業高等学校、農業短期大学から市場で和牛子牛を販売していますが、最近の傾向は血統も古く、発育数値や販売額も振るわず、本県の畜産振興に対する期待感が薄れているとの声も聞きます。

また、5月25日に一関市東部の和牛検査登録があり、今年度のゲノム対象牛は父牛、母の父牛、祖母の父牛に県有牛が対象でした。
30頭のうち、県有種雄牛が該当したのはたったの2頭(@父牛:安久勝晃、A母父牛:菊福秀)しかいなかったのは県の取り組みが現場に反映されていない象徴的な事実です。

抜本的な対策が求められています。

posted by 飯沢ただし at 23:42| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月24日

県南広域振興局と懇談会

毎年恒例になっている県南広域振興局幹部との懇談会。

一関選挙区と奥州選挙区の県議10名(2人急遽欠席で8人)が対象です。花巻・北上・遠野は別途開催予定です。

懇談会は令和4年度の業務方針・施策推進方針の説明があり、県議1人約10分の持ち時間で質問と意見を述べるという形式です。通常時なら懇談会の後に懇親会もセットされるのですが今年も懇親会は中止となりました。

広域振興局体制になったのは増田県政時代ですからかれこれ15年以上経過しますが、振興局を再編して県南地区を優先して広域振興局を設置した大きな目的は「産業振興」にありましたが、年を経るごとに事業は陳腐化し、同時に予算は細くなり、さらに県庁の中央集権化が進み振興局の職員のモチベーションは年々下がっていると感じます。

振興局の職員はそうした状況にありながらも精いっぱい頑張って仕事していると感じますが、達増県政になって以来本庁と振興局の組織の建てつけに思い切った改革をすることなく何となく過ごしてきた結果、現下の状況になっていると思います。

広域振興局はエリア内の市町との意思疎通を綿密に図り、知事はじめ本庁にそれを伝達するという大きな役目を負っているのですが、今日の私が聞いた質問、すなわち「知事への直接的報告の要領、回数、時間はどうなっているか」に年に一度15分ほどの所要時間と聞き及び愕然としました。

達増知事は就任15年になりますが、市長村要望の席に同席したのは私の記憶では最初2年のたったの2回。以後は広域振興局長が知事の名代となり要望を聞き、それを知事と本庁につなぐシステムになっています。

いわて県民クラブでは「なぜ達増知事は直接自治体の首長から話を聞かないのか」と再三にわたり是正を迫ってきましたが、今のシステムで十分機能しているとの答弁を繰り返してきました。しかし、たったの15分で各自治体の課題とその重さを報告することができるのでしょうか。組織では部下から上司への報告は大半が耳触りのいいことになることが多いのが傾向としてあり、そこで15分で課題をどれだけ掘り下げて報告できるのでしょうか。県南地区の自治体は8つもあるのです。このシステムが機能しているとはまったく合点がいきません。機能していると思っているのは知事だけではないでしょうか。

震災後に起こった「大雪りばぁねっと事案」や「DIOジャパン事案」の県の後始末が悪く市町村の県への信頼は一気に失ったことは今もなお記憶に鮮明にあります。本庁では組織を再編して「ふるさと振興部」を作りましたが振興局との距離感は変わっていないように見えます。一体全体知事はこの先振興局体制をどうしようと考えているのでしょうか。まさか岩手4分の計だけで満足したのではないでしょうね。

posted by 飯沢ただし at 23:43| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月16日

独裁者の恐ろしさ

今回も戦争関連ネタです。

昔、奇才映画監督スタンリー・キューブリックの映画で「博士の異常な愛情」という映画がありました。

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正式なタイトルは「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったのか(Dr.Strange love or How I Learned to Stop the Bomb)という異常に長いです。

アメリカの将軍が共産主義への敵意から精神に異常をきたし、突如ソ連への侵攻命令を下し、ソ連は攻撃をされた場合、自動で地球上の全生物を破滅させる爆弾が発射されるのをその時になって知る。しかし、結局は爆撃機が目標に向かい爆弾を投下してしまう。という

ざっとこんな筋書きです。核戦争による破滅も恐ろしいですが、何より恐ろしいのは独裁者の考え方次第でそのようなことが起きる可能性があるということ。しかしながら、現に核の使用はまだないもののロシアが同じようなことをウクライナに行っているのです。

ラストシーンには「We will meet again」という曲目とともに爆弾が投下されるというキューブリックの最高の皮肉。

人の命を無差別に奪うなんて常識では考えられないことが現実として起こっている。それも大国の独裁者の一存で。日本の近くには政治体制の異なる二つの国がほぼ独裁者として君臨していることをお忘れなく。

12日から衆議院憲法審査会で議論が再開したようですが、安全保障や防衛政策を国会では具体的なきちんと議論してほしいものです。

posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月15日

沖縄復帰50年

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沖縄が本土に復帰して50年となりました。

沖縄の方は内地ではアパートも借りることができなかったとか、そうした差別があったことは最近知りました。東北地方には縁遠い話です。
具志堅用高氏が衝撃的な強さで世界チャンピオンになってから沖縄県人会に参加して、君のおかげで胸を張って暮らすことができると感謝にされたとか。

私は沖縄には三回訪問する機会を得ています。

実際に行ってみないと米軍基地が島の一等地を占めていることはわかりません。

50年前の復帰当時と比べると沖縄の地政学的位置は冷戦終局を経て一時的に緩和されたと思いきや、今度は中華人民共和国の覇権主義増長によりますます位置づけの意味は深く重くなってきている感があります。

米軍基地移転問題、日米地位協定の見直しなど日米間で解決の努力をしていく課題は今後も続いていきます。弛まず交渉を重ねていくことが求められます。

沖縄問題に限らずロシアの理不尽な暴挙をみるにつけ、戦争を回避するために何が必要なのか真剣に考える必要があります。人権が存在しない国に不法占拠されてしまってからは遅いのです。



posted by 飯沢ただし at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月14日

新しい時代へ

令和5年4月に私の地元に「新生 大東中学校」が開校する。

大東中、大原中、興田中が統合し、旧大東町地区で一つの中学校となる。以前存在していた猿沢中は現在の大東中にすでに編入済。

約半世紀前には前出の3校は一学年150名前後の生徒数があり、町内で互いに切磋琢磨したものだったが、それも今や昔。旧大東町全体でも現在は一学年100人にも満たない。

戦後まもなく国内では人口が都市に吸い寄せられ、昭和の合併で大東町が誕生した昭和30年で当時の人口は3万人(現在は半分以下)いたが、当時の「だいとう広報」に若者の都市への流出が止まらない、新たな産業の創出が必要」との見解を議長であった祖父が寄稿していたのをおぼろげに記憶している。

大東町は昭和の合併としては大規模な合併をしたせいか、40年以上地域間の政治的対立が続いていた。町長選挙にはそのエネルギーがいかんなく投入され多くの逸話が残され、政争の町として呼ばれた時もあった。しかし、人口減と高齢化によって今やその活力は見る影もない。

人口の増減はいろいろなところに波及をもたらす典型的な事例だろう。

縮小=寂しいだけではなくて、嬉しいニュースがこの度発信された。

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【5月13日 岩手日日新聞より】


現在の校歌がなくなるのは寂しいが、こうした方々が新しい校歌を作ってくれることは素直に嬉しい。どんな校歌になるのか今から楽しみである。時代は今の現況に即してどんどん変化をしていく。その変化が次世代により良くなるように考え、実行しているのが私たちの大人の役目であるのだ。
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2022年05月12日

40年前の熱き思い

同居している妹が断捨離中に父親の「重要書類」と書かれたお菓子箱を見つけてきた。

その中には町議時代のポスターやら県議選挙にまつわる関係書類や新聞記事の切り抜きが雑然と押し込まれていた。

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特に目を引いたのが昭和58年4月の県議選に立候補したときの挨拶原稿だ。おそらく決起集会用の原稿だろう。なぜか原稿用紙の裏を使っている。私自身の初出馬の原稿など保管していないのに父親が保管対象にしたのはやはり自身の持っていた思いが強かったのだろう。当時52歳。東磐井地区の経済的再興を中心に書いてある。また赤ペンの添削が実に力強い。

次に紹介するのは当時の朝日新聞の「選挙戦を見る」の選挙戦展望記事。

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当時の朝日新聞は県議選の展望記事まで書くとは実に驚きだ。何より内容が実に的確で足で取材しているのがよくわかる。昔の朝日新聞には地方局でも記者が熱血をもって仕事していた確かな痕跡は現在の記者たちに見せたいものだ。

父はこの時の選挙は落選で涙を飲んでいるのだが、定数3に新聞の写真にある5人に社会党の元職金野茂氏を加えた6人が立候補する大激戦で結局現職の3人が当選した形となった。

昭和59年に亡くなった祖父も実は昭和42年頃に県議選に意欲を持った時があったらしく、昭和58年の選挙の折には父の選挙には大分心配したらしい。四年後に再度立候補をして初当選した父が祖父にその姿を見せられなかったのは残念だったに違いない。

そうした流れを汲んで今の「私」があるということを改めて肝に銘じる日となった。
posted by 飯沢ただし at 23:49| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月10日

朝の街頭宣伝活動

久々に街頭宣伝活動のことを記事にします。

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最近は月に2〜4回の頻度で街頭に出ています。

🎤月曜日は千厩西小田のションピングセンター「エスピア」の対面側
🎤火曜日は一関市狐禅寺「東大橋交差点付近」
🎤主に木曜日は佐々木努議員と共に奥州市水沢西袖ノ目「四丑橋西交差点付近」

にて行っています。時間は朝の8時前後です。

火曜日の街宣活動の前に倫理法人会のモーニングセミナーに出席し、街宣後に会社のミーティングを行うことが定番になっています。

街頭宣伝を始めたのは「地域政党いわて」を立ち上げた時に本格的にスタートしたので、かれこれ15年になります。実はマイクで話すことを通じて自分の頭の整理にもなり、宣伝活動と自己鍛錬の一石二鳥の効果があるのです。

今日はロシアのウクライナ侵攻と国連の役割についてを中心に話をさせていただきました。また、知事の仕事の本質についても最後に付け加えました。その内容は以前にこのブログで書いた内容の通りです。

街頭に立つと四季を肌で感じることができます。今日は初夏の兆しそのもので清々しい空気の中で気持ちよく話すことができました。今は一年で一番いい季節です。

参議院選挙も近くなり、今月と来月は回数と場所も増やして行うことを計画しています。意外な場所で行うかもしれません。見かけましたらぜひお声がけをよろしくお願い致します。
posted by 飯沢ただし at 22:31| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月06日

千田正知事

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ライオンズクラブの機関紙(3月・4月合併号)が届いた。

今号の表紙に千田正知事がドドーンと飾られている。

「県政はすべての県民のために中正、公平に行われるべきである」(最後の県議会答弁より)と本人のことばが添えられている。

なんとも重みのあることばだと思う。私は知事のリーダーシップ論を語るときによく千田正知事を引用する。なぜなら先見性と情熱をもって今の岩手県を導いた大リーダーであると評価しているからである。國分知事が基礎をつくった知事ならば、間違いなく中興の祖は千田正知事だと思う。
確かに高度成長時代という経済が右肩上がりという有利な背景はあったが、本県を畜産県岩手としてならしめたのは千田知事の功績である。

知事を4期務められたが順風満帆だったわけではない。

最初の選挙は社会党からの力添えがあったが後に自民党寄りとなり当時の社会党から批判を受けたことがあった記憶している。政治は時の流れに敏感に動かざるをえない時もあり千田知事も苦渋の決断であったことは十分に窺える。


「人物の評価は歴史が行うものだ。」この表現は自画自賛を繰り返す達増知事に対して私がよく使う。同じ4期16年の任期でどのような評価が達増知事にされるのだろうか。

最近の「タブーなし。なんでもやる。」の発言はすべての県民に対して発するべきであろう。まぁ徳のある人物はそんなことばをあえて口にはせずに黙々と仕事をするものだが。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月03日

憲法記念日

今日は憲法記念日。

護憲派、改憲派ともに各地で活動を展開した模様がニュースで伝えられました。

憲法改正是非の前に、ロシアのウクライナ侵攻という事実を経て我が国が置かれている国際情勢をしっかり確認したいと思います。

参議院議員の和田政宗氏が自身のSNSでこのような発信をされていました。

我が国は誰が守るのか、元陸将で元中部方面総監の山下裕貴さんが問を投げかけている。国民の中には、いざとなれば米軍が他けに来ると考えているかもしれないが、いざという時に我が国を守るのは、自衛隊である。

ウクライナを見ればわかる。我が国は国民自らが、自衛隊と共に守り切るとの意思が重要だ。

山下裕貴元陸将
「日米安保を実効性のあるものにするうえで、何より重要なのは『自分たちで守ろうとする意思』です。これがなければ、誰も助けてくれません。


また、小野寺五典代議士は日米同盟の強化にあたって防衛費に関して下のような発言をされています。

「NATOを含む仲間の国々はそれぞれ努力している。自分たちの防衛力を高めないと仲間として一緒に守れないのではないか。それに向けて努力をしていくことは日本の国際的立場として大事だ」


こうした発言を引用すると、やれ右寄りだとかレッテルを貼られそうですが、実際にウクライナの情勢をみれば現在の独裁国家ロシア、覇権主義国家中共、北朝鮮らに囲まれた我が国を取り巻く情勢を鑑みると危機感を持って対処しなければならないのは明白ではないでしょうか。これに対して「急迫不正の時には自衛隊を活用する」などという某野党党首の発言は現実離れしています。

国会の憲法調査会はこうした国際情勢の実態に即した実効性の議論を期待してやみません。
posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月02日

命をつなぐ

五月です。太陽の光線が一年で一番キラキラ輝く月です。

されど、先週末は雪が降ったりして天気の変わり目が激しいこの頃。
こうした不順な天気、寒暖の差が激しくなると高齢者の方々の体調の維持が難しくなります。

昨晩から明日にかけて弔問が4件。永久の別れは辛いですが、その中にあってとても嬉しくなる出来事がありました。

高校の同級生のY君は教師として活躍中でしたが、約20年前に急な病に侵されて他界されました。私は当時ご自宅での葬儀で弔辞を読ませて頂きました。先週Y君のご母堂様が亡くなられたことを聞き、今朝ほど弔問をしてきました。

そこに、Y君の御嬢さんを紹介されてびっくり。29歳になられて現在は薬剤師として活躍中のことでした。

月日の経つのは本当に早いと感じつつも、いまやY君の最愛の御嬢さんが活躍されていることに感激しました。

Y君が亡くなった直後にY君のお父さんも他界され、ご家族は当時大変辛い思いをされたのですが、現在はこうして命がつながれて立派に社会に貢献されていることに心が熱くなります。

あらためてY君とY君のご家族のご平安を心からお祈り申し上げます。

posted by 飯沢ただし at 13:48| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月30日

追加交付金

新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰分対応)の交付限度額

について内閣府から通知があり、岩手県分は約54憶円交付されることとなりました。

コロナ禍において原油価格や物価高騰に直面する生活者や事業者への直接的支援(補助・給付)が対象となることから、これから具体的にこの交付金を活用するのかが注目されます。先に岩手県トラック協会が県に要請した内容も該当することになります。

県だけでなく市町村にも別枠で交付され、総額約52億円となります。
ちなみに一関市は5.3億円、平泉町は0.5憶円です。

ウクライナ情勢も長期化が予想され、物価価格はどのように推移するかまったく読めません。少なくても短期的に好転することはないでしょう。

六月定例議会まで時間があるので、おそらく臨時議会が開かれると予想されますが、その際はしっかり使用方途について見極め、議論してまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月27日

時代の移ろい

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【日本経済新聞 4月22日 朝刊一面より】


日立物流と言えば、私の印象は有力な乙仲(おつなか)であり、原子力の特殊関連物流業会社である。

日本の誇る機械製品や原子力関連輸送を手掛け、日本の成長産業を物流部門でしっかりと支えた企業である。

日立グループの生き残りのためとはいえ、国外に資本が流出するのは複雑な心境になる。かつてバブル期には世界中の財を買い漁った経済力はもう夢の彼方。国力、すなわち経済力を復活するには人の財をつくること。これに尽きる。我が国では人材育成に真剣に取り組んでいるだろうか。

大学の改革も後れ、人材の質の低下が叫ばれている。このまま放置すれば文化まで吸い取られる危機感を持つべきだ。
posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月26日

危険の認知

北海道斜里町ウトロの観光船遭難が難航しているとのこと。お亡くなりになった方には心からご冥福を捧げます。また、未だ行方が不明な方には一刻も早く見つけてほしいと願うばかりです。

20代前半三井倉庫在職時に安全衛生会議が月に一度開かれ、会議の中で安全衛生担当であった小原さんが繰り返しお話していたことを思い出します。

事故はなぜ起きるのか。

1)危険を認知できない。目の前にふりかかる危険を察知できない。
2)作業の手順を勝手に省く。手抜きをする。

もう一つあったと思いますが、今回の観光船事故は2つとも見事にあてはまります。
自然の脅威を自己都合で勝手に判断して、大丈夫だと思って出航した。予想される高波に対応した船の装置を施していなかった。

今回の事案は起こるべくして起きた事故と言えます。危険の認知を磨くには常に当事者が努力をしなければなりません。二度とこのような事故が起こすことのないように海上だけにとどまらず運行関係者は肝に銘ずべきです。

この事案で、思い出すのは平成16年に議員発議で制定した「プレジャーボート等に係る水域の適正な利用及び事故の防止に関する条例」です。

この条例は漁業関係者からの声が契機となり、条例制定に向けて私が発起人となって制定した条例でした。救命胴衣の着用義務をプレジャーボートの使用者のみならず漁業者にも促した画期的な内容でした。違反した場合には過料規定まで規定しました。

県内での説明会では使用者から厳しい質問が浴びせられましたが、三井倉庫在職時に経験した小型フェリーで何度も港外の本船まで往来した経験が役に立ちました。

事故の防止にはプレジャーボートの操縦者だけなく漁業者も救助の責務を負うことを明記したことを、この機会に関係者に伝えたいと思います。

事故にはやむを得ない、避けがたい事故ももちろんありますが、大概は未然に防げる事故がほとんどです。常に意識を上げておくことが肝要なのです。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月25日

四月雑感

私もこの四月から議員生活23年目に入り、振り返れば長くやってきたものだとは思うが、しみじみ過去を振り返る余裕はまったくないのが事実。達増県政は15年目。もはや県議5期以上でないと増田県政時を知る人はいなくなった。

誰が知事をやっても批判はついて回るもの。批判を避けるのか甘んじて受けて次の展開に生かすのか、その差は大きいものがある。いくら自身で成果を並べ立てても「必ず歴史が評価する」と私はよく議場で達増知事に申し上げているところ。自慢話を延々とするのはほとんど意味がない。達増知事に対する県職員の評価は、まだ現職ですから皆口固く話さないが(当然)、増田県政時をよく知る県職員が増田氏を評価をしないのは大船度振興局で起きた職員の不詳時の裁きなど内部に対して実に厳しいものがあって、そこに不人気の根源があると私は推察する。もちろん原因はそれだけではないとは承知しているが。

ここで両知事の比較をするのが本意ではなくて、私はこの15年で大きく様変わりしたのは議会に対する議会答弁をはじめとする議会への県の対応についてあえて記したい。異論がある方は遠慮なくメールで意見を下さい。

ここ数年、特に顕著になっているのが、議員の質問に対して正面から受け止めないこと。特に私の質問に対して達増知事は透かし(すかし)が激しい。もっと言えば達増知事は時間が来れば追及はしのげると思っている節がある。社長がこのスタイルだと答弁基調は「やってます。頑張ってます。」アリバイ調となる。議員の提案を発展的にとらえるかよりも立場をいかに維持するかに重きを置いているように見える。

よって、あんな質問は萎えるとか、そんな程度の話が私の耳にも入ってくる。

どうしてこんな風土になったのかと思う時がしばしばある。

こんな調子では他県に置いておかれると思うから厳しい指摘をせざるを得ないが、厳しくやると逃げる、透かす。こうした循環を繰り返している。これでは前には進まない。

達増知事については今更変わりようもないが、心ある県職員の方にはこの悪循環から脱してほしいと切に願う。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月22日

運輸業界の窮状を要望に

(公)岩手県トラック協会(会長 橋嘉信氏)が県庁と県議会を訪れ、
「軽油価格高騰及び新型コロナウイルス感染症拡大に係るトラック運送業界からの要望書」を提出しました。

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【左から中平顧問、菊池副知事、橋県ト協会長、私、佐々木県ト協専務】


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私も県ト協の顧問という立場で、同じく顧問の中平均議員も同席して対応しました。県側の対応者は菊池哲副知事と岩渕伸也商工労働観光部長。真摯に対応して頂きました。

県ト協は定期的にマスメディアと意見交換会を企画していることもあり、多くのテレビ局の取材があり、ありがたい限りです。

トラック業者が主に使用する軽油については、この1年で1リットル当たり30円以上上昇(対前年比54憶4百万円の増、1社あたりでは年間720万円の増)しており、中小業者が9割以上を占めるトラック運送業会においては、荷主等への転嫁が難しく、自助努力の限界を超え、まさに存続の危機に直面しております。

として

1.燃料費負担の軽減に関する補助制度の創設
2.新型コロナウイルス感染症の影響により存亡の危機にある中小のトラック運送事業者への経営安定化のための助成

を要望しました。

国の原油価格高騰に対する緊急対策について「新型コロナウイルス感染症対策対応地方創生臨時交付金(内閣府)」から運輸事業者等に対する燃料費高騰分等の助成が可能という見解が示されており、県の対応が期待されるところです。

五日市王議長との意見交換の中で橋会長からこの際スポット的な助成も必要だが、労働環境の整備にかかる構造改善事業も考慮に入れてほしいとの意見が出されました。トラック業界は2024年問題と言われる労働時間の総量規制が始まることも踏まえて、頂いた意見は早速何らかの形になるように今後工夫していきたいと思います。


posted by 飯沢ただし at 23:26| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月20日

IR、この先の行方は?

IR誘致頓挫 県議会が否決、申請断念―和歌山
【時事通信社 電子版 2022年04月20日18時41分】
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 和歌山県議会は20日の本会議で、県が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について、区域整備計画の認定を国に申請する議案を反対多数で否決した。「資金計画が不透明」などとして22人が反対し、賛成は18人にとどまった。県は国が求める28日までの整備計画提出を断念、IR誘致は頓挫した。

 仁坂吉伸知事は記者団に「否決は痛恨の極み」と強調した上で、「ひょっとしたら2次募集があるかもしれない。地域発展の起爆剤として有用なので、(その場合は)またチャレンジしたらいい」と述べた。
 県の計画によると、IRは和歌山市の人工島「マリーナシティ」に誘致。約4700億円を投資し、2027年秋ごろの開業を目指していた。 本会議での採決は無記名投票で行われ、反対討論を行った共産党に加え、最大会派の自民党からも多くが反対に回った。
 県議会のIR対策特別委員会では、資金調達の不確実性を批判する声が続出。特別委は19日、国に計画を申請する議案を反対多数で否決した。県の説明に虚偽があったとして百条委員会の設置を求める決議もしたが、決議は20日に取り下げた。


以前にもIRの誘致をめぐって国会議員が収賄で逮捕された事案の時にも書きましたが、意外に思われるかもしれませんが、私はIRの誘致には反対です。日本人の国民性は元来勤勉であって、ものづくりで自国経済を豊かにすべきを最優先にすべきと考えます。ただでさえ生産年齢人口が減少していく中で、日本国を背筋がしゃんとした国として保持していくためには若い人を安易に刹那的な金儲けの場所に送り込みたくはありません。

和歌山県議会の審査の中で資金調達の確実性を担保できなかったことは否決されて当然と考えます。

一番恐ろしいのはチャイナマネーが大量に流入すること。マネーアマウントに毒されるとろくなことがありません。日本人が固有する道徳観や倫理観まで侵される可能性もあります。

健全な娯楽として確立している公営ギャンブルだけで十分でしょう。
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2022年04月17日

国連の限界

ロシアのウクライナ侵攻は長期化の様相を呈しています。

平和維持活動のために国連軍まで組織をされているのに、手を出せないもどかしさ。それは常任理事国にロシアや中国の存在があり、拒否権を発動すれば何も動かないシステムになっているからです。況や常任理事国のロシア自体が当事者になっているのですから話になりません。

第二次世界大戦後に戦前の国際連盟が戦争抑止に機能しなかったことを教訓として、国際連合は紛争解決にPKO等の組織化を図り、一定の成果は出してきましたが、今回のケースはほとんど国連の役目はなんぞやと問われるほどの存在感を失っている状態です。

この機に国連改革との動きがありますが、そうは簡単にいかないでしょう。

武力・資源力・核の保有の「力」によって国間の力関係が決まっているのが現実だからです。

残念ながらここに理性の入り込む余地は極めて厳しい。

そもそも国連の常任理事国は米・露・仏・中・英の第二次世界大戦の戦勝国で占められており、今や欧州をリードするドイツ(独)ですら敗戦国であるがゆえに常任理事国には入れないのです。

平和維持活動は国連を中心に進めるべきと論ずる政治家を知っていますが、こうした厳しい現実を認識した上で主張されているのでしょうか。

さはさりながら、このまま放置することも無責任であり、この機に国連改革には我が国も積極的に議論を深めていく必要があると考えます。


一方、今回のウクライナ侵攻をめぐって国防論に関して、自衛隊は憲法9条違反であると党の綱領に掲げた政党が、突如として自衛隊「活用」論が出るなど参議院選挙を目前にしていろいると動きがあるようですが、私は国を守る崇高な使命を与っている自衛隊に対して「活用」などという上から目線での発言については断じて容認できません。

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2022年04月16日

今日の別の意味でのアツ男

達増知事が今夏行われる予定の参議院選挙で現職の木戸口氏に応援することを明言し、さらに「タブーなし。なんでもやる。」と記者会見で申された由。

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【4月16日岩手日報朝刊 第4面より 】


ご自身の政治信念に基づいて行動されることは結構ですが、「タブーなし。なんでもやる。」とおっしゃるなら、ひとつ例を上げれば「ILCの実現のためにあなたはタブーなしで、全力であらゆることを尽くされたのか!と私は問いたい。直近2年間の知事としての活動は停滞を続けています。

「タブーなし。なんでもやる。」は全県民に向けて知事としての責任を全うするための発言として行う方が優先順位が上ではないでしょうか。

posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月31日

おセンチになる今年の年度末

本日は令和3年度の末日。

昭和36年4月2日から昭和37年3月31日生まれの60歳を迎えた私と同期のお勤めの方々は一つの区切りを迎えました。

例年同じことが繰り返されているのですが、今年の年度末はいつになく重く受け止まました。明日からは別の職場や同じ会社働くケースでも身分が異なる人がほとんどになります。いわゆる人生の一区切りという時期を迎えたということです。

私も大学を出て4年間だけ他の会社で給料を頂く生活をしていましたので、入社当時のことを振り返りながら考えると感慨深いものがあります。昭和59年4月はちょうどバブル景気が始まる前でした。昭和62年頃から株価が倍ぐらいに上昇して、社内の持ち株を保有していた年配の社員は株を一部手放す人が多くいたことを記憶しています。当時は大きな社会不安など無縁な世相でした。今の閉塞した社会情勢からみると隔世の感があります。

爾来38年間。晩節は責任あるポジションを与えられて一線を退く方々の心境に思いを寄せると、こみ上げるものがあります。

私は37歳で初当選以来明日から議員生活は24年目に突入となりますが、県庁や一関市の職員のほとんどは明日からは特別職を除いて年下の方々となります。このことは自分にとってより責任ある言動や行動が求められるとの自覚を嫌が上でも求められます。

本日のテレビのニュースで盛岡市の藤尾善一副市長が本日で退任とのニュースが流れていました。元県職員である藤尾氏(当時は総括課長級の身分?)から20年以上前の県政三者懇談会で「これからは議員も政策重視で」と強く言われたことをパッと思い出しました。

藤尾氏は競馬組合副管理者も歴任されており、競馬開幕日に知事に当選したばかりの達増管理者に騎手のコスチュームを着せたのは関係者の間では有名な話。今となって誰もそんなことはさせられないでしょう。

一旦の区切りを迎えた方々にはこれからは今までかかってきたストレスからは解放されることでしょうが、健康に留意されて第二の人生を豊かに過ごされることを心からお祈りいたします。

私はまだまだ現役で頑張ります。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月30日

見直しか中止か

先週の25日に閉会した2月定例会。執行部が提案した議案はすべて可決されました。

令和4年度予算については、付帯意見もめぐって経過はありましたが、「いわて県民クラブ」が主張していた人口減少対策について若年女性の県外流出に歯止めをかけるため、働く女性が抱える困難などの課題を的確に把握した上で、生み育て環境の整備を図るほか、中期的な戦略的施策を講じること。が全面的に採用されました。

来年度は岩手県民計画の第二期アクションプランの策定時期にも当たりますので、執行当局はこの付帯意見をしっかりと受け止めてほしいです。


さて、最終本会議の賛否が分かれたのは2つの請願に関わるものでしたが、そのうちの一つが「水田活用の直接支払い交付金の見直し」をめぐってのものでした。これに関して

1)農協中央会と土地連の両会長名で出された請願は、制度設計の改良を国に要請するもの
2)農民運動岩手県連合会から出された請願は、見直しはおこなわず中止を国に要請するもの

の二本の請願が提出されていました。

正直なところ、この「見直し」の政府のアナウンスには唐突感が否めず、来年度を控えて一方的な単価の引き下げに生産現場から悲鳴があがったのは無理のない状況でした。

しかしながら、1)の農業団体が即刻中止を求めなかったのは過去の減反政策等の制度変更に関しては抵抗してみたものの結局は押し切られた経緯や米消費が年々落ち込んでいる中に強気になれない背景や後々に足らざる支援策を求めたほうが実利に合うとの判断があったと推察するものです。

中止を支持した会派や議員はそもそも現政府が進めている農業施策に対して否定的な考えを持っていて、今議会では一般質問から予算特別委員会でも熱心に議論を展開していました。そこには夏の闘いに向けた政治的なアピールの意味合いも含まれていたと思います。


本会議では1)の請願が多数を占めて、請願書に記載された内容で意見書が送付されることになりました。


新聞等では詳しく報道されませんでしたが、実は請願審査を付託された農林水産委会では2)の「中止」を求める委員が過半数を占めて「中止」の意見書が作られ可決されたのでした。ところが、1)の意見書を一部採択して「中止」の文面に盛り込むという不可思議な体裁の意見書が出てきてしまうということが起きました。まったく趣旨の違う標題の請願の二つをご都合でこのような扱いをしたのは聞いたことがありません。

結局、本会議では逆の結果となり農林水産委員会で成立した意見書は表に出ない結果になりました。委員会で1)の趣旨を無理くり差し込んだ理由は、農業団体から出された請願も無下には扱えないとクリンチ作戦に出たと推察しますが、この間の議論を聞いていた農林水産部の幹部職員はどういう感想であったか後から聞いてみたいと思います。

いずれにせよ、現場の混乱はいまだにおさまっていませんので、必要な支援、すなわち具体的には牧草に対する支援等は必要不可欠であり、営農組合の経営に大きな影響を与えることから、しっかりと現場の声を聞き留めて動いていきたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 17:38| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月21日

予算特別委員会が閉会す

19日(土)に三回目のワクチン接種をしました。
20日の午後になり多少の倦怠感はありましたが、今のところ特に体調に異常はありません。早く経口薬が認証され市中に頒布されることを期待します。注射💉はあまり得意ではないので。


今予算委員会も積極的に質問・提言・要望の発言を致しました。

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総務部・政策企画部・ふるさと振興部の質疑内容は既報の通りです。

【医療局】県立病院の医師の確保と感染症対策を含んだ地域病院の在り方について
【農林水産部】酪農の振興策と岩手産牛乳のブランド化と情報発信についてなど
【県土整備部】海上コンテナの動向について、国道343号渋民バイパス沿線の道の駅の整備、新笹ノ田トンネルの建設について

また、重要課題の一つにあげられている人口減少問題の対応については各々の部長に来年度の対応を質しました。

実現が困難な課題でも弛まずひるまず継続して訴えていくことが肝要と思っております。特に新笹ノ田トンネルには9万筆に及ぶ沿線住民の熱意が込められていますのであきらめるわけにはいきません。


上程された令和4年度の当初予算は全会一致で賛成となりました。私は150周年事業には問題があると今でも思っておりますが、この事業一つのために全予算を人質にとることはできません。しかしながら事業の中で安直な歴史認識を呈するようなことがあればこれからも黙ってはいませんので執行当局には正しい情報発信に努めていくことを求めていきます。

posted by 飯沢ただし at 00:34| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月20日

室根町の小学校は一つに統合に

いつもこのブログを見ていてくれている県職員の方が定年を待たずに退職との知らせが入り、とても寂しく複雑な思いが交錯しています。
問題意識を常に持った職員が一人一人と定年前に県庁を去ることに上層部はどのような思いをしているのでしょうか。

今となれば、ご本人の決断を尊重し、一度しかないこれからの人生に幸多かれと願うばかりです。

今日は室根地域の小学校2校の閉校式がありました。

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【室根西小学校の校旗返納】


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【室根東小学校の校旗返納】


室根西小学校は平成21年に上折壁小、釘子小、津谷川小が統合して新校舎は旧上折壁小に置かれ、室根東小学校も平成21年に折壁小、浜横沢小が統合して、新校舎は旧浜横沢小に置かれた経緯があります。

写真を見ると気が付くと思いますが2校とも室根山をシンボルにした校章、新調した校歌(作詞:室根出身の佐藤雅彦先生)も同じということで今回の統合は将来的には室根で一校に統合することを見込んでいたことが伺われます。

東小の場合は折壁小の分校が浜横沢小という歴史があり、本校を廃して分校に児童を寄せることにかなりの抵抗があった世代の住民も少なからずあったそうですが、統廃合を進めた小山寛村長は折壁小は耐震基準に達していないと理由で押し通したと聞きました。

推察するに当時の室根村財政に余裕があれば東西2校にすることなく一気に一本にしたかったところでしょう。

この13年の間に将来を見越して東西小の児童の交流も盛んに行ってきたこともあり、子どもたちは閉校の寂しさよりも来年度からの新しい学校生活にすでに気持ちが前向きに移っているような雰囲気を感じました。

さはさりながら両校児童の「お別れの言葉」や全員の合唱には胸を打たれるものがありました。

♪ありがとうの花が咲くよ 君の街にもホラいつか みんなが歌っているよ

♪忘れられない歌がある めぐり会いたい人がそこにいる ここはふるさと

最後の卒業生は室根中で、両校の子どもたちは新しい室根小で一所懸命学んでほしいと切に願います。
posted by 飯沢ただし at 21:44| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月19日

弥生の揺籃・・雑感

今週は大きな地震があり、脱線があった東北新幹線の復旧は来月になる見込みとか。いつでも地震は恐ろしいです。
岩手県南部は震度5強ですが、実際のところ6弱に近いものだっと思います。議会中のため議員会館に泊まっていたので家人から留守宅のウィスキーが3本破損との報告でしたが、実際は「山崎」のミニボトル1本で済みました。今回の地震は東西方向の横揺れだった模様です。

いずれにしてもあの携帯電話のビービー音は気持ちがいいものではありません。


東日本大震災以前の大きな地震の古い記憶といえば、昭和52年の宮城県沖地震にまでさかのぼります。当時高校一年生で古文の授業中でした。普段は生徒に毒づくT先生が窓を開けて足をかけて外に脱出を試みようと窓枠に片足をかけて動揺した場面は後々まで同級生の語り草になりました。


ここ数年、大学の後輩たちへの差し入れに「岩手の米」を戸田艇庫に送っているのですが、馴染みのお店の奥さんに「この時期になると飯澤さんが来ますよね〜」という話の続きで「なぜか地震の後に来るイメージが・・・」と言われてしまいました。確かに3月の地震は大震災の後は多いかもしれません。


私が学生時代とサラリーマン時代に過ごした1980年代は大きな災害もなく、景気もバブルに向かって少しづつ上向き傾向になっている時代で何の憂いもなく大学のクラブ活動や仕事、人との交流ができたいい時代でした。

体育会のセレクション選抜をしない大学は、コロナ禍にあって新入生の勧誘もままならず、部の存続も危うくなっていると聞きます。母校成蹊大学漕艇部も例外ではなく、OB会も積極的に新入生勧誘に助力をする方針です。なかなか直接的な支援は難しいので食糧支援で勘弁願っている状態です。

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【1981年の成蹊大 対抗フォア 「疾風(はやて)」クルーメンバー C斎藤(3)S島田(4)3伊藤(4)2飯澤(2)B近田(3)】

ここ2年中止となっている成蹊・成城・学習院の三大戦定期戦も開催される予定とか。後輩たちにはこの厳しい苦境を跳ね返して頑張ってほしいです。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月14日

今年は岩手県誕生147年

しつこいと言われるかもしれませんが私は150周年にこだわります。

達増知事は2月16日の知事演述の結びで「今年、岩手県は県政150周年を迎えました。」と言い切りました。

それは盛岡県が岩手県に名称を変更した明治5年(1872年)を起源とした発言です。

岩手県の県境が確定したのは明治9年(1876年)です。私たちが住んでいる県南地区(旧伊達藩領)は明治9年に岩手県に編入されました。
確かに今から50年前、岩手県政100周年の祝賀式典は、昭和47年(1972年)に行っていますが、

私が問題としているのは達増知事がいとも平然と今年は150周年と言明し、後に編入された盛岡県以外の地域に何の配慮も示さなかったこと。これは今後の盛岡地域以外の地域振興策にも大きく影響する話なのです。

これをあっさり150周年ですか、そうですね。と流すわけにはいかない。歴史認識だけにとどまらない問題です。

現に岩手県のホームページで「岩手県のあゆみ」の中で以下のように記載されています。

近世、四つの藩、明治維新

近世の岩手県は、北半は南部氏の盛岡藩領、南半は伊達氏の仙台藩領となりました。後に盛岡藩から八戸藩、仙台藩から一関藩が独立し、4つの藩から構成されていました。

明治時代に入り、維新直後は岩手県の行政区画は目まぐるしく変わりましたが、最終的には明治9年(1876年)5月に現在の県域が決定しました。岩手県誕生の記念すべき年です。


参考までに以下のデータを記しておきます。

明治4年(1871年)盛岡県は6郡494村で構成され、
人口319、486人 石高:25万3千石

明治4年(1871年)磐井県は4郡188村で構成され、
人口207、478人 石高:44万石

人口こそ10万人強の差があれど石高は20万石弱の差があった事実を我々はこの際よく知るべきです。

宮城県も150周年を迎えましたが、宮城県と岩手県は旧藩との兼ね合いがあり、まったく内容が違うのです。

達増知事が歴史事実ををしっかと認識したうえで、旧盛岡県以外の地域にも思いを寄せ、150周年事業を宮城県のように記念事業を物販に結びつけるなどの経済誘発事業案を出したなら私はこれほどこだわる必要はなかったでしょう。

知事の発する表現や言葉の重みは大きいのです。

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【初代県議会議長の写真を指して明治9年が真の岩手の誕生であることを主張する】
 

先の、ふるさと振興部の部局審査でこれら点を質しましたが、部長答弁はまず初年度である令和4年度の産業などの推移をパネル展示することなど事業内容と紹介し、後年何をするのかについては言明できませんでした。あくまで推察ですが、知事の思いつきで始まった150周年事業と思われます。

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【答弁する熊谷ふるさと振興部長】


私はこの件で旧藩地域の分断をするつもりはまったくありません。

先人が多くの苦難を乗り越えて現在の岩手県をつくってきたことを重く考えれば考えるほど、安直に150周年を迎えましたとの発言は容認できないのです。ふるさと振興部長が「明治9年は本県にとって重みのある年」との答弁は重く受け止めたいとは思いますが、いまだにスッキリしないのも事実です。

したがって私は令和4年が県政147周年として呼称してまいります。
posted by 飯沢ただし at 22:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月13日

スケールの差をまざまざと(嘆息)

本日NHKの日曜討論の番組で東日本大震災被災地3県知事の課題認識表明がありました。

毎年この時期には同内容の番組が編成されるのですが、宮城県知事の語る復興ポリシーには私はいつも共感するものがあります。

東日本大震災から今月11日で11年となったことを受けて、宮城、岩手、福島の3県の知事が13日、NHKの日曜討論に出演し、復興の現状や今後の課題などを語りました。

宮城県の村井知事は、被災地で人口減少が進んでいることについて、「ほかの地域に避難した人たちはなかなか戻ってこない。新しい産業を起こしているが、定住人口は減っており、交流人口で補うことが非常に重要だ。コロナ禍で交流人口は減っているが、ことしの宮城県誕生150年を契機に、地域に観光客が戻ってくるよう、今から対策を打っている」と述べました。

岩手県の達増知事は、「岩手の高齢化率は全国平均よりも高く、被災地の災害公営住宅ではさらに高くなっているため、1人で暮らすのお年寄などへの見守りが必要だ。また、代々一軒家で暮らしていた方がアパート形式の集合住宅で住んでいるケースもあり、新たなコミュニティー作りの支援も必要だ」と述べました。



岩手県も来年度県政150周年行事をすると表明していますが、先の「ふるさと振興部」の審査で私の質問に対して明確なビジョンと4年間行うとされた年次ごとの具体的な内容も示されませんでした。

ご覧のように宮城県は150周年を機に物販にもすでに150周年と銘打って事を進めています。方や県民との共通理解に留まり、方や戦略的に地域経済に貢献できる仕組みをすでに作っている。

短い時間で県の方針を示すのも知事の力量。今年もさらに大きく差をつけられました。残念ながらこれが現実なのです。

なお、福島県は原発事故という特殊な事情があるのでここでは話題に供しません。
posted by 飯沢ただし at 22:22| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月12日

予算特別委員会審査から

今週から来年度予算を審査する予算特別委員会が設置されています。

今週は主に私の総務常任委員会が所管する部局審査が多く、いつもなら黙ってやり過ごすところなのですが(常任委員会で質問する機会があるという理由で)今回は達増知事が人口問題を初めて重要施策にあげるということで、どんな事業と仕掛けをするのか予算委員会で質しておかないとという強い義務感であえて総務部と政策企画部で私の問題意識をぶつけました。

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いわて県民クラブでは前々回の選挙時から人口減少問題に真正面に取り組むとして、佐々木努議員が結婚支援策を、千葉じゅんこ議員が若年女性の就業施策を、ハクセル美穂子議員が子どもへの医療費拡充を、工藤勝博議員が産業振興策で農業と観光施策を、私がILC実現を含んだ産業振興策全般をと各々が取り組んでいる政策を深堀し常時提言を続けているところです。

人口減少問題については達増知事はこれまで「いわて県民計画」を実行していれば達成できるとの一点張りでしたが、いよいよ実績が乏しくなり、重点施策に格上げしたというのが背景にあります。時すでに遅しの感はありありですが、やらないよりはましですので、格上げしたことには一定の評価はするところです。問題はその中身と執行体制です。

たしかに県は来年度予算の3つの重点施策(人口減少、DX、グリーン)で10億円余りの新たな予算を創出したと説明しましたが、人口減少対策でどのような取り組みをするのか洗い出してみると

確かに昨年比で予算額は増えています。ヤングケアラーや妊産婦への支援事業など新規事業もそこそこあります。事業も35あり、各部局からまんべんなく持ち寄ってる感はあります。

しかし、問題はそれらの持ち寄り事業を全体で進捗管理して進めていく組織建てになっていないことです。

誰がスーパーバイザーなのか、ヘッドクオーターはどこなのか、責任が明確化されていません。

野球チームに例えると、新しいチームが編成され招集されたとします。ベテラン(既存の事業)からルーキー(新規事業)まで一堂に会しました。しかし試合では各々頑張ってくれというのと同じです。そこにキャプテンもコーチもいない。監督(知事)何となく存在している雰囲気はあるが、実際は現場への細かい指示は期待できないポジションにいる監督です。

これでは結果は火を見るより明らかでありませんか。

総務部長は自身の責任感から一生懸命答弁しておりましたが、現時点で形がないもの方針が示されていないものには残念ながら答えられなかったという印象で、政策企画部長にあっては答弁の雰囲気から政策企画の本来保持すべき主導権をすでにほかに握られているようで私は深くは追及しませんでした。

予算を編成する総務部が財源が厳しい折に種々努力されたことは重々承知ですが、税金を投入するからには実効性を担保しなれば納税者への裏切りになることを忘れてはなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月11日

11度目の3.11

本日は東日本大震災発災の日から11年。

政府では国としての追悼式は昨年で一区切りをつけるとし、県がどのように関わるか気になっていましたが、大槌町と合同で追悼式を執り行うことになりました。この判断は正しかったと思います。私も議員として参加を致しました。

大槌町での追悼式は2回目。前回は大ホールで多くの来賓や町民が参加しての式でしたが、今回はコロナ感染症の影響もあり最小限に抑えての式となりました。

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大槌町で犠牲になられた方々の名簿が式次第とともに配布されました。多くの命が一瞬の自然の驚異に奪われたことに11年の時を越えて慄然とするものがあります。

折しもちょうど1年前に岩手県議会の議会発議で3月11日を「東日本大震災津波を語り継ぐ日」を条例として制定し、記憶を風化させることなく次世代の人たちへ、あの日の悲しみと教訓を伝承していくこととしました。

遺族代表の芳賀俊明さんが、「自分は奇跡的に救助されたが、失った家族を助けられなかった悔いと寂しさは今でも残る」との言葉は心にずしっと響くものがありました。とても芳賀さんの立場に自分を置き換えてその心の内を想像することさえ私は悲しくてできません。

「今を生きる我々は、しっかりと後世に伝える使命がある」と大槌町議会議長も追悼のことばで述べられていた通り、この日を決して風化させてはなりません。

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本日は、駐日米国大使夫妻も式に出席なされ、私の席の前が大使夫人の席でした。

大使ご夫妻は一般来賓と同じ待遇で参列されていましたが、これが米国、もしくは大使のお考えであるとしたらすばらしいと思います。(近くに座していた私は呼名献花の対象となっていないことにその場では式の仕切りに一人憤慨しておりました。事実はどうかわかりません。どうか大使ご夫妻のお考えであって欲しいと願うばかりです。)


ロシアのウクライナ侵攻で街ががれき化する様を映像に映るたびに、11年前の光景が重なります。しかし、相手が自然ではなく人が人を傷つけるなんて本当に馬鹿げています。国際社会の協力で一日も早い停戦にしていかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月06日

国民の生活が守れなくなるのに

物流まひ、ロシア痛撃 コンテナ海路の大半が欧州で遮断

【日本経済新聞電子版 2022年3月6日 2:00】

欧米を中心とした制裁の強化で、ロシアの物流がまひ状態に陥りつつある。欧州連合(EU)の各国税関はロシア向け貨物に港湾を使用させず、同国のコンテナ取扱量の多くを占める海路が実質的に停止。希少資源や穀物の輸出に支障を来し、部品や製品の輸入も滞った。ロシア経済は事実上世界から遮断されつつある。モノの流れが止まることで世界経済にも影響を与える。

オランダの税関当局は「ロシア行きのコンテナをブロックした」と1日明らかにした。ロシアに対する新たな制裁のためとしており、荷物に制裁品が含まれていないか検査する。多くの荷物がロッテルダムで止まったままだ。独ハンブルクのターミナル運営会社もロシア発着コンテナの取り扱いを中止すると発表した。

ロシアの物流を担う主な港湾はバルト海に面するサンクトペテルブルクや黒海側のノボロシスク、極東のウラジオストクなどがある。ロシア港湾統計によると3港湾で2021年のロシアのコンテナ取扱量(563万TEU)の74%を占める。

アジアからロシアへの荷動きでは、超大型船で運んだコンテナをロッテルダムやハンブルクなどで中小型船に積み替えるのが一般的だ。しかし欧州主要港の税関がロシア向け貨物の積み替えを拒否したことでロシア行きはほぼ不可能となった。



海路からのロシアの物流がほぼ遮断された。EUの対応が早い。


以前書いたように以前は共産圏だけでも最低限のモノの動きで生活が可能だったが、現在はすべてワールドワイドでモノが動いている。プーチンは大事なところを無視していたのでは?見通しが甘かったね。


完全に物流動脈はストップでロシア国民はこの真冬に干上がって生活できなくなる。このままだと国内で暴動が起きるかもしれない。

国民を守れずしてそれでもまで軍事侵攻続けるの?
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月05日

オミクロン脅威が県議会にも

4日(金)は補正予算が主な議案の本会議採決が行われました。

ロシアによるウクライナ侵攻に断固講義する決議も諮られ、全会一致で可決されました。

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現在開会中の全国各地地方議会で同様の決議が上がっています。この決議を機に早期の平和的解決はもとより、国民生活に影響の出ない施策も国に対して提言していきます。

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全会一致とはいえ、第二会派の自民党所属議員全員が欠席という事態で行われた採決でした。感染を防ぐために今回の欠席はやむをえないことですが、いつも近くにいる同僚議員がいないのは本当に寂しい思いでした。


議員生活22年でこのようなことは初めてのケースであり、コロナ禍がひたひたと迫っている緊迫感を感じます。

今週末は念のため自宅で過ごします。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月03日

こちらは身命を賭してやっている!

今日は総務常任委員会の審査日。

2月議会の中日に議案が付託される案件は主に補正予算案件。事業の確定による減額補正が多くなります。

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【私の席の列は事情があり私のみという図に】


今回は珍しい帆待ち案件があって、一つは県が予想以上に県税収入が上がり、その一定分を財政調整基金委に積みたてたこと。もう一つは国も予想以上に税収が上がり、地方に分け前があり(バブル期以来とのこと)、その分を県債管理基金に積み立てたこと。合わせて200憶強。こういうことは滅多にありません。その仕組み等について質問しました。

議案以外に私から

1)ILCの最新動向と県の今後の取り組み方
2)岩手県150周年記念事業について

関係当局に質しました。

1)本県にとって千年に一度の僥倖プロジェクトと言えるILCですが、コロナ禍という事情はあるにせよILC推進局は動きが鈍すぎる!というのが私の見方。第二期の有識者会議の中身の本質的な把握やこれからの動きに関してあまりにも受け身。主体的な動きを答弁からは察知できない状況。自分たちは(というか局長だけか?!)はこんなに頑張っているしか聞こえない。ということでこちらの語気も時間の経過とともにクレッションド。いずれ今の体制(局長)では前には進まない。これは明確です。予算特別委員会でも追及します。

2)盛岡県=岩手県という誤ったメッセージは正しておかねばならない。この事業の基本的コンセプトを明確にしなければ予算を通すわけにはいかないというのが私の今の心境。今日はジャブ程度でしたが、予特でさらに深堀します。

しかし、今思い起こしても知事演述における結びの断定は誤解を招く言い切りです。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月27日

国際協調を破ってまで・・・

刻々と深刻さを増すウクライナ情勢。

まさかロシアが東部地区のみならずウクライナ全土で侵攻作戦を行使するとは予想しませんでした。なぜなら軍事的侵攻を行えばロシアは世界から孤立し、信用まで落としてしまうのは目に見えているからです。

それでも実行に移さねばならないほどロシアは切羽詰まっていたのでしょうか。

それにしてもキエフでは市街地戦も勃発しており、市民への影響がとても心配です。

西側諸国はウクライナへ武器の供出や経済制裁が行っていくでしょうが、プーチン大統領の強硬な意志が見て取れ、ロシアは実利を得ない限り簡単には引き下がらないと思われます。無力感を禁じ得なく歯がゆい思いがつのります。

東西冷戦当時と明らかに違うのは、グローバル経済が確立した中でのこうした動きは世界全体へ経済の影響が出るということ。今までも局地での紛争はありましたが、ここまで大胆で挑戦的なものはありませんでした。

今までは燃料も比較的安定的に供給されていましたが、今回の件によって経済の安全弁も破壊され、今後予想もつかない事態になるかもしれません。

ロシアは経済的に孤立を深めるでしょうが、大きく経済的に台頭した中共と手を組むことによって抜け道は一定程度確保されます。アメリカは近年中共の脅威に重きを置いてきただけに、安全対策の転換が求められ、さらに脅威が増大した形になりました。

ウクライナの現状を見ると一夜にして普段の生活から恐怖へ一転する様は、とても現実とは思えませんが、我が国も決して傍観者ではいられません。この機に乗じて北朝鮮がミサイルを発射するなど極東地域にも緊迫感が漂い始めました。

日米同盟を基軸にした安全保障の点検、今回のような大国の横暴に対する国際ルールの確立などこの機にしっかりと議論を始めることが必要です。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする