2024年12月07日

混迷するお隣の国

弾劾案は廃案に 野党代表「力不足、おわびする」

【日本経済新聞電子版 2024年12月6日 12:08 (2024年12月7日 23:25更新)】

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が3日夜に「非常戒厳」を宣言した。野党は戒厳宣言が憲法違反にあたるとして尹大統領の弾劾訴追案を提出したが、7日の採決は投票が成立せず廃案となった。混乱の経緯をタイムライン形式でまとめる。

【午後9時30分過ぎ】首相「任務を忠実に遂行」
韓悳洙(ハン・ドクス)首相は「現在の状況を早期に収束し、国民の日常が動揺なく維持されるよう、首相として全力を尽くす」と表明した。

【午後9時30分過ぎ】野党代表「私たちの力不足。おわびする」
与党「国民の力」は国会議員一同とする談話で「非常戒厳宣言について国民に心から謝罪する。重い責任を痛感している」と強調した。「採決に参加しないと表明した。弾劾より秩序ある方法で危機を早期に収拾する」と表明した。最大野党「共に民主党」の李在明代表は「私たちの力不足で望む結果をつくれなかったことをおわびする」と述べた。

【午後9時30分】国会議長「投票さえされず国民に申し訳ない」
禹元植国会議長は「世界各国が注視している。こんな重大な国家的事案に対し、投票さえなされなかったのは非常に残念だ。国の重大事を巡って可否を判断する民主的手続きすら判断できなかった。国会を代表して国民に申し訳なく思う」と話し、本会議を散会した。

【午後9時26分】投票数が200票に届かず、投票不成立に
禹元植国会議長が「投票は成立しなかった」と宣言した。弾劾訴追案は廃案となる。

【午後9時20分】投票を締め切り
与党退席のまま開票手続きへ。

【午後8時50分ごろ】国会議長「午後9時20分に投票締め切り」


韓国の野党が提出した弾劾案は廃案となった。しかし、来月以降も再弾劾案を成立に至るまで提出されるとの予測記事が他のメディアから出されている。伊大統領は辞職に触れていない。日本では大統領制を敷いていないため議会と大統領をめぐる不信任の提出の仕方は馴染みがないが、いずれ弾劾案が繰り返されるたびに政治は停滞し、韓国という国の世界的信頼は低下していくことになる。

せっかくの保守派の大統領の誕生に喜んだつかの間、この先にあるのは我が国にとって明るい見通しではないことはほぼ確実だ。
posted by 飯沢ただし at 23:40| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月04日

一般質問が終わる

本日で一般質問の日程が修了。

今回登壇した6氏は知事に対して深堀する議員がおらず、静かに進行した3日間でした。

昨年当選された一期生の質問者は2回目の順番が回ってきて、やはり、初回よりは相当ブラッシュアップされていると感じました。

議長席にいるときは真横を見ると答弁者の仕草がよく観察でき、さらに自席にいるときよりも集中力が増しているせいか耳に入ってきます。

答弁者の行動と言動が一致した時に、それぞれの答弁者の意気込みみたいなものが伝わってくるのです。

いつものことですが、知事は自分に関心の薄いことに再質問で振られると、表情には出るし、答弁内容も原則論を述べて時間をしのいで終わりという現象は変わりません。質問者との議論が双方向に成立しておらず、聞いている方も実に不完全燃焼状態になります。

質問者も知事がそうした行動に出ることを想定して、追及していかねばなりません。その勇気を持つことは何ごとも経験から学び取ることなのですが、事前の準備はそうしたことにも意を尽くしてほしいと思います。一年に一度しかない一般質問の機会なのですから。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月29日

@県議会

本県のローカル代表紙の岩手日報社では県議会の本会議が開催されている日に「@県議会」というコラムの掲載があります。

今回、私を取り上げてもらったので記録に残す意味も含めてアップさせてもらいます。

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【11月27日 岩手日報 朝刊第2面】


(「@県議会」はテーマに応じて3名の議員のコメントが紹介されるスタイルになっていて、本会議の日数は6月定例会が5日間、9月定例会が6日間、12月定例会が5日間、2月定例会が8日間で都合24日間、よって24✖3でのべ72人ピックアップされるのですが、私の記憶では私自身が取り上げられたのはかなり久しぶりと思います。3年ぶり位?(日報社との関係は普通だとは私は思ってますが😖))

さて、内容ですが、先日の投稿の続きとなりますが、やはり初当選からのことを振り返ると胸にこみ上げてくるものがあります。
3月にもこのブログで書きましたが、平成11年で当選した新人議員は16人。当時定数は51人でしたから約3分の1が新人でした。

この間、残念ながら鬼籍に入られた方もおられます。花巻の照井昭二氏、雫石の川口民一氏、釜石の阿部敏雄氏、久慈の岩城明氏、水沢の及川幸子さん、江刺の佐藤力男氏、滝沢の柳村岩見氏、7名の方が逝去されました。時の流れを感じずにいられません。

私の7回の選挙は無競争なしの全て戦いでした。私個人を信じて名前を書いてくれた支持者の皆さまの報いに応えるためにどの期も議員の責任ととは何かを常に背負いながら活動してきたつもりです。しかし、年数をいくらかけてもゴールというものはありません。これからも精進を重ねて与えられた責務を果たす所存です。どうかこれからもよろしくお願い致します。

posted by 飯沢ただし at 23:39| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月26日

議員在職25年表彰を受ける

今年の3月には県議会から在職25年の表彰を受けましたが、本日の12月議会の開会日、本会議場にて全国議長会から在職25年表彰の栄に預り工藤議長から伝達を受けました。

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【該当の議員3人と達増知事 左から佐々木順一議員、達増知事、工藤大輔議長、私】


長い県議会の歴史の中でも在職25年の議員は10数人しかおらず、大変名誉なこととしみじみ感じ入りました。

また、以前もこのブログで記しましたが、国政政党に所属せず在職25年を果たしたのは、過去には岩城惣一郎議員1人のみです。

その意味において、これまでお支え頂きた支持者、有権者の方々に感謝の言葉しか伝えることばはしかありません。本当にありがとうございます。なんの掛値なしに「飯沢ただし」とご指名頂いたことに感銘を新たにしております。

これからも、地域課題解決のため、ILCの実現はじめ政策課題実現のため、二元代表制の発展のため、議会の権能を発揮するため、精進してまいります。

そして、本日はこの時期恒例の「宝くじ幸運の女神」の訪問を副議長室に受けました。
気前よく○○枚を購入😃

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【今年訪問された幸運の女神様は出井怜奈(いでい れいな)さん】


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特製スタンプを押してもらえば、運気が上がる⤴かも?

今日の表彰の栄に浴した佳き日の購入ですから大いに当たりが期待できそうです。
posted by 飯沢ただし at 21:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月24日

将来の見通しは明るいのか?

キオクシアHD、12月中旬上場へ 時価総額7500億円

【日本経済新聞電子版 2024年11月21日 11:31 】

半導体メモリー大手、キオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が12月中旬に上場することが21日分かった。22日に東京証券取引所から上場承認を得る見通しで、想定の時価総額は7500億円規模となる。当初の1兆5000億円以上の目標を下回るが、人工知能(AI)向けのデータセンター需要などで2025年からメモリー市況が上向くと判断した。

キオクシアは上場により最大991億円を調達する。同社の大株主である米投資ファンドのベインキャピタルと、東芝も保有株を売り出すとみられる。調達価格はAI向け最先端メモリーの増産にあてる。

キオクシアが東証に上場を申請したのは8月23日。10月末までに1.5兆〜2兆円規模の上場を目指したが、投資家の需要調査の結果、承認直前の9月下旬に延期した。11月8日には「承認前提出方式(S-1方式)」と呼ぶ方式を日本で初めて採用し、東証の上場承認前に金融庁に有価証券届出書を提出した。

上場承認後は証券会社と公開価格を決める作業に入る。想定の時価総額は当初の目標に及ばないが、上場後に増産投資で収益力を高め、市場の評価を上げたい考えだ。

キオクシアは20年に東証から上場を承認されたが、米中対立の激化を受けて延期した経緯がある。20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した時価総額は約1兆5000億円超だった。同社には特別目的会社を通じてベインキャピタルが56%出資する。東芝は41%、HOYAは3%出資している。


上場して資金調達の道筋は見えてきたが、はたしてNANDの技術だけでこれから生き延びていけるのか?
ノンウエハーの次世代の半導体への技術移転は進むのか?分社化した時に有能な技術者は会社を去ったと報道されていたが、その後の対応はどうなのか。

私は常に懐疑的にこの会社の行く末をこれからも監視していく。
posted by 飯沢ただし at 23:38| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月22日

2024ヒアリング@大船渡市、釜石市

さて、自治体ヒアリングの2024ファイナルは大船渡市と釜石市。

両市とも市長と市幹部の皆さんにご対応を頂きました。

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【大船渡市長 渕上市長と要望書の手交】


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ILCの実現、大船渡港の整備拡張、サケに変わる主要魚種への転換に対する県の支援、国道107等横軸アクセスの整備について詳細に説明を受けました。大船渡港はコンテナ専用バースが無いにもかかわらず県内重要港湾の内で輸入取り扱い量がナンバーワンであり、今後ILCの実現によってさらなる港湾の利活用の可能性が高まります。

お昼ごはんは、釜石市の飲食店に精通している同級生の推薦で工藤精肉店の食堂部で。

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釜石ラーメンとかつ丼のセットメニューを注文。小丼と書いていたかつ丼が並み丼🍚以上のボリュームで大苦戦しました。

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【釜石市長の小野共氏はかつて県議会での同僚で直前の副議長】


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釜石市も釜石港の整備拡張、特に東日本トヨタ社の完成車の積み込みを是非とも釜石港に戻したい(現在は仙台港を利用)との強い意志を小野市長が述べられました。後背地が狭小のため新たな岸壁整備を要望されています。二次医療圏の再編に伴う県立釜石病院の機能や沿岸部に予定されている(知事が39の追加マニフェストで示したもの)リハビリセンターのサテライト施設について強い関心を示されました。大船渡市と同様に地域の産業振興の柱である沿岸漁業の再生に苦慮されている様子でした。

両市とも東日本大震災からの復興では大きなインフラ整備は終えたものの、震災前から課題であった人口減少は加速度を増しており、次なる課題は産業振興と地域医療の確保が共通課題です。県はもっと踏み込んだ産業振興策が必要であると実感した今回のヒアリング活動でした。
posted by 飯沢ただし at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月10日

紀室裕哉氏 国土交通大臣受章祝賀会

私が日頃敬愛してやまない一関一校の2級先輩、大船渡市、豊島建設代表取締役の紀室裕哉氏が国土大臣表彰を受賞されました。
本日受賞祝賀会が開催され、私もご招待と祝辞を述べる機会まで頂きました。

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【受賞者の挨拶を述べる紀室裕哉氏】


紀室先輩は入学時の応援団副団長。当時の関高の副団長といえば全校生徒が知らぬ人がいない有名人で、応援団幹部の中でも紀室先輩の存在は飛びぬけており、生徒はその歩き姿を遠めに見るだけで畏怖の念を持ち、周囲を圧倒しておりました。トレードマークの黒縁の厚めの眼鏡が存在感を際立たせておりました。

祝辞では高校生当時の思い出から御父上の正視(まさみ)様のことにも触れました。

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【在りし日の紀室正視氏 懐かしい・・・ 】


というのも御父上は椎名素夫先生の連合後援会の会長を長くお努めになっており、椎名先生の国政報告会等の集会で何度もお目にかかりお話をさせて頂きました。特にも記憶に残っているのは椎名素夫先生が米国国務長官特別賞を受賞された時に一緒に米国大使館公邸に招かれたことは鮮明です。当時、建設業社で椎名派を名乗ることは中々勇気のあることで、御父上はぶれずにしっかりと椎名先生を支えておられました。その姿は裕哉先輩にも投影されています。ご縁がつながり親子二代にわたりご厚誼を頂き大変光栄至極であります。椎名先生が育てたPSG(国際経済政策調査会)からも祝電がありました。

裕哉先輩は事業を継承され、今や岩手県建設業協会の副会長や大船渡商工会議所の役員も歴任され地域の発展に大きく貢献されています。

会の〆にエール交換があり、46年ぶりに紀室副団長のエールのリードを見ることが出来ました。当時の技にキレと迫力は不変で、感激の嵐でした。祝賀会の司会は千葉詢子さん。昨年の知事選でも紀室先輩は惜しみない応援をじゅんこさんに注いでおりました。関高OBも多数集結して大盛会の祝賀会となりました。

あらためて今後の紀室先輩の益々のご健勝とご活躍をお祈り申しあげます。この度のご受賞誠におめでとうございました。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月06日

103万円の壁突き破れるか?

自公が過半数割れをした結果を見て、国民民主党の動きが速い。
早速、選挙を通じて訴えた年収103万を超えると所得税が課される現状の税制見直しについて動きが出ている。

これぞ、有権者との約束を実行に移すといった政策重視の政党のあり方と言える。

自民党の政調会長は小野寺五典氏なので、丁寧に前に進めるのではないかと思われる。

メリットとしてパート労働者の勤労意欲が増すことにより、経済の活性化、人手不足の解消が見込まれるが、デメリットとして巨額の税収減、高所得者の減税額が大きくなることが指摘をされている。

財務省の抵抗は相当のものと推察されるが、関心を持ってこの行方を見守りたい。

私としてはこの際、トリガー条項の撤廃、石油製品の二重課税についても議論の俎上に上げることを切望する。
posted by 飯沢ただし at 07:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月31日

戦い終わって

第50回衆議院選挙が終わりました。

岩手第三区において藤原たかし氏は議席を保持することが出来ませんでした。残念でなりません。

私も応援した立場上、ここに藤原たかし氏を応援してくれた皆様に心から感謝を申し上げます。

【逆風からはじまり後ろから突風に煽られる戦い】
私の経験上から言うと、候補者が第一声でお詫びからはじまる選挙はほとんど苦戦を強いられています。自民党が組織ぐるみの政治資金規正法違反を行った影響のみならず、参議院議員の不始末問題が重なり、ご本人がこの3年間、真面目に地域のために行ってきたものが吹っ飛んでしまいました。その事実を知っている人たちは理解していますが、一般の有権者まで浸透させるのは困難でした。中央メディアの力の恐ろしさを痛感した選挙でもありました。自民党本部の失態はさておき、前回の票数を上積むする取り組みが甘かったのは否定できません。ここはしっかり次回に対応する必要があります。

【相手方の逆襲】
前回小選挙区で敗北をした相手陣営は早くから体制を整え、達増知事まで応援に繰り出す徹底ぶりでした。そもそも支援組織が弱体化したとはいえ、基礎部分までは朽ちておらず、以前から優勢な地域の底固めに注力したとみえました。

【既存政党の凋落】
共産党は東北ブロックで虎の子の議席を失いました。驚くことに、れいわ新鮮組が共産党を上回る票を獲得して1議席を得ました。格差社会の是正をどちらの政党も訴えていますが、SNSの発信や、若い人たちの共感がこのような新勢力を台頭を指示したと推察されます。公明党も全国的に不調で組織は絶えず新陳代謝をくりかえして行かねば退潮するという現実を見せつけられました。

【国政の代弁者の不在】
国会は首班指名が終えておらず、内閣がどのように編成されるかは今のところ不透明ですが。比較数で自民党が与党となった場合、県南地区で与党の国会議員を失ったことは影響が大きいです。私も大きな国政マターから地域課題まで意見を素直に吸い上げてくれる存在がいなくなったことは無力感を禁じ得ません。県南の首長も同じ考えではないかと十分に推察されます。

今回の戦いは終わりましたが、次なる選挙も4年以内には必ずやってきます。反省から得た課題を次に生かすことが極めて重要です。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月23日

小沢一郎氏とのご縁について

早いもので私も政治の世界に入り四半世紀の時を数えました。

国会議員との出会いもこの世界入ったことにより一般の人たちよりも機会が多いと思います。その中でも世間でも有名な小沢一郎氏は私の政治の世界に入る際の大きな判断の材料になりました。

これから書くことは私と小沢一郎氏との接点により私が感じたことですので、意図的にデフォルメを施したものでは決してありません。

この先もう小沢一郎氏のことを記すことはまずないと思われるので、この機会に自分自身の備忘録も兼ねて記したいと思います。

時は平成6年の頃に遡ります。私の父、忠雄は無所属で昭和62年に東磐井選挙区から県議会議員に初当選しました。平成6年に小沢一郎氏が自民党を飛び出し、新しい政党をつくりました。父が連携をしていた東山町出身の菅原喜重郎氏も新しい政党に参画したため父も決断を迫られました。元々政党色を鮮明にせず無所属を標榜したことは大東町の政治勢力を分断させないことも目的としていたため父もかなり迷った様子でした。しかし、新生党から新進党となった当時の勢いは飛ぶ鳥を落とすほどの勢いで、小沢一郎氏の秘書からも参画せねば対立候補を出すと再三にわたって強く促されました。結局、父は平成7年の県議選は新進党公認で出馬。当選をしたものの知事選との連動で当時の小沢氏の秘書から連日矢のような指示命令と対応を迫られたのが影響で体調を乱し、闘病の末、平成9年1月に逝去するに至りました。平成7年から平成11年までの4年間は父のように北上の片方盛先生など逝去された県議が異常なほど多かった期でした。

父は新進党籍のまま現職県議で亡くなったのですが、小沢氏の葬儀出席は、上記の経緯や入院時にもご本人や秘書から一切見舞いの言葉も行動もなかったこともあり母と私は丁重に断りを入れさせてもらいました。増田知事からは是非に弔辞を上げさせてほしいとの言葉を受け入れて、立派な弔辞を頂戴しました。

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初盆の季節が近づき、町内の小沢支持者の方々が小沢一郎氏を連れてお焼香に来家されました。断る理由もないのでお迎えをしましたが、仏壇に焼香後ご本人からは母と私に対して一言も発することもなく、速やかにお帰りになりました。後に連れて来られたのが不本意だったのだと知りました。

(その後、私が県議になり、小沢一郎氏の支援県議の重鎮だった及川幸郎県議の葬儀の際も、当日秋田に政務があるということで葬儀前にささっと焼香をされて葬儀会場を後にした姿を見た時に、我が家で見た光景が蘇りました。小沢直系の県議にもこのような仕儀をしたのを見て小沢氏の人間性、評価が私の中で確定しました。)

私は父の代理で平成7年にある方の結婚式に出席した時に、ちょっと声をかけられたのを最後に今日の今日まで一度も会話をしたこともありません。ご縁がなかったということなのでしょう。

平成10年の夏。新進党から自由党になっていた頃、小沢氏の支持者の方々から自由党での県議出馬の要請を受けましたが、生意気にも出馬するなら無所属でと即答しました。3日後に同じ町内から公認候補者が出馬することが報道され、菅原喜重郎氏も自由党に参画していたので支持者がねじれた激戦になりましたが、勝ち抜くことができました。

無所属との判断は、父の入院中にあった衆議院選挙、町長選挙の中に入り、手段を選ばぬ集票手法に疑問を感じたこと。また平成10年7月に行われてた椎名素夫氏の参議院選挙の戦いぶりに感銘受け、これこそ真の選挙の在り様だと感じいったことにあります。また、当時の大東町が政治的に分断されていたことに対して私なりに旗幟を鮮明にすれば不幸な歴史がくりかえされるとも考えました。父が悩み経験したことが私の体の中に残っていたのだと思います。

椎名素夫氏とは私が入会した増田知事を支える県議会会派「政和会」との関係も良好で、県議会の開催の度毎に増田知事、椎名素夫氏、政和会のメンバーとの交流が図られました。

葬儀の話題に付言すると、椎名氏は支持者であった藤沢町議の岩渕維雄氏の葬儀では自ら弔辞を述べられ、法要の席まで出席され、故人に対しての感謝と地方自治に貢献された尊敬の意を示されました。私は小沢氏と椎名氏との対比に愕然とし、椎名氏への畏敬の念はますます深まりました。

その後、椎名氏からはILCに関して示唆を受け、それは私の最大の政策課題になっています。

私は選挙に関していえば候補者と有権者が信頼をつなぐことだ常々思っています。かって私が目の前で見た恐怖や指示一辺倒で人を動かす方法は私の主義と決して相容れるものではありません。現在がどうかは知る由もありませんが。



政治とカネをめぐる問題が今選挙の争点となっています。自民党が組織ぐるみで政治資金を還流し、帳簿に記載しなかったことは責めを負うべきものだと私も思います。しかし、政治資金規正法違反という点においては小沢氏は過去に群を抜いた額で秘書が起訴された事実があります。過去の事実は過ぎ去ったものとして敵方を攻める手法を堂々と行っている姿はとても奇異に見えて仕方ありません。このようなやり方がまかり通れば政治は決して成熟していかないと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月18日

政治資金規正法違反について

今回の衆議院選挙は政治とカネの問題が有権者の判断の材料とされるとされています。野党はここぞとばかり総攻撃をかけていますが、過去に裁判案件があったことを多くの人は忘れているようです。

以下の記事は2017年4月27日発行の新聞赤旗に掲載されていたものです。


政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で強制起訴された小沢一郎・民主党元代表に対し、東京地裁は無罪の判決を言い渡しました。

 同じ虚偽記載では、会計責任者などを務めた小沢氏の秘書3人に対し、昨年すでに有罪の判決が言い渡されています。秘書は逮捕・起訴され有罪になり、議員本人は検察審査会で強制起訴されても無罪というのは国民に通用するのか。判決は「無罪」でも、小沢氏が国会議員として疑惑に答え、政治的道義的責任を明確にする責任は、いよいよ重大です。

資金の出所隠すため
 事件は小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐるものです。「陸山会」が2004年、東京・世田谷区に約4億円の土地を購入した際、実際には小沢氏が用立てた資金で購入したのに同年の政治資金収支報告書には記載せず、年間450万円もの利子を支払って銀行から4億円の融資を受けるなど、不透明な資金の出し入れがあったというものです。

 政治資金規正法は、政治団体などの政治活動が「国民の不断の監視と批判の下に」置かれるために、政治資金の公開を求めているものです。政治家が政治資金をめぐって疑念をもたれること自体重大であり、国会の政治倫理綱領は自ら説明責任を果たすことを求めています。小沢氏は事件発覚後、ただの一回も国会で説明していません。小沢氏が国会での証人喚問に応じ、疑惑に答えるのは当然です。

 秘書3人への有罪判決に続き、小沢氏への判決も政治資金収支報告書の虚偽記載があったことを認め、その動機は小沢氏から資金が出ていたことを隠すためだと指摘しました。小沢氏は秘書から政治資金収支報告について報告を受け了承していたが、虚偽記載についてまで「共謀」はなかったというのが無罪判決の論理です。

 小沢氏はこれまで、政治資金規正法の虚偽記載は「形式的」なものだといいのがれ、収支報告書の作成は「秘書任せ」だったと自らの関与を否定してきました。判決は、こうした主張がなりたたないことを示すものです。もともと政治資金規正法の政治家本人への責任追及は不十分だとの批判があります。形ばかりの「無罪」判決で小沢氏の責任が免れるなどと考えればそれこそ大間違いです。

 いったいなぜ土地購入が小沢氏からの資金によるものだということを隠そうとしたのか。ここにこそ“核心中の核心”があります。今回の判決はふれていませんが、昨年の秘書への判決はゼネコンからの闇献金が含まれていることを「追及・詮索」されたくなかったからだと指弾しました。公共事業の発注をめぐるゼネコン献金は税金の還流です。核心部分について小沢氏は説明すべきです。

市民による起訴の重み
 小沢氏の起訴は、検察が不起訴にしたものの市民が参加した検察審査会によって「起訴相当」と議決されたものです。市民が参加した強制起訴の重みを受け止める必要があります。判決が検察に対し、事実に反する捜査報告があったと批判する一方、起訴の議決自体は有効としたのも重要です。

 小沢氏は民主党の実力者です。小沢氏に説明責任を果たさせ、政治的道義的責任を明確にさせるうえで、野田佳彦首相と民主党の責任もあいまいにすまされません。


西松建設事件での報告書の虚偽記入は03〜06年まで4年分、陸山会の報告書では計2100万円とされています。

この記事の内容はきわめてまっとうなものです。

しかしながら時が流れ、いまや本県では野党共闘でガッチリ手を組み、当時のまともな意見は封殺。

いやはや政治とは恐ろしいです。


posted by 飯沢ただし at 08:22| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月15日

藤原崇 出陣式に出席

本日、第50回衆議院議員選挙が公示されました。

私は現在の岩手3区に再編されてから、積極的に藤原崇さんを応援しています。

今回の選挙は前回の快勝時とはうって変わって自民党への逆風の風の中の戦いです。所属する自民党の不祥事に関してはご本人もその一端にいたことを認めています。

その事実に関して、直接ご本人から本日の選対会議で経緯について説明がありました。

その内容を把握した上で、私は藤原崇さんも応援する気持ちにいささかの揺るぎはありません。

私は自民党の党員でもなく、一貫して国政政党の傘には入らず無所属で活動しておりますが、衆議院選挙は政権選択の選挙でもあり、政治に身を投ずる身としては関りをなくすることはできないという考え方です。

藤原氏は地域活動に対して常に真摯に取り組まれ、選挙区内の首長からも厚い信頼を得ています。

例をあげれば長年の懸案であった国道4号線の拡幅の進展や特筆すべきは大きな自然災害のあった国道107号の災害復旧。復旧だけにとどまらず見事に改良された形になり、岩手県の財源持ち出しも最小になるという導きをされました。

私の政治課題である国道343号、新笹の田トンネルの実現についても積極的に整備局に関わってもらい、逐次ご本人から進捗状況を報告されています。こうした土木案件だけでなくILCの実現についても宮城の小野寺五典氏とタッグを組んで動いて頂いております。

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「継続こそ力なり。有権者との信頼を築かれてこられたこの年月を水泡に帰すことは決してなりません。岩手の良識が試される戦い。
地域のためにも岩手のためにも日本のためにも41歳の若さを投じて活躍が期待でき、将来に責任ある世代の只中にいる代表者を力強く押し出していきましょう。」

と出陣式の前で激励の挨拶を述べました。決算議会と選挙日程がまる被りで早朝や夜間しか私が動ける機会は限られますが、後援者への理解を求めるために別の手段で動きたいと思います。

それから相手候補のことについても、今まで何度かこのブログで書いてきましたが、おそらく最後になると思いますので後日記していきたいと思います。大事なことなので。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月13日

日本被団協がノーベル平和賞を受賞

核兵器の脅威訴え続けた70年 被爆実相に光当てる平和賞

【日本経済新聞電子版 2024年10月11日 20:04 (2024年10月11日 22:47更新)】

惨禍の「忘却」を防ぐため、70年近くに及び原爆被害の甚大さを訴えてきた被爆者らの取り組みに栄誉が贈られた。ノーベル賞委員会が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)への平和賞授与を決めた背景には、核軍縮への流れが停滞する現状への危機感がある。被爆の実相に光を当て、核リスクに改めて警鐘を鳴らした。

「日本被団協と被爆者の代表らによる並外れた努力は、核のタブーの確立に大きく貢献してきた」。ノーベル賞委員会は授賞理由で、核兵器使用は道徳的に許されないとする国際的な規範を「タブー」という言葉で表現した。あらわにしたのは現状への警戒感だ。

核兵器保有国が兵器の近代化と改良を進め、新たに手に入れようとする国々もあると強調。「人類の歴史で今こそ、核兵器とは何かを思い起こす価値がある」と訴えた。フリードネス委員長は「被爆者の証言を聞くべきだ」とも語った。

米シンクタンク・軍備管理協会のダリル・キンボール会長は「ノーベル賞委員会は核保有国が核兵器廃絶に向けた具体的な行動を起こすよう、この問題の認知度を高めるという素晴らしい選択をした」と評価する。

委員会が核兵器使用を繰り返し「タブー」と明言した点について「核兵器を保有し、使用の可能性を持ち続けている全ての核保有国に対するメッセージだ」と指摘。「核兵器の数や役割を増やさないように知性と大胆なリーダーシップが必要だ」と語る。

広島大平和センターの川野徳幸センター長も「緊迫した国際情勢に歯止めをかけたいという強い思いの表れだろう」と分析する。「背景にはロシアによるウクライナ侵略やパレスチナ自治区ガザでの戦闘で高まった核の脅威への緊張感がある」とみる。

ノーベル賞委員会は近年、核廃絶や核軍縮の動きを重視している。核兵器禁止条約の採択に向け各国に働きかけた非政府組織(NGO)の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が2017年に平和賞を受賞した際には、被爆者の国際的な認知度も高まった。

川野氏は「ICANに続いて日本被団協へも平和賞を授与することで、目指すべき平和な国際社会の姿を再度打ち出したと言える」と委員会の狙いを推測する。

委員会も「いつか歴史の目撃者としての被爆者は私たちの目の前からいなくなる」と言及した。広島や長崎では若い世代が惨禍を語り継ぐ動きがあるが、被爆者が減少するなかで記憶の風化を懸念する声は強い。

長崎大核兵器廃絶研究センターの吉田文彦教授(核軍縮政策)は「被爆者の高齢化が進む中で改めて被爆者の言葉に耳を傾け、核の不使用の規範を守ろうという期待が込められた授賞」と語る。「『長崎を最後の被爆地に』と、日本からの発信を強化していくべきだ」と話した。


このノーベル平和賞は現社会に起こっている危機的状況に対する警鐘を鳴らす意味合いを強く持つ。その意味で記事にも書いているように現在核使用に垣根が低くなっている状況を世界に知らしめるタイミングを狙ったものだろう。

だとしても被団協の今日までの弛まぬ活動に評価されたことは、国内外に大きな意味を持つものだ。

「いつかは被爆者がいなくなる」今後の活動の継続は新たな展開をつくっていかねばならないことを考えると容易ではない。

受賞者の方が話されておられたが、あと10年早く受章されていたらまた展開は変わっていたかもしれない。が、たらればを言っても仕方がない。以前紹介した映画スタンリー・キューブリックの「博士の異常なる愛情」のようなことにならないように今生きている私たちは未来に責任を持つ行動をしていかねばならない。
posted by 飯沢ただし at 23:29| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月08日

12年間国会で発言なし

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先日の河北新報朝刊。興味深い記事を発見しました。

この3年間の任期中に東北選出の衆議院議員が国会でどのような発言をしたのかAIで解析し、発言内容の頻度数に応じて文字の大きさや濃さに反映されたものを記事中にまとめたものです。これで議員がどの政策に興味関心があるのかが一目瞭然となります。

大きく目を引くのは下段の方の「発言なし」

それも同紙の解説によれば2012年以来12年間国会で発言をしていないとのこと。

国会は国の最高の立法機関です。代議士の仕事という点から見れば、「発言なし」はどう評価したらいいのでしょうか。思わずこの記事を見た瞬間に唸ってしまいました。

椎名素夫元参議院議員に関しては参議院の外交委員での発言を何度も私は観たことがありましたが・・・
posted by 飯沢ただし at 00:51| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月01日

石破内閣が始動

本日衆参両院で首班指名があり石破茂総理が誕生しました。

すぐさま9日には衆議院を解散とのことで野党から猛反発をくらってますが、この度の人事で私のみならずILC関係者の心に希望の灯がともったのは小野寺五典代議士の自民党政調会長就任ではないでしょうか。

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ILC推進国会議連の活動が停止中の現状の中で、どうにか打開できる可能性が出てきました。

今風に言うと「期待しかない」。早速お祝いメッセージをご本人に送りたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:10| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月27日

岩手県警察学校 卒業式

本日は9月定例議会の議会中ですが、議案調査日で休会ということで議長代理で標題の式典に参列し、祝辞を述べました。

正確には「岩手県警察学校 初任課第99期短期過程 卒業式」です。

岩手県警察学校には短期過程/警察官A【大学卒】と長期過程/【大学卒以外】、警察事務があります。

短期過程では、1⃣初任科   6か月 2⃣職場実習 4か月 
       3⃣初任補習科 2か月 4⃣実戦実習 3か月
計15か月の教養機間とされています。

本日は1⃣が修了され、正式に2⃣の段階の配属先まで決定しました。

第99期では34名の卒業生が入学式から一人の脱落もなく卒業を果たされました。

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【議長の祝辞を代読する】


(祝辞を述べる前に卒業生からの敬礼を受けるタイミングを失してしまいました。)

半年間の短い期間でみっちりと基礎的な学習や実技を学ばれ、晴れて卒業を迎えられた卒業生の表情と態度は凜としており、警察官の職務を託すに相応しい雰囲気になっており、感激しました。34名中12名が女性というのも時代を反映してすばらしいと感じた次第です。

副議長を拝命して1年が経過し、こうした感激する機会を得てありがたいことだとしみじみ感動しております。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月19日

どうなる兵庫県?

兵庫県知事の不信任決議可決 5例目、議会解散か失職選択
【日本経済新聞電子版 2024年9月19日 15:44 (2024年9月19日 18:11更新)】

兵庫県議会は19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議を全会一致で可決した。斎藤氏がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」と断じた。

知事の不信任決議可決は5例目。斎藤氏は10日以内に辞職・失職するか議会を解散するかの選択を迫られる。

斎藤氏は議会閉会後、対応について記者団に「不信任を重く受け止め、しっかり考えたい」と述べた。「新しい時代に向けて取り組んできた。それを続けていくことが私の思い」と続投の意欲を重ねて示した。

不信任決議案は、前回知事選で斎藤氏を推薦した自民党、維新の会を含む全会派と無所属議員が連名で提出した。「来年度予算は新たに県民の信任を得た知事のもとで編成されるべきだ」との文言を盛り込んだ。

可決により、知事は10日以内に議会を解散しなければ失職する。辞職か失職を選ぶと50日以内に知事選となり、解散した場合は40日以内に県議選が実施される。改選後の議会で再び不信任案が可決されると、知事は失職する。

総務省によると、過去に都道府県議会で不信任決議が可決されたのは@岐阜県(1976年)A長野県(2002年)B徳島県(03年)C宮崎県(06年)――の4例のみ。岐阜、宮崎県の例は可決後に知事が辞職を選択。長野、徳島県の例は失職後に出直し選挙に出馬しており、議会解散を選んだ知事はいない。


不信任決議を議会が全会一致で可決というのは極めて異例なこと。

県議会議員全員が「あなたは知事として不適格」とされても知事が今の時点で辞職をしないというのも異例中の異例。(だから毎日全国ニュースに流れているのだが)

長野県の田中知事のように完全無党派で戦って知事職を得た(田中氏は失職した後の出直し選挙でも当選)のではなく維新の会の支援を中心に当選された斎藤知事は出直し選挙を打ってもなかなか厳しかろう。

現在、完全孤立している状態だからがゆえに、史上初の議会解散になるかもという憶測も立つのだろう。そういうことも予想した上での全会一致であるから議員はある程度覚悟はしているのかもしれない。

それにしても一番の被害を被っているのは県民。斉藤知事がどのような選択をするのか目を離せない。


【欄外】

本日のテレビ中継を見て、本会議が普通の会議室で行われていたので、どうしたのかと思ってネットで検索したら、本会議場が耐震検査によって安全ではないという結果が出て当面使用中止の模様。これはこれで大きな県政の課題でしょう。
posted by 飯沢ただし at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月16日

戦後80年を迎えるに当たり

本日は敬老の日。平泉町の敬老会にご招待を頂き今年も参加し、祝辞も述べさせて頂きました。選局区管内の敬老会は今年度は縮小モードで従来の集合形式で行う敬老会は少なくなりました。

これまで大東町内の大原地区、渋民地区、猿沢地区、千厩町の磐清水地区の敬老会に参加しており、出席予定は残すは地元の摺沢地区の敬老会のみとなります。

特に今年は祝辞の中で、来年は戦後80年の節目を迎えることについてお話をしています。

私は常々学校教育の中で明治維新後の近代歴史について偏りのある、もしくは不足していたと実感していて、正確な史実を知りたいと思っており、この種の書物はこれまでも積極的に接してきました。なかんづく、日本が第二次世界大戦に参画した理由については興味の深いところです。

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この度、ずっと教科書検定が不合格とされてきた令和書籍出版の中学校社会科用「国史」教科書が六年の歳月を経て合格となったと聞き及び、早速取り寄せて、毎晩就寝前の読書タイムに利用させて頂いております。

現代史に多くの分量を占めているこの教科書は実に読み応えがあります。

戦後80年を迎えるにあたり今この世に生きている私たちは正確な歴史認識を持ち、それを後世につないでいく必要があると考えており、この教科書だけでなく、別の視点、考え方で編集している教科書にも接して私の考え方をこの際しっかり固めていきたいと考えています。

posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月15日

何をいまさら・・・

昨日の読売新聞岩手版の達増知事への単独インタビュー記事

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5期目「長すぎる」
の中見出しが目👀を引く。

以下記事引用

知事は県政史上5選を果たし、在任期間は約17年となった。5期目の現状認識と同様に「6期目以降(の在任)も長すぎるのではないか」と今後への考えを述べた一方、「次はこの人がいいというのがない中で、絶対やらないと言っていると、それは一種の無責任だ」とも語った。

「長い」という真意がこの記事の中だけでは計りかねるが、政治家がいかなる場面で物理的でも観念的でも自身の任期について「長い」と言った瞬間に、やる気が失せてると言ったに等しいと思うのは私だけか。

昨年の選挙からたったの1年のこの発言は何のために5期目に挑戦したのかも問われる発言ではないかとさえ思う。

本音なのか何か次のステップの布石なのかは不明だが、今はっきり言えるのはこんな心持ちで県政のトップにいる方がこの方だということだ。

posted by 飯沢ただし at 23:20| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月11日

続 佐藤公一〜伝記と追想〜から 下

昨日からの続き

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国保直診と県営医療施設は系統的連携を保て

地方自治体として、住民の健康管理は、極めて重要な事業であり、単位国保の直営施設は、その重要使命達成機関として、開設せられたのであるが、単位直診岳で、よく其の目的が、達せられない。必ずや其の指導的な立場において、協力推進する病院施設を必要とするが、単位町村だけではできない。数ヶ町村の協同に依ればできないこともないが、各ブロック毎に設置する場合、経営上成り立つ所と、成り立たない所とあって、全県的な普及は望めない。そこで、成り立つ所、成り立たない所をプールして、全県普及を目指したのが、県立病院の現れなのだから、単位町村直診と其の設置の意義に置いて、軌を同じうすのものであり、従而(したがって)、以上述ぶる如き体系において、県民の健康保全を観守ることは当然の行き方であろう。


国保病院(自治体病院)と県立病院の連携を説いている。

佐藤公一氏が農協組合運動に挺身した54年。その大きな足跡は何と言っても組合病院を発足させたことにあると寄稿された当時の千田正知事は明言している。

時代は当時とは大きく変われども、県医療が果たす役割、自治体との連携の意義はまったく変わらない。創始者の思いを心に刻んで9月議会におおいに議論の対象となるであろう県立病院の将来についてしっかり臨もうと思う。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月10日

続 佐藤公一〜伝記と追想〜から 上

現在、岩手医療局では岩手県立病院等の経営計画(2025-2030)を策定中で県民に対してもパブリックコメントを付している段階である。

お盆の時期に曽慶の岩渕甲次郎さんからお借りした佐藤公一氏の回顧録もそろそろ返さねばならないと思っているところで、もう一度読み返しているところである。

世の変化はあれど県民の命と健康を守るという問題の神髄に頼れば答えは変わらないということにたどり着くのが、佐藤公一氏が寄稿した昭和27年2月発行「岩手の保健」21号の文章である。

以下主な部分を引用する。

筋の通らない県立病院の悩み

県立病院とは県の直営にかかる開業医なのか、或いは県民病院として、県民医療の機会均等を得せしめ様とするのか、窮極するところ、医療のための医療を為さしめて、利潤を上げようと言うのか、それとも、県民の健康保全に役立たせ様という狙いなのか、である。

医療の機会均等を得せしめるためには、経営上採算不利なの地区でも施設してやらねばならないし、採算第一主義を採れば、都市以外の施設は廃止せねばなるまい。ところが、採算有利な都市地帯ならば、県立施設が無くても、日常の医療には事かかない。寧ろ、必要度から言えば、採算不利な地区程存在の意義が深いのである。従而(したがって)、医療の普及も達し、採算を割らない様にとの考え方は、成立しないのであり、其の絶対成立しない立場を歩んでいるところに、県立病院の悩が存在するのではないか。


今、県の一般財源から200億円を繰り出している事実がここにその意味を証明している。

県立病院は県民の健康保全のため存在す

保健所は、概ね其の趣旨に設置すべきであり、其の趣旨に保健所が活動して行く、其の過程において当面する患者をば、とりあえず付属病院に収容して治療してやる、という仕組みである。県営開業医ではないのだから、座して患者の来るのを待っている、呼ばなければ往診しない、と言ったものではなく、県民の健康管理の一環として進められる保健活動の一過程として、現実の患者を発見し次第、付属病院に入院さして治療したやるのであるから、医療のための医療でなく、当然の責務として、県民の健康を保障する手段として行われる診療行為なのである。

県立病院が存在する意義を分かり易く説き、さらに保健と医療の連携をここに語っている。

続く
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月06日

全国で頑張っている飯澤さん

今日は明治35年(1902年)に生まれた祖父の誕生日。祖父は私が大学4年生の冬にこの世を去りました。もう40年も経ちます。
飯澤家の本家は大東町鳥海丑石ですが、祖父が兄の商売を継ぐ形で昭和の初めに摺沢に根を下ろしました。祖父の兄の経済的援助があり大学まで学業を修めることができてその経歴を買われて摺沢町議、大東町議、大東町合併時の初代議長も務めました。亡き父も祖父の苦労を身に沁みて体得していたため祖父の影響(特に政治的行動)は大きく受けていたと推察します。

今日こうして祖父の幼少からの苦労を偲んで明日からの活動の糧としたいと思います。

飯澤という苗字は岩手では極めて少なく、一関市に数軒あるのみですが、秋田県や特に山形県では多く存在するようです。

何気なく飯澤でネット検索してみましたら山形県で若い方が運送業を起業されているのを見つけました。



「飯澤運送」さん

社長も若い方で2021年に創業したようです。

若い飯澤さんに触発されて頑張る気持ちが湧いてきました。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月01日

神子叔母さん さようなら

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母の実家、千厩の神子(しんこ)叔母が亡くなった。享年81歳。

数年前から肺に血種ができる病気に侵され、5年前の私の選挙の時は酸素ボンベを携えながら生活できていたが、最近は施設に入所していた。

振り返ると決して短くはない闘病生活だった。コロナ禍の時は家族との面会が厳しく制限されさぞ寂しくされていたことと思う。

昭和39年秋に叔父の維久郎と結婚し千厩に嫁ぐこととなった。私は当時まだ3歳にならんとする頃だったが、この結婚式の仙台ホテルの雰囲気はよく憶えている。初めて経験するホテルという非日常的な都会的な雰囲気と光景が目に焼き付いていたのだと思う。

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【新装開店の小野久商店前で神子叔母に抱っこされる私(当時3歳)】


千厩に行くと神子叔母はいつも笑顔で優しく迎えてくれた。歳を重ねても可憐でいつも綺麗にしていた。たまに語尾が上がる生まれ故郷の磐城のイントネーションが心地良かった。末っ子さんでちょっとおっちょこちょいなところもあったがそれが可愛い魅力だった。

千厩に嫁ぐとかなり癖のある明治生まれの千厩爺やそれにもまして癖があり過ぎる千厩爺のお友達が家に間断なく尋ねてきて、さぞ驚き戸惑いの連続だったことだろうと推察する。千厩婆はもっと大変だったが。

・自動車運転免許を取って間もなく叔父と3人で一関方面に練習のドライブに行き、ノッキングの連続ですぐ叔父に交代したこと。
・父忠雄の最初の町議選挙のウグイス嬢を初めてやることになって我が家の二階の両親の部屋でテープレコーダーで何度も練習したこと。

以上二つ、若き日の神子さんとのことを思い出した。

家庭では4人の子どもに恵まれて孫にもたくさん囲まれて、また趣味では太鼓や踊りも熱心に取り組んで楽しく充実した日々を過ごされていたと思う。

もう会えなくなると思うと寂しい気持ちになります。

明日は葬儀と火葬。心から感謝をこめて送ります。
posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月31日

八月の終わりに

八月も本日で終わりです。前半に体調を崩したせいか長く感じた一か月でした。

そして最後に広瀬めぐみ前参議院議員が在宅起訴のニュースがこの月の〆となってしまいました。

私自身も選挙戦で広瀬氏を応援し有権者の皆さんに働きかけた当事者ですので、私の思いに共感して動いてくれた方に対して本来であれば直にお話をする機会をつくるのが筋ですが、そうした暇(いとま)を物理的に対応するのは困難ですので失礼とは存じながら手紙に思いを託しました。


推薦企業・団体 各位
飯沢ただし後援会 役員・世話人 各位

岩手県議会議員  飯澤 匡

拝啓 残暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より私の活動に対して多大なるご理解とご支援を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、去る8月15日に元参議院議員の広瀬めぐみ氏が辞職する事案が発生しました。
辞職に至る経緯は報道によれば公設秘書給与詐欺等の疑いがかかり東京地検が動いたことにより、本人もその事実を後日認めたこととされています。かかる事態になったことは看過できない重大な問題と認識致します。

もとより私、飯沢ただしは県議初当選以来、国政政党の党籍を有しない無所属の立場として一貫して活動してまいりましたが、2年前の参議院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、そして私たちの最大の政治目標である知事選挙に向けての大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に自民党公認の広瀬氏を支援しました。
結果、広瀬氏は当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系議員の誕生を喜び、広瀬氏のキャリアを活かした活躍に期待がかかりました。
しかしながら、たったこの2年の間に社会の信頼を裏切る行為により辞職までに至ったことは慙愧に堪えません。広瀬氏が議員としての基本的な管理能力が欠如していたことを後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことについて皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り政治に対する期待感も失う結果となってしましました。重ねてお詫び申し上げます。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。

今後はこの事案の反省を肝に銘じ、副議長としての職責を十分に果たしつつ私の政策課題であるILCの実現等地域発展のために研鑽と努力をあらためて傾注する覚悟です。今後とも叱咤激励をよろしくお願い致します。
末筆となりましたが、皆様におかれましては、御身ご自愛の上、ご健康に留意されますようご祈念申し上げます


本日の報道によれば、着服流用分の金額についてご本人は利子をつけて国庫に返納するとの意の文書を発信したようですが、問題の本質は金銭の移動がメインではなく、政治不信を引き起こしたことが大きな問題元公職の身ですから自分自身で説明責任を果たすべきです。
posted by 飯沢ただし at 17:06| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月30日

県庁の闇

兵庫県知事、叱責「当時の認識は合理的」 百条委で証言

【日本経済新聞電子版 2024年8月30日 5:00 (2024年8月30日 15:19更新) 】

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏を公開で証人尋問した。厳しい叱責を受けたとされる県職員ら4人も出頭した。

これに先立ち、非公開で職員2人の証人尋問を実施。東播磨県民局長と兵庫県まちづくり技術センター理事長(前県土木部長)は報道陣と傍聴人の前で証言した。

東播磨県民局長は、視察先の入り口まで20メートル歩かされたとして斎藤氏から「『なぜこんなところに車止めを置いているのか』とかなり強い調子で怒鳴られた」と証言。業務に必要な範囲内だったと思うかと問われ「必要な範囲とは思わない。知事から謝罪やねぎらいの言葉はなく、理不尽な叱責を受けたと感じた」と答えた。

知事の側近だった片山安孝前副知事(7月に辞職)からこの件で聞き取りを受け、「あまりしゃべり過ぎるな」と言われたとも話した。

この件について、斎藤氏は「それなりに強く指摘をした。歩かされて怒ったのではなく、動線を確保していないことを注意した。当時の認識は合理的だった」と語った。

兵庫県まちづくり技術センター理事長は、尼崎市に2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運搬拠点を新設するとの報道が出た際の様子を証言。斎藤氏が「こんな話聞いていない」と机をたたいたとされる疑惑について「事実」とした上で、「机をたたかれた経験がないのでびっくりした」と述べた。

23日の職員の証人尋問では、「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」「知事レクなどの場で案件を『聞いていない』と叱責を受けたり、舌打ちされたりした」「深夜や休日にチャットで仕事の指示がくる」などの証言も出ている。

斎藤氏は深夜や休日の職員への連絡について「やや適切ではなかった面もあるかもしれない。(連絡した職員が)勝手知ったる仲ということで、少し甘えがあったかもしれない。反省している」と話した。

レクでの職員への接し方については「言い方が厳しく、不快な思いさせたことは反省しているし、謝りたい」と述べた。

百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、伝聞を含め4割弱にあたる1750人が知事のパワハラについて見聞きしたとし、59人は直接目撃したと回答した。

斎藤氏はこれまで「県政をよりよくしたいという思いから厳しい叱責をすることはあるが、業務上必要な範囲内だった」と繰り返し述べている。百条委は職員の証言やアンケート結果をもとに、斎藤氏に事実関係などを問いただす。


他県で起きていることだが本県でもこの百条委員会の行方を興味深く見守っている方は少なからずいるのではないか。

本県の場合は知事ではないが、似たようなハラスメント事案を匿名で複数回報告を私も受け、県議会でも取り上げている。

書類を投げつけ「やりなおし〜」、「ブラックと言われてもいい」など数々の名言を残して現在は要職を去られている。あくまでも私の印象だが兵庫県どころではないハラスメントがあったと想像できる。しかしながら書類等の投げつけや「聞いてない」はあまりに行動が酷似しすぎて恐ろしさを感じる。

もし匿名でなく兵庫県のように氏名公表で表沙汰になっていたら本県でも百条委員会までは辿りつけたのではないかと思うが、一方で恩恵を頂いた職員もごく一部ではあるが存在したことは間違いないので、その点のリスク回避は巧妙である。

おそらくは仮に百条委員会を開催できたとしてもご本人は兵庫県知事と同様に正当性を主張するだけだろう。しかし百条委員会を開いただけでも後々に起こっている事柄(高すぎる疑惑の報酬問題等)を防げたのではと残念至極である。
posted by 飯沢ただし at 21:33| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月29日

秋田市にて二日間公務

28日は北海道・東北議長会の会議
本日29日は北海道・東北道県議会議員の研究会があり、一泊二日で対応しました。

議長会の会議は本県の工藤議長が南米の岩手県人会の式典に参加のため副議長の私が代表で応対しました。

議長会全体での政府要望への対応の確認と今回は有権者の主権者教育と投票率向上について各道県議会の取り組みが発表され質疑意見交換が交わされました。岩手県議会の取り組みに対してはYouTubeを活用した本会議の質問を発信している件について質問を受けました。各道県議会の発表を伺うと岩手県議会の広聴広報委員会の積極的な取り組み(県議会の出前講座等)は評価されていい活動です。

議員研究会では秋田県の洋上風力発電事業について講演を受けたのちに3つの分科会で各道県の取り組みについて報告と意見交換が行われました。私がこの研究会に出席したのはコロナ前の8年ほど前でその時は観光振興の分科会に参加したと思います。

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【真剣に発表に耳を傾ける本県の城内愛彦議員】


今回参加した分科会では教育がテーマでしたが、窓口が広くて教育行政方針全体を発表された県や不登校問題など問題を絞ったテーマに特化した県など内容がまちまちで議論の共通の深まりという点では課題があったと思います。これは幹事県がしっかりと対応すべきと考えます。いつもは本県の発表内容に対して辛口な私ですが、今回は特色ある県立高校の取り組みに絞った内容で、良かったと思います。

教育と言えば先進県は秋田県で個人的には注目して拝聴しました。

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レジメにあるようにかなり思い切った少人数によるチームティーチングなど、児童生徒に熟慮を促すやり方には一日の長があります。

さらに今後の課題として教員の質を上げることと平然と語ったところに常に客観的な評価がされていると感じ入った次第です。本県では絶対にそのような発表内容にはしません。

他県の議員と交流し、特に宮城県議団とはILCの実現に対して今後の活動について具体的に話合えたことは収穫の二日間でした。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月28日

安治川部屋合宿歓迎会

本日、大相撲安治川部屋が東山町松川で明日から合宿を始めることが決まり大歓迎会が東山町内の催事場で開催されました。

そもそも東山町では東関部屋とのご縁で30年以上も前から松川地区で合宿をしていた経緯があり、東関部屋が解散後も後援会は解散をせずに次なるご縁を求めて合宿する部屋をここ数年探していたところ、2年前に新しく部屋を創設したばかりの安治川部屋とのご縁がつながったのでした。

安治川部屋の親方は元関脇 安美錦関。

現役時代は大きな怪我がありましたが、怪我とお付き合いしながら相撲の技術を高めていった玄人受けする関取でした。

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50年後も東山町で合宿できるように部屋の力を高めていきたいと力強いご挨拶でした。

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部屋の出世頭は9月場所東幕下4枚目に番付されたウクライナ出身の安青錦(あおにしき)さん。これまでの成績も優秀で近いうちに関取になれる力士さんです。

また、宮城県の栗原市金成町出身の安大翔さん(19歳)も所属しており、本日は安大翔を応援する会から36名もの応援団が大挙歓迎会にも参加され、大いに会も盛り上がりました。

親方、女将さん、部屋力士全員が精一杯のご対応を参加者にしていたのがとても好感を持ちました。

東山町の方々はこれまでも温かい歓迎を松川誠元町長をはじめ部屋にしてきたので、安治川部屋の関係者もきっと気に入ってくれると思います。

また大相撲観戦の楽しみが増えました。安治川部屋のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
posted by 飯沢ただし at 00:52| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月27日

両磐地区地域医療懇談会

令和6年度の標題の会議が昨晩開かれ、私も管内選出県議ということでオブザーバー参加しました。

昨日の協議事項のメインイベントは

🚩岩手県立病院等の経営計画(2025−2030)(素案)について

でした。

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実は私は先に閉会中に開かれた県政調査会にて医療局から説明を受けた折に、新たに「準広域型」としてカテゴライズされた千厩病院の方向性について質問をしたところであり、問題は現状の地域病院としての扱いとどのように違うのかです。

かなり以前に千厩病院は一時「地域総合病院」としての位置づけされたことがありましたが、実質の中身が伴わず常勤医の数も診療科も漸減している結果になっています。その後は「地域病院」として他の地域病院と同列になった経緯があります。

昨日の会議でも「準広域型」方向性に対して確認の質問や意見が出され、今後医療局は目に見える形で期待に応えていく必要があります。

県立病院の医師の総数については奨学金医師制度の定着などにより増加しているとの報告がありましたが、地域偏在と診療科偏在は一向に解決しておらず、地域病院が必要としている医師が足りていない事実はもっと真剣に受け止めて抜本的な対策を打つ必要があります。


全般的に両磐医療圏の会議は(他の圏域は知りませんが)いつも委員が建設的な意見を述べられて、とても実のある会議であるという印象です。地域医療を守る懇談会は病床削減問の折に議会からの提案で設置された会であり、これからも地域の未来の医療が保持できるような存在を期待しています。

posted by 飯沢ただし at 16:43| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月26日

人生の幕引き

工藤大輔議長が南米へ出張している関係で議長代理としての役目がありました。葬儀の参列と弔問の2件です。

先日は岩手県たばこ耕作組合の現職会長の滝沢正一氏の葬儀参列をしてきました。

滝沢氏とは私が葉たばこ振興議連の副会長や幹事長職にあるときに何度もお話する機会があり、また夜の酒席で偶然鉢合わせした時も度々あったりして親しいお付き合いをさせて頂きました。近年は全国のたばこ耕作者の重職もかねておられていたことで、最近県議会の議員連盟の総会も欠席されていたのかなと思っていましたら闘病されていたとのこと。快活で情熱溢れる語り口は誰にも好感を持たれており、たばこ耕作者の皆さんの信頼も厚かったと推察致します。病魔の進行が早く、こんな結果となりご本人もさぞがっかりしたことに違いありません。これまでのご尽力とご功績に深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。

本日は元県議会議員の折居明弘氏の弔問に行ってきました。県議会と県議会OB会からの弔意を奥様に捧げました。

折居先生は私と1期4年、亡き私の父とも2期8年ご一緒させて頂き、折居先生の明るいお人柄にはいつも元気づけられた記憶があります。観光に関して造詣が深い印象があり、こと細かく執行部に提案されていました。一緒に韓国を訪問した折に、ご自身の県議初当選の時の話をされて、ご自身が大層感激してロレックスの腕時計をそばにいた人に気が大きくなってあげてしまったとのエピソードで、後になってしまった〜と思ったとの逸話を楽しそうに話されていたのを思い出されます。

フランスの作家ジャン・ジオノが書いた木を植えた男という作品があります。南フランスの山岳地帯の荒地にたった一人で30年余り毎日木の種を植え続け、ついには森をよみがえらせた年老いた羊飼いの話でありますが、本当に世の中を変えることができるのは、権力や富や力に頼る行動ではなく、この羊飼いのように、名誉や報酬を求めず、静かな持続する意思に支えられた粘り強い行為なのではないでしょうか。
 県民の一人一人が力を合わせ、よりよい岩手を築く確かな意思を持続させていくならば、必ずや輝かしい岩手の未来が実現するものと私は確信しております。


👆は折居先生が任期の最後、平成15年2月議会の代表質問で最後に結ばれた言葉です。なんとも折居先生らしい味のある引用だと思います。

折居先生、安らかにお眠り下さい。合掌。
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月25日

キオクシア社がいよいよ上場へ

キオクシアHDが10月上場へ 時価総額1.5兆円目指す

【日本経済新聞電子版 2024年8月23日 13:30 】

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことが分かった。10月の上場を想定している。時価総額は1兆5000億円超を目指し、2024年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだ。人工知能(AI)の普及に伴って需要が拡大するメモリーの投資競争に備える。

キオクシアはデータ記憶用のNAND型フラッシュメモリーで世界3位。18年6月に東芝から独立し、19年10月に現社名に変更した。米投資ファンドのベインキャピタルと韓国のメモリー大手SKハイニックスによる特別目的会社が計56%出資し、東芝も41%出資している。東芝とベインはキオクシアの上場後、保有株を段階的に売却する。

キオクシアは20年に東証に上場を承認されたが、米中貿易摩擦の激化を受け、市況の先行きが不透明だとして上場を直前で延期した。その後、米ウエスタンデジタル(WD)のメモリー事業との統合交渉を進めた。NAND3位のキオクシアと4位のWDが合併して首位の韓国サムスン電子に対抗する狙いがあった。ただ、中国の独禁法当局の審査を通過するメドが立たないまま、23年10月に交渉は打ち切られた。

再び上場を目指すのは、事業環境が改善していることがある。メモリーの主力市場であるスマートフォンやパソコンの需要が底打ちし、24年4〜6月期の連結純利益は698億円と同期間として最高だった。AIデータセンター向けの需要も拡大するなか、借り入れに頼っていた資金調達の手段を増やして投資競争に備える。

キオクシアは24年3月期に2437億円の最終赤字を計上するなど2期連続の赤字に陥った。22年後半以降にパソコンやスマートフォンの消費が低迷したあおりを受けた。足元の業績回復ペースが鈍れば、上場時の時価総額は20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した約1兆5000億〜1兆8800億円を下回る可能性もある。

NAND2位のSKとの関係も焦点だ。同社はキオクシアの新株予約権付社債(転換社債=CB)を保有しており、上場後に約15%の株式を取得する。キオクシアとWDのメモリー事業の経営統合に合意しなかった経緯もあり、経営戦略を巡って摩擦が生じる懸念がある。


以前、県議会の決算・予算の特別委員会でIPOが頓挫した折に、私はキオクシア社の将来展望を絡めて当該部に質問をした経緯があります。この新聞社の指摘はもっともでSKとの交渉は決して楽観できるものではないと私もみており、今後の成り行きが注目されます。

NAND型フラッシュメモリーは汎用型で現状ではもっとも需要が高い製品とされていますが、台湾のSMTC等はすでに次世代の半導体製品に向け着手しており、将来の競争はさらに激化することは必至です。

日本政府も米国の動きに呼応して半導体産業の再生に力を入れていますが、このたびの市場からの資金調達によってキオクシア社がどのような設備投資をしていくのかについても興味があります。

本県の工業出荷額はついに自動車産業を抜いて半導体産業が一位になったということで、期待は高まりますが、一定のリスクを背負っていることも同時に認識しておかねばならないと私は考えています。
posted by 飯沢ただし at 23:48| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

新鮮味がない・・・

枝野氏、立民代表選に出馬表明 政権交代へ「経験重要」
【日本経済新聞電子版 2024年8月21日 15:46 (2024年8月21日 21:40更新)】

立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。

立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。

政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。

次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。

単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。

21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。

円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。

「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。具体策として生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。

他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。

原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。

現職の泉健太代表は外交・安全保障やエネルギーといった重要政策で「現実路線」を強調してきた。これらの政策分野で大きな違いは打ち出さなかった。

消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。

9月末で任期満了となる泉氏の党運営に関し「任期満了で新たにここから3年間どうしたらいいかという時、敬意を踏まえた批判はあるだろう」と言及した。

現執行部には党内から次期衆院選の擁立状況が遅れていると問題視する声がある。国民民主党など他党との選挙区調整が不十分だとの指摘もある。


この方、私はまったく信用できません。立て板に水の説法が得意ですが実行力がまるでないことは東日本大震災時に実証済み。

単独で政権を目指すと大見得を切っていますが、今の立憲民主党は日本共産党と組んで我が国がどこを目指すのかが見えてこないし、大体にして東京都知事選の惨敗を受けて野党共闘をどのように進めていくのか自身の総括もなければ展望も示さない。

そもそも立憲民主党の誕生も希望の党から除外されて偶々出来上がった政党だった。

昔の名前はもう要りません。立憲民主党にはもっとフレッシュな人材はいないのでしょうか?
posted by 飯沢ただし at 00:22| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月20日

追憶 佐藤公一翁

先日曽慶地区の夏祭りで市役所OBの岩渕甲次郎氏が「佐藤公一 伝記と追想」とその「続編」を持ってこられたので、即座に貸して頂くよう懇願し、現在完読には至っていないが、主要どころは読み終えたところである。

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以前にもこのブログで紹介しましたが、佐藤公一氏は戦中戦後に産業組合運動を通じて後に県立病院の礎となる医療施設の拡充を図られた功労者であり、戦後の知事自治法制定時初の県議選において初当選され、その人徳を認められて副議長に選任された方であります。

その偉業を讃えるために昭和46年に現在の県立大東病院前に顕彰碑も建立されています。

伝記と追想には佐藤公一氏にご縁のあった方々が寄稿しており、実に興味深い内容ばかり。当時の大東町長伊東勇氏からはじまって、千田正知事、岩持静磨氏、志賀健次郎氏、金子太右エ門氏、加藤剛佐氏、菊池知勇氏など

大概は佐藤公一氏の偉大さを讃えるものであるが、私の祖父である飯澤武雄は文学に精通したところを魅せようと努力した跡が見えたり、遠藤保雄氏に至っては皮肉が効いた文章で自らの存在感を際立たせたりで明治生まれの方々の個性の強さにただただ驚くばかり。


ご本人が寄稿した「国保診療所のあり方と県立病院の行き方」には現代にも通ずる県立病院の存在意義についてその本質を極めて正しく突いておられ、これから何度も読み返してみたいと思う。

これぞ正に温故知新。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月31日

広瀬めぐみ参院議員に関して

既報のとおり、昨日東京地検は広瀬参院議員の詐欺容疑で家宅捜索しました。同日ご本人は自民党に対して離党届を提出し受理されたとも報道されました。

いまだ捜査段階ではありますが、ご本人が離党届を提出したことで議員としての資格に関して重大な局面を迎えたと私自身が判断し、以下私の現段階での考えをここに記します。


ちょうど2年前の参院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、私たちの最大の政治目標である知事選に向けての布石として大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に広瀬氏を支援しました。

結果当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系候補が誕生して大いに広瀬氏のキャリアを活かした活動に期待がかかりました。

しかしながら、このたったの2年の間に今回の社会を揺るがすまでに至った詐欺疑惑がかかったことは国会議員のとしての資格が問われる重大な問題と捉えています。支持をしてくれた有権者の期待に完全に背くものです。誠に慙愧に堪えません。

議員としての基本的な管理能力が欠如していたこと、それを広瀬氏の後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことに支援してくれた皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り、政治に対する期待感も失う結果となってしまいました。誠に申し訳ありません。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。

今後、支援を頂いた皆様には何らかの形で私の思いを伝えたいと思います。

広瀬参院議員にあっては真相を早期に自身の口から語って責任を果たして頂きたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 23:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月23日

県商工会連合会が県議会に要望

議長が全国議長会の会議に出席のため代わりに副議長職の私が県議会を代表して要望書を受領し、要望書の内容について意見交換をしました。

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【県商工会連合会 高橋富一会長から要望書を受け取る】


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ちなみに商工会連合会の専従の宗形金吉専務は高校の同級生です。

中小零細企業の会員が多い商工会が抱える問題の深刻さは商工会連合会結成以来かもしれません。
後継者難、人手不足、急激な材料費高、賃上げへの対応、外国人労働者の受け入れ対応など課題が一気に押し寄せてきています。

急激な人口減社会に入ったことで行政がこれまで用意してきた既存の支援メニューの延長だけでは中小企業の存立そのものが困難な時代になってきたというのが私の認識です。したがって国は物価高騰対策についてはしっかりとした支援が不可欠。県も既存メニューの追随にとどまらない斬新な取り組みが必要となると考えます。

意見交換ではILCの実現の可能性などについても濃密な意見を交わすことが出来ました。

商流が大きく変化をし、街の経済の中心の役割を担っていた商店街も危機的状態。これまで経営支援などきま細かい指導等で商工会の存在は大きいものがありました。これからの商工会はどうあるべきか、何をすべきか本県のみならず全国的に同じ課題に直面しています。
posted by 飯沢ただし at 23:06| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月22日

混沌とする米大統領選

遅すぎた決断、まだ「どん底」ではない バイデン氏撤退

【日本経済新聞電子版 2024年7月22日 4:16 】

バイデン米大統領が再選をめざした選挙戦の継続を断念した。11月5日の投票日まで3カ月半しかない。遅すぎた決断は復権をめざす共和党のトランプ前大統領に勢いを与えた。後継候補に推されたハリス副大統領の下で民主党が結束できなければ、米国発の混沌が世界に広がりかねない。

「私の党と国家にとって最善の利益」。バイデン氏は21日の声明で選挙戦撤退の理由を簡潔に記した。81歳の老いと衰えをさらしたテレビ討論から撤退を決断するまで3週間あまりかかった。

「私は自分をかけ橋だと考えている。それ以外の何ものでもない」。4年前の選挙戦で、まだ70代だったバイデン氏はこう訴え、1期限りで退く可能性を示唆していた。

バイデン氏が再選をめざせば投票日を81歳で迎え、2期目を86歳で終えることは誰もが分かっていた事実だ。2023年4月にバイデン氏が再選出馬を正式に表明する前から、高齢不安は民主党内の最大の焦点だった。

不都合な事実に目をつぶり、早期の軌道修正に失敗した。「変化したのは私が引き継いだ経済、外交、国内分裂の深刻さだ」。バイデン氏は変心の理由をこう抗弁した。

バイデン氏だけの責任ではない。民主党全体が「現職大統領が再選をめざす以上、党が団結するのは当然」という「正論」を掲げ、新たな指導者を選ぶことで支持基盤が割れることを恐れた。

次世代のリーダーとされる人々も党内の協調を乱す「戦犯」となるのを危惧した。副大統領のハリス氏の不人気も思考停止に拍車をかけた。「非白人」「女性」という民主党の多様性の理念を体現するハリス氏を押しのけることも、大統領候補として担ぐと決めることもできなかったからだ。

皮肉なことに、22年の中間選挙で民主党が予想外に善戦したことも「バイデン再選」への異論を封じた。バイデン氏はトランプ氏と戦えば必ず自分が勝つと訴え続けたものの、暗殺未遂の銃撃の難を逃れた「強いトランプ」と、衰えの隠せない「弱いバイデン」という印象は覆せなくなった。

一つ確実なのは、共和党はバイデン氏が後進に道を譲ることを恐れていたことだ。バイデン氏は59歳のハリス氏を後継に推した。問題は民主党が大統領候補を選ぶ手続きの透明性を保ちつつ、早急に党内の結束を回復できるかどうかだ。

民主主義陣営を率いる米国の混乱は、中国やロシアといった権威主義国家にとって秩序の変更を試みる隙を生む。政治の迷走に嫌気した米国の有権者が投票に行く意欲を失えば、民主主義の復元力はそがれ、排外主義や孤立主義への米国の傾斜が早まるかもしれない。

王の老いが招く悲劇を描いた「リア王」で、シェークスピアは「最悪の状況から帰るところは笑いしかない」と記し、同時にこう戒めた。「『どん底だ』と言えるあいだはまだどん底じゃない」


遅すぎた決断が米大統領選挙にどのような影響を与えるのだろうか。トランプ復帰確実とは言われているが果たしてどうなるか。先が読めない。

しかし、1960年代に若きリーダー、ケネディ生んだアメリカの活力は今やどこへ行ってしまったのか。共和党も脛に傷だらけのトランプを推すしか道はなかったのか。社会の成熟と政治の発展はほとんど相関関係がないと言わざるをえない。今回の大統領選挙は民主主義のエアポケットに入ったような印象である。

この記事を書いた日本経済新聞のワシントン支局長 大越匡洋氏が懸念を示しているように政治の迷走を憂慮した有権者が参加の道を閉ざせば世界が混乱に陥る可能性が高く、その危険性を強く危惧する。
posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月19日

文教委員会東北視察

昨日と今日にかけて文教常任委員会で山形県に視察に行きました。

最初の目的地は酒田市。酒田には盛岡から北上、横手経由、新庄を経るルートで。

酒田市の駅前に立地する「酒田駅前交流拠点施設ミライニ」を視察。

駅前に立地していた商業施設が撤退したのを機に市が土地を買い取り市立図書館を中心に据えた子育て、イベントなどの交流施設を建設し、それらの複数機能は市教育委員会が所管。

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【二階の吹き抜けから見る図書室】


管理運営は指定管理者制度を導入し、TRC(図書館流通センター)が運営。
TRCは全国の図書館運営では有名な大手の会社ですが、この複合的な施設の運営にまでチャレンジする奥行きの深さ。

(実は私は以前、TRC主催の議員向けセミナーに参加したこともあり、また岩手県立図書館の運営について相談されたご縁がありました。)

運営スタッフの皆さんはとてもいきいきとして働いている印象で、図書館の枠を広げた複合施設は今後他の自治体へも広がりそうです。恐るべしTRC。


実は酒田市は平泉町とご縁があって

奥州藤原氏が滅亡した後、藤原氏三代秀衡の妹、徳尼公が平泉から酒田に36人の従者と共に逃れ、酒田湊の繁栄を築いたと伝えられています。徳尼公亡き後、36人の遺臣は向酒田の地侍となって、船問屋を家業とし、自らを「長人(おとな)」または「三十六人衆」と称して町政を担当したといわれています。泉流寺(せんりゅうじ)は酒田市にある徳尼公ゆかりのお寺です。【酒田市のホームページより】

立ち寄った「出羽遊心館」の茶室にも「泉流」の二文字が使われていました。よほど酒田市の基礎を成した事実は市民に浸透されているかが伺い知ることができます。

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昨年、酒田市と平泉町は文化交流協定を結び、両自治体の交流が盛んに行われているようです。

歴史的に経済が発展した酒田市。「出羽遊心館」の建設が象徴的で、市民にはどこかに心のゆとりがあるように感じました。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月12日

港湾振興議員連盟視察@

去る7月9日〜7月11日まで港湾振興議連で県外視察をしてきました。

港湾の視察は@清水港A横浜港でした。

どちらもコンテナ埠頭施設と実際に行われているオペレーションを視察しましたが、その感想については次回に記します。

Aの横浜港のうち、新たに整備された客船対応の新港埠頭のハンマーヘッド施設も視察対象でした。
新港埠頭周辺は旧高島埠頭も含んだ横浜新開発「みなとみらい」開発によって平成の時代から大きく変容して、私が働いていた40年前の姿は赤レンガ倉庫しかありません。

私がいた昭和の終わり頃は横浜港では在来船とコンテナ船が混在している頃で、新港埠頭も在来船バースとしてたまに活用されていました。たまにというのは埠頭に隣接している上屋がほとんど活用されていない状況にあり、艀(はしけ)荷役が中心の本船しか接岸しない状態でした。

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【かつての新港埠頭。ベーブルースもこの埠頭から上陸したという】


中国船の雑貨の荷揚げやインド船の鉄パイプ積みが思い出されます。中国船からの輸入は、そば、小麦などの袋ものや人毛(かつら用)などもありました。インド船の荷揚げ装置は能率が低く、2〜3本の鉄パイプを一日中カラ〜ン、カラ〜ンと音を立ててのんびり荷役をしていた時代です。
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戦後横浜の埠頭は米軍に接収され、瑞穂埠頭がノースピア(現在も接収されたまま)、大さん橋がサウスピア、新港埠頭がセンターピアと呼ばれて、新港埠頭4号はCP4と略されていました。私がいた頃ハンマーヘッドクレーンの存在は誰からも聞いたことがありませんでした。

新港埠頭内に当時、作業会社の笹田組の事務所があり、荷役が終わった時に歩いて事務所に寄った時もありました。

それが今や姿を変えて大型客船専用の埠頭に生まれ変わり、関連施設も(ホテルまで)整備されて綺麗な環境になりました。

街(まち)は時代と共に変わっていくものですが、これほど人為的に目的を持って変化したところもそうはないでしょう。

再開発されるところは再開発をされる価値が認められるところのみ。資本が投下される力の差は中央と地方では認めざるを得ませんが、岩手の場合どのような形で(たとえお金を多額にかけなくても)再開発されるのがいいのかしっかりとしたビジョンが必要です。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月07日

東京都知事選挙終わる

結果は小池都知事の3選。

一人だけを選ぶチャンピオン選挙は現職によほどの失策がなければ現職有利と言われるがその通りの選挙ではなかったか。

石丸候補が敗戦の弁で述べていた「これが都民の選択。何も言いようがない。」はその通りで、結果がすべて。
石丸候補にあっては20代30代の支持が厚く、新しい局面を望んだ無党派層をSNSを活用した選挙戦術がずばり当たり、大善戦。今後の選挙活動にも大きな影響を与えた。

さて、現在のところ3位に甘んじている蓮舫候補者。政権批判に重きを置き、特定の政党と事実上二人三脚。公約は具体性を欠き、特に神宮外苑開発問題再検討は完全な後付け。都政へのビジョンを最初から持ってなかったことはマスコミにも指摘され、有権者も知事としての適格性を評価された結果と私は分析する。事前運動問題で告発されており、今後の動向がどうなることやら。

こうした候補者を2番にも押し上げなかったとすれば、都民はしっかりした見識を持っていたということだろう。


50名を超える候補者が出馬した今回の都知事選挙。私が学生の頃に経験した都知事選挙にもさまざまな経歴の方が立候補して大賑わいだったが、今回は意図的な候補者の乱立で今までとは様相が異なる。税金で賄う選挙事務費用であるから今後の東京都の選管の対応にも注目したい。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月02日

文教委員会

本日は常任委員会の審査日でした。

文教委員会には今議会では議案審査がなく、教育委員会所管の請願陳情の審査と教育委員会と文化スポーツ部からの執行部説明に関する質疑・意見交換のみでした。

のみといったところで審査は10時から16時35分までの時間を要し、いつもながらの熱心な審査となりました。

「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善・義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げを求める請願」
については請願項目4項目中3項目が全会一致。1項目が賛成多数で採択となり、委員会で意見昌を発議することが決定しました。

私は教職員の適正な配置のために安定的な財源が不可欠としながらも、児童・生徒への教育の質を高めることこそが教育の本質であるとの意見を述べました。私が中学1年の頃、ちょうど学テ闘争で与えられるべき授業が行われなかったことにも触れ、教育の機会を担保することは歴史的な事実も再認識することも肝要であると述べました。

また、県立高校への入学者予定数が13年後には現在の60%になるという厳しい数字、人口減による県財政のひっ迫が教育行政予算に与える影響は大であることから急激な社会変化に対応する教育施設の財源確保の状況と対応、併せて県南地区の工業高校の新設にかかる財源の確保について当局の見解を質しました。

令和7年度には立地場所を含めた方針を明らかにするとの計画は現在のところは動かさないとの答弁でしたが、その後の竣工に至るまでの道筋は未だ予想の範囲を超えるものにはならない状況でした。

いずれ県南地区、ひいては一関地区にとっては重要課題ですのでこれかも議論の中で進捗管理をしていきます。
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2024年06月30日

本年もあと半分

今日は6月の最終日です。明日から2024年の後半戦に入ります。
私は昨年末からの怪我、そしてコロナ感染と健康状態に不安を抱えることの多い前半でした。後半は心身ともに健康な日々を過ごせるよう気をつけていきたいと思います。

本日は前県議の伊藤勢至氏の叙勲祝賀会に招待を受け参加してきました。

伊藤先生は私の1期先輩の平成七年の初当選。会派は一緒になることはありませんでしたが、二人ともラグビー競技を経験したご縁から折に触れてお声をかけて頂きました。コロナ前にワールドカップ釜石大会を成功に導くために前大会開催地である英国を視察訪問した際にも伊藤先生が団長で私が副団長を務めました。また、私が一期生後半時には伊藤先生が農林水産委員会の委員長、私が副委員長を務めたこともありました。

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【祝賀会の会場には市議時代の2期分を含め県議7期、計9枚の歴史を伝える選挙用ポスターも掲示されていました。伊藤先生の容姿にはあまり大きな変化はないように思います。私のポスターはとても変化が激しくてお見せできるような代物ではありません😖】

祝辞の中でも触れられていましたが、伊藤先生と言えば本会議、委員会での不規則的発言は積極的に発せられた議員という印象が強く残っています。駄洒落風のもの、激励風のもの、その内容は多種に及んでおり、時には会議を和ませ、時には先鋭化させいろいろな場面を演出させてくれました。ただ大半は不発ものが多かった気がしますが・・・(ここには書けない際どいものもありました。)

東北の歴史認識に強い関心を持たれ、豊富な読書量から質問にもたびたび引用され、党派を超えて私たち後輩にも愛読書を手渡し、解説を頂く機会も少なからずありました。

伊藤先生との20年間の付き合いに感謝を申し上げ、これからも大切な奥様と健康でお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月29日

一般質問始まる

一昨日から一般質問が始まり、この二日間で議長経験者が3名登壇。

そのうち2氏は質問終了まで議長席にて見届けることに相成った。一般質問はベテラン議員ほど問題意識が如実に出るので興味深い。

野党系の議員は国政マターに絡めて知事の認識を問い、あらためて本県の知事が非自民の知事ということを際立たせることに余念がない。
私にも矢が飛んできたが、質問項目からある程度予想は出来ていたのでさほど驚くことはない。

一方、議長経験者の質問ではないが、議員が持つ問題認識に関して、そのアプローチの仕方に???という場面があった。ある程度期数を重ねた議員が自分だけの物差しを当てて、既成の制度を無視して強行突破する姿は後輩議員に対して決して参考になるものではない。二次医療圏で医療の完結を目指す形は本県の医療システムとして基本中の基本であり、それを無視しては事は前には決して進まない。

さしたる私も今は人のことを評価できる身分でもないが、誰かが指摘しないと議員全体のレベルが上がっていかない。


いわて県民クラブ・無所属の会からは盛岡選挙区選出の村上貢一議員が初登壇。

村上氏の指南役でもある佐々木博 元議員は私もかつて同じ会派でお世話になったご縁があり、「元気よくやってこい!」とアドバイスをもらってきたと村上氏から教えてもらった。

村上氏は本県の戦略米に関して厳しく追及。
「金色の風」のマーケッテイングについては常々議会から問題提起がされていたが、村上氏の現場を経験している視点からの提案は、今後は目を離せなくなってきた。期待十分である。

何はともあれ貢一議員お疲れさまでした。今後も頑張って下さい。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月24日

WIN-WINの関係を目指して

本日は午後から盛岡市内にて岩手県建設産業団体連合会の通常総会に議長代理で出席し、祝辞を述べました。

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その後、地元一関市に戻りRIP(両磐インダストリアルプラザ 金澤英治会長)の総会に会員の身分として参加。
この4月から一関高専の校長に就任された小林淳哉氏から「企業と高専がWin-Winとなるために」をテーマに講演がありました。

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これが中々興味をそそる話の中身で、目的を達成するために何をすべきかを実体験に基づいての内容でした。何かが足りないから止めるではなくてどうしたら前に進めるのかを追求する手立てに関して貴重な示唆を頂きました。

金澤会長からは外国人の実習制度に関して国の制度改正があり、今後市と県が連携した補助金のあり方について提言がありました。しっかり前に進めるよう私も尽力します。

このRIPには金澤社長のお父様からお誘いを受けて入会したのがきっかけで、これまでILCに関してもRIPでは吉岡先生を講師に招聘するなど何度も勉強会を実施してきました。今日も会員間の意見交換会ではILC実現の期待がしぼんでいるとの率直な感想がありましたが、少しでもチャンスがある限り私は粘り強く活動を継続発展させていくことをお話させて頂きました。

本日参加された会員(主に製造業に携わる会社の経営者)は中核が50代になっており、時代の変遷を感じました。
posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月23日

梅雨の戦没者慰霊祭に参加して

本日は連日のむせ返るような高温から一転、朝から霧雨のち雨降りへと一気に梅雨に突入。

午前中は社員の家族の火葬に参列後、地元摺沢地区戦没者慰霊祭に参列。午後は地元の那須議員と市政課題について情報共有後に「おきた林業祭」に参上、夜は来月14日に行われるファイナル同級会の最終打ち合わせ会へ。

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【摺沢地区慰霊祭で追悼の言葉を述べる那須勇市議会議員】


毎年5月の連休中に行われる慰霊祭が今年はこの時期に行われました。摺沢公園の忠魂碑前にて開催される予定が急遽摺沢市民センターに場所が変更され、大ホールのステージ上で役員のみの参加の形となりました。

戦没者慰霊祭で思い出すのは初当選後に初めて公的行事に案内をもらったのがこの慰霊祭。今から四半世紀前のことで、まさに当時の開催も忠魂碑前で遺族会と戦争に赴いた戦友会の方々との合同開催で50人強の関係者が集まっていました。私は臨時議会も始まる前で議員バッジもまだもらっていない段階で、いきなり司会から追悼のことばをお願いしますと言われてかなりの量の嫌な脂汗をかいた記憶は今でも鮮明です。

大概のイベントの祝辞ならばなんとかこなせるにしても、追悼のことばだけはごまかしがききません。

当時は町会議員の那須勇氏の父上であった那須甫議員が私より順番が前に言葉を述べられたので、少しづつ甫議員の言葉をなぞって急場をしのいだのでした。以後、戦没者追悼式には必ず原稿を用意して臨むようにしています。

この教訓から戦争に対する経験値のなさや認識の底浅さを自覚し、また、小原伸元町長の見識や示唆に触れることによって戦後史について勉強するようになりました。

今日の慰霊祭をみても参加者の高齢化と規模の急速な縮小は著しいものがあり、これから祖国を守るために散華された英霊を誰が慰霊し、平和の大切さを誰が伝えていくのか、つきつけられた課題は深刻なものがあります。

おそらく形を変えて戦没者慰霊祭の存続を模索していくことにはなるでしょうが、平和教育については政治思想を完全に切り離すことがは困難であると私は考えることからよほどの注意が求められることとなります。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月21日

6月定例議会が開会

令和6年度最初の定例議会が開会しました。
ひな壇には新しい部長さん方が着席。少し緊張した面持ちです。答弁は無難に済ますのではなく問題意識を明確にした未来戦略型でぜひお願いしたいと思います。

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本日提案された令和6年度岩手県一般会計補正予案(第2号)の総額は20億3649万円。

その主なものは

・(新規)経営者保証非提供促進資金貸付金
経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速させ、国の新たな制度と連動した経営者保証を不要とする融資に係る貸付原資の一部を金融機関に預託しよとするもの

融資枠    1、000、000千円
貸付限度額     80、000千円
貸付期間及び利率  3年以内 年1.9%以内、3年超10年以内 年2.1%以内

・港湾災害復旧事業費 
令和6年2月に発生した強風・波浪により被災した港湾施設の災害復旧に要する経費について、補正しようとするもの

補正額      320、890千円

・(新規)被災者農業者緊急支援事業費補助
令和6年2月に発生した大雪により農業用施設等に被害を受けた農業者の農業経営の安定化を図るため、農産物の生産に必要な施設の再建等に要する経費について、補助しようとするもの

補正額       77、000千円
補助先 市町村
補助率 2分の1、10分の10

です。

私の所属する文教委員会には予算案がなく、今回は請願審査と執行部説明に対する質疑意見交換となります。

私も今回は準備を進めて委員会に臨みます。
posted by 飯沢ただし at 15:16| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月14日

IGRが黒字

IGRいわて銀河鉄道、5期ぶり黒字を確保 2023年度決算
【岩手日報電子版 2024.6.14】

 IGRいわて銀河鉄道(鈴木敦社長)は13日、盛岡市内で取締役会を開き、当期利益2億1239万円を盛り込んだ2023年度決算を承認した。新型コロナウイルス5類移行に伴う人流回復、大雨災害の補助金収入により5期ぶりの黒字を確保した。

 輸送人員は453万5562人(前年度比1・9%増)で定期外の利用が伸び、旅客運輸収入は10億4836万円(前年度比7・8%増)。線路使用料収入などを含めた営業収入は40億5060万円(同2・8%増)だった。


鈴木社長は過去に滅茶苦茶な経営をしてIGRを赤字に路線に導いた元K社長の下で働いていた方。その苦労を経験しているので着実な経営方針で経営なさっていると推察します。

あの当時の無計画で思いつき経営体制を1年でも短縮できていたならIGRの財務基盤ももっとましだったはず。

私は当時総務員会や第三セクターを調査する特別委員会でも厳しくK社長の経営能力について指摘をして人事の交代を求めたきましたが、県は全く耳を貸しませんでした。K氏の能力については次の就職先でも同じことを繰り返して竈をひっくり返しているの事実があるので経営手腕に関しては確定的です。

K氏は前社長の任期が残っているのに押し込んで社長になった経緯があり、(あれあれ!後に同じことをやっている方もいるのでは?)私はその人事の決定過程も当時問題提起をしました。無理を通せば結果がおかしくなる典型的な例ですね。

鈴木社長には今後も黒字が安定的に継続できるよう努力をして頂くことを切にお願い申し上げます。

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2024年06月12日

総会シーズン

今日は議長代理で「岩手県空港利用促進協議会総会」に出席。
県議会議長は当協議会の副会長が充て職となっているのも初めて知った次第。

隣の席は県商工会連合会の会長の代理で出席した宗形氏。高校の同級生です。

花巻空港の利用実績はコロナ前の年に復活したことが報告され、空港開設60周年を機にさらなる利用拡大を図ることが当面の目標とされました。

札幌便と名古屋便は未だに一便減便されており、早期の復活が望まれます。国際線は上海便の復活のため先に知事が中国に赴いた際に航空会社に要請してきたとか。功を奏すればいいですが。

来週、再来週も議長代理の総会出席が続きます。

午後は議会の副議長室で、医療局、企業局から決算の状況、県土整備部とILC推進局から事業の進捗説明等をもらいました。6月議会は21日に開会。補正予算の審議を中心に行われます。

物価高騰や人件費増の中でも経済の歯車は動き出しており、将来の岩手の在り様をしっかりと県当局は示す必要があります。議会も大局な見地で議論することが望まれます。
posted by 飯沢ただし at 23:01| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月11日

出前授業にオブザーバー参加

体調は100%回復致しました。

読者の皆様にはご心配をおかけしました。体重は3kg減。33年前に結婚した時より体重が少ないという状態(そういやもう少しで結婚記念日)。なんと議員生活25年で最軽量です。出来うれば筋力は増強して体重はこのまま維持したいと目論んでいますが、うまいこといくように頑張ってみます。

昨日、今年度から県議会の広報委員会が企画した小学校へ出向いての「県議会出前授業」にオブザーバー参加してきました。

訪問先の学校は奥州市立江刺ひがし小学校。

江刺ひがし小学校は二年前に統合したばかりの学校です。人首、木細工、梁川、広瀬、玉里の江刺東部の小学校が統合しました。

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【こうした細かい心遣いが嬉しいです😃】


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【校庭前には旧玉里小時代の二宮尊徳像が鎮座。紀元2600年を記念して寄付されたもののようです。本人もっと笑顔がほしい。】


県議会では主権者教育の実践で小学生を対象に親子県議会を夏・冬休みに行ってきましたが、今年から一歩踏み込んで小学校を訪問してまるまる一限を活用させて頂き、広報委員の議員が県議会の役割を中心に説明し、質疑・意見交換を交わすといった運営内容になっています。

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江刺ひがし小の六年生はとても熱心に対応してくれました。

質問コーナーでは
「議員の給料はいくらか?」「なぜ起立で採決するのか」「休みはあるの?」「会議中いねむりしている議員はいるの?」とか子ども率直な感性でガリっとした質問があり、議員団もタジタジでした。

こうした触れ合いが政治に対して少しでも興味を持って政治参加してもらえれば幸いです。

参加された児童のみなさん、校長先生はじめ先生方ありがとうございました。
議員の方こそ子どもたちから大いに触発された日になりました。
posted by 飯沢ただし at 23:09| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月04日

気持ちも新たに

まだ体調は60%程度の回復。もう少し時間がかかりそうです。

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とはいえ体を慣らしていくには少し辛くともという思いで月一度のルーティン活動を決行!

倫理法人会のモーニングセミナー(今日はかつての県議同僚の米内紘正氏がゲストスピーカー)⇒朝街宣@一関東大橋⇒会社ミーティング

そして午後は橋田満元JRA調教師に面談のため遠野馬の里へ(後日詳しく報告します)

帰宅して夕食には家族の配慮により消火のいいとろろ芋を食す。なんだか元気が出てきました!

そしてご報告。月が替わり、事務所のメンバーがポスターの張替えをしてくれました。

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気分も一新して明日から頑張ります。
posted by 飯沢ただし at 22:41| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月31日

政策なしで挑む首長戦に疑問

東京都選出の立憲民主党に所属している有名な参議院議員が都知事選への立候補を表明した。

反自民・脱小池都政で戦うという。

どんな選挙手法で戦うのかは勝手にされて結構だが、立候補の最初の記者会見でこれからの都政に対する自らの姿勢を一つも話さないとはいかがなものか。この方は民主党政権時代は大臣も経験されており、少なくとも地方自治に対する基本的なことは知らないとは言えない。

静岡県知事選挙や東京都の都議補選結果をみて出馬の判断をしたとも言及されていたが、選挙に勝つことだけが目的になっているようだ。


国民民主党の方が厳しくこの点に関して批判をされていたが、真っ当な考え方である。

マスコミも勝敗だけに関心を煽るのではなく、真に政策論争できるような環境をつくってほしいものだ。



posted by 飯沢ただし at 22:32| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月30日

新笹ノ田トンネル建設実現期成同盟会総会に出席

標題の総会の顧問という立場で出席し、挨拶する機会を頂きました。

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一昨年度に当トンネル建設に関して技術等を検討する会議が設置され、これまで2度開催されています。総会に参加されているメンバーの方々もいよいよという期待が以前よりは高くなってきていると感じますが、実はこの検討会議が最後に行われたのは昨年の9月ですのでもっとスピード感を持って進めて欲しいと思うところです。(この件に関しては私は先の予算委員会でも強く要望しています。)

私の役目は今日までこの新笹ノ田トンネルの実現に情熱を注いでこられた先人の思いをしっかり次に伝え、実現にこぎつけることだと強く自覚をしてこれまでも活動してきています。何とか今の任期中に事業採択までもっていきたいと考えております。

先人といえば元大東町長でありご逝去されている小原伸元さんには幾度となくこの実現についてご教示頂き、町長退職後も一緒に霞が関関係者に面談して実現の道筋を立てようとしたことを思い出されます。政治家とはこうした石をも通す信念が必要であることをまざまざと近くにいて感じ取ることができました。関係自治体の経済団体をも巻き込んだ期成同盟会の設置に動いたのも伸元さんでした。

要望を継続するだけでなくしっかりと熱を入れてこれからも臨んでまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月29日

明日から公務復帰

療養生活も今日で終わり。
明日から再始動の予定。しかし、いまだに食欲は戻らずで体の芯がぶれている状態。もちろん体重も減ったまま。
このコロナ感染症はインフルエンザと違って熱が引いてもダメージがかなり残る。加齢のせいもあるかと思うが。

この間集中して読書などできる状況ではないが、スパーキーアンダーソンの自叙伝を本棚から引っ張り出して読んでみた。
日記調なのでさほど苦にせず完読。

この無名の監督を抜擢したレッズの球団首脳陣の慧眼には驚くばかりだが、選手やコーチ陣とのコミニケーション能力には相当ずば抜けていたことが見て取れる。1970年代までの阪神タイガースとは両極にある。

加えて、間違った選択をした時に側でしっかり諌めるパートナーが存在することも必要とも記している。

病中日記も今日で終わり。明日から頑張ります。

posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月27日

5日間が経過

発症日を0とした日から本日で5日間が経過し、昨年に第五類に準じた基準に応じた外出を控える期間に到達しました。

この間体重は2.5キロ減り、体力がかなり削がれた感じです。

感染症の症状はほぼなくなり、喉の痛みもなくなりましたが、咳き込みが時折激しく起こることから余計な不安をかけないためにあと二日間は外出を自粛し、静養に努めることにしました。

思い起こしてみればここ数年加齢によるものなのか食欲が減り、運動不足も相まって菌を跳ね返す免疫力が低下していたと思われます。これを期に毎日の食生活や体力の維持について考え直し行動せねばと決意を新たにしたところです。

時間がいくらあっても本を読んでも頭に入らず、睡眠も熟睡できず恐ろしい夢を見るなど不健康では何も生産的なことができません。身を持って痛感しました。65歳までに良き生活習慣ができるように努力します。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月25日

途中経過

本日感染4日目。

午後から喉の痛みも和らぎ、昨晩悩まされた耳の痛みもなくなってきました。
喉にまとわりつく粘着的な執拗な攻撃はこのウイルスの特徴のようです。とにかくしつこい。出てくる痰の量はすごいです。
デルタ株まではそのウイルスが肺にまで侵入し、肺炎を誘発しました。現在のウイルスは弱毒化してそこまで至らないのが幸いですが、経験したことのない感染症に振り回されています。

ようやく出口が見えてきたので油断せずに回復に努めてまいります。

この間にはお世話になった方の葬儀もありましたが参列もかないませんでした。回復後に心を込めて手を合わせに行きたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 22:24| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月24日

コロナに感染

不覚にもコロナに感染してしまいました。

本日で3日目。熱は平熱に戻りましたが、喉の強烈な痛みはまだおさまりません。
感染経路は不明ですが、先週から出張が多く体調が低下していたのが大きな要因と思われます。

公的行事も欠席となり多くの関係者にご迷惑をおかけしておりますことに心から申し訳なくお詫び申し上げます。

今朝には家人も感染確定となり、家族にも迷惑をかけてしまいました。

こうした私のどこからか状況を聞き及んでお見舞いのメール等を頂いています。元気づけられています。ありがとうございます。

世間ではコロナ感染も下火となっていますが、私のように体調低下につけ込まれる可能性があります。十分にお気をつけて下さい。
posted by 飯沢ただし at 10:26| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月17日

北海道・東北六県議会議長会議に初参加

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【会議の様子を報道した地元の北海道新聞の記事】


標題の会議に副議長の役職として初めて参加しました。今回は北海道の函館市での開催でした。
盛岡駅から新函館北斗駅まで新幹線で2時間10分台での所要時間。函館は好きな街で3年に一度のペースでプライベートで訪問していましたが、以前は青森駅まで高速道路で飛ばして、函館駅まで特急列車に乗って行ったものです。新幹線の威力をまざまざと実感しました。ちょうどコロナ前の4年前と比べて函館駅前も整備をされホテルの建設ラッシュが進んでいました。

会議では当該地方が抱える諸課題について政府への要望項目を確認し、要望活動についてはILCの実現に向けての要望は特出して行うことが決定しました。

会議の後の意見交換会では函館市の大泉市長も参加。祝辞の中で北海道新幹線にかかる期待を強くアピールされたのが印象的でした。各県の議長・副議長を意見交換するうちに岩手県議会が特異な存在であることをつくづく感じました。(そうでなければ私も副議長にはなれなかったのですが・・・)こうして顔を合わせて実際に意見交換すると本県の課題も客観的に見直すことができます。これからも連携を図って進むことの重要性を再認識しました。

次回は8月末に秋田市での開催です。
posted by 飯沢ただし at 23:29| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月14日

円安は国力の低下

円安理由のメーカー値上げ広がる 食品で上げ幅3割超
5月、単月で過去最高

【日本経済新聞電子版 2024年5月14日 11:30 (2024年5月14日 11:57更新)】

円安を理由とした企業の値上げが増えている。主要な食品メーカーの値上げ品目のうち円安を要因とする割合は今年に入り3割近くに達し、平均の値上げ率が5月に3割超に達する一因となった。円安が長期化すれば、日銀が追加利上げを判断するうえで重視する基調的なインフレの押し上げにもつながる可能性がある。

帝国データバンクの調査では、主要な食品メーカー195社の飲食料品で5月に値上げする品目数は417に達する。平均の値上げ率は31%で22年の調査開始以来、単月としては過去最高となる。原材料高や物流費の上昇といった従来の要因に加え、円安が値上げ率を押し上げている。

その予兆は既に統計に表れ始めている。日銀が14日に発表した4月の円ベースの輸入物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。2月に0.2%上昇と11カ月ぶりにプラス転換した後、3月の1.4%、4月の6.4%と円安の加速につれて、上昇率が高まっている。エネルギー価格の一服で契約通貨ベースではマイナス4.3%だったが、円安が円ベースの輸入物価を押し上げている構図だ。

輸入物価指数は企業間のモノのやり取りの指数だが、輸入物価の上昇は今後、小売り価格の上昇に波及していく可能性が高い。実際、22年に企業物価が10%近く上昇した際も、その後、小売り価格への転嫁が広がった。

足元では日米の金利差などを背景に、前年同月を上回る円安水準が続いている。4月29日には一時1ドル=160円台まで円安が進み、その後も155円前後の水準で推移している。4月の輸入物価指数によると、電気・電子機器は契約通貨ベースではマイナス3.3%だったものの、円ベースではプラス7.4%だった。

既に顕在化している食品分野だけでなく、今後電気・電子機器などの分野でも円安の影響を小売り価格に反映していく動きが増える可能性がある。例えば、米アップルが昨年秋に発売したスマートフォン「iPhone15」の一部機種では、米国価格は据え置きだったものの、円安によって日本価格が上昇した。円安が長期化すれば、こうした現象も一段と広がることになる。


昨日中にこの引用記事を基に投稿する予定でしたが、拠無い事情により離席せざるをえなくなってしまいました。
気持ちも新たに投稿します。

昨日の街頭宣伝活動でも円安の状況について述べました。餌代の高騰により経営に大きく影響を受けている畜産業界、2024年問題と燃料費の高止まりのダブルパンチで困窮する物流業界など円安による影響は産業に今後も長期化することが予想されています。

一方、昨日のテレビのワイドショーでは海外での売春行為が摘発された件。これだって海外へ行って短期間で稼ぐというマインドが働いたもので円安の影響が遠因となっています。

記事でも指摘しているように私たちの生活にも影響が出ています。

ウクライナやパレスチナの紛争に端を発してはいるものの、この円安は紛れもなく現在の我が国の経済力の客観的評価だと私は見ています。アジアの中でも大学生の学力の低下が大学のランキングでも示されているように歯止めがかかりません。吉岡正和先生が以前から指摘をされているように我が国はすでにものづくり大国、技術立国の看板は色あせていることは明白です。

少子化の今だからこそ人材育成の道筋をしっかりと明示をして実行に移すべきです。
posted by 飯沢ただし at 13:14| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月12日

これからも慈母のごとく

本日一関市大東町渋民に所在する東川院(とうせんいん)が所持する国指定重要文化財「木造観音菩薩坐像」の大修理完了記念行事が開催され、私も参列に加わりました。

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【初夏の東川院 本堂を山門から臨む】


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【左が改修前、右が改修後】


「木造観音菩薩坐像」は1180年代の平安末期に制作され、奥州平泉において藤原三代による寺院造営にたずさわった仏師の手によると推察されています。今日まで渋民の方々の庇護の元に世の中の安寧を守り続け、平成30年には国の重要文化財の指定を受けました(一関市ではこの仏像のみが指定されている)。この度文化庁の指導を受けて保存修理を二年をかけて行い、東川院に無事に帰還をされました。

午前には開眼法要が当院で厳粛に行われ、午後には場所を室蓬ホールに移動して、記念式典と記念講演が行われました。

私はご縁があって改修前の仏像も直に拝見しましたが、この度の改修によってより表情が凜とした中にも柔和さも際立ったような印象を受けました。

これからも浄土の世界をひたすら祈った平泉文化の先人の思いをこの仏像は語り続けていくと思います。こうした機会を得た我々も努力を継続していかねばなりません。

本日の行事を完結するまでに東川院の檀家さんをはじめ実行委員の皆様、関係者の皆様に心から敬意を感謝を申し上げます。
posted by 飯沢ただし at 22:49| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月08日

県南広域振興局との意見交換会

毎年恒例になっている県南広域振興局幹部職員と一関選挙区・奥州選挙区選出の県議との意見交換会が行われました。

五月の連休が明けると世の中はクールビズの世界。職員の皆さんはスッキリとした姿で集合です。

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今年は小島局長の英断で従来とは形式を変えての進行。開始が17時とはいささか遅いなと感じていましたが、要は何ごとも新しいことにチャレンジすることが大事。用意された資料もシンプル版、詳細な資料は後日配送。県議の皆さんもいつもより濃密な意見交換をされていたと見受けました。

局長とは最近私が関心を寄せている県財政に寄与する地方消費税を獲得する具体策についてお話しましたが、これが本庁と情報を共有されて実を結ぶことを期待しております。詳細は後日詳しく書かせて頂きます。


帰りは大船渡線を利用。19時39分の列車には多くの学生が乗車しており、とりわけ摺沢駅では20人強の乗客が降車しました。今どきの高校生は寝ているかスマホに手がかかっているかのどちらか。時代は大きく変わっています。寝る派だけは変わっていませんが。
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2024年04月27日

物流2024年問題

メディアに2024年問題が取り上げられない日はないと感じる今日この頃。
適用まであと〇年とカウントダウンされてきましたが、この4月からいよいよスタート。

トラック運転手に適用される規制は下記のようになる。

・時間外労働が年960時間以内
・時間外労働と休⽇労働の合計が⽉100時間未満
・時間外労働と休⽇労働の合計について、「2か⽉平均」「3か⽉平均」「4か⽉平均」「5か⽉平均」「6か⽉平均」が全て1⽉当たり80時間以内
・時間外労働が⽉45時間を超えることができるのは、年6か⽉が限度

働き方改革の一環でいよいよ規制がかかることになったのだが、運送会社だけで全国に6万社あり、従業員300人以下の中小企業が99%を占め、多くは下請け会社である現状から、問題をクリアするハードルはとても高い。中小零細企業の悲痛な声は元請けや荷主にどれだけ届くか疑問だらけ。

確かにこれだけ社会問題になっているので物流業界の理解は広がったとは感じるが、荷主もいざコスト増となるとあの手この手で総出し額の出費を抑える工夫はもちろん考える。総論は理解、各論は・・・というのが今の現状ではなかろうか。

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先に行われた県トラック協会一関支部の総会でもこの話題が主。加えて人口減や建設関係の急激な需要減で仕事が急減というダブルショックという悩みも共有された。

多重下請けを監視する物流Gメンも配置するという報道があるが、どれだけ機能するのかは不透明。

いずれにしてもこれまで時間通りに届くのが当たり前の時代は過ぎ去ったということは確かでしょう。この制度の行き着く先が真に豊かな労働環境整備に完結するかはまだまだ私にはわかりません。逆に労働基準法の適用外となる抜け道が出来やしないかとそちらの方が心配です。
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2024年04月24日

消滅可能性自治体

将来なくなるかもしれない自治体を指す「消滅可能性自治体」。民間団体の人口戦略会議は24日、2050年に20〜30歳代女性人口が半減する自治体を「消滅リスク」があると定義してまとめた報告書を発表した。国や自治体に少子化への警鐘を鳴らすためだ。

報告書は全国の1729自治体・地域を大きく4分類した。
@「消滅可能性自治体」
A出生率が低く他地域からの人口流入に依存する「ブラックホール型自治体」
B100年後も若年女性が5割近く残る「自立持続可能性自治体」
Cそれ以外の「その他の自治体」


10年前の報告書と比べると
別の民間団体が2014年にも同様の報告書を出した。10年前と比べて「消滅可能性自治体」は896から744に減った。外国人が増えたことなどが要因で少子化傾向が止まったわけではない。「消滅可能性」から脱却した自治体は239あったものの、人口戦略会議は「若年人口を近隣自治体間で奪い合うかのような状況もみられる」と指摘し、日本全体の人口減少基調は変わっていないと訴えた。

【4月24日、日本経済新聞電子版より】


岩手県の場合、@に属さない半減を免れるとされている自治体は

滝沢市⇒ −35.9%、盛岡市⇒ −35.0%、矢巾町⇒ −41.7%
紫波町⇒ −41.7%、花巻市⇒ −48.5%、北上市⇒ −39.8%
金ヶ崎町⇒−40.1% の7自治体のみ

ちなみに一関市⇒−60.0%で@に見事に該当。

参考までに値が高い自治体は、
普代村⇒ー78.6%、洋野町⇒−75.4%、西和賀町⇒−74.4%


@を免れたといっても−30%代は3自治体のみなのでボーダー避けたに過ぎません。

岩手県の場合、対策本部を立ち上げているが掛け声だけで何ら効果を表せていない状態にあります。明確なモデルを複数示して対策を地域の特性を勘案しながら具体的に施策を展開することが急務です。
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2024年04月21日

うしとら物語、続編

先週に引き続き同級生物故者の法要を渋民の東川院と摺沢の高建寺において各方丈様に先達頂き、その後同級生有志で山門前に慰霊塔を建立しました。

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【渋民東川院にて 焼香しているのは同級会副会長の岩渕ひろみさん】


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【供養塔を山門前まで運ぶ愉快な仲間たち】


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【東川院の山門から本堂を見通す景色は味があります】


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【山門前の桜の花はこれからも時をめぐる度に同級生の魂を癒してくれるでしょう】


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【高建寺では副住職のご先導を頂戴しました】


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【山門から踏切が見えるのは小原玉義君曰く高建寺以外では鎌倉の円覚寺くらいではないかとの説。左側の手前三列目に供養塔は建てました】


渋民地区では佐藤博美(旧姓金野)さん、芦 太君、摺沢地区では増田勝子(旧姓佐藤)さん、芦 幸男君がご逝去されています。

東川院の住職様に「これから寺院を訪問される機会に供養塔に手を合わせてほしい」との御助言は実行していきたいと思います。

これまで供養塔設置の段取り、準備を行ってきた還暦同級会実行委員役員の皆さん、参加された有志のみなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。7月の同級会が成功するように頑張りましょう!
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2024年04月19日

お帰りなさい。ipad君。

3月31日に上京した折に東京駅内で置き忘れたipad君が約2週間ぶりに戻ってきました。

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31日に帰途につく直前に東京駅の東京駅内のレストランにて大谷選手のライブ中継をカウンターの壁に立てかけながら見ていたのを撤収し忘れて置き去りにしてしまったipad君。新幹線に乗車する直前に気づき、踵を返す暇もなく断腸の思いで乗車。新幹線ホーム上、上野、大宮間でレストランに連絡を取るも発見に至らず💧

もうこれは戻らないと諦め、帰宅後に各種手続きを始めました・・・

幸いに契約時に紛失した場合には代替可能なプランに入っており、とりあえず千厩警察署に出向き遺失物届けを出しました。遺失した事実確認を取ったので後は諸手続きを行う段取りへと・・・

と思っていた矢先に東京の丸の内署から届いておりましたとの報が!!!

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【返送時には厳重な包装を施してもらいました😃】


この間、確認書のやり取りを遺失物係りと交わし、4月16日にipad君は無事に我が家に戻り、感動の対面を果たしたのでありました。

どのような経路で警察まで届けられたのかは不明ですが、その後の警察の手続きについてはその迅速さと確実さに感心するばかりです。手に戻った瞬間感動すら覚えました。私なりの分析で発見に関して功を奏したと思うのはipad君に私の名前入りのシールと目立つシールを貼っておいたことです。これは後々警察の方の確認作業に大いに役に立ったと推察致します。

先進国の中でもこうした事例はほぼないでしょう。届けた方の恩情、警察の対応、我が国の誇りです。
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2024年04月14日

うしとら物語

今日は私たち大東中学校同級会のお話です。


2年前私たち還暦の同級会がコロナ禍の影響で開催が困難となり、中止ではなく延期ということにしてましたが、昨年末から有志で働きかけが始まり7月に大同級会を(前回は49歳のときに一関市内で開催)することに決定していました。

その前段で同級生の供養塔を建てることも今回の同級会の活動の一環として計画し、本日第一弾で曽慶地区の供養塔の建立を安全寺にて行いました。南浦住職に供養の先達を頂戴し、参加10名で鎮魂の祈りを捧げました。

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曽慶地区では大久保みつるさん(旧姓畠山)、菅原一行君がご逝去されています。

お二人の魂の安らかならんことを参加者全員で祈りました。同級生が心を合わせて行動することにとても大きな意義を感じた日でした。

来週の21日には10時から渋民の東川院で、12時から摺沢の高建寺で同様の供養を行います。本日は下準備で各々の供養塔の穴掘りを有志の同級生で行いました。来週も天気に恵まれますように。
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2024年04月07日

男やましん

自民党安倍派の政治資金パーティー問題の処分をめぐって離党勧告とされた幹部お二人の対応が分かれています。

方や潔く離党届を提出し、もう一方は再審査請求を検討の考えとか。

この経過を見て私は政治家としての身の処し方について考えさせられます。

そこで思い出されるのは古い話ですが、1970年の「よど号ハイジャック事件」。人質となった乗客の身代わりとなって(独断で判断されたと言われる)機内に乗り込んだ山村新治郎運輸政務次官。

実は前年に大韓航空機のハイジャック事件があり、韓国と北朝鮮はかなり緊張を抱えるおり、ハイジャック犯人に対して韓国政府はかなり厳しい対応を求めていたようです。その間に入って山村新治郎政務次官は事態を打開する人間力があったと推察されます。

最終的には山村新治郎衆議院議員は無事に北朝鮮から帰還したのですが、その男気のある行動は社会に讃えられたようです。


時代が人間をつくるともよく言われますが、山村衆議院議員の行動は政治家としての原点を知らしめてくれます。



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2024年04月03日

例えが下手

川勝平太・静岡県知事が辞意 県庁職員は「牛の世話とは違う」と発言
【朝日新聞電子版 2024年4月2日 19時09分】

 静岡県の川勝平太知事が2日、県庁内で記者団の取材に対し、辞職の意向を示した。1日に「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方たちです」などと訓示して批判を浴びていた。

 1日の発言は、県職員としての心構えを説く中で出た。この後、「それを磨く必要があります。磨き方、色々あります。知性を磨くということ、それから感性を豊かにしなくちゃいけない」などと続けた。

 川勝知事は3月13日、女子サッカー選手らが表敬訪問に来た際、「男の子はお母さんに育てられる」と語り、子育ては女性の役割と受け取られかねない発言だと批判を受けた。同26日の定例会見で記者に改めて見解を問われ、発言の撤回や修正はしなかったが、「誤解を招く発言であったことは反省している」と述べている。

 川勝知事は3年前の参院補選の応援演説で、同県御殿場市を揶揄(やゆ)するような不規則発言をしたとして、県議会で辞職勧告決議案が可決された。昨年の県議会では、この決議を巡ってペナルティーとして返上するとした給料などを返していないことを受けて不信任決議案が提出され、1票差で否決された経緯もある。


舌禍が引き金となってついに辞任をすることとなった川勝平太静岡県知事。

シンクタンクを強調するならもっと使命感を強調するような事例を引けばよかったのに、一次・二次産業の方々を引き合いにするのはアイデアが貧困すぎる。

思えば椎名悦三郎・素夫親子は例え話はユーモアを含んでおり絶品だった。

椎名悦三郎外相の国会での変幻自在な「おとぼけ答弁」は世間の注目を集めた。過去の日韓関係について「深く反省する」と述べたことに社会党の戸叶里子議員が「どういう意味か」と質問した。椎名は「しみじみと反省しているという意味でございます」と答弁して議場は爆笑につつまれた。日米安保条約については「アメリカは日本の番犬であります」と答弁し、野党議員が「大臣、そんなことを言っていいのか」とたしなめると再答弁して「番犬さまでございます」と言ってのけた。

私もいつもかくありたいと思っているが私のそれはブラックがきつ過ぎて引かれる方が多いと思う。これを機に心を世の中が明るくなるように心掛けよう。
     
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2024年04月02日

令和6年度 新しい門出

4月に入り、令和6年度がスタート。

県庁関係で動きが早速、今朝の朝刊で報じておりました。

まずは新副知事、佐々木淳氏。

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【4月2日 岩手日日紙朝刊2面】


ソフトな語り口の中に、決して議員に媚びらない強い姿勢を感じ取れた印象の方。とにかく実行力に期待したい。

次は、意外な転身を果たした小原由香氏。

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【4月2日 岩手日報紙朝刊2面】


県土整備部副部長を辞して盛岡市副市長に選任される。将来は部長との呼び声が高く、私も部長職にある小原さんとの論戦を期待していたが叶わず、残念。事前に知っていたら先の予算委員会で指名してバッサリと斬られるのも妙味であったが時すでに遅し。

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「一致団結」の盛岡市を目指して頑張って下さい。
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2024年03月28日

安易さの落とし穴

紅こうじ健康被害、閣僚会合開催 政府対応を協議
【日本経済新聞電子版 2024年3月28日 22:40】

政府は小林製薬が製造した「紅麹(こうじ)」原料の機能性表示食品による健康被害の問題を巡り、29日に対応を協議する関係閣僚会合を首相官邸で開く。原因の特定などに政府一丸で取り組むと確かめる。

林芳正官房長官、武見敬三厚生労働相、坂本哲志農相、自見英子消費者相が出席する。


小林製薬の「紅麹」により健康被害問題はもっと拡大していくだろう。

同社が現時点で原因が分からないというところにさらに不安を増幅させている。
サプリメントは薬よりも安易に服飲する傾向が強いことから、みんな薬のタイトルに目を引かれて簡単に判断するケースが多いのではないか。
原因の特定に全力をあげてほしい。機能性表示食品にも法的な制約を強化すべものはしてほしい。

「痩せる」「脂肪を燃やす」

こうした謳い文句には要注意だ。
posted by 飯沢ただし at 23:10| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月22日

県議在職25年表彰を受けました

本日、2月定例議会が閉会し提出された議案はすべて可決されました。

今後の課題については後日あらためて記します。

本会議終了後に議員在職25年表彰を県議会の内規により受けました。

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【工藤大輔議長から表彰状を授与される】


7回の当選回数がなければ25年にはなりません。この度の表彰は誠に名誉なことであり、偏にこれまで支えてくれた支持者の方々はじめ、お世話を頂いたすべての皆様に感謝を捧げます。

工藤議長とは平成11年の同期当選のため工藤議長も表彰対象となります。

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【工藤議長には副議長の私から表彰状を。立ち位置が入れ替わる珍しい場面】


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平成11年当選組は16名いましたが、現在県議会に在籍しているのは3名のみとなりました。真ん中は佐々木順一議員。3人の初当選時の年齢は工藤大輔議長が28歳(!)、佐々木順一議員が47歳、私が37歳。ちょうど10年づつ離れています。

残念なことに鬼籍に入られたかつての同期の議員も7名を数え時の流れを痛感させられます。7人の中には東日本大震災で被災されて逝去された方もおられます。

残された任期の間を県民の負託に応えられるよう全力で頑張ることを本日認識を新たにした日となりました。
posted by 飯沢ただし at 17:25| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月19日

変化の局面

日銀が17年ぶりに金利の利上げを決定した日。マイナス金利政策は事実上終焉。

今日は目を引く新聞記事が他に2つもありました。

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予想していた通りに自動車運送事業へも外国人労働者を中長期的に受け入れる対象にすること(特定機能第一号)の政府案を自民党の合同会議で決定されました。他に鉄道・林業・木材産業も追加される見込みです。

以前中国人のバス運転手(そもそも違法)が人身事故を起こしてから安全を担保するために相当に社会的規制が強化されました。その方針を外に置いても2024年問題をクリアすることが重視されたことになります。労働力は量的には需要は緩和される方向になりそうですが、逆にさらなる労働法規規制が厳しくなる可能性があります。いずれにしても経営側は厳しい対応が求められることになります。

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日本経済新聞の試算によると家計の税・社保負担率は直近で28%で過去最大。しかし、これは直接税のみの試算で消費税や酒税は含まれてなく実際は28%よりも高いとのこと。これを家庭・企業まで合わせると40%台半ばまで上昇する。中小企業への賃上げが広まるとの観測が金利政策の大転換となったと日銀総裁も語っていましたが、はたして家計負担の高まりは消費に結びつくのかどうか。同社も指摘をしていますが若年層に負担が偏っているのは大きな問題でしょう。これでは少子化に歯止めがかからない可能性があります。

2024年は我が国の経済面で大きな転回をする局面を迎える年になりました。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月16日

予算特別委員会が閉じる

予算特別委員会が閉じました。

付託された議案は付帯意見を付して全会一致での賛成となりました。22日(金)の最終本会議でも同様の採決結果となるでしょう。

予算案に対してはこの間いろいろな動きがありましたが、最終的には付帯意見を付して賛成するという方向に落ち着きました。しかしながら世話人会の意見の取りまとめは会派間の駆け引きがあるのは仕方ないこととは言え、非生産的な部分に時間を取られている現状は今後改善したいものです。

一方、議員間ではない件で、私は強い課題認識を抱きました。後日しっかりと話し合いと持って詰めたいと思います。

達増知事のマニフェスト+39の予算案の反映については初年度ということで我々は大きく構えましたが、来年度以降はそうはいきません。付帯意見に記された内容も含めてしっかりと対応していきます。

来週は常任委員会が開かれ予算関連以外の議案の審査が行われます。私が所属する文教委員会では熱心な議論が展開される見込みです。21日(木)は復興特別委員会、22日(金)は最終本会議です。

15日(金)には来年度からの県職員の移動名簿が公表されました。

どうも私たち「いわて県民クラブ・無所属の会」が重大な関心をもっている県政課題の部署には意図を持った人事配置がされているように思います。だとしても私たちは県民のために活動する会派ですからこれからも怯んだり、躊躇することは決してありません。

年度末で退職なさる職員もおられます。大卒で22歳で県庁に奉職しますと38年間勤続になります。私も議員在職25年になりますので3月で退職される職員の方は38分の25、実に在職の約3分の2の期間は一緒の時間を過ごしたということです。これからの人生に幸あらんことを心よりお祈り申し上げます。
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2024年03月13日

復興防災部で質問

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能登半島地震から見えた課題、東日本大震災からの教訓をもとに

@二次避難所の設定について
A衛星電話による行政間の連絡経路の確保について

の2点に絞って質問をしました。

特にAについては過去の震災発生時に対応の拙さがあり、さらに事実と食い違う処理が報告書に綴られていたことも当時をよく知る人物から指摘を受けており、検証の再点検も要望しました。

「備えよ常に」は防災・減災の金言で常に基本に戻る必要があります。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☀| Comment(2) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月12日

13回目の追悼式

昨日、東日本大震災の追悼式が初めて被災地ではなく盛岡市で開催され、参列しました。

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もちろん副議長としての参列も初めてでしたので、厳粛な気持ちはさらに厚みをました。

まる13年を迎えて、ここ数日のメディアの報道で一番印象に残ったのは、グループ補助金の返還に窮している経営者の苦悩。これは同じ経済人として身につまされる内容でした。借金の返済に苦しむならば無理に借りなければよかったという声はあまりに悲痛。

加えて被災地は人口の自然減と社会減が同時に急激に進行中です。

民間経営も行政施策もこれまでの成功体験はほとんど役に立たないと頭を切り替えないと展開は開けないと覚悟した方がいい。と言葉では簡単に言えるが実際にはとても難しい。

苦悩の中から光明を見つけて、いかに明るさを増すことができるか。かなりハードルが高い困難な課題ですが今を生きる私たちは挑戦し続けるしか道は開けません。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☁| Comment(1) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月11日

雉も鳴かずば撃たれまいA

次の日は所管のふるさと振興部。

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数日前に常任委員会でジャブを入れておいたせいもあり、ふる振部の対応はガード一辺倒で時間イーター(時間消費)を念頭にした答弁戦法に終始。

監督部局の使命を放棄した理事長礼賛のオンパレード。ここまでくると逆に必死な忖度を演じなければならない部長以下に同情を禁じ得ません。


さらに、新事実として千葉理事長個人が代理人を立てて今度は河北新報社社長あてに質問書を送るということも判明し、個人が法人より後になったということは県立大学が理事長の私怨に利用されたのではとの疑惑が深まりました。

すなわち理事会が理事長の思惑によって利用されており、正常な理事会の運営がされているのかの疑問も深まります。

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【この日の審議内容を報道した河北新報社の記事】


私は県立大学が本来あるべき教育機関になっているのかとても心配です。

これらの新聞報道により、知人を通じて県立大学の関係者から「最近の県立大学は県庁の出先機関になったような雰囲気で自由闊達に勉強、研究する雰囲気とは程遠くなっている。」との内容を電話で頂きました。

大体にして記事の内容が気に入らないという理由で執拗に質問書を送付し、訂正記事を求める行動をすること自体お粗末としか言いようがありません。県立大学の不見識を世に知らしめたに等しい行為です。事実記者クラブの大方の記者は冷ややかな態度だったそうですし、県職員は推して知るべしです。

予算特別委員会で私が求めた通り、早急に理事会の審議内容をはじめ大学の運営に関して所管部は調査をするべきです。
posted by 飯沢ただし at 00:02| 岩手 ☀| Comment(1) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月10日

雉も鳴かずば撃たれまい@

まずは昨年(2023年)の私の10月8日のブログ記事を参照して下さい。

河北新報社が県議会で議論された県大理事長の報酬問題を特集した記事(2023年10月8日発行)について岩手県立大学が3度にわたり河北新報社に対して法人格で質問者を送付をし、なおかつ同社の回答には満足できないして1月12日に同社に対して訂正記事を求めている内容を質問書と回答書と一緒に県政記者クラブに投げ込みしたという事実を聞き及び、予算特別委員会にて質問し問題点を指摘しました。

まずは総務部に質問です。

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総務部は県立大学の直接的な所管部ではありませんが、予算を審議する意味合いから予案を編成した責任部局としての立場で所感を求めました。
総務部はこの事実関係を把握しており、県立大学の法人格で質問書を送付していることも認識していることを私の質問で確認しました。

・質問書の内容は、理事長側の意に沿わない内容を指摘しているのみで客観的に見ても正当な指摘とは認められない。

・県の公的教育機関である県立大学が法人格でこのような質問書をメディアに送りつけること自体がナンセンスである。

・県大の一連の行動はメディアに対する不当な介入ともとられかねない。

・この事実を鑑みれば県大の運営に適正さを欠いているのではと危惧するが、予算編成者としての所感を求める。

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【翌日の河北新報社の報道記事、ローカル版には珍しいカラー写真】


実は、ふるさと振興部に質問しても理事長の礼賛を繰り返すだけで、一向に埒が明かないことも総務部で総合的な判断ができているか探ることも総務部で質問する意図としてありましたが、予想通り部長答弁は深くは踏み込みませんでした。(というより踏み込めない)一方で、通常なら所管外と質問前にシャットアウトするところでしたが、質問を受け入れた度量に対しては一定の評価をします。

私の発言中に議事進行を連発して私の発言を封鎖しようとする議員が現れたりで、ますます理事長報酬に対する疑惑は深まったと言えます(苦笑)(謎)。
posted by 飯沢ただし at 23:20| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月25日

人口減少社会の中で

23日(金、祝)の日は自衛隊入隊・入校予定者の激励会が4年ぶりに開催されました。

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胆江・一関エリアで18名の予定者です。
管内の県議10名を代表して祝辞を述べさせて頂きました。国家の安全保障環境が複雑なこの時代に自衛隊に入隊する志を持った若者に心から敬意と激励を申し上げました。壇上から見えた予定者の皆さんの瞳はしっかりと私を見つめており、揺るぎない決意を感じました。健康に留意されて頑張って欲しいと心からエールを送ります。


同日の午後は千厩警察署藤沢駐在所の新築を祝う会がありました。

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【乾杯の音頭を取る沼倉市議会議員】


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【国道456号沿いに新築移転になった藤沢駐在所】


この駐在所の新築は藤沢駐在所と保呂羽駐在所の統合があり、新築するという計画で進んでいましたが、立地場所に関して住民から国道沿いの利便性の高い場所をとの強い要望意見が集約されて、最終的に所期の目的が達成された経過があったので、祝賀会が開催されたと理解します。

沼倉市議から私にも強い要望を受けていましたので、私なりに努力をした内容については祝辞の中で述べさせて頂きました。

藤沢地区は伝統的に地域の意見集約に関して即座に対応する力があり、そうした力が目的を成就したものと確信しております。


人口が急減していく中でいかに国家や地域の安心安全を守ろうと行動していくことは、尊いことだと痛感した日になりました。
posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月21日

代表質問の日

本日から本会議が再開。その初日は代表質問です。
代表質問は交渉会派から代表して行う質問者が知事にすべて答弁を求めるものであり、テレビ中継もあるので質問者にとってはとても栄誉なことです。私も二期目にその機会を与えて頂きましたが、張り切って臨んだことは今でも鮮明に憶えております。

「いわて県民クラブ・無所属の会」からは政策審議会長であるハクセル美穂子議員が登壇。

美穂子さんは2年前にも代表質問を行い、2回目になりますが、前回のテレビ録画中継はロシアのウクライナ侵攻により美穂子さんの部分だけ中継がカットになってしまうという珍事に巻き込まれてしまいました。今回は無事に放映されて何よりでした。

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【議長席にはタイミングよく私が着座しており、ハクセル美穂子議員を呼名しました】


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【演壇が今議会から高低を調整できるようになり、美穂子さんが表情明るく調整すると議場がぱっと和やかな雰囲気に】


さて、質問の中身ですが、美穂子さんの政策課題である子どもの医療費助成についてを中心に行われました。

(1)子どもの医療費助成の拡充について

達増知事は5期目の公約で華々しく「全国トップクラスの子育て支援策スタート」と云い、令和5年8月から県内のどこの市町村でも医療助成費は18歳まで助成されるようになった。

しかし、こどもの医療助成費は市町村ごとに異なる要件であるのが実態で、さらに受益者負担額にも差異があり、一律無料化になっていない。
また、医療助成費の85%が市町村が予算措置して賄っている。県は14%ほどに過ぎない。
知事の公約には「すべての人の希望が叶うように、必要な財源を確保し、市町村の現状把握にも努め、施策のフル稼働と一層の拡充を図る」とされているが、多額の財政出動を要して子どもの医療助成費の達成に苦心している市町村の状況を把握しているはずの知事が医療費助成制度の拡充を見逃すはずがない。なぜ県内統一的な実施を県がリードして行わないのか。

と迫りました。

この背景には18歳まで医療費を無料化にしたと県がトップクラスの子育て支援と交えて喧伝した際に県内首長から反発があったのが事実であり、14%の支出で県は大きなこと何を言うとんじゃということなのです。

それに対して知事は首長からの要望については把握しているとは答弁したものの、肝心な部分では国が一律してやるべきものといつものように責任転嫁して県が主導的に動くことについては有耶無耶にしました。

(2)子どもの医療費及び保育料の無償化について

も同様に切り込み、県と市町村の連携にも関連させて知事のリーダーシップを求めましたが、よほど自身のプライドが傷ついたのか最後はキレ気味になっていました。(情けない・・・)

さらに、少子化対策の財源についても、少子化対策に的を絞った少子化対策県民税の創設を提案しましたが、いつもと変わらぬ慎重な姿勢を崩さずでした。


知事は部局が用意した答弁書から逸脱しないことが自分の仕事と心得ているようで、質問者が一歩踏み込むと、やれ国が一律に、県民の意見を拝聴し、とかで自身がどのように判断しているのかを見せません。16年も経験している知事なら答弁の中で自分の問題意識を示すのが当然と私は思いますが、それさえもしない。これでは知事に対する一問一答の意味が半減してしまいます。

ただ、今日の美穂子さんの質問のやり取りを観た県民は、県のリーダーの実力が分かる人に分かるはずと思います。

トップクラスというならば県民にとって実効性を実感できるやり方に重点を置くべきではないでしょうか。
posted by 飯沢ただし at 23:29| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月20日

偶数4桁並び

昨晩は両磐一関保健医療圏の地域医療を守る懇談会が開催され、次期岩手県保健医療計画、在宅医療にかかる連携等について委員の皆さんから熱心な意見が出されました。人口減が急速に進む中で地域のニーズに合った保健医療サービスを提供することは大変難儀なことで、岩手県にあっては県立病院の在り方(特に地域病院の存続)が問われることになり、厳しい判断が要求される場面もあることが予想されます。

いまあるものが無くなることは地域にとっては大変なことですから十分に注意を喚起していかねばなりません。

昨晩の在宅医療の議論に関してはこれから実際に進めるにあたり、どの機関が中心になるのかといった核心的な議論にまで達していないので十分にこのこの懇談会で建設的に他の地域に先駆けて進めていくことを期待します。

ところで話はかわって、昨日盛岡からの帰りに議場から駅までタクシーを利用し、支払にSUICAを利用したところ

残高が6666円のダミアンナンバーの横並び。

そして駅地下で買い物をしたところ買い上げ額が2222円(偶然!)

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当然のごとく残高は4444円!

と数奇な経験を致しました。なにかの吉兆!?と勝手に思っております。
posted by 飯沢ただし at 13:04| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月19日

既存ルールか復興優先か?

東北復興工事、入札経ず契約 既存事業に費用上乗せ5件

【日本経済新聞電子版 2024年2月19日 5:00 (2024年2月19日 18:06更新) 】

国発注の東北復興工事で、競争入札や随意契約を実施せずに施工された工事が5件あることが分かった。別の既存工事の受注業者と増額契約を結び、工事を依頼して費用を紛れ込ませていた。5件の総額は35億円超。入札で受注業者を決める公共工事のルールを逸脱しており、専門家は契約の競争性確保を定める会計法などに抵触する可能性を指摘する。

公共工事は、着工後に想定外の地質や地盤に遭遇したり、災害の影響を受けたりして追加工事が必要になる場合がある。「変更契約」と呼ばれる増額手続きで、発注者と受注業者が一対一で見積もりの提示を繰り返し契約金額を決める。

国土交通省は変更契約の有無や内容、契約額を公開しているが、内容を把握するには一部を除き、地方整備局の庁舎に出向いて資料を閲覧するか、情報公開請求するしかないのが現状だ。

このため日本経済新聞は、落札額が10億円以上の国の公共工事247件(2018〜20年度)の契約書類を情報公開請求した。その結果、入札を経て契約すべき新規工事費を既存工事の費用に上乗せする変更契約が、東北地方整備局管内で少なくとも5件あることが判明した。

5件はいずれも20年以降、岩手・福島両県で施工された復興支援道路の関連工事で、工事費の総額は35億4500万円に上る。5件のうち3件は一度も入札にかけられず、残る2件は2回ずつ入札を実施したが応札者がいなかった。応札者がいない場合は、特定の業者と随意契約を結ぶべきだとの指摘がある。

入札時の予定価格が3億円を超す工事で変更契約を結ぶ場合、地方整備局長(支出負担行為担当官)の決裁が必要になる。日経が入手した5件の契約書にはいずれも東北地方整備局長の名前が記載されていた。

国による歳入徴収や契約などを規定した会計法29条の3は、一部の例外を除き「契約を締結する場合は公告して申し込みをさせることにより競争に付さなければならない」と明記。入札契約適正化法3条も「入札及び契約の過程並びに契約の内容の透明性が確保されること」と定める。いずれも罰則はない。

元会計検査院官房審議官の星野昌季弁護士は「今回の件が事実なら、適正な手続きを踏まずに新規事業を実施し、支出根拠のない予算を執行したこととなり、会計法令に抵触する可能性がある。原因究明と同種事案の有無の検証が必要だ」と指摘する。

同地整局道路工事課は取材に対し、5件の工事費上乗せを認めたうえで「当時は入札不調が多く、復興事業を推進する時代背景を踏まえると適正だった」と主張した。工事を受注した建設会社の一社は「復興支援道路の全線開通に向けて重要な事業だと地整局から要請を受けて施工した」とコメントした。

災害復興には迅速な復旧工事が不可欠だが、公共工事の契約ルールを逸脱して良いわけではない。変更契約の透明性を確保するルールづくりが求められている。


本記事で岩手県の工事案件で指摘をされているのは

新区界トンネルの舗装工事

当初の請負金額は23億2700万
変更契約で追加した別工事は、別のトンネルの舗装工事
変更契約のうち別工事費用は、約8億

となっている。

東日本大震災関連の復旧工事には、いろいろな意味で一般工事とは別の圧力がかかっていたとは推察するし、一定程度スピード優先やむなしの空気もあったのは事実。しかし、冷静になって考えれば、例えば新笹ノ田トンネルのように幾重にも手順をかまされてなかなか前に進まない案件もあり、そうなると実質比較できない案件とは理解しつつもイレギュラーな事案が存在したことが明らかになったからには納得できない気持ちになる。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月15日

処方箋を示すのが当然

令和5年度2月定例議会が昨日開会しました。

来年度の当初予算を提案する2月定例会開会日には知事と教育長による演述を行うことが定例となっています。

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【私の48番席から演台までは一番距離があります】


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【首から背中が丸いのは鎖骨固定バンドを装着しているため】


達増知事の演術は今回で17度目になりますが、毎度毎度同じ所感です。

人口減少対策やILCなど県がやらなければならないのは当然なので、こちらとしてはあえて事業名を羅列して言葉に出さなくても最初から分かっていることなので必要ありません。すでに予算説明会で聞いています。

県民が知りたいのは16年かけて出来なかったのはなぜなのか、何が足りなかったのか(予算?人材の投入?)新規に何をするのかであって抽象的な課題認識を聞いてもまったく心に響きません。

達増知事は成果が上がっていないことにはまったく触れません。これでは問題の解決から目を背けているのと同じです。

「希望郷のその先へ」と結びましたが、肝心の希望郷の現在地すらも示せないのではその先もわかりません。単なる自己満足の理想論にしか聞こえません。

支援や促進という語彙が極めて多い。こうした厳しい状況で多額の税金を使う県の姿勢はそれでいいのでしょうか。

多くの職員の力のベクトルを合わせて前に進むには反省を基にした支援策にとどまらない県の戦略基軸を熱と共にトップが示す絶好の機会なのに、やらないのかやれないのか。とてももったいないと私は思います。これでは職員も数年先を見通して仕事をする癖がつかなくなります。

今日の岩手日報朝刊に掲載された各会派の反応は選挙で支持したグループとそうでないグループは実に対照的でした。我が会派の佐々木努代表のコメントは一見優しいコメントですが見方によっては強烈な皮肉が込められていると感じました。

地方自治体の予算は単年度会計ですから、単年度そこそこうまく回れば及第点なのかもしれませんが、県が抱えている問題は人口減少問題など深刻さを増すばかりです。よってこの時点で将来の県のビジョンを明確に示せないのでは、民間であれば社長としての力量はすでに底が見えていると言わざるをえません。


本日、骨折矯正バンドの使用は夜間のみでいいとのドクターから指示がありました。精神的にはかなり解放されます。同月同時に同じ鎖骨を骨折した(レース中に落馬して故障)JRAの古川奈穂騎手も来週からレース騎乗を予定していると聞きましたからほぼ同じペースで回復です。

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古川騎手には怪我にもめげずに頑張ってほしいです。応援します。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月09日

議長代理用務2件

昨日は隣国からのミサイル発射事案が近年増加していることから、ミサイル通過を想定した盛岡市主催、岩手県、内閣官房共催の避難訓練を視察しました。

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【ミサイル発射の報を受けて盛岡市営駐車場に避難の訓練に参加した盛岡市民の方々】


10分間うずくまった姿勢を維持するのは結構大変そうでした。

訓練後、講評によりますと都市部では地下部へ避難誘導することとしているが、農村部などの地下施設がない地域は建物の窓際に近づかないこと、正対しないで背を向けることなどの対応が示されました。国では同様の訓練を自治体に呼び掛けており40自治体以上がすでに実施済みだそうです。こうした訓練が必要になるほど緊迫度が増しているということです。

ILC実現となれば国際研究機関が岩手・宮城に存立することになりますから、隣国も挑発する可能性は極めて少なくなると思われます。安全保障の観点からもILCは大いに有効なのです。


本日は元千厩町長の熊谷儀一氏の葬儀に参列してまいりました。
故熊谷儀一翁は享年95歳。昭和63年まで3期町長を務められ町勢発展にご尽力されました。

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最近までお元気で敬老会にも参加されており、私も必ず声をかけさせて頂いておりました。熊谷家は商家日野屋系の一族で私の祖母の生家とご縁があり、熊谷家の方々とは親しくお付き合いをさせて頂いております。

町長を引退されてからは趣味の碁を楽しんでおられた様子を弔辞の中で知ることが出来ました。
仕事以外に趣味を持つことは人生を豊かにするものだとつくづく感じました。私の趣味は・・・あまり公には強調できません。

熊谷儀一翁のご功績に対して深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。

posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月07日

競馬組合へ提言書を提出

2月に入って初めての投稿になります。

今週の月曜日5日に岩手競馬振興議員連盟にて岩手県競馬組合に提言書を提出しました。

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新聞社3社に写真付きで取り上げて頂き、ありがたい限りです。

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会長を仰せつかっている立場で代表して私が要望内容を申し上げました。

この要望会は毎年の恒例行事となっていますが、これまで提言が生かされて実現されたものもあり、組合にはしっかりと内容を検討頂いていると要望する側からは感じています。

この要望の内容は競馬関係者との意見交換会の内容から拾いあげているものが多く、特に現場を預かる関係者からは走路や厩舎回りの環境整備について、売り上げが上がっているのになかなか整備(厩舎や調整ルーム、厩務員宿舎など)が進まない現況に苛立ちにも近い不満が出ています。

組合側は売り上げ状況を見ながらとの説明がされますが、こうした必要不可欠な整備には迅速に対応しないと新人の騎手はなかなか岩手競馬を選んでくれなくなってしまいます。戦略的かつ計画的な整備を望むものです。

私たち、岩手競馬振興議員連盟は今後とも岩手競馬が健全に運営されていけるよ研究し、発展的な提言活動を行っていきます。
posted by 飯沢ただし at 22:18| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月30日

組織は生き物

トヨタ、揺らぐ効率経営 豊田会長「主権を現場に戻す」

【日本経済新聞電子版 2024年1月30日 12:03 (2024年1月30日 20:56更新)】

トヨタ自動車グループの不正が止まらない。日野自動車、ダイハツ工業に加え、豊田自動織機でエンジンの認証手続きに関する不正の拡大が明らかになった。開発や納期の短縮を急ぐなか、現場の負担が重くなり不正につながった。強みの効率経営の持続性が問われるなか、不正がなぜ相次ぎ起きるのかを繰り返し自問し、グループの風土を変えていく必要がある。

「ご迷惑、ご心配をおかけしていることを深くおわび申し上げる」。トヨタの豊田章男会長は30日、名古屋市内で開いたグループビジョン説明会で、相次ぐグループの不正について謝罪した。

グループが成長する中で、「大切にすべき価値観や物事の優先順位を見失う状況が発生してきた」として「私自身が責任者としてグループの変革をリードする」と強調した。

豊田会長は各社で発覚した認証試験の不正について「認証において不正を働くということは顧客の信頼を裏切り、認証制度の根底を揺るがす極めて重いことであると受け止めている」と述べた。

なぜ不正が相次ぐのか。各社の調査委員会の報告書からは短期の開発日程の厳守や、上に「できない」と言えない組織風土といった共通課題が浮かび上がる。

「量産開始日程を遅らせるのは会社に迷惑をかける」。豊田織機の調査委員会はある従業員がさらされたプレッシャーをこう紹介した。「うまく開発が進んでいないが、言っても聞いてもらえない中でやむなく不正に走った」

豊田織機の社員の間では「量産開始日の順守は絶対である」との認識が広がっていたという。

柔軟性のない日程が担当者を不正に追い込む過程も似ている。豊田織機では問題があっても上司や経営陣に共有されず、開発を遅らせるなどの対応がされなかった。

豊田織機の不正についての調査報告書には「上司に相談したとしても無駄であると半ば諦めていた」との証言が記載されていた
ダイハツでも「実際に相談しても『で?』と言われるだけ」。日野でも従業員の間に「どうせ言ったところで何も変わらないという諦め感」が広がっていたという。声をあげて問題を正す自浄作用は働かず、不正が起きてもモノを言えない空気が広がっていった。

組織体制の不備も共通する。豊田織機は21年に法規認証に特化した部署を設置したが、それ以前は専門部署が存在しておらず、専門家ではない従業員が複雑な法規則の内容を分析することを余儀なくされていたケースもあった。

グループの相次ぐ不正は3社にとどまらない。愛知製鋼は23年5月、顧客が求める許容範囲内の誤差よりも長い特殊鋼の鋼材を出荷していたと発表した。21年にはトヨタ自動車系列の複数の販売店で車検時の不正が見つかった。排ガスや速度計の検査を省略し、虚偽の整備記録を作成するなどした。

グループを代表する部品会社での不具合も目立つ。デンソー製の燃料ポンプでは断続的にリコール(回収・無償修理)が出ている。24年1月までに対象は30車種を超え、国内でのリコール台数は計約430万台となった。米国ではトヨタが23年12月に約100万台のリコールを届け出た際の原因が、アイシンの米子会社が製造したエアバッグ関連のセンサーだった。

トヨタグループでは、トヨタを頂点に部品メーカーが連なる巨大なピラミッド型の供給網(サプライチェーン)を築いている。豊田会長は「トヨタが発注者になっている場合も多々あるので、ものがいいづらいという点もあると思う」と述べた。

豊田会長は説明会に先だって、グループ17社の社長などを集めてグループビジョンを示した。「現場が自ら考え、動くことができる企業風土の構築に一歩進み始めたい」と語ったうえで「主権を現場に戻す」ことを目指したいと強調した。

問題があればなぜを5回繰り返すのがトヨタ式
トヨタは顧客の注文に応じて車を生産する「トヨタ生産方式(TPS)」を採用している。TPSはトヨタの企業風土や思想を形づくってきた。

高い生産効率で知られるが、豊田会長は「目的は効率ではなく、改善が進む風土をつくることだ」と指摘。「異常を管理し、異常が大きくなる前に個別に潰していく体質が必要だ」と述べた。

本来、何か異常があれば生産ラインを止めて不良品をつくらないのが、TPSでは「アンドン」と呼ばれて重視される。だが、グループの現場では従業員が不正を認識しながらも、見過ごされていた。

問題があればなぜを5回繰り返し、その原因を徹底追求して改善するのがTPSの基本動作だ。不正がなぜ繰り返されるのか。今こそ、トヨタ式の真価が問われる。


日野自動車、ダイハツに続き不正問題が続出するトヨタグループ。
モノを言ってもどうせ声は届かないという風土は組織として危機的な状況と言える。

QCサークルによって現場から品質の向上や作業工程の効率化を図ってきたトヨタの歴史がどこでどう歯車が狂い始めたのか。

豊田会長の陣頭指揮によってどのように検証され、改善されていくのか注目だ。

大会社でも中小企業でも組織は呼吸する生き物と同じ。このトヨタの一連の不祥事は他山の石として私の戒めとしたい。
posted by 飯沢ただし at 22:01| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月28日

守るより攻め

カルビー「ポテトチップス」原料のジャガイモ、宮城で生産拡大中 
【河北新報電子版 2024年1月28日 6:00】

 カルビーの定番スナック菓子「ポテトチップス」の原料となるジャガイモの生産量が宮城県内で増えている。2023年度の作付面積は計92・7ヘクタールで、県内で契約栽培が始まった02年度(1・0ヘクタール)の約90倍に上った。他産地との収穫時期の違いが重宝され、産地の分散化を進めるカルビーと主食用米からの転作を促す県の方針も一致する。

 23年度は12団体13個人が生産し、面積は東松島市が37・2ヘクタールで最大。登米市19・5ヘクタール、美里町16・9ヘクタールと続いた。
 
 ポテト社はジャガイモの8割を北海道から調達し、残りの大半を九州、関東から賄う。ポテト社が宮城に着目するのは7月中旬〜8月中旬にピークを迎える収穫時期。九州(5月上旬〜7月下旬)、関東(6月上旬〜8月上旬)、北海道(8月下旬〜10月下旬)の空白期を埋める役割を担う。

 宮城県が21年3月に策定した「みやぎ園芸特産振興プラン」は、水稲からの転作を促す重点品目の一つとしてジャガイモを推す。県園芸推進課によると、10アール当たりの所得は1万1000円の水稲に比べ、ジャガイモは4万9000円で収益性が高い。

 県は本年度、ポテト社向けのジャガイモを作る農家らを対象とした独自の表彰制度を創設。優良な生産者に県知事賞を贈るなど、増産に向け、全面的にポテト社を支援する姿勢を打ち出した。25年度中に500ヘクタールまで増やす計画を立てる。

 ポテト社はここ数年、気候変動による不作のリスクを分散するため、全国各地にジャガイモ産地を広げている。作付けを増やす重点地域の一つに東北が位置付けられ、23年度は山形を除く5県で計53戸が生産。うち5割近くが集中する宮城で今後、作付面積も生産者も増える可能性が高い。


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この記事は本日の河北新報の朝刊一面。

宮城県では水稲からの転作をリアルに戦略的に動いている証拠。国の水活に代表されるような人口減が要因とする既存の農業予算の縮減の対応策を求めるのも大事だが現実的に将来を見越して動き出すことはもっと価値がある。それならば県予算も生きる金となる。

民間企業へのアプローチは他県の方が先んじている。岩手ではホップの地域特定栽培契約くらしか思い浮かばない。そこにとどまっていては前進はありえない。
posted by 飯沢ただし at 23:22| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月26日

人口減少負のスパイラル始まる

岩手中央タクシーが破産へ 人口減少やコロナ拡大が影響
1/26(金) 18:27配信 IAT岩手朝日テレビ

 岩手県盛岡市に本社を置く岩手中央タクシーが1月末付で事業を停止し、破産申請を行うことがわかりました。
 東京商工リサーチ盛岡支店によりますと岩手中央タクシーは1952年に設立、盛岡市と花巻市に営業所を置き、ピーク時の1992年には13億円余りの売り上げを計上していました。
 しかしその後人口減少や競合の激化に加え新型コロナの感染拡大により業績が悪化していました。今年に入ってから自社ビルなど資産関連の差し押さえが後を絶たず、経営の継続は困難と判断、1月いっぱいで破産手続きを進めることになりました。負債総額はおよそ3億6768万円です。
 従業員85人は1月末で全員解雇になる見通しです。


なんとも寂しいニュース。

岩手中央タクシーさんは現在保有台数が79台であるのでマーケットにも大きな影響が出ると思われます。盛岡市内のタクシー業界の近況は議員会館からタクシーの予約を入れようとしても昼間でも断られるという状況で、その要因はドライバー不足で減車が加速的になっていることだと、どの会社の乗務員さんも話してくれました。

岩手中央タクシーさんは昼間からヘッドライトを点灯して運行している会社です。実は1988年に私がヨーロッパ旅行していた時に西ドイツの観光バスが昼間点灯していて、その目的は事故防止ということ知っていたので岩手中央タクシーさんも先進事例をすぐに取り入れてさすがだなぁという印象を持っていました。乗務員の方も親切な方が多い印象なので今回の件は大変残念です。

人口減少はこうしたサービス業に直に影響してしてきます。岩手県交通の減便、岩手県北バスの運賃値上げとユーザーにもコストが回ってくるだけでなく全体の運輸サービスの質の悪化を招いていきます。

人口減少問題にかかる交通対策を弥縫策で対応していくことはすでに手遅れということを示しています。
posted by 飯沢ただし at 23:22| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月19日

摺沢幼稚園閉園によせて

令和6年4月に摺沢こども園の開園に伴い、摺沢幼稚園が閉園となります。
昭和40年に私立摺沢幼稚園として開園以来、私立から町立、市立へと運営形態は変わりつつも60年間の長きにわたり幼児教育の殿堂として存在できたのも関係者各位、とりわけ地域の皆様のご理解とご協力の賜物であり、深く感謝を申し上げます。

私も創立の年に入園し、昭和43年3月に卒園致しました。年少から入園した第一期生になります。実は当時は摺沢保育園に入園できる園児の数や要件に制限があり、保育園に入れない子どもたちを何とかしたいという摺沢婦人会の発意と行動により摺沢幼稚園は開園したと聞いています。当時の婦人会の会長は私の祖母である飯澤とみでありました。まだまだ子どもがたくさんいた時代でした。孫たちを幼児教育のしっかりとした場所に送りたいという情熱が社会を動かした画期的な行動でした。この婦人会の快挙は新聞でも報道されたほどです。

私自身の幼稚園の頃の思い出は、半世紀以上のことですのでかなり断片的にしか思い出せませんが、当時の白い帽子と濃い青色の園児服はとても目立ったことや私は1月生まれの早生まれでしたので4月生まれの同学年の女の子にコートのボタンを閉めてもらうなどよく面倒を見てもらった記憶に鮮明にあります。私はよほど幼く見えたのでしょう。

園の行事は遠足、運動会、クリスマス会が主要な行事でしたが当時の園児は大勢で先生方は少ない数でよく管理されたと思います。入園して2年間は旧摺沢小学校の校舎の一部を利用しました。その園舎ではなぜか雨の日の記憶が強く蘇ります。

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【おそらく摺沢幼稚園の第一回の運動会 雨天のため摺沢公民館で行われました。真ん中ら辺が私。写真はもちろん白黒!】


その時代は高度経済成長期の入り口の頃でしたので大人たちは皆生気に溢れていて、大人たちの元気な姿を見て子どもたちも溌溂としていました。昭和の時代で一番活力のあった時代だったと思います。また、いい先生方に恵まれ私はとても感謝の気持ちでいっぱいです。

実はすでにこの頃からこどもの数は年々漸減し続け、平成の終わりには急減していきます。この現状を招いた要因は経済発展を最優先とし、地方を在り方を重視しなかったことが都市への人口集中に歯止めがかからなかった結果と言えます。

愉快で楽しい思い出がたくさん詰まった摺沢幼稚園が閉園することはとても寂しいことですが、今生きている私たちは時代の変化に適応しながら未来へと続く道を確かなものとしていかねばなりません。人づくりは国づくり。幼児教育こそ礎となるものです。ふるさとがこれからも光り輝いていけるよう皆さんでこれからもできることから頑張ってまいりましょう。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月18日

急がれる減災対策

避難場所5000カ所に津波リスク 5m以上浸水700カ所

【2024年1月17日 17:49 日本経済新聞電子版】

被災時に命を守る自治体指定の避難場所の約5000カ所が大規模な津波で浸水する恐れがあることが、日本経済新聞の調べでわかった。能登半島地震では津波に弱い避難場所の存在が顕在化した。同様の避難場所は西日本に多く、約700カ所で5メートル以上浸水する可能性がある。非常時の混乱を防ぐため、自治体と国が一体となってリスクを軽減する取り組みが欠かせない。

「家を出ると、泥水のような黒い波がゴーッという音をさせながら押し寄せてきた」

1月1日に発生した能登半島地震で4メートルを超える津波が襲った石川県珠洲市在住の梶武夫さん(89)は大津波の警報発令後、直ちに避難を考えた。だが、最も近い「指定緊急避難場所」の公民館は海岸からさほど離れていない。「逃げ込んでも津波被害に遭う可能性がある」と判断し、少し離れた学校まで走った。

避難場所の公民館はすぐそばまで津波が迫った(石川県珠洲市、国土地理院の写真や資料を基に作成)
全国の市町村は地震、津波、高潮などに備え、それぞれで緊急の避難場所を指定している。ただ、災害情報論を専門とする東京大の関谷直也教授は「どの災害時にどこに逃げればいいかの周知は広がっていない」と指摘する。珠洲市の公民館は今回の津波で浸水しなかったが、避難場所で被害に遭った、という事態はいつ起こってもおかしくない。

能登半島地震では2011年の東日本大震災以来となる大津波の警報が発令され、地震と津波が同時発生する中での緊急避難の難しさが浮き彫りになった。日経は各地域で試算された最大クラスの津波を前提とする「津波浸水想定区域」の公開データを活用し、全国の「指定緊急避難場所」との重なりを調べた。

垂直避難が可能な津波用(約4万カ所)以外の7万3506カ所の避難場所うち、4989カ所(6.8%)が津波リスクの高い区域内にあった。2569カ所で1メートル以上5メートル未満、727カ所では2階建ての建物が水没する5メートル以上の浸水の可能性がある。

避難場所の代表例は学校や集会所などの公共施設だ。低層の建物の場合、避難後の浸水被害で逃げる場所がなくなることもあり得る。

災害対策基本法は、災害対応は地域の実情に詳しい市町村が担うと規定している。11年の東日本大震災を機に、津波への備えの強化を促す法律も制定された。市町村には最大クラスの津波を想定し、避難場所や一時的に生活する避難所を指定したり、地域防災計画を作成したりする義務がある。

対策に前向きな市町村では、交付金を活用して「津波避難タワー」を設置したり、民間と協定を結んで中高層ビルを「津波避難ビル」に指定したりする動きが見られる。代替の避難施設を確保するこうした努力が、全ての市町村に求められる。

日本には地震を引き起こすプレート(岩板)の境目や断層が多くあり、政府の地震調査委員会は南海トラフ地震や首都直下地震にとどまらず、大規模な地震がいつどこで起きてもおかしくない状況と警告する。

市町村は防災を担当する職員数や災害時の経験が少なく、現行の体制下での防災対策は必ずしも機能していない。防災に詳しい関西大の河田恵昭特別任命教授は「市町村は津波への備えが甘く、国や都道府県の役割も曖昧になっている」と指摘する。代替施設の整備や住民への周知といった市町村の防災対策が機能するように、国や都道府県も効果的な制度づくりや財政支援で後押しする必要がある。


昨日のブログ投稿に関連した新聞記事を転載します。

十勝沖を含む千島海溝沿い超巨大地震に備えて本県でも沿岸部の「津波想定浸水区域」マップを作製するなど予測レベルでの行動はすでに起こしていますが、上記記事の最後の部分、市町村への防災対策が機能するように〜は最も大事な視点だと私も痛感しました。
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2024年01月17日

阪神淡路大震災から29年

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今日は阪神淡路大震災が発生してまる29年の1月17日です。
なぜか今朝は5時半頃に目を醒ましました。テレビをつけると震災発災時の5時46分の直前でした。時間に合わせて私も祈りを捧げました。
1995年(平成7年)は父が選挙後に発病、入院した年でもあり、私の中で強いアクセントがある年です。

あらためて犠牲になられた方に対してご冥福をお祈り致します。

29年前のその日、私は仙台市内のホテルに宿泊しておりテレビで大地震が起こったことを知りました。最初に目に飛び込んだのは生田神社の大きな石灯篭が横倒しになった映像でした。

その後、長田地区の大火災。燃え盛る炎を食い止める有効な手立てがないことに大きな無力感を感じました

東日本大震災でもこの度の能登半島大地震でも火災を初期に食い止められないこの事実は繰り返されることになります。

無力感を感じつつも私たちは起こる可能性のある災害に備えて、あらゆる手立てを講じなければなりません。日本列島は地震被害から逃れられない以上、それが減災という観点に立つ備えを確かなものにしていかねばなりません。

今回の能登半島大地震では移動式トイレや水の供給など報道ベースでは以前の震災よりも迅速に救援の手が伸びているという印象ですが、まだまだ整備体制を強化していかねばなりません。

特に感染予防の観点から水とトイレはハード支援として優先順位が高く重要です。例えば各自治体でトレーラなどで常備しておき、災害時には直ちに供給する必要性を私は感じています。これから情報を整理して2月定例県議会に提案することを考えたいと思います。

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2024年01月15日

生成AIは救世主なるか!?

先週閉会中の委員会が開かれ、私が所属しているデジタル社会・新産業創出特別委員会では仙台市のITベンチャー企業「MAKOTO Prime」の竹井智宏代表取締役から生成人口知能(AI)の可能性について講演する機会を得ました。

私はお話を聞くまで漠然としたイメージでAIを捉えていましたが、具体的な活用方法(文章作成アシスタント、事業や企画のアイデア出し、相手先に呼応したメール返信、英文作成など)を事例を出して説明頂き、ツールとしての有効性を認識することが出来ました。

定型的な雑務に時間を取られていた総務関係のアシストには大きな効果があるでしょう。

こうした便利なツールがこれからも加速的に普及していくことは必須であり、AIの利用はごく普通になっていくものと考えられます。

一方、定型的な作業は生産性が飛躍的に向上するとしても、人間の独自性を育てていくという観点ではよほど気をつけて利用しなければならないと感じました。便利の裏側には危険が必ず潜みます。これから学校教育の過程でもAIの活用について学習する機会は増えていくと推察しますが、肝心の人材の育成が薄っぺらいものになってしまっては本末転倒です。

社会のニーズが多様化する昨今ただでさえ我が国の教育システムの陳腐化を私は強く感じていますが、こうしたAIをコントロールしつつ創造的な発想や対人関係を重視する人材が養成されるのかどうか、講演を拝聴して大きな課題だと痛感しました。

翌日社内のラジオでたまたまAIの話題があり、ドイツの車メーカーではAIを標準装備にする考えだとか。近くのお勧めのレストランはどこかなど音声によってナビをしたりする機能を付するそうです。

講演の中でも紹介された伊藤園のCMが生成AIによってつくられたことにもラジオ番組で言及されていました。高額なタレントを起用するコストを下げられる、タレントが不祥事を起こしてCMに損害を受けるリスクがないとのメリットがある一方、多くの企業が利用すると購買者へのインパクトは弱くなるとのデメリットも生ずるとの分析もありました。


結局、AIをどのように活用するかは人間の能力次第なので、デジタル化とアナログ(あえて無駄をつくる)を合わせた人材の育成策を講じる必要がありそうです。いやはや便利になるということは別の課題も浮上してくるということです。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月09日

27回目の1月9日

今日は父の命日で亡くなってから27年が経過しました。

月日の経つのは早いものです。今日はそのことをFBに記事をアップしたり、また千厩地区の新年交賀会で父のラグビーの教え子さんにその話をしたら、とても懐かしがってくれた反応がありました。

27年経っても父の面影を慕ってくれる方々に心から感謝申し上げます。

父はラグビーをこよなく愛し、麻雀も大好き、機械ものについては生涯好奇心を持ち続けていました。(少なからず私も父の趣味の影響を受けています(笑))人懐こく、人を疑わない純心の持ち主でした。生き物についても犬をはじめとして愛情を注いだ人でした。そんな意味では人の裏の心理を突くような政治家は向きではなかったかもしれません。多くの人に忠雄ちゃんと呼ばれて慕われていました。


物事を深く探求するという点においてはまったく今の私は父の足元にも及びません。「現状維持は後退と同じ」厳しい叱咤が父から飛んでくるようです。しっかり頑張れねばなりません。



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2024年01月03日

満62歳になりました。

本日、誕生日を迎えました。

FBの友人やメッセンジャーからお祝いのことばを頂戴しました。この年になっても祝福されるということは嬉しいものです。

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👆「62年も生きるなんてすごいじゃん!」のことばどおり今この瞬間に生きていることを感謝しなければと思います。


令和6年能登半島地震、日航機と海保機材の衝突事故

正月早々に大災害、大事故が起こりとても心が穏やかにはなれません。今を生きている私たちができる限りの手を尽くし、現状と未来に向けて教訓としなければならないと痛感します。

肩の怪我もあり、今年の正月は静かに自宅で過ごしておりましたが、明日から始動します。
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2024年01月01日

恭賀新年2024

令和6年 新年あけましておめでとうございます。

今年の正月は飯澤家にとっては大ピンチ。同居している妹が足の骨折で先月15日に入院。私は先月9日に右肩鎖骨骨折。
年老いた母と犬(フレブル犬あずき)の世話、正月の準備がほとんど妻の負担に・・・私は右腕を使えないのでほとんど役立たず・・・

家神様には申し訳ない正月を迎える準備については相当省かざるをえず。一年の計は元旦にありと言えども労力不足でやむなし。旧正月には私の骨もくっつくと勝手に思っているのでその時で勘弁してもらうほかないです。

ということで晴れがましいとは決して言えない元旦を迎えたのですが、

そうしているうちに午後の4時に北陸地方で大津波警報を伴う大地震発生!東日本大震災時を思い出し、ますます気持ちが落ち込んでしまいました。倒れた家屋もいまだ数が知れない現状。被害が最小限に住むことを願わずにいられません。

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【60年前の琉球年賀切手 沖縄はまだ返還前で郵便料金は米表記】

とはいえ、今年は昇竜の年。体を早く治して前に進みたいと思います。



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2023年12月31日

さようなら2023年

今年もいろいろな出来事がありました。過去を振りはあまりしたくはないですが、4年前の選挙イヤーの年もブログに紹介できなかったことを月ごとに画像で振り返っていましたので、今年もそれに倣ってやってみます。


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1月。中尊寺若水送りに久しぶりに参加。一年の平安無事の祈願も併せて行いました。

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2月。2月定例県議会で達増知事が与党議員の代表質問に答弁する形で国道343号新笹ノ田トンネル建設について突如として前向きな発言を行う。私的には大事件。何がそうさせたのか。結局、後日、県土整備部や関係当局の理解が進み、事務方が前に進めることを決断したことが判明。達増知事も2023知事選挙マニフェストではっきり新笹ノ田トンネル建設について明記したので、来年はさらに経過管理を厳しく行います。

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3月。WBC大会、決勝でvsアメリカを下し、侍ジャパンは3度目の世界一に。特に準決勝のメキシコ戦は痺れました。当日は花泉町内で小学校の閉校式があり、合間にテレビ観戦。村上選手のセンターオーバーで2者生還のサヨナラ打。ジャパンは後攻めなのに三塁ベンチという国内ではありえない配置だったためベンチ総出で三塁コーチャーでぐるぐる回した場面が印象的でした。日本野球の質を世界に知らしめた大会になりました。

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4月。知事選、県議選に向けての活動の合間に久しぶりに母校の漕艇部が出場する三大戦定期戦の応援に戸田まで駆け付ける。写真は成蹊学園に勤務している大学の同級生の熊崎君。彼には後輩たちにいつも心配りをしてもらって感謝に堪えない。コロナの影響で成蹊だけでなく成城や学習院の部員不足が深刻な問題になっている。大学生活に通常の日常が戻るのはいつになるのかという不安に駆られる。

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5月。総務常任委員会の県外視察で秋田県に。秋田県はここ数年キラーコンテンツとして秋田犬を前面に出して秋田県を大アピール中。秋田県の取り組みは洋上風力発電にしても注力するといったら半端なしに追求すること。現在の岩手県には見当たらない姿勢。県民性なのだろうかといつも考えさせられる。

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6月。地元が誇るソフトボール選手「那須千春」さんの後援会解散式。東京五輪に参加を目指してきた那須選手でしたが、けがの影響などで目標達成ならず。日立サンディーバも退団することに。これまで小学生の頃から熱心に応援してきたサポーターも感慨しきり。那須千春第二の人生に幸あれ。

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7月。6期目最後の一般質問に登壇。議論の中に化学変化が起こらないことにいつも落胆。知事選挙への思いを強くした日。

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8月その1。選挙を間近に控え多忙の中、春に岩手成蹊会の会長職に就任したことで東北成蹊会@秋田市に参加。生まれて初めての竿灯祭りに触れて感動。

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8月その2。県議選挙期間中の一コマ。手を握っている方は父と一緒に子どもの頃に遊んだといつも言ってくれる熱烈な支持者。こういう方に支えられているのがわが陣営の誇り。

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9月。県議選は何とか4番目で滑り込んだが、知事選は予想外の敗北。首長選挙の特異性を追求、徹底できなかったことが敗因。千葉候補には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。人口減、支持層の高齢化、私の選挙体制も厳しさを増していることを痛感。

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10月。選挙が終わり、いわて県民クラブ・無所属の会を結成。何とか交渉会派を結成できた。そのつかの間、自民県連の骨を切らせて肉を断つ今までにない戦法を実行し、その結果思いがけずに副議長の職に就任することに。県執行部とほどよい緊張感が保てる議会体制はこれから真価が問われる。

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11月。文化の日の市勢功労者表彰式。これまで情熱をかたむけ社会の発展に寄与され表彰の栄に浴された方々には本当に頭が下がります。

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12月。人生初めての骨折。日に日に改善はしていますが、やはり体のどこかに不安を抱えているとどこかに穴が開いてしまう。まさに心技体。健康のありがたみを只今痛感しています。

コロナも落ち着き来年は通常の経済、社会活動に戻っていくでしょう。2024問題、物価苦闘等問題は山積。来年はアクテゥブに行動していくことを心がけます。今年1年ありがとうございました。令和6年、2024年もどうぞよろしくお願い致します。
posted by 飯沢ただし at 22:55| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月30日

肥料高騰の対応を急げ

12月28日(木)の日本農業新聞に食料安保大綱改定の記事が一面で出ていた。

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1⃣ 食料安保強化
2⃣ スマート農業
3⃣ 輸出促進
4⃣ グリーン化

の4つの柱として紹介されているが、その中で記事にも特記されているが、肥料の価格高騰時の対応を明記したこと。平時から原料価格などを調査し、急騰が見込まれる場合に影響緩和対策を実施するとしている。

急騰対策も大事だが、肥料の輸入依存を低くするための国内自給を抜本的に生産基盤を強化することは、これからの畜産業を維持するためには最も大事なことではないかと思う。法整備に関わるかどうかは微妙だが長期的な視野に立った施策の展開を強く望みたい。
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2023年12月29日

親子県議会

標題の会が26日(火)に岩手県議会の議事堂で行われました。

この催しは県議会の広報委員会が企画と運営を兼ねており、正副議長は会を進めるためのお手伝い役を務めます。

参加の対象は小学校の高学年(5、6年生)で例年冬休み中の12月下旬に行われており、今年は15組の児童と保護者の参加がありました。県議会の役割を知り議員と直に触れ合うことにより県議会への関心を高め、ひいては政治参加の動機付けになればという意図です。

実は私は3期目から会派代表や幹事長を仰せつかっていた立場だったので広報委員会に一度も所属したことがなく、初めての参加となりました。初めてということで参加者ともども私自身が楽しみました😃

参加児童が議員席に座るので、議員たちは執行部席に座ることとなりました。

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【知事席の座り具合を吟味する飯澤議員】


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👆そして私は知事席に😵貴重な体験をさせてもらいました。案外と座り心地は議員席と同様で特段変わったものではありませんでした。(でも結構喜んでいる?!)

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【副議長室への訪問もあります。】


一通り県議会の説明と〇✖クイズ、議会探検、議員との意見交換の予定が組まれており、3時間で消化するには盛りだくさんですが、なかなか緊張が解けず最後の方になってやっと児童たちにも笑顔が出てくるようになりました。

県議会は一般有権者にも縁遠い存在であることから、私の方からイメージが湧きやすいように県立病院について例を出して県民の生活と直結していることが話し合われているんだよと説明しました。


児童たちはあと6〜7年で有権者になることを鑑みても、こうした有権者への意識啓発はもっと進めていかねばならないと感じました。今期では広報委員会では今年は学校に出向て出前授業をする予定となっています。
posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月28日

新山南地区経営育成基盤整備事業安全祈願祭

標題の祈願祭が去る25日(月)に挙行されました。

新山南地区は一関市大東町大原の東南部に位置し、払川地区や、大久保地区などが該当します。
平成28年度に事業が採択され、当該地区でも事業推進委員会が組織され受益者の意思統一などの準備が進められてきました。

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委員長である菅原初美氏が挨拶を述べられましたが、この日を迎えるまでにも大変なご苦労されてこられたと推察致します。

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土地改良事業はこれからの農村地域にとってコミニティーの維持と直結した事業になっており、作業の効率化だけでなく地域の将来像を共有しながら営農をどのように展開していくかを試されることになります。

言い換えれば挑戦できる集落はまだ余力があると言え、大東町に点在している沢沿いの条件が不利なところは事業に参加できる以前の厳しい地域もあります。

新山地区のみならず大原地区の方々は何事にも真面目に取り組まれる方が多く、この事業が円滑に完了し、地域の維持発展につながることを期待します。

県議会議員の大先輩である加藤剛佐氏の出処であるこの地には県道(おそらく剛佐氏の尽力により町道を昇格させたもの)があり、実際は生活道路して狭隘な個所が多々あるため、この際県の土木部と協議をして併せて可能な限り改良していくことを要望されています。

この間、私も中に入って協議に入っておりますので、しっかりと責任を果たしたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:49| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月22日

道路要望会、二刀流(!)

一関市を中心にした8つの期成同盟会の団体による県への道路要望会が去る20日(水)に県庁で行われました。

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【一関手商工会議所会頭、平泉町副町長、私、一関市長、陸前高田市長、栗原北上線県道昇格整備促進期成同盟会会長】


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県への要望会へはいつものことながら期成同盟会の顧問という立場で参加(写真なし)ですが、県要望への後に議会への要望ということで議長が他の用務で出席できかねるため副議長の私が対応いたしました。

要望側から受ける側と2つの立場を行うのは、あまり例がありませんが任であるのでしっかりとこなしました。

国道343号の新笹ノ田トンネル整備促進に関しては、既報の通り県によって検討委員会が設置され技術的検討課題が洗い直されている状態ですが、検討段階から設計へと迅速な対応が求められるのは言うまでもありません。

また、気仙沼市から国道284号の高規格化を目指した期成同盟会が本年設置されたことが報告されました。

人口減少が急加速で進む中、交流人口の創出にはアクセス整備が不可欠ですので、知事のマニフェストにプラス39の政策に列挙されたしゃきあ資本整備に関しては必ずこの4年の任期中に目途をつけてもらわねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月21日

我が国の品質管理はどうなってる(怒!)

ダイハツ、全車種の出荷停止へ 品質不正問題で

【日本経済新聞電子版 2023年12月20日 1:09 】

ダイハツ工業が新車の安全性を確認する試験で不正をしていた問題で、対象がこれまでの6車種から大幅に拡大し、全車種のすることが分かった。ダイハツは第三者委員会の調査結果を20日にも国土交通省に報告し、記者会見する見通し。再発防止の体制を整えるまで、対象車種の生産ラインを一時停止する方針だ。

国内の軽自動車でトップシェアを争う大手メーカーが生産の多くを停止する異例の事態になる。ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社で、トヨタのアジア展開でも大きな役割を果たしている。徹底した原因の究明と再発防止が求められる。

ダイハツは4月に海外向けの4車種の側面衝突時の安全性を確認する試験の認証手続きで不正があったと公表した。第三者委員会を設置し、国内向けなど他の車両でも不正がないかどうかを調査し、5月には小型SUV(多目的スポーツ車)「ロッキーHEV」とトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する同型車の「ライズHEV」にも不正があったと発表していた。ロッキーとライズに関しては生産を取りやめているが、不正の拡大で生産停止の対象を広げる。

不正を発表してから調査結果をまとめるまで8カ月近くの時間を要した。追加の調査で耐久性など安全面だけでなく排ガスなど環境面に関するデータの改ざんもあることが分かったもよう。ダイハツが生産する多くの車種に不正があったため、生産を一時停止する。不正の詳細や生産の見通しについて、20日にも記者会見して説明するとみられる。

ダイハツの22年度の世界生産台数は170万台強で、およそ半分を国内で生産した。大阪府や滋賀県、大分県などで完成車を生産している。軽自動車市場では3割のシェアを持ち、スズキと首位を争っている。


トヨタ系列では日野自動車が同様の不正を行い大きな社会問題になった記憶が冷めないうちにまたぞろ問題が発生した。

モノづくりの中枢をな自動車産業でこんな不正・改竄が立て続けに起こったら世界中のマーケットから信用されなくなってしまう。精巧な日本の技術の根本を揺るがす大きな問題だ。

ただでさえ日本から輸出をする代表的な工業製品は車くらいしか今はない。

立て続けに新車を送り出すことが優先となって検査に関しては優先順位が低くなっている現場だったとの理由だが、いつからこうしたモラルハザードがまかり通ることになってしまったのだろう。

社内に倫理はないのか?とても悲しい。
posted by 飯沢ただし at 23:14| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月15日

令和6年度に向け政策要望

いわて県民クラブ・無所属の会による来年度の予算編成に向けて政策要望を達増知事に本日行いました。

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改選後に会派には八幡平選挙区から工藤剛議員、盛岡選挙区から村上貢一議員が加わっての初めての要望です。

私は副議長という役職に就いたので、会派代表の佐々木努議員から知事への挨拶、ハクセル美穂子幹事長兼政策審議会長から要望項目の説明がなされました。

我々の要望項目で最も意を用いているのは人口減少・少子化対策であり、先進的かつ効果的な政策要望を継続して行ってきていますが、県は「いきいき岩手結婚サポートセンター(i-サポ)」設立したくらいで(しかし、近年まったく成婚数が伸びていない)一向に取り入れてきません。

達増知事は子育て全国トップクラスと喧伝していますが、その喧伝効果はどれほど子育て世代に響いているのか疑問です。

・こども医療費助成の拡充 ー 高校卒までの県内市町村同一の医療費助成制度の確立
・常時雇用労働者100人以下の企業へも一般事業主行動計画の策定(働き方改革等について)を義務づける
・少子化県民税の創設
・学校給食の無償化

このようなインパクトのある政策を実行しなければ、この四年間も鉈なりの成果程度しか上がらないと思います。

これからも会派を上げて政策実現について一丸となって活動していきます。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月14日

人生初の骨折( ;∀;)

Facebook記事と一部重複です。

好事魔多し。油断大敵。事件発生💣
9日(土)はとても天気が良かったので家の子仕事をこなすには絶好の日よりでした。用事を二つ三つこなしているうちに調子にのって庭の斜面の大きく伸び切った雑草を刈ってしまえと鎌を持ち出し、ついでの作業の心地でやっていましたら、凹みに足を取られ転落。

とっさに頭を打たないように前転をかけましたが、肩から落下して右肩鎖骨の骨折と相成りました。

大学時代に東京大学で骨密度を計測してもらい、「全体的によく発達してるね〜」とお墨付きをもらった丈夫な骨ですが重力と自らの体重によって人生初の骨折を味わう事となりました。

幸いにして夜はぐっすり寝れますし、通常の生活は着替え以外は支障はありません。

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今はアメフトの防具みたいなコルセットを一日セットして暮らしています。

今朝ほどは神の使者カモシカ君が様子を見にきてくれました。

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焦りは禁物。半端な気持ちでは完治しないので骨がガッチリ繋がるまで養生します。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月09日

市民の善意を台無しに

「24時間テレビ」寄付金など着服 局長を懲戒解雇 日本海テレビ
【NHK 2023年11月28日 19時00分 】

山陰地方を放送エリアとする日本テレビ系列の「日本海テレビ」は、経営戦略局の局長が「24時間テレビ」への寄付金などを10年にわたって合わせて1100万円余り着服していたとして、懲戒解雇の処分にしたことを明らかにしました。

懲戒解雇の処分を受けたのは、日本海テレビの経営戦略局の53歳の局長です。

会社によりますと、局長は2014年以降、10年にわたって、
▽日本テレビ系列が放送するチャリティー番組「24時間テレビ」で集められた寄付金およそ264万円のほか、
▽会社の売上金などおよそ853万円、合わせて1118万円余りを着服していたということです。

局長は、経理部の次長や部長などを務めていて、このうち「24時間テレビ」への寄付金については、金融機関に運ぶまで社内で保管されていた一部を持ち出し、自分の銀行口座に入金していたということです。

税務署の調査で着服が発覚するのを恐れた局長がみずから会社に申告したということで、全額弁済する意思を示しているということです。


師走に入り歳末助け合いが各地で行われています。

これは少し古いニュースですが、長いことルーティーンで行っていると現金の誘惑に負けてコンプライアンスどころではないことが起こった典型的な事例。援助を必要としている人たちがたくさんおられる中に、善良な市民の心を台無しにするような行為は絶対に許されません。

このニュースは瞬間的に扱われただけで現在はメディアも追いかけていない。私はこの点も得心できません。

来年からは寄付金の流れが明らかになるように現金は扱わないとかの大改革が必要です。

私も毎年買い物のお釣りの残金を8月末に届けてきましたが、再度このような事象が起こったならば寄付金の預け先を考え直します。

しかし、お金を管理している人を10年以上も動かさないという基本的なところでこの会社の体質がよくわかります。
組織は生き物。常に意識しておかねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 16:05| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする