今日は明治35年(1902年)に生まれた祖父の誕生日。祖父は私が大学4年生の冬にこの世を去りました。もう40年も経ちます。
飯澤家の本家は大東町鳥海丑石ですが、祖父が兄の商売を継ぐ形で昭和の初めに摺沢に根を下ろしました。祖父の兄の経済的援助があり大学まで学業を修めることができてその経歴を買われて摺沢町議、大東町議、大東町合併時の初代議長も務めました。亡き父も祖父の苦労を身に沁みて体得していたため祖父の影響(特に政治的行動)は大きく受けていたと推察します。
今日こうして祖父の幼少からの苦労を偲んで明日からの活動の糧としたいと思います。
飯澤という苗字は岩手では極めて少なく、一関市に数軒あるのみですが、秋田県や特に山形県では多く存在するようです。
何気なく飯澤でネット検索してみましたら山形県で若い方が運送業を起業されているのを見つけました。
「飯澤運送」さん
社長も若い方で2021年に創業したようです。
若い飯澤さんに触発されて頑張る気持ちが湧いてきました。
2024年09月06日
2024年09月01日
神子叔母さん さようなら
母の実家、千厩の神子(しんこ)叔母が亡くなった。享年81歳。
数年前から肺に血種ができる病気に侵され、5年前の私の選挙の時は酸素ボンベを携えながら生活できていたが、最近は施設に入所していた。
振り返ると決して短くはない闘病生活だった。コロナ禍の時は家族との面会が厳しく制限されさぞ寂しくされていたことと思う。
昭和39年秋に叔父の維久郎と結婚し千厩に嫁ぐこととなった。私は当時まだ3歳にならんとする頃だったが、この結婚式の仙台ホテルの雰囲気はよく憶えている。初めて経験するホテルという非日常的な都会的な雰囲気と光景が目に焼き付いていたのだと思う。
【新装開店の小野久商店前で神子叔母に抱っこされる私(当時3歳)】
千厩に行くと神子叔母はいつも笑顔で優しく迎えてくれた。歳を重ねても可憐でいつも綺麗にしていた。たまに語尾が上がる生まれ故郷の磐城のイントネーションが心地良かった。末っ子さんでちょっとおっちょこちょいなところもあったがそれが可愛い魅力だった。
千厩に嫁ぐとかなり癖のある明治生まれの千厩爺やそれにもまして癖があり過ぎる千厩爺のお友達が家に間断なく尋ねてきて、さぞ驚き戸惑いの連続だったことだろうと推察する。千厩婆はもっと大変だったが。
・自動車運転免許を取って間もなく叔父と3人で一関方面に練習のドライブに行き、ノッキングの連続ですぐ叔父に交代したこと。
・父忠雄の最初の町議選挙のウグイス嬢を初めてやることになって我が家の二階の両親の部屋でテープレコーダーで何度も練習したこと。
以上二つ、若き日の神子さんとのことを思い出した。
家庭では4人の子どもに恵まれて孫にもたくさん囲まれて、また趣味では太鼓や踊りも熱心に取り組んで楽しく充実した日々を過ごされていたと思う。
もう会えなくなると思うと寂しい気持ちになります。
明日は葬儀と火葬。心から感謝をこめて送ります。
2024年08月31日
八月の終わりに
八月も本日で終わりです。前半に体調を崩したせいか長く感じた一か月でした。
そして最後に広瀬めぐみ前参議院議員が在宅起訴のニュースがこの月の〆となってしまいました。
私自身も選挙戦で広瀬氏を応援し有権者の皆さんに働きかけた当事者ですので、私の思いに共感して動いてくれた方に対して本来であれば直にお話をする機会をつくるのが筋ですが、そうした暇(いとま)を物理的に対応するのは困難ですので失礼とは存じながら手紙に思いを託しました。
推薦企業・団体 各位
飯沢ただし後援会 役員・世話人 各位
岩手県議会議員 飯澤 匡
拝啓 残暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より私の活動に対して多大なるご理解とご支援を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、去る8月15日に元参議院議員の広瀬めぐみ氏が辞職する事案が発生しました。
辞職に至る経緯は報道によれば公設秘書給与詐欺等の疑いがかかり東京地検が動いたことにより、本人もその事実を後日認めたこととされています。かかる事態になったことは看過できない重大な問題と認識致します。
もとより私、飯沢ただしは県議初当選以来、国政政党の党籍を有しない無所属の立場として一貫して活動してまいりましたが、2年前の参議院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、そして私たちの最大の政治目標である知事選挙に向けての大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に自民党公認の広瀬氏を支援しました。
結果、広瀬氏は当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系議員の誕生を喜び、広瀬氏のキャリアを活かした活躍に期待がかかりました。
しかしながら、たったこの2年の間に社会の信頼を裏切る行為により辞職までに至ったことは慙愧に堪えません。広瀬氏が議員としての基本的な管理能力が欠如していたことを後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことについて皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り政治に対する期待感も失う結果となってしましました。重ねてお詫び申し上げます。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。
今後はこの事案の反省を肝に銘じ、副議長としての職責を十分に果たしつつ私の政策課題であるILCの実現等地域発展のために研鑽と努力をあらためて傾注する覚悟です。今後とも叱咤激励をよろしくお願い致します。
末筆となりましたが、皆様におかれましては、御身ご自愛の上、ご健康に留意されますようご祈念申し上げます
本日の報道によれば、着服流用分の金額についてご本人は利子をつけて国庫に返納するとの意の文書を発信したようですが、問題の本質は金銭の移動がメインではなく、政治不信を引き起こしたことが大きな問題元公職の身ですから自分自身で説明責任を果たすべきです。
そして最後に広瀬めぐみ前参議院議員が在宅起訴のニュースがこの月の〆となってしまいました。
私自身も選挙戦で広瀬氏を応援し有権者の皆さんに働きかけた当事者ですので、私の思いに共感して動いてくれた方に対して本来であれば直にお話をする機会をつくるのが筋ですが、そうした暇(いとま)を物理的に対応するのは困難ですので失礼とは存じながら手紙に思いを託しました。
推薦企業・団体 各位
飯沢ただし後援会 役員・世話人 各位
岩手県議会議員 飯澤 匡
拝啓 残暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より私の活動に対して多大なるご理解とご支援を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、去る8月15日に元参議院議員の広瀬めぐみ氏が辞職する事案が発生しました。
辞職に至る経緯は報道によれば公設秘書給与詐欺等の疑いがかかり東京地検が動いたことにより、本人もその事実を後日認めたこととされています。かかる事態になったことは看過できない重大な問題と認識致します。
もとより私、飯沢ただしは県議初当選以来、国政政党の党籍を有しない無所属の立場として一貫して活動してまいりましたが、2年前の参議院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、そして私たちの最大の政治目標である知事選挙に向けての大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に自民党公認の広瀬氏を支援しました。
結果、広瀬氏は当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系議員の誕生を喜び、広瀬氏のキャリアを活かした活躍に期待がかかりました。
しかしながら、たったこの2年の間に社会の信頼を裏切る行為により辞職までに至ったことは慙愧に堪えません。広瀬氏が議員としての基本的な管理能力が欠如していたことを後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことについて皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り政治に対する期待感も失う結果となってしましました。重ねてお詫び申し上げます。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。
今後はこの事案の反省を肝に銘じ、副議長としての職責を十分に果たしつつ私の政策課題であるILCの実現等地域発展のために研鑽と努力をあらためて傾注する覚悟です。今後とも叱咤激励をよろしくお願い致します。
末筆となりましたが、皆様におかれましては、御身ご自愛の上、ご健康に留意されますようご祈念申し上げます
本日の報道によれば、着服流用分の金額についてご本人は利子をつけて国庫に返納するとの意の文書を発信したようですが、問題の本質は金銭の移動がメインではなく、政治不信を引き起こしたことが大きな問題元公職の身ですから自分自身で説明責任を果たすべきです。
2024年08月30日
県庁の闇
兵庫県知事、叱責「当時の認識は合理的」 百条委で証言
【日本経済新聞電子版 2024年8月30日 5:00 (2024年8月30日 15:19更新) 】
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏を公開で証人尋問した。厳しい叱責を受けたとされる県職員ら4人も出頭した。
これに先立ち、非公開で職員2人の証人尋問を実施。東播磨県民局長と兵庫県まちづくり技術センター理事長(前県土木部長)は報道陣と傍聴人の前で証言した。
東播磨県民局長は、視察先の入り口まで20メートル歩かされたとして斎藤氏から「『なぜこんなところに車止めを置いているのか』とかなり強い調子で怒鳴られた」と証言。業務に必要な範囲内だったと思うかと問われ「必要な範囲とは思わない。知事から謝罪やねぎらいの言葉はなく、理不尽な叱責を受けたと感じた」と答えた。
知事の側近だった片山安孝前副知事(7月に辞職)からこの件で聞き取りを受け、「あまりしゃべり過ぎるな」と言われたとも話した。
この件について、斎藤氏は「それなりに強く指摘をした。歩かされて怒ったのではなく、動線を確保していないことを注意した。当時の認識は合理的だった」と語った。
兵庫県まちづくり技術センター理事長は、尼崎市に2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運搬拠点を新設するとの報道が出た際の様子を証言。斎藤氏が「こんな話聞いていない」と机をたたいたとされる疑惑について「事実」とした上で、「机をたたかれた経験がないのでびっくりした」と述べた。
23日の職員の証人尋問では、「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」「知事レクなどの場で案件を『聞いていない』と叱責を受けたり、舌打ちされたりした」「深夜や休日にチャットで仕事の指示がくる」などの証言も出ている。
斎藤氏は深夜や休日の職員への連絡について「やや適切ではなかった面もあるかもしれない。(連絡した職員が)勝手知ったる仲ということで、少し甘えがあったかもしれない。反省している」と話した。
レクでの職員への接し方については「言い方が厳しく、不快な思いさせたことは反省しているし、謝りたい」と述べた。
百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、伝聞を含め4割弱にあたる1750人が知事のパワハラについて見聞きしたとし、59人は直接目撃したと回答した。
斎藤氏はこれまで「県政をよりよくしたいという思いから厳しい叱責をすることはあるが、業務上必要な範囲内だった」と繰り返し述べている。百条委は職員の証言やアンケート結果をもとに、斎藤氏に事実関係などを問いただす。
他県で起きていることだが本県でもこの百条委員会の行方を興味深く見守っている方は少なからずいるのではないか。
本県の場合は知事ではないが、似たようなハラスメント事案を匿名で複数回報告を私も受け、県議会でも取り上げている。
書類を投げつけ「やりなおし〜」、「ブラックと言われてもいい」など数々の名言を残して現在は要職を去られている。あくまでも私の印象だが兵庫県どころではないハラスメントがあったと想像できる。しかしながら書類等の投げつけや「聞いてない」はあまりに行動が酷似しすぎて恐ろしさを感じる。
もし匿名でなく兵庫県のように氏名公表で表沙汰になっていたら本県でも百条委員会までは辿りつけたのではないかと思うが、一方で恩恵を頂いた職員もごく一部ではあるが存在したことは間違いないので、その点のリスク回避は巧妙である。
おそらくは仮に百条委員会を開催できたとしてもご本人は兵庫県知事と同様に正当性を主張するだけだろう。しかし百条委員会を開いただけでも後々に起こっている事柄(高すぎる疑惑の報酬問題等)を防げたのではと残念至極である。
【日本経済新聞電子版 2024年8月30日 5:00 (2024年8月30日 15:19更新) 】
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏を公開で証人尋問した。厳しい叱責を受けたとされる県職員ら4人も出頭した。
これに先立ち、非公開で職員2人の証人尋問を実施。東播磨県民局長と兵庫県まちづくり技術センター理事長(前県土木部長)は報道陣と傍聴人の前で証言した。
東播磨県民局長は、視察先の入り口まで20メートル歩かされたとして斎藤氏から「『なぜこんなところに車止めを置いているのか』とかなり強い調子で怒鳴られた」と証言。業務に必要な範囲内だったと思うかと問われ「必要な範囲とは思わない。知事から謝罪やねぎらいの言葉はなく、理不尽な叱責を受けたと感じた」と答えた。
知事の側近だった片山安孝前副知事(7月に辞職)からこの件で聞き取りを受け、「あまりしゃべり過ぎるな」と言われたとも話した。
この件について、斎藤氏は「それなりに強く指摘をした。歩かされて怒ったのではなく、動線を確保していないことを注意した。当時の認識は合理的だった」と語った。
兵庫県まちづくり技術センター理事長は、尼崎市に2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運搬拠点を新設するとの報道が出た際の様子を証言。斎藤氏が「こんな話聞いていない」と机をたたいたとされる疑惑について「事実」とした上で、「机をたたかれた経験がないのでびっくりした」と述べた。
23日の職員の証人尋問では、「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」「知事レクなどの場で案件を『聞いていない』と叱責を受けたり、舌打ちされたりした」「深夜や休日にチャットで仕事の指示がくる」などの証言も出ている。
斎藤氏は深夜や休日の職員への連絡について「やや適切ではなかった面もあるかもしれない。(連絡した職員が)勝手知ったる仲ということで、少し甘えがあったかもしれない。反省している」と話した。
レクでの職員への接し方については「言い方が厳しく、不快な思いさせたことは反省しているし、謝りたい」と述べた。
百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、伝聞を含め4割弱にあたる1750人が知事のパワハラについて見聞きしたとし、59人は直接目撃したと回答した。
斎藤氏はこれまで「県政をよりよくしたいという思いから厳しい叱責をすることはあるが、業務上必要な範囲内だった」と繰り返し述べている。百条委は職員の証言やアンケート結果をもとに、斎藤氏に事実関係などを問いただす。
他県で起きていることだが本県でもこの百条委員会の行方を興味深く見守っている方は少なからずいるのではないか。
本県の場合は知事ではないが、似たようなハラスメント事案を匿名で複数回報告を私も受け、県議会でも取り上げている。
書類を投げつけ「やりなおし〜」、「ブラックと言われてもいい」など数々の名言を残して現在は要職を去られている。あくまでも私の印象だが兵庫県どころではないハラスメントがあったと想像できる。しかしながら書類等の投げつけや「聞いてない」はあまりに行動が酷似しすぎて恐ろしさを感じる。
もし匿名でなく兵庫県のように氏名公表で表沙汰になっていたら本県でも百条委員会までは辿りつけたのではないかと思うが、一方で恩恵を頂いた職員もごく一部ではあるが存在したことは間違いないので、その点のリスク回避は巧妙である。
おそらくは仮に百条委員会を開催できたとしてもご本人は兵庫県知事と同様に正当性を主張するだけだろう。しかし百条委員会を開いただけでも後々に起こっている事柄(高すぎる疑惑の報酬問題等)を防げたのではと残念至極である。
2024年08月29日
秋田市にて二日間公務
28日は北海道・東北議長会の会議
本日29日は北海道・東北道県議会議員の研究会があり、一泊二日で対応しました。
議長会の会議は本県の工藤議長が南米の岩手県人会の式典に参加のため副議長の私が代表で応対しました。
議長会全体での政府要望への対応の確認と今回は有権者の主権者教育と投票率向上について各道県議会の取り組みが発表され質疑意見交換が交わされました。岩手県議会の取り組みに対してはYouTubeを活用した本会議の質問を発信している件について質問を受けました。各道県議会の発表を伺うと岩手県議会の広聴広報委員会の積極的な取り組み(県議会の出前講座等)は評価されていい活動です。
議員研究会では秋田県の洋上風力発電事業について講演を受けたのちに3つの分科会で各道県の取り組みについて報告と意見交換が行われました。私がこの研究会に出席したのはコロナ前の8年ほど前でその時は観光振興の分科会に参加したと思います。
今回参加した分科会では教育がテーマでしたが、窓口が広くて教育行政方針全体を発表された県や不登校問題など問題を絞ったテーマに特化した県など内容がまちまちで議論の共通の深まりという点では課題があったと思います。これは幹事県がしっかりと対応すべきと考えます。いつもは本県の発表内容に対して辛口な私ですが、今回は特色ある県立高校の取り組みに絞った内容で、良かったと思います。
教育と言えば先進県は秋田県で個人的には注目して拝聴しました。
レジメにあるようにかなり思い切った少人数によるチームティーチングなど、児童生徒に熟慮を促すやり方には一日の長があります。
さらに今後の課題として教員の質を上げることと平然と語ったところに常に客観的な評価がされていると感じ入った次第です。本県では絶対にそのような発表内容にはしません。
他県の議員と交流し、特に宮城県議団とはILCの実現に対して今後の活動について具体的に話合えたことは収穫の二日間でした。
本日29日は北海道・東北道県議会議員の研究会があり、一泊二日で対応しました。
議長会の会議は本県の工藤議長が南米の岩手県人会の式典に参加のため副議長の私が代表で応対しました。
議長会全体での政府要望への対応の確認と今回は有権者の主権者教育と投票率向上について各道県議会の取り組みが発表され質疑意見交換が交わされました。岩手県議会の取り組みに対してはYouTubeを活用した本会議の質問を発信している件について質問を受けました。各道県議会の発表を伺うと岩手県議会の広聴広報委員会の積極的な取り組み(県議会の出前講座等)は評価されていい活動です。
議員研究会では秋田県の洋上風力発電事業について講演を受けたのちに3つの分科会で各道県の取り組みについて報告と意見交換が行われました。私がこの研究会に出席したのはコロナ前の8年ほど前でその時は観光振興の分科会に参加したと思います。
【真剣に発表に耳を傾ける本県の城内愛彦議員】
今回参加した分科会では教育がテーマでしたが、窓口が広くて教育行政方針全体を発表された県や不登校問題など問題を絞ったテーマに特化した県など内容がまちまちで議論の共通の深まりという点では課題があったと思います。これは幹事県がしっかりと対応すべきと考えます。いつもは本県の発表内容に対して辛口な私ですが、今回は特色ある県立高校の取り組みに絞った内容で、良かったと思います。
教育と言えば先進県は秋田県で個人的には注目して拝聴しました。
レジメにあるようにかなり思い切った少人数によるチームティーチングなど、児童生徒に熟慮を促すやり方には一日の長があります。
さらに今後の課題として教員の質を上げることと平然と語ったところに常に客観的な評価がされていると感じ入った次第です。本県では絶対にそのような発表内容にはしません。
他県の議員と交流し、特に宮城県議団とはILCの実現に対して今後の活動について具体的に話合えたことは収穫の二日間でした。
2024年08月28日
安治川部屋合宿歓迎会
本日、大相撲安治川部屋が東山町松川で明日から合宿を始めることが決まり大歓迎会が東山町内の催事場で開催されました。
そもそも東山町では東関部屋とのご縁で30年以上も前から松川地区で合宿をしていた経緯があり、東関部屋が解散後も後援会は解散をせずに次なるご縁を求めて合宿する部屋をここ数年探していたところ、2年前に新しく部屋を創設したばかりの安治川部屋とのご縁がつながったのでした。
安治川部屋の親方は元関脇 安美錦関。
現役時代は大きな怪我がありましたが、怪我とお付き合いしながら相撲の技術を高めていった玄人受けする関取でした。
50年後も東山町で合宿できるように部屋の力を高めていきたいと力強いご挨拶でした。
部屋の出世頭は9月場所東幕下4枚目に番付されたウクライナ出身の安青錦(あおにしき)さん。これまでの成績も優秀で近いうちに関取になれる力士さんです。
また、宮城県の栗原市金成町出身の安大翔さん(19歳)も所属しており、本日は安大翔を応援する会から36名もの応援団が大挙歓迎会にも参加され、大いに会も盛り上がりました。
親方、女将さん、部屋力士全員が精一杯のご対応を参加者にしていたのがとても好感を持ちました。
東山町の方々はこれまでも温かい歓迎を松川誠元町長をはじめ部屋にしてきたので、安治川部屋の関係者もきっと気に入ってくれると思います。
また大相撲観戦の楽しみが増えました。安治川部屋のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
そもそも東山町では東関部屋とのご縁で30年以上も前から松川地区で合宿をしていた経緯があり、東関部屋が解散後も後援会は解散をせずに次なるご縁を求めて合宿する部屋をここ数年探していたところ、2年前に新しく部屋を創設したばかりの安治川部屋とのご縁がつながったのでした。
安治川部屋の親方は元関脇 安美錦関。
現役時代は大きな怪我がありましたが、怪我とお付き合いしながら相撲の技術を高めていった玄人受けする関取でした。
50年後も東山町で合宿できるように部屋の力を高めていきたいと力強いご挨拶でした。
部屋の出世頭は9月場所東幕下4枚目に番付されたウクライナ出身の安青錦(あおにしき)さん。これまでの成績も優秀で近いうちに関取になれる力士さんです。
また、宮城県の栗原市金成町出身の安大翔さん(19歳)も所属しており、本日は安大翔を応援する会から36名もの応援団が大挙歓迎会にも参加され、大いに会も盛り上がりました。
親方、女将さん、部屋力士全員が精一杯のご対応を参加者にしていたのがとても好感を持ちました。
東山町の方々はこれまでも温かい歓迎を松川誠元町長をはじめ部屋にしてきたので、安治川部屋の関係者もきっと気に入ってくれると思います。
また大相撲観戦の楽しみが増えました。安治川部屋のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
2024年08月27日
両磐地区地域医療懇談会
令和6年度の標題の会議が昨晩開かれ、私も管内選出県議ということでオブザーバー参加しました。
昨日の協議事項のメインイベントは
🚩岩手県立病院等の経営計画(2025−2030)(素案)について
でした。
実は私は先に閉会中に開かれた県政調査会にて医療局から説明を受けた折に、新たに「準広域型」としてカテゴライズされた千厩病院の方向性について質問をしたところであり、問題は現状の地域病院としての扱いとどのように違うのかです。
かなり以前に千厩病院は一時「地域総合病院」としての位置づけされたことがありましたが、実質の中身が伴わず常勤医の数も診療科も漸減している結果になっています。その後は「地域病院」として他の地域病院と同列になった経緯があります。
昨日の会議でも「準広域型」方向性に対して確認の質問や意見が出され、今後医療局は目に見える形で期待に応えていく必要があります。
県立病院の医師の総数については奨学金医師制度の定着などにより増加しているとの報告がありましたが、地域偏在と診療科偏在は一向に解決しておらず、地域病院が必要としている医師が足りていない事実はもっと真剣に受け止めて抜本的な対策を打つ必要があります。
全般的に両磐医療圏の会議は(他の圏域は知りませんが)いつも委員が建設的な意見を述べられて、とても実のある会議であるという印象です。地域医療を守る懇談会は病床削減問の折に議会からの提案で設置された会であり、これからも地域の未来の医療が保持できるような存在を期待しています。
昨日の協議事項のメインイベントは
🚩岩手県立病院等の経営計画(2025−2030)(素案)について
でした。
実は私は先に閉会中に開かれた県政調査会にて医療局から説明を受けた折に、新たに「準広域型」としてカテゴライズされた千厩病院の方向性について質問をしたところであり、問題は現状の地域病院としての扱いとどのように違うのかです。
かなり以前に千厩病院は一時「地域総合病院」としての位置づけされたことがありましたが、実質の中身が伴わず常勤医の数も診療科も漸減している結果になっています。その後は「地域病院」として他の地域病院と同列になった経緯があります。
昨日の会議でも「準広域型」方向性に対して確認の質問や意見が出され、今後医療局は目に見える形で期待に応えていく必要があります。
県立病院の医師の総数については奨学金医師制度の定着などにより増加しているとの報告がありましたが、地域偏在と診療科偏在は一向に解決しておらず、地域病院が必要としている医師が足りていない事実はもっと真剣に受け止めて抜本的な対策を打つ必要があります。
全般的に両磐医療圏の会議は(他の圏域は知りませんが)いつも委員が建設的な意見を述べられて、とても実のある会議であるという印象です。地域医療を守る懇談会は病床削減問の折に議会からの提案で設置された会であり、これからも地域の未来の医療が保持できるような存在を期待しています。
2024年08月26日
人生の幕引き
工藤大輔議長が南米へ出張している関係で議長代理としての役目がありました。葬儀の参列と弔問の2件です。
先日は岩手県たばこ耕作組合の現職会長の滝沢正一氏の葬儀参列をしてきました。
滝沢氏とは私が葉たばこ振興議連の副会長や幹事長職にあるときに何度もお話する機会があり、また夜の酒席で偶然鉢合わせした時も度々あったりして親しいお付き合いをさせて頂きました。近年は全国のたばこ耕作者の重職もかねておられていたことで、最近県議会の議員連盟の総会も欠席されていたのかなと思っていましたら闘病されていたとのこと。快活で情熱溢れる語り口は誰にも好感を持たれており、たばこ耕作者の皆さんの信頼も厚かったと推察致します。病魔の進行が早く、こんな結果となりご本人もさぞがっかりしたことに違いありません。これまでのご尽力とご功績に深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
本日は元県議会議員の折居明弘氏の弔問に行ってきました。県議会と県議会OB会からの弔意を奥様に捧げました。
折居先生は私と1期4年、亡き私の父とも2期8年ご一緒させて頂き、折居先生の明るいお人柄にはいつも元気づけられた記憶があります。観光に関して造詣が深い印象があり、こと細かく執行部に提案されていました。一緒に韓国を訪問した折に、ご自身の県議初当選の時の話をされて、ご自身が大層感激してロレックスの腕時計をそばにいた人に気が大きくなってあげてしまったとのエピソードで、後になってしまった〜と思ったとの逸話を楽しそうに話されていたのを思い出されます。
フランスの作家ジャン・ジオノが書いた木を植えた男という作品があります。南フランスの山岳地帯の荒地にたった一人で30年余り毎日木の種を植え続け、ついには森をよみがえらせた年老いた羊飼いの話でありますが、本当に世の中を変えることができるのは、権力や富や力に頼る行動ではなく、この羊飼いのように、名誉や報酬を求めず、静かな持続する意思に支えられた粘り強い行為なのではないでしょうか。
県民の一人一人が力を合わせ、よりよい岩手を築く確かな意思を持続させていくならば、必ずや輝かしい岩手の未来が実現するものと私は確信しております。
👆は折居先生が任期の最後、平成15年2月議会の代表質問で最後に結ばれた言葉です。なんとも折居先生らしい味のある引用だと思います。
折居先生、安らかにお眠り下さい。合掌。
先日は岩手県たばこ耕作組合の現職会長の滝沢正一氏の葬儀参列をしてきました。
滝沢氏とは私が葉たばこ振興議連の副会長や幹事長職にあるときに何度もお話する機会があり、また夜の酒席で偶然鉢合わせした時も度々あったりして親しいお付き合いをさせて頂きました。近年は全国のたばこ耕作者の重職もかねておられていたことで、最近県議会の議員連盟の総会も欠席されていたのかなと思っていましたら闘病されていたとのこと。快活で情熱溢れる語り口は誰にも好感を持たれており、たばこ耕作者の皆さんの信頼も厚かったと推察致します。病魔の進行が早く、こんな結果となりご本人もさぞがっかりしたことに違いありません。これまでのご尽力とご功績に深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
本日は元県議会議員の折居明弘氏の弔問に行ってきました。県議会と県議会OB会からの弔意を奥様に捧げました。
折居先生は私と1期4年、亡き私の父とも2期8年ご一緒させて頂き、折居先生の明るいお人柄にはいつも元気づけられた記憶があります。観光に関して造詣が深い印象があり、こと細かく執行部に提案されていました。一緒に韓国を訪問した折に、ご自身の県議初当選の時の話をされて、ご自身が大層感激してロレックスの腕時計をそばにいた人に気が大きくなってあげてしまったとのエピソードで、後になってしまった〜と思ったとの逸話を楽しそうに話されていたのを思い出されます。
フランスの作家ジャン・ジオノが書いた木を植えた男という作品があります。南フランスの山岳地帯の荒地にたった一人で30年余り毎日木の種を植え続け、ついには森をよみがえらせた年老いた羊飼いの話でありますが、本当に世の中を変えることができるのは、権力や富や力に頼る行動ではなく、この羊飼いのように、名誉や報酬を求めず、静かな持続する意思に支えられた粘り強い行為なのではないでしょうか。
県民の一人一人が力を合わせ、よりよい岩手を築く確かな意思を持続させていくならば、必ずや輝かしい岩手の未来が実現するものと私は確信しております。
👆は折居先生が任期の最後、平成15年2月議会の代表質問で最後に結ばれた言葉です。なんとも折居先生らしい味のある引用だと思います。
折居先生、安らかにお眠り下さい。合掌。
2024年08月25日
キオクシア社がいよいよ上場へ
キオクシアHDが10月上場へ 時価総額1.5兆円目指す
【日本経済新聞電子版 2024年8月23日 13:30 】
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことが分かった。10月の上場を想定している。時価総額は1兆5000億円超を目指し、2024年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだ。人工知能(AI)の普及に伴って需要が拡大するメモリーの投資競争に備える。
キオクシアはデータ記憶用のNAND型フラッシュメモリーで世界3位。18年6月に東芝から独立し、19年10月に現社名に変更した。米投資ファンドのベインキャピタルと韓国のメモリー大手SKハイニックスによる特別目的会社が計56%出資し、東芝も41%出資している。東芝とベインはキオクシアの上場後、保有株を段階的に売却する。
キオクシアは20年に東証に上場を承認されたが、米中貿易摩擦の激化を受け、市況の先行きが不透明だとして上場を直前で延期した。その後、米ウエスタンデジタル(WD)のメモリー事業との統合交渉を進めた。NAND3位のキオクシアと4位のWDが合併して首位の韓国サムスン電子に対抗する狙いがあった。ただ、中国の独禁法当局の審査を通過するメドが立たないまま、23年10月に交渉は打ち切られた。
再び上場を目指すのは、事業環境が改善していることがある。メモリーの主力市場であるスマートフォンやパソコンの需要が底打ちし、24年4〜6月期の連結純利益は698億円と同期間として最高だった。AIデータセンター向けの需要も拡大するなか、借り入れに頼っていた資金調達の手段を増やして投資競争に備える。
キオクシアは24年3月期に2437億円の最終赤字を計上するなど2期連続の赤字に陥った。22年後半以降にパソコンやスマートフォンの消費が低迷したあおりを受けた。足元の業績回復ペースが鈍れば、上場時の時価総額は20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した約1兆5000億〜1兆8800億円を下回る可能性もある。
NAND2位のSKとの関係も焦点だ。同社はキオクシアの新株予約権付社債(転換社債=CB)を保有しており、上場後に約15%の株式を取得する。キオクシアとWDのメモリー事業の経営統合に合意しなかった経緯もあり、経営戦略を巡って摩擦が生じる懸念がある。
以前、県議会の決算・予算の特別委員会でIPOが頓挫した折に、私はキオクシア社の将来展望を絡めて当該部に質問をした経緯があります。この新聞社の指摘はもっともでSKとの交渉は決して楽観できるものではないと私もみており、今後の成り行きが注目されます。
NAND型フラッシュメモリーは汎用型で現状ではもっとも需要が高い製品とされていますが、台湾のSMTC等はすでに次世代の半導体製品に向け着手しており、将来の競争はさらに激化することは必至です。
日本政府も米国の動きに呼応して半導体産業の再生に力を入れていますが、このたびの市場からの資金調達によってキオクシア社がどのような設備投資をしていくのかについても興味があります。
本県の工業出荷額はついに自動車産業を抜いて半導体産業が一位になったということで、期待は高まりますが、一定のリスクを背負っていることも同時に認識しておかねばならないと私は考えています。
【日本経済新聞電子版 2024年8月23日 13:30 】
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことが分かった。10月の上場を想定している。時価総額は1兆5000億円超を目指し、2024年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだ。人工知能(AI)の普及に伴って需要が拡大するメモリーの投資競争に備える。
キオクシアはデータ記憶用のNAND型フラッシュメモリーで世界3位。18年6月に東芝から独立し、19年10月に現社名に変更した。米投資ファンドのベインキャピタルと韓国のメモリー大手SKハイニックスによる特別目的会社が計56%出資し、東芝も41%出資している。東芝とベインはキオクシアの上場後、保有株を段階的に売却する。
キオクシアは20年に東証に上場を承認されたが、米中貿易摩擦の激化を受け、市況の先行きが不透明だとして上場を直前で延期した。その後、米ウエスタンデジタル(WD)のメモリー事業との統合交渉を進めた。NAND3位のキオクシアと4位のWDが合併して首位の韓国サムスン電子に対抗する狙いがあった。ただ、中国の独禁法当局の審査を通過するメドが立たないまま、23年10月に交渉は打ち切られた。
再び上場を目指すのは、事業環境が改善していることがある。メモリーの主力市場であるスマートフォンやパソコンの需要が底打ちし、24年4〜6月期の連結純利益は698億円と同期間として最高だった。AIデータセンター向けの需要も拡大するなか、借り入れに頼っていた資金調達の手段を増やして投資競争に備える。
キオクシアは24年3月期に2437億円の最終赤字を計上するなど2期連続の赤字に陥った。22年後半以降にパソコンやスマートフォンの消費が低迷したあおりを受けた。足元の業績回復ペースが鈍れば、上場時の時価総額は20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した約1兆5000億〜1兆8800億円を下回る可能性もある。
NAND2位のSKとの関係も焦点だ。同社はキオクシアの新株予約権付社債(転換社債=CB)を保有しており、上場後に約15%の株式を取得する。キオクシアとWDのメモリー事業の経営統合に合意しなかった経緯もあり、経営戦略を巡って摩擦が生じる懸念がある。
以前、県議会の決算・予算の特別委員会でIPOが頓挫した折に、私はキオクシア社の将来展望を絡めて当該部に質問をした経緯があります。この新聞社の指摘はもっともでSKとの交渉は決して楽観できるものではないと私もみており、今後の成り行きが注目されます。
NAND型フラッシュメモリーは汎用型で現状ではもっとも需要が高い製品とされていますが、台湾のSMTC等はすでに次世代の半導体製品に向け着手しており、将来の競争はさらに激化することは必至です。
日本政府も米国の動きに呼応して半導体産業の再生に力を入れていますが、このたびの市場からの資金調達によってキオクシア社がどのような設備投資をしていくのかについても興味があります。
本県の工業出荷額はついに自動車産業を抜いて半導体産業が一位になったということで、期待は高まりますが、一定のリスクを背負っていることも同時に認識しておかねばならないと私は考えています。
2024年08月24日
新鮮味がない・・・
枝野氏、立民代表選に出馬表明 政権交代へ「経験重要」
【日本経済新聞電子版 2024年8月21日 15:46 (2024年8月21日 21:40更新)】
立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。
立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。
政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。
次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。
単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。
21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。
円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。
「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。具体策として生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。
他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。
原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。
現職の泉健太代表は外交・安全保障やエネルギーといった重要政策で「現実路線」を強調してきた。これらの政策分野で大きな違いは打ち出さなかった。
消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
9月末で任期満了となる泉氏の党運営に関し「任期満了で新たにここから3年間どうしたらいいかという時、敬意を踏まえた批判はあるだろう」と言及した。
現執行部には党内から次期衆院選の擁立状況が遅れていると問題視する声がある。国民民主党など他党との選挙区調整が不十分だとの指摘もある。
この方、私はまったく信用できません。立て板に水の説法が得意ですが実行力がまるでないことは東日本大震災時に実証済み。
単独で政権を目指すと大見得を切っていますが、今の立憲民主党は日本共産党と組んで我が国がどこを目指すのかが見えてこないし、大体にして東京都知事選の惨敗を受けて野党共闘をどのように進めていくのか自身の総括もなければ展望も示さない。
そもそも立憲民主党の誕生も希望の党から除外されて偶々出来上がった政党だった。
昔の名前はもう要りません。立憲民主党にはもっとフレッシュな人材はいないのでしょうか?
【日本経済新聞電子版 2024年8月21日 15:46 (2024年8月21日 21:40更新)】
立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。
立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。
政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。
次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。
単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。
21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。
円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。
「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。具体策として生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。
他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。
原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。
現職の泉健太代表は外交・安全保障やエネルギーといった重要政策で「現実路線」を強調してきた。これらの政策分野で大きな違いは打ち出さなかった。
消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
9月末で任期満了となる泉氏の党運営に関し「任期満了で新たにここから3年間どうしたらいいかという時、敬意を踏まえた批判はあるだろう」と言及した。
現執行部には党内から次期衆院選の擁立状況が遅れていると問題視する声がある。国民民主党など他党との選挙区調整が不十分だとの指摘もある。
この方、私はまったく信用できません。立て板に水の説法が得意ですが実行力がまるでないことは東日本大震災時に実証済み。
単独で政権を目指すと大見得を切っていますが、今の立憲民主党は日本共産党と組んで我が国がどこを目指すのかが見えてこないし、大体にして東京都知事選の惨敗を受けて野党共闘をどのように進めていくのか自身の総括もなければ展望も示さない。
そもそも立憲民主党の誕生も希望の党から除外されて偶々出来上がった政党だった。
昔の名前はもう要りません。立憲民主党にはもっとフレッシュな人材はいないのでしょうか?
2024年08月20日
追憶 佐藤公一翁
先日曽慶地区の夏祭りで市役所OBの岩渕甲次郎氏が「佐藤公一 伝記と追想」とその「続編」を持ってこられたので、即座に貸して頂くよう懇願し、現在完読には至っていないが、主要どころは読み終えたところである。
以前にもこのブログで紹介しましたが、佐藤公一氏は戦中戦後に産業組合運動を通じて後に県立病院の礎となる医療施設の拡充を図られた功労者であり、戦後の知事自治法制定時初の県議選において初当選され、その人徳を認められて副議長に選任された方であります。
その偉業を讃えるために昭和46年に現在の県立大東病院前に顕彰碑も建立されています。
伝記と追想には佐藤公一氏にご縁のあった方々が寄稿しており、実に興味深い内容ばかり。当時の大東町長伊東勇氏からはじまって、千田正知事、岩持静磨氏、志賀健次郎氏、金子太右エ門氏、加藤剛佐氏、菊池知勇氏など
大概は佐藤公一氏の偉大さを讃えるものであるが、私の祖父である飯澤武雄は文学に精通したところを魅せようと努力した跡が見えたり、遠藤保雄氏に至っては皮肉が効いた文章で自らの存在感を際立たせたりで明治生まれの方々の個性の強さにただただ驚くばかり。
ご本人が寄稿した「国保診療所のあり方と県立病院の行き方」には現代にも通ずる県立病院の存在意義についてその本質を極めて正しく突いておられ、これから何度も読み返してみたいと思う。
これぞ正に温故知新。
以前にもこのブログで紹介しましたが、佐藤公一氏は戦中戦後に産業組合運動を通じて後に県立病院の礎となる医療施設の拡充を図られた功労者であり、戦後の知事自治法制定時初の県議選において初当選され、その人徳を認められて副議長に選任された方であります。
その偉業を讃えるために昭和46年に現在の県立大東病院前に顕彰碑も建立されています。
伝記と追想には佐藤公一氏にご縁のあった方々が寄稿しており、実に興味深い内容ばかり。当時の大東町長伊東勇氏からはじまって、千田正知事、岩持静磨氏、志賀健次郎氏、金子太右エ門氏、加藤剛佐氏、菊池知勇氏など
大概は佐藤公一氏の偉大さを讃えるものであるが、私の祖父である飯澤武雄は文学に精通したところを魅せようと努力した跡が見えたり、遠藤保雄氏に至っては皮肉が効いた文章で自らの存在感を際立たせたりで明治生まれの方々の個性の強さにただただ驚くばかり。
ご本人が寄稿した「国保診療所のあり方と県立病院の行き方」には現代にも通ずる県立病院の存在意義についてその本質を極めて正しく突いておられ、これから何度も読み返してみたいと思う。
これぞ正に温故知新。
2024年07月31日
広瀬めぐみ参院議員に関して
既報のとおり、昨日東京地検は広瀬参院議員の詐欺容疑で家宅捜索しました。同日ご本人は自民党に対して離党届を提出し受理されたとも報道されました。
いまだ捜査段階ではありますが、ご本人が離党届を提出したことで議員としての資格に関して重大な局面を迎えたと私自身が判断し、以下私の現段階での考えをここに記します。
ちょうど2年前の参院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、私たちの最大の政治目標である知事選に向けての布石として大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に広瀬氏を支援しました。
結果当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系候補が誕生して大いに広瀬氏のキャリアを活かした活動に期待がかかりました。
しかしながら、このたったの2年の間に今回の社会を揺るがすまでに至った詐欺疑惑がかかったことは国会議員のとしての資格が問われる重大な問題と捉えています。支持をしてくれた有権者の期待に完全に背くものです。誠に慙愧に堪えません。
議員としての基本的な管理能力が欠如していたこと、それを広瀬氏の後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことに支援してくれた皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り、政治に対する期待感も失う結果となってしまいました。誠に申し訳ありません。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。
今後、支援を頂いた皆様には何らかの形で私の思いを伝えたいと思います。
広瀬参院議員にあっては真相を早期に自身の口から語って責任を果たして頂きたいと思います。
いまだ捜査段階ではありますが、ご本人が離党届を提出したことで議員としての資格に関して重大な局面を迎えたと私自身が判断し、以下私の現段階での考えをここに記します。
ちょうど2年前の参院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、私たちの最大の政治目標である知事選に向けての布石として大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に広瀬氏を支援しました。
結果当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系候補が誕生して大いに広瀬氏のキャリアを活かした活動に期待がかかりました。
しかしながら、このたったの2年の間に今回の社会を揺るがすまでに至った詐欺疑惑がかかったことは国会議員のとしての資格が問われる重大な問題と捉えています。支持をしてくれた有権者の期待に完全に背くものです。誠に慙愧に堪えません。
議員としての基本的な管理能力が欠如していたこと、それを広瀬氏の後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことに支援してくれた皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り、政治に対する期待感も失う結果となってしまいました。誠に申し訳ありません。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。
今後、支援を頂いた皆様には何らかの形で私の思いを伝えたいと思います。
広瀬参院議員にあっては真相を早期に自身の口から語って責任を果たして頂きたいと思います。
2024年07月23日
県商工会連合会が県議会に要望
議長が全国議長会の会議に出席のため代わりに副議長職の私が県議会を代表して要望書を受領し、要望書の内容について意見交換をしました。
ちなみに商工会連合会の専従の宗形金吉専務は高校の同級生です。
中小零細企業の会員が多い商工会が抱える問題の深刻さは商工会連合会結成以来かもしれません。
後継者難、人手不足、急激な材料費高、賃上げへの対応、外国人労働者の受け入れ対応など課題が一気に押し寄せてきています。
急激な人口減社会に入ったことで行政がこれまで用意してきた既存の支援メニューの延長だけでは中小企業の存立そのものが困難な時代になってきたというのが私の認識です。したがって国は物価高騰対策についてはしっかりとした支援が不可欠。県も既存メニューの追随にとどまらない斬新な取り組みが必要となると考えます。
意見交換ではILCの実現の可能性などについても濃密な意見を交わすことが出来ました。
商流が大きく変化をし、街の経済の中心の役割を担っていた商店街も危機的状態。これまで経営支援などきま細かい指導等で商工会の存在は大きいものがありました。これからの商工会はどうあるべきか、何をすべきか本県のみならず全国的に同じ課題に直面しています。
【県商工会連合会 高橋富一会長から要望書を受け取る】
ちなみに商工会連合会の専従の宗形金吉専務は高校の同級生です。
中小零細企業の会員が多い商工会が抱える問題の深刻さは商工会連合会結成以来かもしれません。
後継者難、人手不足、急激な材料費高、賃上げへの対応、外国人労働者の受け入れ対応など課題が一気に押し寄せてきています。
急激な人口減社会に入ったことで行政がこれまで用意してきた既存の支援メニューの延長だけでは中小企業の存立そのものが困難な時代になってきたというのが私の認識です。したがって国は物価高騰対策についてはしっかりとした支援が不可欠。県も既存メニューの追随にとどまらない斬新な取り組みが必要となると考えます。
意見交換ではILCの実現の可能性などについても濃密な意見を交わすことが出来ました。
商流が大きく変化をし、街の経済の中心の役割を担っていた商店街も危機的状態。これまで経営支援などきま細かい指導等で商工会の存在は大きいものがありました。これからの商工会はどうあるべきか、何をすべきか本県のみならず全国的に同じ課題に直面しています。
2024年07月22日
混沌とする米大統領選
遅すぎた決断、まだ「どん底」ではない バイデン氏撤退
【日本経済新聞電子版 2024年7月22日 4:16 】
バイデン米大統領が再選をめざした選挙戦の継続を断念した。11月5日の投票日まで3カ月半しかない。遅すぎた決断は復権をめざす共和党のトランプ前大統領に勢いを与えた。後継候補に推されたハリス副大統領の下で民主党が結束できなければ、米国発の混沌が世界に広がりかねない。
「私の党と国家にとって最善の利益」。バイデン氏は21日の声明で選挙戦撤退の理由を簡潔に記した。81歳の老いと衰えをさらしたテレビ討論から撤退を決断するまで3週間あまりかかった。
「私は自分をかけ橋だと考えている。それ以外の何ものでもない」。4年前の選挙戦で、まだ70代だったバイデン氏はこう訴え、1期限りで退く可能性を示唆していた。
バイデン氏が再選をめざせば投票日を81歳で迎え、2期目を86歳で終えることは誰もが分かっていた事実だ。2023年4月にバイデン氏が再選出馬を正式に表明する前から、高齢不安は民主党内の最大の焦点だった。
不都合な事実に目をつぶり、早期の軌道修正に失敗した。「変化したのは私が引き継いだ経済、外交、国内分裂の深刻さだ」。バイデン氏は変心の理由をこう抗弁した。
バイデン氏だけの責任ではない。民主党全体が「現職大統領が再選をめざす以上、党が団結するのは当然」という「正論」を掲げ、新たな指導者を選ぶことで支持基盤が割れることを恐れた。
次世代のリーダーとされる人々も党内の協調を乱す「戦犯」となるのを危惧した。副大統領のハリス氏の不人気も思考停止に拍車をかけた。「非白人」「女性」という民主党の多様性の理念を体現するハリス氏を押しのけることも、大統領候補として担ぐと決めることもできなかったからだ。
皮肉なことに、22年の中間選挙で民主党が予想外に善戦したことも「バイデン再選」への異論を封じた。バイデン氏はトランプ氏と戦えば必ず自分が勝つと訴え続けたものの、暗殺未遂の銃撃の難を逃れた「強いトランプ」と、衰えの隠せない「弱いバイデン」という印象は覆せなくなった。
一つ確実なのは、共和党はバイデン氏が後進に道を譲ることを恐れていたことだ。バイデン氏は59歳のハリス氏を後継に推した。問題は民主党が大統領候補を選ぶ手続きの透明性を保ちつつ、早急に党内の結束を回復できるかどうかだ。
民主主義陣営を率いる米国の混乱は、中国やロシアといった権威主義国家にとって秩序の変更を試みる隙を生む。政治の迷走に嫌気した米国の有権者が投票に行く意欲を失えば、民主主義の復元力はそがれ、排外主義や孤立主義への米国の傾斜が早まるかもしれない。
王の老いが招く悲劇を描いた「リア王」で、シェークスピアは「最悪の状況から帰るところは笑いしかない」と記し、同時にこう戒めた。「『どん底だ』と言えるあいだはまだどん底じゃない」
遅すぎた決断が米大統領選挙にどのような影響を与えるのだろうか。トランプ復帰確実とは言われているが果たしてどうなるか。先が読めない。
しかし、1960年代に若きリーダー、ケネディ生んだアメリカの活力は今やどこへ行ってしまったのか。共和党も脛に傷だらけのトランプを推すしか道はなかったのか。社会の成熟と政治の発展はほとんど相関関係がないと言わざるをえない。今回の大統領選挙は民主主義のエアポケットに入ったような印象である。
この記事を書いた日本経済新聞のワシントン支局長 大越匡洋氏が懸念を示しているように政治の迷走を憂慮した有権者が参加の道を閉ざせば世界が混乱に陥る可能性が高く、その危険性を強く危惧する。
【日本経済新聞電子版 2024年7月22日 4:16 】
バイデン米大統領が再選をめざした選挙戦の継続を断念した。11月5日の投票日まで3カ月半しかない。遅すぎた決断は復権をめざす共和党のトランプ前大統領に勢いを与えた。後継候補に推されたハリス副大統領の下で民主党が結束できなければ、米国発の混沌が世界に広がりかねない。
「私の党と国家にとって最善の利益」。バイデン氏は21日の声明で選挙戦撤退の理由を簡潔に記した。81歳の老いと衰えをさらしたテレビ討論から撤退を決断するまで3週間あまりかかった。
「私は自分をかけ橋だと考えている。それ以外の何ものでもない」。4年前の選挙戦で、まだ70代だったバイデン氏はこう訴え、1期限りで退く可能性を示唆していた。
バイデン氏が再選をめざせば投票日を81歳で迎え、2期目を86歳で終えることは誰もが分かっていた事実だ。2023年4月にバイデン氏が再選出馬を正式に表明する前から、高齢不安は民主党内の最大の焦点だった。
不都合な事実に目をつぶり、早期の軌道修正に失敗した。「変化したのは私が引き継いだ経済、外交、国内分裂の深刻さだ」。バイデン氏は変心の理由をこう抗弁した。
バイデン氏だけの責任ではない。民主党全体が「現職大統領が再選をめざす以上、党が団結するのは当然」という「正論」を掲げ、新たな指導者を選ぶことで支持基盤が割れることを恐れた。
次世代のリーダーとされる人々も党内の協調を乱す「戦犯」となるのを危惧した。副大統領のハリス氏の不人気も思考停止に拍車をかけた。「非白人」「女性」という民主党の多様性の理念を体現するハリス氏を押しのけることも、大統領候補として担ぐと決めることもできなかったからだ。
皮肉なことに、22年の中間選挙で民主党が予想外に善戦したことも「バイデン再選」への異論を封じた。バイデン氏はトランプ氏と戦えば必ず自分が勝つと訴え続けたものの、暗殺未遂の銃撃の難を逃れた「強いトランプ」と、衰えの隠せない「弱いバイデン」という印象は覆せなくなった。
一つ確実なのは、共和党はバイデン氏が後進に道を譲ることを恐れていたことだ。バイデン氏は59歳のハリス氏を後継に推した。問題は民主党が大統領候補を選ぶ手続きの透明性を保ちつつ、早急に党内の結束を回復できるかどうかだ。
民主主義陣営を率いる米国の混乱は、中国やロシアといった権威主義国家にとって秩序の変更を試みる隙を生む。政治の迷走に嫌気した米国の有権者が投票に行く意欲を失えば、民主主義の復元力はそがれ、排外主義や孤立主義への米国の傾斜が早まるかもしれない。
王の老いが招く悲劇を描いた「リア王」で、シェークスピアは「最悪の状況から帰るところは笑いしかない」と記し、同時にこう戒めた。「『どん底だ』と言えるあいだはまだどん底じゃない」
遅すぎた決断が米大統領選挙にどのような影響を与えるのだろうか。トランプ復帰確実とは言われているが果たしてどうなるか。先が読めない。
しかし、1960年代に若きリーダー、ケネディ生んだアメリカの活力は今やどこへ行ってしまったのか。共和党も脛に傷だらけのトランプを推すしか道はなかったのか。社会の成熟と政治の発展はほとんど相関関係がないと言わざるをえない。今回の大統領選挙は民主主義のエアポケットに入ったような印象である。
この記事を書いた日本経済新聞のワシントン支局長 大越匡洋氏が懸念を示しているように政治の迷走を憂慮した有権者が参加の道を閉ざせば世界が混乱に陥る可能性が高く、その危険性を強く危惧する。
2024年07月19日
文教委員会東北視察
昨日と今日にかけて文教常任委員会で山形県に視察に行きました。
最初の目的地は酒田市。酒田には盛岡から北上、横手経由、新庄を経るルートで。
酒田市の駅前に立地する「酒田駅前交流拠点施設ミライニ」を視察。
駅前に立地していた商業施設が撤退したのを機に市が土地を買い取り市立図書館を中心に据えた子育て、イベントなどの交流施設を建設し、それらの複数機能は市教育委員会が所管。
管理運営は指定管理者制度を導入し、TRC(図書館流通センター)が運営。
TRCは全国の図書館運営では有名な大手の会社ですが、この複合的な施設の運営にまでチャレンジする奥行きの深さ。
(実は私は以前、TRC主催の議員向けセミナーに参加したこともあり、また岩手県立図書館の運営について相談されたご縁がありました。)
運営スタッフの皆さんはとてもいきいきとして働いている印象で、図書館の枠を広げた複合施設は今後他の自治体へも広がりそうです。恐るべしTRC。
実は酒田市は平泉町とご縁があって
奥州藤原氏が滅亡した後、藤原氏三代秀衡の妹、徳尼公が平泉から酒田に36人の従者と共に逃れ、酒田湊の繁栄を築いたと伝えられています。徳尼公亡き後、36人の遺臣は向酒田の地侍となって、船問屋を家業とし、自らを「長人(おとな)」または「三十六人衆」と称して町政を担当したといわれています。泉流寺(せんりゅうじ)は酒田市にある徳尼公ゆかりのお寺です。【酒田市のホームページより】
立ち寄った「出羽遊心館」の茶室にも「泉流」の二文字が使われていました。よほど酒田市の基礎を成した事実は市民に浸透されているかが伺い知ることができます。
昨年、酒田市と平泉町は文化交流協定を結び、両自治体の交流が盛んに行われているようです。
歴史的に経済が発展した酒田市。「出羽遊心館」の建設が象徴的で、市民にはどこかに心のゆとりがあるように感じました。
最初の目的地は酒田市。酒田には盛岡から北上、横手経由、新庄を経るルートで。
酒田市の駅前に立地する「酒田駅前交流拠点施設ミライニ」を視察。
駅前に立地していた商業施設が撤退したのを機に市が土地を買い取り市立図書館を中心に据えた子育て、イベントなどの交流施設を建設し、それらの複数機能は市教育委員会が所管。
【二階の吹き抜けから見る図書室】
管理運営は指定管理者制度を導入し、TRC(図書館流通センター)が運営。
TRCは全国の図書館運営では有名な大手の会社ですが、この複合的な施設の運営にまでチャレンジする奥行きの深さ。
(実は私は以前、TRC主催の議員向けセミナーに参加したこともあり、また岩手県立図書館の運営について相談されたご縁がありました。)
運営スタッフの皆さんはとてもいきいきとして働いている印象で、図書館の枠を広げた複合施設は今後他の自治体へも広がりそうです。恐るべしTRC。
実は酒田市は平泉町とご縁があって
奥州藤原氏が滅亡した後、藤原氏三代秀衡の妹、徳尼公が平泉から酒田に36人の従者と共に逃れ、酒田湊の繁栄を築いたと伝えられています。徳尼公亡き後、36人の遺臣は向酒田の地侍となって、船問屋を家業とし、自らを「長人(おとな)」または「三十六人衆」と称して町政を担当したといわれています。泉流寺(せんりゅうじ)は酒田市にある徳尼公ゆかりのお寺です。【酒田市のホームページより】
立ち寄った「出羽遊心館」の茶室にも「泉流」の二文字が使われていました。よほど酒田市の基礎を成した事実は市民に浸透されているかが伺い知ることができます。
昨年、酒田市と平泉町は文化交流協定を結び、両自治体の交流が盛んに行われているようです。
歴史的に経済が発展した酒田市。「出羽遊心館」の建設が象徴的で、市民にはどこかに心のゆとりがあるように感じました。
2024年07月12日
港湾振興議員連盟視察@
去る7月9日〜7月11日まで港湾振興議連で県外視察をしてきました。
港湾の視察は@清水港A横浜港でした。
どちらもコンテナ埠頭施設と実際に行われているオペレーションを視察しましたが、その感想については次回に記します。
Aの横浜港のうち、新たに整備された客船対応の新港埠頭のハンマーヘッド施設も視察対象でした。
新港埠頭周辺は旧高島埠頭も含んだ横浜新開発「みなとみらい」開発によって平成の時代から大きく変容して、私が働いていた40年前の姿は赤レンガ倉庫しかありません。
私がいた昭和の終わり頃は横浜港では在来船とコンテナ船が混在している頃で、新港埠頭も在来船バースとしてたまに活用されていました。たまにというのは埠頭に隣接している上屋がほとんど活用されていない状況にあり、艀(はしけ)荷役が中心の本船しか接岸しない状態でした。
中国船の雑貨の荷揚げやインド船の鉄パイプ積みが思い出されます。中国船からの輸入は、そば、小麦などの袋ものや人毛(かつら用)などもありました。インド船の荷揚げ装置は能率が低く、2〜3本の鉄パイプを一日中カラ〜ン、カラ〜ンと音を立ててのんびり荷役をしていた時代です。
戦後横浜の埠頭は米軍に接収され、瑞穂埠頭がノースピア(現在も接収されたまま)、大さん橋がサウスピア、新港埠頭がセンターピアと呼ばれて、新港埠頭4号はCP4と略されていました。私がいた頃ハンマーヘッドクレーンの存在は誰からも聞いたことがありませんでした。
新港埠頭内に当時、作業会社の笹田組の事務所があり、荷役が終わった時に歩いて事務所に寄った時もありました。
それが今や姿を変えて大型客船専用の埠頭に生まれ変わり、関連施設も(ホテルまで)整備されて綺麗な環境になりました。
街(まち)は時代と共に変わっていくものですが、これほど人為的に目的を持って変化したところもそうはないでしょう。
再開発されるところは再開発をされる価値が認められるところのみ。資本が投下される力の差は中央と地方では認めざるを得ませんが、岩手の場合どのような形で(たとえお金を多額にかけなくても)再開発されるのがいいのかしっかりとしたビジョンが必要です。
港湾の視察は@清水港A横浜港でした。
どちらもコンテナ埠頭施設と実際に行われているオペレーションを視察しましたが、その感想については次回に記します。
Aの横浜港のうち、新たに整備された客船対応の新港埠頭のハンマーヘッド施設も視察対象でした。
新港埠頭周辺は旧高島埠頭も含んだ横浜新開発「みなとみらい」開発によって平成の時代から大きく変容して、私が働いていた40年前の姿は赤レンガ倉庫しかありません。
私がいた昭和の終わり頃は横浜港では在来船とコンテナ船が混在している頃で、新港埠頭も在来船バースとしてたまに活用されていました。たまにというのは埠頭に隣接している上屋がほとんど活用されていない状況にあり、艀(はしけ)荷役が中心の本船しか接岸しない状態でした。
【かつての新港埠頭。ベーブルースもこの埠頭から上陸したという】
中国船の雑貨の荷揚げやインド船の鉄パイプ積みが思い出されます。中国船からの輸入は、そば、小麦などの袋ものや人毛(かつら用)などもありました。インド船の荷揚げ装置は能率が低く、2〜3本の鉄パイプを一日中カラ〜ン、カラ〜ンと音を立ててのんびり荷役をしていた時代です。
戦後横浜の埠頭は米軍に接収され、瑞穂埠頭がノースピア(現在も接収されたまま)、大さん橋がサウスピア、新港埠頭がセンターピアと呼ばれて、新港埠頭4号はCP4と略されていました。私がいた頃ハンマーヘッドクレーンの存在は誰からも聞いたことがありませんでした。
新港埠頭内に当時、作業会社の笹田組の事務所があり、荷役が終わった時に歩いて事務所に寄った時もありました。
それが今や姿を変えて大型客船専用の埠頭に生まれ変わり、関連施設も(ホテルまで)整備されて綺麗な環境になりました。
街(まち)は時代と共に変わっていくものですが、これほど人為的に目的を持って変化したところもそうはないでしょう。
再開発されるところは再開発をされる価値が認められるところのみ。資本が投下される力の差は中央と地方では認めざるを得ませんが、岩手の場合どのような形で(たとえお金を多額にかけなくても)再開発されるのがいいのかしっかりとしたビジョンが必要です。
2024年07月07日
東京都知事選挙終わる
結果は小池都知事の3選。
一人だけを選ぶチャンピオン選挙は現職によほどの失策がなければ現職有利と言われるがその通りの選挙ではなかったか。
石丸候補が敗戦の弁で述べていた「これが都民の選択。何も言いようがない。」はその通りで、結果がすべて。
石丸候補にあっては20代30代の支持が厚く、新しい局面を望んだ無党派層をSNSを活用した選挙戦術がずばり当たり、大善戦。今後の選挙活動にも大きな影響を与えた。
さて、現在のところ3位に甘んじている蓮舫候補者。政権批判に重きを置き、特定の政党と事実上二人三脚。公約は具体性を欠き、特に神宮外苑開発問題再検討は完全な後付け。都政へのビジョンを最初から持ってなかったことはマスコミにも指摘され、有権者も知事としての適格性を評価された結果と私は分析する。事前運動問題で告発されており、今後の動向がどうなることやら。
こうした候補者を2番にも押し上げなかったとすれば、都民はしっかりした見識を持っていたということだろう。
50名を超える候補者が出馬した今回の都知事選挙。私が学生の頃に経験した都知事選挙にもさまざまな経歴の方が立候補して大賑わいだったが、今回は意図的な候補者の乱立で今までとは様相が異なる。税金で賄う選挙事務費用であるから今後の東京都の選管の対応にも注目したい。
一人だけを選ぶチャンピオン選挙は現職によほどの失策がなければ現職有利と言われるがその通りの選挙ではなかったか。
石丸候補が敗戦の弁で述べていた「これが都民の選択。何も言いようがない。」はその通りで、結果がすべて。
石丸候補にあっては20代30代の支持が厚く、新しい局面を望んだ無党派層をSNSを活用した選挙戦術がずばり当たり、大善戦。今後の選挙活動にも大きな影響を与えた。
さて、現在のところ3位に甘んじている蓮舫候補者。政権批判に重きを置き、特定の政党と事実上二人三脚。公約は具体性を欠き、特に神宮外苑開発問題再検討は完全な後付け。都政へのビジョンを最初から持ってなかったことはマスコミにも指摘され、有権者も知事としての適格性を評価された結果と私は分析する。事前運動問題で告発されており、今後の動向がどうなることやら。
こうした候補者を2番にも押し上げなかったとすれば、都民はしっかりした見識を持っていたということだろう。
50名を超える候補者が出馬した今回の都知事選挙。私が学生の頃に経験した都知事選挙にもさまざまな経歴の方が立候補して大賑わいだったが、今回は意図的な候補者の乱立で今までとは様相が異なる。税金で賄う選挙事務費用であるから今後の東京都の選管の対応にも注目したい。
2024年07月02日
文教委員会
本日は常任委員会の審査日でした。
文教委員会には今議会では議案審査がなく、教育委員会所管の請願陳情の審査と教育委員会と文化スポーツ部からの執行部説明に関する質疑・意見交換のみでした。
のみといったところで審査は10時から16時35分までの時間を要し、いつもながらの熱心な審査となりました。
「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善・義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げを求める請願」
については請願項目4項目中3項目が全会一致。1項目が賛成多数で採択となり、委員会で意見昌を発議することが決定しました。
私は教職員の適正な配置のために安定的な財源が不可欠としながらも、児童・生徒への教育の質を高めることこそが教育の本質であるとの意見を述べました。私が中学1年の頃、ちょうど学テ闘争で与えられるべき授業が行われなかったことにも触れ、教育の機会を担保することは歴史的な事実も再認識することも肝要であると述べました。
また、県立高校への入学者予定数が13年後には現在の60%になるという厳しい数字、人口減による県財政のひっ迫が教育行政予算に与える影響は大であることから急激な社会変化に対応する教育施設の財源確保の状況と対応、併せて県南地区の工業高校の新設にかかる財源の確保について当局の見解を質しました。
令和7年度には立地場所を含めた方針を明らかにするとの計画は現在のところは動かさないとの答弁でしたが、その後の竣工に至るまでの道筋は未だ予想の範囲を超えるものにはならない状況でした。
いずれ県南地区、ひいては一関地区にとっては重要課題ですのでこれかも議論の中で進捗管理をしていきます。
文教委員会には今議会では議案審査がなく、教育委員会所管の請願陳情の審査と教育委員会と文化スポーツ部からの執行部説明に関する質疑・意見交換のみでした。
のみといったところで審査は10時から16時35分までの時間を要し、いつもながらの熱心な審査となりました。
「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善・義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げを求める請願」
については請願項目4項目中3項目が全会一致。1項目が賛成多数で採択となり、委員会で意見昌を発議することが決定しました。
私は教職員の適正な配置のために安定的な財源が不可欠としながらも、児童・生徒への教育の質を高めることこそが教育の本質であるとの意見を述べました。私が中学1年の頃、ちょうど学テ闘争で与えられるべき授業が行われなかったことにも触れ、教育の機会を担保することは歴史的な事実も再認識することも肝要であると述べました。
また、県立高校への入学者予定数が13年後には現在の60%になるという厳しい数字、人口減による県財政のひっ迫が教育行政予算に与える影響は大であることから急激な社会変化に対応する教育施設の財源確保の状況と対応、併せて県南地区の工業高校の新設にかかる財源の確保について当局の見解を質しました。
令和7年度には立地場所を含めた方針を明らかにするとの計画は現在のところは動かさないとの答弁でしたが、その後の竣工に至るまでの道筋は未だ予想の範囲を超えるものにはならない状況でした。
いずれ県南地区、ひいては一関地区にとっては重要課題ですのでこれかも議論の中で進捗管理をしていきます。
2024年06月30日
本年もあと半分
今日は6月の最終日です。明日から2024年の後半戦に入ります。
私は昨年末からの怪我、そしてコロナ感染と健康状態に不安を抱えることの多い前半でした。後半は心身ともに健康な日々を過ごせるよう気をつけていきたいと思います。
本日は前県議の伊藤勢至氏の叙勲祝賀会に招待を受け参加してきました。
伊藤先生は私の1期先輩の平成七年の初当選。会派は一緒になることはありませんでしたが、二人ともラグビー競技を経験したご縁から折に触れてお声をかけて頂きました。コロナ前にワールドカップ釜石大会を成功に導くために前大会開催地である英国を視察訪問した際にも伊藤先生が団長で私が副団長を務めました。また、私が一期生後半時には伊藤先生が農林水産委員会の委員長、私が副委員長を務めたこともありました。
【祝賀会の会場には市議時代の2期分を含め県議7期、計9枚の歴史を伝える選挙用ポスターも掲示されていました。伊藤先生の容姿にはあまり大きな変化はないように思います。私のポスターはとても変化が激しくてお見せできるような代物ではありません😖】
祝辞の中でも触れられていましたが、伊藤先生と言えば本会議、委員会での不規則的発言は積極的に発せられた議員という印象が強く残っています。駄洒落風のもの、激励風のもの、その内容は多種に及んでおり、時には会議を和ませ、時には先鋭化させいろいろな場面を演出させてくれました。ただ大半は不発ものが多かった気がしますが・・・(ここには書けない際どいものもありました。)
東北の歴史認識に強い関心を持たれ、豊富な読書量から質問にもたびたび引用され、党派を超えて私たち後輩にも愛読書を手渡し、解説を頂く機会も少なからずありました。
伊藤先生との20年間の付き合いに感謝を申し上げ、これからも大切な奥様と健康でお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
私は昨年末からの怪我、そしてコロナ感染と健康状態に不安を抱えることの多い前半でした。後半は心身ともに健康な日々を過ごせるよう気をつけていきたいと思います。
本日は前県議の伊藤勢至氏の叙勲祝賀会に招待を受け参加してきました。
伊藤先生は私の1期先輩の平成七年の初当選。会派は一緒になることはありませんでしたが、二人ともラグビー競技を経験したご縁から折に触れてお声をかけて頂きました。コロナ前にワールドカップ釜石大会を成功に導くために前大会開催地である英国を視察訪問した際にも伊藤先生が団長で私が副団長を務めました。また、私が一期生後半時には伊藤先生が農林水産委員会の委員長、私が副委員長を務めたこともありました。
【祝賀会の会場には市議時代の2期分を含め県議7期、計9枚の歴史を伝える選挙用ポスターも掲示されていました。伊藤先生の容姿にはあまり大きな変化はないように思います。私のポスターはとても変化が激しくてお見せできるような代物ではありません😖】
祝辞の中でも触れられていましたが、伊藤先生と言えば本会議、委員会での不規則的発言は積極的に発せられた議員という印象が強く残っています。駄洒落風のもの、激励風のもの、その内容は多種に及んでおり、時には会議を和ませ、時には先鋭化させいろいろな場面を演出させてくれました。ただ大半は不発ものが多かった気がしますが・・・(ここには書けない際どいものもありました。)
東北の歴史認識に強い関心を持たれ、豊富な読書量から質問にもたびたび引用され、党派を超えて私たち後輩にも愛読書を手渡し、解説を頂く機会も少なからずありました。
伊藤先生との20年間の付き合いに感謝を申し上げ、これからも大切な奥様と健康でお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
2024年06月29日
一般質問始まる
一昨日から一般質問が始まり、この二日間で議長経験者が3名登壇。
そのうち2氏は質問終了まで議長席にて見届けることに相成った。一般質問はベテラン議員ほど問題意識が如実に出るので興味深い。
野党系の議員は国政マターに絡めて知事の認識を問い、あらためて本県の知事が非自民の知事ということを際立たせることに余念がない。
私にも矢が飛んできたが、質問項目からある程度予想は出来ていたのでさほど驚くことはない。
一方、議長経験者の質問ではないが、議員が持つ問題認識に関して、そのアプローチの仕方に???という場面があった。ある程度期数を重ねた議員が自分だけの物差しを当てて、既成の制度を無視して強行突破する姿は後輩議員に対して決して参考になるものではない。二次医療圏で医療の完結を目指す形は本県の医療システムとして基本中の基本であり、それを無視しては事は前には決して進まない。
さしたる私も今は人のことを評価できる身分でもないが、誰かが指摘しないと議員全体のレベルが上がっていかない。
いわて県民クラブ・無所属の会からは盛岡選挙区選出の村上貢一議員が初登壇。
村上氏の指南役でもある佐々木博 元議員は私もかつて同じ会派でお世話になったご縁があり、「元気よくやってこい!」とアドバイスをもらってきたと村上氏から教えてもらった。
村上氏は本県の戦略米に関して厳しく追及。
「金色の風」のマーケッテイングについては常々議会から問題提起がされていたが、村上氏の現場を経験している視点からの提案は、今後は目を離せなくなってきた。期待十分である。
何はともあれ貢一議員お疲れさまでした。今後も頑張って下さい。
そのうち2氏は質問終了まで議長席にて見届けることに相成った。一般質問はベテラン議員ほど問題意識が如実に出るので興味深い。
野党系の議員は国政マターに絡めて知事の認識を問い、あらためて本県の知事が非自民の知事ということを際立たせることに余念がない。
私にも矢が飛んできたが、質問項目からある程度予想は出来ていたのでさほど驚くことはない。
一方、議長経験者の質問ではないが、議員が持つ問題認識に関して、そのアプローチの仕方に???という場面があった。ある程度期数を重ねた議員が自分だけの物差しを当てて、既成の制度を無視して強行突破する姿は後輩議員に対して決して参考になるものではない。二次医療圏で医療の完結を目指す形は本県の医療システムとして基本中の基本であり、それを無視しては事は前には決して進まない。
さしたる私も今は人のことを評価できる身分でもないが、誰かが指摘しないと議員全体のレベルが上がっていかない。
いわて県民クラブ・無所属の会からは盛岡選挙区選出の村上貢一議員が初登壇。
村上氏の指南役でもある佐々木博 元議員は私もかつて同じ会派でお世話になったご縁があり、「元気よくやってこい!」とアドバイスをもらってきたと村上氏から教えてもらった。
村上氏は本県の戦略米に関して厳しく追及。
「金色の風」のマーケッテイングについては常々議会から問題提起がされていたが、村上氏の現場を経験している視点からの提案は、今後は目を離せなくなってきた。期待十分である。
何はともあれ貢一議員お疲れさまでした。今後も頑張って下さい。
2024年06月24日
WIN-WINの関係を目指して
本日は午後から盛岡市内にて岩手県建設産業団体連合会の通常総会に議長代理で出席し、祝辞を述べました。
その後、地元一関市に戻りRIP(両磐インダストリアルプラザ 金澤英治会長)の総会に会員の身分として参加。
この4月から一関高専の校長に就任された小林淳哉氏から「企業と高専がWin-Winとなるために」をテーマに講演がありました。
これが中々興味をそそる話の中身で、目的を達成するために何をすべきかを実体験に基づいての内容でした。何かが足りないから止めるではなくてどうしたら前に進めるのかを追求する手立てに関して貴重な示唆を頂きました。
金澤会長からは外国人の実習制度に関して国の制度改正があり、今後市と県が連携した補助金のあり方について提言がありました。しっかり前に進めるよう私も尽力します。
このRIPには金澤社長のお父様からお誘いを受けて入会したのがきっかけで、これまでILCに関してもRIPでは吉岡先生を講師に招聘するなど何度も勉強会を実施してきました。今日も会員間の意見交換会ではILC実現の期待がしぼんでいるとの率直な感想がありましたが、少しでもチャンスがある限り私は粘り強く活動を継続発展させていくことをお話させて頂きました。
本日参加された会員(主に製造業に携わる会社の経営者)は中核が50代になっており、時代の変遷を感じました。
その後、地元一関市に戻りRIP(両磐インダストリアルプラザ 金澤英治会長)の総会に会員の身分として参加。
この4月から一関高専の校長に就任された小林淳哉氏から「企業と高専がWin-Winとなるために」をテーマに講演がありました。
これが中々興味をそそる話の中身で、目的を達成するために何をすべきかを実体験に基づいての内容でした。何かが足りないから止めるではなくてどうしたら前に進めるのかを追求する手立てに関して貴重な示唆を頂きました。
金澤会長からは外国人の実習制度に関して国の制度改正があり、今後市と県が連携した補助金のあり方について提言がありました。しっかり前に進めるよう私も尽力します。
このRIPには金澤社長のお父様からお誘いを受けて入会したのがきっかけで、これまでILCに関してもRIPでは吉岡先生を講師に招聘するなど何度も勉強会を実施してきました。今日も会員間の意見交換会ではILC実現の期待がしぼんでいるとの率直な感想がありましたが、少しでもチャンスがある限り私は粘り強く活動を継続発展させていくことをお話させて頂きました。
本日参加された会員(主に製造業に携わる会社の経営者)は中核が50代になっており、時代の変遷を感じました。
2024年06月23日
梅雨の戦没者慰霊祭に参加して
本日は連日のむせ返るような高温から一転、朝から霧雨のち雨降りへと一気に梅雨に突入。
午前中は社員の家族の火葬に参列後、地元摺沢地区戦没者慰霊祭に参列。午後は地元の那須議員と市政課題について情報共有後に「おきた林業祭」に参上、夜は来月14日に行われるファイナル同級会の最終打ち合わせ会へ。
毎年5月の連休中に行われる慰霊祭が今年はこの時期に行われました。摺沢公園の忠魂碑前にて開催される予定が急遽摺沢市民センターに場所が変更され、大ホールのステージ上で役員のみの参加の形となりました。
戦没者慰霊祭で思い出すのは初当選後に初めて公的行事に案内をもらったのがこの慰霊祭。今から四半世紀前のことで、まさに当時の開催も忠魂碑前で遺族会と戦争に赴いた戦友会の方々との合同開催で50人強の関係者が集まっていました。私は臨時議会も始まる前で議員バッジもまだもらっていない段階で、いきなり司会から追悼のことばをお願いしますと言われてかなりの量の嫌な脂汗をかいた記憶は今でも鮮明です。
大概のイベントの祝辞ならばなんとかこなせるにしても、追悼のことばだけはごまかしがききません。
当時は町会議員の那須勇氏の父上であった那須甫議員が私より順番が前に言葉を述べられたので、少しづつ甫議員の言葉をなぞって急場をしのいだのでした。以後、戦没者追悼式には必ず原稿を用意して臨むようにしています。
この教訓から戦争に対する経験値のなさや認識の底浅さを自覚し、また、小原伸元町長の見識や示唆に触れることによって戦後史について勉強するようになりました。
今日の慰霊祭をみても参加者の高齢化と規模の急速な縮小は著しいものがあり、これから祖国を守るために散華された英霊を誰が慰霊し、平和の大切さを誰が伝えていくのか、つきつけられた課題は深刻なものがあります。
おそらく形を変えて戦没者慰霊祭の存続を模索していくことにはなるでしょうが、平和教育については政治思想を完全に切り離すことがは困難であると私は考えることからよほどの注意が求められることとなります。
午前中は社員の家族の火葬に参列後、地元摺沢地区戦没者慰霊祭に参列。午後は地元の那須議員と市政課題について情報共有後に「おきた林業祭」に参上、夜は来月14日に行われるファイナル同級会の最終打ち合わせ会へ。
【摺沢地区慰霊祭で追悼の言葉を述べる那須勇市議会議員】
毎年5月の連休中に行われる慰霊祭が今年はこの時期に行われました。摺沢公園の忠魂碑前にて開催される予定が急遽摺沢市民センターに場所が変更され、大ホールのステージ上で役員のみの参加の形となりました。
戦没者慰霊祭で思い出すのは初当選後に初めて公的行事に案内をもらったのがこの慰霊祭。今から四半世紀前のことで、まさに当時の開催も忠魂碑前で遺族会と戦争に赴いた戦友会の方々との合同開催で50人強の関係者が集まっていました。私は臨時議会も始まる前で議員バッジもまだもらっていない段階で、いきなり司会から追悼のことばをお願いしますと言われてかなりの量の嫌な脂汗をかいた記憶は今でも鮮明です。
大概のイベントの祝辞ならばなんとかこなせるにしても、追悼のことばだけはごまかしがききません。
当時は町会議員の那須勇氏の父上であった那須甫議員が私より順番が前に言葉を述べられたので、少しづつ甫議員の言葉をなぞって急場をしのいだのでした。以後、戦没者追悼式には必ず原稿を用意して臨むようにしています。
この教訓から戦争に対する経験値のなさや認識の底浅さを自覚し、また、小原伸元町長の見識や示唆に触れることによって戦後史について勉強するようになりました。
今日の慰霊祭をみても参加者の高齢化と規模の急速な縮小は著しいものがあり、これから祖国を守るために散華された英霊を誰が慰霊し、平和の大切さを誰が伝えていくのか、つきつけられた課題は深刻なものがあります。
おそらく形を変えて戦没者慰霊祭の存続を模索していくことにはなるでしょうが、平和教育については政治思想を完全に切り離すことがは困難であると私は考えることからよほどの注意が求められることとなります。
2024年06月21日
6月定例議会が開会
令和6年度最初の定例議会が開会しました。
ひな壇には新しい部長さん方が着席。少し緊張した面持ちです。答弁は無難に済ますのではなく問題意識を明確にした未来戦略型でぜひお願いしたいと思います。
本日提案された令和6年度岩手県一般会計補正予案(第2号)の総額は20億3649万円。
その主なものは
・(新規)経営者保証非提供促進資金貸付金
経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速させ、国の新たな制度と連動した経営者保証を不要とする融資に係る貸付原資の一部を金融機関に預託しよとするもの
融資枠 1、000、000千円
貸付限度額 80、000千円
貸付期間及び利率 3年以内 年1.9%以内、3年超10年以内 年2.1%以内
・港湾災害復旧事業費
令和6年2月に発生した強風・波浪により被災した港湾施設の災害復旧に要する経費について、補正しようとするもの
補正額 320、890千円
・(新規)被災者農業者緊急支援事業費補助
令和6年2月に発生した大雪により農業用施設等に被害を受けた農業者の農業経営の安定化を図るため、農産物の生産に必要な施設の再建等に要する経費について、補助しようとするもの
補正額 77、000千円
補助先 市町村
補助率 2分の1、10分の10
です。
私の所属する文教委員会には予算案がなく、今回は請願審査と執行部説明に対する質疑意見交換となります。
私も今回は準備を進めて委員会に臨みます。
ひな壇には新しい部長さん方が着席。少し緊張した面持ちです。答弁は無難に済ますのではなく問題意識を明確にした未来戦略型でぜひお願いしたいと思います。
本日提案された令和6年度岩手県一般会計補正予案(第2号)の総額は20億3649万円。
その主なものは
・(新規)経営者保証非提供促進資金貸付金
経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速させ、国の新たな制度と連動した経営者保証を不要とする融資に係る貸付原資の一部を金融機関に預託しよとするもの
融資枠 1、000、000千円
貸付限度額 80、000千円
貸付期間及び利率 3年以内 年1.9%以内、3年超10年以内 年2.1%以内
・港湾災害復旧事業費
令和6年2月に発生した強風・波浪により被災した港湾施設の災害復旧に要する経費について、補正しようとするもの
補正額 320、890千円
・(新規)被災者農業者緊急支援事業費補助
令和6年2月に発生した大雪により農業用施設等に被害を受けた農業者の農業経営の安定化を図るため、農産物の生産に必要な施設の再建等に要する経費について、補助しようとするもの
補正額 77、000千円
補助先 市町村
補助率 2分の1、10分の10
です。
私の所属する文教委員会には予算案がなく、今回は請願審査と執行部説明に対する質疑意見交換となります。
私も今回は準備を進めて委員会に臨みます。
2024年06月14日
IGRが黒字
IGRいわて銀河鉄道、5期ぶり黒字を確保 2023年度決算
【岩手日報電子版 2024.6.14】
IGRいわて銀河鉄道(鈴木敦社長)は13日、盛岡市内で取締役会を開き、当期利益2億1239万円を盛り込んだ2023年度決算を承認した。新型コロナウイルス5類移行に伴う人流回復、大雨災害の補助金収入により5期ぶりの黒字を確保した。
輸送人員は453万5562人(前年度比1・9%増)で定期外の利用が伸び、旅客運輸収入は10億4836万円(前年度比7・8%増)。線路使用料収入などを含めた営業収入は40億5060万円(同2・8%増)だった。
鈴木社長は過去に滅茶苦茶な経営をしてIGRを赤字に路線に導いた元K社長の下で働いていた方。その苦労を経験しているので着実な経営方針で経営なさっていると推察します。
あの当時の無計画で思いつき経営体制を1年でも短縮できていたならIGRの財務基盤ももっとましだったはず。
私は当時総務員会や第三セクターを調査する特別委員会でも厳しくK社長の経営能力について指摘をして人事の交代を求めたきましたが、県は全く耳を貸しませんでした。K氏の能力については次の就職先でも同じことを繰り返して竈をひっくり返しているの事実があるので経営手腕に関しては確定的です。
K氏は前社長の任期が残っているのに押し込んで社長になった経緯があり、(あれあれ!後に同じことをやっている方もいるのでは?)私はその人事の決定過程も当時問題提起をしました。無理を通せば結果がおかしくなる典型的な例ですね。
鈴木社長には今後も黒字が安定的に継続できるよう努力をして頂くことを切にお願い申し上げます。
【岩手日報電子版 2024.6.14】
IGRいわて銀河鉄道(鈴木敦社長)は13日、盛岡市内で取締役会を開き、当期利益2億1239万円を盛り込んだ2023年度決算を承認した。新型コロナウイルス5類移行に伴う人流回復、大雨災害の補助金収入により5期ぶりの黒字を確保した。
輸送人員は453万5562人(前年度比1・9%増)で定期外の利用が伸び、旅客運輸収入は10億4836万円(前年度比7・8%増)。線路使用料収入などを含めた営業収入は40億5060万円(同2・8%増)だった。
鈴木社長は過去に滅茶苦茶な経営をしてIGRを赤字に路線に導いた元K社長の下で働いていた方。その苦労を経験しているので着実な経営方針で経営なさっていると推察します。
あの当時の無計画で思いつき経営体制を1年でも短縮できていたならIGRの財務基盤ももっとましだったはず。
私は当時総務員会や第三セクターを調査する特別委員会でも厳しくK社長の経営能力について指摘をして人事の交代を求めたきましたが、県は全く耳を貸しませんでした。K氏の能力については次の就職先でも同じことを繰り返して竈をひっくり返しているの事実があるので経営手腕に関しては確定的です。
K氏は前社長の任期が残っているのに押し込んで社長になった経緯があり、(あれあれ!後に同じことをやっている方もいるのでは?)私はその人事の決定過程も当時問題提起をしました。無理を通せば結果がおかしくなる典型的な例ですね。
鈴木社長には今後も黒字が安定的に継続できるよう努力をして頂くことを切にお願い申し上げます。
2024年06月12日
総会シーズン
今日は議長代理で「岩手県空港利用促進協議会総会」に出席。
県議会議長は当協議会の副会長が充て職となっているのも初めて知った次第。
隣の席は県商工会連合会の会長の代理で出席した宗形氏。高校の同級生です。
花巻空港の利用実績はコロナ前の年に復活したことが報告され、空港開設60周年を機にさらなる利用拡大を図ることが当面の目標とされました。
札幌便と名古屋便は未だに一便減便されており、早期の復活が望まれます。国際線は上海便の復活のため先に知事が中国に赴いた際に航空会社に要請してきたとか。功を奏すればいいですが。
来週、再来週も議長代理の総会出席が続きます。
午後は議会の副議長室で、医療局、企業局から決算の状況、県土整備部とILC推進局から事業の進捗説明等をもらいました。6月議会は21日に開会。補正予算の審議を中心に行われます。
物価高騰や人件費増の中でも経済の歯車は動き出しており、将来の岩手の在り様をしっかりと県当局は示す必要があります。議会も大局な見地で議論することが望まれます。
県議会議長は当協議会の副会長が充て職となっているのも初めて知った次第。
隣の席は県商工会連合会の会長の代理で出席した宗形氏。高校の同級生です。
花巻空港の利用実績はコロナ前の年に復活したことが報告され、空港開設60周年を機にさらなる利用拡大を図ることが当面の目標とされました。
札幌便と名古屋便は未だに一便減便されており、早期の復活が望まれます。国際線は上海便の復活のため先に知事が中国に赴いた際に航空会社に要請してきたとか。功を奏すればいいですが。
来週、再来週も議長代理の総会出席が続きます。
午後は議会の副議長室で、医療局、企業局から決算の状況、県土整備部とILC推進局から事業の進捗説明等をもらいました。6月議会は21日に開会。補正予算の審議を中心に行われます。
物価高騰や人件費増の中でも経済の歯車は動き出しており、将来の岩手の在り様をしっかりと県当局は示す必要があります。議会も大局な見地で議論することが望まれます。
2024年06月11日
出前授業にオブザーバー参加
体調は100%回復致しました。
読者の皆様にはご心配をおかけしました。体重は3kg減。33年前に結婚した時より体重が少ないという状態(そういやもう少しで結婚記念日)。なんと議員生活25年で最軽量です。出来うれば筋力は増強して体重はこのまま維持したいと目論んでいますが、うまいこといくように頑張ってみます。
昨日、今年度から県議会の広報委員会が企画した小学校へ出向いての「県議会出前授業」にオブザーバー参加してきました。
訪問先の学校は奥州市立江刺ひがし小学校。
江刺ひがし小学校は二年前に統合したばかりの学校です。人首、木細工、梁川、広瀬、玉里の江刺東部の小学校が統合しました。
県議会では主権者教育の実践で小学生を対象に親子県議会を夏・冬休みに行ってきましたが、今年から一歩踏み込んで小学校を訪問してまるまる一限を活用させて頂き、広報委員の議員が県議会の役割を中心に説明し、質疑・意見交換を交わすといった運営内容になっています。
江刺ひがし小の六年生はとても熱心に対応してくれました。
質問コーナーでは
「議員の給料はいくらか?」「なぜ起立で採決するのか」「休みはあるの?」「会議中いねむりしている議員はいるの?」とか子ども率直な感性でガリっとした質問があり、議員団もタジタジでした。
こうした触れ合いが政治に対して少しでも興味を持って政治参加してもらえれば幸いです。
参加された児童のみなさん、校長先生はじめ先生方ありがとうございました。
議員の方こそ子どもたちから大いに触発された日になりました。
読者の皆様にはご心配をおかけしました。体重は3kg減。33年前に結婚した時より体重が少ないという状態(そういやもう少しで結婚記念日)。なんと議員生活25年で最軽量です。出来うれば筋力は増強して体重はこのまま維持したいと目論んでいますが、うまいこといくように頑張ってみます。
昨日、今年度から県議会の広報委員会が企画した小学校へ出向いての「県議会出前授業」にオブザーバー参加してきました。
訪問先の学校は奥州市立江刺ひがし小学校。
江刺ひがし小学校は二年前に統合したばかりの学校です。人首、木細工、梁川、広瀬、玉里の江刺東部の小学校が統合しました。
【こうした細かい心遣いが嬉しいです😃】
【校庭前には旧玉里小時代の二宮尊徳像が鎮座。紀元2600年を記念して寄付されたもののようです。本人もっと笑顔がほしい。】
県議会では主権者教育の実践で小学生を対象に親子県議会を夏・冬休みに行ってきましたが、今年から一歩踏み込んで小学校を訪問してまるまる一限を活用させて頂き、広報委員の議員が県議会の役割を中心に説明し、質疑・意見交換を交わすといった運営内容になっています。
江刺ひがし小の六年生はとても熱心に対応してくれました。
質問コーナーでは
「議員の給料はいくらか?」「なぜ起立で採決するのか」「休みはあるの?」「会議中いねむりしている議員はいるの?」とか子ども率直な感性でガリっとした質問があり、議員団もタジタジでした。
こうした触れ合いが政治に対して少しでも興味を持って政治参加してもらえれば幸いです。
参加された児童のみなさん、校長先生はじめ先生方ありがとうございました。
議員の方こそ子どもたちから大いに触発された日になりました。
2024年06月04日
気持ちも新たに
まだ体調は60%程度の回復。もう少し時間がかかりそうです。
とはいえ体を慣らしていくには少し辛くともという思いで月一度のルーティン活動を決行!
倫理法人会のモーニングセミナー(今日はかつての県議同僚の米内紘正氏がゲストスピーカー)⇒朝街宣@一関東大橋⇒会社ミーティング
そして午後は橋田満元JRA調教師に面談のため遠野馬の里へ(後日詳しく報告します)
帰宅して夕食には家族の配慮により消火のいいとろろ芋を食す。なんだか元気が出てきました!
そしてご報告。月が替わり、事務所のメンバーがポスターの張替えをしてくれました。
気分も一新して明日から頑張ります。
とはいえ体を慣らしていくには少し辛くともという思いで月一度のルーティン活動を決行!
倫理法人会のモーニングセミナー(今日はかつての県議同僚の米内紘正氏がゲストスピーカー)⇒朝街宣@一関東大橋⇒会社ミーティング
そして午後は橋田満元JRA調教師に面談のため遠野馬の里へ(後日詳しく報告します)
帰宅して夕食には家族の配慮により消火のいいとろろ芋を食す。なんだか元気が出てきました!
そしてご報告。月が替わり、事務所のメンバーがポスターの張替えをしてくれました。
気分も一新して明日から頑張ります。
2024年05月31日
政策なしで挑む首長戦に疑問
東京都選出の立憲民主党に所属している有名な参議院議員が都知事選への立候補を表明した。
反自民・脱小池都政で戦うという。
どんな選挙手法で戦うのかは勝手にされて結構だが、立候補の最初の記者会見でこれからの都政に対する自らの姿勢を一つも話さないとはいかがなものか。この方は民主党政権時代は大臣も経験されており、少なくとも地方自治に対する基本的なことは知らないとは言えない。
静岡県知事選挙や東京都の都議補選結果をみて出馬の判断をしたとも言及されていたが、選挙に勝つことだけが目的になっているようだ。
国民民主党の方が厳しくこの点に関して批判をされていたが、真っ当な考え方である。
マスコミも勝敗だけに関心を煽るのではなく、真に政策論争できるような環境をつくってほしいものだ。
反自民・脱小池都政で戦うという。
どんな選挙手法で戦うのかは勝手にされて結構だが、立候補の最初の記者会見でこれからの都政に対する自らの姿勢を一つも話さないとはいかがなものか。この方は民主党政権時代は大臣も経験されており、少なくとも地方自治に対する基本的なことは知らないとは言えない。
静岡県知事選挙や東京都の都議補選結果をみて出馬の判断をしたとも言及されていたが、選挙に勝つことだけが目的になっているようだ。
国民民主党の方が厳しくこの点に関して批判をされていたが、真っ当な考え方である。
マスコミも勝敗だけに関心を煽るのではなく、真に政策論争できるような環境をつくってほしいものだ。
2024年05月30日
新笹ノ田トンネル建設実現期成同盟会総会に出席
標題の総会の顧問という立場で出席し、挨拶する機会を頂きました。
一昨年度に当トンネル建設に関して技術等を検討する会議が設置され、これまで2度開催されています。総会に参加されているメンバーの方々もいよいよという期待が以前よりは高くなってきていると感じますが、実はこの検討会議が最後に行われたのは昨年の9月ですのでもっとスピード感を持って進めて欲しいと思うところです。(この件に関しては私は先の予算委員会でも強く要望しています。)
私の役目は今日までこの新笹ノ田トンネルの実現に情熱を注いでこられた先人の思いをしっかり次に伝え、実現にこぎつけることだと強く自覚をしてこれまでも活動してきています。何とか今の任期中に事業採択までもっていきたいと考えております。
先人といえば元大東町長でありご逝去されている小原伸元さんには幾度となくこの実現についてご教示頂き、町長退職後も一緒に霞が関関係者に面談して実現の道筋を立てようとしたことを思い出されます。政治家とはこうした石をも通す信念が必要であることをまざまざと近くにいて感じ取ることができました。関係自治体の経済団体をも巻き込んだ期成同盟会の設置に動いたのも伸元さんでした。
要望を継続するだけでなくしっかりと熱を入れてこれからも臨んでまいります。
一昨年度に当トンネル建設に関して技術等を検討する会議が設置され、これまで2度開催されています。総会に参加されているメンバーの方々もいよいよという期待が以前よりは高くなってきていると感じますが、実はこの検討会議が最後に行われたのは昨年の9月ですのでもっとスピード感を持って進めて欲しいと思うところです。(この件に関しては私は先の予算委員会でも強く要望しています。)
私の役目は今日までこの新笹ノ田トンネルの実現に情熱を注いでこられた先人の思いをしっかり次に伝え、実現にこぎつけることだと強く自覚をしてこれまでも活動してきています。何とか今の任期中に事業採択までもっていきたいと考えております。
先人といえば元大東町長でありご逝去されている小原伸元さんには幾度となくこの実現についてご教示頂き、町長退職後も一緒に霞が関関係者に面談して実現の道筋を立てようとしたことを思い出されます。政治家とはこうした石をも通す信念が必要であることをまざまざと近くにいて感じ取ることができました。関係自治体の経済団体をも巻き込んだ期成同盟会の設置に動いたのも伸元さんでした。
要望を継続するだけでなくしっかりと熱を入れてこれからも臨んでまいります。
2024年05月29日
明日から公務復帰
療養生活も今日で終わり。
明日から再始動の予定。しかし、いまだに食欲は戻らずで体の芯がぶれている状態。もちろん体重も減ったまま。
このコロナ感染症はインフルエンザと違って熱が引いてもダメージがかなり残る。加齢のせいもあるかと思うが。
この間集中して読書などできる状況ではないが、スパーキーアンダーソンの自叙伝を本棚から引っ張り出して読んでみた。
日記調なのでさほど苦にせず完読。
この無名の監督を抜擢したレッズの球団首脳陣の慧眼には驚くばかりだが、選手やコーチ陣とのコミニケーション能力には相当ずば抜けていたことが見て取れる。1970年代までの阪神タイガースとは両極にある。
加えて、間違った選択をした時に側でしっかり諌めるパートナーが存在することも必要とも記している。
病中日記も今日で終わり。明日から頑張ります。
明日から再始動の予定。しかし、いまだに食欲は戻らずで体の芯がぶれている状態。もちろん体重も減ったまま。
このコロナ感染症はインフルエンザと違って熱が引いてもダメージがかなり残る。加齢のせいもあるかと思うが。
この間集中して読書などできる状況ではないが、スパーキーアンダーソンの自叙伝を本棚から引っ張り出して読んでみた。
日記調なのでさほど苦にせず完読。
この無名の監督を抜擢したレッズの球団首脳陣の慧眼には驚くばかりだが、選手やコーチ陣とのコミニケーション能力には相当ずば抜けていたことが見て取れる。1970年代までの阪神タイガースとは両極にある。
加えて、間違った選択をした時に側でしっかり諌めるパートナーが存在することも必要とも記している。
病中日記も今日で終わり。明日から頑張ります。
2024年05月27日
5日間が経過
発症日を0とした日から本日で5日間が経過し、昨年に第五類に準じた基準に応じた外出を控える期間に到達しました。
この間体重は2.5キロ減り、体力がかなり削がれた感じです。
感染症の症状はほぼなくなり、喉の痛みもなくなりましたが、咳き込みが時折激しく起こることから余計な不安をかけないためにあと二日間は外出を自粛し、静養に努めることにしました。
思い起こしてみればここ数年加齢によるものなのか食欲が減り、運動不足も相まって菌を跳ね返す免疫力が低下していたと思われます。これを期に毎日の食生活や体力の維持について考え直し行動せねばと決意を新たにしたところです。
時間がいくらあっても本を読んでも頭に入らず、睡眠も熟睡できず恐ろしい夢を見るなど不健康では何も生産的なことができません。身を持って痛感しました。65歳までに良き生活習慣ができるように努力します。
この間体重は2.5キロ減り、体力がかなり削がれた感じです。
感染症の症状はほぼなくなり、喉の痛みもなくなりましたが、咳き込みが時折激しく起こることから余計な不安をかけないためにあと二日間は外出を自粛し、静養に努めることにしました。
思い起こしてみればここ数年加齢によるものなのか食欲が減り、運動不足も相まって菌を跳ね返す免疫力が低下していたと思われます。これを期に毎日の食生活や体力の維持について考え直し行動せねばと決意を新たにしたところです。
時間がいくらあっても本を読んでも頭に入らず、睡眠も熟睡できず恐ろしい夢を見るなど不健康では何も生産的なことができません。身を持って痛感しました。65歳までに良き生活習慣ができるように努力します。
2024年05月25日
途中経過
本日感染4日目。
午後から喉の痛みも和らぎ、昨晩悩まされた耳の痛みもなくなってきました。
喉にまとわりつく粘着的な執拗な攻撃はこのウイルスの特徴のようです。とにかくしつこい。出てくる痰の量はすごいです。
デルタ株まではそのウイルスが肺にまで侵入し、肺炎を誘発しました。現在のウイルスは弱毒化してそこまで至らないのが幸いですが、経験したことのない感染症に振り回されています。
ようやく出口が見えてきたので油断せずに回復に努めてまいります。
この間にはお世話になった方の葬儀もありましたが参列もかないませんでした。回復後に心を込めて手を合わせに行きたいと思います。
午後から喉の痛みも和らぎ、昨晩悩まされた耳の痛みもなくなってきました。
喉にまとわりつく粘着的な執拗な攻撃はこのウイルスの特徴のようです。とにかくしつこい。出てくる痰の量はすごいです。
デルタ株まではそのウイルスが肺にまで侵入し、肺炎を誘発しました。現在のウイルスは弱毒化してそこまで至らないのが幸いですが、経験したことのない感染症に振り回されています。
ようやく出口が見えてきたので油断せずに回復に努めてまいります。
この間にはお世話になった方の葬儀もありましたが参列もかないませんでした。回復後に心を込めて手を合わせに行きたいと思います。
2024年05月24日
コロナに感染
不覚にもコロナに感染してしまいました。
本日で3日目。熱は平熱に戻りましたが、喉の強烈な痛みはまだおさまりません。
感染経路は不明ですが、先週から出張が多く体調が低下していたのが大きな要因と思われます。
公的行事も欠席となり多くの関係者にご迷惑をおかけしておりますことに心から申し訳なくお詫び申し上げます。
今朝には家人も感染確定となり、家族にも迷惑をかけてしまいました。
こうした私のどこからか状況を聞き及んでお見舞いのメール等を頂いています。元気づけられています。ありがとうございます。
世間ではコロナ感染も下火となっていますが、私のように体調低下につけ込まれる可能性があります。十分にお気をつけて下さい。
本日で3日目。熱は平熱に戻りましたが、喉の強烈な痛みはまだおさまりません。
感染経路は不明ですが、先週から出張が多く体調が低下していたのが大きな要因と思われます。
公的行事も欠席となり多くの関係者にご迷惑をおかけしておりますことに心から申し訳なくお詫び申し上げます。
今朝には家人も感染確定となり、家族にも迷惑をかけてしまいました。
こうした私のどこからか状況を聞き及んでお見舞いのメール等を頂いています。元気づけられています。ありがとうございます。
世間ではコロナ感染も下火となっていますが、私のように体調低下につけ込まれる可能性があります。十分にお気をつけて下さい。
2024年05月17日
北海道・東北六県議会議長会議に初参加
【会議の様子を報道した地元の北海道新聞の記事】
標題の会議に副議長の役職として初めて参加しました。今回は北海道の函館市での開催でした。
盛岡駅から新函館北斗駅まで新幹線で2時間10分台での所要時間。函館は好きな街で3年に一度のペースでプライベートで訪問していましたが、以前は青森駅まで高速道路で飛ばして、函館駅まで特急列車に乗って行ったものです。新幹線の威力をまざまざと実感しました。ちょうどコロナ前の4年前と比べて函館駅前も整備をされホテルの建設ラッシュが進んでいました。
会議では当該地方が抱える諸課題について政府への要望項目を確認し、要望活動についてはILCの実現に向けての要望は特出して行うことが決定しました。
会議の後の意見交換会では函館市の大泉市長も参加。祝辞の中で北海道新幹線にかかる期待を強くアピールされたのが印象的でした。各県の議長・副議長を意見交換するうちに岩手県議会が特異な存在であることをつくづく感じました。(そうでなければ私も副議長にはなれなかったのですが・・・)こうして顔を合わせて実際に意見交換すると本県の課題も客観的に見直すことができます。これからも連携を図って進むことの重要性を再認識しました。
次回は8月末に秋田市での開催です。
2024年05月14日
円安は国力の低下
円安理由のメーカー値上げ広がる 食品で上げ幅3割超
5月、単月で過去最高
【日本経済新聞電子版 2024年5月14日 11:30 (2024年5月14日 11:57更新)】
円安を理由とした企業の値上げが増えている。主要な食品メーカーの値上げ品目のうち円安を要因とする割合は今年に入り3割近くに達し、平均の値上げ率が5月に3割超に達する一因となった。円安が長期化すれば、日銀が追加利上げを判断するうえで重視する基調的なインフレの押し上げにもつながる可能性がある。
帝国データバンクの調査では、主要な食品メーカー195社の飲食料品で5月に値上げする品目数は417に達する。平均の値上げ率は31%で22年の調査開始以来、単月としては過去最高となる。原材料高や物流費の上昇といった従来の要因に加え、円安が値上げ率を押し上げている。
その予兆は既に統計に表れ始めている。日銀が14日に発表した4月の円ベースの輸入物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。2月に0.2%上昇と11カ月ぶりにプラス転換した後、3月の1.4%、4月の6.4%と円安の加速につれて、上昇率が高まっている。エネルギー価格の一服で契約通貨ベースではマイナス4.3%だったが、円安が円ベースの輸入物価を押し上げている構図だ。
輸入物価指数は企業間のモノのやり取りの指数だが、輸入物価の上昇は今後、小売り価格の上昇に波及していく可能性が高い。実際、22年に企業物価が10%近く上昇した際も、その後、小売り価格への転嫁が広がった。
足元では日米の金利差などを背景に、前年同月を上回る円安水準が続いている。4月29日には一時1ドル=160円台まで円安が進み、その後も155円前後の水準で推移している。4月の輸入物価指数によると、電気・電子機器は契約通貨ベースではマイナス3.3%だったものの、円ベースではプラス7.4%だった。
既に顕在化している食品分野だけでなく、今後電気・電子機器などの分野でも円安の影響を小売り価格に反映していく動きが増える可能性がある。例えば、米アップルが昨年秋に発売したスマートフォン「iPhone15」の一部機種では、米国価格は据え置きだったものの、円安によって日本価格が上昇した。円安が長期化すれば、こうした現象も一段と広がることになる。
昨日中にこの引用記事を基に投稿する予定でしたが、拠無い事情により離席せざるをえなくなってしまいました。
気持ちも新たに投稿します。
昨日の街頭宣伝活動でも円安の状況について述べました。餌代の高騰により経営に大きく影響を受けている畜産業界、2024年問題と燃料費の高止まりのダブルパンチで困窮する物流業界など円安による影響は産業に今後も長期化することが予想されています。
一方、昨日のテレビのワイドショーでは海外での売春行為が摘発された件。これだって海外へ行って短期間で稼ぐというマインドが働いたもので円安の影響が遠因となっています。
記事でも指摘しているように私たちの生活にも影響が出ています。
ウクライナやパレスチナの紛争に端を発してはいるものの、この円安は紛れもなく現在の我が国の経済力の客観的評価だと私は見ています。アジアの中でも大学生の学力の低下が大学のランキングでも示されているように歯止めがかかりません。吉岡正和先生が以前から指摘をされているように我が国はすでにものづくり大国、技術立国の看板は色あせていることは明白です。
少子化の今だからこそ人材育成の道筋をしっかりと明示をして実行に移すべきです。
5月、単月で過去最高
【日本経済新聞電子版 2024年5月14日 11:30 (2024年5月14日 11:57更新)】
円安を理由とした企業の値上げが増えている。主要な食品メーカーの値上げ品目のうち円安を要因とする割合は今年に入り3割近くに達し、平均の値上げ率が5月に3割超に達する一因となった。円安が長期化すれば、日銀が追加利上げを判断するうえで重視する基調的なインフレの押し上げにもつながる可能性がある。
帝国データバンクの調査では、主要な食品メーカー195社の飲食料品で5月に値上げする品目数は417に達する。平均の値上げ率は31%で22年の調査開始以来、単月としては過去最高となる。原材料高や物流費の上昇といった従来の要因に加え、円安が値上げ率を押し上げている。
その予兆は既に統計に表れ始めている。日銀が14日に発表した4月の円ベースの輸入物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。2月に0.2%上昇と11カ月ぶりにプラス転換した後、3月の1.4%、4月の6.4%と円安の加速につれて、上昇率が高まっている。エネルギー価格の一服で契約通貨ベースではマイナス4.3%だったが、円安が円ベースの輸入物価を押し上げている構図だ。
輸入物価指数は企業間のモノのやり取りの指数だが、輸入物価の上昇は今後、小売り価格の上昇に波及していく可能性が高い。実際、22年に企業物価が10%近く上昇した際も、その後、小売り価格への転嫁が広がった。
足元では日米の金利差などを背景に、前年同月を上回る円安水準が続いている。4月29日には一時1ドル=160円台まで円安が進み、その後も155円前後の水準で推移している。4月の輸入物価指数によると、電気・電子機器は契約通貨ベースではマイナス3.3%だったものの、円ベースではプラス7.4%だった。
既に顕在化している食品分野だけでなく、今後電気・電子機器などの分野でも円安の影響を小売り価格に反映していく動きが増える可能性がある。例えば、米アップルが昨年秋に発売したスマートフォン「iPhone15」の一部機種では、米国価格は据え置きだったものの、円安によって日本価格が上昇した。円安が長期化すれば、こうした現象も一段と広がることになる。
昨日中にこの引用記事を基に投稿する予定でしたが、拠無い事情により離席せざるをえなくなってしまいました。
気持ちも新たに投稿します。
昨日の街頭宣伝活動でも円安の状況について述べました。餌代の高騰により経営に大きく影響を受けている畜産業界、2024年問題と燃料費の高止まりのダブルパンチで困窮する物流業界など円安による影響は産業に今後も長期化することが予想されています。
一方、昨日のテレビのワイドショーでは海外での売春行為が摘発された件。これだって海外へ行って短期間で稼ぐというマインドが働いたもので円安の影響が遠因となっています。
記事でも指摘しているように私たちの生活にも影響が出ています。
ウクライナやパレスチナの紛争に端を発してはいるものの、この円安は紛れもなく現在の我が国の経済力の客観的評価だと私は見ています。アジアの中でも大学生の学力の低下が大学のランキングでも示されているように歯止めがかかりません。吉岡正和先生が以前から指摘をされているように我が国はすでにものづくり大国、技術立国の看板は色あせていることは明白です。
少子化の今だからこそ人材育成の道筋をしっかりと明示をして実行に移すべきです。
2024年05月12日
これからも慈母のごとく
本日一関市大東町渋民に所在する東川院(とうせんいん)が所持する国指定重要文化財「木造観音菩薩坐像」の大修理完了記念行事が開催され、私も参列に加わりました。
「木造観音菩薩坐像」は1180年代の平安末期に制作され、奥州平泉において藤原三代による寺院造営にたずさわった仏師の手によると推察されています。今日まで渋民の方々の庇護の元に世の中の安寧を守り続け、平成30年には国の重要文化財の指定を受けました(一関市ではこの仏像のみが指定されている)。この度文化庁の指導を受けて保存修理を二年をかけて行い、東川院に無事に帰還をされました。
午前には開眼法要が当院で厳粛に行われ、午後には場所を室蓬ホールに移動して、記念式典と記念講演が行われました。
私はご縁があって改修前の仏像も直に拝見しましたが、この度の改修によってより表情が凜とした中にも柔和さも際立ったような印象を受けました。
これからも浄土の世界をひたすら祈った平泉文化の先人の思いをこの仏像は語り続けていくと思います。こうした機会を得た我々も努力を継続していかねばなりません。
本日の行事を完結するまでに東川院の檀家さんをはじめ実行委員の皆様、関係者の皆様に心から敬意を感謝を申し上げます。
【初夏の東川院 本堂を山門から臨む】
【左が改修前、右が改修後】
「木造観音菩薩坐像」は1180年代の平安末期に制作され、奥州平泉において藤原三代による寺院造営にたずさわった仏師の手によると推察されています。今日まで渋民の方々の庇護の元に世の中の安寧を守り続け、平成30年には国の重要文化財の指定を受けました(一関市ではこの仏像のみが指定されている)。この度文化庁の指導を受けて保存修理を二年をかけて行い、東川院に無事に帰還をされました。
午前には開眼法要が当院で厳粛に行われ、午後には場所を室蓬ホールに移動して、記念式典と記念講演が行われました。
私はご縁があって改修前の仏像も直に拝見しましたが、この度の改修によってより表情が凜とした中にも柔和さも際立ったような印象を受けました。
これからも浄土の世界をひたすら祈った平泉文化の先人の思いをこの仏像は語り続けていくと思います。こうした機会を得た我々も努力を継続していかねばなりません。
本日の行事を完結するまでに東川院の檀家さんをはじめ実行委員の皆様、関係者の皆様に心から敬意を感謝を申し上げます。
2024年05月08日
県南広域振興局との意見交換会
毎年恒例になっている県南広域振興局幹部職員と一関選挙区・奥州選挙区選出の県議との意見交換会が行われました。
五月の連休が明けると世の中はクールビズの世界。職員の皆さんはスッキリとした姿で集合です。
今年は小島局長の英断で従来とは形式を変えての進行。開始が17時とはいささか遅いなと感じていましたが、要は何ごとも新しいことにチャレンジすることが大事。用意された資料もシンプル版、詳細な資料は後日配送。県議の皆さんもいつもより濃密な意見交換をされていたと見受けました。
局長とは最近私が関心を寄せている県財政に寄与する地方消費税を獲得する具体策についてお話しましたが、これが本庁と情報を共有されて実を結ぶことを期待しております。詳細は後日詳しく書かせて頂きます。
帰りは大船渡線を利用。19時39分の列車には多くの学生が乗車しており、とりわけ摺沢駅では20人強の乗客が降車しました。今どきの高校生は寝ているかスマホに手がかかっているかのどちらか。時代は大きく変わっています。寝る派だけは変わっていませんが。
五月の連休が明けると世の中はクールビズの世界。職員の皆さんはスッキリとした姿で集合です。
今年は小島局長の英断で従来とは形式を変えての進行。開始が17時とはいささか遅いなと感じていましたが、要は何ごとも新しいことにチャレンジすることが大事。用意された資料もシンプル版、詳細な資料は後日配送。県議の皆さんもいつもより濃密な意見交換をされていたと見受けました。
局長とは最近私が関心を寄せている県財政に寄与する地方消費税を獲得する具体策についてお話しましたが、これが本庁と情報を共有されて実を結ぶことを期待しております。詳細は後日詳しく書かせて頂きます。
帰りは大船渡線を利用。19時39分の列車には多くの学生が乗車しており、とりわけ摺沢駅では20人強の乗客が降車しました。今どきの高校生は寝ているかスマホに手がかかっているかのどちらか。時代は大きく変わっています。寝る派だけは変わっていませんが。
2024年04月27日
物流2024年問題
メディアに2024年問題が取り上げられない日はないと感じる今日この頃。
適用まであと〇年とカウントダウンされてきましたが、この4月からいよいよスタート。
トラック運転手に適用される規制は下記のようになる。
・時間外労働が年960時間以内
・時間外労働と休⽇労働の合計が⽉100時間未満
・時間外労働と休⽇労働の合計について、「2か⽉平均」「3か⽉平均」「4か⽉平均」「5か⽉平均」「6か⽉平均」が全て1⽉当たり80時間以内
・時間外労働が⽉45時間を超えることができるのは、年6か⽉が限度
働き方改革の一環でいよいよ規制がかかることになったのだが、運送会社だけで全国に6万社あり、従業員300人以下の中小企業が99%を占め、多くは下請け会社である現状から、問題をクリアするハードルはとても高い。中小零細企業の悲痛な声は元請けや荷主にどれだけ届くか疑問だらけ。
確かにこれだけ社会問題になっているので物流業界の理解は広がったとは感じるが、荷主もいざコスト増となるとあの手この手で総出し額の出費を抑える工夫はもちろん考える。総論は理解、各論は・・・というのが今の現状ではなかろうか。
先に行われた県トラック協会一関支部の総会でもこの話題が主。加えて人口減や建設関係の急激な需要減で仕事が急減というダブルショックという悩みも共有された。
多重下請けを監視する物流Gメンも配置するという報道があるが、どれだけ機能するのかは不透明。
いずれにしてもこれまで時間通りに届くのが当たり前の時代は過ぎ去ったということは確かでしょう。この制度の行き着く先が真に豊かな労働環境整備に完結するかはまだまだ私にはわかりません。逆に労働基準法の適用外となる抜け道が出来やしないかとそちらの方が心配です。
適用まであと〇年とカウントダウンされてきましたが、この4月からいよいよスタート。
トラック運転手に適用される規制は下記のようになる。
・時間外労働が年960時間以内
・時間外労働と休⽇労働の合計が⽉100時間未満
・時間外労働と休⽇労働の合計について、「2か⽉平均」「3か⽉平均」「4か⽉平均」「5か⽉平均」「6か⽉平均」が全て1⽉当たり80時間以内
・時間外労働が⽉45時間を超えることができるのは、年6か⽉が限度
働き方改革の一環でいよいよ規制がかかることになったのだが、運送会社だけで全国に6万社あり、従業員300人以下の中小企業が99%を占め、多くは下請け会社である現状から、問題をクリアするハードルはとても高い。中小零細企業の悲痛な声は元請けや荷主にどれだけ届くか疑問だらけ。
確かにこれだけ社会問題になっているので物流業界の理解は広がったとは感じるが、荷主もいざコスト増となるとあの手この手で総出し額の出費を抑える工夫はもちろん考える。総論は理解、各論は・・・というのが今の現状ではなかろうか。
先に行われた県トラック協会一関支部の総会でもこの話題が主。加えて人口減や建設関係の急激な需要減で仕事が急減というダブルショックという悩みも共有された。
多重下請けを監視する物流Gメンも配置するという報道があるが、どれだけ機能するのかは不透明。
いずれにしてもこれまで時間通りに届くのが当たり前の時代は過ぎ去ったということは確かでしょう。この制度の行き着く先が真に豊かな労働環境整備に完結するかはまだまだ私にはわかりません。逆に労働基準法の適用外となる抜け道が出来やしないかとそちらの方が心配です。
2024年04月24日
消滅可能性自治体
将来なくなるかもしれない自治体を指す「消滅可能性自治体」。民間団体の人口戦略会議は24日、2050年に20〜30歳代女性人口が半減する自治体を「消滅リスク」があると定義してまとめた報告書を発表した。国や自治体に少子化への警鐘を鳴らすためだ。
報告書は全国の1729自治体・地域を大きく4分類した。
@「消滅可能性自治体」
A出生率が低く他地域からの人口流入に依存する「ブラックホール型自治体」
B100年後も若年女性が5割近く残る「自立持続可能性自治体」
Cそれ以外の「その他の自治体」
10年前の報告書と比べると
別の民間団体が2014年にも同様の報告書を出した。10年前と比べて「消滅可能性自治体」は896から744に減った。外国人が増えたことなどが要因で少子化傾向が止まったわけではない。「消滅可能性」から脱却した自治体は239あったものの、人口戦略会議は「若年人口を近隣自治体間で奪い合うかのような状況もみられる」と指摘し、日本全体の人口減少基調は変わっていないと訴えた。
【4月24日、日本経済新聞電子版より】
岩手県の場合、@に属さない半減を免れるとされている自治体は
滝沢市⇒ −35.9%、盛岡市⇒ −35.0%、矢巾町⇒ −41.7%
紫波町⇒ −41.7%、花巻市⇒ −48.5%、北上市⇒ −39.8%
金ヶ崎町⇒−40.1% の7自治体のみ
ちなみに一関市⇒−60.0%で@に見事に該当。
参考までに値が高い自治体は、
普代村⇒ー78.6%、洋野町⇒−75.4%、西和賀町⇒−74.4%
@を免れたといっても−30%代は3自治体のみなのでボーダー避けたに過ぎません。
岩手県の場合、対策本部を立ち上げているが掛け声だけで何ら効果を表せていない状態にあります。明確なモデルを複数示して対策を地域の特性を勘案しながら具体的に施策を展開することが急務です。
報告書は全国の1729自治体・地域を大きく4分類した。
@「消滅可能性自治体」
A出生率が低く他地域からの人口流入に依存する「ブラックホール型自治体」
B100年後も若年女性が5割近く残る「自立持続可能性自治体」
Cそれ以外の「その他の自治体」
10年前の報告書と比べると
別の民間団体が2014年にも同様の報告書を出した。10年前と比べて「消滅可能性自治体」は896から744に減った。外国人が増えたことなどが要因で少子化傾向が止まったわけではない。「消滅可能性」から脱却した自治体は239あったものの、人口戦略会議は「若年人口を近隣自治体間で奪い合うかのような状況もみられる」と指摘し、日本全体の人口減少基調は変わっていないと訴えた。
【4月24日、日本経済新聞電子版より】
岩手県の場合、@に属さない半減を免れるとされている自治体は
滝沢市⇒ −35.9%、盛岡市⇒ −35.0%、矢巾町⇒ −41.7%
紫波町⇒ −41.7%、花巻市⇒ −48.5%、北上市⇒ −39.8%
金ヶ崎町⇒−40.1% の7自治体のみ
ちなみに一関市⇒−60.0%で@に見事に該当。
参考までに値が高い自治体は、
普代村⇒ー78.6%、洋野町⇒−75.4%、西和賀町⇒−74.4%
@を免れたといっても−30%代は3自治体のみなのでボーダー避けたに過ぎません。
岩手県の場合、対策本部を立ち上げているが掛け声だけで何ら効果を表せていない状態にあります。明確なモデルを複数示して対策を地域の特性を勘案しながら具体的に施策を展開することが急務です。
2024年04月21日
うしとら物語、続編
先週に引き続き同級生物故者の法要を渋民の東川院と摺沢の高建寺において各方丈様に先達頂き、その後同級生有志で山門前に慰霊塔を建立しました。
渋民地区では佐藤博美(旧姓金野)さん、芦 太君、摺沢地区では増田勝子(旧姓佐藤)さん、芦 幸男君がご逝去されています。
東川院の住職様に「これから寺院を訪問される機会に供養塔に手を合わせてほしい」との御助言は実行していきたいと思います。
これまで供養塔設置の段取り、準備を行ってきた還暦同級会実行委員役員の皆さん、参加された有志のみなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。7月の同級会が成功するように頑張りましょう!
【渋民東川院にて 焼香しているのは同級会副会長の岩渕ひろみさん】
【供養塔を山門前まで運ぶ愉快な仲間たち】
【東川院の山門から本堂を見通す景色は味があります】
【山門前の桜の花はこれからも時をめぐる度に同級生の魂を癒してくれるでしょう】
【高建寺では副住職のご先導を頂戴しました】
【山門から踏切が見えるのは小原玉義君曰く高建寺以外では鎌倉の円覚寺くらいではないかとの説。左側の手前三列目に供養塔は建てました】
渋民地区では佐藤博美(旧姓金野)さん、芦 太君、摺沢地区では増田勝子(旧姓佐藤)さん、芦 幸男君がご逝去されています。
東川院の住職様に「これから寺院を訪問される機会に供養塔に手を合わせてほしい」との御助言は実行していきたいと思います。
これまで供養塔設置の段取り、準備を行ってきた還暦同級会実行委員役員の皆さん、参加された有志のみなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。7月の同級会が成功するように頑張りましょう!
2024年04月19日
お帰りなさい。ipad君。
3月31日に上京した折に東京駅内で置き忘れたipad君が約2週間ぶりに戻ってきました。
31日に帰途につく直前に東京駅の東京駅内のレストランにて大谷選手のライブ中継をカウンターの壁に立てかけながら見ていたのを撤収し忘れて置き去りにしてしまったipad君。新幹線に乗車する直前に気づき、踵を返す暇もなく断腸の思いで乗車。新幹線ホーム上、上野、大宮間でレストランに連絡を取るも発見に至らず💧
もうこれは戻らないと諦め、帰宅後に各種手続きを始めました・・・
幸いに契約時に紛失した場合には代替可能なプランに入っており、とりあえず千厩警察署に出向き遺失物届けを出しました。遺失した事実確認を取ったので後は諸手続きを行う段取りへと・・・
と思っていた矢先に東京の丸の内署から届いておりましたとの報が!!!
この間、確認書のやり取りを遺失物係りと交わし、4月16日にipad君は無事に我が家に戻り、感動の対面を果たしたのでありました。
どのような経路で警察まで届けられたのかは不明ですが、その後の警察の手続きについてはその迅速さと確実さに感心するばかりです。手に戻った瞬間感動すら覚えました。私なりの分析で発見に関して功を奏したと思うのはipad君に私の名前入りのシールと目立つシールを貼っておいたことです。これは後々警察の方の確認作業に大いに役に立ったと推察致します。
先進国の中でもこうした事例はほぼないでしょう。届けた方の恩情、警察の対応、我が国の誇りです。
31日に帰途につく直前に東京駅の東京駅内のレストランにて大谷選手のライブ中継をカウンターの壁に立てかけながら見ていたのを撤収し忘れて置き去りにしてしまったipad君。新幹線に乗車する直前に気づき、踵を返す暇もなく断腸の思いで乗車。新幹線ホーム上、上野、大宮間でレストランに連絡を取るも発見に至らず💧
もうこれは戻らないと諦め、帰宅後に各種手続きを始めました・・・
幸いに契約時に紛失した場合には代替可能なプランに入っており、とりあえず千厩警察署に出向き遺失物届けを出しました。遺失した事実確認を取ったので後は諸手続きを行う段取りへと・・・
と思っていた矢先に東京の丸の内署から届いておりましたとの報が!!!
【返送時には厳重な包装を施してもらいました😃】
この間、確認書のやり取りを遺失物係りと交わし、4月16日にipad君は無事に我が家に戻り、感動の対面を果たしたのでありました。
どのような経路で警察まで届けられたのかは不明ですが、その後の警察の手続きについてはその迅速さと確実さに感心するばかりです。手に戻った瞬間感動すら覚えました。私なりの分析で発見に関して功を奏したと思うのはipad君に私の名前入りのシールと目立つシールを貼っておいたことです。これは後々警察の方の確認作業に大いに役に立ったと推察致します。
先進国の中でもこうした事例はほぼないでしょう。届けた方の恩情、警察の対応、我が国の誇りです。
2024年04月14日
うしとら物語
今日は私たち大東中学校同級会のお話です。
2年前私たち還暦の同級会がコロナ禍の影響で開催が困難となり、中止ではなく延期ということにしてましたが、昨年末から有志で働きかけが始まり7月に大同級会を(前回は49歳のときに一関市内で開催)することに決定していました。
その前段で同級生の供養塔を建てることも今回の同級会の活動の一環として計画し、本日第一弾で曽慶地区の供養塔の建立を安全寺にて行いました。南浦住職に供養の先達を頂戴し、参加10名で鎮魂の祈りを捧げました。
曽慶地区では大久保みつるさん(旧姓畠山)、菅原一行君がご逝去されています。
お二人の魂の安らかならんことを参加者全員で祈りました。同級生が心を合わせて行動することにとても大きな意義を感じた日でした。
来週の21日には10時から渋民の東川院で、12時から摺沢の高建寺で同様の供養を行います。本日は下準備で各々の供養塔の穴掘りを有志の同級生で行いました。来週も天気に恵まれますように。
2年前私たち還暦の同級会がコロナ禍の影響で開催が困難となり、中止ではなく延期ということにしてましたが、昨年末から有志で働きかけが始まり7月に大同級会を(前回は49歳のときに一関市内で開催)することに決定していました。
その前段で同級生の供養塔を建てることも今回の同級会の活動の一環として計画し、本日第一弾で曽慶地区の供養塔の建立を安全寺にて行いました。南浦住職に供養の先達を頂戴し、参加10名で鎮魂の祈りを捧げました。
曽慶地区では大久保みつるさん(旧姓畠山)、菅原一行君がご逝去されています。
お二人の魂の安らかならんことを参加者全員で祈りました。同級生が心を合わせて行動することにとても大きな意義を感じた日でした。
来週の21日には10時から渋民の東川院で、12時から摺沢の高建寺で同様の供養を行います。本日は下準備で各々の供養塔の穴掘りを有志の同級生で行いました。来週も天気に恵まれますように。
2024年04月07日
男やましん
自民党安倍派の政治資金パーティー問題の処分をめぐって離党勧告とされた幹部お二人の対応が分かれています。
方や潔く離党届を提出し、もう一方は再審査請求を検討の考えとか。
この経過を見て私は政治家としての身の処し方について考えさせられます。
そこで思い出されるのは古い話ですが、1970年の「よど号ハイジャック事件」。人質となった乗客の身代わりとなって(独断で判断されたと言われる)機内に乗り込んだ山村新治郎運輸政務次官。
実は前年に大韓航空機のハイジャック事件があり、韓国と北朝鮮はかなり緊張を抱えるおり、ハイジャック犯人に対して韓国政府はかなり厳しい対応を求めていたようです。その間に入って山村新治郎政務次官は事態を打開する人間力があったと推察されます。
最終的には山村新治郎衆議院議員は無事に北朝鮮から帰還したのですが、その男気のある行動は社会に讃えられたようです。
時代が人間をつくるともよく言われますが、山村衆議院議員の行動は政治家としての原点を知らしめてくれます。
方や潔く離党届を提出し、もう一方は再審査請求を検討の考えとか。
この経過を見て私は政治家としての身の処し方について考えさせられます。
そこで思い出されるのは古い話ですが、1970年の「よど号ハイジャック事件」。人質となった乗客の身代わりとなって(独断で判断されたと言われる)機内に乗り込んだ山村新治郎運輸政務次官。
実は前年に大韓航空機のハイジャック事件があり、韓国と北朝鮮はかなり緊張を抱えるおり、ハイジャック犯人に対して韓国政府はかなり厳しい対応を求めていたようです。その間に入って山村新治郎政務次官は事態を打開する人間力があったと推察されます。
最終的には山村新治郎衆議院議員は無事に北朝鮮から帰還したのですが、その男気のある行動は社会に讃えられたようです。
時代が人間をつくるともよく言われますが、山村衆議院議員の行動は政治家としての原点を知らしめてくれます。
2024年04月03日
例えが下手
川勝平太・静岡県知事が辞意 県庁職員は「牛の世話とは違う」と発言
【朝日新聞電子版 2024年4月2日 19時09分】
静岡県の川勝平太知事が2日、県庁内で記者団の取材に対し、辞職の意向を示した。1日に「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方たちです」などと訓示して批判を浴びていた。
1日の発言は、県職員としての心構えを説く中で出た。この後、「それを磨く必要があります。磨き方、色々あります。知性を磨くということ、それから感性を豊かにしなくちゃいけない」などと続けた。
川勝知事は3月13日、女子サッカー選手らが表敬訪問に来た際、「男の子はお母さんに育てられる」と語り、子育ては女性の役割と受け取られかねない発言だと批判を受けた。同26日の定例会見で記者に改めて見解を問われ、発言の撤回や修正はしなかったが、「誤解を招く発言であったことは反省している」と述べている。
川勝知事は3年前の参院補選の応援演説で、同県御殿場市を揶揄(やゆ)するような不規則発言をしたとして、県議会で辞職勧告決議案が可決された。昨年の県議会では、この決議を巡ってペナルティーとして返上するとした給料などを返していないことを受けて不信任決議案が提出され、1票差で否決された経緯もある。
舌禍が引き金となってついに辞任をすることとなった川勝平太静岡県知事。
シンクタンクを強調するならもっと使命感を強調するような事例を引けばよかったのに、一次・二次産業の方々を引き合いにするのはアイデアが貧困すぎる。
思えば椎名悦三郎・素夫親子は例え話はユーモアを含んでおり絶品だった。
椎名悦三郎外相の国会での変幻自在な「おとぼけ答弁」は世間の注目を集めた。過去の日韓関係について「深く反省する」と述べたことに社会党の戸叶里子議員が「どういう意味か」と質問した。椎名は「しみじみと反省しているという意味でございます」と答弁して議場は爆笑につつまれた。日米安保条約については「アメリカは日本の番犬であります」と答弁し、野党議員が「大臣、そんなことを言っていいのか」とたしなめると再答弁して「番犬さまでございます」と言ってのけた。
私もいつもかくありたいと思っているが私のそれはブラックがきつ過ぎて引かれる方が多いと思う。これを機に心を世の中が明るくなるように心掛けよう。
【朝日新聞電子版 2024年4月2日 19時09分】
静岡県の川勝平太知事が2日、県庁内で記者団の取材に対し、辞職の意向を示した。1日に「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方たちです」などと訓示して批判を浴びていた。
1日の発言は、県職員としての心構えを説く中で出た。この後、「それを磨く必要があります。磨き方、色々あります。知性を磨くということ、それから感性を豊かにしなくちゃいけない」などと続けた。
川勝知事は3月13日、女子サッカー選手らが表敬訪問に来た際、「男の子はお母さんに育てられる」と語り、子育ては女性の役割と受け取られかねない発言だと批判を受けた。同26日の定例会見で記者に改めて見解を問われ、発言の撤回や修正はしなかったが、「誤解を招く発言であったことは反省している」と述べている。
川勝知事は3年前の参院補選の応援演説で、同県御殿場市を揶揄(やゆ)するような不規則発言をしたとして、県議会で辞職勧告決議案が可決された。昨年の県議会では、この決議を巡ってペナルティーとして返上するとした給料などを返していないことを受けて不信任決議案が提出され、1票差で否決された経緯もある。
舌禍が引き金となってついに辞任をすることとなった川勝平太静岡県知事。
シンクタンクを強調するならもっと使命感を強調するような事例を引けばよかったのに、一次・二次産業の方々を引き合いにするのはアイデアが貧困すぎる。
思えば椎名悦三郎・素夫親子は例え話はユーモアを含んでおり絶品だった。
椎名悦三郎外相の国会での変幻自在な「おとぼけ答弁」は世間の注目を集めた。過去の日韓関係について「深く反省する」と述べたことに社会党の戸叶里子議員が「どういう意味か」と質問した。椎名は「しみじみと反省しているという意味でございます」と答弁して議場は爆笑につつまれた。日米安保条約については「アメリカは日本の番犬であります」と答弁し、野党議員が「大臣、そんなことを言っていいのか」とたしなめると再答弁して「番犬さまでございます」と言ってのけた。
私もいつもかくありたいと思っているが私のそれはブラックがきつ過ぎて引かれる方が多いと思う。これを機に心を世の中が明るくなるように心掛けよう。
2024年04月02日
令和6年度 新しい門出
4月に入り、令和6年度がスタート。
県庁関係で動きが早速、今朝の朝刊で報じておりました。
まずは新副知事、佐々木淳氏。
ソフトな語り口の中に、決して議員に媚びらない強い姿勢を感じ取れた印象の方。とにかく実行力に期待したい。
次は、意外な転身を果たした小原由香氏。
県土整備部副部長を辞して盛岡市副市長に選任される。将来は部長との呼び声が高く、私も部長職にある小原さんとの論戦を期待していたが叶わず、残念。事前に知っていたら先の予算委員会で指名してバッサリと斬られるのも妙味であったが時すでに遅し。
「一致団結」の盛岡市を目指して頑張って下さい。
県庁関係で動きが早速、今朝の朝刊で報じておりました。
まずは新副知事、佐々木淳氏。
【4月2日 岩手日日紙朝刊2面】
ソフトな語り口の中に、決して議員に媚びらない強い姿勢を感じ取れた印象の方。とにかく実行力に期待したい。
次は、意外な転身を果たした小原由香氏。
【4月2日 岩手日報紙朝刊2面】
県土整備部副部長を辞して盛岡市副市長に選任される。将来は部長との呼び声が高く、私も部長職にある小原さんとの論戦を期待していたが叶わず、残念。事前に知っていたら先の予算委員会で指名してバッサリと斬られるのも妙味であったが時すでに遅し。
「一致団結」の盛岡市を目指して頑張って下さい。
2024年03月28日
安易さの落とし穴
紅こうじ健康被害、閣僚会合開催 政府対応を協議
【日本経済新聞電子版 2024年3月28日 22:40】
政府は小林製薬が製造した「紅麹(こうじ)」原料の機能性表示食品による健康被害の問題を巡り、29日に対応を協議する関係閣僚会合を首相官邸で開く。原因の特定などに政府一丸で取り組むと確かめる。
林芳正官房長官、武見敬三厚生労働相、坂本哲志農相、自見英子消費者相が出席する。
小林製薬の「紅麹」により健康被害問題はもっと拡大していくだろう。
同社が現時点で原因が分からないというところにさらに不安を増幅させている。
サプリメントは薬よりも安易に服飲する傾向が強いことから、みんな薬のタイトルに目を引かれて簡単に判断するケースが多いのではないか。
原因の特定に全力をあげてほしい。機能性表示食品にも法的な制約を強化すべものはしてほしい。
「痩せる」「脂肪を燃やす」
こうした謳い文句には要注意だ。
【日本経済新聞電子版 2024年3月28日 22:40】
政府は小林製薬が製造した「紅麹(こうじ)」原料の機能性表示食品による健康被害の問題を巡り、29日に対応を協議する関係閣僚会合を首相官邸で開く。原因の特定などに政府一丸で取り組むと確かめる。
林芳正官房長官、武見敬三厚生労働相、坂本哲志農相、自見英子消費者相が出席する。
小林製薬の「紅麹」により健康被害問題はもっと拡大していくだろう。
同社が現時点で原因が分からないというところにさらに不安を増幅させている。
サプリメントは薬よりも安易に服飲する傾向が強いことから、みんな薬のタイトルに目を引かれて簡単に判断するケースが多いのではないか。
原因の特定に全力をあげてほしい。機能性表示食品にも法的な制約を強化すべものはしてほしい。
「痩せる」「脂肪を燃やす」
こうした謳い文句には要注意だ。
2024年03月22日
県議在職25年表彰を受けました
本日、2月定例議会が閉会し提出された議案はすべて可決されました。
今後の課題については後日あらためて記します。
本会議終了後に議員在職25年表彰を県議会の内規により受けました。
7回の当選回数がなければ25年にはなりません。この度の表彰は誠に名誉なことであり、偏にこれまで支えてくれた支持者の方々はじめ、お世話を頂いたすべての皆様に感謝を捧げます。
工藤議長とは平成11年の同期当選のため工藤議長も表彰対象となります。
平成11年当選組は16名いましたが、現在県議会に在籍しているのは3名のみとなりました。真ん中は佐々木順一議員。3人の初当選時の年齢は工藤大輔議長が28歳(!)、佐々木順一議員が47歳、私が37歳。ちょうど10年づつ離れています。
残念なことに鬼籍に入られたかつての同期の議員も7名を数え時の流れを痛感させられます。7人の中には東日本大震災で被災されて逝去された方もおられます。
残された任期の間を県民の負託に応えられるよう全力で頑張ることを本日認識を新たにした日となりました。
今後の課題については後日あらためて記します。
本会議終了後に議員在職25年表彰を県議会の内規により受けました。
【工藤大輔議長から表彰状を授与される】
7回の当選回数がなければ25年にはなりません。この度の表彰は誠に名誉なことであり、偏にこれまで支えてくれた支持者の方々はじめ、お世話を頂いたすべての皆様に感謝を捧げます。
工藤議長とは平成11年の同期当選のため工藤議長も表彰対象となります。
【工藤議長には副議長の私から表彰状を。立ち位置が入れ替わる珍しい場面】
平成11年当選組は16名いましたが、現在県議会に在籍しているのは3名のみとなりました。真ん中は佐々木順一議員。3人の初当選時の年齢は工藤大輔議長が28歳(!)、佐々木順一議員が47歳、私が37歳。ちょうど10年づつ離れています。
残念なことに鬼籍に入られたかつての同期の議員も7名を数え時の流れを痛感させられます。7人の中には東日本大震災で被災されて逝去された方もおられます。
残された任期の間を県民の負託に応えられるよう全力で頑張ることを本日認識を新たにした日となりました。
2024年03月19日
変化の局面
日銀が17年ぶりに金利の利上げを決定した日。マイナス金利政策は事実上終焉。
今日は目を引く新聞記事が他に2つもありました。
予想していた通りに自動車運送事業へも外国人労働者を中長期的に受け入れる対象にすること(特定機能第一号)の政府案を自民党の合同会議で決定されました。他に鉄道・林業・木材産業も追加される見込みです。
以前中国人のバス運転手(そもそも違法)が人身事故を起こしてから安全を担保するために相当に社会的規制が強化されました。その方針を外に置いても2024年問題をクリアすることが重視されたことになります。労働力は量的には需要は緩和される方向になりそうですが、逆にさらなる労働法規規制が厳しくなる可能性があります。いずれにしても経営側は厳しい対応が求められることになります。
日本経済新聞の試算によると家計の税・社保負担率は直近で28%で過去最大。しかし、これは直接税のみの試算で消費税や酒税は含まれてなく実際は28%よりも高いとのこと。これを家庭・企業まで合わせると40%台半ばまで上昇する。中小企業への賃上げが広まるとの観測が金利政策の大転換となったと日銀総裁も語っていましたが、はたして家計負担の高まりは消費に結びつくのかどうか。同社も指摘をしていますが若年層に負担が偏っているのは大きな問題でしょう。これでは少子化に歯止めがかからない可能性があります。
2024年は我が国の経済面で大きな転回をする局面を迎える年になりました。
今日は目を引く新聞記事が他に2つもありました。
予想していた通りに自動車運送事業へも外国人労働者を中長期的に受け入れる対象にすること(特定機能第一号)の政府案を自民党の合同会議で決定されました。他に鉄道・林業・木材産業も追加される見込みです。
以前中国人のバス運転手(そもそも違法)が人身事故を起こしてから安全を担保するために相当に社会的規制が強化されました。その方針を外に置いても2024年問題をクリアすることが重視されたことになります。労働力は量的には需要は緩和される方向になりそうですが、逆にさらなる労働法規規制が厳しくなる可能性があります。いずれにしても経営側は厳しい対応が求められることになります。
日本経済新聞の試算によると家計の税・社保負担率は直近で28%で過去最大。しかし、これは直接税のみの試算で消費税や酒税は含まれてなく実際は28%よりも高いとのこと。これを家庭・企業まで合わせると40%台半ばまで上昇する。中小企業への賃上げが広まるとの観測が金利政策の大転換となったと日銀総裁も語っていましたが、はたして家計負担の高まりは消費に結びつくのかどうか。同社も指摘をしていますが若年層に負担が偏っているのは大きな問題でしょう。これでは少子化に歯止めがかからない可能性があります。
2024年は我が国の経済面で大きな転回をする局面を迎える年になりました。
2024年03月16日
予算特別委員会が閉じる
予算特別委員会が閉じました。
付託された議案は付帯意見を付して全会一致での賛成となりました。22日(金)の最終本会議でも同様の採決結果となるでしょう。
予算案に対してはこの間いろいろな動きがありましたが、最終的には付帯意見を付して賛成するという方向に落ち着きました。しかしながら世話人会の意見の取りまとめは会派間の駆け引きがあるのは仕方ないこととは言え、非生産的な部分に時間を取られている現状は今後改善したいものです。
一方、議員間ではない件で、私は強い課題認識を抱きました。後日しっかりと話し合いと持って詰めたいと思います。
達増知事のマニフェスト+39の予算案の反映については初年度ということで我々は大きく構えましたが、来年度以降はそうはいきません。付帯意見に記された内容も含めてしっかりと対応していきます。
来週は常任委員会が開かれ予算関連以外の議案の審査が行われます。私が所属する文教委員会では熱心な議論が展開される見込みです。21日(木)は復興特別委員会、22日(金)は最終本会議です。
15日(金)には来年度からの県職員の移動名簿が公表されました。
どうも私たち「いわて県民クラブ・無所属の会」が重大な関心をもっている県政課題の部署には意図を持った人事配置がされているように思います。だとしても私たちは県民のために活動する会派ですからこれからも怯んだり、躊躇することは決してありません。
年度末で退職なさる職員もおられます。大卒で22歳で県庁に奉職しますと38年間勤続になります。私も議員在職25年になりますので3月で退職される職員の方は38分の25、実に在職の約3分の2の期間は一緒の時間を過ごしたということです。これからの人生に幸あらんことを心よりお祈り申し上げます。
付託された議案は付帯意見を付して全会一致での賛成となりました。22日(金)の最終本会議でも同様の採決結果となるでしょう。
予算案に対してはこの間いろいろな動きがありましたが、最終的には付帯意見を付して賛成するという方向に落ち着きました。しかしながら世話人会の意見の取りまとめは会派間の駆け引きがあるのは仕方ないこととは言え、非生産的な部分に時間を取られている現状は今後改善したいものです。
一方、議員間ではない件で、私は強い課題認識を抱きました。後日しっかりと話し合いと持って詰めたいと思います。
達増知事のマニフェスト+39の予算案の反映については初年度ということで我々は大きく構えましたが、来年度以降はそうはいきません。付帯意見に記された内容も含めてしっかりと対応していきます。
来週は常任委員会が開かれ予算関連以外の議案の審査が行われます。私が所属する文教委員会では熱心な議論が展開される見込みです。21日(木)は復興特別委員会、22日(金)は最終本会議です。
15日(金)には来年度からの県職員の移動名簿が公表されました。
どうも私たち「いわて県民クラブ・無所属の会」が重大な関心をもっている県政課題の部署には意図を持った人事配置がされているように思います。だとしても私たちは県民のために活動する会派ですからこれからも怯んだり、躊躇することは決してありません。
年度末で退職なさる職員もおられます。大卒で22歳で県庁に奉職しますと38年間勤続になります。私も議員在職25年になりますので3月で退職される職員の方は38分の25、実に在職の約3分の2の期間は一緒の時間を過ごしたということです。これからの人生に幸あらんことを心よりお祈り申し上げます。
2024年03月13日
復興防災部で質問
能登半島地震から見えた課題、東日本大震災からの教訓をもとに
@二次避難所の設定について
A衛星電話による行政間の連絡経路の確保について
の2点に絞って質問をしました。
特にAについては過去の震災発生時に対応の拙さがあり、さらに事実と食い違う処理が報告書に綴られていたことも当時をよく知る人物から指摘を受けており、検証の再点検も要望しました。
「備えよ常に」は防災・減災の金言で常に基本に戻る必要があります。
2024年03月12日
13回目の追悼式
昨日、東日本大震災の追悼式が初めて被災地ではなく盛岡市で開催され、参列しました。
もちろん副議長としての参列も初めてでしたので、厳粛な気持ちはさらに厚みをました。
まる13年を迎えて、ここ数日のメディアの報道で一番印象に残ったのは、グループ補助金の返還に窮している経営者の苦悩。これは同じ経済人として身につまされる内容でした。借金の返済に苦しむならば無理に借りなければよかったという声はあまりに悲痛。
加えて被災地は人口の自然減と社会減が同時に急激に進行中です。
民間経営も行政施策もこれまでの成功体験はほとんど役に立たないと頭を切り替えないと展開は開けないと覚悟した方がいい。と言葉では簡単に言えるが実際にはとても難しい。
苦悩の中から光明を見つけて、いかに明るさを増すことができるか。かなりハードルが高い困難な課題ですが今を生きる私たちは挑戦し続けるしか道は開けません。
もちろん副議長としての参列も初めてでしたので、厳粛な気持ちはさらに厚みをました。
まる13年を迎えて、ここ数日のメディアの報道で一番印象に残ったのは、グループ補助金の返還に窮している経営者の苦悩。これは同じ経済人として身につまされる内容でした。借金の返済に苦しむならば無理に借りなければよかったという声はあまりに悲痛。
加えて被災地は人口の自然減と社会減が同時に急激に進行中です。
民間経営も行政施策もこれまでの成功体験はほとんど役に立たないと頭を切り替えないと展開は開けないと覚悟した方がいい。と言葉では簡単に言えるが実際にはとても難しい。
苦悩の中から光明を見つけて、いかに明るさを増すことができるか。かなりハードルが高い困難な課題ですが今を生きる私たちは挑戦し続けるしか道は開けません。
2024年03月11日
雉も鳴かずば撃たれまいA
次の日は所管のふるさと振興部。
数日前に常任委員会でジャブを入れておいたせいもあり、ふる振部の対応はガード一辺倒で時間イーター(時間消費)を念頭にした答弁戦法に終始。
監督部局の使命を放棄した理事長礼賛のオンパレード。ここまでくると逆に必死な忖度を演じなければならない部長以下に同情を禁じ得ません。
さらに、新事実として千葉理事長個人が代理人を立てて今度は河北新報社社長あてに質問書を送るということも判明し、個人が法人より後になったということは県立大学が理事長の私怨に利用されたのではとの疑惑が深まりました。
すなわち理事会が理事長の思惑によって利用されており、正常な理事会の運営がされているのかの疑問も深まります。
私は県立大学が本来あるべき教育機関になっているのかとても心配です。
これらの新聞報道により、知人を通じて県立大学の関係者から「最近の県立大学は県庁の出先機関になったような雰囲気で自由闊達に勉強、研究する雰囲気とは程遠くなっている。」との内容を電話で頂きました。
大体にして記事の内容が気に入らないという理由で執拗に質問書を送付し、訂正記事を求める行動をすること自体お粗末としか言いようがありません。県立大学の不見識を世に知らしめたに等しい行為です。事実記者クラブの大方の記者は冷ややかな態度だったそうですし、県職員は推して知るべしです。
予算特別委員会で私が求めた通り、早急に理事会の審議内容をはじめ大学の運営に関して所管部は調査をするべきです。
数日前に常任委員会でジャブを入れておいたせいもあり、ふる振部の対応はガード一辺倒で時間イーター(時間消費)を念頭にした答弁戦法に終始。
監督部局の使命を放棄した理事長礼賛のオンパレード。ここまでくると逆に必死な忖度を演じなければならない部長以下に同情を禁じ得ません。
さらに、新事実として千葉理事長個人が代理人を立てて今度は河北新報社社長あてに質問書を送るということも判明し、個人が法人より後になったということは県立大学が理事長の私怨に利用されたのではとの疑惑が深まりました。
すなわち理事会が理事長の思惑によって利用されており、正常な理事会の運営がされているのかの疑問も深まります。
【この日の審議内容を報道した河北新報社の記事】
私は県立大学が本来あるべき教育機関になっているのかとても心配です。
これらの新聞報道により、知人を通じて県立大学の関係者から「最近の県立大学は県庁の出先機関になったような雰囲気で自由闊達に勉強、研究する雰囲気とは程遠くなっている。」との内容を電話で頂きました。
大体にして記事の内容が気に入らないという理由で執拗に質問書を送付し、訂正記事を求める行動をすること自体お粗末としか言いようがありません。県立大学の不見識を世に知らしめたに等しい行為です。事実記者クラブの大方の記者は冷ややかな態度だったそうですし、県職員は推して知るべしです。
予算特別委員会で私が求めた通り、早急に理事会の審議内容をはじめ大学の運営に関して所管部は調査をするべきです。
2024年03月10日
雉も鳴かずば撃たれまい@
まずは昨年(2023年)の私の10月8日のブログ記事を参照して下さい。
河北新報社が県議会で議論された県大理事長の報酬問題を特集した記事(2023年10月8日発行)について岩手県立大学が3度にわたり河北新報社に対して法人格で質問者を送付をし、なおかつ同社の回答には満足できないして1月12日に同社に対して訂正記事を求めている内容を質問書と回答書と一緒に県政記者クラブに投げ込みしたという事実を聞き及び、予算特別委員会にて質問し問題点を指摘しました。
まずは総務部に質問です。
総務部は県立大学の直接的な所管部ではありませんが、予算を審議する意味合いから予案を編成した責任部局としての立場で所感を求めました。
総務部はこの事実関係を把握しており、県立大学の法人格で質問書を送付していることも認識していることを私の質問で確認しました。
・質問書の内容は、理事長側の意に沿わない内容を指摘しているのみで客観的に見ても正当な指摘とは認められない。
・県の公的教育機関である県立大学が法人格でこのような質問書をメディアに送りつけること自体がナンセンスである。
・県大の一連の行動はメディアに対する不当な介入ともとられかねない。
・この事実を鑑みれば県大の運営に適正さを欠いているのではと危惧するが、予算編成者としての所感を求める。
実は、ふるさと振興部に質問しても理事長の礼賛を繰り返すだけで、一向に埒が明かないことも総務部で総合的な判断ができているか探ることも総務部で質問する意図としてありましたが、予想通り部長答弁は深くは踏み込みませんでした。(というより踏み込めない)一方で、通常なら所管外と質問前にシャットアウトするところでしたが、質問を受け入れた度量に対しては一定の評価をします。
私の発言中に議事進行を連発して私の発言を封鎖しようとする議員が現れたりで、ますます理事長報酬に対する疑惑は深まったと言えます(苦笑)(謎)。
河北新報社が県議会で議論された県大理事長の報酬問題を特集した記事(2023年10月8日発行)について岩手県立大学が3度にわたり河北新報社に対して法人格で質問者を送付をし、なおかつ同社の回答には満足できないして1月12日に同社に対して訂正記事を求めている内容を質問書と回答書と一緒に県政記者クラブに投げ込みしたという事実を聞き及び、予算特別委員会にて質問し問題点を指摘しました。
まずは総務部に質問です。
総務部は県立大学の直接的な所管部ではありませんが、予算を審議する意味合いから予案を編成した責任部局としての立場で所感を求めました。
総務部はこの事実関係を把握しており、県立大学の法人格で質問書を送付していることも認識していることを私の質問で確認しました。
・質問書の内容は、理事長側の意に沿わない内容を指摘しているのみで客観的に見ても正当な指摘とは認められない。
・県の公的教育機関である県立大学が法人格でこのような質問書をメディアに送りつけること自体がナンセンスである。
・県大の一連の行動はメディアに対する不当な介入ともとられかねない。
・この事実を鑑みれば県大の運営に適正さを欠いているのではと危惧するが、予算編成者としての所感を求める。
【翌日の河北新報社の報道記事、ローカル版には珍しいカラー写真】
実は、ふるさと振興部に質問しても理事長の礼賛を繰り返すだけで、一向に埒が明かないことも総務部で総合的な判断ができているか探ることも総務部で質問する意図としてありましたが、予想通り部長答弁は深くは踏み込みませんでした。(というより踏み込めない)一方で、通常なら所管外と質問前にシャットアウトするところでしたが、質問を受け入れた度量に対しては一定の評価をします。
私の発言中に議事進行を連発して私の発言を封鎖しようとする議員が現れたりで、ますます理事長報酬に対する疑惑は深まったと言えます(苦笑)(謎)。
2024年02月25日
人口減少社会の中で
23日(金、祝)の日は自衛隊入隊・入校予定者の激励会が4年ぶりに開催されました。
胆江・一関エリアで18名の予定者です。
管内の県議10名を代表して祝辞を述べさせて頂きました。国家の安全保障環境が複雑なこの時代に自衛隊に入隊する志を持った若者に心から敬意と激励を申し上げました。壇上から見えた予定者の皆さんの瞳はしっかりと私を見つめており、揺るぎない決意を感じました。健康に留意されて頑張って欲しいと心からエールを送ります。
同日の午後は千厩警察署藤沢駐在所の新築を祝う会がありました。
この駐在所の新築は藤沢駐在所と保呂羽駐在所の統合があり、新築するという計画で進んでいましたが、立地場所に関して住民から国道沿いの利便性の高い場所をとの強い要望意見が集約されて、最終的に所期の目的が達成された経過があったので、祝賀会が開催されたと理解します。
沼倉市議から私にも強い要望を受けていましたので、私なりに努力をした内容については祝辞の中で述べさせて頂きました。
藤沢地区は伝統的に地域の意見集約に関して即座に対応する力があり、そうした力が目的を成就したものと確信しております。
人口が急減していく中でいかに国家や地域の安心安全を守ろうと行動していくことは、尊いことだと痛感した日になりました。
胆江・一関エリアで18名の予定者です。
管内の県議10名を代表して祝辞を述べさせて頂きました。国家の安全保障環境が複雑なこの時代に自衛隊に入隊する志を持った若者に心から敬意と激励を申し上げました。壇上から見えた予定者の皆さんの瞳はしっかりと私を見つめており、揺るぎない決意を感じました。健康に留意されて頑張って欲しいと心からエールを送ります。
同日の午後は千厩警察署藤沢駐在所の新築を祝う会がありました。
【乾杯の音頭を取る沼倉市議会議員】
【国道456号沿いに新築移転になった藤沢駐在所】
この駐在所の新築は藤沢駐在所と保呂羽駐在所の統合があり、新築するという計画で進んでいましたが、立地場所に関して住民から国道沿いの利便性の高い場所をとの強い要望意見が集約されて、最終的に所期の目的が達成された経過があったので、祝賀会が開催されたと理解します。
沼倉市議から私にも強い要望を受けていましたので、私なりに努力をした内容については祝辞の中で述べさせて頂きました。
藤沢地区は伝統的に地域の意見集約に関して即座に対応する力があり、そうした力が目的を成就したものと確信しております。
人口が急減していく中でいかに国家や地域の安心安全を守ろうと行動していくことは、尊いことだと痛感した日になりました。
2024年02月21日
代表質問の日
本日から本会議が再開。その初日は代表質問です。
代表質問は交渉会派から代表して行う質問者が知事にすべて答弁を求めるものであり、テレビ中継もあるので質問者にとってはとても栄誉なことです。私も二期目にその機会を与えて頂きましたが、張り切って臨んだことは今でも鮮明に憶えております。
「いわて県民クラブ・無所属の会」からは政策審議会長であるハクセル美穂子議員が登壇。
美穂子さんは2年前にも代表質問を行い、2回目になりますが、前回のテレビ録画中継はロシアのウクライナ侵攻により美穂子さんの部分だけ中継がカットになってしまうという珍事に巻き込まれてしまいました。今回は無事に放映されて何よりでした。
さて、質問の中身ですが、美穂子さんの政策課題である子どもの医療費助成についてを中心に行われました。
(1)子どもの医療費助成の拡充について
達増知事は5期目の公約で華々しく「全国トップクラスの子育て支援策スタート」と云い、令和5年8月から県内のどこの市町村でも医療助成費は18歳まで助成されるようになった。
しかし、こどもの医療助成費は市町村ごとに異なる要件であるのが実態で、さらに受益者負担額にも差異があり、一律無料化になっていない。
また、医療助成費の85%が市町村が予算措置して賄っている。県は14%ほどに過ぎない。
知事の公約には「すべての人の希望が叶うように、必要な財源を確保し、市町村の現状把握にも努め、施策のフル稼働と一層の拡充を図る」とされているが、多額の財政出動を要して子どもの医療助成費の達成に苦心している市町村の状況を把握しているはずの知事が医療費助成制度の拡充を見逃すはずがない。なぜ県内統一的な実施を県がリードして行わないのか。
と迫りました。
この背景には18歳まで医療費を無料化にしたと県がトップクラスの子育て支援と交えて喧伝した際に県内首長から反発があったのが事実であり、14%の支出で県は大きなこと何を言うとんじゃということなのです。
それに対して知事は首長からの要望については把握しているとは答弁したものの、肝心な部分では国が一律してやるべきものといつものように責任転嫁して県が主導的に動くことについては有耶無耶にしました。
(2)子どもの医療費及び保育料の無償化について
も同様に切り込み、県と市町村の連携にも関連させて知事のリーダーシップを求めましたが、よほど自身のプライドが傷ついたのか最後はキレ気味になっていました。(情けない・・・)
さらに、少子化対策の財源についても、少子化対策に的を絞った少子化対策県民税の創設を提案しましたが、いつもと変わらぬ慎重な姿勢を崩さずでした。
知事は部局が用意した答弁書から逸脱しないことが自分の仕事と心得ているようで、質問者が一歩踏み込むと、やれ国が一律に、県民の意見を拝聴し、とかで自身がどのように判断しているのかを見せません。16年も経験している知事なら答弁の中で自分の問題意識を示すのが当然と私は思いますが、それさえもしない。これでは知事に対する一問一答の意味が半減してしまいます。
ただ、今日の美穂子さんの質問のやり取りを観た県民は、県のリーダーの実力が分かる人に分かるはずと思います。
トップクラスというならば県民にとって実効性を実感できるやり方に重点を置くべきではないでしょうか。
代表質問は交渉会派から代表して行う質問者が知事にすべて答弁を求めるものであり、テレビ中継もあるので質問者にとってはとても栄誉なことです。私も二期目にその機会を与えて頂きましたが、張り切って臨んだことは今でも鮮明に憶えております。
「いわて県民クラブ・無所属の会」からは政策審議会長であるハクセル美穂子議員が登壇。
美穂子さんは2年前にも代表質問を行い、2回目になりますが、前回のテレビ録画中継はロシアのウクライナ侵攻により美穂子さんの部分だけ中継がカットになってしまうという珍事に巻き込まれてしまいました。今回は無事に放映されて何よりでした。
【議長席にはタイミングよく私が着座しており、ハクセル美穂子議員を呼名しました】
【演壇が今議会から高低を調整できるようになり、美穂子さんが表情明るく調整すると議場がぱっと和やかな雰囲気に】
さて、質問の中身ですが、美穂子さんの政策課題である子どもの医療費助成についてを中心に行われました。
(1)子どもの医療費助成の拡充について
達増知事は5期目の公約で華々しく「全国トップクラスの子育て支援策スタート」と云い、令和5年8月から県内のどこの市町村でも医療助成費は18歳まで助成されるようになった。
しかし、こどもの医療助成費は市町村ごとに異なる要件であるのが実態で、さらに受益者負担額にも差異があり、一律無料化になっていない。
また、医療助成費の85%が市町村が予算措置して賄っている。県は14%ほどに過ぎない。
知事の公約には「すべての人の希望が叶うように、必要な財源を確保し、市町村の現状把握にも努め、施策のフル稼働と一層の拡充を図る」とされているが、多額の財政出動を要して子どもの医療助成費の達成に苦心している市町村の状況を把握しているはずの知事が医療費助成制度の拡充を見逃すはずがない。なぜ県内統一的な実施を県がリードして行わないのか。
と迫りました。
この背景には18歳まで医療費を無料化にしたと県がトップクラスの子育て支援と交えて喧伝した際に県内首長から反発があったのが事実であり、14%の支出で県は大きなこと何を言うとんじゃということなのです。
それに対して知事は首長からの要望については把握しているとは答弁したものの、肝心な部分では国が一律してやるべきものといつものように責任転嫁して県が主導的に動くことについては有耶無耶にしました。
(2)子どもの医療費及び保育料の無償化について
も同様に切り込み、県と市町村の連携にも関連させて知事のリーダーシップを求めましたが、よほど自身のプライドが傷ついたのか最後はキレ気味になっていました。(情けない・・・)
さらに、少子化対策の財源についても、少子化対策に的を絞った少子化対策県民税の創設を提案しましたが、いつもと変わらぬ慎重な姿勢を崩さずでした。
知事は部局が用意した答弁書から逸脱しないことが自分の仕事と心得ているようで、質問者が一歩踏み込むと、やれ国が一律に、県民の意見を拝聴し、とかで自身がどのように判断しているのかを見せません。16年も経験している知事なら答弁の中で自分の問題意識を示すのが当然と私は思いますが、それさえもしない。これでは知事に対する一問一答の意味が半減してしまいます。
ただ、今日の美穂子さんの質問のやり取りを観た県民は、県のリーダーの実力が分かる人に分かるはずと思います。
トップクラスというならば県民にとって実効性を実感できるやり方に重点を置くべきではないでしょうか。
2024年02月20日
偶数4桁並び
昨晩は両磐一関保健医療圏の地域医療を守る懇談会が開催され、次期岩手県保健医療計画、在宅医療にかかる連携等について委員の皆さんから熱心な意見が出されました。人口減が急速に進む中で地域のニーズに合った保健医療サービスを提供することは大変難儀なことで、岩手県にあっては県立病院の在り方(特に地域病院の存続)が問われることになり、厳しい判断が要求される場面もあることが予想されます。
いまあるものが無くなることは地域にとっては大変なことですから十分に注意を喚起していかねばなりません。
昨晩の在宅医療の議論に関してはこれから実際に進めるにあたり、どの機関が中心になるのかといった核心的な議論にまで達していないので十分にこのこの懇談会で建設的に他の地域に先駆けて進めていくことを期待します。
ところで話はかわって、昨日盛岡からの帰りに議場から駅までタクシーを利用し、支払にSUICAを利用したところ
残高が6666円のダミアンナンバーの横並び。
そして駅地下で買い物をしたところ買い上げ額が2222円(偶然!)
当然のごとく残高は4444円!
と数奇な経験を致しました。なにかの吉兆!?と勝手に思っております。
いまあるものが無くなることは地域にとっては大変なことですから十分に注意を喚起していかねばなりません。
昨晩の在宅医療の議論に関してはこれから実際に進めるにあたり、どの機関が中心になるのかといった核心的な議論にまで達していないので十分にこのこの懇談会で建設的に他の地域に先駆けて進めていくことを期待します。
ところで話はかわって、昨日盛岡からの帰りに議場から駅までタクシーを利用し、支払にSUICAを利用したところ
残高が6666円のダミアンナンバーの横並び。
そして駅地下で買い物をしたところ買い上げ額が2222円(偶然!)
当然のごとく残高は4444円!
と数奇な経験を致しました。なにかの吉兆!?と勝手に思っております。
2024年02月19日
既存ルールか復興優先か?
東北復興工事、入札経ず契約 既存事業に費用上乗せ5件
【日本経済新聞電子版 2024年2月19日 5:00 (2024年2月19日 18:06更新) 】
国発注の東北復興工事で、競争入札や随意契約を実施せずに施工された工事が5件あることが分かった。別の既存工事の受注業者と増額契約を結び、工事を依頼して費用を紛れ込ませていた。5件の総額は35億円超。入札で受注業者を決める公共工事のルールを逸脱しており、専門家は契約の競争性確保を定める会計法などに抵触する可能性を指摘する。
公共工事は、着工後に想定外の地質や地盤に遭遇したり、災害の影響を受けたりして追加工事が必要になる場合がある。「変更契約」と呼ばれる増額手続きで、発注者と受注業者が一対一で見積もりの提示を繰り返し契約金額を決める。
国土交通省は変更契約の有無や内容、契約額を公開しているが、内容を把握するには一部を除き、地方整備局の庁舎に出向いて資料を閲覧するか、情報公開請求するしかないのが現状だ。
このため日本経済新聞は、落札額が10億円以上の国の公共工事247件(2018〜20年度)の契約書類を情報公開請求した。その結果、入札を経て契約すべき新規工事費を既存工事の費用に上乗せする変更契約が、東北地方整備局管内で少なくとも5件あることが判明した。
5件はいずれも20年以降、岩手・福島両県で施工された復興支援道路の関連工事で、工事費の総額は35億4500万円に上る。5件のうち3件は一度も入札にかけられず、残る2件は2回ずつ入札を実施したが応札者がいなかった。応札者がいない場合は、特定の業者と随意契約を結ぶべきだとの指摘がある。
入札時の予定価格が3億円を超す工事で変更契約を結ぶ場合、地方整備局長(支出負担行為担当官)の決裁が必要になる。日経が入手した5件の契約書にはいずれも東北地方整備局長の名前が記載されていた。
国による歳入徴収や契約などを規定した会計法29条の3は、一部の例外を除き「契約を締結する場合は公告して申し込みをさせることにより競争に付さなければならない」と明記。入札契約適正化法3条も「入札及び契約の過程並びに契約の内容の透明性が確保されること」と定める。いずれも罰則はない。
元会計検査院官房審議官の星野昌季弁護士は「今回の件が事実なら、適正な手続きを踏まずに新規事業を実施し、支出根拠のない予算を執行したこととなり、会計法令に抵触する可能性がある。原因究明と同種事案の有無の検証が必要だ」と指摘する。
同地整局道路工事課は取材に対し、5件の工事費上乗せを認めたうえで「当時は入札不調が多く、復興事業を推進する時代背景を踏まえると適正だった」と主張した。工事を受注した建設会社の一社は「復興支援道路の全線開通に向けて重要な事業だと地整局から要請を受けて施工した」とコメントした。
災害復興には迅速な復旧工事が不可欠だが、公共工事の契約ルールを逸脱して良いわけではない。変更契約の透明性を確保するルールづくりが求められている。
本記事で岩手県の工事案件で指摘をされているのは
新区界トンネルの舗装工事
当初の請負金額は23億2700万
変更契約で追加した別工事は、別のトンネルの舗装工事
変更契約のうち別工事費用は、約8億
となっている。
東日本大震災関連の復旧工事には、いろいろな意味で一般工事とは別の圧力がかかっていたとは推察するし、一定程度スピード優先やむなしの空気もあったのは事実。しかし、冷静になって考えれば、例えば新笹ノ田トンネルのように幾重にも手順をかまされてなかなか前に進まない案件もあり、そうなると実質比較できない案件とは理解しつつもイレギュラーな事案が存在したことが明らかになったからには納得できない気持ちになる。
【日本経済新聞電子版 2024年2月19日 5:00 (2024年2月19日 18:06更新) 】
国発注の東北復興工事で、競争入札や随意契約を実施せずに施工された工事が5件あることが分かった。別の既存工事の受注業者と増額契約を結び、工事を依頼して費用を紛れ込ませていた。5件の総額は35億円超。入札で受注業者を決める公共工事のルールを逸脱しており、専門家は契約の競争性確保を定める会計法などに抵触する可能性を指摘する。
公共工事は、着工後に想定外の地質や地盤に遭遇したり、災害の影響を受けたりして追加工事が必要になる場合がある。「変更契約」と呼ばれる増額手続きで、発注者と受注業者が一対一で見積もりの提示を繰り返し契約金額を決める。
国土交通省は変更契約の有無や内容、契約額を公開しているが、内容を把握するには一部を除き、地方整備局の庁舎に出向いて資料を閲覧するか、情報公開請求するしかないのが現状だ。
このため日本経済新聞は、落札額が10億円以上の国の公共工事247件(2018〜20年度)の契約書類を情報公開請求した。その結果、入札を経て契約すべき新規工事費を既存工事の費用に上乗せする変更契約が、東北地方整備局管内で少なくとも5件あることが判明した。
5件はいずれも20年以降、岩手・福島両県で施工された復興支援道路の関連工事で、工事費の総額は35億4500万円に上る。5件のうち3件は一度も入札にかけられず、残る2件は2回ずつ入札を実施したが応札者がいなかった。応札者がいない場合は、特定の業者と随意契約を結ぶべきだとの指摘がある。
入札時の予定価格が3億円を超す工事で変更契約を結ぶ場合、地方整備局長(支出負担行為担当官)の決裁が必要になる。日経が入手した5件の契約書にはいずれも東北地方整備局長の名前が記載されていた。
国による歳入徴収や契約などを規定した会計法29条の3は、一部の例外を除き「契約を締結する場合は公告して申し込みをさせることにより競争に付さなければならない」と明記。入札契約適正化法3条も「入札及び契約の過程並びに契約の内容の透明性が確保されること」と定める。いずれも罰則はない。
元会計検査院官房審議官の星野昌季弁護士は「今回の件が事実なら、適正な手続きを踏まずに新規事業を実施し、支出根拠のない予算を執行したこととなり、会計法令に抵触する可能性がある。原因究明と同種事案の有無の検証が必要だ」と指摘する。
同地整局道路工事課は取材に対し、5件の工事費上乗せを認めたうえで「当時は入札不調が多く、復興事業を推進する時代背景を踏まえると適正だった」と主張した。工事を受注した建設会社の一社は「復興支援道路の全線開通に向けて重要な事業だと地整局から要請を受けて施工した」とコメントした。
災害復興には迅速な復旧工事が不可欠だが、公共工事の契約ルールを逸脱して良いわけではない。変更契約の透明性を確保するルールづくりが求められている。
本記事で岩手県の工事案件で指摘をされているのは
新区界トンネルの舗装工事
当初の請負金額は23億2700万
変更契約で追加した別工事は、別のトンネルの舗装工事
変更契約のうち別工事費用は、約8億
となっている。
東日本大震災関連の復旧工事には、いろいろな意味で一般工事とは別の圧力がかかっていたとは推察するし、一定程度スピード優先やむなしの空気もあったのは事実。しかし、冷静になって考えれば、例えば新笹ノ田トンネルのように幾重にも手順をかまされてなかなか前に進まない案件もあり、そうなると実質比較できない案件とは理解しつつもイレギュラーな事案が存在したことが明らかになったからには納得できない気持ちになる。
2024年02月15日
処方箋を示すのが当然
令和5年度2月定例議会が昨日開会しました。
来年度の当初予算を提案する2月定例会開会日には知事と教育長による演述を行うことが定例となっています。
達増知事の演術は今回で17度目になりますが、毎度毎度同じ所感です。
人口減少対策やILCなど県がやらなければならないのは当然なので、こちらとしてはあえて事業名を羅列して言葉に出さなくても最初から分かっていることなので必要ありません。すでに予算説明会で聞いています。
県民が知りたいのは16年かけて出来なかったのはなぜなのか、何が足りなかったのか(予算?人材の投入?)新規に何をするのかであって抽象的な課題認識を聞いてもまったく心に響きません。
達増知事は成果が上がっていないことにはまったく触れません。これでは問題の解決から目を背けているのと同じです。
「希望郷のその先へ」と結びましたが、肝心の希望郷の現在地すらも示せないのではその先もわかりません。単なる自己満足の理想論にしか聞こえません。
支援や促進という語彙が極めて多い。こうした厳しい状況で多額の税金を使う県の姿勢はそれでいいのでしょうか。
多くの職員の力のベクトルを合わせて前に進むには反省を基にした支援策にとどまらない県の戦略基軸を熱と共にトップが示す絶好の機会なのに、やらないのかやれないのか。とてももったいないと私は思います。これでは職員も数年先を見通して仕事をする癖がつかなくなります。
今日の岩手日報朝刊に掲載された各会派の反応は選挙で支持したグループとそうでないグループは実に対照的でした。我が会派の佐々木努代表のコメントは一見優しいコメントですが見方によっては強烈な皮肉が込められていると感じました。
地方自治体の予算は単年度会計ですから、単年度そこそこうまく回れば及第点なのかもしれませんが、県が抱えている問題は人口減少問題など深刻さを増すばかりです。よってこの時点で将来の県のビジョンを明確に示せないのでは、民間であれば社長としての力量はすでに底が見えていると言わざるをえません。
本日、骨折矯正バンドの使用は夜間のみでいいとのドクターから指示がありました。精神的にはかなり解放されます。同月同時に同じ鎖骨を骨折した(レース中に落馬して故障)JRAの古川奈穂騎手も来週からレース騎乗を予定していると聞きましたからほぼ同じペースで回復です。
古川騎手には怪我にもめげずに頑張ってほしいです。応援します。
来年度の当初予算を提案する2月定例会開会日には知事と教育長による演述を行うことが定例となっています。
【私の48番席から演台までは一番距離があります】
【首から背中が丸いのは鎖骨固定バンドを装着しているため】
達増知事の演術は今回で17度目になりますが、毎度毎度同じ所感です。
人口減少対策やILCなど県がやらなければならないのは当然なので、こちらとしてはあえて事業名を羅列して言葉に出さなくても最初から分かっていることなので必要ありません。すでに予算説明会で聞いています。
県民が知りたいのは16年かけて出来なかったのはなぜなのか、何が足りなかったのか(予算?人材の投入?)新規に何をするのかであって抽象的な課題認識を聞いてもまったく心に響きません。
達増知事は成果が上がっていないことにはまったく触れません。これでは問題の解決から目を背けているのと同じです。
「希望郷のその先へ」と結びましたが、肝心の希望郷の現在地すらも示せないのではその先もわかりません。単なる自己満足の理想論にしか聞こえません。
支援や促進という語彙が極めて多い。こうした厳しい状況で多額の税金を使う県の姿勢はそれでいいのでしょうか。
多くの職員の力のベクトルを合わせて前に進むには反省を基にした支援策にとどまらない県の戦略基軸を熱と共にトップが示す絶好の機会なのに、やらないのかやれないのか。とてももったいないと私は思います。これでは職員も数年先を見通して仕事をする癖がつかなくなります。
今日の岩手日報朝刊に掲載された各会派の反応は選挙で支持したグループとそうでないグループは実に対照的でした。我が会派の佐々木努代表のコメントは一見優しいコメントですが見方によっては強烈な皮肉が込められていると感じました。
地方自治体の予算は単年度会計ですから、単年度そこそこうまく回れば及第点なのかもしれませんが、県が抱えている問題は人口減少問題など深刻さを増すばかりです。よってこの時点で将来の県のビジョンを明確に示せないのでは、民間であれば社長としての力量はすでに底が見えていると言わざるをえません。
本日、骨折矯正バンドの使用は夜間のみでいいとのドクターから指示がありました。精神的にはかなり解放されます。同月同時に同じ鎖骨を骨折した(レース中に落馬して故障)JRAの古川奈穂騎手も来週からレース騎乗を予定していると聞きましたからほぼ同じペースで回復です。
古川騎手には怪我にもめげずに頑張ってほしいです。応援します。
2024年02月09日
議長代理用務2件
昨日は隣国からのミサイル発射事案が近年増加していることから、ミサイル通過を想定した盛岡市主催、岩手県、内閣官房共催の避難訓練を視察しました。
10分間うずくまった姿勢を維持するのは結構大変そうでした。
訓練後、講評によりますと都市部では地下部へ避難誘導することとしているが、農村部などの地下施設がない地域は建物の窓際に近づかないこと、正対しないで背を向けることなどの対応が示されました。国では同様の訓練を自治体に呼び掛けており40自治体以上がすでに実施済みだそうです。こうした訓練が必要になるほど緊迫度が増しているということです。
ILC実現となれば国際研究機関が岩手・宮城に存立することになりますから、隣国も挑発する可能性は極めて少なくなると思われます。安全保障の観点からもILCは大いに有効なのです。
本日は元千厩町長の熊谷儀一氏の葬儀に参列してまいりました。
故熊谷儀一翁は享年95歳。昭和63年まで3期町長を務められ町勢発展にご尽力されました。
最近までお元気で敬老会にも参加されており、私も必ず声をかけさせて頂いておりました。熊谷家は商家日野屋系の一族で私の祖母の生家とご縁があり、熊谷家の方々とは親しくお付き合いをさせて頂いております。
町長を引退されてからは趣味の碁を楽しんでおられた様子を弔辞の中で知ることが出来ました。
仕事以外に趣味を持つことは人生を豊かにするものだとつくづく感じました。私の趣味は・・・あまり公には強調できません。
熊谷儀一翁のご功績に対して深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
【ミサイル発射の報を受けて盛岡市営駐車場に避難の訓練に参加した盛岡市民の方々】
10分間うずくまった姿勢を維持するのは結構大変そうでした。
訓練後、講評によりますと都市部では地下部へ避難誘導することとしているが、農村部などの地下施設がない地域は建物の窓際に近づかないこと、正対しないで背を向けることなどの対応が示されました。国では同様の訓練を自治体に呼び掛けており40自治体以上がすでに実施済みだそうです。こうした訓練が必要になるほど緊迫度が増しているということです。
ILC実現となれば国際研究機関が岩手・宮城に存立することになりますから、隣国も挑発する可能性は極めて少なくなると思われます。安全保障の観点からもILCは大いに有効なのです。
本日は元千厩町長の熊谷儀一氏の葬儀に参列してまいりました。
故熊谷儀一翁は享年95歳。昭和63年まで3期町長を務められ町勢発展にご尽力されました。
最近までお元気で敬老会にも参加されており、私も必ず声をかけさせて頂いておりました。熊谷家は商家日野屋系の一族で私の祖母の生家とご縁があり、熊谷家の方々とは親しくお付き合いをさせて頂いております。
町長を引退されてからは趣味の碁を楽しんでおられた様子を弔辞の中で知ることが出来ました。
仕事以外に趣味を持つことは人生を豊かにするものだとつくづく感じました。私の趣味は・・・あまり公には強調できません。
熊谷儀一翁のご功績に対して深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
2024年02月07日
競馬組合へ提言書を提出
2月に入って初めての投稿になります。
今週の月曜日5日に岩手競馬振興議員連盟にて岩手県競馬組合に提言書を提出しました。
新聞社3社に写真付きで取り上げて頂き、ありがたい限りです。
会長を仰せつかっている立場で代表して私が要望内容を申し上げました。
この要望会は毎年の恒例行事となっていますが、これまで提言が生かされて実現されたものもあり、組合にはしっかりと内容を検討頂いていると要望する側からは感じています。
この要望の内容は競馬関係者との意見交換会の内容から拾いあげているものが多く、特に現場を預かる関係者からは走路や厩舎回りの環境整備について、売り上げが上がっているのになかなか整備(厩舎や調整ルーム、厩務員宿舎など)が進まない現況に苛立ちにも近い不満が出ています。
組合側は売り上げ状況を見ながらとの説明がされますが、こうした必要不可欠な整備には迅速に対応しないと新人の騎手はなかなか岩手競馬を選んでくれなくなってしまいます。戦略的かつ計画的な整備を望むものです。
私たち、岩手競馬振興議員連盟は今後とも岩手競馬が健全に運営されていけるよ研究し、発展的な提言活動を行っていきます。
今週の月曜日5日に岩手競馬振興議員連盟にて岩手県競馬組合に提言書を提出しました。
新聞社3社に写真付きで取り上げて頂き、ありがたい限りです。
会長を仰せつかっている立場で代表して私が要望内容を申し上げました。
この要望会は毎年の恒例行事となっていますが、これまで提言が生かされて実現されたものもあり、組合にはしっかりと内容を検討頂いていると要望する側からは感じています。
この要望の内容は競馬関係者との意見交換会の内容から拾いあげているものが多く、特に現場を預かる関係者からは走路や厩舎回りの環境整備について、売り上げが上がっているのになかなか整備(厩舎や調整ルーム、厩務員宿舎など)が進まない現況に苛立ちにも近い不満が出ています。
組合側は売り上げ状況を見ながらとの説明がされますが、こうした必要不可欠な整備には迅速に対応しないと新人の騎手はなかなか岩手競馬を選んでくれなくなってしまいます。戦略的かつ計画的な整備を望むものです。
私たち、岩手競馬振興議員連盟は今後とも岩手競馬が健全に運営されていけるよ研究し、発展的な提言活動を行っていきます。
2024年01月30日
組織は生き物
トヨタ、揺らぐ効率経営 豊田会長「主権を現場に戻す」
【日本経済新聞電子版 2024年1月30日 12:03 (2024年1月30日 20:56更新)】
トヨタ自動車グループの不正が止まらない。日野自動車、ダイハツ工業に加え、豊田自動織機でエンジンの認証手続きに関する不正の拡大が明らかになった。開発や納期の短縮を急ぐなか、現場の負担が重くなり不正につながった。強みの効率経営の持続性が問われるなか、不正がなぜ相次ぎ起きるのかを繰り返し自問し、グループの風土を変えていく必要がある。
「ご迷惑、ご心配をおかけしていることを深くおわび申し上げる」。トヨタの豊田章男会長は30日、名古屋市内で開いたグループビジョン説明会で、相次ぐグループの不正について謝罪した。
グループが成長する中で、「大切にすべき価値観や物事の優先順位を見失う状況が発生してきた」として「私自身が責任者としてグループの変革をリードする」と強調した。
豊田会長は各社で発覚した認証試験の不正について「認証において不正を働くということは顧客の信頼を裏切り、認証制度の根底を揺るがす極めて重いことであると受け止めている」と述べた。
なぜ不正が相次ぐのか。各社の調査委員会の報告書からは短期の開発日程の厳守や、上に「できない」と言えない組織風土といった共通課題が浮かび上がる。
「量産開始日程を遅らせるのは会社に迷惑をかける」。豊田織機の調査委員会はある従業員がさらされたプレッシャーをこう紹介した。「うまく開発が進んでいないが、言っても聞いてもらえない中でやむなく不正に走った」
豊田織機の社員の間では「量産開始日の順守は絶対である」との認識が広がっていたという。
柔軟性のない日程が担当者を不正に追い込む過程も似ている。豊田織機では問題があっても上司や経営陣に共有されず、開発を遅らせるなどの対応がされなかった。
豊田織機の不正についての調査報告書には「上司に相談したとしても無駄であると半ば諦めていた」との証言が記載されていた
ダイハツでも「実際に相談しても『で?』と言われるだけ」。日野でも従業員の間に「どうせ言ったところで何も変わらないという諦め感」が広がっていたという。声をあげて問題を正す自浄作用は働かず、不正が起きてもモノを言えない空気が広がっていった。
組織体制の不備も共通する。豊田織機は21年に法規認証に特化した部署を設置したが、それ以前は専門部署が存在しておらず、専門家ではない従業員が複雑な法規則の内容を分析することを余儀なくされていたケースもあった。
グループの相次ぐ不正は3社にとどまらない。愛知製鋼は23年5月、顧客が求める許容範囲内の誤差よりも長い特殊鋼の鋼材を出荷していたと発表した。21年にはトヨタ自動車系列の複数の販売店で車検時の不正が見つかった。排ガスや速度計の検査を省略し、虚偽の整備記録を作成するなどした。
グループを代表する部品会社での不具合も目立つ。デンソー製の燃料ポンプでは断続的にリコール(回収・無償修理)が出ている。24年1月までに対象は30車種を超え、国内でのリコール台数は計約430万台となった。米国ではトヨタが23年12月に約100万台のリコールを届け出た際の原因が、アイシンの米子会社が製造したエアバッグ関連のセンサーだった。
トヨタグループでは、トヨタを頂点に部品メーカーが連なる巨大なピラミッド型の供給網(サプライチェーン)を築いている。豊田会長は「トヨタが発注者になっている場合も多々あるので、ものがいいづらいという点もあると思う」と述べた。
豊田会長は説明会に先だって、グループ17社の社長などを集めてグループビジョンを示した。「現場が自ら考え、動くことができる企業風土の構築に一歩進み始めたい」と語ったうえで「主権を現場に戻す」ことを目指したいと強調した。
問題があればなぜを5回繰り返すのがトヨタ式
トヨタは顧客の注文に応じて車を生産する「トヨタ生産方式(TPS)」を採用している。TPSはトヨタの企業風土や思想を形づくってきた。
高い生産効率で知られるが、豊田会長は「目的は効率ではなく、改善が進む風土をつくることだ」と指摘。「異常を管理し、異常が大きくなる前に個別に潰していく体質が必要だ」と述べた。
本来、何か異常があれば生産ラインを止めて不良品をつくらないのが、TPSでは「アンドン」と呼ばれて重視される。だが、グループの現場では従業員が不正を認識しながらも、見過ごされていた。
問題があればなぜを5回繰り返し、その原因を徹底追求して改善するのがTPSの基本動作だ。不正がなぜ繰り返されるのか。今こそ、トヨタ式の真価が問われる。
日野自動車、ダイハツに続き不正問題が続出するトヨタグループ。
モノを言ってもどうせ声は届かないという風土は組織として危機的な状況と言える。
QCサークルによって現場から品質の向上や作業工程の効率化を図ってきたトヨタの歴史がどこでどう歯車が狂い始めたのか。
豊田会長の陣頭指揮によってどのように検証され、改善されていくのか注目だ。
大会社でも中小企業でも組織は呼吸する生き物と同じ。このトヨタの一連の不祥事は他山の石として私の戒めとしたい。
【日本経済新聞電子版 2024年1月30日 12:03 (2024年1月30日 20:56更新)】
トヨタ自動車グループの不正が止まらない。日野自動車、ダイハツ工業に加え、豊田自動織機でエンジンの認証手続きに関する不正の拡大が明らかになった。開発や納期の短縮を急ぐなか、現場の負担が重くなり不正につながった。強みの効率経営の持続性が問われるなか、不正がなぜ相次ぎ起きるのかを繰り返し自問し、グループの風土を変えていく必要がある。
「ご迷惑、ご心配をおかけしていることを深くおわび申し上げる」。トヨタの豊田章男会長は30日、名古屋市内で開いたグループビジョン説明会で、相次ぐグループの不正について謝罪した。
グループが成長する中で、「大切にすべき価値観や物事の優先順位を見失う状況が発生してきた」として「私自身が責任者としてグループの変革をリードする」と強調した。
豊田会長は各社で発覚した認証試験の不正について「認証において不正を働くということは顧客の信頼を裏切り、認証制度の根底を揺るがす極めて重いことであると受け止めている」と述べた。
なぜ不正が相次ぐのか。各社の調査委員会の報告書からは短期の開発日程の厳守や、上に「できない」と言えない組織風土といった共通課題が浮かび上がる。
「量産開始日程を遅らせるのは会社に迷惑をかける」。豊田織機の調査委員会はある従業員がさらされたプレッシャーをこう紹介した。「うまく開発が進んでいないが、言っても聞いてもらえない中でやむなく不正に走った」
豊田織機の社員の間では「量産開始日の順守は絶対である」との認識が広がっていたという。
柔軟性のない日程が担当者を不正に追い込む過程も似ている。豊田織機では問題があっても上司や経営陣に共有されず、開発を遅らせるなどの対応がされなかった。
豊田織機の不正についての調査報告書には「上司に相談したとしても無駄であると半ば諦めていた」との証言が記載されていた
ダイハツでも「実際に相談しても『で?』と言われるだけ」。日野でも従業員の間に「どうせ言ったところで何も変わらないという諦め感」が広がっていたという。声をあげて問題を正す自浄作用は働かず、不正が起きてもモノを言えない空気が広がっていった。
組織体制の不備も共通する。豊田織機は21年に法規認証に特化した部署を設置したが、それ以前は専門部署が存在しておらず、専門家ではない従業員が複雑な法規則の内容を分析することを余儀なくされていたケースもあった。
グループの相次ぐ不正は3社にとどまらない。愛知製鋼は23年5月、顧客が求める許容範囲内の誤差よりも長い特殊鋼の鋼材を出荷していたと発表した。21年にはトヨタ自動車系列の複数の販売店で車検時の不正が見つかった。排ガスや速度計の検査を省略し、虚偽の整備記録を作成するなどした。
グループを代表する部品会社での不具合も目立つ。デンソー製の燃料ポンプでは断続的にリコール(回収・無償修理)が出ている。24年1月までに対象は30車種を超え、国内でのリコール台数は計約430万台となった。米国ではトヨタが23年12月に約100万台のリコールを届け出た際の原因が、アイシンの米子会社が製造したエアバッグ関連のセンサーだった。
トヨタグループでは、トヨタを頂点に部品メーカーが連なる巨大なピラミッド型の供給網(サプライチェーン)を築いている。豊田会長は「トヨタが発注者になっている場合も多々あるので、ものがいいづらいという点もあると思う」と述べた。
豊田会長は説明会に先だって、グループ17社の社長などを集めてグループビジョンを示した。「現場が自ら考え、動くことができる企業風土の構築に一歩進み始めたい」と語ったうえで「主権を現場に戻す」ことを目指したいと強調した。
問題があればなぜを5回繰り返すのがトヨタ式
トヨタは顧客の注文に応じて車を生産する「トヨタ生産方式(TPS)」を採用している。TPSはトヨタの企業風土や思想を形づくってきた。
高い生産効率で知られるが、豊田会長は「目的は効率ではなく、改善が進む風土をつくることだ」と指摘。「異常を管理し、異常が大きくなる前に個別に潰していく体質が必要だ」と述べた。
本来、何か異常があれば生産ラインを止めて不良品をつくらないのが、TPSでは「アンドン」と呼ばれて重視される。だが、グループの現場では従業員が不正を認識しながらも、見過ごされていた。
問題があればなぜを5回繰り返し、その原因を徹底追求して改善するのがTPSの基本動作だ。不正がなぜ繰り返されるのか。今こそ、トヨタ式の真価が問われる。
日野自動車、ダイハツに続き不正問題が続出するトヨタグループ。
モノを言ってもどうせ声は届かないという風土は組織として危機的な状況と言える。
QCサークルによって現場から品質の向上や作業工程の効率化を図ってきたトヨタの歴史がどこでどう歯車が狂い始めたのか。
豊田会長の陣頭指揮によってどのように検証され、改善されていくのか注目だ。
大会社でも中小企業でも組織は呼吸する生き物と同じ。このトヨタの一連の不祥事は他山の石として私の戒めとしたい。
2024年01月28日
守るより攻め
カルビー「ポテトチップス」原料のジャガイモ、宮城で生産拡大中
【河北新報電子版 2024年1月28日 6:00】
カルビーの定番スナック菓子「ポテトチップス」の原料となるジャガイモの生産量が宮城県内で増えている。2023年度の作付面積は計92・7ヘクタールで、県内で契約栽培が始まった02年度(1・0ヘクタール)の約90倍に上った。他産地との収穫時期の違いが重宝され、産地の分散化を進めるカルビーと主食用米からの転作を促す県の方針も一致する。
23年度は12団体13個人が生産し、面積は東松島市が37・2ヘクタールで最大。登米市19・5ヘクタール、美里町16・9ヘクタールと続いた。
ポテト社はジャガイモの8割を北海道から調達し、残りの大半を九州、関東から賄う。ポテト社が宮城に着目するのは7月中旬〜8月中旬にピークを迎える収穫時期。九州(5月上旬〜7月下旬)、関東(6月上旬〜8月上旬)、北海道(8月下旬〜10月下旬)の空白期を埋める役割を担う。
宮城県が21年3月に策定した「みやぎ園芸特産振興プラン」は、水稲からの転作を促す重点品目の一つとしてジャガイモを推す。県園芸推進課によると、10アール当たりの所得は1万1000円の水稲に比べ、ジャガイモは4万9000円で収益性が高い。
県は本年度、ポテト社向けのジャガイモを作る農家らを対象とした独自の表彰制度を創設。優良な生産者に県知事賞を贈るなど、増産に向け、全面的にポテト社を支援する姿勢を打ち出した。25年度中に500ヘクタールまで増やす計画を立てる。
ポテト社はここ数年、気候変動による不作のリスクを分散するため、全国各地にジャガイモ産地を広げている。作付けを増やす重点地域の一つに東北が位置付けられ、23年度は山形を除く5県で計53戸が生産。うち5割近くが集中する宮城で今後、作付面積も生産者も増える可能性が高い。
この記事は本日の河北新報の朝刊一面。
宮城県では水稲からの転作をリアルに戦略的に動いている証拠。国の水活に代表されるような人口減が要因とする既存の農業予算の縮減の対応策を求めるのも大事だが現実的に将来を見越して動き出すことはもっと価値がある。それならば県予算も生きる金となる。
民間企業へのアプローチは他県の方が先んじている。岩手ではホップの地域特定栽培契約くらしか思い浮かばない。そこにとどまっていては前進はありえない。
【河北新報電子版 2024年1月28日 6:00】
カルビーの定番スナック菓子「ポテトチップス」の原料となるジャガイモの生産量が宮城県内で増えている。2023年度の作付面積は計92・7ヘクタールで、県内で契約栽培が始まった02年度(1・0ヘクタール)の約90倍に上った。他産地との収穫時期の違いが重宝され、産地の分散化を進めるカルビーと主食用米からの転作を促す県の方針も一致する。
23年度は12団体13個人が生産し、面積は東松島市が37・2ヘクタールで最大。登米市19・5ヘクタール、美里町16・9ヘクタールと続いた。
ポテト社はジャガイモの8割を北海道から調達し、残りの大半を九州、関東から賄う。ポテト社が宮城に着目するのは7月中旬〜8月中旬にピークを迎える収穫時期。九州(5月上旬〜7月下旬)、関東(6月上旬〜8月上旬)、北海道(8月下旬〜10月下旬)の空白期を埋める役割を担う。
宮城県が21年3月に策定した「みやぎ園芸特産振興プラン」は、水稲からの転作を促す重点品目の一つとしてジャガイモを推す。県園芸推進課によると、10アール当たりの所得は1万1000円の水稲に比べ、ジャガイモは4万9000円で収益性が高い。
県は本年度、ポテト社向けのジャガイモを作る農家らを対象とした独自の表彰制度を創設。優良な生産者に県知事賞を贈るなど、増産に向け、全面的にポテト社を支援する姿勢を打ち出した。25年度中に500ヘクタールまで増やす計画を立てる。
ポテト社はここ数年、気候変動による不作のリスクを分散するため、全国各地にジャガイモ産地を広げている。作付けを増やす重点地域の一つに東北が位置付けられ、23年度は山形を除く5県で計53戸が生産。うち5割近くが集中する宮城で今後、作付面積も生産者も増える可能性が高い。
この記事は本日の河北新報の朝刊一面。
宮城県では水稲からの転作をリアルに戦略的に動いている証拠。国の水活に代表されるような人口減が要因とする既存の農業予算の縮減の対応策を求めるのも大事だが現実的に将来を見越して動き出すことはもっと価値がある。それならば県予算も生きる金となる。
民間企業へのアプローチは他県の方が先んじている。岩手ではホップの地域特定栽培契約くらしか思い浮かばない。そこにとどまっていては前進はありえない。
2024年01月26日
人口減少負のスパイラル始まる
岩手中央タクシーが破産へ 人口減少やコロナ拡大が影響
1/26(金) 18:27配信 IAT岩手朝日テレビ
岩手県盛岡市に本社を置く岩手中央タクシーが1月末付で事業を停止し、破産申請を行うことがわかりました。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと岩手中央タクシーは1952年に設立、盛岡市と花巻市に営業所を置き、ピーク時の1992年には13億円余りの売り上げを計上していました。
しかしその後人口減少や競合の激化に加え新型コロナの感染拡大により業績が悪化していました。今年に入ってから自社ビルなど資産関連の差し押さえが後を絶たず、経営の継続は困難と判断、1月いっぱいで破産手続きを進めることになりました。負債総額はおよそ3億6768万円です。
従業員85人は1月末で全員解雇になる見通しです。
なんとも寂しいニュース。
岩手中央タクシーさんは現在保有台数が79台であるのでマーケットにも大きな影響が出ると思われます。盛岡市内のタクシー業界の近況は議員会館からタクシーの予約を入れようとしても昼間でも断られるという状況で、その要因はドライバー不足で減車が加速的になっていることだと、どの会社の乗務員さんも話してくれました。
岩手中央タクシーさんは昼間からヘッドライトを点灯して運行している会社です。実は1988年に私がヨーロッパ旅行していた時に西ドイツの観光バスが昼間点灯していて、その目的は事故防止ということ知っていたので岩手中央タクシーさんも先進事例をすぐに取り入れてさすがだなぁという印象を持っていました。乗務員の方も親切な方が多い印象なので今回の件は大変残念です。
人口減少はこうしたサービス業に直に影響してしてきます。岩手県交通の減便、岩手県北バスの運賃値上げとユーザーにもコストが回ってくるだけでなく全体の運輸サービスの質の悪化を招いていきます。
人口減少問題にかかる交通対策を弥縫策で対応していくことはすでに手遅れということを示しています。
1/26(金) 18:27配信 IAT岩手朝日テレビ
岩手県盛岡市に本社を置く岩手中央タクシーが1月末付で事業を停止し、破産申請を行うことがわかりました。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと岩手中央タクシーは1952年に設立、盛岡市と花巻市に営業所を置き、ピーク時の1992年には13億円余りの売り上げを計上していました。
しかしその後人口減少や競合の激化に加え新型コロナの感染拡大により業績が悪化していました。今年に入ってから自社ビルなど資産関連の差し押さえが後を絶たず、経営の継続は困難と判断、1月いっぱいで破産手続きを進めることになりました。負債総額はおよそ3億6768万円です。
従業員85人は1月末で全員解雇になる見通しです。
なんとも寂しいニュース。
岩手中央タクシーさんは現在保有台数が79台であるのでマーケットにも大きな影響が出ると思われます。盛岡市内のタクシー業界の近況は議員会館からタクシーの予約を入れようとしても昼間でも断られるという状況で、その要因はドライバー不足で減車が加速的になっていることだと、どの会社の乗務員さんも話してくれました。
岩手中央タクシーさんは昼間からヘッドライトを点灯して運行している会社です。実は1988年に私がヨーロッパ旅行していた時に西ドイツの観光バスが昼間点灯していて、その目的は事故防止ということ知っていたので岩手中央タクシーさんも先進事例をすぐに取り入れてさすがだなぁという印象を持っていました。乗務員の方も親切な方が多い印象なので今回の件は大変残念です。
人口減少はこうしたサービス業に直に影響してしてきます。岩手県交通の減便、岩手県北バスの運賃値上げとユーザーにもコストが回ってくるだけでなく全体の運輸サービスの質の悪化を招いていきます。
人口減少問題にかかる交通対策を弥縫策で対応していくことはすでに手遅れということを示しています。
2024年01月19日
摺沢幼稚園閉園によせて
令和6年4月に摺沢こども園の開園に伴い、摺沢幼稚園が閉園となります。
昭和40年に私立摺沢幼稚園として開園以来、私立から町立、市立へと運営形態は変わりつつも60年間の長きにわたり幼児教育の殿堂として存在できたのも関係者各位、とりわけ地域の皆様のご理解とご協力の賜物であり、深く感謝を申し上げます。
私も創立の年に入園し、昭和43年3月に卒園致しました。年少から入園した第一期生になります。実は当時は摺沢保育園に入園できる園児の数や要件に制限があり、保育園に入れない子どもたちを何とかしたいという摺沢婦人会の発意と行動により摺沢幼稚園は開園したと聞いています。当時の婦人会の会長は私の祖母である飯澤とみでありました。まだまだ子どもがたくさんいた時代でした。孫たちを幼児教育のしっかりとした場所に送りたいという情熱が社会を動かした画期的な行動でした。この婦人会の快挙は新聞でも報道されたほどです。
私自身の幼稚園の頃の思い出は、半世紀以上のことですのでかなり断片的にしか思い出せませんが、当時の白い帽子と濃い青色の園児服はとても目立ったことや私は1月生まれの早生まれでしたので4月生まれの同学年の女の子にコートのボタンを閉めてもらうなどよく面倒を見てもらった記憶に鮮明にあります。私はよほど幼く見えたのでしょう。
園の行事は遠足、運動会、クリスマス会が主要な行事でしたが当時の園児は大勢で先生方は少ない数でよく管理されたと思います。入園して2年間は旧摺沢小学校の校舎の一部を利用しました。その園舎ではなぜか雨の日の記憶が強く蘇ります。
その時代は高度経済成長期の入り口の頃でしたので大人たちは皆生気に溢れていて、大人たちの元気な姿を見て子どもたちも溌溂としていました。昭和の時代で一番活力のあった時代だったと思います。また、いい先生方に恵まれ私はとても感謝の気持ちでいっぱいです。
実はすでにこの頃からこどもの数は年々漸減し続け、平成の終わりには急減していきます。この現状を招いた要因は経済発展を最優先とし、地方を在り方を重視しなかったことが都市への人口集中に歯止めがかからなかった結果と言えます。
愉快で楽しい思い出がたくさん詰まった摺沢幼稚園が閉園することはとても寂しいことですが、今生きている私たちは時代の変化に適応しながら未来へと続く道を確かなものとしていかねばなりません。人づくりは国づくり。幼児教育こそ礎となるものです。ふるさとがこれからも光り輝いていけるよう皆さんでこれからもできることから頑張ってまいりましょう。
昭和40年に私立摺沢幼稚園として開園以来、私立から町立、市立へと運営形態は変わりつつも60年間の長きにわたり幼児教育の殿堂として存在できたのも関係者各位、とりわけ地域の皆様のご理解とご協力の賜物であり、深く感謝を申し上げます。
私も創立の年に入園し、昭和43年3月に卒園致しました。年少から入園した第一期生になります。実は当時は摺沢保育園に入園できる園児の数や要件に制限があり、保育園に入れない子どもたちを何とかしたいという摺沢婦人会の発意と行動により摺沢幼稚園は開園したと聞いています。当時の婦人会の会長は私の祖母である飯澤とみでありました。まだまだ子どもがたくさんいた時代でした。孫たちを幼児教育のしっかりとした場所に送りたいという情熱が社会を動かした画期的な行動でした。この婦人会の快挙は新聞でも報道されたほどです。
私自身の幼稚園の頃の思い出は、半世紀以上のことですのでかなり断片的にしか思い出せませんが、当時の白い帽子と濃い青色の園児服はとても目立ったことや私は1月生まれの早生まれでしたので4月生まれの同学年の女の子にコートのボタンを閉めてもらうなどよく面倒を見てもらった記憶に鮮明にあります。私はよほど幼く見えたのでしょう。
園の行事は遠足、運動会、クリスマス会が主要な行事でしたが当時の園児は大勢で先生方は少ない数でよく管理されたと思います。入園して2年間は旧摺沢小学校の校舎の一部を利用しました。その園舎ではなぜか雨の日の記憶が強く蘇ります。
【おそらく摺沢幼稚園の第一回の運動会 雨天のため摺沢公民館で行われました。真ん中ら辺が私。写真はもちろん白黒!】
その時代は高度経済成長期の入り口の頃でしたので大人たちは皆生気に溢れていて、大人たちの元気な姿を見て子どもたちも溌溂としていました。昭和の時代で一番活力のあった時代だったと思います。また、いい先生方に恵まれ私はとても感謝の気持ちでいっぱいです。
実はすでにこの頃からこどもの数は年々漸減し続け、平成の終わりには急減していきます。この現状を招いた要因は経済発展を最優先とし、地方を在り方を重視しなかったことが都市への人口集中に歯止めがかからなかった結果と言えます。
愉快で楽しい思い出がたくさん詰まった摺沢幼稚園が閉園することはとても寂しいことですが、今生きている私たちは時代の変化に適応しながら未来へと続く道を確かなものとしていかねばなりません。人づくりは国づくり。幼児教育こそ礎となるものです。ふるさとがこれからも光り輝いていけるよう皆さんでこれからもできることから頑張ってまいりましょう。
2024年01月18日
急がれる減災対策
避難場所5000カ所に津波リスク 5m以上浸水700カ所
【2024年1月17日 17:49 日本経済新聞電子版】
被災時に命を守る自治体指定の避難場所の約5000カ所が大規模な津波で浸水する恐れがあることが、日本経済新聞の調べでわかった。能登半島地震では津波に弱い避難場所の存在が顕在化した。同様の避難場所は西日本に多く、約700カ所で5メートル以上浸水する可能性がある。非常時の混乱を防ぐため、自治体と国が一体となってリスクを軽減する取り組みが欠かせない。
「家を出ると、泥水のような黒い波がゴーッという音をさせながら押し寄せてきた」
1月1日に発生した能登半島地震で4メートルを超える津波が襲った石川県珠洲市在住の梶武夫さん(89)は大津波の警報発令後、直ちに避難を考えた。だが、最も近い「指定緊急避難場所」の公民館は海岸からさほど離れていない。「逃げ込んでも津波被害に遭う可能性がある」と判断し、少し離れた学校まで走った。
避難場所の公民館はすぐそばまで津波が迫った(石川県珠洲市、国土地理院の写真や資料を基に作成)
全国の市町村は地震、津波、高潮などに備え、それぞれで緊急の避難場所を指定している。ただ、災害情報論を専門とする東京大の関谷直也教授は「どの災害時にどこに逃げればいいかの周知は広がっていない」と指摘する。珠洲市の公民館は今回の津波で浸水しなかったが、避難場所で被害に遭った、という事態はいつ起こってもおかしくない。
能登半島地震では2011年の東日本大震災以来となる大津波の警報が発令され、地震と津波が同時発生する中での緊急避難の難しさが浮き彫りになった。日経は各地域で試算された最大クラスの津波を前提とする「津波浸水想定区域」の公開データを活用し、全国の「指定緊急避難場所」との重なりを調べた。
垂直避難が可能な津波用(約4万カ所)以外の7万3506カ所の避難場所うち、4989カ所(6.8%)が津波リスクの高い区域内にあった。2569カ所で1メートル以上5メートル未満、727カ所では2階建ての建物が水没する5メートル以上の浸水の可能性がある。
避難場所の代表例は学校や集会所などの公共施設だ。低層の建物の場合、避難後の浸水被害で逃げる場所がなくなることもあり得る。
災害対策基本法は、災害対応は地域の実情に詳しい市町村が担うと規定している。11年の東日本大震災を機に、津波への備えの強化を促す法律も制定された。市町村には最大クラスの津波を想定し、避難場所や一時的に生活する避難所を指定したり、地域防災計画を作成したりする義務がある。
対策に前向きな市町村では、交付金を活用して「津波避難タワー」を設置したり、民間と協定を結んで中高層ビルを「津波避難ビル」に指定したりする動きが見られる。代替の避難施設を確保するこうした努力が、全ての市町村に求められる。
日本には地震を引き起こすプレート(岩板)の境目や断層が多くあり、政府の地震調査委員会は南海トラフ地震や首都直下地震にとどまらず、大規模な地震がいつどこで起きてもおかしくない状況と警告する。
市町村は防災を担当する職員数や災害時の経験が少なく、現行の体制下での防災対策は必ずしも機能していない。防災に詳しい関西大の河田恵昭特別任命教授は「市町村は津波への備えが甘く、国や都道府県の役割も曖昧になっている」と指摘する。代替施設の整備や住民への周知といった市町村の防災対策が機能するように、国や都道府県も効果的な制度づくりや財政支援で後押しする必要がある。
昨日のブログ投稿に関連した新聞記事を転載します。
十勝沖を含む千島海溝沿い超巨大地震に備えて本県でも沿岸部の「津波想定浸水区域」マップを作製するなど予測レベルでの行動はすでに起こしていますが、上記記事の最後の部分、市町村への防災対策が機能するように〜は最も大事な視点だと私も痛感しました。
【2024年1月17日 17:49 日本経済新聞電子版】
被災時に命を守る自治体指定の避難場所の約5000カ所が大規模な津波で浸水する恐れがあることが、日本経済新聞の調べでわかった。能登半島地震では津波に弱い避難場所の存在が顕在化した。同様の避難場所は西日本に多く、約700カ所で5メートル以上浸水する可能性がある。非常時の混乱を防ぐため、自治体と国が一体となってリスクを軽減する取り組みが欠かせない。
「家を出ると、泥水のような黒い波がゴーッという音をさせながら押し寄せてきた」
1月1日に発生した能登半島地震で4メートルを超える津波が襲った石川県珠洲市在住の梶武夫さん(89)は大津波の警報発令後、直ちに避難を考えた。だが、最も近い「指定緊急避難場所」の公民館は海岸からさほど離れていない。「逃げ込んでも津波被害に遭う可能性がある」と判断し、少し離れた学校まで走った。
避難場所の公民館はすぐそばまで津波が迫った(石川県珠洲市、国土地理院の写真や資料を基に作成)
全国の市町村は地震、津波、高潮などに備え、それぞれで緊急の避難場所を指定している。ただ、災害情報論を専門とする東京大の関谷直也教授は「どの災害時にどこに逃げればいいかの周知は広がっていない」と指摘する。珠洲市の公民館は今回の津波で浸水しなかったが、避難場所で被害に遭った、という事態はいつ起こってもおかしくない。
能登半島地震では2011年の東日本大震災以来となる大津波の警報が発令され、地震と津波が同時発生する中での緊急避難の難しさが浮き彫りになった。日経は各地域で試算された最大クラスの津波を前提とする「津波浸水想定区域」の公開データを活用し、全国の「指定緊急避難場所」との重なりを調べた。
垂直避難が可能な津波用(約4万カ所)以外の7万3506カ所の避難場所うち、4989カ所(6.8%)が津波リスクの高い区域内にあった。2569カ所で1メートル以上5メートル未満、727カ所では2階建ての建物が水没する5メートル以上の浸水の可能性がある。
避難場所の代表例は学校や集会所などの公共施設だ。低層の建物の場合、避難後の浸水被害で逃げる場所がなくなることもあり得る。
災害対策基本法は、災害対応は地域の実情に詳しい市町村が担うと規定している。11年の東日本大震災を機に、津波への備えの強化を促す法律も制定された。市町村には最大クラスの津波を想定し、避難場所や一時的に生活する避難所を指定したり、地域防災計画を作成したりする義務がある。
対策に前向きな市町村では、交付金を活用して「津波避難タワー」を設置したり、民間と協定を結んで中高層ビルを「津波避難ビル」に指定したりする動きが見られる。代替の避難施設を確保するこうした努力が、全ての市町村に求められる。
日本には地震を引き起こすプレート(岩板)の境目や断層が多くあり、政府の地震調査委員会は南海トラフ地震や首都直下地震にとどまらず、大規模な地震がいつどこで起きてもおかしくない状況と警告する。
市町村は防災を担当する職員数や災害時の経験が少なく、現行の体制下での防災対策は必ずしも機能していない。防災に詳しい関西大の河田恵昭特別任命教授は「市町村は津波への備えが甘く、国や都道府県の役割も曖昧になっている」と指摘する。代替施設の整備や住民への周知といった市町村の防災対策が機能するように、国や都道府県も効果的な制度づくりや財政支援で後押しする必要がある。
昨日のブログ投稿に関連した新聞記事を転載します。
十勝沖を含む千島海溝沿い超巨大地震に備えて本県でも沿岸部の「津波想定浸水区域」マップを作製するなど予測レベルでの行動はすでに起こしていますが、上記記事の最後の部分、市町村への防災対策が機能するように〜は最も大事な視点だと私も痛感しました。
2024年01月17日
阪神淡路大震災から29年
今日は阪神淡路大震災が発生してまる29年の1月17日です。
なぜか今朝は5時半頃に目を醒ましました。テレビをつけると震災発災時の5時46分の直前でした。時間に合わせて私も祈りを捧げました。
1995年(平成7年)は父が選挙後に発病、入院した年でもあり、私の中で強いアクセントがある年です。
あらためて犠牲になられた方に対してご冥福をお祈り致します。
29年前のその日、私は仙台市内のホテルに宿泊しておりテレビで大地震が起こったことを知りました。最初に目に飛び込んだのは生田神社の大きな石灯篭が横倒しになった映像でした。
その後、長田地区の大火災。燃え盛る炎を食い止める有効な手立てがないことに大きな無力感を感じました
東日本大震災でもこの度の能登半島大地震でも火災を初期に食い止められないこの事実は繰り返されることになります。
無力感を感じつつも私たちは起こる可能性のある災害に備えて、あらゆる手立てを講じなければなりません。日本列島は地震被害から逃れられない以上、それが減災という観点に立つ備えを確かなものにしていかねばなりません。
今回の能登半島大地震では移動式トイレや水の供給など報道ベースでは以前の震災よりも迅速に救援の手が伸びているという印象ですが、まだまだ整備体制を強化していかねばなりません。
特に感染予防の観点から水とトイレはハード支援として優先順位が高く重要です。例えば各自治体でトレーラなどで常備しておき、災害時には直ちに供給する必要性を私は感じています。これから情報を整理して2月定例県議会に提案することを考えたいと思います。
2024年01月15日
生成AIは救世主なるか!?
先週閉会中の委員会が開かれ、私が所属しているデジタル社会・新産業創出特別委員会では仙台市のITベンチャー企業「MAKOTO Prime」の竹井智宏代表取締役から生成人口知能(AI)の可能性について講演する機会を得ました。
私はお話を聞くまで漠然としたイメージでAIを捉えていましたが、具体的な活用方法(文章作成アシスタント、事業や企画のアイデア出し、相手先に呼応したメール返信、英文作成など)を事例を出して説明頂き、ツールとしての有効性を認識することが出来ました。
定型的な雑務に時間を取られていた総務関係のアシストには大きな効果があるでしょう。
こうした便利なツールがこれからも加速的に普及していくことは必須であり、AIの利用はごく普通になっていくものと考えられます。
一方、定型的な作業は生産性が飛躍的に向上するとしても、人間の独自性を育てていくという観点ではよほど気をつけて利用しなければならないと感じました。便利の裏側には危険が必ず潜みます。これから学校教育の過程でもAIの活用について学習する機会は増えていくと推察しますが、肝心の人材の育成が薄っぺらいものになってしまっては本末転倒です。
社会のニーズが多様化する昨今ただでさえ我が国の教育システムの陳腐化を私は強く感じていますが、こうしたAIをコントロールしつつ創造的な発想や対人関係を重視する人材が養成されるのかどうか、講演を拝聴して大きな課題だと痛感しました。
翌日社内のラジオでたまたまAIの話題があり、ドイツの車メーカーではAIを標準装備にする考えだとか。近くのお勧めのレストランはどこかなど音声によってナビをしたりする機能を付するそうです。
講演の中でも紹介された伊藤園のCMが生成AIによってつくられたことにもラジオ番組で言及されていました。高額なタレントを起用するコストを下げられる、タレントが不祥事を起こしてCMに損害を受けるリスクがないとのメリットがある一方、多くの企業が利用すると購買者へのインパクトは弱くなるとのデメリットも生ずるとの分析もありました。
結局、AIをどのように活用するかは人間の能力次第なので、デジタル化とアナログ(あえて無駄をつくる)を合わせた人材の育成策を講じる必要がありそうです。いやはや便利になるということは別の課題も浮上してくるということです。
私はお話を聞くまで漠然としたイメージでAIを捉えていましたが、具体的な活用方法(文章作成アシスタント、事業や企画のアイデア出し、相手先に呼応したメール返信、英文作成など)を事例を出して説明頂き、ツールとしての有効性を認識することが出来ました。
定型的な雑務に時間を取られていた総務関係のアシストには大きな効果があるでしょう。
こうした便利なツールがこれからも加速的に普及していくことは必須であり、AIの利用はごく普通になっていくものと考えられます。
一方、定型的な作業は生産性が飛躍的に向上するとしても、人間の独自性を育てていくという観点ではよほど気をつけて利用しなければならないと感じました。便利の裏側には危険が必ず潜みます。これから学校教育の過程でもAIの活用について学習する機会は増えていくと推察しますが、肝心の人材の育成が薄っぺらいものになってしまっては本末転倒です。
社会のニーズが多様化する昨今ただでさえ我が国の教育システムの陳腐化を私は強く感じていますが、こうしたAIをコントロールしつつ創造的な発想や対人関係を重視する人材が養成されるのかどうか、講演を拝聴して大きな課題だと痛感しました。
翌日社内のラジオでたまたまAIの話題があり、ドイツの車メーカーではAIを標準装備にする考えだとか。近くのお勧めのレストランはどこかなど音声によってナビをしたりする機能を付するそうです。
講演の中でも紹介された伊藤園のCMが生成AIによってつくられたことにもラジオ番組で言及されていました。高額なタレントを起用するコストを下げられる、タレントが不祥事を起こしてCMに損害を受けるリスクがないとのメリットがある一方、多くの企業が利用すると購買者へのインパクトは弱くなるとのデメリットも生ずるとの分析もありました。
結局、AIをどのように活用するかは人間の能力次第なので、デジタル化とアナログ(あえて無駄をつくる)を合わせた人材の育成策を講じる必要がありそうです。いやはや便利になるということは別の課題も浮上してくるということです。
2024年01月09日
27回目の1月9日
今日は父の命日で亡くなってから27年が経過しました。
月日の経つのは早いものです。今日はそのことをFBに記事をアップしたり、また千厩地区の新年交賀会で父のラグビーの教え子さんにその話をしたら、とても懐かしがってくれた反応がありました。
27年経っても父の面影を慕ってくれる方々に心から感謝申し上げます。
父はラグビーをこよなく愛し、麻雀も大好き、機械ものについては生涯好奇心を持ち続けていました。(少なからず私も父の趣味の影響を受けています(笑))人懐こく、人を疑わない純心の持ち主でした。生き物についても犬をはじめとして愛情を注いだ人でした。そんな意味では人の裏の心理を突くような政治家は向きではなかったかもしれません。多くの人に忠雄ちゃんと呼ばれて慕われていました。
物事を深く探求するという点においてはまったく今の私は父の足元にも及びません。「現状維持は後退と同じ」厳しい叱咤が父から飛んでくるようです。しっかり頑張れねばなりません。
月日の経つのは早いものです。今日はそのことをFBに記事をアップしたり、また千厩地区の新年交賀会で父のラグビーの教え子さんにその話をしたら、とても懐かしがってくれた反応がありました。
27年経っても父の面影を慕ってくれる方々に心から感謝申し上げます。
父はラグビーをこよなく愛し、麻雀も大好き、機械ものについては生涯好奇心を持ち続けていました。(少なからず私も父の趣味の影響を受けています(笑))人懐こく、人を疑わない純心の持ち主でした。生き物についても犬をはじめとして愛情を注いだ人でした。そんな意味では人の裏の心理を突くような政治家は向きではなかったかもしれません。多くの人に忠雄ちゃんと呼ばれて慕われていました。
物事を深く探求するという点においてはまったく今の私は父の足元にも及びません。「現状維持は後退と同じ」厳しい叱咤が父から飛んでくるようです。しっかり頑張れねばなりません。
2024年01月03日
満62歳になりました。
本日、誕生日を迎えました。
FBの友人やメッセンジャーからお祝いのことばを頂戴しました。この年になっても祝福されるということは嬉しいものです。
👆「62年も生きるなんてすごいじゃん!」のことばどおり今この瞬間に生きていることを感謝しなければと思います。
令和6年能登半島地震、日航機と海保機材の衝突事故
正月早々に大災害、大事故が起こりとても心が穏やかにはなれません。今を生きている私たちができる限りの手を尽くし、現状と未来に向けて教訓としなければならないと痛感します。
肩の怪我もあり、今年の正月は静かに自宅で過ごしておりましたが、明日から始動します。
FBの友人やメッセンジャーからお祝いのことばを頂戴しました。この年になっても祝福されるということは嬉しいものです。
👆「62年も生きるなんてすごいじゃん!」のことばどおり今この瞬間に生きていることを感謝しなければと思います。
令和6年能登半島地震、日航機と海保機材の衝突事故
正月早々に大災害、大事故が起こりとても心が穏やかにはなれません。今を生きている私たちができる限りの手を尽くし、現状と未来に向けて教訓としなければならないと痛感します。
肩の怪我もあり、今年の正月は静かに自宅で過ごしておりましたが、明日から始動します。
2024年01月01日
恭賀新年2024
令和6年 新年あけましておめでとうございます。
今年の正月は飯澤家にとっては大ピンチ。同居している妹が足の骨折で先月15日に入院。私は先月9日に右肩鎖骨骨折。
年老いた母と犬(フレブル犬あずき)の世話、正月の準備がほとんど妻の負担に・・・私は右腕を使えないのでほとんど役立たず・・・
家神様には申し訳ない正月を迎える準備については相当省かざるをえず。一年の計は元旦にありと言えども労力不足でやむなし。旧正月には私の骨もくっつくと勝手に思っているのでその時で勘弁してもらうほかないです。
ということで晴れがましいとは決して言えない元旦を迎えたのですが、
そうしているうちに午後の4時に北陸地方で大津波警報を伴う大地震発生!東日本大震災時を思い出し、ますます気持ちが落ち込んでしまいました。倒れた家屋もいまだ数が知れない現状。被害が最小限に住むことを願わずにいられません。
とはいえ、今年は昇竜の年。体を早く治して前に進みたいと思います。
今年の正月は飯澤家にとっては大ピンチ。同居している妹が足の骨折で先月15日に入院。私は先月9日に右肩鎖骨骨折。
年老いた母と犬(フレブル犬あずき)の世話、正月の準備がほとんど妻の負担に・・・私は右腕を使えないのでほとんど役立たず・・・
家神様には申し訳ない正月を迎える準備については相当省かざるをえず。一年の計は元旦にありと言えども労力不足でやむなし。旧正月には私の骨もくっつくと勝手に思っているのでその時で勘弁してもらうほかないです。
ということで晴れがましいとは決して言えない元旦を迎えたのですが、
そうしているうちに午後の4時に北陸地方で大津波警報を伴う大地震発生!東日本大震災時を思い出し、ますます気持ちが落ち込んでしまいました。倒れた家屋もいまだ数が知れない現状。被害が最小限に住むことを願わずにいられません。
【60年前の琉球年賀切手 沖縄はまだ返還前で郵便料金は米表記】
とはいえ、今年は昇竜の年。体を早く治して前に進みたいと思います。
2023年12月31日
さようなら2023年
今年もいろいろな出来事がありました。過去を振りはあまりしたくはないですが、4年前の選挙イヤーの年もブログに紹介できなかったことを月ごとに画像で振り返っていましたので、今年もそれに倣ってやってみます。
1月。中尊寺若水送りに久しぶりに参加。一年の平安無事の祈願も併せて行いました。
2月。2月定例県議会で達増知事が与党議員の代表質問に答弁する形で国道343号新笹ノ田トンネル建設について突如として前向きな発言を行う。私的には大事件。何がそうさせたのか。結局、後日、県土整備部や関係当局の理解が進み、事務方が前に進めることを決断したことが判明。達増知事も2023知事選挙マニフェストではっきり新笹ノ田トンネル建設について明記したので、来年はさらに経過管理を厳しく行います。
3月。WBC大会、決勝でvsアメリカを下し、侍ジャパンは3度目の世界一に。特に準決勝のメキシコ戦は痺れました。当日は花泉町内で小学校の閉校式があり、合間にテレビ観戦。村上選手のセンターオーバーで2者生還のサヨナラ打。ジャパンは後攻めなのに三塁ベンチという国内ではありえない配置だったためベンチ総出で三塁コーチャーでぐるぐる回した場面が印象的でした。日本野球の質を世界に知らしめた大会になりました。
4月。知事選、県議選に向けての活動の合間に久しぶりに母校の漕艇部が出場する三大戦定期戦の応援に戸田まで駆け付ける。写真は成蹊学園に勤務している大学の同級生の熊崎君。彼には後輩たちにいつも心配りをしてもらって感謝に堪えない。コロナの影響で成蹊だけでなく成城や学習院の部員不足が深刻な問題になっている。大学生活に通常の日常が戻るのはいつになるのかという不安に駆られる。
5月。総務常任委員会の県外視察で秋田県に。秋田県はここ数年キラーコンテンツとして秋田犬を前面に出して秋田県を大アピール中。秋田県の取り組みは洋上風力発電にしても注力するといったら半端なしに追求すること。現在の岩手県には見当たらない姿勢。県民性なのだろうかといつも考えさせられる。
6月。地元が誇るソフトボール選手「那須千春」さんの後援会解散式。東京五輪に参加を目指してきた那須選手でしたが、けがの影響などで目標達成ならず。日立サンディーバも退団することに。これまで小学生の頃から熱心に応援してきたサポーターも感慨しきり。那須千春第二の人生に幸あれ。
7月。6期目最後の一般質問に登壇。議論の中に化学変化が起こらないことにいつも落胆。知事選挙への思いを強くした日。
8月その1。選挙を間近に控え多忙の中、春に岩手成蹊会の会長職に就任したことで東北成蹊会@秋田市に参加。生まれて初めての竿灯祭りに触れて感動。
8月その2。県議選挙期間中の一コマ。手を握っている方は父と一緒に子どもの頃に遊んだといつも言ってくれる熱烈な支持者。こういう方に支えられているのがわが陣営の誇り。
9月。県議選は何とか4番目で滑り込んだが、知事選は予想外の敗北。首長選挙の特異性を追求、徹底できなかったことが敗因。千葉候補には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。人口減、支持層の高齢化、私の選挙体制も厳しさを増していることを痛感。
10月。選挙が終わり、いわて県民クラブ・無所属の会を結成。何とか交渉会派を結成できた。そのつかの間、自民県連の骨を切らせて肉を断つ今までにない戦法を実行し、その結果思いがけずに副議長の職に就任することに。県執行部とほどよい緊張感が保てる議会体制はこれから真価が問われる。
11月。文化の日の市勢功労者表彰式。これまで情熱をかたむけ社会の発展に寄与され表彰の栄に浴された方々には本当に頭が下がります。
12月。人生初めての骨折。日に日に改善はしていますが、やはり体のどこかに不安を抱えているとどこかに穴が開いてしまう。まさに心技体。健康のありがたみを只今痛感しています。
コロナも落ち着き来年は通常の経済、社会活動に戻っていくでしょう。2024問題、物価苦闘等問題は山積。来年はアクテゥブに行動していくことを心がけます。今年1年ありがとうございました。令和6年、2024年もどうぞよろしくお願い致します。
1月。中尊寺若水送りに久しぶりに参加。一年の平安無事の祈願も併せて行いました。
2月。2月定例県議会で達増知事が与党議員の代表質問に答弁する形で国道343号新笹ノ田トンネル建設について突如として前向きな発言を行う。私的には大事件。何がそうさせたのか。結局、後日、県土整備部や関係当局の理解が進み、事務方が前に進めることを決断したことが判明。達増知事も2023知事選挙マニフェストではっきり新笹ノ田トンネル建設について明記したので、来年はさらに経過管理を厳しく行います。
3月。WBC大会、決勝でvsアメリカを下し、侍ジャパンは3度目の世界一に。特に準決勝のメキシコ戦は痺れました。当日は花泉町内で小学校の閉校式があり、合間にテレビ観戦。村上選手のセンターオーバーで2者生還のサヨナラ打。ジャパンは後攻めなのに三塁ベンチという国内ではありえない配置だったためベンチ総出で三塁コーチャーでぐるぐる回した場面が印象的でした。日本野球の質を世界に知らしめた大会になりました。
4月。知事選、県議選に向けての活動の合間に久しぶりに母校の漕艇部が出場する三大戦定期戦の応援に戸田まで駆け付ける。写真は成蹊学園に勤務している大学の同級生の熊崎君。彼には後輩たちにいつも心配りをしてもらって感謝に堪えない。コロナの影響で成蹊だけでなく成城や学習院の部員不足が深刻な問題になっている。大学生活に通常の日常が戻るのはいつになるのかという不安に駆られる。
5月。総務常任委員会の県外視察で秋田県に。秋田県はここ数年キラーコンテンツとして秋田犬を前面に出して秋田県を大アピール中。秋田県の取り組みは洋上風力発電にしても注力するといったら半端なしに追求すること。現在の岩手県には見当たらない姿勢。県民性なのだろうかといつも考えさせられる。
6月。地元が誇るソフトボール選手「那須千春」さんの後援会解散式。東京五輪に参加を目指してきた那須選手でしたが、けがの影響などで目標達成ならず。日立サンディーバも退団することに。これまで小学生の頃から熱心に応援してきたサポーターも感慨しきり。那須千春第二の人生に幸あれ。
7月。6期目最後の一般質問に登壇。議論の中に化学変化が起こらないことにいつも落胆。知事選挙への思いを強くした日。
8月その1。選挙を間近に控え多忙の中、春に岩手成蹊会の会長職に就任したことで東北成蹊会@秋田市に参加。生まれて初めての竿灯祭りに触れて感動。
8月その2。県議選挙期間中の一コマ。手を握っている方は父と一緒に子どもの頃に遊んだといつも言ってくれる熱烈な支持者。こういう方に支えられているのがわが陣営の誇り。
9月。県議選は何とか4番目で滑り込んだが、知事選は予想外の敗北。首長選挙の特異性を追求、徹底できなかったことが敗因。千葉候補には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。人口減、支持層の高齢化、私の選挙体制も厳しさを増していることを痛感。
10月。選挙が終わり、いわて県民クラブ・無所属の会を結成。何とか交渉会派を結成できた。そのつかの間、自民県連の骨を切らせて肉を断つ今までにない戦法を実行し、その結果思いがけずに副議長の職に就任することに。県執行部とほどよい緊張感が保てる議会体制はこれから真価が問われる。
11月。文化の日の市勢功労者表彰式。これまで情熱をかたむけ社会の発展に寄与され表彰の栄に浴された方々には本当に頭が下がります。
12月。人生初めての骨折。日に日に改善はしていますが、やはり体のどこかに不安を抱えているとどこかに穴が開いてしまう。まさに心技体。健康のありがたみを只今痛感しています。
コロナも落ち着き来年は通常の経済、社会活動に戻っていくでしょう。2024問題、物価苦闘等問題は山積。来年はアクテゥブに行動していくことを心がけます。今年1年ありがとうございました。令和6年、2024年もどうぞよろしくお願い致します。
2023年12月30日
肥料高騰の対応を急げ
12月28日(木)の日本農業新聞に食料安保大綱改定の記事が一面で出ていた。
1⃣ 食料安保強化
2⃣ スマート農業
3⃣ 輸出促進
4⃣ グリーン化
の4つの柱として紹介されているが、その中で記事にも特記されているが、肥料の価格高騰時の対応を明記したこと。平時から原料価格などを調査し、急騰が見込まれる場合に影響緩和対策を実施するとしている。
急騰対策も大事だが、肥料の輸入依存を低くするための国内自給を抜本的に生産基盤を強化することは、これからの畜産業を維持するためには最も大事なことではないかと思う。法整備に関わるかどうかは微妙だが長期的な視野に立った施策の展開を強く望みたい。
1⃣ 食料安保強化
2⃣ スマート農業
3⃣ 輸出促進
4⃣ グリーン化
の4つの柱として紹介されているが、その中で記事にも特記されているが、肥料の価格高騰時の対応を明記したこと。平時から原料価格などを調査し、急騰が見込まれる場合に影響緩和対策を実施するとしている。
急騰対策も大事だが、肥料の輸入依存を低くするための国内自給を抜本的に生産基盤を強化することは、これからの畜産業を維持するためには最も大事なことではないかと思う。法整備に関わるかどうかは微妙だが長期的な視野に立った施策の展開を強く望みたい。
2023年12月29日
親子県議会
標題の会が26日(火)に岩手県議会の議事堂で行われました。
この催しは県議会の広報委員会が企画と運営を兼ねており、正副議長は会を進めるためのお手伝い役を務めます。
参加の対象は小学校の高学年(5、6年生)で例年冬休み中の12月下旬に行われており、今年は15組の児童と保護者の参加がありました。県議会の役割を知り議員と直に触れ合うことにより県議会への関心を高め、ひいては政治参加の動機付けになればという意図です。
実は私は3期目から会派代表や幹事長を仰せつかっていた立場だったので広報委員会に一度も所属したことがなく、初めての参加となりました。初めてということで参加者ともども私自身が楽しみました😃
参加児童が議員席に座るので、議員たちは執行部席に座ることとなりました。
👆そして私は知事席に😵貴重な体験をさせてもらいました。案外と座り心地は議員席と同様で特段変わったものではありませんでした。(でも結構喜んでいる?!)
一通り県議会の説明と〇✖クイズ、議会探検、議員との意見交換の予定が組まれており、3時間で消化するには盛りだくさんですが、なかなか緊張が解けず最後の方になってやっと児童たちにも笑顔が出てくるようになりました。
県議会は一般有権者にも縁遠い存在であることから、私の方からイメージが湧きやすいように県立病院について例を出して県民の生活と直結していることが話し合われているんだよと説明しました。
児童たちはあと6〜7年で有権者になることを鑑みても、こうした有権者への意識啓発はもっと進めていかねばならないと感じました。今期では広報委員会では今年は学校に出向て出前授業をする予定となっています。
この催しは県議会の広報委員会が企画と運営を兼ねており、正副議長は会を進めるためのお手伝い役を務めます。
参加の対象は小学校の高学年(5、6年生)で例年冬休み中の12月下旬に行われており、今年は15組の児童と保護者の参加がありました。県議会の役割を知り議員と直に触れ合うことにより県議会への関心を高め、ひいては政治参加の動機付けになればという意図です。
実は私は3期目から会派代表や幹事長を仰せつかっていた立場だったので広報委員会に一度も所属したことがなく、初めての参加となりました。初めてということで参加者ともども私自身が楽しみました😃
参加児童が議員席に座るので、議員たちは執行部席に座ることとなりました。
【知事席の座り具合を吟味する飯澤議員】
👆そして私は知事席に😵貴重な体験をさせてもらいました。案外と座り心地は議員席と同様で特段変わったものではありませんでした。(でも結構喜んでいる?!)
【副議長室への訪問もあります。】
一通り県議会の説明と〇✖クイズ、議会探検、議員との意見交換の予定が組まれており、3時間で消化するには盛りだくさんですが、なかなか緊張が解けず最後の方になってやっと児童たちにも笑顔が出てくるようになりました。
県議会は一般有権者にも縁遠い存在であることから、私の方からイメージが湧きやすいように県立病院について例を出して県民の生活と直結していることが話し合われているんだよと説明しました。
児童たちはあと6〜7年で有権者になることを鑑みても、こうした有権者への意識啓発はもっと進めていかねばならないと感じました。今期では広報委員会では今年は学校に出向て出前授業をする予定となっています。
2023年12月28日
新山南地区経営育成基盤整備事業安全祈願祭
標題の祈願祭が去る25日(月)に挙行されました。
新山南地区は一関市大東町大原の東南部に位置し、払川地区や、大久保地区などが該当します。
平成28年度に事業が採択され、当該地区でも事業推進委員会が組織され受益者の意思統一などの準備が進められてきました。
☝委員長である菅原初美氏が挨拶を述べられましたが、この日を迎えるまでにも大変なご苦労されてこられたと推察致します。
土地改良事業はこれからの農村地域にとってコミニティーの維持と直結した事業になっており、作業の効率化だけでなく地域の将来像を共有しながら営農をどのように展開していくかを試されることになります。
言い換えれば挑戦できる集落はまだ余力があると言え、大東町に点在している沢沿いの条件が不利なところは事業に参加できる以前の厳しい地域もあります。
新山地区のみならず大原地区の方々は何事にも真面目に取り組まれる方が多く、この事業が円滑に完了し、地域の維持発展につながることを期待します。
県議会議員の大先輩である加藤剛佐氏の出処であるこの地には県道(おそらく剛佐氏の尽力により町道を昇格させたもの)があり、実際は生活道路して狭隘な個所が多々あるため、この際県の土木部と協議をして併せて可能な限り改良していくことを要望されています。
この間、私も中に入って協議に入っておりますので、しっかりと責任を果たしたいと思います。
新山南地区は一関市大東町大原の東南部に位置し、払川地区や、大久保地区などが該当します。
平成28年度に事業が採択され、当該地区でも事業推進委員会が組織され受益者の意思統一などの準備が進められてきました。
☝委員長である菅原初美氏が挨拶を述べられましたが、この日を迎えるまでにも大変なご苦労されてこられたと推察致します。
土地改良事業はこれからの農村地域にとってコミニティーの維持と直結した事業になっており、作業の効率化だけでなく地域の将来像を共有しながら営農をどのように展開していくかを試されることになります。
言い換えれば挑戦できる集落はまだ余力があると言え、大東町に点在している沢沿いの条件が不利なところは事業に参加できる以前の厳しい地域もあります。
新山地区のみならず大原地区の方々は何事にも真面目に取り組まれる方が多く、この事業が円滑に完了し、地域の維持発展につながることを期待します。
県議会議員の大先輩である加藤剛佐氏の出処であるこの地には県道(おそらく剛佐氏の尽力により町道を昇格させたもの)があり、実際は生活道路して狭隘な個所が多々あるため、この際県の土木部と協議をして併せて可能な限り改良していくことを要望されています。
この間、私も中に入って協議に入っておりますので、しっかりと責任を果たしたいと思います。
2023年12月22日
道路要望会、二刀流(!)
一関市を中心にした8つの期成同盟会の団体による県への道路要望会が去る20日(水)に県庁で行われました。
県への要望会へはいつものことながら期成同盟会の顧問という立場で参加(写真なし)ですが、県要望への後に議会への要望ということで議長が他の用務で出席できかねるため副議長の私が対応いたしました。
要望側から受ける側と2つの立場を行うのは、あまり例がありませんが任であるのでしっかりとこなしました。
国道343号の新笹ノ田トンネル整備促進に関しては、既報の通り県によって検討委員会が設置され技術的検討課題が洗い直されている状態ですが、検討段階から設計へと迅速な対応が求められるのは言うまでもありません。
また、気仙沼市から国道284号の高規格化を目指した期成同盟会が本年設置されたことが報告されました。
人口減少が急加速で進む中、交流人口の創出にはアクセス整備が不可欠ですので、知事のマニフェストにプラス39の政策に列挙されたしゃきあ資本整備に関しては必ずこの4年の任期中に目途をつけてもらわねばなりません。
【一関手商工会議所会頭、平泉町副町長、私、一関市長、陸前高田市長、栗原北上線県道昇格整備促進期成同盟会会長】
県への要望会へはいつものことながら期成同盟会の顧問という立場で参加(写真なし)ですが、県要望への後に議会への要望ということで議長が他の用務で出席できかねるため副議長の私が対応いたしました。
要望側から受ける側と2つの立場を行うのは、あまり例がありませんが任であるのでしっかりとこなしました。
国道343号の新笹ノ田トンネル整備促進に関しては、既報の通り県によって検討委員会が設置され技術的検討課題が洗い直されている状態ですが、検討段階から設計へと迅速な対応が求められるのは言うまでもありません。
また、気仙沼市から国道284号の高規格化を目指した期成同盟会が本年設置されたことが報告されました。
人口減少が急加速で進む中、交流人口の創出にはアクセス整備が不可欠ですので、知事のマニフェストにプラス39の政策に列挙されたしゃきあ資本整備に関しては必ずこの4年の任期中に目途をつけてもらわねばなりません。
2023年12月21日
我が国の品質管理はどうなってる(怒!)
ダイハツ、全車種の出荷停止へ 品質不正問題で
【日本経済新聞電子版 2023年12月20日 1:09 】
ダイハツ工業が新車の安全性を確認する試験で不正をしていた問題で、対象がこれまでの6車種から大幅に拡大し、全車種のすることが分かった。ダイハツは第三者委員会の調査結果を20日にも国土交通省に報告し、記者会見する見通し。再発防止の体制を整えるまで、対象車種の生産ラインを一時停止する方針だ。
国内の軽自動車でトップシェアを争う大手メーカーが生産の多くを停止する異例の事態になる。ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社で、トヨタのアジア展開でも大きな役割を果たしている。徹底した原因の究明と再発防止が求められる。
ダイハツは4月に海外向けの4車種の側面衝突時の安全性を確認する試験の認証手続きで不正があったと公表した。第三者委員会を設置し、国内向けなど他の車両でも不正がないかどうかを調査し、5月には小型SUV(多目的スポーツ車)「ロッキーHEV」とトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する同型車の「ライズHEV」にも不正があったと発表していた。ロッキーとライズに関しては生産を取りやめているが、不正の拡大で生産停止の対象を広げる。
不正を発表してから調査結果をまとめるまで8カ月近くの時間を要した。追加の調査で耐久性など安全面だけでなく排ガスなど環境面に関するデータの改ざんもあることが分かったもよう。ダイハツが生産する多くの車種に不正があったため、生産を一時停止する。不正の詳細や生産の見通しについて、20日にも記者会見して説明するとみられる。
ダイハツの22年度の世界生産台数は170万台強で、およそ半分を国内で生産した。大阪府や滋賀県、大分県などで完成車を生産している。軽自動車市場では3割のシェアを持ち、スズキと首位を争っている。
トヨタ系列では日野自動車が同様の不正を行い大きな社会問題になった記憶が冷めないうちにまたぞろ問題が発生した。
モノづくりの中枢をな自動車産業でこんな不正・改竄が立て続けに起こったら世界中のマーケットから信用されなくなってしまう。精巧な日本の技術の根本を揺るがす大きな問題だ。
ただでさえ日本から輸出をする代表的な工業製品は車くらいしか今はない。
立て続けに新車を送り出すことが優先となって検査に関しては優先順位が低くなっている現場だったとの理由だが、いつからこうしたモラルハザードがまかり通ることになってしまったのだろう。
社内に倫理はないのか?とても悲しい。
【日本経済新聞電子版 2023年12月20日 1:09 】
ダイハツ工業が新車の安全性を確認する試験で不正をしていた問題で、対象がこれまでの6車種から大幅に拡大し、全車種のすることが分かった。ダイハツは第三者委員会の調査結果を20日にも国土交通省に報告し、記者会見する見通し。再発防止の体制を整えるまで、対象車種の生産ラインを一時停止する方針だ。
国内の軽自動車でトップシェアを争う大手メーカーが生産の多くを停止する異例の事態になる。ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社で、トヨタのアジア展開でも大きな役割を果たしている。徹底した原因の究明と再発防止が求められる。
ダイハツは4月に海外向けの4車種の側面衝突時の安全性を確認する試験の認証手続きで不正があったと公表した。第三者委員会を設置し、国内向けなど他の車両でも不正がないかどうかを調査し、5月には小型SUV(多目的スポーツ車)「ロッキーHEV」とトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する同型車の「ライズHEV」にも不正があったと発表していた。ロッキーとライズに関しては生産を取りやめているが、不正の拡大で生産停止の対象を広げる。
不正を発表してから調査結果をまとめるまで8カ月近くの時間を要した。追加の調査で耐久性など安全面だけでなく排ガスなど環境面に関するデータの改ざんもあることが分かったもよう。ダイハツが生産する多くの車種に不正があったため、生産を一時停止する。不正の詳細や生産の見通しについて、20日にも記者会見して説明するとみられる。
ダイハツの22年度の世界生産台数は170万台強で、およそ半分を国内で生産した。大阪府や滋賀県、大分県などで完成車を生産している。軽自動車市場では3割のシェアを持ち、スズキと首位を争っている。
トヨタ系列では日野自動車が同様の不正を行い大きな社会問題になった記憶が冷めないうちにまたぞろ問題が発生した。
モノづくりの中枢をな自動車産業でこんな不正・改竄が立て続けに起こったら世界中のマーケットから信用されなくなってしまう。精巧な日本の技術の根本を揺るがす大きな問題だ。
ただでさえ日本から輸出をする代表的な工業製品は車くらいしか今はない。
立て続けに新車を送り出すことが優先となって検査に関しては優先順位が低くなっている現場だったとの理由だが、いつからこうしたモラルハザードがまかり通ることになってしまったのだろう。
社内に倫理はないのか?とても悲しい。
2023年12月15日
令和6年度に向け政策要望
いわて県民クラブ・無所属の会による来年度の予算編成に向けて政策要望を達増知事に本日行いました。
改選後に会派には八幡平選挙区から工藤剛議員、盛岡選挙区から村上貢一議員が加わっての初めての要望です。
私は副議長という役職に就いたので、会派代表の佐々木努議員から知事への挨拶、ハクセル美穂子幹事長兼政策審議会長から要望項目の説明がなされました。
我々の要望項目で最も意を用いているのは人口減少・少子化対策であり、先進的かつ効果的な政策要望を継続して行ってきていますが、県は「いきいき岩手結婚サポートセンター(i-サポ)」設立したくらいで(しかし、近年まったく成婚数が伸びていない)一向に取り入れてきません。
達増知事は子育て全国トップクラスと喧伝していますが、その喧伝効果はどれほど子育て世代に響いているのか疑問です。
・こども医療費助成の拡充 ー 高校卒までの県内市町村同一の医療費助成制度の確立
・常時雇用労働者100人以下の企業へも一般事業主行動計画の策定(働き方改革等について)を義務づける
・少子化県民税の創設
・学校給食の無償化
このようなインパクトのある政策を実行しなければ、この四年間も鉈なりの成果程度しか上がらないと思います。
これからも会派を上げて政策実現について一丸となって活動していきます。
改選後に会派には八幡平選挙区から工藤剛議員、盛岡選挙区から村上貢一議員が加わっての初めての要望です。
私は副議長という役職に就いたので、会派代表の佐々木努議員から知事への挨拶、ハクセル美穂子幹事長兼政策審議会長から要望項目の説明がなされました。
我々の要望項目で最も意を用いているのは人口減少・少子化対策であり、先進的かつ効果的な政策要望を継続して行ってきていますが、県は「いきいき岩手結婚サポートセンター(i-サポ)」設立したくらいで(しかし、近年まったく成婚数が伸びていない)一向に取り入れてきません。
達増知事は子育て全国トップクラスと喧伝していますが、その喧伝効果はどれほど子育て世代に響いているのか疑問です。
・こども医療費助成の拡充 ー 高校卒までの県内市町村同一の医療費助成制度の確立
・常時雇用労働者100人以下の企業へも一般事業主行動計画の策定(働き方改革等について)を義務づける
・少子化県民税の創設
・学校給食の無償化
このようなインパクトのある政策を実行しなければ、この四年間も鉈なりの成果程度しか上がらないと思います。
これからも会派を上げて政策実現について一丸となって活動していきます。
2023年12月14日
人生初の骨折( ;∀;)
Facebook記事と一部重複です。
好事魔多し。油断大敵。事件発生💣
9日(土)はとても天気が良かったので家の子仕事をこなすには絶好の日よりでした。用事を二つ三つこなしているうちに調子にのって庭の斜面の大きく伸び切った雑草を刈ってしまえと鎌を持ち出し、ついでの作業の心地でやっていましたら、凹みに足を取られ転落。
とっさに頭を打たないように前転をかけましたが、肩から落下して右肩鎖骨の骨折と相成りました。
大学時代に東京大学で骨密度を計測してもらい、「全体的によく発達してるね〜」とお墨付きをもらった丈夫な骨ですが重力と自らの体重によって人生初の骨折を味わう事となりました。
幸いにして夜はぐっすり寝れますし、通常の生活は着替え以外は支障はありません。
今はアメフトの防具みたいなコルセットを一日セットして暮らしています。
今朝ほどは神の使者カモシカ君が様子を見にきてくれました。
焦りは禁物。半端な気持ちでは完治しないので骨がガッチリ繋がるまで養生します。
好事魔多し。油断大敵。事件発生💣
9日(土)はとても天気が良かったので家の子仕事をこなすには絶好の日よりでした。用事を二つ三つこなしているうちに調子にのって庭の斜面の大きく伸び切った雑草を刈ってしまえと鎌を持ち出し、ついでの作業の心地でやっていましたら、凹みに足を取られ転落。
とっさに頭を打たないように前転をかけましたが、肩から落下して右肩鎖骨の骨折と相成りました。
大学時代に東京大学で骨密度を計測してもらい、「全体的によく発達してるね〜」とお墨付きをもらった丈夫な骨ですが重力と自らの体重によって人生初の骨折を味わう事となりました。
幸いにして夜はぐっすり寝れますし、通常の生活は着替え以外は支障はありません。
今はアメフトの防具みたいなコルセットを一日セットして暮らしています。
今朝ほどは神の使者カモシカ君が様子を見にきてくれました。
焦りは禁物。半端な気持ちでは完治しないので骨がガッチリ繋がるまで養生します。
2023年12月09日
市民の善意を台無しに
「24時間テレビ」寄付金など着服 局長を懲戒解雇 日本海テレビ
【NHK 2023年11月28日 19時00分 】
山陰地方を放送エリアとする日本テレビ系列の「日本海テレビ」は、経営戦略局の局長が「24時間テレビ」への寄付金などを10年にわたって合わせて1100万円余り着服していたとして、懲戒解雇の処分にしたことを明らかにしました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、日本海テレビの経営戦略局の53歳の局長です。
会社によりますと、局長は2014年以降、10年にわたって、
▽日本テレビ系列が放送するチャリティー番組「24時間テレビ」で集められた寄付金およそ264万円のほか、
▽会社の売上金などおよそ853万円、合わせて1118万円余りを着服していたということです。
局長は、経理部の次長や部長などを務めていて、このうち「24時間テレビ」への寄付金については、金融機関に運ぶまで社内で保管されていた一部を持ち出し、自分の銀行口座に入金していたということです。
税務署の調査で着服が発覚するのを恐れた局長がみずから会社に申告したということで、全額弁済する意思を示しているということです。
師走に入り歳末助け合いが各地で行われています。
これは少し古いニュースですが、長いことルーティーンで行っていると現金の誘惑に負けてコンプライアンスどころではないことが起こった典型的な事例。援助を必要としている人たちがたくさんおられる中に、善良な市民の心を台無しにするような行為は絶対に許されません。
このニュースは瞬間的に扱われただけで現在はメディアも追いかけていない。私はこの点も得心できません。
来年からは寄付金の流れが明らかになるように現金は扱わないとかの大改革が必要です。
私も毎年買い物のお釣りの残金を8月末に届けてきましたが、再度このような事象が起こったならば寄付金の預け先を考え直します。
しかし、お金を管理している人を10年以上も動かさないという基本的なところでこの会社の体質がよくわかります。
組織は生き物。常に意識しておかねばなりません。
【NHK 2023年11月28日 19時00分 】
山陰地方を放送エリアとする日本テレビ系列の「日本海テレビ」は、経営戦略局の局長が「24時間テレビ」への寄付金などを10年にわたって合わせて1100万円余り着服していたとして、懲戒解雇の処分にしたことを明らかにしました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、日本海テレビの経営戦略局の53歳の局長です。
会社によりますと、局長は2014年以降、10年にわたって、
▽日本テレビ系列が放送するチャリティー番組「24時間テレビ」で集められた寄付金およそ264万円のほか、
▽会社の売上金などおよそ853万円、合わせて1118万円余りを着服していたということです。
局長は、経理部の次長や部長などを務めていて、このうち「24時間テレビ」への寄付金については、金融機関に運ぶまで社内で保管されていた一部を持ち出し、自分の銀行口座に入金していたということです。
税務署の調査で着服が発覚するのを恐れた局長がみずから会社に申告したということで、全額弁済する意思を示しているということです。
師走に入り歳末助け合いが各地で行われています。
これは少し古いニュースですが、長いことルーティーンで行っていると現金の誘惑に負けてコンプライアンスどころではないことが起こった典型的な事例。援助を必要としている人たちがたくさんおられる中に、善良な市民の心を台無しにするような行為は絶対に許されません。
このニュースは瞬間的に扱われただけで現在はメディアも追いかけていない。私はこの点も得心できません。
来年からは寄付金の流れが明らかになるように現金は扱わないとかの大改革が必要です。
私も毎年買い物のお釣りの残金を8月末に届けてきましたが、再度このような事象が起こったならば寄付金の預け先を考え直します。
しかし、お金を管理している人を10年以上も動かさないという基本的なところでこの会社の体質がよくわかります。
組織は生き物。常に意識しておかねばなりません。
2023年12月08日
ライドシェアについて
ライドシェアへの期待増
【日経産業新聞電子版 2023年12月8日 2:00】
新風シリコンバレー
日本では深刻化するタクシー不足を背景にライドシェアの解禁をめぐり議論が進んでいる。すでにライドシェアサービスのUberやLyftが広く普及しているシリコンバレーでも新たな動きがある。
スタンフォード大学の目の前にあり、弊社オフィスもあるパロアルト市が3月から「パロアルトリンク」という新しいライドシェアサービスを始めた。従来パロアルト市は決まったスケジュールで決まった経路を走るシャトルバスを運行していたが、それを廃止。代わりに、乗客がアプリから好きな時間に好きな場所で呼べるオンデマンド型の乗り合い送迎サービスが開始された。
実際に提案される乗車位置や降車位置からは少し歩く必要があるが、パロアルト市が運行する10台のテスラが最適化されたルートで街中を走り回っている。平日の朝8時から夜6時までパロアルト市内のみで運行しており、1回の乗車は3.5ドル。学生、高齢者、低所得者などは1ドルと安く利用できる。
アプリに目的地を入力すると乗り合いサービスだけでなく、電車とバスを組み合わせて、最適な公共交通機関を提案してくれる。
パロアルトリンクを裏で支えているのが米ビア・トランスポーテーション社の技術だ。イスラエル空軍出身者によって2012年に創業されたスタートアップだ。世界中の自治体向けにビアのソフトウエアを提供することで、パロアルトのように自治体がすぐに自分たちのライドシェアサービスを立ち上げることが可能だ。
課題もある。ドライバーはUberのような歩合制が中心ではなく、時給最大24.5ドルの固定給。乗客がドライバーを評価する仕組みもないので、ドライバーが顧客によいサービスを提供しようとするインセンティブが弱いように思える。実際に使ってみると、アプリ上で表示される待ち時間より長いこともしばしばあり、ドライバーの態度や車内の清潔さも最高とは言い難かった。だがこれも早晩改善されていくであろう今後の伸びしろだ。
日本でも地方自治体がスタートアップと組んで独自のライドシェアサービスを運行する事例は増えてきている。長野県茅野市がビアと組んでライドシェアサービス「のらざあ」の運行を開始しているし、ニアミー社のような乗り合い送迎サービスを提供する日本のスタートアップもある。
最近、子供が通っている中学校の親達が参加するWhatsAppのグループのあいだでパロアルトリンクが話題になった。自転車通学も多いため、交通事故が起きた。その対策を親達が議論している中で、子供がパロアルトリンク使って通学することで事故が減らせるのではと盛り上がったのだ。
ライドシェアが実現するのは、タクシー不足のその先にある、大事な子供の安全であり、一日中送迎ばかりで自分の時間が持てない親の自由な時間であり、移動による高齢者の活力といった、乗客一人一人の幸せな未来なのだ。
[日経産業新聞2023年12月5日付]
人口減少が急加速化する山間地などでは地域公共交通が喫緊の課題となっている。
ライドシェアではないが、先月末に紹介された二戸市と民間タクシー会社がコラボしたデマンド交通「チョイソコにのへ」など全国の地方でも工夫したチャレンジが始まっている。
政府が推進しようとしているライドシェアの動きに対して今議会ではライドシェアに慎重な請願が提出されているが、私はいろいろな選択肢を排除せずにどんどん施行していくべき段階に入ってきていると思う。
最近、自分自身が経験していることだが盛岡市内でも希望する時間帯にタクシーが予約できなくなっている現実がある。5年先に状況が良くなるとは到底思えない。
紹介したシリコンバレーのパロアルト(実は私は行ったことがある)でもまさに試行段階であり課題も出てきているが、挑戦していくことが大事だと思う。既得権や制約を打ち破る覚悟がないと決して前には進めない。
【日経産業新聞電子版 2023年12月8日 2:00】
新風シリコンバレー
日本では深刻化するタクシー不足を背景にライドシェアの解禁をめぐり議論が進んでいる。すでにライドシェアサービスのUberやLyftが広く普及しているシリコンバレーでも新たな動きがある。
スタンフォード大学の目の前にあり、弊社オフィスもあるパロアルト市が3月から「パロアルトリンク」という新しいライドシェアサービスを始めた。従来パロアルト市は決まったスケジュールで決まった経路を走るシャトルバスを運行していたが、それを廃止。代わりに、乗客がアプリから好きな時間に好きな場所で呼べるオンデマンド型の乗り合い送迎サービスが開始された。
実際に提案される乗車位置や降車位置からは少し歩く必要があるが、パロアルト市が運行する10台のテスラが最適化されたルートで街中を走り回っている。平日の朝8時から夜6時までパロアルト市内のみで運行しており、1回の乗車は3.5ドル。学生、高齢者、低所得者などは1ドルと安く利用できる。
アプリに目的地を入力すると乗り合いサービスだけでなく、電車とバスを組み合わせて、最適な公共交通機関を提案してくれる。
パロアルトリンクを裏で支えているのが米ビア・トランスポーテーション社の技術だ。イスラエル空軍出身者によって2012年に創業されたスタートアップだ。世界中の自治体向けにビアのソフトウエアを提供することで、パロアルトのように自治体がすぐに自分たちのライドシェアサービスを立ち上げることが可能だ。
課題もある。ドライバーはUberのような歩合制が中心ではなく、時給最大24.5ドルの固定給。乗客がドライバーを評価する仕組みもないので、ドライバーが顧客によいサービスを提供しようとするインセンティブが弱いように思える。実際に使ってみると、アプリ上で表示される待ち時間より長いこともしばしばあり、ドライバーの態度や車内の清潔さも最高とは言い難かった。だがこれも早晩改善されていくであろう今後の伸びしろだ。
日本でも地方自治体がスタートアップと組んで独自のライドシェアサービスを運行する事例は増えてきている。長野県茅野市がビアと組んでライドシェアサービス「のらざあ」の運行を開始しているし、ニアミー社のような乗り合い送迎サービスを提供する日本のスタートアップもある。
最近、子供が通っている中学校の親達が参加するWhatsAppのグループのあいだでパロアルトリンクが話題になった。自転車通学も多いため、交通事故が起きた。その対策を親達が議論している中で、子供がパロアルトリンク使って通学することで事故が減らせるのではと盛り上がったのだ。
ライドシェアが実現するのは、タクシー不足のその先にある、大事な子供の安全であり、一日中送迎ばかりで自分の時間が持てない親の自由な時間であり、移動による高齢者の活力といった、乗客一人一人の幸せな未来なのだ。
[日経産業新聞2023年12月5日付]
人口減少が急加速化する山間地などでは地域公共交通が喫緊の課題となっている。
ライドシェアではないが、先月末に紹介された二戸市と民間タクシー会社がコラボしたデマンド交通「チョイソコにのへ」など全国の地方でも工夫したチャレンジが始まっている。
政府が推進しようとしているライドシェアの動きに対して今議会ではライドシェアに慎重な請願が提出されているが、私はいろいろな選択肢を排除せずにどんどん施行していくべき段階に入ってきていると思う。
最近、自分自身が経験していることだが盛岡市内でも希望する時間帯にタクシーが予約できなくなっている現実がある。5年先に状況が良くなるとは到底思えない。
紹介したシリコンバレーのパロアルト(実は私は行ったことがある)でもまさに試行段階であり課題も出てきているが、挑戦していくことが大事だと思う。既得権や制約を打ち破る覚悟がないと決して前には進めない。
2023年12月06日
12月定例議会一般質問が終了
12月、あっという間に師走になりました。月替わりの初投稿です。
最近、急にこのブログのアクセス数が伸びているのですが、喜びよりも不安(ハッカー等)の方が先立ってしまうのは気が悪くなっている?
さて、本日で今議会の一般質問の日程が終了しました。
9月議会に続いて本会議で議長役を務めましたが、今回は少しは心に余裕が出てきたのか執行部席や答弁者の原稿をチラ見するとそれぞれ準備している形が見えて興味深いです。
4日(月)の初日に岩崎議員の発言内容の一部をめぐって複数の議員から議事進行がかかり、また、質問中においても議事の裁きに関して冷静をさを求められる部分が議長席にいた私にも求められる場面がありました。議事進行についてはその内容は議会運営委員会で現在議論中でありますので、ここではコメントを控えておきます。
いわて県民クラブ・無所属の会では新人の八幡平選挙区選出の工藤剛議員が初登壇を果たしました。新人らしくピュアな姿勢で人口減少問題や地域課題に問題意識と提案を交えて質問しました。とてもいい内容だった思います。
各会派から新人議員が3名登壇しました。3名とも市町議会の経験者ですので、危なげなくまた問題意識も各自それぞれ深く持っておりとても頼もしく感じました。
登壇した質問者の多くが知事マニフェスト+39について取り上げており、多くの議員がその実現性について関心を寄せているところです。来年度の予算案で知事のマニフェストの信ぴょう性が明らかになることでしょう。
最近、急にこのブログのアクセス数が伸びているのですが、喜びよりも不安(ハッカー等)の方が先立ってしまうのは気が悪くなっている?
さて、本日で今議会の一般質問の日程が終了しました。
9月議会に続いて本会議で議長役を務めましたが、今回は少しは心に余裕が出てきたのか執行部席や答弁者の原稿をチラ見するとそれぞれ準備している形が見えて興味深いです。
4日(月)の初日に岩崎議員の発言内容の一部をめぐって複数の議員から議事進行がかかり、また、質問中においても議事の裁きに関して冷静をさを求められる部分が議長席にいた私にも求められる場面がありました。議事進行についてはその内容は議会運営委員会で現在議論中でありますので、ここではコメントを控えておきます。
いわて県民クラブ・無所属の会では新人の八幡平選挙区選出の工藤剛議員が初登壇を果たしました。新人らしくピュアな姿勢で人口減少問題や地域課題に問題意識と提案を交えて質問しました。とてもいい内容だった思います。
各会派から新人議員が3名登壇しました。3名とも市町議会の経験者ですので、危なげなくまた問題意識も各自それぞれ深く持っておりとても頼もしく感じました。
登壇した質問者の多くが知事マニフェスト+39について取り上げており、多くの議員がその実現性について関心を寄せているところです。来年度の予算案で知事のマニフェストの信ぴょう性が明らかになることでしょう。
2023年11月29日
年末恒例
昨日が12月議会の開会日。
本日、国会参議院を通過した経済対策の補正予算も県議会へも追加で補正予算として提案される予定です。
全国自治宝くじの販売の一環で年末ジャンボ宝くじのセールス部隊が今年も議会にやってきました。恒例といっても久しぶりです。
その名も「宝くじ 幸運の女神」
ご丁寧に副議長室まで訪問してくれて、ということは即買いの流れとなる訳でありまして。議長と同額購買致しました。
今議会は文教委員会に付託される予定の議案で気になるものがあるので、しっかり調査して臨みたいと思います。
本日、国会参議院を通過した経済対策の補正予算も県議会へも追加で補正予算として提案される予定です。
全国自治宝くじの販売の一環で年末ジャンボ宝くじのセールス部隊が今年も議会にやってきました。恒例といっても久しぶりです。
その名も「宝くじ 幸運の女神」
【幸運の女神は小畑実織(おばたみおり)さん 宮城県出身でそうです】
【女神は5名おられて、それぞれに似顔絵の幸運のシールスタンプがあるそうです】
ご丁寧に副議長室まで訪問してくれて、ということは即買いの流れとなる訳でありまして。議長と同額購買致しました。
今議会は文教委員会に付託される予定の議案で気になるものがあるので、しっかり調査して臨みたいと思います。
2023年11月26日
アクセル踏んでもブレーキ
ガソリン税、トリガー条項発動「1.5兆円必要」 財務相
【日本経済新聞電子版 2023年11月24日 9:42】
鈴木俊一財務相は24日の閣議後の記者会見で、ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除について「国と地方で1.5兆円もの巨額の財源が必要になる」との認識を示した。
トリガー条項を巡っては、岸田文雄首相が22日の衆院予算委員会で「凍結解除も含めて与党と国民民主党で検討したい」と述べていた。
鈴木氏は「脱炭素に向けた国際的な潮流などさまざまな課題がある。具体的な検討にあたっては課題も含めて議論されると考えている。財務省としてはそうした協議を踏まえつつ、適切に対応していきたい」と語った。
鈴木財務相のこの発言でトリガー条項の凍結解除はほぼないと言っていいでしょう。
総理が検討を進めよと期待を持たせても財務省が必ずブレーキをかける。ゆえに総理の発言の信用が失われる⇒政府への信頼が薄れる。
現在はこんな図式です。
この週末、県内選出の代議士の国政報告会に出席しました。
萩生田自民党政調会長のお話を聞いて気づいたことは、政治家たるもの将来に対するビジョンを描き、有権者に伝えなければ政治への期待感は薄れるということです。故椎名素夫先生のお話は何度も聞きましたが、そのたびにいろいろと示唆があったことを懐かしく思い出します。
【日本経済新聞電子版 2023年11月24日 9:42】
鈴木俊一財務相は24日の閣議後の記者会見で、ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除について「国と地方で1.5兆円もの巨額の財源が必要になる」との認識を示した。
トリガー条項を巡っては、岸田文雄首相が22日の衆院予算委員会で「凍結解除も含めて与党と国民民主党で検討したい」と述べていた。
鈴木氏は「脱炭素に向けた国際的な潮流などさまざまな課題がある。具体的な検討にあたっては課題も含めて議論されると考えている。財務省としてはそうした協議を踏まえつつ、適切に対応していきたい」と語った。
鈴木財務相のこの発言でトリガー条項の凍結解除はほぼないと言っていいでしょう。
総理が検討を進めよと期待を持たせても財務省が必ずブレーキをかける。ゆえに総理の発言の信用が失われる⇒政府への信頼が薄れる。
現在はこんな図式です。
この週末、県内選出の代議士の国政報告会に出席しました。
萩生田自民党政調会長のお話を聞いて気づいたことは、政治家たるもの将来に対するビジョンを描き、有権者に伝えなければ政治への期待感は薄れるということです。故椎名素夫先生のお話は何度も聞きましたが、そのたびにいろいろと示唆があったことを懐かしく思い出します。
2023年11月20日
なんとも・・・
「死ね」と暴言 上司がパワハラ 当時20代男性巡査が庁舎内で自殺 遺族は県と示談の意向
【岩手めいこいテレビ 11/20(月) 20:42配信】
岩手県警は11月20日、県内の警察署に勤務していた当時20代の男性巡査が、上司のパワハラが原因で自殺していたことを公表しました。
遺族は県に対し損賠賠償を求めていて、約8300万円で示談に応じる意思を示したということです。県警によりますと、2019年1月、県内の警察署に勤務していた20代の男性巡査が勤務中に庁舎内で自殺しました。
その後の県警の調べで、当時の上司で50代だった男性巡査部長による「死ね」といった暴言や頭を叩くなどのパワハラ行為が判明。この男性巡査部長は、男性巡査が亡くなった約2カ月後に依願退職し、これと同じ時期に自殺は公務災害に認定されました。県は遺族から求められた損害賠償に対し8300万円余りを提示し、2023年9月、遺族側が示談を受け入れる意志を示したということです。
県警の天野真弓警務部長は「県警一丸となって再発防止に取り組む」とコメントし、賠償金の支払いを求める議案は12月の県議会に提出されます。
本日の12月議会提出予定の議案説明会でこの件が説明があり、示談金8300万余りについては議案に付されることになります。
宝塚歌劇団でも似たような事案が発生しており、若い命が失われることは痛ましい限りです。
県警察も公的機関ですからこういう手続きになることは承知をしていますが、民間の社会で生きている者のとってはこうした事案に関して示談金が公金で支払われることに対して感覚的には違和感を禁じ得ません。パワハラ行為の存在は明確になったのなら、行為に及んだ当時の男性巡査部長への責任の追及されるのが当然でしょうが、すでに退職されていますし、依願退職ですから退職金も支給されているはずです。
この事案に関してはおそらく一般質問や総務委員会で大きな議論になることが予想されます。
また、本日、県の教育機関で部活動中に教職員が生徒に対して性的な不適切な行為があったことも明らかになりました。
あまりに不祥事が多すぎます。
【岩手めいこいテレビ 11/20(月) 20:42配信】
岩手県警は11月20日、県内の警察署に勤務していた当時20代の男性巡査が、上司のパワハラが原因で自殺していたことを公表しました。
遺族は県に対し損賠賠償を求めていて、約8300万円で示談に応じる意思を示したということです。県警によりますと、2019年1月、県内の警察署に勤務していた20代の男性巡査が勤務中に庁舎内で自殺しました。
その後の県警の調べで、当時の上司で50代だった男性巡査部長による「死ね」といった暴言や頭を叩くなどのパワハラ行為が判明。この男性巡査部長は、男性巡査が亡くなった約2カ月後に依願退職し、これと同じ時期に自殺は公務災害に認定されました。県は遺族から求められた損害賠償に対し8300万円余りを提示し、2023年9月、遺族側が示談を受け入れる意志を示したということです。
県警の天野真弓警務部長は「県警一丸となって再発防止に取り組む」とコメントし、賠償金の支払いを求める議案は12月の県議会に提出されます。
本日の12月議会提出予定の議案説明会でこの件が説明があり、示談金8300万余りについては議案に付されることになります。
宝塚歌劇団でも似たような事案が発生しており、若い命が失われることは痛ましい限りです。
県警察も公的機関ですからこういう手続きになることは承知をしていますが、民間の社会で生きている者のとってはこうした事案に関して示談金が公金で支払われることに対して感覚的には違和感を禁じ得ません。パワハラ行為の存在は明確になったのなら、行為に及んだ当時の男性巡査部長への責任の追及されるのが当然でしょうが、すでに退職されていますし、依願退職ですから退職金も支給されているはずです。
この事案に関してはおそらく一般質問や総務委員会で大きな議論になることが予想されます。
また、本日、県の教育機関で部活動中に教職員が生徒に対して性的な不適切な行為があったことも明らかになりました。
あまりに不祥事が多すぎます。
2023年11月10日
要望する側、受ける側
昨日は全国議長会、地方自治委員会からの政府要請活動があり、議長の代理で参加する機会を得ました。
総務省、内閣府、自由民主党税制調査会副会長の葉梨康弘議員に足を運びました。
総務省は 内藤尚志事務次官、内閣府は自見はなこ内閣府特命大臣(地方創生)に対応頂きました。
総務省では総合経済対策を取りまとめており、補正予算の早期成立が確実となっていますが、内藤事務次官からは地方議会においても12月議会に早期に議決して対策を実行に移されて欲しい旨の要請がありました。(岩手県ではすでに動いていると聞いております。)
内閣府では特に「デジタル田園都市国家構想交付金」について安定的かつ継続的に確保することを強く要望しました。内閣府では以前岩手県の総務部長をされた白水氏が内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会事務局、内閣府地方創生推進事務局をされており、大いに頼りになるポジションについておられます。共に再会を喜びました。
私から自見大臣には内閣府が音頭を取ってILCの実現こそが地方創生の要諦と力強く要請しましたが、返答はありませんでした(涙)。
一番、印象に残ったのが葉梨代議士との意見交換で、葉梨代議士から「農業従事者が現在150万人から2040年には50万人減になる。散在した農村には今後水道管の敷設等も困難になる。しかし、中核市に人を寄せて効率ばかり考えると日本が日本でなくなってしまう。EVなどの技術を実証から実装にダイナミックに変えていかねばならない。」との考えには興味を引きました。いろいろな代議士の話を聞くべきと実感した次第。
今回の要請活動の参加者4名は私を除いて自民党所属。ほとんど県は自民党が議会の過半数を握っており、議長には4〜6期目、副議長は3〜4期目の議員が就いており、私のような無所属で7期目で副議長というのは誠に奇異な状況であり、最初は会ったときは少し警戒されたような気がしました。移動の車中で話をしていくうちに打ち解けてはきましたけれど、全国議長会でも議長の立場は大変だろうなと思った次第です。
そして今日は県庁で町村会からの要望を受ける会。議会に執行権はありませんが、情報として町村の共通課題を認識しておくことは絶対不可欠です。副議長職になってこうした受ける側の立場も増えていますが、要望する側の心情はよくよく理解していますので、今後もしっかり対応していく所存です。
総務省、内閣府、自由民主党税制調査会副会長の葉梨康弘議員に足を運びました。
総務省は 内藤尚志事務次官、内閣府は自見はなこ内閣府特命大臣(地方創生)に対応頂きました。
総務省では総合経済対策を取りまとめており、補正予算の早期成立が確実となっていますが、内藤事務次官からは地方議会においても12月議会に早期に議決して対策を実行に移されて欲しい旨の要請がありました。(岩手県ではすでに動いていると聞いております。)
内閣府では特に「デジタル田園都市国家構想交付金」について安定的かつ継続的に確保することを強く要望しました。内閣府では以前岩手県の総務部長をされた白水氏が内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会事務局、内閣府地方創生推進事務局をされており、大いに頼りになるポジションについておられます。共に再会を喜びました。
私から自見大臣には内閣府が音頭を取ってILCの実現こそが地方創生の要諦と力強く要請しましたが、返答はありませんでした(涙)。
一番、印象に残ったのが葉梨代議士との意見交換で、葉梨代議士から「農業従事者が現在150万人から2040年には50万人減になる。散在した農村には今後水道管の敷設等も困難になる。しかし、中核市に人を寄せて効率ばかり考えると日本が日本でなくなってしまう。EVなどの技術を実証から実装にダイナミックに変えていかねばならない。」との考えには興味を引きました。いろいろな代議士の話を聞くべきと実感した次第。
今回の要請活動の参加者4名は私を除いて自民党所属。ほとんど県は自民党が議会の過半数を握っており、議長には4〜6期目、副議長は3〜4期目の議員が就いており、私のような無所属で7期目で副議長というのは誠に奇異な状況であり、最初は会ったときは少し警戒されたような気がしました。移動の車中で話をしていくうちに打ち解けてはきましたけれど、全国議長会でも議長の立場は大変だろうなと思った次第です。
そして今日は県庁で町村会からの要望を受ける会。議会に執行権はありませんが、情報として町村の共通課題を認識しておくことは絶対不可欠です。副議長職になってこうした受ける側の立場も増えていますが、要望する側の心情はよくよく理解していますので、今後もしっかり対応していく所存です。
2023年10月30日
キオクシア社について
米WD、キオクシアとの統合交渉打ち切り 条件整わず
【日本経済新聞電子版 2023年10月26日 23:15 】
WDが26日までにキオクシアなどに打ち切りを通知した。キオクシアに間接出資している韓国SKハイニックスの同意が得られず、キオクシア筆頭株主で米投資ファンドのベインキャピタルとも統合を巡る条件で折り合えなかった。
WDとキオクシアが手がける半導体メモリーは市況が悪化して両社とも収益が落ち込んでいる。両社はそれぞれ単独での資金調達など立て直しに取り組む。
NAND型フラッシュメモリーの世界シェアでキオクシアは3位、WDは4位。統合すると首位の韓国サムスン電子に並ぶ規模となる。規模の拡大で収益を確保し成長につなげる狙いだった。
キオクシアとWDは三重県や岩手県などにある製造拠点への投資を折半するなど、半導体メモリーの開発と製造で協業している。統合が白紙になっても連携は続けていく見通しだ。
キオクシアはベインが東芝から買収した半導体メモリー事業が前身。SKは買収会社に4000億円規模を拠出している。SKの半導体メモリーのシェアはサムスンに次ぐ2位。WDとキオクシアの統合で存在感が低下することや、間接出資で将来の提携を模索していたキオクシアが他社と統合することへの危機感があった。 SKは26日には統合に同意していないと公式に表明していた 。
本日の決算特別委員会商工労働観光部の審査で当初はWDとキオクシア社の提携について質問する予定であったが、事態は急転。質問は今後の半導体市況やキオクシア社の将来展望を中心に切り替えることとする。
それにしても半導体の世界は初期投資が巨大だし、振り幅が大きすぎて巨眼を有していないとついていけない世界だ。
【日本経済新聞電子版 2023年10月26日 23:15 】
WDが26日までにキオクシアなどに打ち切りを通知した。キオクシアに間接出資している韓国SKハイニックスの同意が得られず、キオクシア筆頭株主で米投資ファンドのベインキャピタルとも統合を巡る条件で折り合えなかった。
WDとキオクシアが手がける半導体メモリーは市況が悪化して両社とも収益が落ち込んでいる。両社はそれぞれ単独での資金調達など立て直しに取り組む。
NAND型フラッシュメモリーの世界シェアでキオクシアは3位、WDは4位。統合すると首位の韓国サムスン電子に並ぶ規模となる。規模の拡大で収益を確保し成長につなげる狙いだった。
キオクシアとWDは三重県や岩手県などにある製造拠点への投資を折半するなど、半導体メモリーの開発と製造で協業している。統合が白紙になっても連携は続けていく見通しだ。
キオクシアはベインが東芝から買収した半導体メモリー事業が前身。SKは買収会社に4000億円規模を拠出している。SKの半導体メモリーのシェアはサムスンに次ぐ2位。WDとキオクシアの統合で存在感が低下することや、間接出資で将来の提携を模索していたキオクシアが他社と統合することへの危機感があった。 SKは26日には統合に同意していないと公式に表明していた 。
本日の決算特別委員会商工労働観光部の審査で当初はWDとキオクシア社の提携について質問する予定であったが、事態は急転。質問は今後の半導体市況やキオクシア社の将来展望を中心に切り替えることとする。
それにしても半導体の世界は初期投資が巨大だし、振り幅が大きすぎて巨眼を有していないとついていけない世界だ。
2023年10月28日
県大理事長に意見相次ぐ
河北新報社に続いて岩手日日社もこの県大理事長の報酬問題を取り上げてくれました。
先のふるさと振興部の審査で福井委員、私、臼澤委員の3名がこの問題について厳しく指摘しているので、当然と言えば当然でしょう。
この度の選挙で県議に復帰した福井議員の発言内容はこれまでの論点とは別の論点で追及されて、頼もしい限りです。
現理事長が就任して3年と6カ月。
月額37万円を増額した根拠になる成果物がなければ増額した意味をなさないというのが今回の私の質問の大要です。
総務学事課課長、並びにふるさと振興部長の答弁はこれまでの域を越えてなく、明確な納得できる答弁はありませんでした。1年前に私が決算総括で質疑した時に答弁した内容と全く同じでした。
そもそも報酬は職責に応じたものであるべきで、前職が副知事であろうがそんなものは色眼鏡を付ける必要など一切ありません。
五味監査委員にも職責に応じた報酬について認識を問いました。その答えは「これだけ疑義を生じているのなら説明責任を果たさなければならない」とのことで、これも監査委員として至極まっとうな認識と思います。
ふるさと振興部はこうした今までとはイレギュラーなことが発生しているのならば、本来組織に対して監督管理する責務を負っているはずなので、第三者的なトーンであるべきです。いつも理事長を擁護するような答弁を繰り返していること自体、この問題の闇を投影しているものと感じます。
さらに県政与党を標榜している共産党所属の委員からは理事長に対して完全擁護の意見まで飛び出していることはこの問題の不自然さを助長しているのではと勘繰りたくなります。
前職の任期を残した段階で現理事長を指名したのは達増知事。
こうしたお手盛りともいえることを内部で行っているのは納税者に対して説明がつかないと私は常々考えているところです。月額37万円もの増額は大学内の意思決定にも影響を与えるバランスを崩すことにもつながっているのではと危惧するところです。
いまだ県庁に対して隠然とした力を保持しているのも高額な報酬を得ていることも背景にあると私は思います。
大体にして教育機関でこのようなことが行われていいのか。これからも会派を連携してこの問題について関心を持って当たります。
2023年10月23日
全国トップクラスの子育て支援
本日から令和4年度の決算審議を行う決算特別委員会が開かれました。本日は知事に決算について総括的に質疑する総括質疑が行われ、いわて県民クラブ・無所属の会からはハクセル美穂子議員が質問に臨みました。
ハクセル議員からはこどもの医療費助成を軸に県の子ども支援策について質問しました。
・ここ5年間(H29〜R4)に1億5,528万円に関して県が補助している子ども医療費助成の減少要因をどのように捉えているか。
・子ども医療費助成制度で所得制限の金額は適切な額と考えているか。
・市町村は子育て支援の延長として子ども医療費助成を拡充したと認識しているが知事はどういう認識か。
・知事が言う「全国トップクラスの子育て支援」の根拠を示せ。
・市町村の努力で子どもの医療費助成の所得制限の撤廃や現物給付の仕組みについては県がそれに乗っかってやっているのが現状ではないか。それもすべてにおいての市町村が財源を独自に確保して頑張っている。これは市町村の努力によるものであり、県が主導してやっているものではないという認識でよろしいか。
・その中においても財源が見つからず市町村がまだ3市町あるが、県の支援はないのか。
・滝沢市は18歳まで所得制限を撤廃できない現状にある。滝沢市では県要望の一番最初に県の助成拡充を挙げている。知事は生きにくさを生きやすさを叫んでいるが知事は手助けはしないのか。
知事は@第2子以降の3歳未満時に対する保育料の無料化A在宅育児支援金の支給B医療費助成の高校生等への現物給付拡大で全国トップレベルの子ども子育て環境の充実を目指す
を繰り返し、本質的な問題には触れませんでした。
ただ、市町村の連携があってはじめて施策が機能するという認識は示しました。
花巻市などすでに県を超える子育て支援をしている市町村もあり、県が言うほどの@ABの効果が出るのかこれからしっかり結果を検証する必要があります。
ハクセル議員からはこどもの医療費助成を軸に県の子ども支援策について質問しました。
・ここ5年間(H29〜R4)に1億5,528万円に関して県が補助している子ども医療費助成の減少要因をどのように捉えているか。
・子ども医療費助成制度で所得制限の金額は適切な額と考えているか。
・市町村は子育て支援の延長として子ども医療費助成を拡充したと認識しているが知事はどういう認識か。
・知事が言う「全国トップクラスの子育て支援」の根拠を示せ。
・市町村の努力で子どもの医療費助成の所得制限の撤廃や現物給付の仕組みについては県がそれに乗っかってやっているのが現状ではないか。それもすべてにおいての市町村が財源を独自に確保して頑張っている。これは市町村の努力によるものであり、県が主導してやっているものではないという認識でよろしいか。
・その中においても財源が見つからず市町村がまだ3市町あるが、県の支援はないのか。
・滝沢市は18歳まで所得制限を撤廃できない現状にある。滝沢市では県要望の一番最初に県の助成拡充を挙げている。知事は生きにくさを生きやすさを叫んでいるが知事は手助けはしないのか。
知事は@第2子以降の3歳未満時に対する保育料の無料化A在宅育児支援金の支給B医療費助成の高校生等への現物給付拡大で全国トップレベルの子ども子育て環境の充実を目指す
を繰り返し、本質的な問題には触れませんでした。
ただ、市町村の連携があってはじめて施策が機能するという認識は示しました。
花巻市などすでに県を超える子育て支援をしている市町村もあり、県が言うほどの@ABの効果が出るのかこれからしっかり結果を検証する必要があります。
2023年10月20日
9年ぶりの文教委員会
ここ2期8年間は常任委員会の所属が総務委員会だったので、文教委員会の所属は9年ぶり(当時は商工文教員会であった)の所属となった。
以前所属した時は橋元(はじめ)委員長で委員会運営について違和感を感じなかったが、一昨日の運営に関しては他の委員会との差異が感じられたので審議を止めて委員長はじめ他の委員へも運営の仕方について問いかける場面を私の方から投げかけた。
そもそも委員会運営については委員のおおよその了解を得て進めるべきものであって、改選されて文教委員会の委員が大幅に入れ替わったこともあり、初回の時こそ委員会全体の意思を諮りながら慎重に運営すべきであった。特に委員長たる職責を持つ者はしっかりとその自覚を持つべきだ。ただの進行役ではないのだ。
この文教委員会では以前からこうしたやり方でやっていたとかで、強引な考え方を押し付けるやり方は決して容認できない。
今回はやむなく大きく譲歩をした形にしたが、この件に関しては5常任委員会正副委員長での申し合わせを確認することを条件にしたものである。
教育委員会の職員はいつもと違う雰囲気になって、さぞ驚いたのではないかと思うが、これからも私は主張すべきところは主張していく。
以前所属した時は橋元(はじめ)委員長で委員会運営について違和感を感じなかったが、一昨日の運営に関しては他の委員会との差異が感じられたので審議を止めて委員長はじめ他の委員へも運営の仕方について問いかける場面を私の方から投げかけた。
そもそも委員会運営については委員のおおよその了解を得て進めるべきものであって、改選されて文教委員会の委員が大幅に入れ替わったこともあり、初回の時こそ委員会全体の意思を諮りながら慎重に運営すべきであった。特に委員長たる職責を持つ者はしっかりとその自覚を持つべきだ。ただの進行役ではないのだ。
この文教委員会では以前からこうしたやり方でやっていたとかで、強引な考え方を押し付けるやり方は決して容認できない。
今回はやむなく大きく譲歩をした形にしたが、この件に関しては5常任委員会正副委員長での申し合わせを確認することを条件にしたものである。
教育委員会の職員はいつもと違う雰囲気になって、さぞ驚いたのではないかと思うが、これからも私は主張すべきところは主張していく。
2023年10月14日
一般質問が始まる
【初めて議長席に座し、本会議の議事運営を行う】
9月定例議会は12日に代表質問が行われ、13日から一般質問が始まりました。
達増知事に対してマニフェストで示された新たな39の施策、とりわけ人口減少問題については厳しい質疑が交わされています。知事答弁には県政ビジョンという観点からは得心するところが少なく、議長席の表情に反応が出ているとの指摘を受けています。
来週の16日、17日にも一般質問の日程があり、新人議員も登壇することから細心の注意を払って議事の進行に努めます。
今日は今年度最後の「せんまやよ市」があり、大勢の人で賑わっていました。いろいろな方から声をかけて頂きましたが、「副議長になったら質問はできないのか?」との声が多数。。。私への期待は県政への監視の方が大きいのだと感じ取りました😵
2023年10月08日
待望の記事が出る
県大理事長の報酬に関する記事がやっと河北新報に掲載された。
この問題を私や臼澤議員が取り上げてから時間が経過しているが、その当時から河北新報社の記者が関心を持っており、いつかは特集記事を出したいと意気込みを聞いていた。欲を言うなら知事選挙前に掲載して欲しかったが、社の都合もあるのだろうから仕方がない。
千葉理事長の実績を評価するとしても、理事長に就任する前に報酬額を月額30万円も上げる必要性について第三者が理解できるような明確な根拠が存在しない。就任してから仕事ぶりを評価するならいざ知らず、こうした県の内部規定ともいえる論理を出先機関まで適応するのは「お手盛り」と指摘されても否定できまい。
現役の学生のコメントは実に的を得ている。職責は誰が理事長になろうが変わりはない。
今でも県政に対して影響力を持っているとも噂されている千葉理事長。この件に関しては県職員幹部は口をつぐむ。逆に県職員OB幹部からは「そんなにもらっているのか!」と怒りの声は複数私は耳にしているところである。職員のモチベーションという意味からもこうした突出した事案を放置することは決していいことではないのではないかと私は常々思っている。
この問題を私や臼澤議員が取り上げてから時間が経過しているが、その当時から河北新報社の記者が関心を持っており、いつかは特集記事を出したいと意気込みを聞いていた。欲を言うなら知事選挙前に掲載して欲しかったが、社の都合もあるのだろうから仕方がない。
千葉理事長の実績を評価するとしても、理事長に就任する前に報酬額を月額30万円も上げる必要性について第三者が理解できるような明確な根拠が存在しない。就任してから仕事ぶりを評価するならいざ知らず、こうした県の内部規定ともいえる論理を出先機関まで適応するのは「お手盛り」と指摘されても否定できまい。
現役の学生のコメントは実に的を得ている。職責は誰が理事長になろうが変わりはない。
今でも県政に対して影響力を持っているとも噂されている千葉理事長。この件に関しては県職員幹部は口をつぐむ。逆に県職員OB幹部からは「そんなにもらっているのか!」と怒りの声は複数私は耳にしているところである。職員のモチベーションという意味からもこうした突出した事案を放置することは決していいことではないのではないかと私は常々思っている。
2023年10月07日
社会減ゼロを先送り?
昨日の岩手日報紙が取り上げた県の人口減対策に関する記事。
先の9月議会の議案説明会では説明を受けてなかったと記憶するが、こうした重要な計画変更が議会よりも報道機関に情報が先行するとこちらも構える姿勢を取らざるを得ない。(日報紙のスクープといったらそれまでだが)
新聞報道によると人口減少対策の中期方針に当たるふるさと振興戦略(2020〜2024)の計画期間を2年延長するとしている。「社会減ゼロ」の達成を24年から26年に先送りするという内容である。
県によると、改定は国のデジタル田園都市構想総合戦略(23年〜27年度)に対応するため。また、県総合計画第2期アクションプラン【23年〜26年)との連動も踏まえて最終年度を合わせた。としている。
年度を合わせることは政府の制度資金を円滑に活用することが目的としてあるのだろうが、県は計画年度はあくまで最初に示した計画年度で動かすことでしておかないと経過途中の政策達成度が曖昧になる。県は独自で計画期間を据えていても何も問題はなかろうと思う。
うがった見方をすると24年では計画達成は困難なのでこの際延長してしまえ!みたいな勝手にゴールポストを動かしている印象すら覚える。
9月議会でこの計画年度変更については質問が相次ぐと予想されるが、この記事から見えることは人口減少問題について未だに県は腰を据えてかかろうとしていないということは明らかではないか。
先の9月議会の議案説明会では説明を受けてなかったと記憶するが、こうした重要な計画変更が議会よりも報道機関に情報が先行するとこちらも構える姿勢を取らざるを得ない。(日報紙のスクープといったらそれまでだが)
新聞報道によると人口減少対策の中期方針に当たるふるさと振興戦略(2020〜2024)の計画期間を2年延長するとしている。「社会減ゼロ」の達成を24年から26年に先送りするという内容である。
県によると、改定は国のデジタル田園都市構想総合戦略(23年〜27年度)に対応するため。また、県総合計画第2期アクションプラン【23年〜26年)との連動も踏まえて最終年度を合わせた。としている。
年度を合わせることは政府の制度資金を円滑に活用することが目的としてあるのだろうが、県は計画年度はあくまで最初に示した計画年度で動かすことでしておかないと経過途中の政策達成度が曖昧になる。県は独自で計画期間を据えていても何も問題はなかろうと思う。
うがった見方をすると24年では計画達成は困難なのでこの際延長してしまえ!みたいな勝手にゴールポストを動かしている印象すら覚える。
9月議会でこの計画年度変更については質問が相次ぐと予想されるが、この記事から見えることは人口減少問題について未だに県は腰を据えてかかろうとしていないということは明らかではないか。
2023年10月05日
残念な出来事
先般、同日に以下のようなことに遭遇しました。
1⃣ コンビニで買い物。店員さんはお釣りを上方10cmからドサッと私の手のひらに落下させて返金😞トレーに乗せてもらった方がよほどいい。
2⃣ ラーメン店にて完食した後に手が滑り残りのスープをこぼしてしまう。汁は私のパンツと店のカウンターと床にこぼれる。その様子を見ていた店員が布巾をもってきて当然「お客様、大丈夫でしたか?」と私に差し出すのかと思いきや、速攻でカウンターを拭きました😞私にはティッシュ箱を差し出して・・・
同日に1⃣、2⃣があったのでかなり凹みました💧
今どきのサービス業はこんなものと思う以外ないのでしょうか。昭和の男はどんどん見えないブラックホールに近づいているような気がします。
1⃣ コンビニで買い物。店員さんはお釣りを上方10cmからドサッと私の手のひらに落下させて返金😞トレーに乗せてもらった方がよほどいい。
2⃣ ラーメン店にて完食した後に手が滑り残りのスープをこぼしてしまう。汁は私のパンツと店のカウンターと床にこぼれる。その様子を見ていた店員が布巾をもってきて当然「お客様、大丈夫でしたか?」と私に差し出すのかと思いきや、速攻でカウンターを拭きました😞私にはティッシュ箱を差し出して・・・
同日に1⃣、2⃣があったのでかなり凹みました💧
今どきのサービス業はこんなものと思う以外ないのでしょうか。昭和の男はどんどん見えないブラックホールに近づいているような気がします。
2023年09月30日
怒涛の9月が終わる
四年に一度の選挙あり。正副議長選挙もあり、思いもかけず副議長に就任。
この1か月の間、気温格差は著しく、酷暑から一気に中秋へ。こんな9月は生まれて初めて。
連日ジャニーズ叩きは連日激しさを増す。フォーリブスの北氏の告発を受けて、SMAP全盛時に自分が文部大臣になったらジャニーズ事務所は潰すと言って家族の女性陣から総スカンを食ったが、実際にそうなる?
ラグビーワールドカップが開幕。朝4時のキックオフには体がついていかず。
MLBのア・リーグ西地区大混戦。マリナーズ推しの自分は一喜一憂の毎日。優勝は最終戦までもつれ込む可能性あり。
本日は2カ所で選挙戦の総括会議。分析すればするほど厳しい状況が‥
中身の詰まった1か月。将来振り返っても記憶に残る9月になりそうです。
来月からはいよいよ副議長職の本格稼働。新鮮な気持ちで議会に向かいます。
この1か月の間、気温格差は著しく、酷暑から一気に中秋へ。こんな9月は生まれて初めて。
連日ジャニーズ叩きは連日激しさを増す。フォーリブスの北氏の告発を受けて、SMAP全盛時に自分が文部大臣になったらジャニーズ事務所は潰すと言って家族の女性陣から総スカンを食ったが、実際にそうなる?
ラグビーワールドカップが開幕。朝4時のキックオフには体がついていかず。
MLBのア・リーグ西地区大混戦。マリナーズ推しの自分は一喜一憂の毎日。優勝は最終戦までもつれ込む可能性あり。
本日は2カ所で選挙戦の総括会議。分析すればするほど厳しい状況が‥
中身の詰まった1か月。将来振り返っても記憶に残る9月になりそうです。
来月からはいよいよ副議長職の本格稼働。新鮮な気持ちで議会に向かいます。
2023年09月29日
誰が舵を切るのか
昨日は農業経済団体の方々と意見交換会、本日は地元の土地改良区の臨時総代会に出席しました。
円安、ウクライナ情勢に起因した燃料高騰、資材高によって営農基盤が揺らいでいるとの報告を受けました。政府に対して要望活動を続けることは団体の使命としては必要不可欠。我々議員も助力するのは当然のこととして受け止めます。
しかし、一方で人口減による食糧の需要低下、日本の経済力低下によって物価高は以前のレベルに戻らないと予想すれば、モノを売る側もこれまでの大量生産による利益増の手法から大転換をしなければならないはずなのにそうにはなっていない。大きな船団は急な舵を切れないから本来であれば前々と手を打つべきだが、中々そうはいかない。将来を見通せるリーダーほどジレンマに陥っている感がします。
中央では全農解体などの動きがかつてありましたが、今ではそんな話も聞こえなくなりました。私は系統流通も農家経営の安定に寄与しているので解体論者ではありませんが、世の中の動きに常に連動していく柔軟性は必要と考えています。
行政も然り。県レベルの行政体くらいが本来であれば需要予測に基づいた営農戦略を明確に打ち出すべきと考えます。
円安、ウクライナ情勢に起因した燃料高騰、資材高によって営農基盤が揺らいでいるとの報告を受けました。政府に対して要望活動を続けることは団体の使命としては必要不可欠。我々議員も助力するのは当然のこととして受け止めます。
しかし、一方で人口減による食糧の需要低下、日本の経済力低下によって物価高は以前のレベルに戻らないと予想すれば、モノを売る側もこれまでの大量生産による利益増の手法から大転換をしなければならないはずなのにそうにはなっていない。大きな船団は急な舵を切れないから本来であれば前々と手を打つべきだが、中々そうはいかない。将来を見通せるリーダーほどジレンマに陥っている感がします。
中央では全農解体などの動きがかつてありましたが、今ではそんな話も聞こえなくなりました。私は系統流通も農家経営の安定に寄与しているので解体論者ではありませんが、世の中の動きに常に連動していく柔軟性は必要と考えています。
行政も然り。県レベルの行政体くらいが本来であれば需要予測に基づいた営農戦略を明確に打ち出すべきと考えます。
2023年09月27日
キオクシア社の見通しや如何に?
記憶用半導体大手 キオクシア 業績悪化続き初の早期退職募集へ
【NHKニュース 2023年9月21日 16時44分 】
記憶用半導体の世界大手、キオクシアホールディングスは、需要の落ち込みで業績の悪化が続く中、会社発足以来、初めてとなる早期退職の募集を行うことになりました。
キオクシアホールディングスによりますと、会社側は21日、国内に勤務する56歳以上の社員を対象に早期退職の募集を行うことを組合側に提案したということです。
会社が早期退職の募集を行うのは、2017年に前身となる「東芝メモリ」として会社が発足して以来、初めてとなります。
キオクシアは、フラッシュメモリーと呼ばれる記憶用半導体の世界大手ですが、企業のIT投資の縮小やスマートフォン向けの受注の減少などで、昨年度1年間の決算で1381億円の最終赤字となり、ことし4月から6月までの3か月間の決算でも1031億円の最終赤字を計上していました。
世界的な市況の悪化を受けて、去年10月以降、減産を続けているほか、年内に稼働させる予定だった岩手県北上市の新工場についても来年以降に延期することを決めていました。
会社は、早期退職の実施は人員削減が目的ではないとしています。
応募した社員には退職金の上乗せや再就職の支援を行うことにしています。
私が以前から指摘をしてきたことが早くも起きてきました。
業績が悪ければ人員を削減するのは企業としては当然の手法です。人員削減が目的ではないとしても半導体製品が供給過剰になっている状況はこれからも続くと予想されます。
本県は雇用に関しても自動車産業と半導体を軸に引き続き主体としていきますとの考えを明確にしていますから、この状況をどのように説明していくつもりでしょうか。
9月の決算委員会が楽しみですね。
【NHKニュース 2023年9月21日 16時44分 】
記憶用半導体の世界大手、キオクシアホールディングスは、需要の落ち込みで業績の悪化が続く中、会社発足以来、初めてとなる早期退職の募集を行うことになりました。
キオクシアホールディングスによりますと、会社側は21日、国内に勤務する56歳以上の社員を対象に早期退職の募集を行うことを組合側に提案したということです。
会社が早期退職の募集を行うのは、2017年に前身となる「東芝メモリ」として会社が発足して以来、初めてとなります。
キオクシアは、フラッシュメモリーと呼ばれる記憶用半導体の世界大手ですが、企業のIT投資の縮小やスマートフォン向けの受注の減少などで、昨年度1年間の決算で1381億円の最終赤字となり、ことし4月から6月までの3か月間の決算でも1031億円の最終赤字を計上していました。
世界的な市況の悪化を受けて、去年10月以降、減産を続けているほか、年内に稼働させる予定だった岩手県北上市の新工場についても来年以降に延期することを決めていました。
会社は、早期退職の実施は人員削減が目的ではないとしています。
応募した社員には退職金の上乗せや再就職の支援を行うことにしています。
私が以前から指摘をしてきたことが早くも起きてきました。
業績が悪ければ人員を削減するのは企業としては当然の手法です。人員削減が目的ではないとしても半導体製品が供給過剰になっている状況はこれからも続くと予想されます。
本県は雇用に関しても自動車産業と半導体を軸に引き続き主体としていきますとの考えを明確にしていますから、この状況をどのように説明していくつもりでしょうか。
9月の決算委員会が楽しみですね。
2023年09月24日
父の27回忌に思ふ
我が家の菩提寺である建寺さんから父の27回忌のお知らせがお彼岸の知らせとともに届いた。
もうそんなに時間が経つのかという思いが先に出たが、私自身が選挙を7回打っているのでそれを起点にしてみればそうなると納得した。
お彼岸の墓参は本日行ってきたが、いつになく感謝の念を込めて手を合わせてきた。当たり前のことだが今の私がこうして存在しているのも祖父母や両親があってこそである。手を合わせると生前の思い出が蘇ってくる。
父、忠雄は昭和47年に祖父、武雄の後継として大東町議会議員に選ばれており、3期目の昭和55年に副議長に選任されている。祖父は昭和30年に大東町が成立した時と昭和39年に議長を経験しており、一日の長がある。
母から聞いた話であるが、祖父から副議長の分を越えた父の行動を厳しく咎めたことがあったという。内容はよくわからないがかなり激しく指導したらしい。実は父にも言い分があって当時の議長は健康状態が良好ではなく議長代理で行わなけれならないことが多かったようだ。それにしてもあまりに厳しい指導だったが故に母は何度もこの話を私にした。
今回多くの同僚議員の恩情を頂いて副議長という要職に就いたことで、この思い出はより鮮明になって戻ってきた。この機会に副議長の職責について自分なりにしっかり整理しておきたいと思う。
多くの方々がお祝いの言葉を頂いた。なかでもかつて県民クラブを結成したときのOB議員からの言葉には心に響くものがあった。本当にありがたいと思う。一方、一般の方から一般質問が当分できないのは残念だという声もあった。これはこれで嬉しいものだ。
あらためて任期期間中はしっかりと職責を全うしたい。
先日秘書の方から11月に全国育樹祭があり、この役目は副議長が行うものと知らされた。今年の会場は茨城県の水戸市。父が学生時代に過ごした街だ。なにかの縁を感じる。
もうそんなに時間が経つのかという思いが先に出たが、私自身が選挙を7回打っているのでそれを起点にしてみればそうなると納得した。
お彼岸の墓参は本日行ってきたが、いつになく感謝の念を込めて手を合わせてきた。当たり前のことだが今の私がこうして存在しているのも祖父母や両親があってこそである。手を合わせると生前の思い出が蘇ってくる。
父、忠雄は昭和47年に祖父、武雄の後継として大東町議会議員に選ばれており、3期目の昭和55年に副議長に選任されている。祖父は昭和30年に大東町が成立した時と昭和39年に議長を経験しており、一日の長がある。
母から聞いた話であるが、祖父から副議長の分を越えた父の行動を厳しく咎めたことがあったという。内容はよくわからないがかなり激しく指導したらしい。実は父にも言い分があって当時の議長は健康状態が良好ではなく議長代理で行わなけれならないことが多かったようだ。それにしてもあまりに厳しい指導だったが故に母は何度もこの話を私にした。
今回多くの同僚議員の恩情を頂いて副議長という要職に就いたことで、この思い出はより鮮明になって戻ってきた。この機会に副議長の職責について自分なりにしっかり整理しておきたいと思う。
多くの方々がお祝いの言葉を頂いた。なかでもかつて県民クラブを結成したときのOB議員からの言葉には心に響くものがあった。本当にありがたいと思う。一方、一般の方から一般質問が当分できないのは残念だという声もあった。これはこれで嬉しいものだ。
あらためて任期期間中はしっかりと職責を全うしたい。
先日秘書の方から11月に全国育樹祭があり、この役目は副議長が行うものと知らされた。今年の会場は茨城県の水戸市。父が学生時代に過ごした街だ。なにかの縁を感じる。
2023年09月21日
正副議長が決まる
昨日、改選後初めての本会議が開かれ正副議長の選挙が行われました。
選挙の結果、議長には工藤大輔氏が副議長には不肖私が選ばれました。工藤氏と私は平成11年初当選の同期です。
工藤氏が第三会派、私が第四会派の所属で異例の結果となった原因は、第一会派の自民党が名より実を取る戦略を取り、自らは身を引いた形を最後まで貫き通したことにあります。実とは是々非々の会派で連携し議会で過半数を取ること。まず第一歩を記したことになりました。
この結果、第一会派の自民党、第三会派のいわて新政会、第四会派のいわて県民クラブ・無所属の会は県政に対して是々非々の連携を取ることにより、県執行部とはほどよい緊張感を保つことが可能となり、二元代表制の意義を発揮できることが期待されます。
ポストの協力だけでなく、県民の付託に応えらえる議会活動をすることが求められるのは言うまでもありません。
私は県議会で活動して7期目。無所属の故ほとんど小会派で過ごしてきたのでポストとはずっと無縁だと思っていましたので今回の結果は一番本人が驚いています。私たちを押し上げてくれた同僚議員に心から感謝を捧げます。役を頂戴した以上、工藤議長と共に職責を果たす覚悟です。
戦後の一般選挙になってから東磐井地域からは副議長が選ばれたのは私で3人目。佐藤公一氏(昭和22年〜26年)、千葉七郎氏(昭和30年〜32年)と先人のお二方は私が生まれる前の政治家です。佐公(さこう)さんこと佐藤公一氏は戦後産業組合運動で県立病院の基礎をつくられた方、千葉七郎氏は後に衆議院議員になり長い間政界で活躍された方です。先人のスケールには到底追いつけませんが、名を汚さぬようこれから精一杯努力を傾けます。
選挙の結果、議長には工藤大輔氏が副議長には不肖私が選ばれました。工藤氏と私は平成11年初当選の同期です。
工藤氏が第三会派、私が第四会派の所属で異例の結果となった原因は、第一会派の自民党が名より実を取る戦略を取り、自らは身を引いた形を最後まで貫き通したことにあります。実とは是々非々の会派で連携し議会で過半数を取ること。まず第一歩を記したことになりました。
この結果、第一会派の自民党、第三会派のいわて新政会、第四会派のいわて県民クラブ・無所属の会は県政に対して是々非々の連携を取ることにより、県執行部とはほどよい緊張感を保つことが可能となり、二元代表制の意義を発揮できることが期待されます。
ポストの協力だけでなく、県民の付託に応えらえる議会活動をすることが求められるのは言うまでもありません。
私は県議会で活動して7期目。無所属の故ほとんど小会派で過ごしてきたのでポストとはずっと無縁だと思っていましたので今回の結果は一番本人が驚いています。私たちを押し上げてくれた同僚議員に心から感謝を捧げます。役を頂戴した以上、工藤議長と共に職責を果たす覚悟です。
戦後の一般選挙になってから東磐井地域からは副議長が選ばれたのは私で3人目。佐藤公一氏(昭和22年〜26年)、千葉七郎氏(昭和30年〜32年)と先人のお二方は私が生まれる前の政治家です。佐公(さこう)さんこと佐藤公一氏は戦後産業組合運動で県立病院の基礎をつくられた方、千葉七郎氏は後に衆議院議員になり長い間政界で活躍された方です。先人のスケールには到底追いつけませんが、名を汚さぬようこれから精一杯努力を傾けます。
2023年09月14日
痛恨事・・・
選挙後に冷静になってみると思い出したこと。
首長選挙で新人が現職に勝てる条件は、@現職の明らかな失政事実があったときA明確な争点があったとき
この2点しかない。なぜこの基本を忘れていたのか。まさに痛恨事😖
基本政策をつくるときにもっともっと吟味すべきだった。与党選挙2連勝で浮足立っていた。
本当にじゅんこさんには申し訳ないことをした。
今夜、阪神タイガースが2023セ・リーグのペナントレースを制覇。
阪神が優勝したことは素晴らしいこと。しかし、情けないのは巨人の対阪神の成績が5勝17敗(1分)。今シーズンはまだあと2戦残っている@甲子園。こんな体たらくは記憶にない。まさに痛恨事😖
来シーズンの巨人軍監督交代を切に希望します。
首長選挙で新人が現職に勝てる条件は、@現職の明らかな失政事実があったときA明確な争点があったとき
この2点しかない。なぜこの基本を忘れていたのか。まさに痛恨事😖
基本政策をつくるときにもっともっと吟味すべきだった。与党選挙2連勝で浮足立っていた。
本当にじゅんこさんには申し訳ないことをした。
今夜、阪神タイガースが2023セ・リーグのペナントレースを制覇。
阪神が優勝したことは素晴らしいこと。しかし、情けないのは巨人の対阪神の成績が5勝17敗(1分)。今シーズンはまだあと2戦残っている@甲子園。こんな体たらくは記憶にない。まさに痛恨事😖
来シーズンの巨人軍監督交代を切に希望します。
2023年09月08日
新会派「いわて県民クラブ・無所属の会」を結成
本日、標題の通り新会派を結成し、議会事務局に届け出を済ませました。引き続き記者会見も行いました。
いわて県民クラブは現職3名と工藤勝博議員の後継で八幡平選挙区から新人の工藤剛さんが当選を果たし、4名が全員当選。改選前の数を維持しました。本来ならば他の選挙区にも新人を擁立することが理想でしたが、知事選の絡みもあり至りませんでした。
4名では議会活動をする上で大きな恩典がある交渉会派の要件5名には1名足らず、同志を探していたところ盛岡選挙区で初当選された村上貢一さんが仲間となってくれて5名という人数を確保できました。
ご案内のとおり、いわて県民クラブでは先の知事選では会派のメンバーであった千葉じゅんこさんを擁立し、本人はもとよりメンバーも必死になって戦いました。岩手を少しでも前に進るためにと我々が取った政治的行動は民主主義の最前線に立ったものであり、勝利することはできなかったせよ恥じるものは何一つありません。戦いで流した汗は尊いものであり、決して無駄ではなかったと断言できます。
しかし、県民の選択は達増知事の継続に選挙結果として出た以上、行政への監視は引き続き行うものの県民の付託を受けた議員としての仕事の原点に立ち返り、政策立案から政策提案への活動に重きを置くことにしたものです。
こうした考え方に村上氏も同意をし、メンバー全員で共通認識の確認をしました。
ただ、激しく知事選を戦った余韻が「いわて県民クラブ」の名前に残っていることは否定できず、村上氏が今後広く活動をしやすくすることを考慮して「・無所属の会」としたものです。村上氏に限らず今後も賛同してくれる議員にも門戸を広げる意味も含まれています。
いずれ、今後の活動で何の形を残せるのか、すなわち政策が実現できるのかが課題であり命題でもありますので交渉会派になることによって活動の幅は広がっていくことを最大限に活用して行動してまいります。
村上氏が記者会見でこの会派で人間力をさらにつけたいとの言葉は期待を込められていると嬉しい反面、責任も感じています。
なお、政治団体「いわて県民クラブ」の今後の活動についてはメンバーと話し合って方針を決めたいと考えています。
いわて県民クラブは現職3名と工藤勝博議員の後継で八幡平選挙区から新人の工藤剛さんが当選を果たし、4名が全員当選。改選前の数を維持しました。本来ならば他の選挙区にも新人を擁立することが理想でしたが、知事選の絡みもあり至りませんでした。
4名では議会活動をする上で大きな恩典がある交渉会派の要件5名には1名足らず、同志を探していたところ盛岡選挙区で初当選された村上貢一さんが仲間となってくれて5名という人数を確保できました。
ご案内のとおり、いわて県民クラブでは先の知事選では会派のメンバーであった千葉じゅんこさんを擁立し、本人はもとよりメンバーも必死になって戦いました。岩手を少しでも前に進るためにと我々が取った政治的行動は民主主義の最前線に立ったものであり、勝利することはできなかったせよ恥じるものは何一つありません。戦いで流した汗は尊いものであり、決して無駄ではなかったと断言できます。
しかし、県民の選択は達増知事の継続に選挙結果として出た以上、行政への監視は引き続き行うものの県民の付託を受けた議員としての仕事の原点に立ち返り、政策立案から政策提案への活動に重きを置くことにしたものです。
こうした考え方に村上氏も同意をし、メンバー全員で共通認識の確認をしました。
ただ、激しく知事選を戦った余韻が「いわて県民クラブ」の名前に残っていることは否定できず、村上氏が今後広く活動をしやすくすることを考慮して「・無所属の会」としたものです。村上氏に限らず今後も賛同してくれる議員にも門戸を広げる意味も含まれています。
いずれ、今後の活動で何の形を残せるのか、すなわち政策が実現できるのかが課題であり命題でもありますので交渉会派になることによって活動の幅は広がっていくことを最大限に活用して行動してまいります。
村上氏が記者会見でこの会派で人間力をさらにつけたいとの言葉は期待を込められていると嬉しい反面、責任も感じています。
なお、政治団体「いわて県民クラブ」の今後の活動についてはメンバーと話し合って方針を決めたいと考えています。