2025年10月15日

会議と宣言でおけまる

県議会は昨日と本日、決算特別委員会の総括質疑が行われました。

総括質疑には知事はじめ副知事、企画理事ら主要県幹部も出席して行われ、交渉会派だけでなく一人会派も含めすべての会派が質問をできます。

私が県議会に来た頃は交渉会派は一律30分の質問時間が割り当てられて、私が所属していた「政和会」という会派は先輩方の配慮で他の会派ではありえない一年生議員に総括質疑を回してくれました。平成13年の決算特別委員会だと記憶していますが、とても緊張して質問をしたのを記憶しています。ただ、その頃は知事は出席しておらず当時三役である出納長が一番の上席答弁者でした。知事が答弁者ではないので、佐藤正春議員が答弁に満足できないことを理由に「知事を呼べ!」と議事進行を連発して委員会は紛糾し、その度に委員会が中断して世話人会が開かれていました。その後、議会改革の一環で知事の出席を求めることになり、また、出納長が三役から外れたこともあり、増田知事が答弁者として加わることになったのです。

+39のマニフェストの解釈をめぐって攻める勢力と守る勢力が質問に織り込んでいましたが、達増知事のそもそもマニフェストに対する認識が甘いのかとぼけているのか不鮮明で質問を聞いている立場としてはフラストレーションがたまりました。

それにしても庁内パワハラの問題に対する知事の答弁や本日の政策企画部のラウンドテーブルの答弁を聞いていると、少しでも着手していれば政策は進んだことになっている、会議をしていれば進んだことになっている、〇〇宣言をしていれば進んだことになっているという風に聞こえて仕方がありません。大きな前進と言える結果がともなっていないのが今の県政の在り様だと思います。

明後日からの部局別の審査でもこの一端に触れますが、職員だけを責めても問題の解決にはならないのでこれは2月の代表質問の時までに自分の中でまとめておきたいと思います。


今日の審議で某議員の大谷選手礼賛の発言中に「大谷選手の人気にあやかって29球団がドジャースとのマッチを組むようになった」はかなり飛躍し過ぎた話であり、正確ではありません。このような情報をさも本当のように話す度胸に恐れ入りました。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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