1)南相馬市にある福島ロボットテストフィールド(福島イノベーション・コースト構想推進機構)
2)東京電力福島第一原子力発電所の廃炉への行程とALPS処理水について
を一泊二日(9月8日〜9日)で視察行程を組みました。
1)に関して
福島県は東日本大震災にで被災三県のうち最も重篤な放射能被害を大きく被り、震災復興については将来の産業振興に関わった取組がなされています。福島ロボットテストフィールド(RTF)は福島イノベーション構想に基づいて整備されたもので陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点です。インフラや火災現場など実際の使用環境を再現しており、ロボットの性能評価や操縦訓練などができる世界に類を見ない施設となっています。現在はドローンの実験に多く使われているようです。

実際に現地を視察して、数多くのシチュエーションを想定した施設が配置されいるほか、東京大学や東北大学の研究室が部屋を間借りして研究している様子も確認できました。これからこのフィールドを活用して実社会に役に立つロボットが開発されていくことでしょう。
率直な感想として福島県は特有の事情があるにせよ、岩手県においてこのような実証実験施設が震災後に一つも実現しなかったのは、とても口惜しい限り。被災地の首長には「震災復興の最中に現場対応で精いっぱいであることは理解しますが、将来の産業振興に関して広域で行えるものがあれば、それは広域振興局の仕事でもあるのでぜひ使ってほしい」と私はお願いしましたが、残念ながら国の機構レベルのものは実現していないのが現状です。県にもダイナミックな思考や仕掛けがなく、結局被災地の創造的復興には程遠い状況ではないでしょうか。三陸防災復興プロジェクト(当初は三陸防災博覧会というコンセプト)など一時的なイベントでお茶を濁したのはお金の使い方としていかがなものかと私は当時から疑義を呈しておりました。この差はどこにあるのか今からでも検証が必要です。

