【毎日新聞電子版 5/29(木) 19:55】
随意契約で売り渡す2021〜22年産の政府備蓄米について、古さから食味や香りに懸念の声があるとして、小泉進次郎農相は29日、農林水産省内で報道機関向けの試食会を開いた。小泉氏は21年産の備蓄米で作られたおにぎりを食べ、「少し硬い」などと率直な感想を披露した。
話題急上昇の古古古米。
実は私は(多分私たちの世代は)米の食味なんて意識したこともなかったし、大学生になって上京するまで我が家では毎食麦ごはんで、白い米のごはんは滅多に食べることはありませんでした。
大体にして冷害に強くて収量の取れる「トヨニシキ」が東磐井地方では主産で、食味は優先順位が低かった時代でしたから。
大学に入り、漕艇部に入部するや合宿生活。米は値段がびっくりするほど安い徳用上米。炊き方によって米の形が残るかどうかという際どい品。もちろん味より量。それでも量のおかげで丈夫な体になりました。
徳用米(とくようまい)
内地米として配給されている粳米 (うるちまい) 4等以下の米。 1958年生活扶助家庭用として新設された配給米。陸稲と規格外の粳米を使用し,価格は標準米の 69%で原料米が少いため量は一定していない。 85年に廃止された。なお,3等粳玄米を原料とする内地米と徳用米の中間の品質と価格の徳用上米がある。物価統制令が消費者米価に適用されなくなって以来,小売価格は政府指導によっている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について
味の話題はこれくらいにして、問題は一年で小売り価格が2倍以上に急高騰した件。もっと問題なのは高騰した分の差額が生産者にはほとんど反映されていない点。政府に田沼億次のようなキレ者がいれば滞留している所から何とか市場に出す工夫をすると思うのだが、そうはいかないのが現実。この一件、価格の安定化を図られるまで腰の据わった議論にはなりそうもないが、生産者を含めた米の生産・流通をトータルでどうするかを与野党の国会議員は真剣に考えてほしいものです。
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