2025年03月14日

予算特別委員会より

今回の予算特別委員会はいつになく張り切って質問しております。

本会議場での質問が制限されていることもあり、エネルギーが貯まってきたのかもしれません。執行部側はどう思われているか分かりませんが😃

本日まで総務部、ふるさと振興部、ILC推進局、保健福祉部、医療局、商工労働観光部の部局審査にて手を上げました。
来週も農林水産部の農業部門と林務部門、県土整備部でも質問を用意しております。

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本日は、昨日行われた医療局の審査の内容を岩手日日紙が詳しく取り上げてくれたので、内容について解説します。

県立病院の経営は今日まで基幹病院(二次医療圏ごとに設定されている病院、両磐一関地区でいうと磐井病院)が収益を上げて、地域病院が苦戦している部分をカバーするという図式で採算の帳尻を合わせていました。その上一般財源から200億超が投入されています。

しかし、今年度の決算見込みは78億円の赤字を見込んでいますが、今までとは中身が異なり、中央病院をはじめ基幹病院が軒並み赤字となる結果となりそうなのです。こうした図式は私にとっても初めての経験であり、おそらく関係者の中でも激震が走ったと推察します。

こうした異常事態から立て直すのは容易ならざるものがあり、基本的な立て直し策を開示することを求めました。

熊谷正信経営管理総括課長は、「地域連携による入院患者の受け入れ、病床見直しやエネルギーコスト削減、費用の効率化といった収支両面の取り組みは不断に進めていく。高額薬のコスト削減についても見直していく」と述べました。

本県だけでなく全国の公立病院も同様の状況にあり、この原因は診療報酬改定が主たる要因となっています。あまりに影響が大きいということで総務省では特別な起債制度設計し、本県においても「資金手当債」の発行し、キャッシュフローを補うことを予定しています。

それにしても、机上でも容易ならざるのに現場まで浸透するには相当なエネルギーが不可欠であるので、私からも新しい県立病院の経営委計画初年度(2025〜2030)に当たることから徹底した協力を得られるようにと意見を述べました。

千厩病院に関しては、来年度から地域包括医療病棟を新たに設置することから医療体制について問いただしたところ、診療科として呼吸器、循環器内科の医師2名を増員するとの答弁がありました。

県立病賓は厳しい経営環境が続きますが、小原医療局長、熊谷総括課長の不退転の決意が滲んだ答弁でしたので、ぜひとも頑張って欲しいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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