
【2月27日、28日の岩手日報朝刊2面より】
26日の本会議中、上原康樹議員の一般質問が後半にさしかかった頃、議長席にいた私は左側の執行部席が少し動きがあったのを察知し、議会事務局長に確認していたところ、2分後くらいに事務局長からメモが差し込まれました。
大船渡市で新たな大規模な山林火災(昨日までの綾里、小友地区は鎮圧されていた)が発生し、質問の途中ではあるが、本会議を中断を求める内容。即座に私は休憩を宣じました。
実は午前中に工藤議長とは自衛隊への派遣要請等が必要な災害が起こった場合は本会議を止めることも想定しなければと打ち合わせをしたばかりでした。
一昨日の流れは、議長が議長室で新たな火災発生を知る⇒住家に燃え移ったているのを映像で目視確認⇒迅速な県執行部の本部員会議が必要となることを想定⇒県執行部と確認作業⇒本会議の暫時休憩することを確認、決定⇒メモが差し込まれる
工藤議長に危機管理意識がなければ成し得ない対応でした。その後県は本部員会議を設置。翌日には県議会も災害対策連絡本部を設置したところです。
大船渡市の林野火災はすでに1200haが焼失したと発表され、まだ延焼中とのことでいずれ行政、議会とも現場の消火活動を見守りつつ事後の確実な手立てを施していかねばなりません。
今回工藤議長の機転でこのように時間ロスなく流れましたが、本会議中に議長が議長席に着座している場合は議員も主要な事務局員も災害の察知、対応は遅れる可能性があるので議会事務局には今後その場合の危機対応を求めたところでした。
何はともあれ一刻も早く鎮静化されることを祈っております。
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