私は3期目の後半から会派代表を務めることになったりしたので同委員会の視察は15年ぶりくらいになります。(昨年の視察は右肩鎖骨骨折のため欠席しました)
各々の県議会には歴史と会派構成によって特徴があり、その取り組み方を聞くと岩手県議会の現在地がよくわかります。
他の県議会では予算特別委員会は常任委員会付託、決算特別委員会は定数の半分以下で組織して審議するケースが多いようです。本県では議長を除く全議員で予特、決特も構成されており、異彩を放っています。47人が同時に発言の機会を与えられていますので時間効率は悪いですが、それ以上に議会全体で県政課題の共有化が図られるという大きなメリットがあります。この形態は先人の議員が決めたことであり、当時でもかなり画期的な決断だったと推察します。かつては自民党会派が余裕で過半数を取っていた時代もあったのですが、議長を除く全議員で特別委員会を構成するやり方を崩さなかったのは懐深く議会全体を俯瞰できる先輩議員の存在が大きかったのではと思料します。
議会改革の取り組みの深度もそれぞれですが、ここ10数年の間に地方議会が二元代表制を一翼を担う意識や情報公開の必要性が全国的に見直されて他県では年々改革が進んでいるような印象です。本県も課題認識をさらに深めて前進していく必要を感じました。
今回の視察で得たことは城内議会運営委員長を先頭に反映されていくことを大いに期待し、私も努力を重ねて参ります。

【バス移動中に発見した太夫黒の看板】

【有名な松山空港のみかんジュースの蛇口 400円也】