1⃣内閣府への要望 相手方:科学技術・イノベーション推進事務局 統括官 柿田恭良氏
2⃣文部科学省への要望 相手方:研究振興局 局長 塩見みづ枝氏
26日に岩手県議会・宮城県議会国際リニアコライダー建設実現議員連盟として
1⃣文部科学省への要望 相手方:研究振興局 局長 塩見みづ枝氏
2⃣財務省への要望 相手方:主計局 主査 加塩雄斗氏
3⃣内閣府への要望 相手方:内閣府政務官 平沼正二郎氏
4⃣自由民主党への要望 相手方:政調会長 渡海紀三郎氏
を二日間にかけて行い、私はどちらも参加致しました。
【岩手日報紙による報道】
工藤議長の配慮によりこれまで私の発言の機会を多く頂き
@衝突地点予定地である地元ではILC基本設計書(TDR)が決定してからILCに関して活動を進めて住民への理解を進めてきたこと
A東北地方では将来の産業振興を図る上でILCへの期待が産業界のみならず高まっていること
B産業の安全保障の点からも国際科学研究所の我が国への設立は大いに意義があること
を中心に訴えました。
LCWS@東京が終了して間もないにもかかわらず
霞が関省庁の返答は@巨大な設備投資A国際間の協調B技術が至っていないC研究者間の意思の統一を理由に挙げて以前にも増して慎重姿勢でした。26日の要望の席には藤原崇代議士にも同席を頂き、代議士からも欧州の情勢が好転しなければ文科省は動かないのかとの厳しい質問が飛びましたが、反応は薄いものでした。
なぜそのようになっているのかは
4⃣の渡海政調会長への要望の際にその答えが見えました。
このコロナ禍や日本が誘致を決断できない空白期間が、国内では文科省が拠り所としている有識者会議の「時期尚早」の結論がずっと引きずることとなってしまったこと。海外では煮え切らない日本の態度もあり欧州では次のステップをセルンを中心に考えはじめたこと。これが今の現状ですが、何より問題なのはこの現状の壁を突き破ろうとする国会議員の活動が鈍っていることだと私自身は結論づけました。
ILCの国会議連は事実上停止状態。この期に及んで我が国にとって誘致の最大の好機を何が何でもものにするという気概を持った国会議員のキーパソンがまったく見えてこないのは誠に残念な状況です。
それがゆえに霞が関に行っても国会議員の名前も出て来ず、平然と第三者的な説明で終わってしまう訳です。
藤原代議士から自民党の政調の部会でなんとか盛り返しを図りたいとの発言があり、何とか期待したいものですが、国民的理解を進めるも何も熱を持ったリーダーが不在では時間ばかりが経過してしまいます。
こうした現状ですが、私の最優先の政策課題であるILCに関してはこれからも私のできる限りの力をもってめげずに活動してまいります。
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