河北新報社が県議会で議論された県大理事長の報酬問題を特集した記事(2023年10月8日発行)について岩手県立大学が3度にわたり河北新報社に対して法人格で質問者を送付をし、なおかつ同社の回答には満足できないして1月12日に同社に対して訂正記事を求めている内容を質問書と回答書と一緒に県政記者クラブに投げ込みしたという事実を聞き及び、予算特別委員会にて質問し問題点を指摘しました。
まずは総務部に質問です。

総務部は県立大学の直接的な所管部ではありませんが、予算を審議する意味合いから予案を編成した責任部局としての立場で所感を求めました。
総務部はこの事実関係を把握しており、県立大学の法人格で質問書を送付していることも認識していることを私の質問で確認しました。
・質問書の内容は、理事長側の意に沿わない内容を指摘しているのみで客観的に見ても正当な指摘とは認められない。
・県の公的教育機関である県立大学が法人格でこのような質問書をメディアに送りつけること自体がナンセンスである。
・県大の一連の行動はメディアに対する不当な介入ともとられかねない。
・この事実を鑑みれば県大の運営に適正さを欠いているのではと危惧するが、予算編成者としての所感を求める。

【翌日の河北新報社の報道記事、ローカル版には珍しいカラー写真】
実は、ふるさと振興部に質問しても理事長の礼賛を繰り返すだけで、一向に埒が明かないことも総務部で総合的な判断ができているか探ることも総務部で質問する意図としてありましたが、予想通り部長答弁は深くは踏み込みませんでした。(というより踏み込めない)一方で、通常なら所管外と質問前にシャットアウトするところでしたが、質問を受け入れた度量に対しては一定の評価をします。
私の発言中に議事進行を連発して私の発言を封鎖しようとする議員が現れたりで、ますます理事長報酬に対する疑惑は深まったと言えます(苦笑)(謎)。
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