2024年02月15日

処方箋を示すのが当然

令和5年度2月定例議会が昨日開会しました。

来年度の当初予算を提案する2月定例会開会日には知事と教育長による演述を行うことが定例となっています。

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【私の48番席から演台までは一番距離があります】


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【首から背中が丸いのは鎖骨固定バンドを装着しているため】


達増知事の演術は今回で17度目になりますが、毎度毎度同じ所感です。

人口減少対策やILCなど県がやらなければならないのは当然なので、こちらとしてはあえて事業名を羅列して言葉に出さなくても最初から分かっていることなので必要ありません。すでに予算説明会で聞いています。

県民が知りたいのは16年かけて出来なかったのはなぜなのか、何が足りなかったのか(予算?人材の投入?)新規に何をするのかであって抽象的な課題認識を聞いてもまったく心に響きません。

達増知事は成果が上がっていないことにはまったく触れません。これでは問題の解決から目を背けているのと同じです。

「希望郷のその先へ」と結びましたが、肝心の希望郷の現在地すらも示せないのではその先もわかりません。単なる自己満足の理想論にしか聞こえません。

支援や促進という語彙が極めて多い。こうした厳しい状況で多額の税金を使う県の姿勢はそれでいいのでしょうか。

多くの職員の力のベクトルを合わせて前に進むには反省を基にした支援策にとどまらない県の戦略基軸を熱と共にトップが示す絶好の機会なのに、やらないのかやれないのか。とてももったいないと私は思います。これでは職員も数年先を見通して仕事をする癖がつかなくなります。

今日の岩手日報朝刊に掲載された各会派の反応は選挙で支持したグループとそうでないグループは実に対照的でした。我が会派の佐々木努代表のコメントは一見優しいコメントですが見方によっては強烈な皮肉が込められていると感じました。

地方自治体の予算は単年度会計ですから、単年度そこそこうまく回れば及第点なのかもしれませんが、県が抱えている問題は人口減少問題など深刻さを増すばかりです。よってこの時点で将来の県のビジョンを明確に示せないのでは、民間であれば社長としての力量はすでに底が見えていると言わざるをえません。


本日、骨折矯正バンドの使用は夜間のみでいいとのドクターから指示がありました。精神的にはかなり解放されます。同月同時に同じ鎖骨を骨折した(レース中に落馬して故障)JRAの古川奈穂騎手も来週からレース騎乗を予定していると聞きましたからほぼ同じペースで回復です。

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古川騎手には怪我にもめげずに頑張ってほしいです。応援します。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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