「死ね」と暴言 上司がパワハラ 当時20代男性巡査が庁舎内で自殺 遺族は県と示談の意向
【岩手めいこいテレビ 11/20(月) 20:42配信】
岩手県警は11月20日、県内の警察署に勤務していた当時20代の男性巡査が、上司のパワハラが原因で自殺していたことを公表しました。
遺族は県に対し損賠賠償を求めていて、約8300万円で示談に応じる意思を示したということです。県警によりますと、2019年1月、県内の警察署に勤務していた20代の男性巡査が勤務中に庁舎内で自殺しました。
その後の県警の調べで、当時の上司で50代だった男性巡査部長による「死ね」といった暴言や頭を叩くなどのパワハラ行為が判明。この男性巡査部長は、男性巡査が亡くなった約2カ月後に依願退職し、これと同じ時期に自殺は公務災害に認定されました。県は遺族から求められた損害賠償に対し8300万円余りを提示し、2023年9月、遺族側が示談を受け入れる意志を示したということです。
県警の天野真弓警務部長は「県警一丸となって再発防止に取り組む」とコメントし、賠償金の支払いを求める議案は12月の県議会に提出されます。
本日の12月議会提出予定の議案説明会でこの件が説明があり、示談金8300万余りについては議案に付されることになります。
宝塚歌劇団でも似たような事案が発生しており、若い命が失われることは痛ましい限りです。
県警察も公的機関ですからこういう手続きになることは承知をしていますが、民間の社会で生きている者のとってはこうした事案に関して示談金が公金で支払われることに対して感覚的には違和感を禁じ得ません。パワハラ行為の存在は明確になったのなら、行為に及んだ当時の男性巡査部長への責任の追及されるのが当然でしょうが、すでに退職されていますし、依願退職ですから退職金も支給されているはずです。
この事案に関してはおそらく一般質問や総務委員会で大きな議論になることが予想されます。
また、本日、県の教育機関で部活動中に教職員が生徒に対して性的な不適切な行為があったことも明らかになりました。
あまりに不祥事が多すぎます。
2023年11月20日
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