2023年10月28日
県大理事長に意見相次ぐ
河北新報社に続いて岩手日日社もこの県大理事長の報酬問題を取り上げてくれました。
先のふるさと振興部の審査で福井委員、私、臼澤委員の3名がこの問題について厳しく指摘しているので、当然と言えば当然でしょう。
この度の選挙で県議に復帰した福井議員の発言内容はこれまでの論点とは別の論点で追及されて、頼もしい限りです。
現理事長が就任して3年と6カ月。
月額37万円を増額した根拠になる成果物がなければ増額した意味をなさないというのが今回の私の質問の大要です。
総務学事課課長、並びにふるさと振興部長の答弁はこれまでの域を越えてなく、明確な納得できる答弁はありませんでした。1年前に私が決算総括で質疑した時に答弁した内容と全く同じでした。
そもそも報酬は職責に応じたものであるべきで、前職が副知事であろうがそんなものは色眼鏡を付ける必要など一切ありません。
五味監査委員にも職責に応じた報酬について認識を問いました。その答えは「これだけ疑義を生じているのなら説明責任を果たさなければならない」とのことで、これも監査委員として至極まっとうな認識と思います。
ふるさと振興部はこうした今までとはイレギュラーなことが発生しているのならば、本来組織に対して監督管理する責務を負っているはずなので、第三者的なトーンであるべきです。いつも理事長を擁護するような答弁を繰り返していること自体、この問題の闇を投影しているものと感じます。
さらに県政与党を標榜している共産党所属の委員からは理事長に対して完全擁護の意見まで飛び出していることはこの問題の不自然さを助長しているのではと勘繰りたくなります。
前職の任期を残した段階で現理事長を指名したのは達増知事。
こうしたお手盛りともいえることを内部で行っているのは納税者に対して説明がつかないと私は常々考えているところです。月額37万円もの増額は大学内の意思決定にも影響を与えるバランスを崩すことにもつながっているのではと危惧するところです。
いまだ県庁に対して隠然とした力を保持しているのも高額な報酬を得ていることも背景にあると私は思います。
大体にして教育機関でこのようなことが行われていいのか。これからも会派を連携してこの問題について関心を持って当たります。
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