この問題を私や臼澤議員が取り上げてから時間が経過しているが、その当時から河北新報社の記者が関心を持っており、いつかは特集記事を出したいと意気込みを聞いていた。欲を言うなら知事選挙前に掲載して欲しかったが、社の都合もあるのだろうから仕方がない。


千葉理事長の実績を評価するとしても、理事長に就任する前に報酬額を月額30万円も上げる必要性について第三者が理解できるような明確な根拠が存在しない。就任してから仕事ぶりを評価するならいざ知らず、こうした県の内部規定ともいえる論理を出先機関まで適応するのは「お手盛り」と指摘されても否定できまい。
現役の学生のコメントは実に的を得ている。職責は誰が理事長になろうが変わりはない。
今でも県政に対して影響力を持っているとも噂されている千葉理事長。この件に関しては県職員幹部は口をつぐむ。逆に県職員OB幹部からは「そんなにもらっているのか!」と怒りの声は複数私は耳にしているところである。職員のモチベーションという意味からもこうした突出した事案を放置することは決していいことではないのではないかと私は常々思っている。
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