2023年03月12日

歴史に終わりを告げる・・・

週末は藤沢地域の新沼小学校、大東地域の興田中学校、大原中学校、そして私の母校である大東中学校の閉校式がありました。
(フェイスブックの記事と一部重複しています)

4月から新沼小学校は藤沢小学校に、興田中学校、大原中学校、大東中学校は現在の大東中学校の校舎を使用する新生大東中学校に統合されます。
これで旧大東町では中学が一校のみとなり、旧東磐井地区ではとうとう旧町村に中学校は一校づつしか残らなくなりました。

少子化の波がもろに学校の適正規模という問題に直面することになり、致し方ないと割り切るほかはないのですが、やはり廃校はやるせない気持ちになります。

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私たちの中学校時代は、特に中一の時は岩手教職員組合によるいわゆる学テ闘争がピークを迎えた頃で、職人会議が延長されてたびたび一時間目がなくなる事態が発生しました。今なら大騒ぎになったことでしょうが、当時は何も問題視されることはありませんでした。そういう時代背景だったのでしょう。但し、組合活動を一生懸命やっていた先生は生徒指導においても熱心な方が多く、中学時代に叩きこまれた「責任」という観念は今でも私の人格形成の基礎になっています。先生方も若い方が多く情熱にあふれていました。

中学時代の同級生は私が地元に住んでいることもあり、生涯の大切な友人となっています。

中学校と比べて小学校の廃校は地域に溶け込んでいるだけに郷愁を誘います。今週末は花泉地域で6校の閉校式があり、児童たちの呼びかけや歌声に涙を誘うとは確実です😞

心配なのは地域に根ざした尊い文化の継承が困難になること。そもそも子どもの絶対数が少なくなるので物理的に難しいのですが、これからは地域社会で補う活動が必要になるかもしれません。

母校大東中学校の校歌を公式の場で歌うのも私は最後。閉校式の校歌斉唱では心をこめて歌い上げました。

〽秀峰室根の山仰ぐ丘 仰ぐ真意は久遠の生命

千葉了道先生作曲の校歌は岩手県内でたくさん存在しますが、大東中の校歌は快活で好きな校歌でした。
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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