【2月23日 岩手日報朝刊4面より】
今まで県当局は予算と事業効果を持ち出して慎重な姿勢を貫いてきましたが、新たな方針はあらゆる機会(代表質問・一般質問・決算、予算特別委員会)を通じて一回も欠かさず新トンネルの必要性を訴えてきた私にとって悲願の課題解決の第一歩を踏み出すこととなりました。私が所属している「いわて県民クラブ」でも毎年県への政策提言に具体的項目として要望していました。
当局に確認したところ過去に国道106号線の整備において専門会議を設置して整備を図った例があり、それに倣った形となる見込みです。今後の展開が注目されます。
一方、まだ調査費も計上されていない現時点での状況を冷静に分析すると、今後最も重要な予算の確保や工法など技術的課題についてはまさにこれから国とのタフな協議が待ち受けており、県の継続的な力が試されることになります。
新笹ノ田トンネル建設に関しては沿線自治体で構成される期成同盟会が結成され、9万筆にも及ぶ署名も集められています。国道343号整備の延長上ではなく新トンネル建設に特化した期成同盟会の結成は稀であり、この間にひとかたならぬ情熱を注いでこられた関係者、先人にあらためて敬意を捧げたいと思います。
私はこれからもしっかりと進捗管理を行ってまいります。