2023年02月22日

達増知事が5選出馬を表明

岩手県の達増拓也知事が5選出馬へ 県議会で意思表明、与野党対決の構図へ
【産経新聞 電子版2023/2/22 16:15】

岩手県の達増拓也知事(58)は22日、開会中の県議会の代表質問に「次期岩手県知事選挙に立候補し、県民のみなさんの民意を問う決意」と答弁、今年9月10日の任期満了に伴う知事選に5選を目指して立候補する意思を明らかにした。

立憲民主党が中心の県議会与党会派の希望いわて、菅野博則氏の代表質問に対する答弁で、達増氏は「策定中のいわて県民計画(2019−2028)第2期アクションプランを自ら主導して実現するため」と立候補の理由を説明した。


対立候補新人を擁しているこちらの陣営としては現職の出馬は既定路線であるから驚きもないが、県民計画を主導するためという理由を前面に押し出すということは県政運営は今の延長上でしかない訳で、16年かけて実現できないものは次の4年も期待できないことを意味すると私は断ずる。

5期目という歴史上初めての挑戦をする意思をお持ちならば将来の本県のあるべき姿、それを導くための手立てや対策も示すのが有権者に対する最低限の義務ではなかろうか。中身の乏しさは残念な限り。

驚きを重ねたのは出馬表明も原稿を読みながらの表明だったこと。知事職16年の月日を重ねて肝心の場面くらいは正対して自らのことばで話すべきだと思う。非常に情けない思いも驚きと相混ざって私の中で沸き上がった。


知事から新笹ノ田トンネル建設に関して言及があったが、これまでの議会活動の中で一言も言及がなく、ただの一度も新笹ノ田トンネル建設期成同盟会の総会にも出席したことない議員が突如として(目覚めたのか?)この問題を取り上げたのは不自然さを禁じ得なかった。どうみても政治的パフォーマンスとしか当初は受け止められなかったのは事実である。

後刻、前に進めてくれる決断をしてくれたのは事務方からという説明を受けて一応は得心し感謝を捧げる思いを持ったが、この質問と答弁のタイミングには不可解さが残る。あらゆる機会を通じて新笹ノ田トンネル建設の課題を取り上げてきた私自身やたゆまず毎年政策要望として知事に毎年提出してきた[いわて県民クラブ」にとって矜持がある。


まさにこれから知事選に向けて建設的な政策論争を期待したいところだが、達増知事は今日の発言を聞けば次の選挙も県民計画をマニフェスト替わりに立てるのは濃厚と見て取ったが、果たしてそれでは論争となるのかどうか・・・といった今日の感想。


今日の代表質問はテレビ録画中継があったが、私の発声をしっかり判別して拾っていた支援者から事務所に連絡があったを聞き、当意即妙を理解してもらえる支援者はありがたき哉(笑)と心通じ肝胆相照らしたことに頷く。残念至極なのは今回我が会派が代表質問に立てなかったこと。仕方ないところだが、千葉絢子氏を出馬させても交渉会派5人の要件を確保できなかったのは代表の私の責任。私のリスク管理が足りなかったということに尽きる。この反省はぜひ次に生かさねばならない。
posted by 飯沢ただし at 23:38| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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