2022年10月16日

達増県政振り返りC人事に関心なし

古い話になるが昭和40年代前半に総理大臣を務めた佐藤栄作氏は役所時代から「人事の佐藤」との異名を持ち、絶妙の行政のバランスを取ってきたことで有名だ。

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県庁の場合人事権に関しては知事が最高権者であり、それを有効に活用することにより本人が思いを持つ政策の推進が人事にも表れ、それが庁内へのメッセージともなる。

達増県政15年間、人事の鉈を振るう場面があるやなしや議会側から見てきたが、それらしき特筆されたものはない。達増知事は人事に無関心ではないかと思う。

その結果何が起きたかというのは、ついこの前までナンバー2が権勢を振るい、彼の思うがままの人事を行ってきたと言っても過言ではない。副知事人事案件等について最近は私はほとんど賛成してきたし、ここでは人事結果の是非を問うつもりはない。達増知事が関心がないために起きた弊害を問題にしたい。

知事自身のメッセージが伝わらない人事が続くと、庁内はどうしても人事発令の責任者に関心が及ぶことになる。そんな状態が続けば組織は閉塞的になり活気を失ってしまう。そもそも達増知事が人事権を有効に行使しないのは自分が持っている政策の実現について何もないということなのだとさえ思う。

先の一般質問の政策的な質問の答弁内容も総花的、理想的、抽象的で何一つ具体的で戦略的なものはなかった。

15年続けて変わらないものは何年やっても変わらない。
posted by 飯沢ただし at 23:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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