農業生産性、群馬3割改善 高付加価値品へ転作進む
【日本経済新聞電子版 2022年7月29日 21:00 (2022年7月30日 7:15更新)】
面積あたりの農業産出額が大きい「稼ぐ農地」への転換が群馬県や山梨県で進んできた。担い手が減り耕作放棄地も広がる農業を再活性化するには、収益性を高める努力が欠かせない。上位県はカット野菜向け生産を拡大するなど世の中の変化に柔軟に対応し、価格競争に負けない産品への切り替えも進める。
耕地1ヘクタールあたりの農業産出額を都道府県別に算出し2005年から20年にかけての増減率を比べた。最も向上したのは群馬県で全国集計を22.5ポイント上回り31.6%増となった。山梨県が29.0%増、長野県が26.7%増で続いた。
転作や品種切り替えで生産性が向上した割合(収益性増減率)
(耕作地1ヘクタールあたりの都道府県別農業産出額について、2005年から20年への増減率を算出したもの。農水省の作物統計調査、生産農業所得統計から作成したもの)
全国一位は群馬で31.6%
東北では 山形が4位で26.1%、青森が9位で23.9%、岩手は16位で12.9%
全県挙げて稲作から転作を進めている秋田県が意外な数字で23位で5.5%。
本県は他県と比較してかなり微妙で中途半端な印象。9月議会に向けて先進地の内容を精査します。
2022年07月31日
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