【2022年07月28日 18:54 IBC岩手放送 配信】
関係先として岩手県庁にも家宅捜索が入りました。岩手競馬の広告宣伝をめぐり広告代理店から飲食の接待や商品券などの賄賂を受け取ったとして、県競馬組合の業務部長の男が逮捕されました。贈賄の疑いで広告代理店の社長と社員も逮捕されています。
「今、段ボールを持った捜査員が県庁に入ります」
28日午後4時ごろ、県庁を県警の捜査員9人が訪れ、岩手競馬を担当する競馬改革推進室を家宅捜索しました。
警察は28日午前、収賄の疑いで県競馬組合業務部長で盛岡市向中野の齋藤和博容疑者(60)を、また贈賄の疑いで仙台市の広告代理店東日本朝日広告社の社長、菅原勝朗容疑者(61)と営業担当社員で盛岡市本宮の中條智之容疑者(55)を逮捕しました。
警察によりますと齋藤容疑者は2019年1月からことし4月上旬までの間、岩手競馬の広告宣伝などの業務委託で東日本朝日広告社に便宜をはかり、その見返りとして日本料理や焼肉などの飲食接待のほか商品券、洋酒、高級メロンなど合わせておよそ十数万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
東日本朝日広告社はおよそ5年間(警察発表。東日本朝日広告社の説明では7年間)岩手競馬の広告宣伝の業務を請負っていて、齋藤容疑者は企画コンペの審査や委託先の決定に携わっていたということです。
警察は3人の認否を明らかにしていません
平成19年の岩手競馬存廃問題の時に必死になって存続を求めてきた議員の一人として、恥ずかしい事件が発生してしまい慙愧に堪えません。
複数年にも及んで特定の業者に便宜をはかったことは競馬組合の管理監督責任はまぬがれません。管理者である達増知事はトカゲのしっぽ切りで終わらせることは許される訳もなく自らの責任も明らかにすべきと考えます。
当面は捜査の行方を見守ることになりますが、まずは競馬議会における管理者の説明責任、その後県議会でも明確な答弁が不可欠です。
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