令和2年の県議会9月定例議会一般質問で武田議員の質問に対して以下のような答弁をしています。公式な議事録に以下のように記されています。武田議員が指摘しているこの問題とはコロナ対策全般のことを指しています。
〇9番(武田哲君) 知事、私は応援者でありたいと。この問題解決を一緒にやりたいと。そのためには、やはりこの課題解決に向けてどう頑張るかというメッセージをもっと多く、記者会見なり何なり開いてもっと県民に広く知らせていただきたいし、思いを言っていくべきではないかと思います。国の事業の批判もいいのかもしれませんけれども、どうやってこの危機を一緒になって乗り越えていくか、そういった姿勢を示さなければならないと思っています。そのことをもう一度、最後にお伺いして終わります。
〇知事(達増拓也君) 去年、県知事選挙があって、さまざま政党によって、あるいは会派も関係ありましたでしょうか、議員個人や、あるいはグループによって、知事選では戦う格好にはなっているのですが、その知事選に向かう、前の期の県議会で申し上げましたけれども、自由民主党が達増知事を推すのであれば、それはもう相談に乗るということを、去年でしたかおととしでしたか、もうそのころから言っていました。
これって応援しなければ話は聞かないということです。県議会本会議で山際大臣と同じことを言っているのですよ。
都合のいいときだけ批判するという野党体質に達増知事も沁みついているようです。
実はこの時に自民会派の千葉伝議員が関連質問で知事答弁について真意を確かめたのでしたが、県連質問に適さないということで中平副議長に却下されました。すかさず私が議事進行をかけてどの部分が適さないのか明らかにせよと副議長に見解を質したところコロナ関連が主語ではないとの回答で、結局知事に答弁を求めないで終わってしまいました。(技術的には千葉伝議員が議事進行で対応すれば別の結果になったかもしれません。)
達増知事の選挙結果への受け止め敗れた木戸口候補も25%を獲得しているなど一方的な分析が主で敗北を謙虚に受け止める姿勢はなし。二人三脚で選挙運動したことに関しては、急に知事の立場に入れ替わって県民の声を聞く機会があって良かったとトボケるなど不誠実な態度。これでは木戸口候補者も可哀そうです。この日の会見ではやたら統一教会問題と自民党との関係を繰り返し述べていました。
私は3年前の参議院選挙後に達増知事が横沢候補者の当選報告会で手作りの金メダルを贈呈したことを一般質問で取り上げ「知事として敗者、並びに支援していた県民への配慮に欠ける行為」と質しましたが、知事は私の質問に対して直接的に答えることはできませんでした。
選挙中のツイッターでの発信も含め寛容さに欠けるリーダーにはほとほと呆れてしまいます。
片面しか見ることのできないリーダーに幸福を語る資格はあるのでしょうか。
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