2022年04月09日

新しい境地で

羽生善治九段 「反省点の多い1年」 来期はB級1組で現役続行
【3/31(木)  毎日新聞電子版 21:02配信】

 将棋の第80期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)で最高位のA級からB級1組への降級が決まり、去就が注目されていた羽生善治九段(51)が31日、B級1組で現役を続行する意向を明らかにした。羽生はこの日の対局後「内容も結果も伴わず反省点の多い1年だった。これを糧に新しい年度を迎えたい。順位戦は開幕までにコンディションを整えたい」と話した。

 永世名人の資格を持つ羽生は、トップ棋士の集まるA級に連続29期在籍したが、80期は8回戦を終えた段階で降級が決まっていた。

 羽生と同じく永世名人の資格を持つ森内俊之九段は2017年、A級からの降級決定後に順位戦に参加せず棋士を続ける「フリークラス」へ転出を表明。一方、谷川浩司十七世名人資格者は14年、B級1組に降級した後も現役を続け、現在、B級2組に在籍している。


昭和の終わりからまるまる平成の世までほぼ無敵を誇った羽生永世7冠。

その羽生善治永世7冠が保持していたタイトルをすべて失い、そしてとうとう名人戦A級も陥落。永世名人の称号もすでに獲得しているのでフリークラスという選択肢もあったがあえてB級での戦いに参加することを決めた。

勝負事は体力、気力とよく言うが、将棋の対局は長時間に及ぶことが多く、齢を重ねればどんな実力者でも棋力を維持することは難しい。

タイトル99期。あと一つとればという段になって、棋士羽生はもがいている。

素人の私でさえ勝負の際に凡庸な手を打つことが多くなっているような気がする。将棋は一手間違えば勝負がひっくり返ってしまう厳しいゲーム。相手が強ければ勝手に転んでくれるが、弱いと見られると堂々と指されてしまう。勝負の世界は厳しい。

AIの導入によって将棋の世界も大きく様変わりしたとよく聞く。

今の実力だと来年のA級再昇進どころかB2への降格もあるかもしれないとも言われる。自己との戦いに挑むことを決めた羽生永世7冠。

周囲の予想を覆す今期の快進撃を心から期待し、応援したい。
posted by 飯沢ただし at 23:12| 岩手 | Comment(0) | My Boom【密かなマイブーム】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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