昨日は年に一度の代表質問の日でした。
いわて県民クラブの佐々木努議員が代表質問で初めて一問一答方式を採用してから何年経つでしょうか。今回は登壇者4人中3人が挑戦して個人的には他会派までここまで浸透したことに喜んでおります。
代表質問は30分遅れの録画放送でテレビ中継があるのですが、よりによってロシアの軍隊のウクライナ侵攻ニュース番組が放送枠に飛び込んできて、4番目に登壇した「いわて県民クラブ」のハクセル美穂子議員の質問はすべてカットの憂き目に😠
今日もカット分の放送日について内部でゴタツキがありましたが、これは議会全体で対処する問題になってますので後日議運で放送日は決定するでしょう。いつの日になるか不明ですが、ぜひご覧を頂きたいと思います。
さて、ハクセル美穂子さんの質問の中身ですが、
美穂子さんは質問時間の大半を「こどもの医療費助成の拡充」について取り上げました。
岩手県は、現在、通院は6歳まで、入院は12歳まで、子どもの医療費として市町村に対し2分の1を助成している。(自らの4人の子育ての経験も踏まえて)0歳から4歳が子どもの医療費がピークになることから、この時期の子育て世代の家族の負担軽減を進めることにより、子育て世代の負担感を払拭することができると考える。
山形県では、子どもの医療費助成の助成年齢を通院で9歳まで引き上げている。「子育て支援医療給付制度」を「子育て家庭の経済負担の軽減を図るもの」として実施している。
岩手県では人口減少対策を来年度は重点施策として位置付けていることでもあり、就学前までの所得制限を外すなどの今できる範囲で子育て支援施策を広くとらえることが必要ではないか。
と迫りました。
ところが、知事は財政負担が増大することの懸念や県立病院が医療サービス供給を十分に行っているとの防波堤を築き、まったく議論の俎上に
に乗ろうとはしませんでした。質問と答弁のやり取りを見ていると執行部の事前のガード(事前のレクチャー)が固く、蟻の一穴も許さない。議論に乗らないことが知事の体裁を保つことという雰囲気を感じました。
ハクセルさんはこの問題を取り上げたのは初めてではなく、今回は県としての総合的な政策の上に立った知事の考え方や判断を聞いたはずなのに門前シャットアウト、シャッターガラガラでは知事の存在感というのはいかほどなものなのが問われることになります。
議員からの提案を懐深くハンドリングも出来ないようでは、私の感想は情けないの一言に尽きます。
この質問は岩手県議会で検索してYOU-TUBEでもご覧になれますので、ぜひご覧頂きたいと思います。美穂子さんの本気度が伝わります。
2022年02月25日
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