2022年01月11日

三陸沿岸国道並びに鉄道完遂促進協議会に参加

標題の会議に議会からの公式派遣で参加してきました。

今回の会場は仙台市内のホテルで行われ、協議会は青森、岩手、宮城の関係団体で構成されています。

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【祝辞を述べる村井宮城県知事】


今回で77回目の開催を数え、なんと昭和23年4月が第一回の開催となっています。戦後まもなく協議会を作ったということは三県がよほど整備の促進を欲していたこととなかなか日が当たりづらいインフラ整備と三県での共通理解があったのでしょう。

三県にまたがる三陸沿岸道は昨年末に八戸〜仙台間359kmが完成しました。東北整備局の説明だと通常の5倍速のスピードだそうです。これはとりもなおさず東日本大震災の復旧復興によって大きく後押しされたもので、震災前に私も何度かこの協議会に出席しましたが、進捗度は牛歩の歩みを続けていた記憶があり、完遂までこぎつけたことは驚異的としか表現のしようがありません。まさに予算とやる気さえあれば可能なのです。

残念ながら鉄道の方は道路とは別の目が出てしまいました。沿線の急激な人口減少という背景とJR東日本社が復旧に多額の費用を要すると難色を示したことも相まって一部区間はBRTで代替措置を余儀なくされる形となり、全線の完遂は困難な状態となっています。

今回の会議でこの協議会は一定の所期の目的を達成したという認識で一致し、休会とすることが決定しました。これまで陳情要請活動を活動の主軸としてきたので致し方ないことだと思います。これまで継続してたゆみなく活動をしてこられた先人に心から敬意を表します。

これからは三陸道の利用促進によって地域経済の発展や防災、医療連携に結びつけていくかが鍵になります。

今日は久しぶりに青森県議会の議長になられた三橋議員とも再開をし、しばしの旧交を温めました。また宮城県側にも県境議員連盟で交流を図ってきた方やILC共同議連で一緒に活動した方もおられて情報交換をする場にもなりました。

この協議会は休止となりますが、これからも課題解決のために必要とあらば積極的に連携を図っていきたいと思います。


今日は倫理法人会の会員スピーチから一日が始まり、なかなか隙のない日程の一日でありました。


posted by 飯沢ただし at 22:34| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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