2021年12月25日

岩手県南・宮城県北 ILC誘致推進大会が一関市で開催される

クリスマス・イヴの昨日、標題の大会が開催されました。

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会場に着いて出席者名簿を見てびっくり!!

関係者に絞り込んでの大会とお聞きしておりましたが、国会議員は小野寺五典代議士はじめ現職4名、代理2名をはじめとして

岩手県議会15名、宮城県議会21名、

盛岡市議会3名、大船渡市議会3名、北上市議会10名、遠野市議会1名、一関市議会14名、陸前高田市議会7名、
奥州市議会5名、西和賀町議会1名、金ヶ崎町議会1名、平泉町議会6名、住田町議会7名

仙台市議会15名、気仙沼市議会4名、登米市議会22名、栗原市議会5名もの議員のビッグデレゲーション!!

まずは、この大会の発起人が、ILC実現を熱望する住民の会(一関商工会議所)・登米市国際リニアコライダー誘致推進協議会・気仙沼市・一関市というところに注目して頂きたい。

国会議員団から小野寺代議士がお祝いのことばの口火を切りました。小野寺代議士には国会推進議連での活躍が期待されます。

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私も岩手県南・宮城県北議員連盟会長としての立場からお祝いを述べさせて頂きました。私には珍しく原稿を用意してきました。

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本日、岩手県南・宮城県北ILC誘致推進大会が開催されるにあたり一言お祝いを申し上げます。
文科省の有識者会議の再開、ILCジャパンの設立などILC実現に向けた動きが加速している今、この大会は誠に時宜を得たものと考えます。
まずもってこの大会を企画されました発起人各位に心から感謝と敬意を捧げます。

そして、本日ご講演を頂きます東北ILC事業推進センター代表、鈴木厚人先生におかれましては基礎物理学ブレークスルー賞のご受章に続き文化功労章のご受章、誠におめでとうございます。鈴木厚人先生のこれまでのご功績を讃えるとともにさらなるご活躍を祈念致します。

私は、ILCの実現は奥州藤原文化が繁栄した12世紀以来約900年の時を越えて東北の地に光が当たる最大の好機ととらえており、この好機を絶対に逃してはならないとの思いで私は今日まで活動して参りました。

さて、岩手、宮城の県境地区選出の県議会議員は昭和50年代から両県にて各々県境議員連盟を設立し、年に一度、両県議会の議員連盟所属議員が一堂に会し県境に関わる諸問題に対して研究と実践を重ねてまいりました。その県境議連の活動が起源となりILC実現のために両県議会全体で取り組むことに発展し、ILCの東北誘致に向け岩手、宮城の協力関係の強化のため岩手、宮城両県議会が立ち上がり2017年12月に超党派の共同議員連盟を設立しました。全国的にも例をみない二県による合同議員連盟と評価を頂いております。この間、官房長官はじめ政府や関係省庁の要請活動を展開してまいりました。今後はコロナの影響を見ながら共同議連の活動を推進していきたいと考えているところです。

ご案内のとおり、最終的には政府がホスト国として決定することでありますが、その後押しには学術的見地、科学的見地、国家戦略的見地からの考察が必要と思料します。しかし、後者の国家戦略的見地、すなわち日本初の国際機関である研究所の設立が安全保障を含んだ戦略が議論の対象となっていないことに残念に思うところであります。今後役員の改選が行われる予定である国会議連の活動に期待をしたいと思います。

今日、課題となっているILCへの国民への理解の醸成にはあらゆる可能性とビジョンを示すことが不可欠であり、そうした役目を負うのが行政の重要な仕事であると考えます。特に岩手県にあっては上部団体との調整作業にとどまらず本県の特徴を生かした独自の振興ビジョンを具現化し情報発信していくことが求められると考えます。例えば吉岡先生からご示唆を頂いているグリーンILCの取組みを本県の一次産業の産業振興に結び付けてビジョン化し、県民や国民に対しての多くの材料を提供すること等が考えられます。

岩手県には戦略的に活動するよう一層の奮起を促します。

今日までILC実現のために努力を惜しまず活動を積み重ねてこられた科学コミュニティーの皆様に深甚なる感謝を捧げつつ、大詰めを迎えたILC実現のため、今大会は関係者が所期の目標を達成するために心を一つにするために大きな意義があると考えます。
関係各位におかれましては、本日を契機としてより多くの方々に科学的な正しい情報を共有できますよう、そして機運の醸成が図られますようご尽力方をお願い申し上げます。
この大会が次なる建設的な動きにつながることを期待し、ご参会の皆様のご健勝をお祈りしてお祝いのメッセージと致します。



コロナの様子を窺いながら時期を見て適切に判断したこの会を企画運営した一関市の英断と実行に敬意を表したいと思いますが、実際のところこうした推進大会をいの一番に開催し、機運を盛り上げるのは岩手県の役目ではないでしょうか。昨日の県の存在はほぼゲスト状態でした。

私は、宮城県の関係者と情報交換をしました。岩手が動いてないのに宮城は勝手に動けない。これが宮城県の本音の認識と聞きました。

岩手県には必死に何が何でも実現しようとする気力・情熱・実行力すべてが問われています。

メッセージに託した私の思いをどれだけ岩手県庁の関係者は気づいてくれたでしょうか。
posted by 飯沢ただし at 23:20| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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