千厩町からの帰り道、今日は基盤整備事業の進捗具合を確認するために磐清水仏坂経由で進んだところ、雪で薄化粧した雄大な室根山に目を奪われ思わず足を止めました。
奈良時代より海路で東北に安住の地を求めて移動してきた人々はこの室根山を目印にしてきたと聞きます。
その時代から室根山の威容は変わらずこの地に鎮座しておられる。古い北上山地の地学的歴史からしても特異な存在なのです。
〽秀麗室根の依るところ〜(旧摺沢小校歌)
〽秀峰室根の山渇仰ぐ丘〜(大東中校歌)
〽紅燃ゆる朝雲は 室根の山に紅軍の〜(旧摺沢小紅軍応援歌)
〽東に高き室根山 西に遠く束稲の〜(大東中応援歌第一部)
〽室根山 白き雲沸き セルリアンブルーの砂鉄流るる〜(県立大東高校校歌)
校歌や応援歌には室根山が欠かせません。おそらく旧東磐井郡内の学校ではもれなく入っているでしょう。
これからも室根山をこよなく愛する人が住める故郷をしっかりと後世につないでいかねばならないと強く思った日でした。
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