インバウンド期待に冷や水 新変異株、水際強化で観光地
【共同通信電子版 11/29(月) 18:34配信】
新型コロナ緊急事態宣言などが全国で解除されて以降、日本人旅行者の客足が徐々に回復しつつある国内観光地。インバウンド需要の復活にも期待を寄せていたが、新変異株を受けた水際対策の強化で冷や水を浴びせられる形となった。
「また変異株。いつまで店を続けられるのかな」。東京・浅草の仲見世通りの和雑貨屋経営者(67)は、ため息をついた。通りはにぎわいが戻り始めたばかりだ。
大阪市の道頓堀商店会の事務局長(70)は「第6波につながらないか心配だ」と不安をこぼす。商店会の飲食店や土産店の売り上げは回復傾向にあるが、感染拡大前と比較すると好調な店でも6、7割程度という。
岸田内閣のオミクロン株への対応は早かった。
菅内閣の対応が遅さで蔓延させた苦い経験を生かしてのことだろう。
コロナ前までYOKOSO JAPANで日本政府は観光業にテコ入れしたが、今ではまったく逆の目が出てしまっている。インバウンド客よもう一度という甘い夢はしばらく封印せねばなるまい。致し方ないことだと思う。
観光業はこれから国内客を対象にした方策を探らなければなるまい。
2021年11月29日
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