⚾ 二年ぶりの夏の大会の開催が実現
⚾ コロナ禍により一般観客は入場不可
⚾ 7日間の雨☔による順延で決勝戦は29日に行われる
⚾ 選手がコロナに感染し2校が不戦敗😠に
⚾ 決勝戦は初の兄弟校の激突
いろいろなことが起きた大会でしたが、何とか閉会までこぎつけたのは選手ならびに関係者の尽力のおかげです。
しかし、課題も多く残しました。不本意ながら不戦敗となったケースで東北学院高校の辞退についてはモヤモヤしたものが残りました。
降雨によるコールドゲームの取り扱いについては以前から問題提起されていましたが、これまでの大会の進行に重きを置いたやり方が浮き彫りになり、サスペンデッドゲームの採用についてはやっと今後協議を始めることになりました。
閉会式をテレビで観ていましたが、進行は従前どおりの要領で行っており、工夫が見られなかったことは疑問です。特に主催者の新聞社社長の閉会宣言が長すぎる!東京五輪には感染拡大の恐れありと社説で中止を求めておきながら、自前の大会では時間短縮などの感染対策を取らなかったのはどういうことなどでしょうか。また、大会経費をクラウドファンディングで募りましたが、結局目標額の2割にも届かなかったことに関しては、内部留保が潤沢にあると噂されている高野連と主催者の朝日新聞社には運営方法をめぐって厳しい目が注がれるでしょう。入場が認められた父兄からも入場料を取っていた事実には驚きよりも呆れました。
一方、選手の皆さんの溌溂としたプレーには今年も感動をもらいました。岩手代表の盛岡大付属高校の重量打線も存在感を示してくれました。最近の高校野球は球数制限もあり、勝ち進んでいくにはエース級の投手を最低2枚は必要で、とりわけ公立高校が決勝まで残るのは困難な時代となりました。勝ち進むことが高校野球の目的ではないはずなので、良き伝統は残し、改革すべきは改革する勇気が求められます。
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