2021年07月27日

5年ぶりに橋田満先生の講演

私が会長を務めている「岩手競馬振興議員連盟」でJRAの橋田満調教師(JRA調教師会会長)をお招きして講演をいただき、橋田厩舎が積極的に活用を頂いている「遠野馬の里」を視察見学致しました。

実は橋田先生には5年前の同月同日に同じ場所で講演を頂いておりまして、今回で2回目となります。前回お会いしたご縁で3〜4年前だと思いますが北海道のセレクトセールでも偶然お会いする機会があり、お声をかけさせて頂いたところ私たちを覚えて頂いてとても感動した記憶があります。

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今回は橋田先生が話題を提供しつつ、中途でも会員の皆様から質問と意見交換をするという弾力的スタイルでの進行でしたので。とても実のある時間を過ごせたと思います。

すべてが示唆に富んだ内容のお話でしたので、要点を書き留めておきます。

🎠 橋田厩舎がディアドラ号の欧州遠征を期に英国の競馬文化の格調の高さに触れ、あらためて競馬に対する認識を新たにした。
🎠 岩手競馬で発生した薬物事案はJRA関係者も関心を持って捉えていた。競馬は公正でないと前提が崩れるので議員の立場からも経緯経過を追い続けて完全な安全な形になるように追及してほしい。
🎠 人材育成はJRA、地方競馬問わず問題解決は急務。不足を短期的に外国人で補充するのではなく(それも必要だが競馬にふさわしい人を要請することが肝要である。底辺を広げ、待遇を整え、馬に関する文化を発信し続けることが大事。岩手には独自の馬事文化があり、小学校の乗馬クラブや中高の馬術部などを発展することで可能性が増すはずである。
🎠 岩手競馬はこれから、いかにしていい馬を集めるか⇒どれだけの馬で岩手が採算がとれるのか、JRAから入りやすい環境をもっと整えることが近道。競馬で上がった収益をどこに効率的戦略的に配分させるかが鍵。賞金設定、預託料などすべてがそこに関係してくる。
🎠 岩手競馬は外厩制度が使えていない(低賞金、貧困な後背環境が大きな要因)。馬資源を有効に使えればもっと魅力が出てくるはず。
🎠 人手不足解消や競走馬の怪我防止のためには施設整備としてウオーキングマシーンは有効。
🎠 競馬の配合は未来を予測するもの、未来の状況が変わることを予測する力が必要となる。夢を追い続ける。夢を崩さない。

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前回にも増して有益なお話を頂きました。橋田先生には心から感謝申し上げます。

また、私個人にも嬉しい再会がありました。それはまた後日。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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