今日は第三話でした。ウィキで調べてみると第三話が一番最初に撮ったものらしいです。
放送された昭和42年〜43年は私は幼稚園の年長から小学一年生の頃。チャンネルの実権を握っていた祖父はHNKニュースを見たかったのですが日曜の夜だけは孫に譲ってくれたのを思い出します。
前番組のウルトラマンが怪獣対決を中心に据えていた路線を継承するのではなく、宇宙人の地球侵略を地球防衛軍が守ることを柱にしていて、子どもには難解な脚本もありました。そういえばウルトラセブンの格闘シーンはあまり今気づけば大々的にフーチャーアップされていませんでした。この難解なテーマをテレビで映像化しようと試みる円谷プロの熱の入れようは相当なものだったのでしょう。
イギリスのテレビ番組サンダーバードから取り入れた基地からの離陸場面やそれに併せた高度な音楽性など印象に残るシーンが数々あります。番組放映から50年以上経過しても古さを感じないのは明確なコンセプトと豊富なアイデア(カプセル怪獣など)があったからに他なりません。小物類で現代に実現したのは腕時計型のオンライン通信機でしょうか。(記憶装置がデジタル化するまでは当時は予測できなかったようです。ちなみに映画「2001年宇宙の旅」でもコンピューターは磁気テープでした。)
ちょうど高度経済成長の真っ盛りで作り手のエネルギーが感じ取れます。日曜の朝の元気なる楽しみができました。
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