少し時間が経過しましたが、先の水沢・盛岡両競馬場関係者との意見交換会を経て、私が会長を務めている岩手競馬振興議員クラブで岩手県競馬組合に対して岩手競馬の振興に向けた要望を2月8日(月)に行いました。
この提言書を渡す機会に毎年多くのメディアが関心を寄せて頂いていることはありがたいことです。今年もテレビ岩手社が取材をしてくれましたし、地元紙でも岩手日報社、岩手日日社が取り上げてくれました。
競馬事業の摩訶不思議さは、東日本大震災の時もこのコロナ禍の時も社会情勢が厳しい折には売り上げ増は期待できないと考えるところなのですが、逆の結果が出ているところです。他の主催者でも高知競馬では一日の売上10億円超えで当競馬場のレコードを記録したほどです。
この結果は間違いなくネット販売が右肩上がりに好調なことが要因ですが、こんな調子のいい日は長く続くわけはありません。過去にも岩手競馬は売上最高年次に過大な設備投資を行い、結果存廃問題にまで発展した苦い苦い経験があります。
こうした時ほど初心を忘れず、綿密な経営戦略を練り、将来に備えていかねばなりません。
今回の提言書にはIR法によりカジノ解禁になった折の影響についても言及致しました。関係者も喉元過ぎればなんとやらではなく、ひたすら地道にファンが喜ぶ強い馬づくり、環境整備に専心してほしいと思います。
2021年02月15日
この記事へのコメント
コメントを書く