先の通常国会の予算委員会で菅首相が国からの支援策を講じることを明言していたが、県も追随して支援することとなった。
【大雪による被災農業者等 への 支援策 の概要】
(1) 施設等の復旧・営農再開への支援
@ 概要
大雪被害を受けた農業者 等 の経営安定を図るため、農産物 等 の生産に必要な施設 の再建や 、 パイプハウス の被災により不足が懸念される水稲苗の確保等を支援
A 具体的な支援内容
ア パイプハウスなどの施設の再建、修繕、撤去等
イ 農業用機械の再取得、修繕
1) ア 、 イの 補助率 :国 3/30 15 /30 、県 7/30 以内 、 市町村 7/30 以内計 最大 23/30 (77%)
2)国事業を活用できない農業者への補助:県 7/30 以内、市町村 7/30 以内
ウ 育苗用パイプハウスの被災により不足が懸念される水稲苗を広域で融通するための輸送に要する経費
補助率 :県 1/3 、市町村 1/3 (別途、事業実施主体へ国から助成あり)
B 2月補正予算案計上予定額 16 億6 千万円
認定農業者や集落営農組織への対象がアとイ、受益農家が3戸以上という条件がつくが自力で再建する場合はウのメニューが備えられた。
今回の緊急的な補助金対応に関しては国の判断が早かったことは有難いことであった。最大77%、4分の3以上の補助をもらえるのは農業者にとっては朗報だ。県の補助枠に関しても頑張ったと思う。議決は3月上旬になるが、議決後の速やかな執行が求められる。市町村や農業団体との連携が試される。
この間、知人のハウス施工者と面談したが、材料の調達が2月下旬からが最速。さらに主な施工業者は4社ほどしかなく優先順位をつけて作業に入るにしても、作業全体をこなすのに3カ月以上はゆうにはかかるのではないかという見立てであった。こうした点についてもしっかり配慮していかねばならない。
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