2021年01月21日

大きな揺り戻し

A cry for racial justice some 400 years in the making moves us. The dream of justice for all will be deferred no longer.

A cry for survival comes from the planet itself, a cry that can't be any more desperate or any more clear.

And now, a rise in political extremism, white supremacy, domestic terrorism that we must confront and we will defeat.

To overcome these challenges -- to restore the soul and to secure the future of America -- requires more than words.

It requires that most elusive of things in a democracy:

Unity.

Unity.


約400年におよぶ人種間の平等を求める声が我々を動かしている。すべての人への正義の夢は、もはや先延ばしされることはない。

地球そのものからも生存を求める声が上がっている。その声は、かつてないほど切実で明白だ。

政治的過激主義、白人至上主義、国内テロリズムが勃興しており、我々は立ち向かわなければならず、必ず打ち破る。

これらの試練を乗り越え、我々の魂を取り戻し、未来を確保するには、単なる言葉以上のもの、民主主義においてもっともつかみどころのない「Unity(結束)」が必要だ。

結束。

結束。


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アメリカの大統領の就任演説は世界に最も影響を与える国としてのトップの決意を述べるケースが多かったと思うが、国内の結束を連呼しなければならないところに現在のアメリカ合衆国の最大の憂鬱が表れている。

トランプ前大統領によって国民が分断された溝を埋めるのは多くの困難が予想されるが、これに失敗すればバイデン大統領が掲げる政策が前に進まなくなるだろう。76歳で就任した大統領は最高齢。普通に考えれば再選はない。4年間で答えを出す覚悟をしなければならない。大変な仕事が待ち受けている。

トランプ大統領の誕生には中間層の貧困問題が大いに後押しをした。中間層の再生は演説にも触れているので具体的成果はすぐに求められる。

対中共(中華人民共和国)政策に関してはトランプ大統領のとった毅然とした態度には、個人的には胸のすく思いがしたが、新大統領は果たしてどんな対応をするだろうか。オバマ政権は普遍的な理想を追求したまでは良かったが具体的には何も起こさななかった。中共の台頭を許せば世界の秩序が大きく変わってしまう。温い対応は許されない。

日本政府は過去に民主党政権時にはあまりいい対応をされていない。対日政策に関しては注意深く見守っていかねばならない。

一方、トランプ前大統領がとったアメリカ唯一主義政策からは大転換を表明している。パリ協定やWTOへの復帰など。全人類的に取り組まねばならない環境問題等には前進させてほしいと願う。
posted by 飯沢ただし at 20:24| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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