【共同通信社 11/19(木) 16:57配信】
元朝日新聞記者の植村隆氏(62)が、従軍慰安婦について書いた記事を「捏造」とされ名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト桜井よしこ氏(75)と出版社3社に謝罪広告の掲載と損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は植村氏の上告を退ける決定をした。18日付。請求を棄却した一、二審判決が確定した。
一、二審判決によると、桜井氏は、韓国の元慰安婦の証言を取り上げた1991年の朝日新聞の記事について「捏造」「意図的な虚偽報道」などとする論文を執筆した。
植村氏は「事実に基づかない中傷で激しいバッシングを受けた」と2015年に提訴した。
この内容はあまり大きく扱われませんでしたが、私には関心のある内容でした。
朝日新聞が掲載した従軍慰安婦についての記事は、ご案内のように捏造記事ということが判明し、朝日新聞も後に謝罪をし訂正記事も出しました。その後植村氏の記事は捏造であったことを指摘した桜井氏と出版社に名誉を傷つけられたとして植村氏が提訴し、最高裁まで争われた結果訴えは棄却されたものです。
話は一見ややこしいのですが、捏造記事を書いたくせに捏造と決めつけられて腹立たしい!と言って裁判まで起こしたが植村氏は当然のごとく負けちゃったということです。
朝日新聞はこの事実をどう扱うか注目していましたが、社会面で事実関係だけを載せていました。

事実を捻じ曲げた記事が闊歩し世界へ発信されて、日本の国益を失ったことは決して許すことはできません。従軍慰安婦問題は未だに解決の道遠く、日韓関係の障害にもなっています。こうした原因の発端をつくった新聞社はじめ当事者は責任は果たされたと言えるでしょうか。
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