今日で9月も終わりです。残暑から雨が降ったらあっという間に秋になってしまいました。そして2020年は残すところ3カ月しかありません。
9月定例議会も開会しました。今議会はこれからの社会を見据えた議論を展開しようと決意も新たにしております。
昨日文部科学省のILC関連概算要求に関して令和3年度の概算要求額が明からになりました。
〇 先端加速器の低コスト化基礎技術の開発に3.2億円
(令和2年度予算額も3.2億円)
開発となってますが、米国、欧州との共同研究課題への取組や国際的な研究動向の調査・把握を引き続き実施すると計画にかいてありますので米国シカゴ近郊にあるフェルミ研究所や独仏の研究所との連携を図って共同研究のより進捗を図るものと推察されます。
このほか。高エネルギー加速器研究機構(KEK)運営交付金の内数として1.6億円を盛り込んでいます。
ここ数年ILC技術のセンター役割を担っているKEKへの予算措置は減額されたことはなく、また以前はILCという名称も出さないで予算要求をしていましたが公然とILC関連と銘打っていますので文部科学省内のILCの位置づけがこのことによってプラス方向に作用していることが判断できます。
都合4.8億円(前年度も同額)により、日米及び欧州(独・仏)とのILCコスト削減に向けた共同研究等に対応。と結んでおります。
いよいよ来年はKEK内に設置されたIDTが本格的に動き出す年になりそうで、予算要求もそれを裏付けるものなっています。本県も関係機関との連携を密に図りつつ、同時にグランドデザインに関して県民に理解しやすいものを用意する作業が必要になると思います。
2020年09月30日
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