増田寛也氏の「地方消滅都市」の評価を口火に話が始まり、内容は多岐に渡ったが、一貫しているのは農業振興を中心にした中山間地の維持発展についてだった。
賀川豊彦の精神、新渡戸稲造の講義の内容、スイスのアルペン農業とデカップリング、農業専門校の在り方、農協経営の本質、ドイツのグリーンプランと農村改善事業の成果と問題点
これだけの内容を約2時間で一瀉千里に話され、最後に「しっかり伝えたから」と言われて車を駈けて嵐のように去られていった。
私は父が60代半ばで亡くなったのでこうした時夫さんのような大先輩とお話できることとなったのだが、本当にありがたいと痛感した。時夫さんの思いは与えられた材料を自分なりに学習して地域や本県の発展につながるような跡を残していく活動をしたいと思う。
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