2020年05月30日

議会の権能を保持する

昨日は県議会交渉会派の代表者会議があり、6月11日(木)に開かれる臨時議会と6月23(火)から開会予定の6月定例会の進め方について協議をしました。私は「いわて県民クラブ」を代表して協議に参加しました。

臨時議会は一昨日閣議決定されたコロナ対策の補正予算に呼応する形で県側から召集される予定であり、他県よりも早い動きには評価をしたいと思います。

6月定例会は一般質問9人が予定されているところですが、平時とは異なり未だ「三密」を回避しなければならない状況にあることから会議の持ち方について他県の事例を参考にしながら議論しました。本会議場で行うことはすぐ合意を得たのですが問題は会議時間をいかに効率的に行うかという点です。すでに「三密」を避ける対応方策を連絡本部会議で行っていますので、通常通りの日程で行うことは矛盾を生じることになります。

1)質問時間を短縮して会議時間を短縮する
2)質問者を減じて会議時間を短縮する

事務局からは案として2案が示されましたが、私は質問者の時間は通常通り確保すべきとの論に立ち、議会が自ら与えれた権能を狭めることはありえないとの考えを述べました。具体的には一般質問の日数を2日増やして、1日2人の質問者にすることを提案しました。要は質問者の時間を確保しつつ会議時間を減ずるという考え方です。昨日は結論には至りませんでしたが各会派の合意はほぼ得られたと思います。

議会日程は県執行部との兼ね合いもあるので今後調整をされることになります。知事等の日程が議会日程とかち合う場合は別の方策を考え直さねばなりません。

議会日程を増やすことは経費の増大になるわけですが、このようなコロナ対策やコロナ収束後の生活様式の変化に伴う県施策の推進策等、議会側が提案することは多岐にわたることが予想され、このような時こそしっかりと議論することが求められると考えます。そもそも議会は民意を選挙によって反映された独立した機関ですから議会の意思によって議会の運営はされるべきです。よって質問時間を短縮するなどは私は考えもおよびません。

まぁ早期に「三密」体制が解かれればこんな面倒はしなくてもいい訳ですから、一日も早いコロナウィルスの感染終息を願うばかりです。
posted by 飯沢ただし at 21:59| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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