標記の大会が去る7月13日(土)から7月14日(日)の二日間で行われました。
この大会のことはこのブログにほぼ毎年記事にしています。
最初の岩手国体の開催を契機に始まった大会と聞いています。半世紀にわたり継続したことは児童(選手、応援)・学校・先生・親・地域のすべての関係者情熱の賜物です。ソフトボール王国一関の基礎をつくったのは間違いなくこの大会でした。当初は東磐井地方の学校対抗から始まり、旧大東町の京津畑小学校以外の学校が参加したこともあったそうです。全盛時の参加校を振り返ると
大東地区:摺沢・大原・興田・猿沢・渋民・曽慶・中川・天狗田・丑石・内野
千厩地区:千厩・奥玉・磐清水・小梨・清田
藤沢地区:藤沢・黄海・新沼・徳田・保呂羽・大籠
東山地区:長坂・松川・田河津
室根地区:折壁・上折壁・釘子・浜横沢・津谷川
川崎地区:薄衣・門崎
驚くべきことに優勝校は偏ることなく旧6町村から出ています。小規模校の清田小学校による3連覇はこの大会の意味するところの象徴的な偉業でした。近年はスポーツ少年団中心のチーム編成となっており学校対抗戦の色は薄くなってきていました。しかし、競技力の向上という意味においては技術講習会を積極的に行うなど大いにこの大会によって貢献を果たしたと思います。
私も県議としての立場から表彰式のメダル授与の役目を何度も仰せつかりました。スポ小の大会にはない4位の敢闘賞までのメダル授与。決勝の戦い終えて帽子を脱いで汗だくになった選手たち、勝者の選手は目をキラキラさせて喜びを爆発し、惜しくも敗れて口をキッと結んで悔しさを隠せない準優勝の子どもたち、どの選手もとても印象に残っています。
閉会式が終わると選手から子どもにもどり、緊張から解放された姿も目に焼き付いています。
私も会員である大東商工会青年部摺沢支部OB会、現水晶会が50回を機に主催と主管を退くことになりました。第一回から携わった宍戸武英会長が最後の準備が終了した後に万感の思いをこめて皆に挨拶しました。「本当に今までありがとうございました。」
水晶会は商工会メンバーを主体としながら役所のOBなども加わりこの大会の運営に携わってきました。商工会議所の職員も皆一緒に分け隔てなく貢献したと私は思います。前日のグランドづくりも要領よく約1時間半で完成したのは長年の蓄積のなせる業です。
夏休みの子どもたちの思い出に残るようにと水晶会が開会式、閉会式の演出にも工夫を凝らしてきたこの大会。来年からは形を変えて継続の方向と聞いています。これからも一関のみならず県南地区のソフトボール振興のために50年の歴史を踏み台にして前進することを念願してやみません。
2019年07月16日
この記事へのコメント
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Posted by Mr.Peki-chan at 2019年07月25日 16:47
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