基調講演として 東京大学素粒子物理国際研究センター特任教授の山下 了先生から「ILC計画に対する見解への視点とその後の動きについて」講演があり、活動発表として地元から 大東町地域ILC委員会の委員長である小原玉義(私の小中高の同級生)氏から「ILC誘致に向けた大東地域の取り組み」について両磐インダストリアルプラザ ILC若手研究会 村田 宰氏から「ILC誘致に向けた若手社員による検討の報告」が発表されました。


山下先生からは詳細に現在ILC計画が置かれている状況が説明され、国内では今年中、海外との折衝に関しても5月がデッドラインであることが示されました。講演後には質問が受付されましたが、実験装置から発生されるとされる放射性物質の管理について内容が集中しましたが、山下先生が科学者の風格を持ってそして丁寧に根気よく回答されておりました。トリチウムを含んだ水を砂鉄川に放水するなどという事実誤認については明確に否定されておりました。
私も祝辞の中で申し上げましたが、今後計画の概要が徐々に明らかになっていく過程で、事実を正しく情報発信し、受け取る側である住民も科学的な見地をもってコミニケーションを図っていくことが大事であると思います。一方的な情報を鵜呑みにして危険性を煽るやり方には感心できません。あくまで科学的に根拠をもってお互いに情報共有をされていくことが肝要なのです。
地元でも関心をもってこの日本初のプロジェクトを見もまり応援していくことがこの大会で確認されました。私も正しい情報の伝達が円滑にいくよう国や県、関係団体に働き掛けていきます。