
今回の竜王戦は防衛すれば空前のタイトル100期獲得となることから注目を集めていましたが、平成元年に初タイトル(竜王)、平成3年からは何らかのタイトルを保持していた記録も平成の元号と共にあった羽生時代にピリオドを打つことになりました。
対局後は「(無冠は)結果を出せなかったのは自分自身の実力が足りなかったことだと思うので、また力をつけて次の機会、チャンスをつかみたいなと思います」20代、30代の棋士が続々とタイトルを取っていく中で、今後の抱負について聞かれると「パッとは思いつかないですけど…。今回のシリーズをしっかりと反省して、これから先につなげていけたらいいなと思っています」と淡々と口にしていたそうです。
あの大山康晴永世名人も中原誠氏の台頭で一時は無冠になりましたが、50代には見事に復活を果たしていますから羽生善治氏にもぜひとも復活を果たしてほしいと思います。