主宰者の説明文書によると「ILCを考える会」は(子どもたちが学習しているのに遅れをとったと感じる市民による〜ILCを市民の立場から考える会)が講演会を開催した。
後援:一関教育委員会、平泉教育員会、岩手日報社、岩手日日新聞社、ICNケーブルネットワーク
と記載してある。去る7月28日(土)に開催された講演会を元にこの団体の代表者らがILC誘致反対の意見書を日本学術会議に提出したと報道されている。
私はILCを推進する立場ではあるが意見の多様性は排除はしない。しかし、人それぞれにいろいろな考え方があるとは思うが、新聞報道の内容を見ると
・県や一関市の誘致運動で事業に伴うリスクやコストについての説明が不十分
・立地地域の財政負担についての説明がない
・県境変化への不安、跡地利用についての不安
・子どもたちを活用した広報のあり方
・東日本大震災からの復興のために論じられている
の懸念を挙げたとされている。
大変申し訳ないが、反対論陣を張るには反対の根拠となる科学的根拠明らかにした上で行うべきであると考える。不安要素を並べて思惑だけで時期早尚と結論付けられているのは違和感を禁じ得ない。また、行政の説明不足を挙げているが私自身の活動を含めて8年以上にも及ぶ説明会が幾度となく開催されている中で、ご提案者の方々がどれほど学習していたのか、この期に及んでという疑問はぬぐえない。
まず最初に山下了先生や吉岡正和先生の講義をよくよく聞いてから判断し、科学的根拠をもって議論を戦わせるのが筋であろう。
後援された団体、メディア各社も「ILC誘致を考える会」という名前だけで判断されたのではないか・・・・・・あくまで想像であるが・・・・
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