2018年07月30日

他場も着々と

岩手競馬振興連盟で高知競馬を、岩手県競馬組合議会で兵庫県園田競馬場を視察しました。

JRAのIPATやSPAT4(南関東競馬場の電話投票システム)の地方競馬へのシステム解放により瀕死に喘いでいた地方競馬は一気に息を吹き返しました。その模範例が高知競馬と園田競馬という理由で視察対象となりました。

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高知競馬は一時は88億円もの累積赤字を計上し、存廃の窮地に追い込まれましたが起死回生を狙い通年ナイター興行を断行しました。ネット販売環境に最も適した競馬場になったことで今では売り上げの90%はネットによるものとなっています。売り上げが急速に増加している近年でも累積債務の返還よりも既存施設の再投資や新たなファン獲得のためのサービス向上に利益が充てられています。ニッチなサービス提供が特徴的で女性専門ルームの創設は画期的です。

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兵庫県競馬は赤字になったのは2期のみで累積赤字はないものの、岩手と同様に2場体制(園田と姫路)を取っており、なおかつ西脇トレセンを保有しているため経費高になっているのは否めません。ネット販売依存率は75%。近年の利益が出た分はやはり園田競馬場、姫路競馬場の再投資に優先的に向けられています。内装をリニューアルしただけでなく御座敷ルームやグループ用のルームのスペースを作り場内ファンサービスにも力を入れていて、以前に訪問した時の園田競馬場とは見違えるほどきれいになっていました。

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高知、園田ともキャッシュレス販売に力を入れており、人件費削減の効果を狙っています。

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ネット販売解禁による売り上げ増がどこまで続くかどこの主催者も見通せない中も着々と手を打ってきていることが窺い知れました。

岩手県競馬組合に対して「現場に必要な個所にお金が回っていない!」としつこく意見を競馬議会で述べてきて最近ようやくその方向性が出てきましたが、まだまだ工夫が必要なことがよくわかりました。中長期的な戦略経営をしていくためには単年度の存廃ルール見直しも検討すべき時期にきていると感じました。
posted by 飯沢ただし at 01:04| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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