青森県はもともとリンゴを主軸とした物販販売に三村知事を先頭に相当な力を入れており、観光にもその延長上で以前から観光企画に注力してきた背景があると確信しました。

その証拠に「青森県観光戦略局」を設置。観光と物販を連携させて部にしているのです。本県の目線では考えられない特化戦略による部局設置。これこそベンチマークも明確になり職員のモチベーションも上がるというものです。
観光戦略局の下には企画課、誘客交流課、国際経済課の三課があります。
説明をされたのは誘客交流課の国際誘客推進監の宮古様からでしたが、北海道新幹線の開業を見越して新幹線とフェリーを組み合わせて北海道を訪れる観光客を県内に誘導する「立体観光」の推進、アンケート実施による個人観光客の重点ターゲット化とモデルルート化。なかなか斬新な考え方を実行に移していました。
私は県内市町村との濃密な連携と明確なビジョンに基づくコンテンツ開発が特に優れていると感じました。もちろんそれを実行に移すに必要な情報を自分たちの足でしっかり稼いでいることも言葉の端端に感じ取ることが出来ました。なにしろ結果も出ているので説明も自信に溢れ、生き生きとしていました。言い訳を並べたててその場を繕う姿勢などは微塵も垣間見えません。
宮城県も抜いて東北一になるには原因があります。
明確なビジョン・戦略策定・実行能力・知事のリーダーシップ
大変参考になった視察研修でありました。