しかし、公的な仕事に関わる方にとって、県で言えば県庁の場合、その仕事が県民利益に関わってくるようならば二元代表制の一翼を担う我々議員の立場とすればおかしいことは是正を強く求めていく義務があると私は思って議会活動しています。
昨日は総務常任委員会で3点について指摘と提言をしました。
浅沼専務が社長に昇格して体制が変わったことを契機に、これまでずっと私が指摘をし続けてきた関連事業の経営状況について県民への説明責任を果たせるよう強く求めました。
2)ラブビーワールドカップ2019と三陸復興防災プロジェクト2019の事業の関連性と課題について
どちらの事業も資金を捻出するために企業等から協力金を募っているのですが、対象地域も準備期間が重なるのに関連性と互いの協力体制が見えてこない、個々バラバラの状態。県としてしっかりフォローアップすべきであるし、むしろ資金協力はラグビーワールドカップを優先的に行うべきではないかと提言しました。
3)「ILCは決まって当然」と達増知事の発言した波紋とその発言に関する秘書広報室の情報管理のあり方について
この発言は新聞紙上に掲載されて政府関係者の心情を逆なでするのに十分なものでした。その波紋影響についてただしたところ「把握してない」との答弁。私は事前にILC担当者から要請活動の折に政府関係者から「あの発言は何だ!」と皮肉を込めて問いただされてさすがに困ったとの状況を把握していたので、耳触りのいい都合のいい情報だけを秘書広報室は採取して県民利益にかなう情報収集をしているのか!と厳しく迫りました。
ILCが正念場を迎えて関係者が必死になって活動している中で、私は県のトップリーダーがこんな発言をすること自体大問題と思うのですが、覆水盆に返らずでしゃべってしまったことは元には戻らない。しかし知事の発信力を強化するために設置された部が、県民の足引っ張りになってしまっては部を設置している意味もない。
ILCは絶対にモノにしなければなりません。その意味において特に悪い(耳触りの悪い)情報には神経を尖らせて把握し、部局横断で共有に努め、事後対策をとる必要があるのです。達増知事には私が見る限りそんな問題意識は見当たりませんから、せめて庁内では実行して欲しいとの切なる提言です。
またぞろ飯澤議員が自己主張しているぐらいとタカをくくるか、提言として対処するかは行政次第でしょうが、私は引き続き間違っているところはバンバン是正を求めていきます。