去る3月20日(火)に県議会二月定例議会は閉会しました。
今回の予算特別委員会で私は総括質疑をしましたが、部局別審査でも新規・継続案件について提案と質問をしました。
新規案件は宮城県で実証実験に取り組んでいる「田んぼダム」について。田んぼダムはすでに新潟県見附市で実施されていて、河川改修には一定の期間と予算が必要になることから、水量を一時的に田んぼで調節して水害被害を緩和させるという取り組みです。本県の土地改良事業化率は東北六県でも最下位の51.1%であることを逆手にとって新規採択箇所においては検討の余地があるのではないかという提案でした。地元の藤沢町黄海の辻山地区などは格好の採用適地と想定しました。農林水産部長からは「研究の価値あり。」との答弁でありました。
その他、継続てきに取り組んでいる課題として、漆産業の全県下への展開、地域病院における存在意義の明確化と医師の計画的配置策、そして定番の「国道343号 新笹の田トンネル」の建設について発言しました。新笹の田トンネルは毎度角度を変えて質問するので他の議員にもすっかり浸透してきました。議員だけでなく執行部においてもILC実現戦略の中で先手を打ってもらいたいものです。いずれ採択されるまでこの質問は続きます。
恒例のI紙の県議会を振り返ってでは、議会への厳しい論調が展開されておりました。(文責のM氏にしては辛口批評(謎))確かに、質問者が執行部の答弁ごとに「ありがとうございます。」を繰り返していては議論の深みがでないのは当然で、執行部も楽で仕方がないはず。質問には議員の問題意識がなければ質問する意味がないと私は常々思っています。今議会での唯一のアクセントはベテランのS議員とK部長のやりとりだったでしょうか? ベテラン議員はもっと手本になるような質問をしなければなりませんね。自戒もこめて。
議会が終わってから恒例の三者懇の席で他会派の一期生議員から、県議会の二元代表制の現状について問われました。確かに選挙という大きな関門をくぐるにはそれなり支援体制がなければ成就しない訳で、私に問うた議員も現実と理想の狭間で悩みがあるのでしょう。地方議会には与党も野党もないのだからしっかりと問題意識をぶつけろ!と激励しましたが、自分で乗り越えて大きく成長して欲しいと思います。
そういう意味でも自由に発言できる環境を私に与えて下さった支持者の皆々様には感謝の念にたえません。これからも残された任期を全力で頑張ります!
2018年03月23日
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