民進、加計問題巡り特区廃止法案提出へ
2017/5/31 18:50 【日本経済新聞】
学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区に大学の獣医学部を新設する計画を巡り、民進党は国家戦略特区を廃止する法案を提出する方針を固めた。31日に国会内で開いた党の調査チームの会合で、桜井充共同座長が明らかにした。特区の適用を停止し、政府に施行後2年以内に特区廃止を含め検討するよう義務付ける。来週にも参院に提出する。
31日の調査チームでは、特区認定した経緯を内閣府の担当者らに聴取した。160人の定員の根拠について担当者は「新たに必要な獣医師が何人か判断するのは難しい」と説明。出席者からは「過程が不透明だ」「定員について議論がほとんどされていない」など反発する声が上がった。
私はこのニュースを見て目を疑いました。
打倒安倍政権を掲げるあまり、木を見て森を見ずの短絡的な政策破壊を進めようとしてしている民進党の動きは理解不能です。
そもそも、国家戦略特区とは、今まで規制でがんじがらめだったものを、特定の特区に限って緩和することで、岩盤規制を打ち破って事業を行えるようにするもの。
まさに、政治主導で既得権益を打破していき物事を決めていくということです。
民進党は、加計学園の問題を追求するために、200以上にわたって規制緩和されてきたものを白紙に戻そうということです。
ILCが実現したら科学技術特区の設置をあきらめてもいいということですよね。
政治主導を掲げ既得権益を打破しようとした民主党の考え方は捨てたのでしょうか?
政治主導と言って、国への要望も自治体を民主党県連まで足を運ばせて行っていたこともありましたね。また、事務次官会議(官僚のトップによる会議)を廃止するなどして、極力官僚の影響を排除して政治主導を推し進めてきましたりしましたね。
国家戦略特区を廃止することは地方への人・モノ・お金を流れを遮ることを肯定するようなものです。
私はこれまで健全な民主主義の発展には、政権与党にいつでもいつでも変われる健全な野党の存在も必要と考えていましたが、今の民進党の国家観のない、対処的戦略を優先した考えの浅はかさには全くついていけません。
2017年06月03日
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